JP2898449B2 - 複写機用像担持体の位置検出装置 - Google Patents

複写機用像担持体の位置検出装置

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JP2898449B2 JP3238289A JP23828991A JP2898449B2 JP 2898449 B2 JP2898449 B2 JP 2898449B2 JP 3238289 A JP3238289 A JP 3238289A JP 23828991 A JP23828991 A JP 23828991A JP 2898449 B2 JP2898449 B2 JP 2898449B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、特にフルカラ
ー複写機などの像担持体の位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真によって普通紙に画像
を記録するフルカラー複写機においては、複数の色のト
ナーによる像を像担持体上に形成した後、普通紙に転写
する方式が多く用いられている。原稿からの画像は、複
数のフィルタによって複数の色毎の画像に分解され、感
光体上に静電潜像が形成される。静電潜像上には静電吸
着現象を利用して各色のトナー像が形成される。各色毎
のトナー像は、像担持体上に合成され、複写用紙上に転
写される。トナーには各色毎の顔料やバインダとなる樹
脂成分が含まれ、加熱することによって複写用紙上に定
着させることができる。
【0003】このようなカラー複写機においては、色ず
れなどを防ぐため、像担持体の位置合せが重要である。
従来のフルカラー複写機においては、像担持体の位置を
検知するため専用のセンサを設け、さらに像担持体上の
トナー像濃度を測定するセンサを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来からのフルカラー
複写機などでは、像担持体上のトナー像濃度測定のため
のセンサが像担持体の位置検知用のセンサとは独立して
設けられている。トナー像濃度の変化点を検知して、そ
の変化点の位置を知る必要があるときには、2つのセン
サ相互間の位置関係を考慮する必要がある。2つのセン
サは、複写機内部の異なった位置に取付けられるので、
両者の位置関係を精度よく保つことは困難である。
【0005】一方、像担持体上でのトナー像の位置を正
確に知ることは、複写用紙にトナー像を転写するために
複写用紙の搬送を始めるタイミングを決定することなど
のために重要である。
【0006】本発明の目的は、トナー像濃度検知センサ
を基準位置検知用にも用いることができ、像担持体上の
トナー像の位置を簡単な構成で知ることができる複写機
用像担持体の位置検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿からの反
射光によって感光体に形成される潜像に対応するトナー
像を、像担持体上に保持し、複写用紙に転写する複写機
において、像担持体の表面濃度を検出する濃度検出手段
と、濃度検出手段からの出力の変化を検知する変化検知
手段と、像担持体が基準位置にあるか否かを検知する光
学センサとを含み、像担持体は、トナー像を保持する画
像域と保持しない非画像域とに分けられ、非画像域内に
は濃度検出手段によって検出可能な濃度の差で、基準位
置を一端とする基準領域が形成され、かつ像担持体の移
動時に基準位置に先行して光学センサによって検知され
る被検知部が設けられ、像担持体の移動時に、光学セン
サが被検知部を検知してから所定の範囲内となる非画像
域内で変化検知手段が濃度検出手段の出力変化を検知す
るとき、濃度検出手段が基準領域の一端の基準位置に対
応する濃度変化を検出していると判断し、判断時点を基
準として、画像域の先端部分で像担持体上にトナーを付
着させないボイド部を所定長さだけ形成するように、ボ
イド調整を行うボイド調整手段を備えることを特徴とす
る複写機用像担持体の位置検出装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、像担持体上には原稿からの反
射光によって感光体に形成される潜像に対応するトナー
像が保持され、複写用紙に転写される。像担持体上のト
ナー像の濃度は、濃度検出手段によって検出される。像
担持体上は、トナー像を保持する画像域と、保持しない
非画像域とに分けられる。非画像域内には、濃度検出手
段によって検出可能な濃度の差で、基準位置を一端とす
る基準領域が形成される。非画像領域で濃度検出手段
は、基準領域を除いてトナーが付着していない状態の濃
度を検出し、基準領域のみで変化検知手段によって出力
変化が検知されるような濃度の変化を検出する。像担持
体には、移動時に先行して光学センサによって検知され
るように被検知部も設けられている。像担持体の移動時
に、光学センサが被検知部を検知すると、その検知時点
での濃度検出手段と基準位置との距離と、像担持体の移
動速度とによって定る時間だけ遅れて、濃度検出手段が
検出する濃度が像担持体上の基準位置に対応して変化す
る。光学センサの検知に誤差があっても、像担持体上
で、基準位置を一端とする基準領域を画像域から充分に
離しておけば、光学センサの検知から所定の範囲内を非
画像域とすることができ、変化検知手段が検知する濃度
検出手段の出力変化時点が基準位置の検出時点であると
確実に判断することができる。基準位置の判断時点を基
準として、画像域の先端部分で像担持体上にトナーを付
着させないボイド部を所定の長さだけ形成するように、
たとえばブランクランプユニットなどを点灯させてボイ
ド調整を正確に行うことができる。複写用紙の先端にま
でトナー像が転写されないようにするために設けられる
ボイド領域を高精度に形成することができるので、複数
の色のトナーを画像域に形成しても、色ずれなどを防ぐ
ことができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のフルカラー複写
機1の概略的な構成を示す。通常のフルカラー複写の場
合には、透明な原稿台2の上に置かれた原稿3が光源4
からの光によって照射される。光源4は、図1の紙面に
垂直な方向に延びる露光ランプ5、反射鏡6およびミラ
ー7を有する。光源4は、図1の参照符4a,4bに示
す方向に移動可能であり、移動しながら原稿3の全体を
照射する。原稿3からの反射光は、ミラー7によって反
射され、光学フィルタ8およびレンズ9を介して感光体
ベルト(以下「PCベルト」と記す)11上の露光点1
1Aに導かれる。この反射光の光路には、複数個のミラ
ー10が設けられる。
【0010】PCベルト11の露光点11Aの上流側に
は、PCベルト11を帯電させるためのMHVユニット
12が設けられる。PCベルト11は、セレン(Se)
などの光導電材料を含み、暗所では良好な電気絶縁性を
有して、MHVユニット12によって与えられた電荷を
保持する。露光点11Aで光が照射されると、電気抵抗
が減少し、表面電荷を散逸させる。ブランクランプユニ
ット13は、PCベルト11から不要な電荷を取除き、
複写時のボイド等を形成させるために設けられる。ブラ
ンクランプユニット13の下流側には、イエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックのトナーを供給する現像槽
14Y,14M,14C,14B(以下総称するときは
参照符14を使用する)が設けられる。露光点11A上
に形成された静電潜像は、光学フィルタ8と補色関係に
ある現像槽14からのトナーが供給され、可視化され
る。ブラック現像槽14Bは、白黒複写を行うときに使
用され、カラー複写を行うときには使用されない。
【0011】PCベルト11上には、以上のようにして
トナーによって静電潜像が可視化され、現像される。P
Cベルト11は、ドライブローラ15によって搬送され
る。クリーナローラ16は、ドライブローラ15に付着
したトナーを除去する。テンションローラ17は、PC
ベルト11に張力を与える。圧接板18は、PCベルト
11を押圧する。PCベルト位置センサ19は、PCベ
ルト11が搬送されて変位する位置を検出する。廃トナ
ー回収容器20は、不要になったトナーを回収する。廃
トナー回収容器20内には、トナー搬送スクリュー2
1、メインブレード22およびサブブレード23が設け
られ、PCベルト11に付着しているトナーを回収す
る。PCベルト11に残留している電荷は、除電ユニッ
ト24によって除去される。
【0012】PCベルト11上に形成されるトナー像
は、ドライブローラ15の下部で、転写用ベルト(以下
「TXベルト」と記す)25へ転写される。転写されな
かったトナーは、廃トナー回収容器20に回収される。
TXベルト25の位置は、TXベルト位置センサ26に
よって検出され、TXベルト25上のトナー濃度は、ト
ナー濃度センサ27によって検出される。TXベルト2
5は、ドライブローラ28によって搬送され、テンショ
ンローラ29によって張力が与えられる。TXベルト2
5上のトナー像は、転写ローラ30の下部で、用紙カセ
ット31から供給される複写用紙32に転写される。複
写用紙32は、給紙ローラ33によって1枚ずつ取出さ
れ、ガイド部材34およびガイドローラ35によって案
内されて転写ローラ30と圧ローラ36との間に導かれ
る。圧ローラ36は、複写用紙32をTXベルト25に
押圧し、トナー像を転写させる。トナー像が転写した複
写用紙32は、ガイドベルト37によって案内され、定
着装置38に導かれる。定着装置38には、熱ローラ3
9と圧ローラ40が含まれ、複写用紙32上のトナーを
加熱加圧して定着させる。
【0013】カラー複写を行うときには、現像された3
色のトナー像を、TXベルト25上に精度よく重ねる必
要があり、このような作像プロセスはTXベルト25の
回転に同期して実行される。
【0014】図2は、像担持体としてのTXベルト25
の外観を示す。TXベルト25の端部には、被検知部と
してインデックス用のスリット25aが設けられる。光
学センサとしてのTXベルト位置センサ26は、光透過
形センサであり、スリット25aの有無を検出する。T
Xベルト25は、トナー像が転写される画像域25bと
トナー像が転写されない非画像域25cとに分けられ
る。フルカラー複写機11が取扱う複写用紙32の最大
サイズを11インチ×17インチとすると、TXベルト
25は、11インチ(280mm)の幅で、17インチ
(432mm)の画像域25bを有する。非画像域25
cの長さL4は、たとえば60mmとする。TXベルト
25は黒色であり、トナーが付着していない状態では、
濃度検出手段として光反射形センサであるトナー濃度セ
ンサ27への反射光はほとんどない。TXベルト25上
に、イエロー、マゼンタまたはシアンのトナー像が乗る
と、反射率が上り、トナー濃度センサ27からの出力電
圧レベルが上昇する。
【0015】TXベルト25の非画像域25cの一部に
は、白色のペイントが施された基準領域25dが形成さ
れる。この基準領域25dの長さL1は、たとば20m
mである。基準領域25dと画像域25bの先端との距
離L2は、たとえば10mmである。
【0016】図3は、TXベルト25の回転に対する、
TXベルト位置センサ26およびトナー濃度センサ27
からの出力の変化を示す。TXベルト25が、図2の参
照符25e方向に回転し、TXベルト位置センサ26か
らスリット25aに対応する出力が得られる時点では、
トナー濃度センサ27は画像域25bの後端付近のトナ
ー濃度を検出している。次に、非画像域25cを経て画
像域25bの先端付近に移る。スリット25aの位置か
ら画像域後端までは、ボイド調整の場合トナー濃度セン
サ27からの出力は最も低いレベルであり、トナーが付
着している通常複写の場合はトナー濃度に対応した出力
レベルとなる。非画像域25cに入ると、基準領域25
dの白色ペイント先端までの長さL3たとえば30mm
に相当する部分は最も低いレベルであり、基準領域25
dでは最も高いレベルとなる。基準領域25dの長さL
1は20mmに相当し、次に画像域先端までのL2すな
わち10mmに相当する最も低いレベルの区間がある。
これらL1〜L3の区間が、非画像域25cであり、そ
の長さL4はたとえば60mmである。スリット25a
の位置から画像域先端までの距離L0はたとえば100
mmである。基準領域25cの白色ペイントは、スリッ
ト25aの位置に対して±0.5mmの精度で形成され
る。
【0017】画像域先端と実際のトナー像が形成される
領域との間には、間隔L5のボイド部が形成される。ボ
イド部は、スリット25aを基準として設定され得る。
しかしながら、TXベルト位置センサ26とトナー濃度
センサ27とは、フルカラー複写機1を組上げる際の工
作精度の関係上、最大±5mm程度のばらつきが生じ、
スリット25aを基準にボイド部を調整することは困難
である。本実施例では、TXベルト25上の基準領域2
5dを基準にボイド位置などの調整を充分な精度で行う
ことができる。
【0018】図4は、図1図示のフルカラー複写機1の
制御のための電気的構成を示す。中央処理装置(以下
「CPU」と略称する)41は、アドレスバス42およ
びデータバス43を介して、読出専用メモリ(以下「R
OM」と略称する)44、ランダムアクセスメモリ(以
下「RAM」と略称する)45と接続される。ROM4
4には、フルカラー複写機1の制御を行うプログラムが
格納される。RAM45は、プログラム実行時のワーク
エリアや、調整値の記憶に用いられ、電池46によって
バックアップされる。トナー濃度センサ27からの出力
は、アナログデシタル変換(以下「A/D」と略称す
る)回路47を介してCPU41に与えられる。TXベ
ルト位置センサ26からの出力は、入出力(以下「I/
O」と略称する)回路48を介してCPU41に与えら
れる。CPU41から露光ランプ5およびブランクラン
プユニット13への出力は、I/O回路48を介して与
えられる。CPU41には、タイマ49が内蔵される。
I/O回路48には、光源4を移動させるためのスキャ
ナモータ51、複写用紙32を搬送するための搬送モー
タ52、PCベルト11およびTXベルト25の同期を
取るためのローラクラッチ53、その他の負荷やセンサ
54が接続される。
【0019】図5は、TXベルト25の画像域25bの
先端のボイド部の長さとしてのボイド量を調節するボイ
ド調整手段としてのCPU41の制御を示す。ステップ
n1で、先端ボイド調整モードが選択されると、ステッ
プn2で光学系動作が禁止される。光学系動作の禁止
は、露光ランプ5を使用しないことによって行われる。
これによって、露光点11Aにおける静電潜像は形成さ
れない。次にステップn3で、イエロー現像槽14Yか
らのトナーによる作像が実行される。
【0020】ブランクランプユニット13は、スリット
25aを検知した時点から一定時間経過後を基準とし
て、ボイド調整値に応じて調整されて点灯/消灯され、
そのときの調整値に応じたボイド部が作成される。先端
ボイド部分以外の部分は不要なので、画像域先端から5
0mm程度の部分までトナーが乗り、それ以外の部分は
ブランクランプユニット13を点灯して不要なトナーが
消費されないようにする。
【0021】ステップn4でTXベルト25のスリット
25aが検出されると、ステップn5でタイマ49がク
リアされ、ステップn6で、タイマ49のカウント値が
275に達するまで待つ。タイマ49は1ms毎にカウ
ントアップされ、TXベルト25の回転速度は200m
m/sである。275のカウント値は、したがって55
mmに相当する。
【0022】次に、ステップn7で、トナー濃度センサ
27の出力に対するA/D回路47の動作が開始され
る。画像域25cの後端付近では、ブランクランプユニ
ット13によってトナーが乗らないように制御されてい
るので、トナー濃度センサ27からの出力は最も低いレ
ベルとなっている。基準領域25dの白色ペイントが検
知されると、トナー濃度センサ27からの出力が約5V
まで上る。変化検知手段としてのCPU41は、連続的
にA/D回路47からの出力を検知することによって、
トナー濃度センサ27からの出力の上昇を知ることがで
きる。トナー濃度センサ27からの出力が約2Vである
とき、A/D回路47からのデジタル信号の値は102
となるので、ステップn8では、A/D値が102以上
となるまで待つ。
【0023】A/D値が102以上となるときには、基
準領域25dを検出しているので、ステップn9でタイ
マ49をクリアする。ステップn10およびステップn
11で、トナー濃度センサ27からの出力のA/D値が
102以上である期間は、基準領域25dとみなされ
る。
【0024】次にステップn12およびステップn13
では、ボイド部を検知する。非画像域25cおよびボイ
ド部では、TXベルト25が黒色であるためA/D変換
値は低い。ボイド部が終わり、イエロートナーが検知さ
れると、トナー濃度センサ27からの出力は約4V(A
/D変換値で204)になる。この変換値からボイド部
の終了を検知するために、その半分の102を超えたと
きに、ステップn13からステップn14に移る。ステ
ップn14ではタイマ49のカウント値を読出し、基準
領域25dの検出開始位置からの経過時間に基づきボイ
ド量が検出される。
【0025】標準ボイド量が5mmであれば、白色ペイ
ントの立上り検知から、TXベルト25が回転速度20
0mm/sで30+5mm分だけ回転したときにボイド
部が終了しなければならないので、タイマ49によって
カウントされる時間は次の数1の式によって表される。
【0026】
【数1】(30+5)/200=175[ms] ボイド量調整のための調整値は、1ステップ当たり0.
2mmで、調整値が大きいほどボイド部が大きくなるか
ら、次の数2の式によって修正すれば自動的に先端ボイ
ドが調整される。
【0027】
【数2】[調整値]=[現在の調整値]+{200*
(175−[読出したタイマ値])}/0.2 数2の式に基づき、ブランクランプユニット13に含ま
れる発光ダイオード(略称「LED」)を点灯するタイ
ミングを調整し、画像域25bの先端付近でトナーの付
着しないボイド部の長さを調整する。
【0028】なお、白色ペイントを施した基準領域25
dをTXベルト25の位置基準として用いる場合は、フ
ルカラー複写機1の電源が入ったときなどに、TXベル
ト25上にトナーが乗っている可能性があり、白色ペイ
ントを施した基準領域25dの検知が困難になるおそれ
がある。このような電源投入時には、一旦TXベルト2
5のクリーニングを行うことで、基準領域25dの白色
ペイントのみの検知が可能となる。したがって、トナー
濃度センサ27のみを用いて、像担持体であるTXベル
ト25上のトナー像の位置を検出することができる。
【0029】また、以上の実施例においては、基準領域
25dに白色ペイントを施し、像担持体であるTXベル
ト25の他の部分よりも光の反射率を大きくして、トナ
ー像濃度センサ27からの出力電圧が大きくなるように
しているけれども、基準領域25dは他の部分よりも光
の透過率を大きくするようにしてもよいことは勿論であ
る。トナー濃度センサ27が基準領域25dに対向して
いるとき、透過率の大きな部分を介してTXベルト25
の裏側からの光を検出して基準領域25dを検知するこ
とができる。
【0030】さらにまた、像担持体であるTXベルト2
5や、感光体であるPCベルト11は、ドラム形など、
他の形状であってもよいことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、濃度検出
手段からの出力を用いて、トナー像濃度を検知するとと
もに、像担持体上でのトナー像の位置をも検知すること
ができる。位置検知のための基準位置は、濃度検出手段
によって、像担持体上の非画像域内の基準領域の一端と
して、検出することができる。これによって、像担持体
上でのボイド調整等を行う機能を、簡単な構成で実現す
ることができる。さらに、検出手段としてのセンサの数
を減らすことも可能となり、コストの削減と信頼性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略的な構成を示す縦断面
図である。
【図2】図1図示の実施例におけるTXベルト25の斜
視図である。
【図3】図1図示の実施例におけるトナー濃度センサ2
7からの出力を示す波形図である。
【図4】図1図示の実施例の制御のための電気的構成を
示すブロック図である。
【図5】図1図示の実施例においてボイド量を調整する
ための動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フルカラー複写機 3 原稿 5 露光ランプ 8 光学フィルタ 9 レンズ 11 PCベルト 11A 露光点 12 MHVユニット 13 ブランクランプユニット 14 現像槽 25 TXベルト 25a スリット 25b 画像域 25c 非画像域 25d 基準領域 26 TXベルト位置センサ 27 トナー濃度センサ 32 複写用紙 38 定着装置 41 CPU 44 ROM 45 RAM 47 A/D回路 49 タイマ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/14 G03G 15/045 - 15/047 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの反射光によって感光体に形成
    される潜像に対応するトナー像を、像担持体上に保持
    し、複写用紙に転写する複写機において、 像担持体の表面濃度を検出する濃度検出手段と、 濃度検出手段からの出力の変化を検知する変化検知手段
    と、 像担持体が基準位置にあるか否かを検知する光学センサ
    とを含み、 像担持体は、トナー像を保持する画像域と保持しない非
    画像域とに分けられ、非画像域内には濃度検出手段によ
    って検出可能な濃度の差で、基準位置を一端とする基準
    領域が形成され、かつ像担持体の移動時に基準位置に先
    行して光学センサによって検知される被検知部が設けら
    れ、 像担持体の移動時に、光学センサが被検知部を検知して
    から所定の範囲内となる非画像域内で変化検知手段が濃
    度検出手段の出力変化を検知するとき、濃度検出手段が
    基準領域の一端の基準位置に対応する濃度変化を検出し
    ていると判断し、判断時点を基準として、画像域の先端
    部分で像担持体上にトナーを付着させないボイド部を所
    定長さだけ形成するように、ボイド調整を行うボイド調
    整手段を備えることを特徴とする複写機用像担持体の位
    置検出装置。
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