JP2899182B2 - 浴室用床パン - Google Patents

浴室用床パン

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JP2899182B2
JP2899182B2 JP24394192A JP24394192A JP2899182B2 JP 2899182 B2 JP2899182 B2 JP 2899182B2 JP 24394192 A JP24394192 A JP 24394192A JP 24394192 A JP24394192 A JP 24394192A JP 2899182 B2 JP2899182 B2 JP 2899182B2
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秀哉 千葉
浩 永冨
忠志 隅田
守 中川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として浴室内で洗い
場の床を形成する浴室用床パンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の浴室用床パンとし
て、滑り防止用の凹凸面を先端面に有した突部を床パン
本体の上面に突設したものが提供されている。このよう
な突部を設けていることによって突部を踏んだときには
足裏に凹凸面が接触するから、滑って転倒するのを防止
することができ、浴室内での安全性が高くなるのであ
る。一方、床パン本体の上面は排水口に向かって水を流
しやすくすることが必要であるから、突部の先端面の周
縁を多角形状に形成し、隣合う突部の直線部分を互いに
平行になるように配列することによって、水を流すため
の間隙を突部間に確保しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構成では、滑り防止用の凹凸面を有した突部の先
端面の周縁が多角形状であって、隣接している突部の直
線部分が互いに平行になるように配列されているもので
あるから、突部間を突部の直線部分に沿う向きに踏むと
直線部分に沿って滑りやすいという問題が残されてい
る。
【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あって、その目的とするところは、どの向きに踏んでも
滑ることがない浴室用床パンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明では、浴室の床面を形成し水の流れる勾配が
上面に付与された床パン本体を備え、床パン本体の上面
には先端面に滑り防止用の凹凸面を有した多数の突部が
互いに近接して突出し、突部の間の床パン本体の上面は
平滑面であって隣接する突部の間に水を流す流水部を形
成し、突部の先端面は床パン本体の上面の勾配方向に長
くかつ長手方向の両端部が中間部よりも狭幅となる形状
を有し、突部の両側縁はそれぞれ曲線であって隣合う突
部の側縁を互いに異なる形状の曲線としているのであ
る。
【0006】
【作用】本発明の構成によれば、突部の両側縁をそれぞ
れ曲線とし、隣合う突部の側縁を互いに異なる形状の曲
線としているから、隣接する突部の間を踵で踏み込んだ
としても突部の周縁に必ず引っ掛かり、どの方向に足が
向いていても滑ることがない。また、突部の先端面は床
パン本体の上面の勾配方向に長くかつ長手方向の両端部
が中間部よりも狭幅となる形状を有し、しかも突部の流
水部は平滑面であるから、浴室内の水を隣接する突部の
間を通してスムーズに流すことができるのである。
【0007】
【実施例】以下本発明を図に基づいて説明する。図2は
本発明の浴室用床パンの実施例の全体を示す平面図であ
る。床パン本体1は浴室に敷設されて床面を形成する。
床パン本体1の周縁は矩形の1つの角部を凹弧で切り取
った形状に形成され、床パン本体1の周縁のうち、3本
の直線部には図3及び図4に示すようにそれぞれ上方に
立ち上がる囲み片1bが形成される。また、凹弧を含む
曲線部には囲み片1bよりも低い段差を有する段差部1
aが形成され、段差部1aに対応する部位で床パン本体
1の外側にはバスタブ(図示せず)が配設される。床パ
ン本体1の上面には、図4に示すように一方向に水が流
れるように曲線部に向き合う直線部に沿う方向の勾配が
つけられる(図4の一点鎖線は水平面を示す)。勾配方
向の下端側には直線部に沿って流し溝1cが設けられ、
流し溝1cにおける曲線部側の一端部には曲線部から凹
没した矩形状の切り欠き1dが設けられている。床パン
本体1を浴室に敷設する際には、切り欠き1dに対応す
る部位に排水口6を設ける。床パン本体1を流れる水を
排水口6に流すことができるように、切り欠き1dの周
部には段差部1aは形成されていない。
【0008】床パン本体1には、先端面に滑り防止用の
凹凸面を有した突部2が多数突設されている。各突部2
の先端面は床パン本体1の勾配方向に沿って長く、かつ
図1に示すように両側縁はそれぞれ曲率が場所ごとに変
化するような曲線であり両端部が中間部よりも狭幅に形
成されている。突部2は互いに近接して配設され、隣合
う突部2の側縁は互いに異なる形状の曲線になってい
る。床パン本体1の上面で互いに隣接する突部2の間は
平滑面であって水がスムーズに流れるように流水部1e
を形成している。流し溝1cには、水をスムーズに流す
ために突部2は設けられていない。
【0009】突部2は床パン本体1に対して合成樹脂の
成形にて一体に形成されるものであり、製造工程を図5
に示す。まず、図5(a)に示すように、木または塩化
ビニル樹脂製の基板7の表面にスプレーガン5等を用い
てシボ塗装を施して凹凸面を形成する。次に図5(b)
に示すように、突部2の形状に合致するように、基板7
から型片8を切り出す。その後、各型片8の周部にサン
ドペーパ等で角取りを施し、図5(c)に示すように各
型片8を凹凸面側が上になるように、木または石膏製の
略直方体のブロック9に並べて貼り付ける。さらに、図
5(d)のようにブロック9に型片8を貼り付けた状態
から、合成樹脂でマスター型10を作成する。最後に、
図5(e)のようにマスター型10の表面に離型剤を塗
布し、木または石膏製の受け型11に嵌め込む。このよ
うにして型を作成することで、突部2を床パン本体1に
一体に形成したものを成形にて容易に作成することがで
き、コスト上昇を抑えることができるのである。
【0010】床パン本体1と突部2とが一体に形成され
た浴室用床パンは上述のように、浴室に敷設される。突
部2は先端面に滑り防止用の凹凸面を備え、両側縁はそ
れぞれ曲線であって隣合う突部の側縁は互いに異なる形
状の曲線であるから、足の一部、例えば踵で突部の間を
踏み込んだときにも、突部2の周縁に必ず引っ掛かり、
どの方向に足が向いても滑り防止の効果が働くことにな
る。また、突部2は先端部が中間部よりも狭幅に形成さ
れているから、浴室内の水が床面を流れるときに突部2
でせき止められることがなく、スムーズに流れることが
できる。また、突部2は長手方向が水が流れる方向に沿
って設けられ、全体として流動的な表面模様を形成して
いるから、浴室内の水が排水口6に向かってスムーズに
流れていくような視覚効果を与える。つまり、床面の外
観を美麗に仕上げることができるのである。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもの
で、突部の先端面の両側縁はそれぞれ曲線であって、隣
合う突部の側縁は互いに異なる形状の曲線であるから、
隣接する突部の間を踵で踏み込んだとしても、突部の周
縁に必ず引っ掛かり、どの方向に足が向いていても滑る
ことがないという利点がある。また、突部の先端面は床
パン本体の上面の勾配方向に長くかつ長手方向の両端部
が中間部よりも狭幅となる形状を有し、しかも突部の流
水部は平滑面であるから、浴室内の水を隣接する突部の
間を通して、スムーズに流すことができるという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の一部を拡大した平面
図であり、(b)は同上の断面図である。
【図2】本発明の実施例の平面図である。
【図3】本発明の実施例の勾配方向に直交する断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例の勾配方向の断面図である。
【図5】本発明の実施例の製造工程を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 床パン本体 2 突部 6 排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 守 兵庫県加東郡社町喜田506−1 フット ワークコンポジット株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 1/12 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の床面を形成し水の流れる勾配が上
    面に付与された床パン本体を備え、床パン本体の上面に
    は先端面に滑り防止用の凹凸面を有した多数の突部が互
    いに近接して突出し、突部の間の床パン本体の上面は平
    滑面であって隣接する突部の間に水を流す流水部を形成
    し、突部の先端面は床パン本体の上面の勾配方向に長く
    かつ長手方向の両端部が中間部よりも狭幅となる形状を
    有し、突部の両側縁はそれぞれ曲線であって隣合う突部
    の側縁は互いに異なる形状の曲線であることを特徴とす
    る浴室用床パン。
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CN102926520B (zh) * 2011-08-12 2016-04-20 株式会社好适特 浴室用地板构成部件

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