JP2002068949A - 防臭消臭剤 - Google Patents

防臭消臭剤

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JP2002068949A
JP2002068949A JP2000259564A JP2000259564A JP2002068949A JP 2002068949 A JP2002068949 A JP 2002068949A JP 2000259564 A JP2000259564 A JP 2000259564A JP 2000259564 A JP2000259564 A JP 2000259564A JP 2002068949 A JP2002068949 A JP 2002068949A
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oil
aluminosilicate
magnesium
compound
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JP2000259564A
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Yuichi Nishida
勇一 西田
Yoshitaka Bandai
好孝 万代
Masatsugu Miyazaki
雅嗣 宮崎
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腋臭・汗臭等、特に体臭に対して充分な消臭
・防臭効果を有し、かつ、さらさら感の高い防臭消臭剤
の提供。 【解決手段】 層状アルミノケイ酸塩の層間に、マグネ
シウムイオン、マグネシウム化合物、亜鉛イオン、及
び、亜鉛化合物の少なくとも一種が、0.5〜50重量
%インターカレーションされたアルミノケイ酸塩層間化
合物を含有することを特徴とする体臭防臭消臭剤であ
る。層状アルミノケイ酸塩が、負の電荷を帯びた層間に
陽イオンが存在する2:1層状アルミノケイ酸塩であっ
て電気的に中和された態様、層状アルミノケイ酸塩が、
ジ−八面体型のスメクタイト及びトリ−八面体型のスメ
クタイト少なくとも一方である態様等が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に腋臭・汗臭等
の体臭の消臭・防臭・デオドラント効果の高い防臭消臭
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】腋臭、汗臭、足臭等の体臭は、本人のみ
ならず、周囲の者にとっても不快感を与えるため、体臭
症者にとっては、心理的、精神的に非常に大きな負担と
なっている。腋臭をはじめとする体臭等の発生機構につ
いては、現在のところ完全には解明されていないが、一
般には、汗や皮脂のバクテリア分解によって発生するも
のと考えられている(「フレグランスジャーナル,28
(1),82(2000)」、西田勇一)。前記体臭の
発生原因となる物質としては、イソ吉草酸やカプロン酸
等の低級脂肪酸、アンモニア、トリメチルアミン、ブチ
ルアミン等の含窒素化合物、インドール、エチルメルカ
プタン等の含イオウ化合物、揮発性ステロイド化合物等
が挙げられる。また、特開平11−286423号公報
等において記載されたノネナール等も加齢臭として注目
されている。これらの体臭等を消臭するために各種の防
臭・消臭剤が提案されており、通常、次の4種類に分類
されている。
【0003】(1)収れん性アルミニウム化合物を用い
ることにより、その収れん作用で発汗を抑制する制汗
剤。 (2)殺菌剤を用いることにより、バクテリアの繁殖を
阻止して、汗や皮脂の分解を防止する殺菌剤。 (3)金属酸化物や植物抽出物等を用いることにより、
発生した臭気を消す消臭剤。 (4)香料を用いて臭気をマスキングするマスキング
剤。
【0004】(1)の制汗剤としては、クロルヒドロキ
シアルミニウムが最も一般的に用いられている。(2)
の殺菌剤としては、トリクロサン、ヘキサクロロフェ
ン、種々の第4級アンモニウム化合物等が一般的に用い
られている。(3)の消臭剤としては、金属酸化物、例
えば酸化亜鉛、酸化マグネシウム、アルカリ金属重炭酸
塩、アルカリ土類金属のケイ酸炭酸塩、植物抽出物等が
一般的に用いられている。(4)のマスキング剤として
は、オイゲノール等の快い臭気を有する芳香物質が一般
的に用いられている。
【0005】しかし、前記防臭・消臭剤は、特に体臭に
対する消臭・防臭性・使用感(さらさら感)等といった
面で十分満足できないという問題があった。例えば、酸
化マグネシウムの場合には、汗臭の主物質である低級脂
肪酸を直接中和する点でその消臭作用に優れているが、
人体に適用した場合、肌に重い感触を与え、防臭・消臭
剤等に要求される「さらさら感」が致命的に不足してい
るという問題があった。また、低級脂肪酸の中和に限ら
れるため、アンモニア臭、エステル臭、ケトン臭等の体
臭には充分には対応できないという問題があった。無水
ケイ酸塩の場合には、多孔質パウダーのような物理的吸
着に主に頼っているため、臭いの中でも体臭等の悪臭の
みに選択的に作用するわけではなく問題があった。更に
前記防臭・消臭剤は、発生した物質に対応することはで
きるが、発生する前の原因物質を減少・無害化できず問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、腋臭・汗臭等、特に体臭に
対して充分な消臭・防臭効果を有し、かつ、さらさら感
の高い防臭消臭剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ね、特に体外に汗や皮脂として排泄された物質を衣
類から収集し、通常では検出しても考慮に入れないでい
た体臭微量成分で、人間の鼻の感覚に最も鋭敏に作用す
る成分を、官能ガスクロ等により綿密に検出し、それら
を無害化して消臭・防臭し得る下記本発明により、前記
課題を解決するに至った。
【0008】前記課題を解決するための手段としては、
以下の通りである。 <1> 層状アルミノケイ酸塩の層間に、マグネシウム
イオン、マグネシウム化合物、亜鉛イオン、及び、亜鉛
化合物の少なくとも一種(以下、「少なくとも一種」と
略称することがある。)が、0.5〜50重量%インタ
ーカレーションされたアルミノケイ酸塩層間化合物を含
有することを特徴とする防臭消臭剤である。前記インタ
ーカレーションとしては、前記層状アルミノケイ酸塩の
層間に、前記少なくとも一種が人工的に挿入されている
のが好ましい。 <2> 層状アルミノケイ酸塩が、負の電荷を帯びた層
間に陽イオンが存在する2:1層状アルミノケイ酸塩で
あって電気的に中和された前記<1>に記載の防臭消臭
剤である。 <3> 層状アルミノケイ酸塩が、ジ−八面体型のスメ
クタイト及びトリ−八面体型のスメクタイトの少なくと
も一方である前記<1>又は<2>のいずれかに記載の
防臭消臭剤である。 <4> ジ−八面体型のスメクタイトが、モンモリロナ
イト、バイデライト、ノントロナイト、及び、ベントナ
イトからなる群より選ばれる少なくとも一種である前記
<3>に記載の防臭消臭剤である。 <5> トリ−八面体型のスメクタイトが、ヘクトライ
ト、サポナイト、ソーコナイト、及びスチブンサイトか
らなる群より選ばれる少なくとも一種である前記<3>
に記載の防臭消臭剤である。 <6> アルミノケイ酸塩層間化合物の膨潤率測定法に
おける膨潤率が、1%以上である前記<1>から<5>
のいずれかに記載の防臭消臭剤である。 <7> アルコールを含有する前記<1>から<6>の
いずれかに記載の防臭消臭剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の防臭消臭剤は、アルミノケイ酸塩層間化合物を
含有し、必要に応じてその他の成分を含有する。
【0010】[アルミノケイ酸塩層間化合物]前記アル
ミノケイ酸塩層間化合物は、層状アルミノケイ酸塩の層
間に、前記少なくとも一種が、インターカレーションさ
れてなる。
【0011】本発明において、前記層状アルミノケイ酸
塩の層間に、前記少なくとも一種をインターカレーショ
ンする理由としては、以下の通りである。前記層状アル
ミノケイ酸塩の層間に、前記少なくとも一種が挿入され
たアルミノケイ酸塩層間化合物は、皮膚上に被覆させて
おくと、汗が発生した際にマグネシウムイオン、亜鉛イ
オン等を溶出するため、さらさら感が高くなる。また、
マグネシウムイオン、亜鉛イオン等が溶出し、空となっ
た層間には、アポクリン腺やエクリン腺等から出た種々
の脂肪酸やアミノ酸等、微生物代謝・体臭の原因となる
物質(臭い物質前駆体)が選択的に吸着され無害化され
る。
【0012】−層状アルミノケイ酸塩− 前記層状アルミノケイ酸塩は、一般的に、層間にナトリ
ウムイオン等を担持しカチオン交換能力を有する層状結
晶であり、前記層間に、水、カチオンなど、種々の原
子、イオン、及び、化合物を担持することができる。
【0013】前記層状アルミノケイ酸塩としては、負の
電荷を帯びた層間に陽イオンが存在する2:1層状アル
ミノケイ酸塩であって、電気的に中和されたものが好適
である。該層状アルミノケイ酸塩の各層の結晶構造とし
ては、ジ−八面体型、トリ−八面体型等が好適に挙げら
れる。前記ジ−八面体型としては、ベントナイト、モン
モリロナイト、バイデライト、及び、ノントロナイト等
のモンモリロン石群鉱物(スメクタイト)が好適に挙げ
られる。前記トリ−八面体としては、ヘクトライト、サ
ポナイト、ソーコナイト、及び、スチブンサイト等のモ
ンモリロン石群鉱物(スメクタイト)が好適に挙げられ
る。これらの層状アルミノケイ酸塩の中でも、特に、前
記少なくとも一種の層間への取り込み易さという観点か
ら、ヘクトライト、ベントナイト、モンモリロナイト、
バイデライト、サポナイト等が好適である。
【0014】前記層状アルミノケイ酸塩としては、天然
に存在するもの、合成で得られるもの、の双方が挙げら
れ、入手が容易な点では天然で得られるものが好まし
く、消臭効果の点ではいずれも好ましい。尚、前記層状
アルミノケイ酸塩としては、例えば、特開昭48−80
484号、特開昭51−32721号の各号公報に分散
剤として記載されている。
【0015】−マグネシウムイオン、マグネシウム化合
物、亜鉛イオン、亜鉛化合物− 前記マグネシウムイオン及びマグネシウム化合物を前記
層状アルミノケイ酸塩の層間にインターカレーションさ
せる際、その供給源としては、マグネシウムイオン供給
化合物、マグネシウム化合物等が挙げられる。例えば、
MgF2、MgCl2、KMgCl3、MgBY2等のマグ
ネシウムハロゲン化物、MgO、Mg(OH)2等のマ
グネシウム酸化物又は水酸化物、MgCO3、MgS
4、MgSO4・6H2O、Mg(NO32、Mg(N
32・6H2O、Mg(PO42、MgHPO4等のマ
グネシウム酸素酸塩、Mg(CH3COO)2、Mg(C
3CH2COO)2、マグネシウム有機酸塩、ケイ酸マ
グネシウム等が挙げられる。これらの中でも、化粧品の
使用実績及びインターカレーションハンドリングの点
で、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、酸化マグネ
シウムが特に好適である。これらは、一種単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0016】前記亜鉛イオン及び亜鉛化合物を前記層状
アルミノケイ酸塩の層間にインターカレーションさせる
際、その供給源としては、例えば、ZnCl2、Zn
O、ZnSO4等の亜鉛化合物が挙げられる。
【0017】前記アルミノケイ酸塩層間化合物におけ
る、前記少なくとも一種のインターカレーション量とし
ては、以下の通りである。即ち、前記マグネシウムイオ
ン及び/又はマグネシウム化合物がインターカレーショ
ンされている場合には、乾燥させたアルミノケイ酸塩層
間化合物の粉体1g当たりのマグネシウム換算の重量
(g)百分率で、0.5〜50重量%であることが必要
であり、10〜35重量%が好ましい。また、前記亜鉛
イオン及び/又は亜鉛化合物がインターカレーションさ
れている場合には、乾燥させたアルミノケイ酸塩層間化
合物の粉体1g当たりの亜鉛換算の重量(g)百分率
で、0.5〜50重量%であることが必要であり、10
〜35重量%が好ましい。更に、前記マグネシウムイオ
ン及び/又はマグネシム化合物と、前記亜鉛イオン及び
/又は亜鉛化合物と、が共にインターカレーションされ
ている場合には、前記換算後の重量(g)百分率の合計
値が、0.5〜50重量%であることが必要であり、1
0〜35重量%が好ましい。
【0018】前記インターカレーション量が、0.5重
量%未満では、リリースコントロールが難しくなり、本
発明の作用・効果を充分に達成することができない一
方、50重量%を超えると、前記少なくとも一種の量が
過剰となり、前記アルミノケイ酸塩層間化合物の層間
に、前記少なくとも一種を充分に担持しきれなくなる。
【0019】本発明においては、前記層状アルミノケイ
酸塩やマグネシウム供給源、亜鉛供給源の種類を適宜選
択したり、前記インターカレーション量を前記数値範囲
内で適宜調節することにより、使用時のさらさら感、微
生物代謝・体臭の原因となる物質の吸着量等を制御する
ことができる。したがって、本発明の防臭消臭剤の使用
目的、使用する体の部位等に応じて、腋臭、汗臭、足臭
等の各種体臭等の臭いに応じた防臭消臭剤とすることが
できる。
【0020】−インターカレーション− 前記インターカレーションには、前記層状アルミノケイ
酸塩の層間に、前記少なくとも一種が、前記インターカ
レーション量に相当する量だけ人工的に挿入されている
場合、即ち、層状アルミノケイ酸塩が、前記少なくとも
一種によって変性されている場合、前記少なくとも一種
が、天然で既に、前記インターカレーション量に相当す
る量だけ内包されている場合の双方が含まれる。これら
の中でも、防臭消臭効果に特に優れる点で、前記層状ア
ルミノケイ酸塩の層間に、前記少なくとも一種が、人工
的に挿入されている場合が特に好ましい。該層状アルミ
ノケイ酸塩の層間に、前記少なくとも一種を人工的に挿
入する方法としては、特に制限はなく、それ自体公知の
インターカレーション方法が好適に挙げられ、下記の方
法が特に好適である。
【0021】即ち、天然の、又は、公知の合成方法で合
成された層状アルミノケイ酸塩の粉末又はレーキを、そ
のpHが3〜13の条件下に水性スラリーとする。前記
水性スラリーに、前記少なくとも一種を添加し、ミキサ
ー等により攪拌・解砕し、層状アルミノケイ酸塩が分散
相中に、前記少なくとも一種の一部ないし全部が溶液相
中に溶解して存在する分散液を調製する。
【0022】得られた分散液を、常圧もしくは加圧下に
加熱処理し、前記層状アルミノケイ酸塩と前記少なくと
も一種とを反応させ、層状アルミノケイ酸塩の層間に、
前記少なくとも一種をインターカレーション反応によっ
て挿入する。インターカレーション反応終了後、粒子固
形分を濾過水洗し、乾燥してアルミノケイ酸塩層間化合
物を得る。前記インターカレーション反応を加圧下で行
う場合、オートクレーブ内等で150℃程度に昇温して
反応を終了させる。加圧下で行う場合の反応時間として
は、0.5〜5時間程度が一般的である。その他の加圧
下で行う場合の条件としては、常圧下で行う場合と同様
である。加圧下で行う場合には、必ずしも熟成を必要と
しない。
【0023】−アルミノケイ酸塩層間化合物の物性− 前記アルミノケイ酸塩層間化合物の膨潤率測定法におけ
る膨潤率としては、1%以上が好ましく、5%以上がよ
り好ましい。前記膨潤率が、1%未満では、防臭消臭効
果が充分でないことがある。
【0024】前記膨潤率測定法を下記に示す。 (1)常温において、100mlのメスシリンダーに、
100ccの蒸留水を正確に測り取る。ここに2gのサ
ンプルを少量ずつ加え、30分後に、目視にて膨潤した
ゲルの目盛り(ml)の値を読む。 (2)「蒸留水」を「エタノール」に代えたほかは、前
記(1)と同様にして膨潤したゲルの目盛り(ml)の
値を読む。 (3)前記(1)及び(2)で得た値を、下記「膨潤率
(%)」の式に代入し、膨潤率(%)を求める。 膨潤率(%)=(前記(1)で得た値/前記(2)で得
た値)×100
【0025】[その他の成分]前記その他の成分として
は、用途、剤型に応じた種々の化粧料用基剤が挙げられ
る。前記その他の成分としては、例えば、アボガド油、
アルモンド油、オリーブ油、グレープシード油、ゴマ
油、サザンカ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、ト
ウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒ
マワリ油、綿実油、落花生油、カカオ油、パーム油、ヤ
シ油、牛脂、魚油、硬化油、タートル油、豚油、ミンク
油、卵黄油等の油脂類;鯨ロウ、セラック、ミツロウ、
ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ
類;流動パラフィン、流動ポリイソブチレン、スクワラ
ン、ブリスタン、ワセリン、パラフィン、セレシン等の
炭化水素類;コハク酸、酒石酸、クエン酸、ウンデシレ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、リシノール酸、ベヘニン酸等の脂肪酸;エタノー
ル、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノー
ル、2−ヘキシルデカノール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノ
リンアルコール等のアルコール;
【0026】エチレングリコール、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、グリセリン、パチルアルコール等
の多価アルコール;ブドウ糖、ショ糖、乳糖、キシリト
ール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール等の
糖類;アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸セ
チル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、酢酸ラ
ノリン、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、フタル酸ジエチル、ラウリン酸ヘキシル等のエステ
ル;ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸;アラビアゴム、
アルギン酸ナトリウム、カゼイン、カラギーナン、カラ
ヤゴム、寒天、クインスシード、ゼラチン、デキストリ
ン、デンプン、トラガント、ぺクチン等の天然水溶性高
分子化合物、アルギン酸プロピレングリコール、エチル
セルロース、結晶セルロース、メチルセルロース等の半
合成高分子化合物;カルボキシビニルポリマー、ポリビ
ニルメチルエーテル、メトキシエチレン無水マレイン酸
共重合体等の合成高分子化合物;
【0027】メチルフェニルポリシロキサン、ジメチル
ポリシロキサン、デカメチルペンタシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン油;ソル
ビタントリオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエ
ート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルグ
リセリル、ポリオキシエチレンアルキル硬化ヒマシ油等
の非イオン性界面活性剤;ジアルキルスルホコハク酸
塩、アルキルアリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸
エステル塩、リン酸エステル塩等の陰イオン性界面活性
剤;パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メ
チル等の防腐剤;ビタミンA、ビタミンD,ビタミン
E、ビタミンK等のビタミン;エストラジオール、エチ
ルエストラジオール、コルチゾン等のホルモン;赤色2
号、青色1号、赤色202号、黄色201号、緑色20
4号、紫色201号等の有機色素;アルミニウム末、タ
ルク、カオリン、マイカ、チタン、ベンガラ、カラミン
等の無機色素;ウロカニン酸、シノギサート等の紫外線
吸収剤;アラントイン、アロエ末、グアイズレン等の消
炎剤;フロン11、フロン12、フロン21、フロン2
2、フロン113、フロン114、フロンC318、ジ
メチルエーテル、液化石油ガス、メチルクロライド、メ
チレンクロライド、イソブタン、イソペンタン、炭酸ガ
ス、窒素ガス等のエアゾール用ガス;及び、精製水等が
挙げられる。
【0028】更に、前記その他の成分としては、例え
ば、アルミニウムヒドロキシクロリド、塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アル
ミニウムフェノールスルホン酸、パラスルホン酸Zn、
塩基性ヨウ化アルミニウム等の制汗剤;3,4,4−ト
リクロロカルバアニリド(TCC)、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム、塩化アルキルトリメチルア
ンモニウム、レゾルシン、フェノール、ソルビン酸、サ
リチル酸、ヘキサクロロフェン等の殺菌剤;ジャ香、ス
カトール、レモンオイル、ラベンダーオイル、アブソリ
ュート、ジャスミン、バニリン、ベンゾイン、ベンジル
アセテート、メントール等のマスキング剤:アルデヒド
C6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセ
トフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリル
アミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネ
ート、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコ
ン、アンブレットリッド、アンブロキサン、アミルシン
ナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジ
メチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリ
シレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレ
ート、オウランチオール、アセチルユゲノール、バクダ
ノール、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベ
ンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニ
ルアセテート、ブチルブチレート、p−ターシャリーブ
チルシクロヘキサノール、p−ターシャリーブチルシク
ロヘキシルアセテート、o−ターシャリーブチルシクロ
ヘキサノール、ベンズアルデヒド、
【0029】ベンジルフォーメート、カリオフィレン、
カシュメラン、カルボン、セドロアンバー、セドリルア
セテート、セドロール、セレストリッド、シンナミック
アルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモ
ン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シト
ラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネ
リルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネ
リルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、
シクラプロップ、キャロン、クマリン、シンナミルアセ
テート、δ−C6〜C13ラクトン、ジメチルベンジル
カービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロー
ル、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトー
ル、ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、ユゲノー
ル、フルイテート、フェンチールアルコール、フェニル
エチルフェニルアセテート、ガラキソリッド、γ−C6
〜13ラクトン、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、
ミルセン、β−カリオフィレン、ゲラニオール、ゲラニ
ルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリ
ル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、シス
−3−ヘキセノール、シス−3−ヘキセニールアセテー
ト、シス−3−ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシ
ンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ヒヤシ
ンスジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルコー
ル、ヒドロキシシトロネラール、インドール、イオノ
ン、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、
イソEスーパー、イソユゲノール、イソノニルアセテー
ト、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジャスモラク
トン、ジャスモフィラン、コアボン、リグストラール、
リリアール、ライムオキサイド、リナロール、リナロー
ルオキサイド、リナリルアセテート、リラール、マンザ
ネート、マイヨール、メンサニールアセテート、メンソ
ネート、メチルアンスラニレート、メチルユゲノール、
メントール、アルファメチルイオノン、ベータメチルイ
オノン、ガンマメチルイオノン、メチルイソユゲノー
ル、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、ミ
ューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−II、ムス
ク781、ムスクC14、ムスコン、シベトン、シクロ
ペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタ
デカノリド、
【0030】アンブレットリド、シクロヘキサデカノリ
ド、10−オキサヘキサデカノリド、11−キサヘキサ
デカノリド、12−キサヘキサデカノリド、エチレンブ
ラシレート、エチレンドデカンジオエート、オキサヘキ
サデセン−2−オン、14−メチル−ヘキサデセノリ
ド、14−メチル−ヘキサデカノリド、ムスクケトン、
ムスクチベチン、ノピルアルコ−ル、ノピルアセテ−
ト、ネリルアセテ−ト、ネロール、メチルフェニルアセ
テート、ミラックアルデヒド、ネオベルガメート、オー
クモスNo.1、オリボン、オキシフェニロン、パラク
レジールメチルエーテル、ペンタリッド、フェニルエチ
ルアルコール、フェニルエチルアセテート、アルファピ
ネン、ルバフラン、ローズフェノン、ローズオキサイ
ド、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、スチラリ
ールアセテート、スチラリールプロピオネート、ターピ
ネオール、ターピニルアセテート、テトラハイドロリナ
ロール、テトラハイドロリナリールアセテート、テトラ
ハイドロゲラニオール、テトラハイドロゲラニールアセ
テート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、
チモール、ワニリン、ベルドックス、ヤラヤラ、アニス
油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン
油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリ
ン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロ
ネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユー
カリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、
ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダ
ー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ
油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミ
ント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ
油、ローズマリー油、しょう脳油、芳油、クラリーセー
ジ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラ
ベンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チン
キ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イラン
イラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、
ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、ム
スクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、ア
ンバーグリスチンキ、又、香料の溶剤、又は、保留剤と
してジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ベ
ンジルベンゾエート、イソプロピールミリステート、ハ
ーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン等が挙げら
れ、これらは常法により配合できる。
【0031】前記その他の成分の中でも、特に、アルコ
ールや、エアゾールタイプとして用いる場合のエアゾー
ル用ガス等が好ましい。前記アルコールとしては、エタ
ノール、イソプロパノール等が好適であり、前記エアゾ
ール用ガスとしては、液化石油ガス、DMEガス、N2
ガス、CO2ガス等が好適である。
【0032】以上説明した本発明の防臭消臭剤は、臭い
物質前駆体を選択的に吸着可能であり、特に、腋臭を始
め、汗臭、足臭等の人体における体臭のほか、動物臭、
家庭の生ゴミによる臭い等の各種の臭いに対する消臭・
防臭・デオドラント効果に優れる。本発明の防臭消臭剤
は、エアゾール、ロールオン、パウダー、クリーム、ス
ティック、シート、化粧水、入浴剤、ヘアブロー、ヘア
スプレー等の各種のデオドラントタイプの製品として好
適に用いることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明は、下記実施例に何ら限定されるものではな
い。尚、下記実施例中、「部」及び「%」は特に断りの
ない限りいずれも重量基準である。
【0034】(実施例1〜8及び比較例1〜5) −アルミノケイ酸塩層間化合物(マグネシウム変性スメ
クタイト)粉末の調製− 層状アルミノケイ酸塩粉末としてスメクタイト(精製ベ
ントナイト)(商品名:クニピアF、クニミネ工業社
製)を、マグネシウム化合物として硫酸マグネシウムを
用い、前述のインターカレーション反応により、アルミ
ノケイ酸塩層間化合物(マグネシウム変性スメクタイ
ト)を乾燥粉末として作製した。各アルミノケイ酸塩層
間化合物(マグネシウム変性スメクタイト)におけるイ
ンターカレーション量を、表1に示す。
【0035】−防臭消臭剤の作製− 得られた各アルミノケイ酸塩層間化合物(マグネシウム
変性スメクタイト)40部とタルク粉末(体積平均粒
径:約10μm)60部とを均一に調合し調合粉末を得
た後、表1で示す組成の防臭消臭剤を作製した。尚、比
較例5では、前記調合粉末の代わりに、タルク粉末(体
積平均粒径:約10μm)100部を用い、表1で示す
組成の防臭消臭剤を作製した。
【0036】<評価>実施例1〜8及び比較例1〜5で
得られた防臭消臭剤について、体臭原因物質(ロイシン
(イソ吉草酸前駆体))の吸着性、消臭・防臭性、及
び、さらさら感を下記のように評価した。結果を表1に
示す。
【0037】−体臭原因物質(ロイシン(イソ吉草酸前
駆体))の吸着性− グリシン0.1%水溶液(温度:35℃)に、各防臭消
臭剤(1%)を添加し、正確に3時間浸漬後、上澄みの
水溶液について、HPLCでロイシン含量の分析を行
い、初期含量に比較した残存量を百分率で表現した値を
「体臭原因物質の吸着性」として評価した。
【0038】−消臭・防臭性− 腋臭が強いと判定された男15名、女15名の計30名
からなるパネラーにより、下記のように消臭・防臭試験
を行った。パネラーの一方の腋下に各防臭消臭剤(1
%)を塗布し、他方をコントロールとした。各防臭消臭
剤(1%)の塗布及び評価は、午前及び午後に1回ずつ
連続2日間、計4回行った。評価は、腋下に綿パッドを
当て、10分後に採取し、パッドの臭気を専門判定員に
よりコントロールと比較して官能評価した。コントロー
ルよりも明らかに臭気強度が弱い場合を「消臭効果が良
好である」とし、パネラー30名中、「消臭効果が良好
である」と認めた人数を消臭・防臭性の評価とした。
【0039】−さらさら感の評価− 前記「消臭・防臭性」の評価の際のさらさら感につい
て、下記評価基準に従い、前記パネラーにより官能評価
を行った。 −−評価基準−− ・◎:パネラー30名中、「さらさら感に優れる」と認
めた人数が25人以上 ・○:パネラー30名中、「さらさら感に優れる」と認
めた人数が20〜24人 ・△:パネラー30名中、「さらさら感に優れる」と認
めた人数が15〜19人 ・×:パネラー30名中、「さらさら感に優れる」と認
めた人数が14人以下
【0040】
【表1】
【0041】(実施例9〜17及び比較例6〜7) −アルミノケイ酸塩層間化合物(マグネシウム変性スメ
クタイト)粉末の調製− 層状アルミノケイ酸塩粉末として実施例9ではベントナ
イト(商品名:クニビアG、ベントナイト社製)を、実
施例10ではモンモリロナイト(商品名:ベンゲル3
1、豊順洋行社製)を、実施例11ではヘクタイト(商
品名:ヘクタイト、日商岩井ベントナイト社製)を、実
施例12ではバイデライトを、実施例13ではノントロ
ナイトを、実施例14ではヘクトライトを、実施例15
ではサポナイト(商品名:スメクトン5A、クニミネ社
製)を、実施例16ではソーコナイトを、実施例17で
はスチブンサイト(商品名:スチーブンサイトST、ク
ニミネ社製)を用い、マグネシウム化合物として硫酸マ
グネシウムを用い、前述のインターカレーション反応に
より、アルミノケイ酸塩層間化合物(マグネシウム変性
スメクタイト)(実施例9ではマグネシウム変性ベント
ナイト、実施例10ではマグネシウム変性モンモリロナ
イト、実施例11ではマグネシウム変性ヘクタイト、実
施例12ではマグネシウム変性バイデライト、実施例1
3ではマグネシウム変性ノントロナイト、実施例14で
はマグネシウム変性ヘクトライト、実施例15ではマグ
ネシウム変性サポナイト、実施例16ではマグネシウム
変性ソーコナイト、実施例17ではマグネシウム変性ス
チブンサイト)を乾燥粉末として作製した。各アルミノ
ケイ酸塩層間化合物(マグネシウム変性スメクタイト)
におけるインターカレーション量を、表2に示す。
【0042】−防臭消臭剤の作製− 実施例9〜17では、得られた各アルミノケイ酸塩層間
化合物(マグネシウム変性スメクタイト)を用い、比較
例6ではアルミノケイ酸塩層間化合物の代わりにMgO
(平均粒径:30μm)を用い、比較例7ではアルミノ
ケイ酸塩層間化合物の代わりに市販シリカを用い、表2
で示す組成のエアゾールタイプの防臭消臭剤を作製し
た。
【0043】<評価>得られた防臭消臭剤について、実
施例1〜8及び比較例1〜5で行った「評価」と同様に
して、体臭原因物質(ロイシン(イソ吉草酸前駆体))
の吸着性、消臭・防臭性、及び、さらさら感を評価し
た。結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】(実施例18〜26) −アルミノケイ酸塩層間化合物粉末の調製− 層状アルミノケイ酸塩粉末として、実施例18〜19で
はヘクトライトを、実施例20ではスチブンサイト、実
施例21ではモンモリロナイトを、実施例22〜24で
はノントロナイトを、実施例25ではサポナイトを、実
施例26ではモンモリロナイトをそれぞれ用い、マグネ
シウム化合物として、硫酸マグネシウムを用い、前述の
インターカレーション反応により、アルミノケイ酸塩層
間化合物(実施例18〜19ではマグネシウム変性ヘク
トライト、実施例20ではマグネシウム変性スチブンサ
イト、実施例21ではマグネシウム変性モンモリロナイ
ト、実施例22〜24ではマグネシウム変性ノントロナ
イト、実施例25ではマグネシウム変性サポナイト、実
施例26ではマグネシウム変性モンモリロナイト)を乾
燥粉末としてそれぞれ作製した。各アルミノケイ酸塩層
間化合物におけるインターカレーション量を、実施例1
8及び19については表3に、実施例20及び21につ
いては表4に、実施例22及び23については表5に、
実施例24については「組成1(実施例24における組
成)」に、実施例25については「組成2(実施例25
における組成)」に、実施例26については「組成3
(実施例26における組成)」に示す。
【0046】−防臭消臭剤の作製− 得られた各アルミノケイ酸塩層間化合物と表3〜5及び
「組成1(実施例24における組成)〜組成3(実施例
26における組成)」に示す各成分とを、それぞれ記載
の組成で均一に調合し、実施例18〜26の防臭消臭剤
(実施例18及び19:パウダースプレータイプ制汗
剤、実施例20及び21:ロールオンタイプ制汗剤、実
施例22及び23:デオドラントスティック、実施例2
4:デオドラントヘアスプレー、実施例25:デオドラ
ントヘアウォーター、実施例26:デオドラント化粧水
(オールパーパス))を作製した。
【0047】<評価>得られた防臭消臭剤について、実
施例1〜8及び比較例1〜5で行った「評価」と同様に
して、体臭原因物質(ロイシン(イソ吉草酸前駆体))
の吸着性、消臭・防臭性、及び、さらさら感を評価し
た。各評価の結果を、実施例18及び19については表
3に、実施例20及び21については表4に、実施例2
2及び23については表5に、実施例24〜26につい
ては表6にそれぞれ示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】 [組成1(実施例24における組成)] ・ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体・・2.0% ・ポリグリセリン脂肪酸エステル・・・・・・3.0% ・マグネシウム変性ノントロナイト (インターカレーション量:1重量%)・・1.0% ・ポリオキシエチレン変性シリコーン・・・・0.5% ・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油・・・・・0.5% ・メチルパラベン・・・・・・・・・・・・・0.3% ・香料B・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1% ・エタノール・・・・・・・・・・・・・・・残部 計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0%
【0052】上記組成の原液を用い、下記組成の防臭消
臭剤を作製した。 ・上記原液・・・・・・50.0% ・液化石油ガス・・・・30.0% ・ジメチルエーテル・・20.0% 計・・・・・・・・・100%
【0053】 [組成2(実施例25における組成)] ・ポリオキシエチレン変性シリコーン・・・・・・・0.5% ・3−メチル−1,3−ブタンジオール・・・・・・2.0% ・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム・・・・・0.5% ・メチルポリシロキサン・・・・・・・・・・・・・3.0% ・ポリオキシエチレンラウリルエーテル・・・・・・0.4% ・ラウリルジメチルアミンオキシド・・・・・・・・0.2% ・マグネシウム変性サポナイト (インターカレーション量:10重量%)・・・・0.5% ・ピロリドンカルボン酸ナトリウム・・・・・・・・1.0% ・メチルパラベン・・・・・・・・・・・・・・・・0.3% ・クエン酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・0.1% ・ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸・・0.1% ・香料A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1% ・エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・20.0% ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残部 計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0%
【0054】 [組成3(実施例26における組成)] ・デカグリセリルモノラウレート・・・・・・0.20% ・ジグリセリンモノイソステアレート・・・・0.10% ・POE(25)オレイルエーテル・・・・・0.80% ・米発酵エキス・・・・・・・・・・・・・・0.20% ・ローズ水・・・・・・・・・・・・・・・・0.10% ・グリチルリチン酸ジカリウム・・・・・・・0.20% ・グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・7.00% ・アルキル変性カルボキシビニルポリマー・・0.10% ・マグネシウム変性モンモリロナイト (インターカレーション量:15重量%)・・2.0% ・メチルパラベン・・・・・・・・・・・・・0.30% ・プロピルパラベン・・・・・・・・・・・・0.10% ・トリイソプロパノールアミン・・・・・・・0.05% ・ネザシノトサカモドキ(Callophyllisadnata) 抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・0.20% ・エタノール・・・・・・・・・・・・・・・12.0% ・香料A・・・・・・・・・・・・・・・・・微量 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・バランス 計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0%
【0055】
【表6】
【0056】実施例中の香料A及びBの組成を表7に示
す。
【0057】
【表7】
【0058】尚、実施例中、香料A及びBとして使用さ
れる香料原料の参考文献としては、例えば「Perfu
me and Flavor Chemicals,V
ol.IandII,Steffen Arctand
er,Allured Pub.Co.(199
4)」、「合成香料 科学と商品知識、印藤元一著、化
学工業日報社(1996)」、「Perfume an
d Flavor Materials of Nat
ural Origin ,Steffen Arct
ander,AlluredPub.Co.(199
4)」、「香りの百科、日本香料協会編、朝倉書店(1
989)」、「Flower oils andFlo
ral Compounds In Perfumer
y,Danute Lajaujis Anonis,
Allured Pub.Co.(1993)」等が挙
げられる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、腋臭・汗臭等の体臭に
対して充分な消臭・防臭効果を有し、かつ、さらさら感
の高い防臭消臭剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 雅嗣 東京都墨田区本所1−3−7 ライオン株 式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AB172 AB211 AB212 AB332 AB371 AB432 AB441 AB442 AC012 AC101 AC102 AC112 AC122 AC132 AC172 AC182 AC302 AC352 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC542 AC562 AC692 AC742 AC812 AD092 AD152 AD162 AD172 AD282 AD532 CC17 DD08 DD11 DD17 DD23 DD50 EE06 EE07 EE18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層状アルミノケイ酸塩の層間に、マグネ
    シウムイオン、マグネシウム化合物、亜鉛イオン、及
    び、亜鉛化合物の少なくとも一種が、0.5〜50重量
    %インターカレーションされたアルミノケイ酸塩層間化
    合物を含有することを特徴とする防臭消臭剤。
  2. 【請求項2】 層状アルミノケイ酸塩が、負の電荷を帯
    びた層間に陽イオンが存在する2:1層状アルミノケイ
    酸塩であって電気的に中和された請求項1に記載の防臭
    消臭剤。
  3. 【請求項3】 層状アルミノケイ酸塩が、ジ−八面体型
    のスメクタイト及びトリ−八面体型のスメクタイトの少
    なくとも一方である請求項1又は2のいずれかに記載の
    防臭消臭剤。
  4. 【請求項4】 ジ−八面体型のスメクタイトが、モンモ
    リロナイト、バイデライト、ノントロナイト、及び、ベ
    ントナイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であ
    る請求項3に記載の防臭消臭剤。
  5. 【請求項5】 トリ−八面体型のスメクタイトが、ヘク
    トライト、サポナイト、ソーコナイト、及びスチブンサ
    イトからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求
    項3に記載の防臭消臭剤。
  6. 【請求項6】 アルミノケイ酸塩層間化合物の膨潤率測
    定法における膨潤率が、1%以上である請求項1から5
    のいずれかに記載の防臭消臭剤。
  7. 【請求項7】 アルコールを含有する請求項1から6の
    いずれかに記載の防臭消臭剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20200166491A1 (en) * 2017-05-10 2020-05-28 L'oreal Testing method to reveal sweat transfer from skin to fabrics
FR3117784A1 (fr) * 2020-12-22 2022-06-24 L'oreal Composition comprenant une argile non modifiée, un sel de magnésium, un agent anti-synérèse et de l’eau.
FR3130564A1 (fr) * 2021-12-21 2023-06-23 L'oreal Composition comprenant une argile non modifiée, un sel de magnésium, un alphahydroxyacide et de l’eau.

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