JP2900023B2 - 無機質建材の塗装方法 - Google Patents

無機質建材の塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状屋根瓦や板状
外壁板等の建築材料に適用される、生産効率のよい無機
質建材の塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根瓦や外壁材等の板状無機建材は、通
常無機質系水硬性物質を板状に成形し(以下これを生原
板という)、養生硬化せしめているが、その養生の際こ
れらを平面状に並べて養生を行なうと膨大な床面積を必
要とするため、通常生原板を積み重ねて養生している。
【0003】ところで、未硬化の生原板を積み重ねた状
態でオートクレーブ養生させると、得られる板材が相互
に付着し、一体化する、あるいは板材表面にエフロレッ
センス粉が析出し、上塗り塗料の塗装膜に密着不良が起
こるため、それを防止する方法として次の方法が従来よ
り採用されていた。
【0004】(イ)生原板を積み重ねた後、養生までの
前置時間を長くとり、養生する方法。
【0005】(ロ)生原板間にポリエステル等のプラス
チックフィルムを挿入して積み重ねた生原板を養生する
方法。
【0006】(ハ)生原板表面に合成樹脂系塗料を塗布
した後、積み重ねた生原板を養生する方法。
【0007】(ニ)生原板表面に離型性のある合成樹脂
系塗料を塗布した後、積み重ねた生原板を養生する方
法。
【0008】(ホ)生原板を垂直方向に立て重ねて、基
本的に荷重がかからない状態で養生する方法。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(イ)の方法は生産時間が長くなり、生産効率が非常に
悪く、また養生後表面にエフロレッセンス粉が発生して
いるので、それを除去して塗装しないと塗膜欠陥が生
じ、エフロレッセンス粉除去処理工程が余分に必要であ
る問題点があった。
【0010】また、前記(ロ)の方法は養生中に加温に
よりフィルムが溶け、それがシミ等の原因となり、外観
が悪く、さらにフィルムを挿入するのに手間がかかるだ
けでなく、コスト高になる問題点があった。
【0011】また、前記(ハ)の方法は、オートクレー
ブ内で養生すると有機系バインダーを使用しているため
塗膜が軟化しやすく、そのため板材間が付着して一体化
したり、引き剥す際塗膜が部分的に欠落しやすく、下塗
塗料としての機能が十分発揮されないことが、しばしば
生じる問題点があった。
【0012】更にこの板材間の付着一体化現象を防止す
るため塗布量を極く少なくして一体化防止を図る方法も
実施されているが、エフロレッセンス粉付着が大となる
欠点がある。
【0013】また、前記(ニ)の方法は、離型性のある
合成樹脂系塗料を塗布するので養生後、上塗り塗料を塗
布した場合、上塗り塗膜との層間付着性が悪くなる問題
点があった。
【0014】また、前記(ホ)の方法は、板材を垂直方
向でオートクレーブ養生するので、エフロレッセンス成
分が板材下へ流れ落ち易い特長があるものの、コンベア
上を水平方向に走行する生原板を垂直方向に立て並べか
えるのに複雑な装置を必要とし、また生原板が変形しや
すい等の問題点があった。
【0015】本発明者等はこのような現状に鑑み、前記
問題点を解消すべく、鋭意検討した結果、板材間の付着
一体化を防止し、かつエフロレッセンス粉の析出を防止
し、板材及び上塗り塗膜との密着性のよい下塗り塗膜と
しての機能を有する塗料を見出して本発明に到達した。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は無機質系水硬性
板材の未硬化の表面に、アクリル樹脂及び平均粒子径1
5〜100μmの充填材を必須成分とする水系下塗塗料
を塗布し、次いで得られた塗装板材を積み重ねた後、オ
ートクレーブ養生し、硬化せしめる無機質建材の塗装方
法に関する。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】本発明において、無機質系水硬性板材とし
ては、各種セメント類や珪酸カルシウム、石膏、石灰等
の水和反応によって硬化する物質に細骨材、軽量骨材、
補強用繊維等を配合させた材料を板状に成形させたもの
であり、従来から通常の建材用に使用されているものが
挙げられる。
【0019】本発明において使用される水系下塗塗料は
アクリル樹脂と平均粒子径15〜100μmの充填剤を
必須成分とし、必要に応じ各種顔料、各種添加剤、改質
剤、少量の有機溶剤さらには希釈用の水を配合せしめた
ものである。
【0020】前記アクリル樹脂はアクリル酸の炭素数1
〜8のアルキルエステルモノマー、メタクリル酸の炭素
数1〜8のアルキルエステルモノマーの共重合体もしく
はこれらモノマーと共重合可能なモノマー、例えば(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド等の官能性モノマーあるいはスチレン、ビニ
ルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、塩化ビニル、
ブタジエン等のモノマーを適宜組合せ、乳化剤存在下で
常法に従い重合させたエマルジョン樹脂が好適である。
【0021】これらアクリルエマルジョン樹脂の分子量
は約50,000〜300,000、好ましくは10
0,000〜200,000であるのが有利である。
【0022】アクリル樹脂のガラス転移温度(以下、T
gという)は20℃以上、好ましくは40℃以上のもの
がブロッキング(積重ね板材間の一体化付着)しにくく
有利である。Tgの上限は約130℃である。
【0023】なお、アクリル樹脂は常乾タイプでも、焼
付タイプでもよく、さらに酸化亜鉛、金属錯塩、ヒドラ
ジド化合物等を併用した自己架橋タイプの樹脂でも使用
可能である。
【0024】前記平均粒子径15〜100μmの充填剤
としては、球状又は不定形状のもので、その具体的なも
のは、ウレタン系、メラミン系、フェノール系、ポリア
ミド系、ポリイミド系等の融点120℃以上のプラスチ
ックビーズあるいは、カオリン、タルク、マイカ、炭酸
カルシウム、珪石粉、珪砂、アルミナ粉、硫酸バリウ
ム、石英粉、グラファイト、ガラス粉末、ガラスビー
ズ、陶磁器粉末や各種セラミック粒子等の鉱物質の粒子
状粉末あるいは、鉄、ニッケル、アルミニウム、ステン
レス等金属質粒子状粉末が挙げられる。
【0025】此れ等の粒子状粉末は、塗膜表面に突出
し、板材間の接触面積を減じ一体化防止に有効に働く平
均粒子径15〜100μmが使用され、好ましくは、2
0〜80μmである。平均粒子径が15μmより小さい
と、一体化防止の効果が少なく、また平均粒子径が10
0μmより大きいと安定的に塗布可能な塗装機がなく、
又、塗布量の管理が難しくなる。本粒子状充填材の配合
量は、アクリルエマルション固形分100重量部に対
し、10〜150重量部、好ましくは30〜100重量
部である。充填剤の配合量が10重量部より少ないと一
体化防止効果が小さく、充填剤の配合量が150重量部
より大きいと塗装機の選択巾や塗装管理が難しくなり、
又、素材との密着に悪影響が出る場合がある。
【0026】上記必須成分以外に必要に応じ配合される
ものとして、各種顔料としては、一般の無機系顔料、有
機系顔料のいずれでもよいが、耐熱性、耐熱水性、耐ア
ルカリ性等の観点から無機系顔料が望ましい。
【0027】具体的には、酸化チタン、酸化鉄、カーボ
ンブラック等の着色顔料や炭酸カルシウム、タルク、硫
酸バリウム等の体質顔料が代表的なものとして挙げられ
るが、これに限定されるものではない。
【0028】又、各種添加剤としては、各種分散剤、増
粘剤、消泡剤、防腐剤、防カビ剤、成膜助剤等が挙げら
れる。
【0029】又、希釈剤としての水は下塗塗料の固形分
が3〜65重量%、好ましくは5〜40重量%になるよ
う配合するのが適当である。
【0030】次に本発明の無機質建材の塗装方法につい
て説明する。
【0031】無機質系水硬性物質を押し出し成形法、プ
レス成形法、一体成形法、乾式成形法、鋳込成形法、抄
造法等の通常の方法により板状に成形する。次いで必要
に応じて加熱養生(例えば40〜100℃で4時間〜2
0時間加熱)の手段により一次養生させる。
【0032】前記下塗塗料の塗装時期は、成形直後の板
でも、一次養生後の板でも適用可能であり、その塗装方
法は、エアースプレー、エアレススプレー、シャワーコ
ート、フローコート、ロールコート等の手段により塗布
する。なお、ウェット塗布量は10〜150g/m2
好ましくは20〜80g/m2 になるよう塗布するのが
適当である。次いで塗装された生原板を積み重ねる。な
お、塗装生原板を積み重ねる時期は、下塗塗料を塗布
し、下塗塗膜がウェットの状態にある時(好ましくは塗
布後2分間以内)もしくは、積み重ねた際塗膜が損傷し
ない程度以上に(半)硬化した状態にある時(例えば1
30℃で、約3分間以上乾燥)に積み重ねる。
【0033】なお、積み重ねた際塗膜が損傷する程度に
中途半端に硬化した時塗装生原板を積み重ねると、隣接
する他方の塗装生原板に塗膜が付着し、その結果板材が
一体化しやすくなるので好ましくない。
【0034】次いで一次養生していない塗装生原板は一
次養生を行い、オートクレーブ養生を行う。一次養生後
下塗り塗装板はオートクレーブ養生(条件160°〜1
85℃、6Hr〜14Hr)により塗装生原板を硬化せ
しめる。
【0035】このようにして得られた下塗り塗膜を有す
る、硬化した無機質系水硬性板材は、通常の方法に従
い、必要に応じ中塗塗料を塗布し、次いで上塗塗料を塗
布し、製品化される。なお、塗料としては、特に制限は
ないが、中塗塗料、上塗塗料共、通常アクリル樹脂エマ
ルション塗料等の水系塗料が適当に用いられるが基材比
重が比較的小さく、屋根瓦等の過酷な使用条件下にある
用途では、前記中塗塗料として、エポキシ樹脂系、イソ
シアネートプレポリマー溶液等の比較的、下地への浸透
が起り易い溶剤系のシーラーが用いられてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の方法は、特定の水系下塗塗料を
未硬化の無機質水硬性板材の表面に塗布しているので、
該塗装板材を積み重ねて養生硬化せしめても、板材が相
互に付着し、一体化することが防止出来、さらに前記水
系下塗塗料の塗膜は、そのまま板材表面に形成された状
態であるので板材表面からのエフロレッセンス粉の析出
を防止し、かつ板材及び上塗塗膜との密着性もよく、そ
れ故生産効率がよく、また塗膜剥離等のない耐久性に優
れた板材製品が得られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で
示す。 〈生原板の製造方法〉 生原板A ポルトランドセメント:60部、珪砂:50部、パルプ
繊維:5部、セピオライト:3部、カーボンブラック:
1部、水:120部からなる組成物を抄造法で板状に
し、次いでプレス成形して生原板を得た。
【0038】生原板B ポルトランドセメント:36部、珪砂:58部、フラッ
イアッシュ:4部、ポリプロピレン繊維:1部、メチル
セルロース:1部、水:67部からなる組成物を押し出
し法で成形し生原板を得た。 〈一次養生条件〉 条件(イ)40℃ 8時間 条件(ロ)60℃ 6時間 〈下塗塗料a〜d・中塗塗料i〜iii ・上塗塗料I〜I
I〉配合は〔表1〕に示す。 (実施例1)生原板Aに、適宜アルミ板を挿入しながら
積み重ね、一次養生[条件(イ)]する。此の板材を1
枚ずつ、コンベア上に搬送し、下塗塗料aをロールコー
ターで塗布量45g/m2 (wet)になるように塗布
した。次いで140℃×3分間乾燥させた後、塗装板材
を積載し、オートクレーブ養生(180℃に2時間掛け
昇温し、同温度で10時間養生)し硬化させた。次いで
上塗塗料1を、エアレススプレーにて塗布量120g/
2 (wet)になるよう塗布し110℃×13分間乾
燥させ、上塗塗膜を硬化させた。オートクレーブ養生後
のエフロレッセンス粉の付着状況、板材の耐ブロッキン
グ性(一体化防止性)、上塗塗装後の塗膜の密着性、凍
結融解性につき試験をし、その結果を〔表2〕に示す。 (実施例2)実施例1において、オートクレーブ養生後
の板に、中塗塗料iをエアレススプレーで、塗布量45
g/m2 (wet)になるように塗布し、130℃×5
分間乾燥させる以外は、実施例1と同様に塗装した。 (実施例3)実施例1において、オートクレーブ養生後
の板に、中塗塗料iiをロールコーターで、塗布量20g
/m2 (wet)になるように塗布し、120℃×3分
間乾燥させる以外は、実施例1と同様に塗装した。 (実施例4)実施例3において、下塗塗料をbにする以
外は、実施例3と同様に塗装した。 (実施例5)生原板Bに下塗塗料cをエアレススプレー
にて塗布量70g/m2 (wet)になるように塗布し
た。次いで枠パレットに挿入し、一次養生(条件ロ)し
た。次いで一次養生した板を枠パレットから取り出し積
載し、オートクレーブ養生し160℃に2時間掛け昇温
し、同温度で8時間養生)し硬化させた。次いで上塗塗
料IIをエアレススプレーにて塗布量110g/m2 (w
et)になるように塗布し、120℃×10分間乾燥さ
せ、上塗塗膜を硬化させた。 (実施例6)実施例5のオートクレーブ養生後の板に中
塗塗料iii をエアレススプレーで45g/m2 (we
t)になるように塗布し、130℃×5分間乾燥させる
以外は、実施例5と同様に塗装した。 (比較例1)実施例1において、下塗塗料dを使用する
以外は、実施例1同様に塗装した。 (比較例2)実施例1において、一次養生後下塗塗料を
塗装しない以外は、同様にして板材を積載し、オートク
レーブ養生し、板材を硬化させた。次いで下塗塗料aを
エアレススプレーにて塗布量45g/m2 (wet)に
なるように塗布し、90℃×5分間乾燥し、さらにその
上に上塗塗料Iをエアレススプレーにて、塗布量120
g/m2 (wet)になるように塗布し、110℃×1
3分間乾燥させた。 (比較例3)実施例5において、生原板Bに下塗塗装し
ない以外は同様操作にて板材を積載し、オートクレーブ
養生し、板材を硬化させた。オートクレーブ養生した板
材を硬化させた。次いで下塗塗料cをエアレススプレー
にて、塗布量70g/m2 (wet)になるように塗布
し、90℃×7分間乾燥させ、さらにその上に上塗塗料
IIを塗布量110g/m2 (wet)になるように塗布
し、110℃×10分間乾燥させ上塗塗膜を硬化させ
た。
【0039】
【表1】 注1)アクリルエマルジョン スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチル=3
4/35/31の共重合体(Tg48℃)の固形分41
%のエマルジョン、pH8.0 注2)スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチ
ル=15/55/30の共重合体(Tg50℃)の固形
分48%のエマルジョン、pH9.5 注3)エポキシ樹脂水性エマルジョン(エポルジョンE
A−7;カネボウエヌエスシー社製商品:蒸発残分6
1.5±2.5%)/変性脂肪族ポリアミン樹脂水性エ
マルジョン(エポルジョンEB−1;カネボウエヌエス
シー社製商品名:蒸発残分40±2.5%)=50/5
0の混合物 注4)スミジュールN75(バイエルウレタン社製商品
名;固形分75±1%、NCO含有量16±17%) 注5)エポキシ樹脂(エピコート828;シェル化学社
製商品名:エポキシ当量184〜194)/硬化剤(エ
ピキュアH2;シェル化学社製商品名)=66/34の
混合物 注6)珪石粉:平均粒子径24.1μm(1.0〜6
0.0μmで分布) 注7)アルミナ粉:平均粒子径27.6μm(9.0〜
66.7μmで分布) 注8)アクリロニトリルビーズ:平均粒子径26μm
(0.0〜60.0μmで分布)融点250℃で溶融し
ながら分解 注9)沈降性硫酸バリウム:平均粒子径0.6〜1.0
μm 注10)カオリン:平均粒子径4.0±0.4μm
【0040】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 133/06 C09D 133/06 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/00 - 7/26 C04B 41/00 - 41/72 B28B 1/00 - 1/54 E04C 2/00 - 2/54

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状に成形した、無機質系水硬性板材の
    未硬化状態の表面にアクリル樹脂及び平均粒子径15〜
    100μmの充填材を必須成分とする水系下塗塗料を塗
    布し、次いで得られた塗装板材を積み重ねた後、オート
    クレーブ養生し、硬化せしめる無機質建材の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記水系下塗塗料のアクリル樹脂のガラ
    ス転移温度が20℃以上であることを特徴とする請求項
    1記載の無機質建材の塗装方法。
  3. 【請求項3】 水系又は溶剤系上塗塗料で仕上げ塗装を
    施すことを特徴とする請求項1記載の無機質建材の塗装
    方法。
  4. 【請求項4】 前記未硬化無機質系水硬性板材が成形後
    又は前記オートクレーブ養生工程の前に一次養生をうけ
    ることを特徴とする請求項1記載の無機質建材の塗装方
    法。
  5. 【請求項5】 前記一次養生が加熱養生であることを特
    徴とする請求項4記載の無機質建材の塗装方法。
  6. 【請求項6】 上記充填剤の量は上記樹脂100重量部
    に対し10〜150重量部であることを特徴とする請求
    項1記載の無機質建材の塗装法。
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