JP2898564B2 - 合成樹脂製硬質カードケースの製法 - Google Patents

合成樹脂製硬質カードケースの製法

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JP2898564B2
JP2898564B2 JP7035124A JP3512495A JP2898564B2 JP 2898564 B2 JP2898564 B2 JP 2898564B2 JP 7035124 A JP7035124 A JP 7035124A JP 3512495 A JP3512495 A JP 3512495A JP 2898564 B2 JP2898564 B2 JP 2898564B2
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JP
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sheet
card
case
gap
synthetic resin
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JP7035124A
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清 磯村
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TEI SHII SHII KK
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TEI SHII SHII KK
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物、地図等のカー
ドを収容する合成樹脂製硬質カードケースの製法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷物、地図等のカードを収容し
たままで、外部からカードが見える合成樹脂製カードケ
ースが広く使用されている。
【0003】これらカードケースには、軟質と硬質の2
種類があり、軟質の場合は、ケースを構成する2枚の矩
形の軟質合成樹脂シートを単に重ね合わせて3辺を溶着
し、或いは2つ折りにして対向する2辺を溶着して形成
されている。
【0004】軟質カードケースは、大きく変形させるこ
とができるため、2枚のシートが密着して重なっていて
も、シート間を大きく開いてカードの出し入れを自由に
行なうことができる。
【0005】これに対して、硬質カードケースは、ケー
スを大きく変形させると破壊する虞れがあるため、ケー
スの閉塞3辺の際まで両シートが密着状態であれば、カ
ードの端部をケース内端まで押し込むことが極めて困難
である。従って、ケースの規格に対応する大きさのカー
ドを、該ケースに美しく収納することは難しく、1回り
大きなケースを必要とした。
【0006】そこで、図4に示す如く、2枚の合成樹脂
シート(1)(2)の間に隙間(20)を形成したカードケース
が実施されている。これは、図5に示す如く、両シート
(1)(2)の対応する3辺に桟(10)を介して接着剤にて接
合したものである。
【0007】ところが上記図4のカードケースの製作
は、作業工程が多く、手作業による製作であるため作業
性が悪く、又、接着剤は有機溶剤を用いるため、作業者
の健康を害する。更にカードケースの材質は塩化ビニー
ルであるが、これは廃棄焼却されたときに、塩素ガスを
発生する由々しき問題を抱えていた。
【0008】焼却しても塩素ガスを発生せず且つ比較的
安価な材料として、例えばポリエチレンテレフタレート
(以下、PETと呼ぶ)があるが、PETを接着できる接
着剤には現在のところ速乾性のものはなく、接着作業性
が極めて悪い。このため、PET製シートを用いての接
着手法によるカードケースは実施されていない。本発明
は、上記問題を一挙に解決できるカードケースの製法を
明らかにするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明のカードケースの製法
は、合成樹脂製硬質第1シート(1)上に隙間板(3)を載
せ、隙間板(3)の上に合成樹脂製硬質第2シート(2)を
載せ、下面の3辺に突条(41)を突設した加圧板(4)の
該突条(41)にて、隙間板(3)の3辺から食み出たシー
ト(1)(2)の帯状域を押圧しつつ加熱溶着或いは高周波
溶着し、隙間板(3)を抜き外して、シート(1)(2)間の
溶着際の全長に亘って隙間を形成する。
【0010】
【作用及び効果】2枚のシート(1)(2)の3辺を接着剤
による接着ではなく、熱溶着或いは高周波溶着するた
め、PET製シートで実施でき、このPET製シートは
焼却しても塩素ガスを発生しない。又、従来の桟を挟ん
で接着する製造工程に比べて工程が少なくて済み、生産
性が大幅に向上する。
【0011】 シート(1)(2)間に隙間板(3)を挟み、
シートの3辺を溶着するため、シート(1)(2)間の溶着
際の全長に亘って隙間を生じさせることができる。これ
によって、カードの端部をケース溶着際まで差し入れる
ことが容易となり、カードの大きさに対応する規格寸法
のカードケースに、カードを美しく収容できる。
【0012】
【実施例】図1に示す如く、テーブル(6)上に矩形の第
1シート(1)を載せる。第1シート(1)は、PET製の
硬質透明シートであって、製造すべきカードケースと同
じ形状であり、厚みは0.4mm程度である。
【0013】上記第1シート(1)の上に矩形の隙間板
(3)を載せる。隙間板(3)は熱伝導性の低いベークライ
ト製であって、短辺(3a)は、第1シート(1)の長辺(1a)
よりも約15mm短く、長辺(3b)は第1シート(1)の短辺
(1b)よりも十分に長く、厚みは約1mmである。
【0014】隙間板(3)は、該板(3)の3辺から第1シ
ートの両短辺(1b)及び一方の長辺(1a)が夫々7.5mm程
度臨出する様に、第1シート(1)上に載せられる。隙間
板(3)の上に、前記第1シート(1)と同質且つ同様の大
きさの第2シート(2)を第1シート(1)との対応位置に
載せる。
【0015】加圧板(4)にて、上記両シート(1)(2)の
隙間板(3)から食み出し部(11)(21)を押圧しつ
つ加熱する。
【0016】加圧板(4)は矩形に形成され、下面の3
辺に幅5mm、厚み15mm程度の突条(41)を両シート(1)
(2)の食み出し部(11)(21)との対応位置に設けている。
加圧板(4)の下降により、両シート(1)(2)の隙間板
(3)からの食み出し部(11)(21)は突条(41)の幅5mmに対
応する帯状域が熱溶着される。加圧板(4)を上昇させた
後、隙間板(3)を抜き外し、カードケースを完成する。
【0017】上記熱溶着の際のシート(1)(2)端部への
加熱により、シートが冷えるときの熱収縮により、シー
ト面と直交する端面が丸味をおびて手指に優しくなり、
手指負傷を防止できる。
【0018】尚、上記カードケースは、硬質シートによ
って形成されているが、該硬質シートは、全く変形しな
いのではなく、自由に変形しない程度の硬さである。従
って、両シート(1)(2)間は、その全面に亘って隙間が
存在しているのではなく、カードケースの接合3辺側の
際では隙間板(3)の厚みに対応する隙間が常時存在して
いるが、シート(1)(2)の中央部ではシートは弾性変形
して互いに接している。
【0019】これは、シートの外周部を熱溶着する際、
加熱によるシートの変形は弾性変形ではなく塑性変形と
なり、この時、シートの熱影響を受ける部分に隙間板
(3)が存在しており、シートの熱溶着部の際では、隙間
板(3)の厚みに対応する隙間が形成され、この隙間はシ
ートが塑性変形することにより、隙間板(3)を引抜いた
後も維持される。
【0020】これに対し、シートの中央部寄りは熱の影
響を受けず、シート本来の弾性は失われないため、両シ
ート(1)(2)は互いに接するのである。このため、ケー
スにカードを収容する際は、シート間を開いてカードを
容易に挿入でき、然も、ケース内の各端部は隙間板(3)
の厚みに対応する隙間が存在しているため、カードの端
部をケース内の端部に突き当るまで容易に挿入できる。
【0021】従って、カードの大きさに対応する規格寸
法のカードケースを用いることができる。然もカード挿
入後は、シート(1)(2)の弾性変形により、カードを挟
みつけるため、ケースの開口を下向きにしても、カード
は不用意に脱出しない。
【0022】2枚のシート(1)(2)の3辺を接着剤によ
る接着ではなく、熱溶着するため、PET製のシートに
て能率的に生産でき、このPET製樹脂は焼却しても塩
素ガスを発生しない。従来の桟を挟んで接着する製造工
程に比べて、工程が少なく済み、生産性が大幅に向上す
る。
【0023】尚、本発明の実施に際し、シート(1)(2)
の接合は、上記熱溶着に限定されることなく、公知の高
周波溶着でも実施可能である。この場合でも、シートに
直接に熱を加えないものの、溶着の際にシートが軟化
し、これが冷えた際に、前記同様にして塑性加工のごと
く形状が元には戻らず、シート(1)(2)間の溶着際には
隙間が維持される。
【0024】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】製法の説明図である。
【図2】隙間板を挟んで2枚のシートを重ねた状態の斜
面図である。
【図3】シートの外周縁を熱溶着及び切断する状態の断
面図である。
【図4】従来例のカードケースの斜面図である。
【図5】同上の分解斜面図である。
【符号の説明】
(1) 第1シート (2) 第2シート (3) 隙間板 (4) 加圧板 (41) 突条 (5) 切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B42F 5/04 B42F 5/04 Z (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42F 7/00 A45F 3/50 B29C 65/04 B42D 1/08 B42D 15/00 341 B42F 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の矩形の合成樹脂製硬質シート(1)
    (2)を重ね、3辺を閉塞したカードケースの製法におい
    て、第1シート(1)上に隙間板(3)を載せ、隙間板(3)
    の上に第2シート(2)を載せ、下面の3辺に突条(41)を
    突設した加圧板(4)の該突条(41)にて、隙間板(3)の3
    辺から食み出たシート(1)(2)の帯条域を押圧しつつ加
    熱溶着或いは高周波溶着により、第1シート(1)と第2
    シート(2)を直接に接合し、隙間板(3)を抜き外して、
    シート(1)(2)間の溶着際の全長に亘って隙間を形成し
    た合成樹脂製硬質カードケースの製法。
JP7035124A 1995-02-23 1995-02-23 合成樹脂製硬質カードケースの製法 Expired - Lifetime JP2898564B2 (ja)

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125641A (ja) * 1983-10-25 1985-07-04 Seiji Hattori パスケ−スの製造方法
JPS6125824A (ja) * 1984-07-16 1986-02-04 Multi Giken Kk 接着縁に沿い切り離す高周波接着方法
JPS6321069U (ja) * 1986-07-25 1988-02-12
JP3337270B2 (ja) * 1993-05-12 2002-10-21 ナカバヤシ株式会社 アルバムの製本方法

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JPH08224983A (ja) 1996-09-03

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