JP2897414B2 - ぶれ防止機能付カメラ - Google Patents

ぶれ防止機能付カメラ

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JP2897414B2 JP2311935A JP31193590A JP2897414B2 JP 2897414 B2 JP2897414 B2 JP 2897414B2 JP 2311935 A JP2311935 A JP 2311935A JP 31193590 A JP31193590 A JP 31193590A JP 2897414 B2 JP2897414 B2 JP 2897414B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、撮影機材の振動に由来した結像面上での像
のぶれ量を検出し、該ぶれ量に基づいて撮影者に手ぶれ
警告を発したり、あるいはぶれ補正を行って鮮明な撮影
像を得ることを可能とするぶれ防止機能付カメラに関す
る。
従来の技術 この種のカメラに適用されるぶれ検出装置には一般に
加速度センサや角速度センサが用いられる。これらのセ
ンサは加速度あるいは角速度の急激な変化、いわゆる衝
撃が発生した場合にはその変化に追従しきれなくなる。
そしてセンサの出力は振動状態となり、入力加速度又は
入力角速度とは無関係なものとなる。
一方、フォーカルプレーンシャッタ付一眼レフカメラ
においてはレリーズ動作に伴うミラーアップ完了時等に
上記のような衝撃が生じる。
従って、ミラーアップ等のレリーズ動作によって衝撃
が発生してから一定期間は、ぶれ検出センサの出力が不
安定となるためにぶれ量の正確な検出は不可能となる。
この期間中に露光を開始しぶれ補正を行っても正確な補
正は行われず、ぶれた写真が撮れてしまうという問題点
が従来あった。
発明が解決しようとする課題 そこで本発明の目的は、上述従来例の欠点を除去し、
衝撃発生時におけるぶれ補正の誤動作を防止することの
できるぶれ防止機能付カメラを提供することにある。
課題を解決するための手段 このような目的を達成するために、本発明では衝撃が
発生してからぶれ検出センサの出力が安定するまでの一
定期間は露光開始を禁止する。そしてセンサの出力が安
定し、正確なぶれ量の検出が可能になった時点で露光を
開始し、同時にぶれ補正を行うことを特徴とする。
作用 本発明は衝撃が発生してから一定期間は露光開始を禁
止し、ぶれ検出センサの出力が安定してから露光及び補
正を開始することによって、ぶれ補正を正確に行い鮮明
な撮影像を得ることを可能にする。
実施例 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図はぶれ検出機能及びぶれ補正機能を備えたカメ
ラの側断面図であり、第2図はそれらの機能を備えたカ
メラのブロック図である。
第1図においては1はフォーカシングレンズ、2はフ
ォーカシングレンズ駆動部であり、3はぶれ補正レン
ズ、4はぶれ補正レンズ駆動部である。5,6はそれぞれ
シャッター幕、二幕で、7,8は一幕、二幕用マグネット
である。また9はフィルム面を表し、10,11はそれぞれ
測距部、測光部である。
第2図においてCPU16はカメラシステムの中枢であ
り、レンズやシャッタ等全ての装置の動作を統合・制御
し、また測距や測光等のデータに適用される全ての演算
を実行する処理装置である。S1は不図示のレリーズ釦の
第1ストロークの押下でONになり、CPU16を起動し測光
・測距を開始させるスイッチである。S2はレリーズ釦の
第2ストローク(第1ストロークより深い)の押下でON
になり、レリーズ動作を開始させるスイッチである。測
距部10は測距データを出力し、CPU16はこのデータとレ
ンズ制御部12から出力されるレンズ情報(焦点距離、開
放Fナンバー等)とに基づきフォーカシングレンズ1の
駆動量を演算する。測光部11は測光データを出力し、CP
U16はこのデータと前述のレンズ情報とに基づき露出演
算を行い、絞り値とシャッタ速度と算出する。レンズ制
御部12は前述のように焦点距離や開放Fナンバー等のレ
ンズ情報をCPU16に出力する。またCPU16の演算結果に基
づいてフォーカシングレンズ1やぶれ補正レンズ3の制
御も行う。シャッタ制御部13は、CPU16からシャッタレ
リーズ命令が出力されるとシャッター幕を走行させて露
光を開始する。ミラー制御部14はCPU16からミラーアッ
プ命令が出力されるとミラーアップを行い撮影可能な状
態にする。絞り制御部15は、ミラーアップ後所定時間経
過したのちCPU16から出力される絞り込み命令の入力に
よって不図示の絞り駆動部で絞り込んでいく。そしてCP
U16によって算出された絞り値になると絞りを停止させ
る。
角速度検出装置21は、カメラの振動時の角速度を出力
しCPU16はこの角速度とレンズ情報に基づきぶれ補正レ
ンズ3の駆動量を算出する。この駆動量が得られるとレ
ンズ制御部12がぶれ補正レンズ駆動部4によってぶれ補
正レンズ3を駆動してぶれ補正を行う。
角速度検出装置21にはコリオリの力を利用した振動型
角速度センサ17,18が用いられており、その出力は切換
回路19とA/D変換回路20を介してCPU16に入力される。角
速度センサの代表的なものを第3図に示す。(a)は音
叉型角速度センサで(b)は三角柱型角速度センサであ
る。これらの角速度センサはそれぞれ検出軸22,23を中
心とした入力角速度に比例した電圧を出力する。
ここで第4図に角速度センサの出力電圧Vと入力角速
度ωとの関係を示す。第4図(a)は角速度センサの検
出軸を中心とした入力角速度であり、(b)はその入力
に対するセンサの出力電圧である。
0≦t<t1において角速度センサは電源電圧が印加さ
れていない状態にあり、入力角速度ωには関係なく出力
電圧V=0である。
t=t1で角速度センサに電源電圧が印加され、センサ
が起動する。この時角速度センサの出力電圧は一定期間
(t1<t<t2)振動した後、安定する。
t>t2において角速度センサは入力角速度ω=0の場
合でも一定のオフセット電圧V0を出力する。V0は入力角
速度とは無関係な数値である。
また、衝撃などにより角速度センサの検出能力を越え
るような急激な角速度の変化がセンサに入力した場合
(t=t3)、センサの出力電圧は一定期間(t3<t<
t4)振動する。
角速度センサの出力電圧Vは、上記の電源電圧印加後
の振動及び衝撃入力による振動の期間を除いて入力角速
度に比例する。よって、ノイズ成分を無視すると入力角
速度ω、オフセット電圧V0を用いて、 V=V0+kω と表すことができる。ただし、kはセンサ感度に相当す
る係数である。
次に第5図に示すように座標系を定める。第5図にお
いてz軸はカメラの光学系の光軸であり、x軸とy軸は
それぞれz軸と垂直な水平軸と垂直軸である。なお、1
7,18はそれぞれの検出軸がx軸、y軸と平行になるよう
にカメラボディに設けられた角速度センサであり、x
軸、y軸を中心とした角速度を検出する。24,25はそれ
ぞれ角速度センサ17,18の検出軸であり、それぞれx
軸、y軸に平行となっている。26はレリーズ釦であり、
前に第2図で述べたS1,S2と連動している。
ここで、角速度センサ17の出力電圧をVx、オフセット
電圧をVx0、センサ感度をkxとし、角速度センサ18の出
力電圧をVy、オフセット電圧をVy0、センサ感度をkyと
する。また、x軸を中心として発生する角速度をωx、
y軸を中心として発生する角速度をωyとすると、ノイ
ズ成分を無視した場合、 Vx=Vx0+kxωx Vy=Vy0+kyωy という関係が成立する。この式によりセンサ出力電圧V
x,Vyに基づいて入力角速度ωx,ωyを算出するために
は、オフセット電圧Vx0,Vy0及びセンサ感度kx,kyを知る
必要がある。
まず、オフセット電圧Vx0,Vy0について考える。オフ
セット電圧はセンサ毎に異なるだけでなく温度変化、時
間等により変動するため、その大きさを常に把握するこ
とは困難である。
そこで、角速度センサの出力電圧を不図示のハイパス
フィルターに通すことによって、オフセット電圧を取り
除くことにする。オフセット電圧は時間的変動が小さい
ので、ハイパスフィルターを用いれば低周波成分として
除去することができる。なお、手ぶれの周波数は通常1
〜12Hzであるから、ハイパスフィルターのカットオフ周
波数を1Hz程度にすればぶれ量に比例するセンサ出力成
分が影響を受けることはない。このようにしてオフセッ
ト電圧Vx0、Vy0が除去された角速度センサの出力電圧V
x、Vyは Vx=kxωx Vy=kyωy と表すことができる。
次にセンサ感度kx、kyについて考える。感度もオフセ
ット電圧と同様にセンサ毎に異なる数値である。そこで
カメラボディー毎にセンサ感度kx、kyを測定し、ボディ
ー内に記憶させることにする。
しかしながらこのセンサ感度の測定においては、セン
サのカメラボディーへの取付精度を考慮する必要があ
る。すなわち、角速度センサ17が、その検出軸とx軸と
が平行でない状態でカメラボディーに取付けられると、
センサの検出軸を中心とした角速度に対する感度とx軸
を中心とした角速度に対する感度は一致しなくなる。角
速度センサ18とy軸についても同様である。この問題に
対し、センサの検出軸とカメラボディーの検出軸(x,y
軸)とを機械的な調整により一致させることは可能であ
るが、多大な工数を必要とする。その上センサ自身の感
度のバラつきまでは調整不可能である。
そこで対策としては、今ぶれ検出に必要なのはx軸、
y軸を中心とした角速度に対する感度kx,kyであるか
ら、センサをカメラボディーに取り付けた状態で感度測
定を行えば、検出軸のずれによる感度の変動を見込んだ
検出感度が得られる。このようにして得られた検出感度
は感度補正情報としてボディー内に記憶させ、この記憶
させた情報によってカメラ個々にバラつきの補正を行う
ものとする。この実施例をブロック図で示したのが第6
図で、ここでは感度補正情報を記憶させるメモリとして
E2PROM28を用いている。この方式によってセンサ毎の感
度のバラつきと、取付精度による感度のバラつきの補正
を同時に行うことができる。
また、センサ感度は温度の変化によっても変動するた
め、カメラボディーに内蔵した温度センサ(第6図27)
により温度を検出して感度の変動を補正する。温度セン
サはサーミスタ等を用いたものを新たに設置してもよい
し、測距や測光等に用いられるものと兼用してもよい。
温度センサの出力(VTとする)が温度の1次慣性で角速
度センサの感度kx,kyが温度の1次関数であると考える
ならkx,kyは kx=k0x+α(VT−VT0) ky=k0y+α(VT−VT0) と表すことができる。ここでk0xはボディ毎に測定した
x軸を中心とした角速度に対する感度、k0yはy軸を中
心とした角速度に対する感度、VT0は測定時の温度セン
サの出力、αは比例定数である。すなわち、カメラボデ
ィー毎に感度k0x、k0yを測定し、測定時の温度センサの
出力VT0とともにボディー内に記憶させておけば、それ
らのデータと温度センサの出力VT、比例定数αからその
温度における角速度センサの感度kx,kyを算出できる。
なお、比例定数αは各ボディー共通の数値と考えても
よいし、ボディー毎に測定して記憶させてもよい。ま
た、kx,kyをVTの2次式あるいは、それ以上の高次式で
表して、ボディー毎に各係数を測定して記憶させればさ
らに精度よくセンサ感度kx,kyを算出することができ
る。
このようにしてオフセット電圧が除去された各速度セ
ンサの出力電圧Vx,Vyと、温度センサの出力等より算出
された角速度センサの感度kx,kyとを用いて、x軸を中
心とした各速度ωx,y軸を中心とした各速度ωyは ωx=Vx/kx ωy=Vy/ky として算出される。こうして得られた各速度ωx,ωyを
時間積分することにより、カメラのx軸を中心とした変
位角θx,y軸を中心とした変位角θyが得られる。
次に変位角θx,θyとカメラのフィルム面上における
像ぶれ量△x,△yの関係について考える。第7図は合焦
状態にあるカメラを側面から見た図である。(b)のカ
メラは(a)のカメラに対しx軸を中心とした変位角θ
xを与えられている。この時、(b)のカメラのフィル
ム面上には(a)のカメラに対してy軸方向の像ぶれが
生じる。この像ぶれ量△yはレンズからフィルム面まで
の距離をlとすると、 △y=ltanθx と表すことができる。像倍率β(=l/L)とレンズの焦
点距離fを用いれば、 △y=f(1+β)tanθx である。像倍率β及び変位角θxが小さい場合は近似的
に △y≒f・θx と表すことがもできる。
y軸を中心とした変位角θyとフィルム面上でのx軸
方向の像ぶれ量△xとの関係も同様に △x=f(1+β)tanθy となり、β及びθyが小さい場合には △x≒f・θy と表すことができる。
なお、上述のようにして求められた像ぶれ量△x,△y
に基づいてぶれ補正を行う場合、△xに関しては+x方
向に像ぶれが生じた時は−x方向に、−x方向に像ぶれ
が生じた場合は+x方向に前記ぶれ補正レンズ(第1図
3)を駆動することによって△xを打ち消すようにす
る。△yについても同様である。
ここで、角速度センサの出力電圧のノイズ成分につい
て述べる。ノイズ成分には、前述の電源電圧印加後や衝
撃入力後の出力電圧の振動以外に、電源電圧の変動によ
るセンサ出力電圧の不安定や振動型角速度センサに発生
しやすい出力電圧の周波成分等がある。このような入力
角速度に無関係なノイズ成分は角速度の誤検出の原因と
なる。
そこでまず、電源電圧の変動によるセンサ出力の不安
定について考える。カメラ本体の電源はAFやレリーズ時
にモーターに通電することによって電圧が変動してしま
う。このような場合でも安定した電圧でセンサに電力供
給を行うために、カメラ電源(1次電池とする)とは別
に新たに角速度センサ用の電源(2次電池)を設けるこ
とにする。なお、2次電池にはNi−Cd電池やコンデンサ
等充電可能なものを用いる。
第8図に角速度センサに2次電池を設けた回路を示
す。29が新たに設けた2次電池で、30は切換スイッチ、
31はカメラ電源である1次電池である。センサ使用時に
おいては、切換スイッチ30がセンサ側にONし、2次電池
29は角速度センサ17,18に電力を供給する。そして不使
用時には切換スイッチ30が1次電池側にONし、2次電池
29は1次電池31によって充電される。1次電池31はレン
ズ制御部12やシャッタ制御部13等の駆動部にも電力を供
給しているため、AFやレリーズ時には電圧の変動を起こ
しやすい。よって、1次電池31は直接には角速度センサ
17,18へ電力を供給せず、2次電池29への充電のみを行
うようにする。以上のようにしてAF時やレリーズ時の電
源電圧変動によるセンサ出力の不安定を防ぐことができ
る。
次にセンサ出力電圧の高周波成分のノイズについて考
える。この高周波ノイズに対しては、第9図(a)のブ
ロック図に示すように、センサの出力電圧をローパスフ
ィルター32に通すことによってセンサ出力から高周波ノ
イズを除去する。なお、ローパスフィルター32には50Hz
以下のものを用いれば、前述のぶれ量に比例する1〜12
Hzの電圧成分が影響を受けることはない。ここでハイパ
スフィルター33は前述のオフセット電圧を除去するため
のフィルターで、カットオフ周波数が1Hz程度のもので
ある。また別の実施例として第9図(b)に示すよう
に、ローパスフィルター32とハイパスフィルター33に代
えて、1〜50Hzのバンドパスフィルター34を用いてもよ
い。これによって1つのフィルターでオフセット電圧と
周波数ノイズを除去することができる。
このように2次電池やフィルタを用いることによっ
て、電源電圧変動による角速度センサの出力不安定や高
周波ノイズを除去することができる。しかしながら、電
源電圧印加後の一定期間及び衝撃入力後の一定時間のセ
ンサ出力を完全に安定させることは困難であり、この期
間については正確な角速度の検出は不可能である。これ
についての対策は後述する。
ここで具体的なぶれ量検出の手順を第9図(b)のブ
ロック図を参照しながら説明する。角速度センサ17,18
の出力電圧はバンドパスフィルター34によりオフセット
電圧と高周波ノイズを除去される、切換回路19はフィル
ターを通過したセンサ17,18の出力を交互に入力し、シ
リアルにA/D変換回路20へと出力する。A/D変換回路20は
入力されたアナログデータをデジタル値に変換し、CPU1
6に出力する。
CPU16は温度センサ27の出力VTとE2PROM28に記憶され
た感度補正データVT0,k0x,k0yを読み込み、それらのデ
ータと比例定数αより、角速度センサ17,18の感度をそ
れぞれkx=k0x+α(VT−VT0)、ky=k0y+α(VT
VT0)として算出する。
次にCPU16は算出したkx,kyと、読み込んだセンサの出
力電圧Vx,Vyからx軸を中心とした角速度ωx=Vx/kx及
びy軸を中心とした角速度ωy=Vy/kyを算出する。さ
らにCPU16は所定時間毎に同様の手順でωx,ωyを算出
していき、それぞれを順次加算(積分)して変位角θx,
θyを算出する。そしてレンズの焦点距離f、像倍率β
を用いて、フィルム面上でのx軸方向の像ぶれ量△x=
f(1+β)tanθy及びy軸方向の像ぶれ量△y=f
(1+β)tanθxを算出する。以上が具体的なぶれ量
検出の手順である。
このような手順で検出された像ぶれ量△x、△yは、
前記ぶれ補正レンズ3(第1図)を駆動することによる
ぶれ補正に用いられる。またこれらの像ぶれ量に基づい
て撮影者に手ぶれ警告を発したり、ぶれ量表示を行って
もよい。あるいは手ぶれしないような写真が撮れるよう
なシャッタスピードを自動的に設定してもよい。
しかしながら前述のように、角速度センサへの電源電
圧印加後の一定期間は、センサ出力が不安定になるため
正確なぶれ量の検出が不可能となる。そのため検出した
ぶれ量を用いての手ぶれ警告やぶれ量表示、あるいは手
ぶれしないシャッタ・スピードの自動設定の機能等が正
確に動作しなくなる。またセンサ出力が不安定な期間中
に撮影し、露光中にぶれ補正を行った場合、正確な補正
が行われずに手ぶれした写真が撮れる可能性が高い。
そこでこうした誤動作を防ぐために、角速度センサへ
電源電圧を印加してからセンサ出力が安定するまでの一
定期間には手ぶれ警告やぶれ量表示を禁止し、さらにレ
リーズロックして撮影を禁止するようにする。この時、
ファインダ内にLED等の表示手段を設けてこれを点滅さ
せたり、ブザーを設けてこれを鳴らしたりして、撮影者
にぶれ検出が不可能であることを知らせておくとよい。
こうした表示手段やブザーは新たに設置してもよいし、
第10図に示すファインダ内のフラッシュ未充完表示部37
や不図示のAF用合焦ブザーと兼用してもよい。
また同様にして前述のような衝撃入力後の一定期間に
おいても角速度センサの出力が不安定となる。ここでは
具体的な例としてシャッタ幕走行時の衝撃とミラーアッ
プ時の衝撃の2つについて説明する。
まず1つめのシャッタ幕走行時について考える。シャ
ッタ幕は機械的なあたりによってその走行を停止するた
め、シャッタ幕走行完了時に角速度センサの出力を不安
定にするような衝撃が発生する。従って、シャッタ幕走
行完了後センサ出力が安定するまでの一定期間は正確な
ぶれ検出が不可能となる。従って、この一定期間にはぶ
れ検出を禁止する。なお、このぶれ検出の禁止とは、角
速度センサの出力を禁止してもよいし、角速度センサの
出力は行うがその出力に基づく像ぶれ量の演算を禁止し
てもよい。また、像ぶれ量の演算は行うが警告や補正手
段がその演算結果を採用しないようにしてもよい。以下
ぶれ検出の禁止とはこれらのうちのいずれかを行うもの
とする。
最初に一幕走行完了時について考える。この場合手ぶ
れしないシャッタスピードの自動設定機能については、
ぶれ量を検出してシャッタスピードを設定した後にシャ
ッタ幕が走行するので問題はない。また、手ぶれ警告や
ぶれ量表示の機能はレリーズ前にのみ必要と考えられて
いるので、露光中は警告・表示を禁止しておけばシャッ
ター幕走行完了時の衝撃が影響を及ぼすことはない。し
かし、ぶれ補正機能については露光中の補正が行われる
ことからシャッター幕走行完了時の衝撃が問題となって
くる。一幕走行完了による衝撃発生後の一定期間は上記
のようにぶれ検出が禁止される。このぶれ検出禁止の期
間、補正機能に関しては、ぶれ補正を全く行わないか又
は、衝撃入力前に検出した角速度やぶれ量から補正量を
推測して補正を行うものとする。そしてその一定期間が
終了し、角速度センサの出力が安定すれば通常通りのぶ
れ検出と補正を再開すればよい。
次に二幕走行完了時について考える。二幕走行完了時
の衝撃は、既に露光が終わり写真が撮れた後であるか
ら、警告・表示・補正等の機能には影響しない。
次に2つめのミラーアップ時について考える。
ミラーアップ完了時においても同様に機械的なあたり
によって衝撃が発生する。そのため、ミラーアップ完了
から一定期間は正確なぶれ検出が不可能となる。この場
合にもシャッタスピードの自動設定はミラーアップ以前
に行えばよいし、手ぶれ警告やぶれ量表示はミラーアッ
プ中は禁止しておけばよい。ぶれ補正機能については、
角速度センサの出力が不安定な期間中は露光開始を禁
止、すなわちシャッター幕を走行直前でホールドしてお
き、出力が安定してから一幕を走行させ露光を開始して
ぶれ補正を行うとよい。
次に本発明の実施例によるカメラの露出動作について
第11図(a)〜(j)のタイミングチャートを参照しな
がら説明する。本実施例で用いられるのはぶれ補正機能
を備え、露光中にのみぶれ補正を行うフォーカルプレー
ンシャッタ付一眼レフカメラである。
t=t1で、レリーズ釦の第1ストローク押下によって
スイッチS1(b)はONとなり、CPUが動作を開始する。
また1次電池より充電されていた2次電池は、S1と運動
した切換スイッチ(j)の切換により角速度センサへの
電源電圧の供給を開始する。S1のONから角速度センサの
出力が安定するまでの期間△T1はぶれ検出は不可能であ
り、レリーズ禁止となる。(t1<t<t2)その間、ファ
インダ内にレリーズ不可のWAIT表示を点滅させる。この
WAIT表示はフラッシュ未充完のレリーズ不可WAIT表示と
兼用である。またt1<t<t2の期間は、CPUは露出演算
やフォーカシングを行いながら△T1の経過を待つ。
△T1の経過後、すなわちt=t2でファインダ内のレリ
ーズ不可のWAIT表示を消し、レリーズ釦の第2ストロー
ク押下によるS2(c)のONを待つ。
t=t3においてS2がONになるとCPUはシャッタ制御部
に信号を出力し、シャッター幕、二幕のマグネット1c,2
c(d,e)をONにしてシャッタ幕吸着を行い、走行可能な
状態で保持しておく。
マグネット1c,2cのONから所定時間(△T2とする)経
過後、すなわちt=t4でミラーマグネットRMg(f)をO
Nにしてミラーアップを行い、撮影光路から外してお
く。この時ミラー(g)が上がって停止する際の衝撃が
角速度センサに入力する。(t=t5)このため、センサ
出力電圧(a)は一定期間(t5<t<t8)不安定とな
る。
ミラーマグネットRMgのONから所定時間(△T3とす
る)経過後、すなわち、t=t6でRMgをOFFにし絞りマグ
ネットFMg(h)をONにして、絞り(j)を開放状態か
ら絞り込んでいく。絞りが露出演算によって算出された
値になるまで絞り込まれたら、絞りマグネットFMgをOFF
に所定の絞り状態となる(t=t7) 次にシャッタマグネット1c,2cがONしてから準備動作
時間△T4が経過するのを待つ。この△T4はミラーアップ
動作、絞り込み動作、そしてミラーアップ完了からセン
サ出力が安定するまでに要する時間を見込んで設定され
ている。
準備動作時間△T4経過後、すなわちt=t8で角速度検
出装置の出力をCPUへ読み込み、ぶれ検出を開始する。
そして、ぶれ補正レンズを駆動することによって、ぶれ
補正を開始すると同時に、CPUはシャッタ制御部へ信号
を出力し、一幕マグネット1cをOFFにして、一幕を走行
させて露光を開始する。露光開始後、ぶれ補正を行いな
がら一幕走行完了を待つ。なお、一幕の走行完了は走行
開始から所定時間△Tx経過したかどうかで判断してもよ
いし、走行完了でONになるようなスイッチによって判断
してもよい。
△Tx経過後、すなわちt=t9で一幕の走行が完了する
と衝撃が発生し、その影響で角速度センサの出力が一定
期間(△T5)不安定となる。
一幕の走行完了後はセンサ出力が安定するまで、△T5
経過するのを待つ。この間はぶれ検出を禁止する。この
ため、ぶれ補正は全く行わないか、あるいは一幕走行完
了以前に検出した角速度やぶれ量に基づいて補正量を推
測してぶれ補正を行うようにする。
△T5経過後、すなわちt=t10でセンサ出力が安定し
た後、ぶれ検出を再開し、ぶれ補正を行いながらシャッ
タ速度の実時間S.S.の経過を待つ。
シャッタ速度の実時間S.S.経過後、すなわちt=t11
でCPUはシャッタ制御部に信号を出力し、二幕マグネッ
ト2cをOFFにして、二幕の走行を開始させる。二幕走行
開始後、ぶれ補正を続けながら走行完了を待つ。なお、
二幕の走行完了も一幕の走行完了と同様に判断する。
t=t12で二幕の走行が完了して露光が終了すると、
ぶれ検出とぶれ補正を終了させる。なお、二幕の走行完
了により角速度センサの出力は再び不安定となるが、露
光とぶれ補正は既に終わっているので問題はない。
t=t13で絞りマグネットFMgをONにして絞りを開放状
態にし、続いてt=t14でミラーマグネットRMgをONにし
てミラーダウン状態にして初期状態に戻す。
第12図は第11図の露出動作をフローチャートで示した
ものである。#1〜#6では測光後露出演算を行い、ま
た測距後フォーカシングを行っている。#7〜#17では
シャッタ吸着、ミラーアップ、絞り込み等のレリーズ動
作を行っている。#18以後は露光開始から撮影終了まで
のシーケンスであるが、シャッタ速度の実時間S.S.の長
さによって動作が異なってくるため#18,#31,#32でそ
れぞれ場合わけを行っている。第11図のタイミングチャ
ートで説明したのは、シャッタ速度の実時間S.S.と、シ
ャッタ一幕走行に要する時間ΔTxと、ぶれ検出禁止期間
△T5との間に△Tx+△T5≦S.S.という関係が成り立つ場
合の動作で#18→#19へと進んだものである。
#19以後を簡単に説明すると、#19でぶれ検出、補正
を開始すると同時に#20で一幕マグネット1cをOFFにし
て一幕を走行させる。#21で一幕走行完了を待ち、走行
完了すると#22でぶれ検出を禁止する。なお、ぶれ補正
は全く行わないか、あるいは一幕走行完了以前の角速度
やぶれ量等に基づいて補正量を推測して補正を行う。#
23でぶれ検出センサの出力が安定するまでの一定期間△
T5の経過を待ち、経過後#24でぶれ検出を再開する。#
25でS.S.の経過を待ち、経過後#26で二幕マグネット2c
をOFFして二幕を走行させる。#27で二幕走行完了を待
ち、走行完了すると#28でぶれ検出、補正を終了する。
#29で初期状態に戻し、#30で撮影終了となる。
以上はシャッタ速度が比較的長い場合の露出動作であ
る。具体的には一幕走行開始→一幕走行完了・振動発生
→振動終了→二幕走行開始→二幕走行完了という順序で
露出動作が行われている。第13図〜第15図にS.S.が短く
なった場合の露出動作を示す。各図において(a)はタ
イミングチャートで(b)は動作順序を示したフローチ
ャートである。
第13図は△Tx,△T5≦S.S.<△Tx+△T5の関係が成り
立つ場合の動作を示した図である。具体的には t=t8 :一幕走行開始(#37) t=t9 :一幕走行完了・振動発生(#38,#39) t=t11:二幕走行開始(#40,#41) t=t10:振動終了(#42,#43) t=t12:二幕走行完了(#44) という順序で露出動作が行われている。
第14図は△Tx≦S.S.<△T5の関係が成り立つ場合の動
作を示した図である。具体的には t=t8 :一幕走行開始(#47) t=t9 :一幕走行完了・振動発生(#48,#49) t=t11:二幕走行開始(#50,#51) t=t12:二幕走行完了(#52) という順序で露出動作が行われている。
第15図はS.S.<△Tx,△T5の関係が成り立つ場合の動
作を示した図である。具体的には t=t8 :一幕走行開始(#55) t=t11:二幕走行開始(#56,#57) t=t9 :一幕走行完了・振動発生(#58,#59) t=t12:二幕走行完了(#60) という順序で露出動作が行われている。
以上は、シャッタ幕走行に要する時間△Txとぶれ検出
禁止期間△T5に△Tx≦△T5という関係が成り立つカメラ
における実施例であった。次に別の実施例としてセンサ
の出力不安定の期間が短く、△T5<△Txという関係が成
り立つカメラにおける実施例について説明する。
第16図が△T5<△Txの場合の実施例におけるフローチ
ャートであるが、露光動作以前のシーケンスは△Tx≦△
T5の場合と全く同じであり、既に第12図#1〜#17で示
したのでここでは説明を省略する。また△T5<△Txの場
合であっても、S.S.が △Tx+△T5≦S.S. △T5,△Tx≦S.S.<△Tx+△T5 S.S.<△T5,△Tx の関係を満たす時は△Tx≦△T5の場合と同じ動作とな
り、それぞれ第11・12図、第13図、第15図で説明したの
で、これらの動作の説明も省略する。従って、ここでは
△T5<△Txの関係が成り立つカメラの、S.S.が△T5≦S.
S.<△Txを満たす場合における露光動作について説明す
る。第17図はこの時の露光動作を示した図で(a)がタ
イミングチャート、(b)がフローチャートである。具
体的に説明すると t=t8 :一幕走行開始(#70) t=t11:二幕走行開始(#71,#72) t=t9 :一幕走行完了・振動発生(#73,#74) t=t10:振動終了(#75,#76) t=t12:二幕走行完了(#77) という順序で露出動作が行われている。
ここまで説明したのは全てフォーカルプレーンシャッ
タ付一眼レフカメラにおける実施例であるが、次にレン
ズシャッタ付カメラにおける実施例についても簡単に説
明する。
レンズシャッタ付カメラにおいても2つの角速度セン
サが一眼レフカメラのものと同様に設置され、回路構成
も第9図に示したブロック図と同様であり、またセンサ
出力からフィルム面上の像ぶれ量を算出する手順も同じ
である。
第18図はレンズシャッタ付カメラのシャッタユニット
である。2枚の羽根39,40が図に示すように向かい合っ
て重なっており、ピン43をステッピングモータ等(不図
示)で外方に駆動することによってシャッタ開口を行
う。そして羽根39,40は、形成する絞り径が露出演算で
算出された絞り値に対応する径にまで開口した時点で停
止する。
ここでレンズ・シャッタ付カメラにおける角速度セン
サの出力不安定について考える。第19図はシャッタ開口
(閉口)の動きの概略図とセンサの出力電圧をあわせて
示したものである。
シャッタ開閉口に伴うモータ駆動によって発生する衝
撃が、角速度センサに入力した場合、センサ出力電圧は
振動して不安定となり、ぶれ量の検出は不可能となる。
このため衝撃が発生する期間中(第19図t0〜t1,t3〜t
4)と、その衝撃の入力からセンサ出力が安定するまで
の一定期間(t1〜t2,t4〜t5)はぶれ検出を禁止する。
つまりこの期間中(t0〜t2,t3〜t5)は手ぶれ警告、ぶ
れ量表示の機能は禁止とする。またぶれ補正も全く行わ
ないか、衝撃発生以前(〜t0,t2〜t3)に検出した角速
度やぶれ量に基づいて補正量を推測し、ぶれ補正を行え
ばよい。なお警告、表示の禁止については露光中及び露
光終了後であるので、実際カメラを使用する時には何の
問題もない。
またピン43を金属パネやバイモルフ等によって駆動
し、機械的なあたりによって停止させる方式のカメラも
ある。この種のカメラのシャッタ開閉口の動きの概略図
とセンサ出力電圧をあわせて図示したのが第20図であ
る。この方式ではピン43の駆動中(t0〜t1,t3〜t4)は
角速度センサの出力を不安定にするような衝撃は発生し
ない。しかし、羽根39,40があたりによって停止する際
に衝撃が発生し、角速度センサの出力電圧は振動して不
安定となる。従って、この期間中(t1〜t2)のみぶれ検
出を禁止すればよい。
また、これらのようなカメラの場合は露光開始以前の
衝撃、例えばフィルムの巻き上げ、AF時のレンズ駆動等
による衝撃についても考慮する必要がある。このような
露光開始以前の衝撃によって角速度センサの出力が不安
定となる期間中は露光開始を禁止し、出力が安定してか
ら露光を開始すれば、シャッタ羽根が停止するまでの期
間は安定したぶれ検出が可能となる。
発明の効果 以上説明したように、本発明のぶれ防止機能付カメラ
は衝撃が発生してからぶれ検出センサの出力が安定する
までの一定期間は露光開始を禁止し、センサ出力が安定
してから露光及びぶれ補正を行うものである。従って、
不安定なセンサ出力に基づいた補正機構の誤動作を防ぐ
ことができ、鮮明な撮影像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカメラの側断面図、第2図は本発明の一実施例
を示したカメラのブロック図、第3図(a)は音叉型角
速度センサの斜視図、(b)は三角柱型角速度センサの
斜視図、第4図は角速度センサの出力電圧と入力速度と
の関係図、第5図は角速度センサを取付けたカメラの斜
視図、第6図は感度補正装置のブロック図、第7図はカ
メラの変位角と像ぶれ量の関係を示す概略図、第8図は
2次電池とその周辺回路のブロック図、第9図はCPUと
角速度検出装置のブロック図、第10図はカメラファイン
ダ内の表示部の状態図、第11図は本発明を使用したカメ
ラにおける△Tx+△T5≦S.S.の時の露出動作を示すタイ
ミングチャート図、第12図はその露出動作のフローチャ
ート図、第13図は(a)が△Tx,△T5≦S.S.△Tx+△T5
の時の露光動作を示すタイミングチャート図、(b)が
その露光動作のフローチャート図、第14図は(a)が△
Tx≦S.S.<△T5の時のタイミングチャート図、(b)が
その時のフローチャート図、第15図は(a)がS.S.<△
Tx,△T5の時のタイミングチャート図、(b)がその時
のフローチャート図、第16図は△T5<△Txの関係が成り
立つカメラにおけるS.S.の長さによる場合わけを示した
フローチャート図、第17図は(a)が△T5≦S.S.<△Tx
の時の露光動作を示すタイミングチャート図、(b)が
その露光動作のフローチャート図、第18図はレンズシャ
ッタ付カメラのシャッタユニットの概略図、第19,20図
は角速度センサの出力電圧とシャッタ開閉口の動作との
関係図である。 図番の説明、3:ぶれ補正レンズ、4:ぶれ補正レンズ駆動
部、12:レンズ制御部、13:シャッタ制御部、16:CPU、1
7,18:角速度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラのぶれを検出するぶれ検出センサ
    と、該ぶれ検出センサの出力に基づいてフィルム面上で
    の像ぶれ量を演算する像ぶれ量演算手段と、該像ぶれ量
    演算手段の演算結果に基づいてフィルム面上での像ぶれ
    を補正するぶれ補正手段と、カメラのレリーズ動作に伴
    う衝撃が発生してから一定期間は露光開始を禁止する露
    光開始禁止手段とを備えたことを特徴とするぶれ防止機
    能付カメラ。
  2. 【請求項2】カメラのレリーズ動作にともなう衝撃はミ
    ラーアップ完了により発生する衝撃である特許請求の範
    囲第1項記載のぶれ防止機能付カメラ。
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