JP2899136B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の吐出口(ノズ
ル)を有するインクジェット方式の記録ヘッドを用い
て、階調性に優れて鮮明な画像を形成するインクジェッ
ト記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は記録信号に応
じてインクを記録媒体に吐出させて記録するものであ
り、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広
く用いられている。多数のノズルを記録媒体とヘッドと
の相対移動方向と垂直に直線上に形成したヘッドを用い
ることにより、ヘッドと記録媒体との1回の相対走査で
ノズル数に対応した幅を1度に記録することができ、比
較的容易に高速化を達成できる。
【0003】インクジェット記録方式によって階調を表
現する場合には、吐出する液滴の大きさを変化させれば
良いがその方法は未だ実用的なものはなく、通常は擬似
中間調画像処理により単位面積当りの打ち込みインク滴
数を制御して行われている。又、一つのインク滴の大き
さを小さくしてほぼ同じ位置に複数のインク滴を打ち込
み(着弾させて)1つのドットを形成し、その打ち込み
数(着弾数)を制御することにより階調を表現するいわ
ゆるマルチドロップレット方式がある。この方式は解像
度を低下させることなく階調記録を行うことができるも
のであり、一つ一つのインク滴の大きさを大きく変化さ
せることの困難な方式のインクジェット記録には特に有
効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチドロップレット方式では1つの画素を1つのノズ
ルから吐出する複数のインク滴で形成するため、ノズル
毎のインク滴容量のバラツキがあると本来均一であるべ
き画像にスジが生じたり濃度ムラが生じるという問題が
あった。
【0005】この問題は、高速で記録を行うため上述の
ようにノズル数を多くして1回のヘッドと記録紙との相
対走査で記録される幅を広くした場合に顕著になる。上
記記録幅が広くなれば、濃度ムラの低周波空間周波数成
分が多くなり、よりムラが目立ち易くなり画像品位が低
下する。階調表現を行う場合は特にムラが目立ち易く、
ノズル間吐出ばらつきが数パーセント程度でも濃度ムラ
筋を認識できる。
【0006】これに加え、16階調以上の高階調の記録
を前記方法で実現するためには、非常に小さなドロップ
レットを安定的に吐出することが必要となる。そのため
ヘッドの製造を非常に精密に行わなければならず2値記
録ヘッドとは全く異なる製造方法を用いる為に結果的に
コストが高くなったり、製造歩留りが低下する等の問題
がある。
【0007】一方、階調数3〜5程度のマルチドロップ
レット方式においては、記録を行う為のドロップレット
容量は16階調以上を行う為のドロップレット容量より
比較的大きくする事が可能となる。この結果、必然的に
ヘッド製造許容精度も大きくなり、2値記録ヘッドとほ
ぼ同様の製造方法で作成することも可能となる場合があ
り、コストも低くおさえられる。
【0008】このような階調数のヘッドで記録された画
像は2値記録ヘッドの画像と比較すると粒状感のない優
れた画像ではあるが、16値程度の高階調ヘッドで記録
された画像に比べると、特にハイライト部での粒状感が
目立つ。
【0009】本発明は以上の問題に鑑みなされたもの
で、ドロップレット容量を極端に小さくすることなく、
粒状感のない高品位の階調記録を行い得るインクジェッ
ト記録方法を提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、より少ないドロップレ
ット数でより多くの階調を表現し得るインクジェット記
録方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明では、1回のスキャンあたり1画素領域に最
高k回(k≧2)ドロップレットを連続的に吐出可能
で、m回(m≧2)のスキャンで1画素領域に複数のド
ロップレットを吐出ことにより階調画像を形成するイン
クジェット記録方法において、画像信号に応じてm回の
スキャンで1画素を形成するドロップレットの総数G
と、i番目(1≦i≦m)のスキャンで当該画素領域の
異なる位置に着弾させるべく連続的に吐出するドロップ
レットの数Mi(0≦Mi≦kかつ
【外2】 を選択することを特徴とする。
【0012】
【外2】 を変化させることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、1画素を形成するドロップレ
ットの総数Gが同一であっても、同一のスキャンで打ち
込むドロップレットの数を変化させることで、ドロップ
レットの着弾位置を変化させているので、より多くの階
調を得ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】本発明は、1種類の記録液を用いる場合、
単位面積当りに打ち込む記録液容量が同じであっても、
同一スキャンで打ち込む場合と、別々のスキャンに分け
て打ち込む場合では、反射濃度(以下ODと記す)が異
なる事を利用している。図5は、コート紙に図6に示す
記録液を打ち込んだ時のOD値を示す。本測定はノズル
数48、ノズルピッチ63.5μm、1ノズル1回当り
の吐出液容量0.008nlのマルチノズルヘッドを用
いて行われた。なお、主走査方向の画素ピッチもノズル
ピッチと等しく63.5μmである。
【0016】図5において、31は同一スキャンで記録
液を打ち込んだ場合のOD値であり、32は別々のスキ
ャンに分けて打ち込んだ場合のOD値である。後者の場
合、各スキャンで同一位置に記録液が打ち込まれるのに
対し、前者の場合はいわゆるマルチドロップであるので
打ち込み数の増加に伴いドットの中心軸はずれている。
これが両者のカーブの違いとなって現われている。同図
からわかるように、同一容量の記録液を打ち込んでも、
その方法によりOD値に最大で0.2程度差がでる。
【0017】(実施例1)図1は、本発明に適用可能な
インクジェット記録装置の概略斜視図である。
【0018】図1において、1は12個のノズル(吐出
口)を16個/mm(400dpi)の密度で設けた記
録ヘッドであり、各ノズルにはこれに連通する流路に吐
出エネルギーを発生するためのヒータ(発熱体)を備え
ている。ヒータは印加される電気パルスに応じて熱を発
生し、これによりインク中に膜沸騰を生じさせ、この膜
沸騰による気泡(バブル)の成長にともなって上記ノズ
ルからインクが吐出される。
【0019】4は記録ヘッド1を搭載して移動するため
のキャリッジであり、キャリッジ4の移動はその一部に
おいて摺動可能に係合する2本のガイド軸5A,5Bに
案内されながらなされる。6は不図示のインクタンクに
より記録ヘッド1にインクを供給するためのインク供給
チューブであり、7は記録ヘッド1の一部に設けられる
ヘッド駆動回路へ、不図示の本装置制御部から記録デー
タ(画像情報)に基づいた駆動信号や制御信号を送信す
るためのフレキシブルケーブルである。インク供給チュ
ーブ6及びフレキシブルケーブル7は共にキャリッジ4
の移動に追随出来るように可撓性の部材によって構成さ
れている。また、キャリッジ4は、ガイド軸5A,5B
と平行に張設され、キャリッジ4を移動させるためのベ
ルト(不図示)の一部と接続し、このベルトが不図示の
キャリッジモータによって駆動されることによりキャリ
ッジ4の移動が可能となる。
【0020】3は、その長手方向がガイド軸5A,5B
と平行に延在するプラテンであり、2は記録媒体であ
る。記録ヘッド1は、キャリッジ4の移動に伴い、記録
媒体2の吐出口に対向する部分にインクを吐出して記録
を行うことが可能となる。
【0021】次に、本装置を用いて5階調の記録を行う
方法を説明する。図2は本実施例の記録方法を説明する
ための概念図である。記録ヘッド1は12個のノズルが
図の上下方向に並んでおり、便宜上ノズル番号を図の上
から下へ向かって1,2,…12とする。
【0022】記録媒体に記録を行う際には、まずNo.
7〜12のノズルのみを用いて、主走査方向にキャリッ
ジを移動させつつ記録を行う。この結果、図2(a)の
ように記録媒体の上方から1〜6の画素が0または1ま
たは2のインク滴で記録されることになる。次に記録媒
体を6画素分上方(副走査方向)へ送り(図中では便宜
上ヘッドが下方へ相対的に移動したことになってい
る)、No.1〜12のノズルを用いて記録を行う。こ
の結果、図2(b)のようにNo.1〜6のノズルは前
回No.7〜12のノズルで記録した1〜6の画素の部
分を0または1のインク滴で記録し、No.7〜12の
ノズルは新たに7〜12の画素を0、1または2のイン
ク滴で記録することになる。従って1〜6の画素は1画
素当たり0〜3のインク滴数で記録されることになる。
【0023】次に紙を再び6画素分上方へ送りNo.1
〜12のノズルを用いて記録を行う。図2(c)に示す
ように、このような記録を順次繰り返すと、0〜3滴の
インクで全面が記録されたことになる。
【0024】図3は本実施例のより詳細を示す図面であ
る。上述のとおり本例は1画素当り最大3個のドロップ
レットを用いた階調記録を示したものである。従来1画
素当り最大3個のドロップレットを用いたマルチドロッ
プ階調記録によれば4値の階調表現までが可能であった
が、本例では5値の階調表現が可能となる。
【0025】同図(a)は本方法によって作成された記
録画像の詳細を模式的に示したものである。図中○や◎
はドロップレットを示す。本画像は1本当り、1回約
0.031nlの液滴を吐出できるノズルを12本持つ
マルチノズルヘッドを用いて作成されたもので、記録密
度は1mm当り16画素である。本画像は上述のように
して2回のスキャン(b)及び(c)によって作成され
たものである。
【0026】14,15,16,17はそれぞれ1画素
当りのドロップレット数が1,2,2,3の画像で、こ
の順に画像濃度が上がっている。14′,15′,1
6′,17′はそれぞれ14,15,16,17の1画
素を示している。14′は第1回目のスキャンのみのド
ロップレットの吐出によって作成された画素である。1
5′は第1回目、第2回目各1個のドロップレットの吐
出によって作成された画素で、この2回の吐出で記録媒
体の同一地点に着弾するように吐出する。16′は第1
回目のスキャン時に2個のドロップレットの吐出によっ
て作成された画素で、スキャンスピードと吐出周波数か
ら定まる位置分だけ2つのドロップレットの着弾位置は
ずれている。17′は、第1回目のスキャンでは6′の
全く同様の方法でドロップレットを吐出し、第2回目の
スキャンで1個のドロップレットの吐出の計3個のドロ
ップレットによって構成されているが、第2回目のスキ
ャン時に吐出される第3番目のドロップレットの着弾位
置は、第1回目のスキャン時に吐出された第2番目のド
ロップレットの着弾位置よりも更に右側にずれており、
3個のドロップレットの着弾位置が等間隔に並ぶように
ドロップレット吐出タイミングを調節している。そして
この濃度は、1回のスキャンで前記間隔と同じ等間隔で
打ち込んだ場合とほぼ等しい。
【0027】15′と16′は共に1画素当り2つのド
ロップレットで構成されているが、画素16′より構成
される画像16の方が画素15′で構成される画像15
よりも濃度が高い。この為、本方法により計5値(吐出
なしも含む)の階調表現が可能となる。なお本例も、前
述図5の測定時と同様のコート紙、同様の水系インクを
用いている。
【0028】なお、画像16が画像15よりも高濃度で
ある理由は前述図5で示した測定と同様であるが、図4
に本例の場合の画像濃度測定結果を示す。図中24,2
5,26,27はそれぞれ、図3の14,15,16,
17の画像濃度を示す。図4で、△印は一画素の複数の
ドロップレットを20μmずつずらして着弾させた時の
画像濃度で、○印は一画素のドロップレットを同一位置
に着弾させた時の画像濃度である。25,26は共に2
ドロップレット/1画素であるが、打ち込み方の違いに
よりOD値が約0.2異なっている。本実施例はこの事
実を積極的に利用してなされたものである。
【0029】本実施例によれば、画素当りの階調数が実
質的1増すことになり、ヘッド構造を何ら変更すること
なくより高品位の画像が得られる。すなわちOD値1.
0付近の濃度の画像を記録する場合、1画素当り2個の
ドロップレットを打ち込む場合でも、画像信号に応じて
図3の15又は16のどちらかを選択することにより中
間調の階調がより微妙に表現できることになる。
【0030】なお、本例の場合、2回のスキャン時でヘ
ッドを副走査方向に6ノズル分ずらして画像記録を行っ
たが、2回のスキャンで副走査方向にずらさないで記録
を行うこともできる。この場合、画像処理ソフトウェア
が簡略化できる利点がある。
【0031】(実施例2)図は本発明の第2の実施例を
示す図面である。本例の場合、1本当り1回につき0.
023nlの記録液滴を吐出するノズルを15本を有す
るヘッドを用いて記録されたものである。同図は記録画
像の模式図で、丸は1つのドロップレットの着弾による
ドットを、2重丸は2つのドロップレットの同一地点の
着弾によるドットを、3重丸は3つのドロップレットの
同一地点の着弾による画像を示している。中心位置のず
れた複数の丸は1回のスキャンで複数のドロップレット
の吐出で1画素を形成していることを示している。記録
液と紙は前実施例と同じものを用いている。記録密度も
前実施例と同じ16画素/mmである。本例では、1ス
キャン1画素当り最大4回ドロップレットを打ち込むヘ
ッドで、3回のスキャンを行い計8値の階調表現を可能
にしている。
【0032】図中41〜47は各階調における記録パタ
ーンを示している。41′〜47′は各パターンにおけ
る1画素を示している。41,43,44,46,47
はそれぞれ1回のスキャンによって作成された画像で、
1画素当りのドロップレット数はそれぞれ1,2,2,
3,4である。一方42は2回のスキャンによって作成
された画像、45は3回のスキャンによって作成された
画像である。43と44は共に1画素当り2個のドロッ
プレットの打ち込みによる画像であるが、最大4回の吐
出可能タイミングのうち、前者は第1番と第2番目、後
者は第1番と第3番目の吐出タイミングでドロップレッ
トを吐出している。したがって、43′では2つのドッ
トが一部重なり合っていて、44′では2つのドットが
離れている。
【0033】図8は図7の各パターンのOD値を示した
図面で、51〜57はそれぞれ41〜47の濃度を示し
ている。前実施例で説明したように、1画素当りのドロ
ップレット数が同じならばドットが重なり合っている程
濃度が低い。したがって、42の濃度52<43の濃度
53<44の濃度54となる。同様に、45の濃度55
<46の濃度56となる。
【0034】43の場合も44の場合も、1回目スキャ
ンでの吐出ドロップレットm1=2、2回目及び3回目
の吐出によるドロップレットは0(m2=m3=0)であ
るが、同一スキャンで画素当り2個のドロップレットを
打ち込む際のタイミングの選択の方法(この例では、2
つのドロップレットを打ち込む時間差)を画像信号に応
じて変化させることが、本例の特徴である。同一ドロッ
プレット数を1回のスキャンで打ち込むか、複数回のス
キャンで打ち込むかの選択を画像信号に応じて行う点に
ついては前実施例と同様である。
【0035】本実施例におけるスキャンの方法は、実施
例1と同様にして、1回のスキャン毎に記録ヘッド又は
紙を副走査方向に5ノズル分移動させることで、1画素
当り3回のスキャンを行う。これによれば、ノズルのイ
ク滴容量のバラツキが平均化され、スジやムラの目立た
ない画像を得ることができる。
【0036】なお、記録ヘッドを副走査方向にずらさな
いで3回のスキャンを行ってもよく、この場合、画像処
理ソフトウェアが簡略化できる利点がある。
【0037】次に、本発明に適用される制御構成を図9
を参照して説明する。同図において、ホストコンピュー
タ101からの画像情報は、メインコントローラ102
によって、一旦フレームメモリ103に格納される。メ
インコントローラ102は、画像情報を処理して、採用
するシステム(記録装置)に応じた階調信号に変換す
る。例えば、0〜255の値を持つ画像信号を上記実施
例1では0〜4の5階調信号に変換する。
【0038】階調信号はドライバコントローラ104に
与えられ、ドライバコントローラ104は複数回のスキ
ャンに階調信号を分配して、ヘッドドライバ105に記
録信号として供給する。ヘッドドライバ105は供給さ
れた記録信号に応じて記録ヘッド106を駆動し、イン
ク滴を吐出させる。なお、モータドライバ107、10
8は、夫々、キャリッジ送りモータ109、紙送りモー
タ110を駆動する。
【0039】本発明はカラー記録にも応用できるもので
あり、上記各実施例において記録ヘッドを複数色分持つ
ことで可能となる。
【0040】前記実施例では液滴を記録ヘッド内の発熱
体でインクを膜沸騰させることによって吐出させる記録
方式で本発明を説明したが、ピエゾ素子でノズルを振動
もしくは収縮させて液滴を吐出させる通称ピエゾジェッ
ト記録方式でも本発明は有効である。
【0041】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたら
すものである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、液
体(インク)が保持されているシートや液路に対応して
配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応してい
て核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一
つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に
熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に
関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行うこ
とができる。
【0043】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、ドロップレット容量を
極端に小さくすることなく階調数の多い階調記録方法を
提供することができる。また、ヘッドの製造コストを上
げることなく高品位の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なインクジェット記録装置を
示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の画素形成過程を示す図であ
る。
【図3】実施例1の画素形成の詳細を示す図である。
【図4】実施例1の画素形成による階調を説明するため
の図である。
【図5】画素形成の違いにより階調が異なることを説明
するための図である。
【図6】記録液の成分を示すテーブルである。
【図7】実施例2の画素形成の詳細を示す図である。
【図8】実施例2の画素形成による階調を説明するため
の図である。
【図9】本発明が適用可能な制御構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 記録媒体 3 ドラム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回のスキャンあたり1画素領域に最高
    k回(k≧2)ドロップレットを連続的に吐出可能で、
    m回(m≧2)のスキャンで1画素領域に複数のドロッ
    プレットを吐出ことにより階調画像を形成するインクジ
    ェット記録方法において、 画像信号に応じてm回のスキャンで1画素を形成するド
    ロップレットの総数Gと、i番目(1≦i≦m)のスキ
    ャンで当該画素領域の異なる位置に着弾させるべく連続
    的に吐出するドロップレットの数Mi(0≦Mi≦kか
    つ 【外1】 を選択することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 i番目のスキャンで当該画素に記録を行
    う際、k回の吐出可能タイミングからドロップレットの
    吐出を行うMi回の吐出タイミングを、画像信号に応じ
    て選択することを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット記録方法。
  3. 【請求項3】 複数のノズルn(n≧2)を有する記録
    ヘッドを用いて記録を行い、1回のスキャン毎の副走査
    方向の送り量Sをノズルピッチ・n/mとすることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーによっ
    てインクに状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて
    インクをノズルから吐出させることを特徴とする請求項
    3記載のインクジェット記録方法。
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