JP2899774B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の外側にファ
ンネル部を囲むように固定され、電子銃から射出される
電子ビームの偏向磁界をファンネル部の内側に形成する
偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管は、基端部に封止された電子銃
が射出する電子ビームを水平及び垂直方向に偏向し、先
端部に封着されたフェースパネル裏側の蛍光面上に走査
して、該フェースパネルの表面上に画像を形成する構成
となっている。前記電子ビームの偏向は、陰極線管の基
端から先端に向けて逐次拡径する漏斗状のファンネル部
の外側を囲むように固定された偏向ヨークにより、電子
ビームの射出経路上に水平及び垂直方向の偏向磁界を形
成して行われている。
【0003】前記偏向ヨークは、水平偏向用の磁界を形
成する水平偏向コイルと、垂直偏向用の磁界を形成する
垂直偏向コイルとを備え、両コイルの通電制御により適
宜の方向への偏向を可能としたものであり、近年におい
ては、特開昭63-86218号公報に開示されている如く、フ
ァンネル部の形状に略対応する中空漏斗状をなす一体形
のコイルボビンの内側に水平偏向コイルを形成し、同様
に一体形のコイルボビンの内側に垂直偏向コイルを形成
して、前者の外側に後者を被せ、これらの外側を環状の
磁気コアにより覆ってなる一体形の偏向ヨークが主流と
なっている。
【0004】図は、この種の偏向ヨークの分解図であ
る。図中1は水平コイルボビンであり、2は垂直コイル
ボビンである。水平コイルボビン1は、陰極線管のファ
ンネル部の外側に沿っての嵌め合わせが可能な中空漏斗
形をなし、小径側の端縁には複数本の巻掛突起10,10…
が直接的に突設され、また大径側には、これに周設され
たフランジ11の端面に複数本の巻掛突起12,12…が突設
されている。一方垂直コイルボビン2は、水平コイルボ
ビン1の更に外側への嵌め合わせが可能な中空漏斗形を
なす胴部20と、これの小径側及び大径側端縁に夫々周設
された小フランジ21及び大フランジ22とを備え、両フラ
ンジ21,22の端面には、各複数の巻掛突起23,23…及び
24,24…が突設されている。なお胴部20の外側は、環状
をなす磁気コア3により全面に亘って被覆されている。
【0005】水平コイルボビン1の内側には、水平偏向
のための水平偏向コイル4が形成されている。この水平
偏向コイル4は、水平コイルボビン1の内面に沿わせた
巻線(エナメル線)を、小径側において所定の巻掛突起
10,10…に巻き掛けて大径側に折り返し、更に大径側に
おいて所定の巻掛突起12,12…に巻き掛けて小径側に折
り返す手順の繰り返しにより、公知の如く、両端縁間に
鞍形をなして架設されている。また垂直コイルボビン2
の内側には、垂直偏向のための垂直偏向コイル5が形成
されている。この垂直偏向コイル5は、水平偏向コイル
4と全く同様に、胴部20の内面に沿わせた巻線を、両側
の所定の巻掛突起23,23…及び24,24…に順次巻き掛け
て折り返す手順の繰り返しにより、両端縁間に鞍形をな
して架設されている。
【0006】以上の如く水平偏向コイル4及び垂直偏向
コイル5を形成した後、図中に白抜矢符にて示す如
く、水平コイルボビン1の小径側を垂直コイルボビン2
の大径側から内挿し、水平コイルボビン1の小径側が垂
直コイルボビン2の小径側から適長突出した状態で両者
を適宜に固定する。これにより、水平偏向コイル4を保
持する水平コイルボビン1の外側に垂直偏向コイル5を
保持する垂直コイルボビン2を被せ、これらの外側を環
状の磁気コア3により覆ってなる一体形の偏向ヨーク
が、図に示す如く構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上の如き従
来の偏向ヨークにおいては、水平偏向コイル4の形成に
際し、水平コイルボビン1の小径側の端縁に突設された
巻掛突起10,10…に複数回に亘って巻き掛けられた巻線
の巻き掛け部40が、図に示す如く、小径部の外側に膨
れ出すことが避けられず、このような水平コイルボビン
1を垂直コイルボビン2に内挿して偏向ヨークを構成す
るには、垂直コイルボビン2の最小内径を前記巻き掛け
部40の最大外径よりも大きくせねばならない。このこと
は、水平コイルボビン1の内側に沿う水平偏向コイル4
と垂直コイルボビン2の外側を覆う磁気コア3との間隔
の増加を招来し、これに伴う偏向感度の低下、出力損失
及び発熱により、特に、精細な画質が要求される陰極線
管への適用が難しいという問題があった。
【0008】この問題に対処するため、従来において
は、まず、垂直コイルボビン2の内側に垂直偏向コイル
5を形成し、次に、これらの内側に水平偏向コイル4形
成前の水平コイルボビン1を挿入して固定し、その後、
水平コイルボビン1の内側に水平偏向コイル4を形成す
る組立て手順が採用されている。ところがこの場合、垂
直偏向コイル5の巻線工程と水平偏向コイル4の巻線工
程との間に、垂直コイルボビン2への水平コイルボビン
1の組み込み工程が必要であり、組立てライン構築上の
自由度が制限され、能率的な組立てが難しい上、組立て
終了後に各部の不良が発見され、不良部の交換が必要と
なった場合、この交換のために水平偏向コイル4の無為
な分解を強いられ、多大の手間を要する難点がある。
【0009】また一方、従来の偏向ヨークにおいては、
図示の如く、水平コイルボビン1の小径端側の巻掛突起
10,10…に複数回に亘って巻き掛けられた水平偏向コイ
ル4用の巻線の巻き掛け部40と、垂直コイルボビン2の
同側の巻掛突起23,23…に巻き掛けられた垂直偏向コイ
ル5用の巻線の巻き掛け部とが近接して位置することか
ら、両者間に絶縁不良が生じる虞が高いという難点があ
った。
【0010】更に従来の偏向ヨークは、水平偏向コイル
4の巻き姿が、特に、小径端側の巻き掛け部40において
非対称になり易く、これに伴って発生する磁界分布の不
均一が、陰極線管の画面上でのランディング特性及びコ
ンバーゼンス特性に悪影響を及ぼす難点があった。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、偏向感度の低下を招来することなく、能率的な
組立て及び容易な分解が可能であり、また水平偏向コイ
ルと垂直偏向コイルとの絶縁を確保でき、更に、水平偏
向コイルの巻き形状の非対称性を有効に解消し得る偏向
ヨークを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
偏向ヨークは、水平偏向コイルをその内部に形成する中
空漏斗状をなすコイルボビンの小径側に、同側の外縁と
の間に所定の間隔を有して巻掛突起を突設し、これらの
巻掛突起に巻き掛けられた巻線の周囲を筒形の絶縁カバ
ーにより覆い、この絶縁カバーの内面に突設された整合
突起を夫々の巻掛突起の間に差し込み、これらに巻き掛
けられた巻線の巻き姿を整える構成としたものである。
【0013】また本発明の第2発明に係る偏向ヨーク
は、前記絶縁カバーに、陰極線管への固定用バンドの保
持部を設けたものである。
【0014】
【作用】本発明の第1発明においては、水平コイルボビ
ンの小径側の巻掛突起を、小径部の外縁との間に所定の
間隔を有する位置、具体的には、水平偏向コイルの形成
のために巻き掛けられる巻線の外側への膨れ出し幅に相
当するだけの間隔を隔てた位置に設け、巻掛突起への巻
き掛け部が水平コイルボビンの外側に突出せず、水平偏
向コイル形成後の水平コイルボビンを垂直コイルボビン
に挿入できるようにする。また、このような巻掛突起へ
の巻き掛け部の外側を、前記間隔を利用して絶縁カバー
により覆い、組み付け後の使用状態において近接する垂
直偏向コイルの巻線との間の絶縁を確保する。更にこの
とき、絶縁カバーの内側に設けた整合突起が、小径側の
巻掛突起に巻き掛けられた巻線に当接してこの巻き姿を
整え、水平偏向コイルの非対称性を緩和する。
【0015】第2発明においては、陰極線管への固定の
ための固定バンドを絶縁カバーに保持させて、陰極線管
への確実な固定を実現する。
【0016】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係る偏向ヨークにおいて用
いる水平偏向コイル保持用の水平コイルボビンの正面図
である。また、図2は本発明に係る偏向ヨークの主要部
分解図、図3は同じく組立て図であり、これらは従来
の偏向ヨークを示す図及び図と同様、左半部を断面
として示してある。
【0017】図において、1は水平コイルボビンであ
り、2は垂直コイルボビンである。水平コイルボビン1
は、陰極線管のファンネル部の外側に沿っての嵌め合わ
せが可能な中空漏斗形状を有しており、小径側の端縁に
は複数本の巻掛突起10,10…が直接的に突設され、また
大径側には、これに周設されたフランジ11の端面に複数
本の巻掛突起12,12…が突設されている。
【0018】以上の構成は、図及び図に示す従来の
偏向ヨークと同一であるが、本発明に係る偏向ヨーク
おいては、図1に示す如く、小径側の前記巻掛突起10,
10…が、これらの外側と小径側の外縁との間に所定の間
隔Aを有する位置に突設された水平コイルボビン1が用
いられている。
【0019】一方、前記水平コイルボビン1との組み合
わせにより偏向ヨークを構成する垂直コイルボビン2
は、図2に示す如く、水平コイルボビン1の更に外側へ
の嵌め合わせが可能な中空漏斗形の胴部20と、これの小
径側及び大径側端縁に夫々周設された小フランジ21及び
大フランジ22とを備え、両フランジ21,22の端面に各複
数の巻掛突起23,23…及び24,24…を突設してなり、前
記胴部20の外側は、環状をなす磁気コア3により全面に
亘って被覆されている。
【0020】前記水平コイルボビン1の内側には、半径
方向に相対向する位置に水平偏向のための水平偏向コイ
ル4が、図2に示す如く形成されている。この水平偏向
コイル4は、従来と同様、水平コイルボビン1の内面に
沿わせた巻線(エナメル線)を、小径側において所定の
巻掛突起10,10…に巻き掛けて大径側に折り返し、更に
大径側において所定の巻掛突起12,12…に巻き掛けて小
径側に折り返す手順の繰り返しにより、両端縁間に鞍形
をなして架設される。
【0021】また垂直コイルボビン2の内側には、垂直
偏向のための垂直偏向コイル5が形成されている。この
垂直偏向コイル5は、水平偏向コイル4の場合と全く同
様に、胴部20の内面に沿わせた巻線を、両側の所定の巻
掛突起23,23…及び24,24…に順次巻き掛けて折り返す
手順の繰り返しにより、両端縁間に鞍形をなして架設さ
れる。
【0022】以上の如く構成された水平偏向コイル4及
び垂直偏向コイル5は、図2中に白抜矢符にて示す如
く、水平コイルボビン1の小径側を垂直コイルボビン2
の大径側から内挿し、水平コイルボビン1の小径側が垂
直コイルボビン2の小径側から適長突出した状態で両者
を適宜に固定して、図3に示す如くに組み合わされる。
本発明に係る偏向ヨークは、垂直コイルボビン2の小径
側から突出する水平コイルボビン1の小径側の巻掛突起
10,10…に、後述の如く絶縁カバー6を外嵌して構成さ
れる。
【0023】本発明に係る偏向ヨークにおいては、小径
側の巻掛突起10,10…と小径端の外縁との間に前記間隔
Aが確保された水平コイルボビン1が用いられているこ
とから、前述した水平偏向コイル4の形成に際し、巻掛
突起10,10…の外側に膨れ出す態様にて生じる巻き掛け
部40が小径端の外縁から突出することがない。この巻き
掛け部40の膨れ出し幅は、使用する巻線の直径及び必要
とされる巻き数等、水平偏向コイル4の形成条件により
大まかに予想できるから、この予想幅に応じて前記間隔
Aを設定することにより巻き掛け部40の突出を確実に解
消できる。
【0024】従って、水平コイルボビン1自体の挿入が
可能な範囲で垂直コイルボビン2の最小内径を設定する
ことにより、内側に水平偏向コイル4を備えた水平コイ
ルボビン1を垂直コイルボビン2に組み込むことが可能
となり、組み込み後の両者の分解もまた、前記固定の解
除操作のみを行うことで容易に実現できる。また、水平
偏向コイル4と垂直コイルボビン2外側の磁気コア3と
の間隔を十分に小さくできることから、偏向感度の低
下、出力損失及び発熱の発生を未然に防止し得る。
【0025】
【0026】
【0027】図は本発明の第1発明に係る偏向ヨーク
の組立て図である。本図に示す偏向ヨークは、図3に示
す如く得られた水平偏向コイル4及び垂直偏向コイル5
の組立体を用い、垂直コイルボビン2の小径側から前述
の如く突出する水平コイルボビン1の小径側端部に絶縁
カバー6を装着して構成されている。この絶縁カバー6
は、有底の筒形をなす絶縁体製の成形品であり、その開
口側を水平コイルボビン1の小径側の巻掛突起10,10…
に外嵌させ、これらの巻掛突起10,10…への巻線の巻き
掛け部40の周囲を覆うように装着されている。
【0028】図は、図に示す如く装着される絶縁カ
バー6の一部を破断して示す斜視図である。図示の如く
絶縁カバー6の底面の中央部には、図示しない陰極線管
のネック部を挿通させるための挿通孔が形成され、また
絶縁カバー6の内面には、複数の整合突起6a,6a…が内
向きに突設されている。これらの整合突起6a,6a…は、
絶縁カバー6の内側に放射状をなして配された薄肉の板
材であり、絶縁カバー6の軸長方向に相異なる高さを有
している。これらの整合突起6a,6a…は、図4に示す如
く絶縁カバー6が装着されたとき、水平コイルボビン1
の小径端側に突設された巻掛突起10,10…間の隙間に各
別に差し込まれ、各隙間における水平偏向コイル4の巻
き掛け部40に当接して、この巻き掛け部40の巻き姿を夫
々の当接位置にて整える作用をなす。即ち、図に示す
整合突起6a,6a…の周方向の突設位置は、水平コイルボ
ビン1の小径側の巻掛突起10,10…に外嵌された装着状
態において、夫々が所定の巻掛突起10,10間の隙間に差
し込まれ得るように設定されており、各整合突起6aの高
さは、夫々の差し込み隙間における巻き掛け部40の厚さ
に対応して決定されている。このように、図4に示す偏
向ヨークにおいては、水平コイルボビン1の小径側の巻
き掛け部40と、垂直コイルボビン2の小径側における垂
直偏向コイル5の巻き掛け部との間に、前記巻掛突起1
0,10…の外側に図1に示す如く設けられた間隔Aを利
用して絶縁カバー6が介在することになり、両者間での
絶縁を確実に維持できる。またこのとき、絶縁カバー6
内面の整合突起6a,6a…が、前記巻掛突起10,10間の隙
間に差し込まれ、巻き掛け部40を構成する巻線に当接し
て巻き姿を整えるから、この巻き掛け部40に生じ易い巻
線の非対称性が緩和され、これに伴って発生する磁界分
布の不均一性を改善することができる。
【0029】図は本発明の第発明に係る偏向ヨーク
の組立て図である。本図に示す偏向ヨークの主要部の構
成は、図2及び図3に示すものと同一であり、また図4
に示すものと同様に、垂直コイルボビン2の小径側から
突出する水平コイルボビン1の小径側端部に絶縁カバー
6が装着してある。絶縁カバー6の形状は、図に示す
ものとは異なり、水平コイルボビン1の小径側に突設さ
れた巻掛突起10,10…に外嵌されて巻き掛け部40の外側
を覆う本体部6bと、これの他側に連設された小径のバン
ド保持部6cとを備えてなり、このバンド保持部6cの外周
には、図示しない陰極線管への固定用のバンド7が巻着
固定されている。
【0030】即ち、この構成においては、陰極線管への
固定のためのバンド7を絶縁カバー6に保持させること
ができ、偏向ヨークの陰極線管への固定は、バンド7の
締め付けによりバンド保持部6cを縮径させ、これの内側
に挿入された陰極線管のネック部を把持せしめることに
より行え、陰極線管への確実な固定が可能となる。
【0031】なお以上の実施例は、鞍形の水平偏向コイ
ル4及び垂直偏向コイル5を備えた偏向ヨークについて
説明したが、本発明は、トロイダル形の偏向コイルを備
えた偏向ヨークにおいても適用可能であることは言うま
でもない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
る偏向ヨークにおいては、水平コイルボビンの小径側の
巻掛突起が同側の外縁との間に所定の間隔を有する位置
に突設されており、前記間隔を利用して前記巻掛突起へ
の巻き掛け部の外側を覆う絶縁カバーを装着したから、
前記巻き掛け部と垂直コイルボビンの小径側の巻き掛け
部との間の絶縁が確実に維持されて絶縁不良の発生を未
然に防止できる上、前記絶縁カバーの内側に設けた整合
突起が、水平コイルボビンの小径側における水平偏向コ
イルの巻き掛け部に当接して巻き姿を整える作用をなす
から、この巻き掛け部の不均一に起因する水平偏向コイ
ルの非対称性を有効に解消でき、磁界分布の不均一が緩
和されて、この偏向ヨークを用いた陰極線管におけるラ
ンディング特性及びコンバーゼンス特性の向上に寄与で
きる。
【0033】
【0034】
【0035】更に加えて第発明に係る偏向ヨークにお
いては、陰極線管への固定のための固定バンドを水平コ
イルボビンの小径側の巻き掛け部の外側を覆う絶縁カバ
ーに保持させたから、この固定バンドの締め付けにより
陰極線管への確実な固定が可能となる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏向ヨークに用いる水平コイルボ
ビン正面図である。
【図2】本発明に係る偏向ヨークの主要部の分解図であ
る。
【図3】本発明に係る偏向ヨークの主要部の組立て図で
ある。
【図4】本発明の第発明に係る偏向ヨークの組立て図
である。
【図5】本発明の第発明に係る偏向ヨークに用いる絶
縁カバーの一部破断斜視図である。
【図6】本発明の第発明に係る偏向ヨークの組立て
である。
【図7】従来の偏向ヨークの分解図である。
【図8】従来の偏向ヨークの組立て図である。
【符号の説明】
1 水平コイルボビン 2 垂直コイルボビン 3 磁気コア 4 水平偏向コイル 6 絶縁カバー 6a 整合突起 6c バンド保持部 10 巻掛突起 12 巻掛突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−245148(JP,A) 特開 平4−115443(JP,A) 特開 昭63−200432(JP,A) 特開 昭63−86218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/70 - 29/78 H01J 9/236

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空漏斗状をなすコイルボビンの内面に
    沿わせた巻線を、該コイルボビンの小径側及び大径側の
    端縁に夫々突設された各複数の巻掛突起に順次巻き掛
    け、両端縁間に前記巻線を架設して水平偏向コイルを形
    成し、該水平偏向コイルを環状の一体コアに保持された
    垂直偏向コイルの内側に配して構成され、陰極線管の外
    側に固定して用いる偏向ヨークにおいて、前記小径側の
    巻掛突起は、同側の前記コイルボビンの外縁との間に所
    定の間隔を有して突設してあり、これらの巻掛突起に巻
    き掛けられた巻線の周囲を覆う筒形の絶縁カバーと、該
    絶縁カバーの内面に突設され、前記小径側の巻掛突起間
    に夫々差し込まれて各巻掛突起に巻き掛けられた巻線に
    当接し、該巻線の巻き姿を整える整合突起とを具備する
    ことを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 前記絶縁カバーの一部に、前記陰極線管
    への固定用バンドの保持部を備える請求項1記載の偏向
    ヨーク。
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