JP2899885B2 - 消臭剤 - Google Patents

消臭剤

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Description

【発明の詳細な説明】 (従来分野) 本発明は消臭剤、特に腋臭、汗臭等の体臭の消臭に用
いて好適な消臭剤に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 腋臭、汗臭、足臭等の体臭は、本人のみならず、周囲
のものにとっても不快感を与えるため、体臭症者にとっ
ては、心理適、精神適に非常に大きな負担となってい
る。腋臭をはじめとする体臭の発生機構については、現
在のところ完全には解明されていないが、一般には、汗
や皮脂のバクテリア分解によって発生するものと考えら
れている(Perfumer&Flavarist,4,12〜17(1979)、J.
Soc.Chem.,34,193〜202(1982))。この場合、悪臭物
質としては、イソ吉草酸やカプロン酸等の低級脂肪酸、
アンモニア、ブチルアミン等の含窒素化合物、インドー
ル、エチルメルカプタン等の含イオン化合物等が包含さ
れる。これらの悪臭を消臭するため、各種の製品が提案
されているが、これらの製品は、通常、次の4種類に分
類される。
収れん性アルミニウム化合物を用いることにより、そ
の収れん作用での汗の発生を抑制する制汗剤。
殺菌剤を用いることにより、バクテリアの繁殖を阻止
して、汗や皮脂の分解を防止する殺菌剤。
金属酸化物や植物抽出物等を用いることにより、発生
した臭いを消す消臭剤。
香料を用いて臭気なマスキングするマスキング剤。
の制汗剤としてはクロルヒドロキシアルミニウムが
最も一般適に用いられている。また、の殺菌剤として
は、トリクロサン、ヘキサクロロフェン、種々の第4級
アンモニウム化合物等が良く使用されている。の消臭
剤としては、金属酸化物、例えば酸化亜鉛、酸化、マグ
ネシウム、アルカリ金属重炭酸塩、アルカリ土類金属の
ケイ酸炭酸塩、植物抽出物等が使用されている。のマ
スキング剤としては、オイゲノール等の快い匂いを有す
る芳香物質が用いられている。
しかし、前記した従来の制汗剤、殺菌剤、消臭剤及び
マスキング剤等は、有効性、安全性及び使用性といった
面で十分満足できないという問題点がある。
特開昭61−272055号公報によれば、アルミニウムヒド
ロキシクロリド、アルミニウムジルコニウムクロロハイ
ドレイト等の制汗剤や、ヘキサクロロフェン、塩化ベン
ゼトリウム等の殺菌剤をナイロン等の合成樹脂粉末の表
面に付着結合させた消臭剤が提案されている。このよう
な消臭剤は、微粉末状であることから、エアゾール、ロ
ールオン、パウダー、スティッククリーム等の各種の製
品形態で用いられる。
しかし、この消臭剤においては、その基材物質として
本来格別の消臭効果を有するものではない樹脂粉末を用
いているため、その消臭効果は、実質上樹脂粉末表面に
付着結合した制汗剤や殺菌剤によるところが大きく、未
だ十分なものではなかった。
(発明の課題) 本発明は、前記従来公知の消臭剤よりも高められた消
臭効果を有する消臭剤を提供することをその課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、平均粒径100μm以下の球形状無機吸着剤粒子
の表面に、制汗剤や、殺菌剤、消臭剤を付着結合させる
時には、その制汗剤や殺菌剤、消臭剤と無機吸着剤粒子
とが相剰的に作用してすぐれた消臭効果を示すととも
に、肌に塗布した時にさらさらとしてすぐれた使用感を
与え、しかも肌の白化が目立たない消臭剤が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、平均粒径100μm以下の球形
状無機吸着剤粒子の表面に、(a)制汗剤、(b)殺菌
剤及び(c)植物抽出物又は金属酸化物からなる消臭剤
の中から選ばれる少なくとも1種の添加成分を付着結合
させたことを特徴とする消臭剤が提供される。
本発明においては、消臭剤基材として、平均粒径100
μm以下の球形状無機吸着剤粒子を用いる。この無機吸
着剤粒子は、吸着剤として一般に知られている無機化合
物から構成することができる。このようなものとして
は、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、チタニア、アルミ
ナ、ジルコニア、マグネシア、シリカ/アルミナ、シリ
カ/ジルコニア、シリカ/マグネシア、シリカ/チタニ
ア、酸化タンタル等の各種のものが挙げられる。球形の
無機吸着剤粒子は、無機化合物の溶液を液滴にした時の
界面張力を利用する従来公知の方法を用いて得ることが
できる。このような方法としては、スプレードライ法
や、乳化分散法等が挙げられる。本発明で用いる好まし
い球形状粒子は、1次粒子を球形状に凝集して形成した
2次粒子からなるものである。
1次粒子を球形状に凝集させる方法としては、例え
ば、加水分解法や、コロイド化学的方法、溶媒除去揮発
分解法等の方法を用いることができる。本発明では、特
に、表面積50〜200m2/g、好ましくは80〜180m2/g、細孔
溶液0.01〜10cc/g、好ましくは0.05〜5cc/g、平均粒子
径100μm以下、好ましくは0.1〜50μmの無水ケイ酸や
酸化チタンの球状2次粒子が好適に使用される。
2次粒子からなる吸着剤粒子を用いる時には、消臭効
果が非常に高く、かつ肌に塗布した時のベタとき感の解
消作用にすぐれ、さらさらとして肌の白化も目立たない
使用感の向上した消臭剤を得ることができる。これは、
2次粒子は1次粒子と異なりその内部に適当な空隙を有
することから、該空隙を介して身体から発散する臭気や
汗等が効率よく逸散するため、消臭効果及びべたつき感
の解消効果やさらさら感の向上効果が相剰的に増大する
ものと考えられる。
本発明で無機吸着剤粒子表面に付着結合させる制汗
剤、殺菌剤及び/又は消臭剤としては、従来公知のもの
を用いることができる。例えば、制汗剤としては、クロ
ルヒドロキシアルミニウム、アルミニウムジルコニウム
クロロハイドレート、クロルヒドロキシアルミニウム・
プロピレングリコール錯体等が挙げられる。殺菌剤とし
ては、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、塩化ベン
ゼトニウム、ヘキサクロロフェン等が挙げられる。消臭
剤としては、銅クロロフィル等の植物抽出物、各種金属
酸化物が挙げられる。
前記金属酸化物としては、消臭活性成分として従来用
いられているものであれば、このようなものとしては、
例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、酸化バリウム等が挙げられる。
金属酸化物は2種以上を混合して用いることができる。
金属酸化物の平均粒径は、0.001〜5μm、好ましくは
0.001〜1μmであり、基材となる無機吸着材粒子の平
均粒径の1/10000〜1/5の範囲であることが好ましい。
前記添加成分は、無機吸着剤粒径100重量部に対し
て、0.5〜150重量部、好ましくは5〜80重量部の割合で
用いられる。添加成分を無機吸着剤粒子に対して付着結
合させるには、添加成分を、基材として用いる無機吸着
剤粒子よりも小さな粒径、例えば、粒径0.001〜5μm
の超微粒子状で、無機吸着剤粒子に添加し、混合する方
法や、添加成分の懸濁液又は溶液として無機吸着剤粒子
とを添加混合し、乾燥する方法等が採用される。
本発明の消臭剤は、それ単独で使用できる他、これに
他の物質を混合して、種々の用途に供することができ
る。混合物中の消臭剤粒子は、0.05重量%以上であれば
よい。
本発明において、前記消臭剤粒子と配合する成分とし
ては、例えば、アボガド油、アルモンド油、オリブ油、
グレープシード油、ゴマ油、サザンカ油、サフラワー
油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パ
ーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、落花生
油、カカオ脂、パーム油、ヤシ油、牛脂、魚油、硬化
油、タートル油、豚油、ミンク油、卵黄油等の油脂類;
鯨ロウ、セラック、ミツロウ、ラノリン、液状ラノリ
ン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流
動パラフィン、流動ポリイソブチレン、スクラワン、ブ
リスタン、ワセリン、パラフィン、セレシン等の炭化水
素;コハク酸、酒石酸、クエン酸、ウンデシレン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシ
ノール酸、ベヘニル酸等の脂肪酸;エタノール、イソプ
ロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、2−ヘ
キシルデカノール、ステアリルアルコール、イソステア
リルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコ
ール等のアルコール;エチレングリコール、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、グリセリン、バチルアルコ
ール等の多価アルコール;ブドウ糖、ショ糖、乳酸キシ
リトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール
等の糖類;アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン
酸ヘキシルデシル、イソオクタン酸セチル、オレイン酸
オレイル、オレイン酸デシル、酢酸ラノリン、ステアリ
ン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、スタル酸ジエ
チル、ラウリン酸ヘキシル等のエステル;ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸亜鉛等の金属石けん;アラビアゴム、アルギン酸ナト
リウム、カゼイン、カラギーナン、カラヤゴム、寒天、
クインスシード、ゼラチン、デキストリン、デンプン、
トラガント、ペクチン等の天然水溶性高分子化合物:ア
ルギン酸プロピレングリコール、エチルセルロール、結
晶セルローエル、メチルセルロール等の半合成高分子化
合物;カルボキシビニルポリマー、ポリビニルメチルエ
ーテル、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体等の
合成高分子化合物;ジアルキルホコハク酸塩、アルキル
アルリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩等の海面活性剤:パラオキシ安息
香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチル等の防腐剤;ビ
タミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK等のビ
タミン;エストアジオール、エチルエストラジオール、
コルチゾン等のホルモン;赤色2号、青色1号、赤色20
2号、黄色201号、緑色204号、紫色201号等の有機色素;
アルミニウム末、タルク、カオリン、ベントナイト、マ
イカ、チタン、ベンガラ、カラミン等の無機色素;ウロ
カニン酸、シノキサート等の紫外線吸収剤;アラントイ
ン、アロエ末、グアイズレン等の消炎剤;フロン11、フ
ロン12、フロン21、フロン22、フロン113、フロン114、
フロンC318、メチルクロラド、メチレンクロラド、イソ
ブタン、炭酸ガス等の噴射剤及び精製水等を挙げること
ができる。
本発明の消臭剤には、さらに、他の配合成分として、
例えば、アルミニウムヒドロキシクロリド、塩化アルミ
ニウム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、
アルミニウムフェノールスルホン酸、タンニン酸、アル
ミニウムナフタリンスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニ
ウム等の制汗剤、3,4,4−トリクロロカルバアニリド(T
CC)、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩
化アルキルトリメチルアンンモニウム、レゾルシン、フ
ェノール、ソルビン酸、サリチル酸、ヘキサクロロフェ
ン等の殺菌剤、ジャ香、スカトール、レモンオイル、ラ
ベンダーオイル、アブソリュート、ジャスミン、バニリ
ン、ベンゾイン、ベンジルアセテート、メントール等の
マスキング剤等を常法により配合することもできる。
(発明の効果) 本発明の消臭剤は、すぐれた消臭効果及び使用感を有
するもので、特に、腋臭、汗臭、足臭等の体臭用消臭剤
として好適なものである。本発明の消臭剤は、他の適当
な成分とともに、エアゾール、ロールオン、パウダー、
クリーム、スティック等の外用ディオドラントタイプの
製品として用いることができる。さらに、靴の底敷に対
する添加成分や、家庭用消臭剤等としても広く利用する
ことができる。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、以下において示す部及び%は特記しない限りいずれ
も重量基準である。
実施例1 〔消臭剤の調製〕 平均粒径8μmの2次粒子からなる無水ケイ酸ビーズ
(商品名「シリカマイクロビード」、触媒化成社製)90
gを、エタノール100mlにトリクロサン10gを溶解した溶
液に投入し、均一に分散後、エタノールを蒸発除去し
て、無水ケイ酸ビーズ表面にトリクロサンが付着結合し
た消臭剤〔1〕を得た。
次に、この消臭剤40部とタルク粉末60部とを均一に混
合して、パウダータイプの消臭剤試料を得た。
〔消臭効果〕
前記消臭剤試料を用いて、腋臭が強いと判定された男
15名、女15名の計30名からなるパネラーにより、下記の
ようにして消臭試験を行った。
パネラーの一方の腋下に試料を塗布し、他方をコント
ロールとし、2日間にわたり毎日午前及び午後に1回ず
つ計4回試料を塗布した。臭気の評価は、腋下に綿パッ
ドを当い、10分後に採取し、パッドの臭気を専門判定員
によりコントロールと比較した。コントロールよりも明
らかに臭気強度が弱い場合を消臭効果が良好であると
し、数値はパネラー30名中の消臭効果を認めた人数で表
わした。その結果を表−1に示す。
〔さらさら感〕
温度:35℃、相対湿度:80%の部屋に約10分間入室して
汗をかいた後、汗を軽くふきとった状態の湿った肌を試
料を塗布し、その時のさらさら感の程度を官能により以
下の基準で評価した。その結果を表−1に示す。
◎…さらさらとした感じが非常にある ○…さらさらとした感じがある △…さらさらとした感じがややある ×…さらさらとした感じが殆どない 〔白化のなさ〕 25℃、相対湿度60%の条件の部室において、乾いた肌
に対して各試料を塗布した時の白化の程度を下記基準に
より官能で評価した。
◎ …白さがまったく認められない ○ …白さがほとんど認められない △ …白さがやや認められる × …白さが認められる ××…白さが極端に認められる 実施例2 実施例1において、平均粒径8μmの無水ケイ酸ビー
ズに代えて、平均粒径30μmの無水ケイ酸ビーズを用い
た以外は同様にして、消臭剤及び消臭剤試料を調製し、
この消臭剤試料を用いて実施例1と同様にして消臭効
果、さらさら感及び白化のなさを評価した。その結果を
表−2に示す。
実施例3 エタノール500ccにクロルヒドロキシアルミニウム・
プロピレングリコール錯体30gを溶解し、この溶液に平
均粒径8μmの無水ケイ酸ビーズ70gを投入し、均一に
分散後、エタノールを蒸発除去して、消臭剤〔II〕を得
る。
この消臭剤40部をタルク粉末60部と混合して消臭剤試
料を作り、これを用いて実施例1と同様にして消臭効
果、さらさら感及び白化のなさを評価した。その結果を
表−3に示す。
実施例4 表−4に示す成分組成の本発明品と比較品のエアゾー
ルタイプの消臭剤試料を作り、実施例1と同様にしてそ
の消臭効果、さらさら感及び白化のなさを評価した。そ
の結果を表−4に示す。
実施例5〜9 表−5に示す成分組成のエアゾールタイプ(実施例5,
6,8)及びパウダータイプ(実施例7,9)の消臭剤試料を
作り、実施例1と同様にしてその消臭効果、さらさら感
及び白化のなさを評価した。その結果を表−5に示す。
なお、表−5に示した消臭剤〔I〕及び〔II〕は前記
で示したものと同じであり、消臭剤〔III〕及び〔IV〕
の内容は以下の通りである。
消臭剤〔III〕 平均粒径3μmの酸化ジルコニウムビーズ50gに塩化
ベンザルコニウム50gを実施例1と同様にして付着結合
させたもの。
消臭剤〔IV〕 平均粒径3μmの無水ケイ酸ビーズ50gに平均粒径0.1
μmのクロルヒドロキシアルミニウム50gをボールミル
を用いて混合し、無水ケイ酸ビーズ表面にクロルヒドロ
キシアルミニウムを付着結合させた消臭剤。
実施例10 〔消臭剤の調製〕 下記消臭剤〔a〕〜〔e〕を調製した。
消臭剤〔a〕…平均粒径5μmのタルク。
消臭剤〔b〕…平均粒径5μmの無水ケイ酸ビーズ。
消臭剤〔c〕…平均粒径0.2μmのZnO 50%で被覆した
無水ケイ酸ビーズ(平均粒径5μm)。
消臭剤〔d〕…平均粒径0.2μmのZnO 20%で被覆した
無水ケイ酸ビーズ(平均粒径5μm)。
消臭剤〔e〕…平均粒径0.3μmのMgO 20%で被覆した
酸化チタンビーズ(平均粒径5μm)。
次に、前記消臭剤〔a〕〜〔e〕を試料といて用い
て、〔消臭効果〕、〔さらさら感〕及び〔白化のなさ〕
に関して評価した。その結果を表−6に示す。この場
合、〔消臭効果〕、〔さらさら感〕及び〔白化のなさ〕
は実施例1に示したと同様にして評価した。
実施例11 下記消臭剤〔A〕〜〔C〕を調製した。
消臭剤〔A〕…平均粒径5μmのタルク。
消臭剤〔B〕…平均粒径5μmのタルク95%と、平均粒
径0.1μmのCaO 30%で被覆した無水ケイ酸ビーズ(平
均粒径5μm)5%との混合物。
消臭剤〔C〕…平均粒径5μmのタルク95%と、平均粒
径5μmの無水ケイ酸ビーズ3.5%と、平均粒径0.1μm
のCaO 1.5%との混合物。
なお、前記消臭剤〔C〕において、CaOは無水ケイ酸
ビーズ表面に被覆しないように軽く混合したものであ
る。
次に、前記消臭剤〔A〕〜〔C〕を用い、実施例10と
同様にしてその評価を行い、その結果を表−7に示す。
実施例12 表−8に示す成分組成の本発明品と比較品のエアゾー
ルタイプの消臭剤試料を作り、実施例10と同様にしてそ
の性能評価を行った。その結果を表−8に示す。
実施例13 平均粒径3μmの酸化ジルコニウムビーズを平均粒径
0.03μmのZnO 30%で被覆した消臭剤3.0%、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン0.5%、l−メントール0.1
%、香料0.05%、エタノール11.35%、フロン12 25.5%
及びフロン114 59.5%からなるエアゾールタイプの消臭
剤を作り、その性能評価を行ったところ、この消臭剤
は、消臭効果にすぐれるとともに、さらさら感及び白化
のなさにおいてもすぐれたものであった。
実施例14 平均粒径5μmの酸化チタンビーズを平均粒径0.02μ
mのZnO 40%で被覆した消臭剤5.0%、タルク94.7%、
防腐剤0.1%及び香料0.2%からなるベビーパウダーを作
り、その性能評価を行ったところ、このものは、消臭効
果にすれるとともに、さらさら感及び白化のなさにおい
てもすぐれたものであった。
実施例15 平均粒径10μmの酸化ジルコニウムビーズを平均粒径
0.02μmのZnO 70%で被覆した消臭剤7.0%、クロルヒ
ドロキシアルミニウム20.0%、タルク3.0%、ステアリ
ルアルコール5.0%、硬化ヒマシ油4.0%、マイクロクリ
スタリンワックス1.0%、ポリオキシプロピレン(17)
ブチルエーテル3.0%、デカメチルシクロペンタシロキ
サン56.9%、防腐剤(BHT)0.05%及び香料0.05%から
なる制汗スティックを作り、その性能評価を行ったとこ
ろ、このものは、消臭効果にすぐれるとともに、さらさ
ら感及び白化のなさにおいてもすぐれたものであった。
実施例16〜21 表−9に示した成分組成の消臭剤試料を作り、その性
能評価を行った。その結果を表−9に示す。
なお、表−9に示した消臭剤(1)、(2)、(3)
及び(4)の具体的内容は次の通りである。
消臭剤(1)…平均粒径7μmの無水ケイ酸ビーズを平
均粒径0.3μmのMgO 30%で被覆したもの。
消臭剤(2)…平均粒径3μmの無水ケイ酸ビーズを平
均粒径0.1μmのCaO 30%で被覆したもの。
消臭剤(3)…平均粒径1.5μmの無水ケイ酸ビーズを
平均粒径0.5μmのBaO 30%で被覆したもの。
消臭剤(4)…平均粒径1μmの無水ケイ酸ビーズを平
均粒径0.01μmのZnO 50%で被覆したもの。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒径100μm以下の球形状無機吸着剤
    粒子の表面に、(a)制汗剤、(b)殺菌剤及び(c)
    植物抽出物又は金属酸化物からなる消臭剤の中から選ば
    れる少なくとも1種の添加成分を付着結合させたことを
    特徴とする消臭剤。
  2. 【請求項2】平均粒径100μm以下の球形無機吸着剤粒
    子の表面に、平均粒径0.001〜5μmの金属酸化物を付
    着結合させたことを特徴とする消臭剤。
  3. 【請求項3】該吸着剤粒子が、1次粒子を球形状に凝集
    させて形成した2次粒子からなる請求項1又は2の消臭
    剤。
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