JP2899756B2 - 包装材 - Google Patents

包装材

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JP2899756B2
JP2899756B2 JP1122293A JP12229389A JP2899756B2 JP 2899756 B2 JP2899756 B2 JP 2899756B2 JP 1122293 A JP1122293 A JP 1122293A JP 12229389 A JP12229389 A JP 12229389A JP 2899756 B2 JP2899756 B2 JP 2899756B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は被包装物との密着性を有する包装材に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来より加工肉等の食品のための多層フィルムからな
る包装材は数多く知られており、例えばこのような加工
肉類に適する包装材としては、内面が肉密着性を有す
ること、シール面での破れが起らないこと、層間剥
離、いわゆるデラミ現象を起こさないことが重要である
が、一般に内層の肉密着性を上げるためには各種粘着性
物質も塗布したり、コロナ放電処理を施す等の方法が取
られている。内層の肉密着性については例えばチューブ
状多層フィルムの最内層の樹脂を選択することにより、
ある程度解決される場合もあるが、こうした樹脂は概し
てヒートシール強度に不十分な上に、デラミ現象を起し
易い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 一般にハム、ソーセージ等の加工肉類用の多層フィル
ムからなる包装材は何故肉密着性が必要かと言うと、肉
密着性に乏しい場合、加工肉類と包装材との間に隙間が
生じ、この隙間に肉汁、水分等がたまるいわゆる離水現
象が起り、加工肉類の保存性を低下させるという問題点
が知られているためであり、加工肉類用包装材にとって
は肉密着性は重要なポイントであった。
また、加工肉類は一般に包装材に原料肉を充填後、脱
気、封印した後、更に例えば60〜80℃程度で数時間熱水
処理されるのが通常で、その間の原料肉の膨張等によ
り、ヒートシール部が破れることが懸念されるため、ヒ
ートシール強度を十分確保することがもう一つの重要ポ
イントであった。例えば熱収縮性を有する多層フィルム
を用いる場合原料肉の膨張と包装材の収縮が同時に起る
ため、特にヒートシール部の破れが問題視されていた。
更に上記したような過酷な処理を行う際、層間でのデラ
ミ現象が生じ易く、特に内層が肉密着性を有する場合
は、こうしたデラミ現象や前記したシール部での破れ等
の発生しやすい状況にあった。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は前記した如き問題点を解決すべくなされたも
のであり、その特徴とするところは包装材において、多
層フィルムから作成され、かつ変性直鎖状低密度ポリエ
チレンと、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、およびエチレン−アクリル酸エ
ステル−無水マレイン酸ターポリマーから選ばれた少な
くとも1種類の重合体とを配合してなる組成物を内層に
有する点にある。
本発明において、多層フィルムとは、異種或るは同種
の樹脂から成る樹脂層を積層し、必要ならば熱収縮性能
を付与したフィルムの事であり、本発明では、最外層、
中間層、最内層からなる3層構造のものを例示できる
が、これのみに限定されず、例えば、2層、4層、5層
等の多層フィルムも本発明の範囲に含まれる。
3層構造の場合には、最外層としては、例えば強靱
性、耐熱性、耐水性、ガスバリヤー性等の良好な樹脂層
が好ましいが特に制限はなく、最適な樹脂としてはポリ
アミド系樹脂を例示できる。かかるポリアミド系樹脂と
しては、ω−アミノカルボン酸の重縮合反応や二塩基性
酸とジアミンの重縮合反応により製造される6−ナイロ
ン、66ナイロン、11ナイロン、12ナイロン等、及びこれ
らの共重合体(例えば6−66ナイロン等)やこれらの混
合物等を例示できるが、これのみに限定されない。
中間層としては、例えば、最外層と最内層とを接着で
きるものが好ましいが特に制限はなく、具体的には、変
性ポリオレフィン系樹脂、もしくは変性ポリオレフィン
系樹脂を含有するポリオレフィン系樹脂等を例示でき
る。前記変性ポリオレフィン系樹脂としては、適宜のポ
リオレフィンに不飽和カルボン酸、その誘導体、その無
水物等の極性基を有するモノマーをグラフト共重合させ
た変性ポリマー、例えば変性ポリプロピレン樹脂、変性
ポリエチレン樹脂或いは変性エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂、後記する変性直鎖状低密度ポリエチレン又は
これ等のブレンド物等を例示できる。更にエチレンと例
えばアクリル酸、マレイン酸またはイタコン酸等との共
重合体の金属塩であるアイオノマー等を例示できるが、
これ等のみに限定されず、適宜のものを選択できる。更
に中間層としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物等も例示でき、かかるけん化物はガスバリアー性をも
有するもので、好んで使用される場合もある。
本発明に係る変性直鎖状低密度ポリエチレンとは、エ
チレンと特に制限はないが例えば0.2〜20モル%の炭素
数4以上のαオレフィンとの共重合体にマレイン酸、ア
クリル酸等の不飽和カルボン酸、その誘導体、その無水
物等の極性基を有するモノマーをグラフト共重合させて
なる変性ポリマーを例示できる。勿論以上に例示した以
外の変性直鎖状低密度ポリエチレンを用いてもよく特に
制限はない。こうした変性直鎖状低密度ポリエチレンは
耐熱性を有するもの、例えば融点が80〜130℃、好まし
くは110℃〜130℃の範囲のものが特にヒートシール強度
の向上、デラミ現象の防止等の点から好ましいが、特に
制限はない。変性直鎖状低密度ポリエチレンは、単独の
ものから、変性されていない直鎖状低密度ポリエチレン
等各種の未変性ポリオレフィン等を希釈物質として含ん
でいてもよいことは勿論で、こうしたことはいっこうに
差しつかえなく、これらは全て変性直鎖状低密度ポリエ
エチレンとして表現を統一する。
本発明に係るエチレン−アクリル酸共重合体とは、エ
チレンとアクリル酸の高圧重合反応によって製造される
ものを例示できるが特に制限はなく、また本発明に使用
するエチレン−アクリル酸共重合体は、特に制限はない
が、メルトインデックス(ASTM−D−1238で測定)が1.
5g/10分〜20.0g/10分、更にアクリル酸含有量は、特に
制限はないが、3重量%〜10重量%のものが好ましい。
勿論メルトインデックスやアクリル酸含有量が上記の値
をはずれても、必要に応じ使用可能であり、特に制限は
ない。この際、メルトインデックスが1.5g/10分以下に
なると加工肉との密着性が低下し、メルトインデックス
が20.0g/10分以上になると製膜性が困難となる傾向がみ
られ、又アクリル酸含有量が3重量%以下になると加工
肉との密着性、透明性、強靱性は向上するが、製膜性、
耐ブロッキング性が低下する場合があるが、これらの範
囲以外でも用途、用法等によっては勿論使用可能であ
る。
更にエチレン−メタクリル酸共重合体とは、エチレン
とメタクリル酸との好ましくはランダム共重合樹脂を例
示できるが特に制限はなく、また、メルトインデックス
(ASTM−D−1238により測定)は好ましくは2.0〜20g/1
0分程度の値を例示でき、更にメタクリル酸含有量も好
ましくは3〜10重量%程度のものを例示できる。勿論メ
ルトインデックスやメタクリル酸含有量が上記の値をは
ずれても、必要に応じ使用可能であり、特に制限はな
い。この際、メルトインデックスが1.5g/10分以下にな
ると加工肉との密着性が低下し、メルトインデックスが
20.0g/10分以上になると製膜性が困難となる傾向がみら
れ、又アクリル酸含有量が3重量%以下になると加工肉
との密着性が低下し、10重量%以上になると加工肉との
密着性、透明性、強靱性は向上するが、製膜性、耐ブロ
ッキング性が低下する場合があるが、これらの範囲以外
でも用途、用法等によっては勿論使用可能である。
エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸ター
ホリマーとはエチレンとメチルアクリレート、エチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート等のアクリル酸エ
ステルと無水マレイン酸との三元共重合体を言う。ここ
でエチレン成分は優れた加工性、熱安定性、ポリオレフ
ィンへの親和性等を分担し、アクリル酸エステル成分は
共重合体の結晶性を調節してゴム状弾性体とする役割等
を分担し、無水マレイン酸成分は水素結合力、化学反応
力により極性材料への接着性、親和性を可能にする役割
等を分担すると推定されている。このようなターポリマ
ーにおけるアクリル酸エステルとしてはエチルアクリレ
ートが最も効果的と考えられ、かかるエチレン−エチル
アクリレート−無水マレイン酸ターポリマーは接着性樹
脂として、また樹脂改質剤として期待されるものであ
る。
以上に示す、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体およびエチレン−アクリル酸
エステル−無水マレイン酸ターポリマーは、特に制限を
受けるものでないが、極性基が多く導入されたものが好
ましく、これにより肉密着性が一層助長される傾向があ
る。極性基を導入するには、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸無水物等をより多く共重合せしめる
ことが効果的であり、このように極性基を導入されたも
のは、一般的に融点が低くヒートシール部の耐熱性にお
とり、シール部の破れの原因になり易いので、このよう
な面を、変性直鎖状低密度ポリエチレンが補っていると
考えられる。
本発明では、肉密着性についてはエチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸ターポリマー
等が作用し、ヒートシール強度の向上、デラミ現象の防
止等については、変性直鎖状低密度ポリエチレンが作用
すると考えられる。この際、両者の混合比率は前者が20
〜80重量%、好ましくは30〜70重量%、後者は80〜20重
量%好ましくは70〜30重量%程度を例示できるが、特に
制限を受けるものでない。
本発明における包装材の内層としては以上に示す配合
組成物の中に、本発明の効果を損なわない範囲で他の重
合体を添加することもでき、また必要に応じ周知の添加
剤を加えることはいっこうに差しつかえない。
本発明はこのような混合組成物を有する最内層からな
る多層フィルムをヒートシール等によりシールし、包装
材として用いるものである。チューブ状フィルムの場
合、底部をヒートシールしてカットするだけで個々の袋
をとなるので、チューブ状のものが好んで用いられる。
勿論ヒートシールによらず、クリップ等の環状金具を用
いて包装材とすることも可能であり、本発明に係る包装
材とするにはヒートシールのみに限定されるものでな
い。フラット状多層フィルムを用いて本発明の包装材と
してもよいが、この場合ヒートシール部分が多くなるの
であまり歓迎されない場合が多い。
本発明に係る多層フィルムはいかなる製法で作られよ
うと自由であるが、好ましくは共押出方法、溶融押出ラ
ミネート法或いはドライラミネート法などで製造され
る。
最も好ましい方法としては、複数の押出機による共押
出方法であって、3層構造の場合、最外層となる樹脂、
中間層となる樹脂、最内層となる混合組成物を3台の押
出機で共押出を行ない、これを冷却固化して製造する方
法を例示できるが、これのみに制限されるのもでなく、
適宜の方法が採用できるのは勿論である。
かかる共押出方法にはサーキュラダイ等によってチュ
ーブ状に押出するか、又はTダイによってフラット状の
押出するかのいずれかが好ましいがこれのみに限定され
ない。しかし乍ら包装材とするにはチューブ状の方がヒ
ートシール等により袋体とし易いので、通常はチューブ
状のものが使用される。
延伸を行なう場合は、例えば前記チューブ状フィルム
或はフラット状フィルムを、好ましくは90℃乃至160℃
の延伸温度に加熱して既知のチューブラ方式或はテンタ
ー方式等で、例えば、一軸延伸、縦横同時二軸延伸或
は、逐次二軸延伸等を行なうことによって良好な多層の
延伸フィルム、熱収縮性フィルム等を製造することも可
能である。しかし乍ら延伸温度はこれのみに制限される
ものでなく多層フィルムの構成、厚み等に応じて最適条
件を採用できる。二軸延伸を行なう場合の延伸倍率は自
由に設定でき特に制限はないが、縦横各々2.5倍以上、
好ましくは2.8倍乃至3.3倍を例示できる。
熱収縮性フィルムとして用いる場合の熱収縮率は80℃
の熱湯中に入れて30秒後の寸法収縮率が縦横各々10%乃
至30%程度をあげることができるが、特に制限を受ける
ものでなく、熱収縮性がない通常のフィルムも用いても
いっこうに差しつかえない。勿論上記延伸倍率及び熱収
縮率等は、これのみに限定されるものでなく、例えば、
加工肉類の充填量、包装材の寸法、フィルムの構成、厚
さ等によって自由に定めればよい。
本発明の包装材の原料として多層チューブ状熱収縮性
フィルムを用いる場合は、特に制限を受けるものではな
いが、通常はハム、ソーセージ等加工肉類の包装材とし
て使用に供されるべくヒートシール等により袋状等とさ
れる。しかる後、例えば、所定の如く加工肉類が充填さ
れたこれら包装物は、収縮工程及び必要ならば過熱殺菌
工程を通すことにより、ハム、ソーセージ等加工肉類の
好ましい包装物となるのである。
尚、本発明において、包装材の内層と加工肉類との密
着については、包装物において、包装材として用いてい
る多層フィルムを剥離したとき、多層フィルム側に加工
肉が適宜に付着する程度の状態を言う場合が多いが、特
に制限を受けるものではない。又、本発明の包装材は必
要に応じ過熱殺菌を施すことが可能であるため、例えば
前記したハム、ソーセージ等加工肉類の包装材として好
適であり、この際、過熱殺菌とは、80℃前後のスチーム
或は湯に浸漬して包装体の芯温度が60℃以上にする場合
がおおいが、これのみに限定されない。また熱収縮性フ
イルムを用いたもは、過熱殺菌と熱収縮とを必要ならば
同時に一工程で行なうことも可能であり便利である。
以上は本発明の実施態様を例示的に述べたまでで、本
発明はかかる記載に制限を受けるものでないことは勿論
である。
〈実施例1〉 ナイロン6/66のポリアミド共重合体、耐熱性を有する
変性直鎖状低密度ポリエチレンを含む樹脂、エチレン−
エチルアクリレート−無水マレイン酸ターポリマー50重
量%と耐熱性を有する変性直鎖状低密度ポリエチレンを
含む樹脂50重量%(融点120℃)との混合組成物とを3
台の押出機を用い共押出法で、最外層ポリアミド共重合
体、中間層が変性直鎖状低密度ポリエチレン、内層が混
合組成物層からなる構成のチューブ状フィルムを製造し
た。実施例の各フィルムの厚みは400μ、折径は48mmで
あった。
次いで、これら各フィルムを再加熱して既知のチュー
ブラ方式の二軸延伸装置により、縦横に各々3倍に延伸
して厚さ約45μ、折径140mmのチューブ状多層熱収縮性
フィルムをえた。かかるフィルムの熱収縮率は80℃の熱
湯中に入れて30秒後の寸法収縮率が縦横各々20%程度で
あった。
前記により得られたチューブ状多層熱収縮性フィルム
は、次いで250mm間隔でヒートシールされカットされ
て、内層が前記混合組成物からなる筒袋状の包装材に形
成された。
次に、この包装材の中に生のポークソーセージ2kgを
充填し、脱気し、他の端部をクリップで封印した。しか
る後充填された生のポークソーセージは、芯部の温度が
60℃以上になるまで、70℃の湯、85℃の湯、85のスチー
ムの各条件で2時間或は3時間浸漬され、熱収縮と同時
に加熱殺菌され、包装された加工肉製品とされた。
〈実施例2〉 最外層がナイロン6/66のポリアミド共重合体、中間層
がエチレン含有量38モル%、けん化度95%以上のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物、最内層に極性基の多
いエチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸ター
ポリマー(無水マレイン酸含有量約3%)50重量%と耐
熱性を有する変性直鎖状低密度ポリエチレン(融点120
℃)50重量%との混合組成物を用いる以外実施例1と同
様にして、包装材とし、包装された加工肉製品を得た。
〈比較例1、2〉 実施例1および実施例2における最内層のかわりにア
イオノマー樹脂を用いる以外、同様にして包装された加
工肉製品を得、これらをそれぞれ比較例1、2とした。
これらの実験データーを第1表に載げる。
〈測定方向〉 (1)、180°方向に引張った際のg/15mmの値。
(2)、180°方向に引張った際のkg/15mmの値。
(3)、90°熱水中において180°方向に引張った際のk
g/15mmの値。
(4)、包装された状態で包装材を剥離する際、内容物
が少なくとも一部が包装材内面に付着してくる状態を○
とした。
以上の結果からも、実施例のものは層間剥離強度の値
が高くデラミ現象が生じにくいことを表わしている上
に、ヒートシール強度の値も高くシール部が破れにくい
ことが解り、本発明の効果がうかがわれる。
〈発明の効果〉 本発明は以上の通りであり、本発明によると内容物、
例えば加工肉類との密着性が優れた包装材の提供が可能
になると共に、本発明に係る多層フィルムを例えばヒー
トシールにより袋状の包装材とし、例えば内容物を充填
して前記した如き苛酷な処理等を施した場合でも、比較
例に示す如き従来のものに比べヒートシール部が破れに
くく、更にデラミ現象が生じにくいという格別なる効果
を奏するものであり、内容物たる加工肉類等食品類の長
期保存が確保される等の利点がある。
本発明の包装材は以上のような効果を奏するため、加
工肉類を始めとして各種食品類、その他のあらゆる材料
の方法に対し有効であり、今後更に多くの用途が期待さ
れている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層フィルムから作成され、かつ変性直鎖
    状低密度ポリエチレンとエチレン−アクリル酸エステル
    −無水マレイン酸ターポリマーとを配合してなる組成物
    を被包装物と接する内層に有することを特徴とする包装
    材。
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