JP3035632B2 - 粉末エアゾール化粧料 - Google Patents
粉末エアゾール化粧料Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消臭効果に優れ、かつ
使用感及び長期保存安定性の良好な粉末エアゾール化粧
料に関するものである。
使用感及び長期保存安定性の良好な粉末エアゾール化粧
料に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】人体に適用される粉末エア
ゾール化粧料としては、制汗剤、デオドランド剤、フッ
トスプレー等が挙げられる。これらのエアゾール化粧料
には、腋臭、汗臭、足臭等の体臭の消臭を目的として、
金属酸化物等の消臭性金属化合物が配合されているが、
これらを系中に配合すると、使用時のさらさら感が悪く
なり、また身体に塗布した場合に、その塗布部の白化が
目立つという問題があり、さらに、長期保存した時に、
その金属化合物の配合が原因となって、系中で粉末の凝
集が起こり、バルブの目詰りを生じる等の問題があっ
た。
ゾール化粧料としては、制汗剤、デオドランド剤、フッ
トスプレー等が挙げられる。これらのエアゾール化粧料
には、腋臭、汗臭、足臭等の体臭の消臭を目的として、
金属酸化物等の消臭性金属化合物が配合されているが、
これらを系中に配合すると、使用時のさらさら感が悪く
なり、また身体に塗布した場合に、その塗布部の白化が
目立つという問題があり、さらに、長期保存した時に、
その金属化合物の配合が原因となって、系中で粉末の凝
集が起こり、バルブの目詰りを生じる等の問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の粉末
エアゾール化粧料に見られる前記問題点を解決し、使用
感、長期保存安定性及び消臭効果にすぐれるとともに、
塗布部の白化を抑制し、さらに、バルブ目詰りのない粉
末エアゾール化粧料を提供することをその課題とする。
エアゾール化粧料に見られる前記問題点を解決し、使用
感、長期保存安定性及び消臭効果にすぐれるとともに、
塗布部の白化を抑制し、さらに、バルブ目詰りのない粉
末エアゾール化粧料を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、粉末エアゾール化
粧料において、消臭性金属化合物粒子をそのまま配合せ
ずに、あらかじめ消臭性金属化合物微粒子を粒子内に均
一に分散含有し、かつ粒子内に0.3μm以上の空孔を
実質的に含有しない中実多孔質シリカビーズとして配合
することにより、前記課題を解決し得ることを見出し、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれ
ば、消臭剤成分として、一次粒子径が0.001〜0.
3μmの範囲にある消臭性金属化合物微粒子を0.1〜
30重量%の割合で粒子内に含有し、かつ粒子内に0.
3μm以上の空孔を実質的に含有しない中実多孔質シリ
カビーズを含有することを特徴とする粉末エアゾール化
粧料が提供される。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、粉末エアゾール化
粧料において、消臭性金属化合物粒子をそのまま配合せ
ずに、あらかじめ消臭性金属化合物微粒子を粒子内に均
一に分散含有し、かつ粒子内に0.3μm以上の空孔を
実質的に含有しない中実多孔質シリカビーズとして配合
することにより、前記課題を解決し得ることを見出し、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれ
ば、消臭剤成分として、一次粒子径が0.001〜0.
3μmの範囲にある消臭性金属化合物微粒子を0.1〜
30重量%の割合で粒子内に含有し、かつ粒子内に0.
3μm以上の空孔を実質的に含有しない中実多孔質シリ
カビーズを含有することを特徴とする粉末エアゾール化
粧料が提供される。
【0005】次に、本発明の粉末エアゾール化粧料につ
いて詳述する。 (1)消臭性金属化合物含有中実多孔質シリカビーズと
配合量 この多孔質シリカビーズは、実質上中実構造のもので、
粒子内部には直径0.3μm以上の空孔を実質上に含有
せず、かつ粒子内に消臭性金属化合物微粒子を均一に分
散含有したものである。消臭性金属化合物の粒子径は、
一次粒子径で、0.001〜0.3μm、好ましくは
0.001〜0.15μmとするのが良い。金属化合物
の一次粒子径をこのような範囲に規定することにより、
光の散乱や反射が減少し、透明性の向上したシリカ粒子
を得ることができる。また、透明性のさらに向上したシ
リカ粒子を得るには、金属化合物としてその屈折率がシ
リカに近いもの、例えば屈折率が1.4〜2.0の範囲
にあるものを選ぶのが良い。このような屈折率を持つ消
臭性金属化合物としては、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられ
る。多孔質シリカビーズ中の消臭性金属化合物の含有率
は0.1〜30重量%とするのが良い。消臭性金属化合
物含有中実多孔質シリカビーズの配合量は、全粉末エア
ゾール化粧料組成物重量に対して、0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが適当であ
る。
いて詳述する。 (1)消臭性金属化合物含有中実多孔質シリカビーズと
配合量 この多孔質シリカビーズは、実質上中実構造のもので、
粒子内部には直径0.3μm以上の空孔を実質上に含有
せず、かつ粒子内に消臭性金属化合物微粒子を均一に分
散含有したものである。消臭性金属化合物の粒子径は、
一次粒子径で、0.001〜0.3μm、好ましくは
0.001〜0.15μmとするのが良い。金属化合物
の一次粒子径をこのような範囲に規定することにより、
光の散乱や反射が減少し、透明性の向上したシリカ粒子
を得ることができる。また、透明性のさらに向上したシ
リカ粒子を得るには、金属化合物としてその屈折率がシ
リカに近いもの、例えば屈折率が1.4〜2.0の範囲
にあるものを選ぶのが良い。このような屈折率を持つ消
臭性金属化合物としては、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられ
る。多孔質シリカビーズ中の消臭性金属化合物の含有率
は0.1〜30重量%とするのが良い。消臭性金属化合
物含有中実多孔質シリカビーズの配合量は、全粉末エア
ゾール化粧料組成物重量に対して、0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが適当であ
る。
【0006】次に、前記多孔質シリカビーズの製造につ
いて詳述する。本発明で用いる多孔質シリカビーズは、
金属化合物微粒子を分散含有させたアルカリ金属ケイ酸
塩水溶液を乳化剤の存在下で有機溶媒中に乳化して油中
水型の乳化液を調製し、この乳化液を前記アルカリ金属
ケイ酸塩に対して不溶性シリカ形成反応を示す化合物の
水溶液に混合して金属化合物含有シリカビーズを製造す
る際に、前記金属化合物微粒子として一次粒子径が0.00
1〜0.3μmの範囲にあるものを用い、かつ前記アルカリ
金属ケイ酸塩水溶液のSiO2含有率を5.0モル/l以上に規
定することによって製造される。
いて詳述する。本発明で用いる多孔質シリカビーズは、
金属化合物微粒子を分散含有させたアルカリ金属ケイ酸
塩水溶液を乳化剤の存在下で有機溶媒中に乳化して油中
水型の乳化液を調製し、この乳化液を前記アルカリ金属
ケイ酸塩に対して不溶性シリカ形成反応を示す化合物の
水溶液に混合して金属化合物含有シリカビーズを製造す
る際に、前記金属化合物微粒子として一次粒子径が0.00
1〜0.3μmの範囲にあるものを用い、かつ前記アルカリ
金属ケイ酸塩水溶液のSiO2含有率を5.0モル/l以上に規
定することによって製造される。
【0007】前記アルカリ金属ケイ酸塩は、式M2O・xSiO
2(M:Na,K等のアルカリ金属、x:1〜4.5の数)で表わされ
るもので、このようなものとしては、例えば、Na4Si
O4、Na2Si2O5、Na2Si4O9、K2SiO3、K2SiO4、K2Si4O9・H2
O、Li2SiO3等が挙げられる。本発明では、SiO2/Na2Oの
モル比が3以上のケイ酸ナトリウムの使用が好ましい。
消臭性金属化合物としては、溶液中においてケイ酸ナト
リウムと実質的に反応しない水不溶性のものであれば任
意のものが用いられる。このようなものとしては、吸着
剤や脱臭剤として従来知られている金属酸化物、金属水
酸化物、金属塩(炭酸塩、亜硫酸塩、硫酸塩、金属ハラ
イド等)、金属硫化物、金属窒化物、金属炭化物等が挙
げられる。これらの具体例を示すと、例えば、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化鉄(フェライト等)、酸化チタン、酸
化スズ、酸化亜塩、酸化銅、酸化ニッケル、酸化コバル
ト、酸化バナジウム、酸化タングステン、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸
マグネシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、
塩化第一銅、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウ
ム等が例示される。
2(M:Na,K等のアルカリ金属、x:1〜4.5の数)で表わされ
るもので、このようなものとしては、例えば、Na4Si
O4、Na2Si2O5、Na2Si4O9、K2SiO3、K2SiO4、K2Si4O9・H2
O、Li2SiO3等が挙げられる。本発明では、SiO2/Na2Oの
モル比が3以上のケイ酸ナトリウムの使用が好ましい。
消臭性金属化合物としては、溶液中においてケイ酸ナト
リウムと実質的に反応しない水不溶性のものであれば任
意のものが用いられる。このようなものとしては、吸着
剤や脱臭剤として従来知られている金属酸化物、金属水
酸化物、金属塩(炭酸塩、亜硫酸塩、硫酸塩、金属ハラ
イド等)、金属硫化物、金属窒化物、金属炭化物等が挙
げられる。これらの具体例を示すと、例えば、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化鉄(フェライト等)、酸化チタン、酸
化スズ、酸化亜塩、酸化銅、酸化ニッケル、酸化コバル
ト、酸化バナジウム、酸化タングステン、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸
マグネシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、
塩化第一銅、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウ
ム等が例示される。
【0008】本発明で用いる多孔質シリカビーズを好ま
しく製造するには、先ず、アルカリ金属ケイ酸塩の水溶
液に、金属化合物微粒子を添加し、均一に分散させる。
アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液中のSiO2含有率は、5.0
モル/l以上であることが必要で、これより低いと、得
られるシリカビーズが中空状やカプセル状構造となりや
すい。水溶液中のSiO2含有率の上限は、水溶液中のアル
カリ金属ケイ酸塩の飽和濃度に対応する値である。水溶
液中の好ましいSiO2含有率は6.7〜7.5モル/lである。
水溶液中の金属化合物濃度は、生成するシリカビーズ中
に含まれる金属化合物含有率(乾燥シリカビーズ基準)
で、0.1〜30重量%、好ましくは2.0〜20重量%である。金
属化合物濃度がこれより高くなると、金属化合物がアル
カリ金属ケイ酸塩水溶液中で凝集しやすくなり、カプセ
ル状構造のシリカビーズが生じやすくなる。添加する金
属化合物微粒子は一次粒子の凝集体(二次粒子)であって
もよく、このような凝集体はアルカリ金属ケイ酸塩水溶
液中での撹拌や超音波処理により一次粒子として分散さ
れる。従って、この場合、一次粒子の粒径の規定が重要
で、二次粒子の粒径は特に制約されない。金属化合物を
アルカリ金属ケイ酸塩水溶液中に分散させるためには、
ディスパーザーや超音波ホモジナイザー等の一般的な分
散機を用いることができる。
しく製造するには、先ず、アルカリ金属ケイ酸塩の水溶
液に、金属化合物微粒子を添加し、均一に分散させる。
アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液中のSiO2含有率は、5.0
モル/l以上であることが必要で、これより低いと、得
られるシリカビーズが中空状やカプセル状構造となりや
すい。水溶液中のSiO2含有率の上限は、水溶液中のアル
カリ金属ケイ酸塩の飽和濃度に対応する値である。水溶
液中の好ましいSiO2含有率は6.7〜7.5モル/lである。
水溶液中の金属化合物濃度は、生成するシリカビーズ中
に含まれる金属化合物含有率(乾燥シリカビーズ基準)
で、0.1〜30重量%、好ましくは2.0〜20重量%である。金
属化合物濃度がこれより高くなると、金属化合物がアル
カリ金属ケイ酸塩水溶液中で凝集しやすくなり、カプセ
ル状構造のシリカビーズが生じやすくなる。添加する金
属化合物微粒子は一次粒子の凝集体(二次粒子)であって
もよく、このような凝集体はアルカリ金属ケイ酸塩水溶
液中での撹拌や超音波処理により一次粒子として分散さ
れる。従って、この場合、一次粒子の粒径の規定が重要
で、二次粒子の粒径は特に制約されない。金属化合物を
アルカリ金属ケイ酸塩水溶液中に分散させるためには、
ディスパーザーや超音波ホモジナイザー等の一般的な分
散機を用いることができる。
【0009】次に、前記のようにして得られた金属化合
物微粒子を分散含有するアルカリ金属ケイ酸塩水溶液
(以下、単に水溶液〔I〕とも言う)を乳化剤の存在下で
有機溶媒中に乳化して、油中水型(W/O型)乳化液とす
る。この場合、使用する乳化剤はあらかじめ有機溶媒に
溶解させて用いるのが好ましい。乳化剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油等が挙げられる。特に好ましい乳化剤はポリオキシエ
チレンソルビタンエステルである。有機溶媒としては、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロロホル
ム、酢酸エチル等が挙げられる。これらの乳化剤や有機
溶媒は2種以上を混合して用いることもできる。水溶液
〔I〕と有機溶媒との混合比は、W/O型の乳化液が得ら
れる範囲であればよく、特に制限されないが、一般に
は、体積比で1/9〜2/1の範囲に規定するのが好ましい。
物微粒子を分散含有するアルカリ金属ケイ酸塩水溶液
(以下、単に水溶液〔I〕とも言う)を乳化剤の存在下で
有機溶媒中に乳化して、油中水型(W/O型)乳化液とす
る。この場合、使用する乳化剤はあらかじめ有機溶媒に
溶解させて用いるのが好ましい。乳化剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油等が挙げられる。特に好ましい乳化剤はポリオキシエ
チレンソルビタンエステルである。有機溶媒としては、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロロホル
ム、酢酸エチル等が挙げられる。これらの乳化剤や有機
溶媒は2種以上を混合して用いることもできる。水溶液
〔I〕と有機溶媒との混合比は、W/O型の乳化液が得ら
れる範囲であればよく、特に制限されないが、一般に
は、体積比で1/9〜2/1の範囲に規定するのが好ましい。
【0010】次いで、前記のようにして調製した乳化液
を、この乳化液中のアルカリ金属ケイ酸塩に対して不溶
性シリカ形成反応を示す化合物の水溶液(以下、単に水
溶液〔II〕とも言う)に混合し、反応させる。この反応
操作によって粒子内に金属化合物微粒子が均一に分散し
た中実のシリカビーズが生成される。乳化液と水溶液
〔II〕との混合は、水溶液〔II〕を撹拌しながら、この
撹拌液に乳化液を注入するように行うのが好ましい。こ
の乳化液の注入は、特に、撹拌液の下部において行なう
のが好ましい。乳化液と水溶液〔II〕の混合比は特に限
定されないが、一般には、体積比で、1/9〜8/2の範囲に
規定するのがよい。また、乳化液と水溶液の混合反応
は、一般的には、常温、常圧の条件で行なわれるが、必
要に応じて、加圧や減圧下、あるいは加熱や冷却下で行
ってもよい。反応時間は5分〜1時間程度で十分である。
生成するシリカビーズの粒径は、乳化条件や撹拌条件等
によって調節することができる。
を、この乳化液中のアルカリ金属ケイ酸塩に対して不溶
性シリカ形成反応を示す化合物の水溶液(以下、単に水
溶液〔II〕とも言う)に混合し、反応させる。この反応
操作によって粒子内に金属化合物微粒子が均一に分散し
た中実のシリカビーズが生成される。乳化液と水溶液
〔II〕との混合は、水溶液〔II〕を撹拌しながら、この
撹拌液に乳化液を注入するように行うのが好ましい。こ
の乳化液の注入は、特に、撹拌液の下部において行なう
のが好ましい。乳化液と水溶液〔II〕の混合比は特に限
定されないが、一般には、体積比で、1/9〜8/2の範囲に
規定するのがよい。また、乳化液と水溶液の混合反応
は、一般的には、常温、常圧の条件で行なわれるが、必
要に応じて、加圧や減圧下、あるいは加熱や冷却下で行
ってもよい。反応時間は5分〜1時間程度で十分である。
生成するシリカビーズの粒径は、乳化条件や撹拌条件等
によって調節することができる。
【0011】アルカリ金属ケイ酸塩に対して不溶性シリ
カ形成反応を示す化合物としては、従来公知のもの、例
えば、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム等の無機酸
のアンモニウム塩や、硫酸、塩酸等の無機酸の水溶液、
その他、亜硫酸水素ナトリウム等が挙げられる。これら
の化合物は、アルカリ金属ケイ酸塩1モルに対し、1.0〜
10モル、好ましくは1.5〜5モルの割合で用いられる。
カ形成反応を示す化合物としては、従来公知のもの、例
えば、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム等の無機酸
のアンモニウム塩や、硫酸、塩酸等の無機酸の水溶液、
その他、亜硫酸水素ナトリウム等が挙げられる。これら
の化合物は、アルカリ金属ケイ酸塩1モルに対し、1.0〜
10モル、好ましくは1.5〜5モルの割合で用いられる。
【0012】前記のようにして得られる金属化合物含有
シリカビーズは、遠心分離や濾過等の固液分離操作によ
って反応液から分離、回収することができる。回収され
たシリカビーズは、そのまま乾燥して製品とすることが
できるし、また、水やアルコール等の洗浄液で1回〜数
回洗浄した後、乾燥や、加熱処理を行って製品とするこ
ともできる。
シリカビーズは、遠心分離や濾過等の固液分離操作によ
って反応液から分離、回収することができる。回収され
たシリカビーズは、そのまま乾燥して製品とすることが
できるし、また、水やアルコール等の洗浄液で1回〜数
回洗浄した後、乾燥や、加熱処理を行って製品とするこ
ともできる。
【0013】前記のようにして、平均粒径が0.1〜50μ
mの範囲でかつ比表面積が10m2/g以上、特に60m2/g以
上の多孔質シリカビーズを生産性良く製造することがで
きる。このシリカビーズに含まれる細孔の孔径は100Å
以下であり、その平均細孔径は、通常、20〜80Åであ
る。また、このシリカビーズは実質上中実構造のもの
で、粒子内部には直径0.3μm以上の空孔を実質上含有
せずかつ粒子内に分散含有される金属化合物も可視光の
波長に比べて十分に小さい粒子となっているので非常に
高い透明性を有する。
mの範囲でかつ比表面積が10m2/g以上、特に60m2/g以
上の多孔質シリカビーズを生産性良く製造することがで
きる。このシリカビーズに含まれる細孔の孔径は100Å
以下であり、その平均細孔径は、通常、20〜80Åであ
る。また、このシリカビーズは実質上中実構造のもの
で、粒子内部には直径0.3μm以上の空孔を実質上含有
せずかつ粒子内に分散含有される金属化合物も可視光の
波長に比べて十分に小さい粒子となっているので非常に
高い透明性を有する。
【0014】(2)粉末基剤の種類と配合量 粉末基剤としては、従来公知のもの、例えば、タルク、
カオリン、酸化チタン、ベントナイト、シリカ、マイ
カ、ゼオライト、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウ
ム、花弁状シリカ、雲母チタン、シルク、ナイロン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリアクリル酸架橋体等の無機粉体、有機粉体が挙
げられ、これらは単独又は2種以上の混合物として用い
ることができ、その配合量は、全組成物重量に対して0
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが
適当である。粉末基剤の平均粒径は1〜50μm、好ま
しくは3〜30μmである。
カオリン、酸化チタン、ベントナイト、シリカ、マイ
カ、ゼオライト、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウ
ム、花弁状シリカ、雲母チタン、シルク、ナイロン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリアクリル酸架橋体等の無機粉体、有機粉体が挙
げられ、これらは単独又は2種以上の混合物として用い
ることができ、その配合量は、全組成物重量に対して0
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが
適当である。粉末基剤の平均粒径は1〜50μm、好ま
しくは3〜30μmである。
【0015】(3)粉末状制汗有効成分の種類と量 制汗有効成分としては、従来公知のもの、例えば、塩化
アルミニウム、オキシ塩化アルミニウム、塩基性臭化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、クロルヒドロキシアル
ミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムジルコニウ
ム、硫酸亜鉛、フェノールスルホン酸アルミニウム、フ
ェノールスルホン酸、塩基性乳酸アルミニウム亜鉛等の
収れん作用を有する単体塩類、あいはこれらの単体塩類
を含有するグリコール複合体やアミノ酸複合体等が挙げ
られ、これらは単独又は2種以上の混合物として用いる
ことができる。その配合量は、全組成物重量に対して0
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが
良い。粉末状制汗有効成分の平均粒径は、1〜50μ
m、好ましくは3〜30μmである。
アルミニウム、オキシ塩化アルミニウム、塩基性臭化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、クロルヒドロキシアル
ミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムジルコニウ
ム、硫酸亜鉛、フェノールスルホン酸アルミニウム、フ
ェノールスルホン酸、塩基性乳酸アルミニウム亜鉛等の
収れん作用を有する単体塩類、あいはこれらの単体塩類
を含有するグリコール複合体やアミノ酸複合体等が挙げ
られ、これらは単独又は2種以上の混合物として用いる
ことができる。その配合量は、全組成物重量に対して0
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが
良い。粉末状制汗有効成分の平均粒径は、1〜50μ
m、好ましくは3〜30μmである。
【0016】(4)液化噴射剤の種類と配合量 液化噴射剤としては、従来公知のもの、例えば、LPG
やLNG、ブタン等の炭化水素類、ジメチルエーテル等
のエーテル類、ジクロロジフルオロメタン(フロン1
2)、ジクロロテトラフルオロエタン(フロン114)
等のフルオロカーボン類等が挙げられ、これらは単独又
は2種以上の混合物として用いることがでる。その配合
量は、全組成物重量に対し、80〜98重量%、好まし
くは85〜96重量%とするのが良い。
やLNG、ブタン等の炭化水素類、ジメチルエーテル等
のエーテル類、ジクロロジフルオロメタン(フロン1
2)、ジクロロテトラフルオロエタン(フロン114)
等のフルオロカーボン類等が挙げられ、これらは単独又
は2種以上の混合物として用いることがでる。その配合
量は、全組成物重量に対し、80〜98重量%、好まし
くは85〜96重量%とするのが良い。
【0017】(5)その他の成分 本発明においては、前記配合成分と共に、必要に応じ、
この種の粉末エアゾール化粧料に慣用される補助添加成
分、例えば、油分、界面活性剤、殺菌剤、包接化合物
(サイクロデキストリン等)、ビタミン類、アミノ酸、
抗炎症剤(グリチルリチン酸等)、冷感付与剤(メント
ール等)、生薬、香料等を添加することができる。この
場合、油分としては、流動パラフィン、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチ
ン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、アジピン
酸ジイソブチル、シリコン油、アボガド油、ホホバ油、
ラノリン、2−エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸
ブチル、ヘキサデシルアルコール、イソステアリン酸、
クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、フ
タル酸ブチル、オクタン酸セチル、アジピン酸ジイソア
ジペート等が挙げられる。
この種の粉末エアゾール化粧料に慣用される補助添加成
分、例えば、油分、界面活性剤、殺菌剤、包接化合物
(サイクロデキストリン等)、ビタミン類、アミノ酸、
抗炎症剤(グリチルリチン酸等)、冷感付与剤(メント
ール等)、生薬、香料等を添加することができる。この
場合、油分としては、流動パラフィン、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチ
ン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、アジピン
酸ジイソブチル、シリコン油、アボガド油、ホホバ油、
ラノリン、2−エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸
ブチル、ヘキサデシルアルコール、イソステアリン酸、
クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、フ
タル酸ブチル、オクタン酸セチル、アジピン酸ジイソア
ジペート等が挙げられる。
【0018】界面活性剤としては、ソルビタントリオレ
エート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキ
シエチレンノニフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン、硬化ヒマシ油、トリポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸等が例示される。殺菌剤としては、塩化ベ
ンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、トリ
クロサン、トリクロロカルバニリド、塩酸クロルヘキシ
ジン、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
エート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキ
シエチレンノニフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン、硬化ヒマシ油、トリポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸等が例示される。殺菌剤としては、塩化ベ
ンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、トリ
クロサン、トリクロロカルバニリド、塩酸クロルヘキシ
ジン、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0018】
【発明の効果】本発明に従うと、消臭性金属化合物は多
孔質シリカビーズ中に分散させた状態で配合されている
ため、塗布部の白化が目立たず、かつさらさら感が良好
で、その上、長期保存においても、粉体の凝集のない、
バルブの目詰りの防止された粉末エアゾール化粧料を得
ることができる。本発明の粉末エアゾール化粧料は、そ
の中に含有させる機能性成分に応じて、制汗剤スプレ
ー、全身化粧料スプレー、デオドランドスプレー、フッ
トスプレー等の各種エアゾール化粧料として用いられ
る。
孔質シリカビーズ中に分散させた状態で配合されている
ため、塗布部の白化が目立たず、かつさらさら感が良好
で、その上、長期保存においても、粉体の凝集のない、
バルブの目詰りの防止された粉末エアゾール化粧料を得
ることができる。本発明の粉末エアゾール化粧料は、そ
の中に含有させる機能性成分に応じて、制汗剤スプレ
ー、全身化粧料スプレー、デオドランドスプレー、フッ
トスプレー等の各種エアゾール化粧料として用いられ
る。
【0019】実施例 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。 参考例1〜4 3号水ガラスの原液(SiO2含有率:6.9モル/l)80mlに、
表1に示す金属化合物微粒子を表1に示す割合で加え、デ
ィスパーザーで5分間分散させた。この分散液を、混合
乳化剤(Span60とTween80との混合物、混合重量比:2:1)
を0.8wt%含有するシクロヘキサン160mlに加え、ホモ
ジナイザーで7000rpmの条件で1分間処理して、W/O型乳
化液を調製した。次に、この乳化液を、濃度3.0モル/l
の硫酸アンモニウム水溶液300ml中に撹拌下、足長ロ
ートを用いて下部から注入した。室温で1時間反応を行
った後、得られた反応液を遠心分離により処理して、生
成した粒子を分離し、次いでこれを水洗し、温度105℃
で乾燥して金属化合物含有シリカビーズを得た。得られ
たシリカビーズの性状を表1に示す。
表1に示す金属化合物微粒子を表1に示す割合で加え、デ
ィスパーザーで5分間分散させた。この分散液を、混合
乳化剤(Span60とTween80との混合物、混合重量比:2:1)
を0.8wt%含有するシクロヘキサン160mlに加え、ホモ
ジナイザーで7000rpmの条件で1分間処理して、W/O型乳
化液を調製した。次に、この乳化液を、濃度3.0モル/l
の硫酸アンモニウム水溶液300ml中に撹拌下、足長ロ
ートを用いて下部から注入した。室温で1時間反応を行
った後、得られた反応液を遠心分離により処理して、生
成した粒子を分離し、次いでこれを水洗し、温度105℃
で乾燥して金属化合物含有シリカビーズを得た。得られ
たシリカビーズの性状を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】なお、表1に示した中空率、平均細孔径、
金属化合物の含有状態、透明性及び消臭効果は以下のよ
うにして評価した。 (1) 中空率(%) シリカビーズの割断面のSEM写真から内部に0.3μm以上
の空孔を有する粒子の割合を求めた。 (2) 平均細孔径(Å) BET法による窒素吸着量から求めた。 (3) 金属化合物の含有状態シリカビーズの割断面をEPMA
(日本電子(株)製、JXA-8600)面分析によって観察した。 (4) 透明性 試料粉末0.9g、LPG44.1gの組成のスプレーを作成し、こ
のスプレーを人の上腕部に吹きつけて付着した粒子の透
明性を目視により判定した。 1点:ごく少量吹きつけただけで白く見える 2点:やや大量に吹きつけると白く見える 3点:大量に吹きつけると白く見える 4点:わずかに粉体が有ることがわかる 5点:殆ど粉体が見えない (5) 消臭効果(%) 100mlのゴム栓付きバイアルビンにシリカビーズ160mg
と0.5wt%イソ吉草酸水溶液2mlを入れて密栓し、60℃
で1時間加熱後、室温で24時間静置した。このバイアル
ビンのヘッドスペースからシリンジでガス0.5ccをサン
プリングし、キャピラリーガスクロマトグラフィーにて
ガス中のイソ吉草酸量を分析した。同様にしてシリカビ
ーズを入れずに調製した試料についてヘッドスペース中
のガスのイソ吉草酸濃度を測定した。消臭効果は、前記
測定値を用いて下式に従って算出した。 消臭効果(%)=(1−(A)/(B))×100 (A):試料を入れた場合のバイアルビンのヘッドスペー
ス部分のイソ吉草酸 濃度 (B):試料を入れなかった場合のバイアルビンのヘッド
スペース部分のイソ吉草酸濃度
金属化合物の含有状態、透明性及び消臭効果は以下のよ
うにして評価した。 (1) 中空率(%) シリカビーズの割断面のSEM写真から内部に0.3μm以上
の空孔を有する粒子の割合を求めた。 (2) 平均細孔径(Å) BET法による窒素吸着量から求めた。 (3) 金属化合物の含有状態シリカビーズの割断面をEPMA
(日本電子(株)製、JXA-8600)面分析によって観察した。 (4) 透明性 試料粉末0.9g、LPG44.1gの組成のスプレーを作成し、こ
のスプレーを人の上腕部に吹きつけて付着した粒子の透
明性を目視により判定した。 1点:ごく少量吹きつけただけで白く見える 2点:やや大量に吹きつけると白く見える 3点:大量に吹きつけると白く見える 4点:わずかに粉体が有ることがわかる 5点:殆ど粉体が見えない (5) 消臭効果(%) 100mlのゴム栓付きバイアルビンにシリカビーズ160mg
と0.5wt%イソ吉草酸水溶液2mlを入れて密栓し、60℃
で1時間加熱後、室温で24時間静置した。このバイアル
ビンのヘッドスペースからシリンジでガス0.5ccをサン
プリングし、キャピラリーガスクロマトグラフィーにて
ガス中のイソ吉草酸量を分析した。同様にしてシリカビ
ーズを入れずに調製した試料についてヘッドスペース中
のガスのイソ吉草酸濃度を測定した。消臭効果は、前記
測定値を用いて下式に従って算出した。 消臭効果(%)=(1−(A)/(B))×100 (A):試料を入れた場合のバイアルビンのヘッドスペー
ス部分のイソ吉草酸 濃度 (B):試料を入れなかった場合のバイアルビンのヘッド
スペース部分のイソ吉草酸濃度
【0021】実施例1〜8、比較例1〜3 後記表2に示す成分組成(重量%)の粉末エアゾール組成物
を作り、その消臭効果、さらさら感、白化のなさ及び保
存安定性を以下のようにして評価した。その結果を表2
に示す。なお、表2中に示した消臭成分の内容は次の通
りである。 A:参考例3の多孔質シリカビーズ B:参考例4の多孔質シリカビーズ
を作り、その消臭効果、さらさら感、白化のなさ及び保
存安定性を以下のようにして評価した。その結果を表2
に示す。なお、表2中に示した消臭成分の内容は次の通
りである。 A:参考例3の多孔質シリカビーズ B:参考例4の多孔質シリカビーズ
【0022】(消臭効果)腋臭が強いと判定された男1
5名、女15名の計30名からなるパネラーにより、下
記のようにして消臭試験を行った。パネラーの一方の腋
下に試料を塗布し、他方をコントロールとし、2日間に
わたり毎日午前及び午後1回ずつ計4回試料を塗布し
た。臭気の評価は、腋下に綿パッドを当て、10分後に
採取し、パッドの臭気を専門判定員によりコントロール
と比較した。コントロールよりも明らかに臭気強度が弱
い場合を消臭効果が良好であるとし、数値はパネラー3
0名中の消臭効果を認めた人数で表わした。
5名、女15名の計30名からなるパネラーにより、下
記のようにして消臭試験を行った。パネラーの一方の腋
下に試料を塗布し、他方をコントロールとし、2日間に
わたり毎日午前及び午後1回ずつ計4回試料を塗布し
た。臭気の評価は、腋下に綿パッドを当て、10分後に
採取し、パッドの臭気を専門判定員によりコントロール
と比較した。コントロールよりも明らかに臭気強度が弱
い場合を消臭効果が良好であるとし、数値はパネラー3
0名中の消臭効果を認めた人数で表わした。
【0023】(さらさら感)温度:35℃、相対湿度:
80%の部屋に約10分間入室して汗をかいた後、汗を
軽くふきとった状態の湿った肌に試料を塗布し、その時
のさらさら感の程度を官能により以下の基準で評価し
た。 ○・・・さらさらとした感じがある △・・・さらさらとした感じがややある ×・・・さらさらとした感じがほとんどない
80%の部屋に約10分間入室して汗をかいた後、汗を
軽くふきとった状態の湿った肌に試料を塗布し、その時
のさらさら感の程度を官能により以下の基準で評価し
た。 ○・・・さらさらとした感じがある △・・・さらさらとした感じがややある ×・・・さらさらとした感じがほとんどない
【0024】(白化のなさ)25℃、相対湿度60%の
条件の部屋において、乾いた肌に対して各試料を塗布し
た時のその塗布部の白化の程度を下記基準により官能で
評価した。 ○・・・白さがほとんど認められない △・・・白さがやや認められる ×・・・白さが認められる
条件の部屋において、乾いた肌に対して各試料を塗布し
た時のその塗布部の白化の程度を下記基準により官能で
評価した。 ○・・・白さがほとんど認められない △・・・白さがやや認められる ×・・・白さが認められる
【0025】(保存安定性)試料をエアゾール用耐圧ガ
ラスびんに40g充填したものを、45℃にて1ケ月保
存した後、粉末の凝集の有無を、以下の基準で評価し
た。 ○・・・粉末の凝集が認められない △・・・粉末の凝集がやや認められる ×・・・粉末の凝集がかなり認められる
ラスびんに40g充填したものを、45℃にて1ケ月保
存した後、粉末の凝集の有無を、以下の基準で評価し
た。 ○・・・粉末の凝集が認められない △・・・粉末の凝集がやや認められる ×・・・粉末の凝集がかなり認められる
【0025】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 消臭剤成分として、一次粒子径が0.0
01〜0.3μmの範囲にある消臭性金属化合物微粒子
を0.1〜30重量%の割合で粒子内に含有し、かつ粒
子内に0.3μm以上の空孔を実質的に含有しない中実
多孔質シリカビーズを含有することを特徴とする粉末エ
アゾール化粧料。 - 【請求項2】 制汗有効成分を含有することを特徴とす
る請求項1の粉末エアゾール化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3012806A JP3035632B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 粉末エアゾール化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3012806A JP3035632B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 粉末エアゾール化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04235121A JPH04235121A (ja) | 1992-08-24 |
JP3035632B2 true JP3035632B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=11815636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3012806A Expired - Fee Related JP3035632B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 粉末エアゾール化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035632B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6653519B2 (en) | 1998-09-15 | 2003-11-25 | Nanoscale Materials, Inc. | Reactive nanoparticles as destructive adsorbents for biological and chemical contamination |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP3012806A patent/JP3035632B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04235121A (ja) | 1992-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |