JP2001220907A - タイル張りプールの構造 - Google Patents

タイル張りプールの構造

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JP2001220907A
JP2001220907A JP2001004342A JP2001004342A JP2001220907A JP 2001220907 A JP2001220907 A JP 2001220907A JP 2001004342 A JP2001004342 A JP 2001004342A JP 2001004342 A JP2001004342 A JP 2001004342A JP 2001220907 A JP2001220907 A JP 2001220907A
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JP
Japan
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pool
tile
edge
tiled
edge part
Prior art date
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JP2001004342A
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English (en)
Inventor
Takayasu Katayama
隆康 片山
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイル張リプールの構造に関し、プールの縁部
にプール中の人が掴まる突出部(グリップ)を形成する
と共に、該プールの縁部上面が水垢で汚れることを回避
しつつ、該縁部上面による波消し効果を向上させること
を課題とする。 【解決手段】プール1の内周面および縁部上面がタイル
張りされ、この縁部上面のタイル31の外周に排水溝2
1が設けられており、上記縁部上面のタイル31がプー
ル1に向けて下り勾配に張設され、この縁部上面のタイ
ル31のプール側縁に上方に突設した突出部33がプー
ルの内周面と縁部上面との交差角部に形成されているタ
イル張りプールであって、上記タイルの上面が凹凸面に
形成されると共に、上記縁部上面のタイルのプール側縁
の上記突出部33が不連続に配設されていることを特徴
とするタイル張りプールの構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイル張リプールの
構造に関するものであり、タイル張リプールの縁部上面
が水垢で汚れることを回避しつつ、縁部上面による波消
し効果を向上させることができるものである。
【0002】
【従来の技術】プールの内周面や縁部上面にタイルを張
ったタイル張りのプールが知られておリ、従来のこの種
のプールでは、プールの内周面と縁部上面との交差角部
において、プールの内周面タイルの上端部と縁部上面の
タイルとを互いに直角に突き合わせて接合させている。
また縁部上面のタイルのプール側縁に上方へ突出した突
出部を形成して、この突出部をプールの水中にいる人が
掴まるためのグリップ(突出部)として利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の前提とな
る、プールの内周面と縁部上面との交差部に突出部を形
成したプール構造の1例を図12に示している。この従
来のタイル張りプールの周壁2は、そのプール内周面に
タイル11が張られ、縁部上面に排水溝21があってこ
の排水溝21上にグレーチング22が設置されている。
また、排水溝21よりも内側、すなわち排水溝21とプ
ールの内周面との間の上面にタイル91が張られてい
る。そしてこのタイル91の平坦部92の端部であって
プールの内周面との交差角部に、上方へ突出した突出部
93がプール内周面と縁部上面との交差角部に沿って連
続的に形成されており、また、この突出部93の下側と
プール内周面のタイル11の上端部との間にパテ12を
充填して、上記タイル11と縁部上面のタイル91とを
水密に接合している。このように交差角部に突出部93
が形成されているとにより、プールの水9の中にいる人
はこの突出部93をグリップとして利用することができ
るが、プールの縁部上に打ち上げられた水90は突出部
93によってプールへの戻りが遮られて平面部92上に
溜ってしまい、このためプール縁部上面が水垢で汚れる
という問題がある。
【0004】この発明は、従来のタイル張りプールの構
造の上記問題を解消するものであり、プールの中にいる
人が掴まるグリップをプールの縁部に形成するととも
に、縁部上面が水垢で汚れることがないように、タイル
張りプールの構造を工夫することをその課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は、プールの内周面および縁部上面がタイル張
りされ、この縁部上面のタイルの外周に排水溝が設けら
れており、上記縁部上面のタイルがプールに向けて下り
勾配に張設され、この縁部上面のタイルのプール側縁に
上方に突設した突出部が、プールの内周面と縁部上面と
の交差角部に形成されているタイル張りプールの構造で
あって、上記タイルの上面が凹凸面に形成されると共
に、上記縁部上面のタイルのプール側縁の上記突出部が
不連続に配設されているものである。
【0006】
【作用】この発明では、上記縁部上面のタイルがプール
に向けて下り勾配に張設されており、かつ、プールの内
周面と縁部上面との交差角部に所定の狭いピッチで断続
的に上方に突出した突出部が形成されているために、プ
ールの縁部上面に打ち上げられた水は突出部の間の平坦
部から速やかにプールに戻るので、当該縁部上面に溜る
ことはなく、したがって、縁部上面が水垢で汚れること
はない。なお、上記突出部はプールの内周面と縁部上面
との交差角部に所定の狭いピッチで断続的に配置されて
いるので、プールの中にいる人が当該突出部に掴まるの
に不都合はない。
【0007】
【実施例】図1において、遊泳用のプール1の周壁2に
はプールの内周壁にタイル11が張られ、縁部上面には
排水溝21上にグレーチング22が設置され、その内側
にはプールの内周面との間の上面を形成するようにタイ
ル31が張られている。そしてこのタイル31の端部で
あってプールの内周面との交差角部に、上方へ突出する
突出部33が交差角部に沿って延びており、かつ所定の
ピッチで断続的に形成されている。
【0008】このタイル31は、図2〜図4に示すよう
に形成されている。すなわち、タイル31は平板状であ
って平坦部32とその一側辺部に形成された突出部33
とを備え、この突出部33はタイルの一側辺部の中央部
にこの側辺方向に延びて形成され、この突出部33の両
端部は徐々に高さが低くなるように傾斜面34が形成さ
れている。また平坦部32および突出部33の表面に
は、図4に示すように互いに平行な溝からなる滑リ止め
のための小さな凹凸が全面的に形成され、縁部のみ凹凸
のない平面部39になっている。そして互いに隣接する
タイル31はパテ12によって接合されている。上記平
面部39を形成したのは、縁部まで凹凸を形成すると、
隣接するタイルとの接続のためのパテ12との間に段差
が生じることになるので、それを防止して滑らかな連続
面を形成させるためである。
【0009】このような構成においては、プールの縁部
(交差角部)には突出部33と平坦部32とが交互に形
成され、突出部33が所定の狭いピッチ(例えば、人の
肩幅程度のピッチ)で断続的に形成されるために、プー
ルの水の中にいる人は突出部33を掴めばよく、またプ
ールの縁部上の人は平坦部32の角部の突出部33に足
をかけてプールに飛び込むようにすればよい。そして突
出部33の両端部は徐々に高さが低くなるように傾斜面
34が形成されているために、突出部33と平坦部32
とを同時に踏んでも特に違和感はないから、プールヘの
出入りに不都合はない。また波立ちのためにプールの水
9が縁部上にしばしば打ち上げられるが、打ち上げられ
た水の一部は排水溝21中に流れ込み、残リは突出部3
3間の平坦部32から速やかにプールに戻るため、平坦
部32上に溜ることはない。
【0010】図5に示すタイルは上記突出部の形状につ
いての別の例である。このタイル51は平板状であって
平坦部52とその一側辺部の両側に形成された一対の突
出部53とを備え、この突出部53は一側辺部の両端部
においてこの側辺方向に延びて形成され、この突出部5
3の両端部はそれぞれ徐々に高さが低くなるように傾斜
面54が形成されている。このようなタイル51を用い
てプールの縁部を形成してもよい。
【0011】図6に示すタイルは上記突出部の形状につ
いてのさらに別の例である。このタイル61は平板状で
あって平坦部62とその一側辺部の一方の側に形成され
た突出部63とを備え、この突出部63は側辺方向に延
びてその側端部はタイルの側端部まで延びて形成され、
この突出部63の側端部(タイルの端部)はタイルの厚
さ方向に直角な壁が形成され、突出部63の中央部側の
端部には徐々に高さが低くなるように傾斜面64が形成
されている。このようなタイル61を用い、突出部63
の直角に形成された端部相互を突き合わせるように接合
して、プールの縁部を形成してもよい。この場合も、突
出部63はその両端部に傾斜面64が形成されることに
なる。
【0012】図7に示すタイルは上記突出部の形状につ
いてのさらに別の例である。このタイル71は平板状で
あって平坦部72とその一側辺部の一方の側に形成され
た突出部73とを備え、この突出部73は側辺方向に延
びて形成され、この突出部73の両端部はそれぞれ徐々
に高さが低くなるように傾斜面74が形成されている。
このようなタイル71を用いてプールの縁部を形成して
もよい。
【0013】図8および図11に示すタイルは、それぞ
れ上記突出部の形状についてのさらに別の例である。こ
のタイル41は平板状であって平坦部42とその一側辺
部に形成された突出部43とを備え、この突出部43は
タイルの一側辺部の全体にわたって延びて形成され、こ
の突出部43の両端部はそれぞれ徐々に高さが低くなる
ように傾斜面44が形成されている。またタイル49は
全体が平板状に形成され、一側辺部には突出部は形成さ
れずにプールの周壁のタイル11と滑らかに連続するよ
うに上側角部が湾曲して形成されている。このようなタ
イル41と49とを交互に並べてプールの縁部を形成し
てもよい。
【0014】上記図5〜図8および図11に示す例のタ
イルを用いたいずれの場合も、プールの縁部に所定の狭
いピッチで断続的に突出部が形成され、これによってプ
ールの縁部に人が掴まるグリップが形成され、しかも縁
部上に打ち上げられた水は縁部上に溜ることなくプール
中に戻される。また突出部の両端部は徐々に高さが低く
なるように傾斜面が形成されているために、突出部と平
坦部とを同時に踏んでも特に違和感はなく、プールへの
出入りに支障はない。
【0015】図9はタイルの配列状態の別の例を示し、
一側辺部の全体にわたって突出部が延びて形成された上
記タイル41が複数個並置され、その両端部には一対の
突出部が両側に形成された上記タイル51が配置され、
この配列を1スパンLとした繰返しの配列になってい
る。このLの寸法は、例えば5mに設定する。また図1
0はタイルの配列のさらに別の例を示し、突出部のない
上記タイル49が複数個並置され、その両端部に突出部
が一側部にのみ形成された上記タイル71が配置され、
この配列を1スパンL1とし、その両側には一側辺部の
全体にわたって突出部が延びて形成されたタイル41が
複数個並置されたスパンL2が配置され、このよなスパ
ンL1とL2との交互の配列としてもよい。この場合、
例えばL1の寸法は2m、L2の寸法は4mとすればよ
い。
【0016】なお、上記タイルの各種の配列はプールの
長辺、短辺のいずれの縁部に適用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のタイル
張りプールの構造においては、上記縁部上面のタイルが
プールに向けて下り勾配に張設され、プールの内周面と
縁部上面との交差角部に所定の狭いピッチで断続的に突
出部が形成されているために、プールの縁部上面に打ち
上げられた水は上記突出部の間の平坦部から速やかにか
つ完全にプールに戻るから、プールの縁部上面に溜るこ
とはなく、したがって縁部上面が水垢で汚れることはな
い。また、上記タイルの上面が凹凸面に形成されている
ので、これが滑り止めとして機能するから、プールの縁
部で滑って転倒することが防止され、さらに上記突出部
が断続的に、即ち不連続に形成されているので、この不
連続の突出部の間から縁部上面のタイルに打ち上げられ
た(タイル上面に浸入した)水の波が上記タイルの上面
の凹凸面によって消されるので、この上面の凹凸の波消
し機能によりプール水面の波を効果的に消失させること
ができる。さらに、上記突出部が所定の間隔でプールの
角部に配置されているので、プールの中にいる人が当該
突出部を掴むのに不都合はなく、したがって、上記突出
部をグリップとして有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すプール縁部の切欠き斜
視図である。
【図2】図1の縁部上面のタイルの平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】タイルの別の例を示す斜視図である。
【図6】タイルのさらに別の例を示す斜視図である。
【図7】タイルのさらに別の例を示す斜視図である。
【図8】タイルのさらに別の例を示す斜視図である。
【図9】タイルの配列状態の別の例を示す正面図であ
る。
【図10】タイルの配列状態のさらに別の例を示す正面
図である。
【図11】図8のタイルを適用した図1相当図である。
【図12】従来のプール構造のプール縁部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・プール 、 2・・・プール周壁 11・・・プールの内周面のタイル 31、41、51、61、71・・・縁部のタイル 33、43、53、63、73・・・突出部 34、44、54、64、74・・・突出部の傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プールの内周面および縁部上面がタイル張
    りされ、この縁部上面のタイルの外周に排水溝が設けら
    れており、上記縁部上面のタイルがプールに向けて下り
    勾配に張設され、この縁部上面のタイルのプール側縁に
    上方に突設した突出部がプールの内周面と縁部上面との
    交差角部に形成されているタイル張りプールであって、
    上記タイルの上面が凹凸面に形成されると共に、上記縁
    部上面のタイルのプール側縁の上記突出部が不連続に配
    設されていることを特徴とするタイル張りプールの構
    造。
JP2001004342A 2001-01-12 2001-01-12 タイル張りプールの構造 Pending JP2001220907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107386708A (zh) * 2017-09-21 2017-11-24 浙江盛丰科技有限公司 一种泳池安全地板
CN107461057A (zh) * 2017-09-19 2017-12-12 浙江盛丰科技有限公司 一种泳池专用地板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107461057A (zh) * 2017-09-19 2017-12-12 浙江盛丰科技有限公司 一种泳池专用地板
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203