JP2896960B2 - 半導体素子及びその製造方法 - Google Patents
半導体素子及びその製造方法Info
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Description
造方法に関し、特にLDD構造を有するMOSトランジ
スター及びその製造方法に関する。
高集積化された半導体ICを得るために、半導体ICを
構成するMOSFETの大きさを小さくするための努力
を続けてきた。その結果、半導体ICの製造技術がサブ
ミクロンレベルにスケイルダウンすることになった。
の縮小と共に、これに比例する垂直サイズも縮小され、
種々な素子の特性とのバランスがとられる。すなわち、
素子の大きさが縮小され、例えばトランジスターにおい
てソースとドレインの間隔が狭くなると、期待していな
い素子の特性変化が発生するが、その代表的なものが短
チャネル効果である。
イズ(ゲートの長さ)の縮小と共に垂直サイズ(ゲート
絶縁膜の厚さ、接合の深さ)を小さくし、また、これに
より加圧電圧を低くし、基板のドーピング濃度を高め、
特にチャネル領域のドーピングプロファイルを調節す
る。
子を用いる電子製品で要求する値を満足させるべきであ
って、半導体素子のサイズは縮小しているが、まだ半導
体を用いる電子製品で要求する動作電源は減少していな
いために、半導体素子、特にNMOSトランジスターの
場合には、ソースとドレインの間隔が低減するにつれて
発生する短チャネル効果により、ソースから加えられた
電子がドレイン近傍の急激な高電界により加速されて発
生するホットキャリアに脆弱な構造を有するようになっ
た。
al_,“Hot Electron−Induce
d MOSFET Degradation Mode
l,Monitor and Improvemen
t,”IEEE Transactions on E
lectron Devices,Vol.ED−3
2,No.2,1985,pp.375−385」によ
れば、ホットキャリアによる不安定性は短チャネルの長
さと高い印加電圧から起因するドレイン接合の付近から
の非常に高い電界にその原因がある。従って、ホットキ
ャリアに脆弱な既存短チャネルのNMOS素子構造を改
善したLDD構造が提案された。
“A New short Channel MOSF
ET with Lightly Doped Dra
in,” Denshi tsushin Rengo
Taikai,1978,pp.220−」に掲載さ
れたLDD構造の特徴は、狭い幅を有し、自己整合的に
形成されたN- 領域(低濃度の不純物領域)がドレイン
接合の付近において高電界を広げさせ、高い印加電圧に
おいても、ソースから加えられたキャリア(電子)が急
激に加速されないようにしたことであり、さらに、ホッ
トキャリアによる素子の不安定性を解決したことであ
る。
製造技術が研究されるにつれて、LDD構造のMOSF
ETを製造する様々な技術が提案されたが、その中でゲ
ート側壁スペーサを用いたLDD形成方法が一番典型的
なものであり、この技術は現在にも多くの大量生産に用
いられている。
造を有するMOSFETの製造方法を説明すると、次の
通りである。まず、図1のようにNMOSを形成すると
する場合、フィールド酸化膜2によりアクティーブ領域
と素子分離領域に区分されたp型半導体基板1上に酸化
工程を通して酸化膜3を形成する。
上にゲート電極形成用の導電層としてポリシリコン4を
形成し、その上にゲートキャップ酸化膜5を形成する。
化膜5上にフォトレジスト6を塗布した後、フォトエッ
チング工程により露光及び現像して所定のゲート電極パ
ターン6を形成してから、このフォトレジストパターン
6をマスクとして前記ゲートキャップ酸化膜5及びポリ
シリコン層4をエッチングする。そして、低濃度領域の
形成のためにn型不純物を低濃度(〜E13/cm2) で
イオン注入7して、図4のように低濃度領域(n- 領
域)8を形成する。その次、前記フォトレジストパター
ン6を除去した後、基板全面に化学気相蒸着法により酸
化膜を形成してから、これをエッチングバックしてゲー
ト電極の側面に側壁酸化膜9を形成した後、高濃度のソ
ース及びドレイン領域の形成のためにn型不純物を高濃
度(E15/cm2) でイオン注入10して図5のように
n+ ソース及びドレイン領域11を形成する。
SFETは、素子が一層高集積化され、チャネルの長さ
が非常に短くなると、低濃度不純物領域からの側面拡散
とソースとドレイン間のパンチスルーによりトランジス
ターのしきい値電圧が低くなる短チャネル効果を改善さ
せ難くなる。
スとドレイン間のパンチスルーを防止するためのMOS
FET構造として図6のようにソース及びドレイン領域
の下部にパンチスルー防止層Aを形成したものがある。
このようなパンチスルー防止層を有するMOSFET
は、上記した図1〜図5のLDD構造を有するMOSF
ET製造工程で図1の工程を施した後、イオン注入によ
りパンチスルー防止層Aを基板内に形成した後、図2乃
至5の工程と同一の工程を進行して形成する。
は、高濃度のソース及びドレイン領域と、ソース及びド
レイン領域間のパンチスルーを防止するためのパンチス
ルー防止層とが直接接続されて形成されるので、寄生キ
ャパシタンスが増加し、漏洩電流が発生する問題点が生
じる。
ためになされたもので、短チャネルを有するMOSFE
Tの短チャネル効果を改善するに適切なMOSFET構
造及びこの製造方法を提供することにある。
の本発明の半導体素子は、第1導電型の半導体基板と、
前記第1導電型の半導体基板内に互いに離隔して形成さ
れた第2導電型の高濃度ソース領域及びドレイン領域
と、前記第2導電型のソース領域とドレイン領域の相対
する側にソース領域及びドレイン領域のそれぞれに隣接
して形成されたMOSFET第2導電型の低濃度不純物
領域と、前記第2導電型の低濃度不純物領域間の半導体
基板領域上部の両端部分に形成された第1ゲート絶縁間
と、前記第1ゲート絶縁膜間の半導体基板領域上部に形
成された第2ゲート絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜上
に形成された側壁スペーサ形態の第1導電層と、前記第
2ゲート絶縁膜上に形成された第2導電層と、前記第1
導電体及び第2導電層上部に形成された第3導電層と、
前記第2導電層及び第3導電層の側面に形成された絶縁
膜側壁スペーサ、及び前記第2ゲート絶縁膜下部の半導
体基板領域内に形成されたパンチスルー防止領域とを含
んでなることを特徴とする。
1導電型の半導体基板1上にバッファ層を形成する工程
と、前記バッファ層上に絶縁膜を形成する工程と、前記
絶縁膜上にフォトレジストを塗布する工程と、前記フォ
トレジストをフォトエッチング工程により選択的に露光
及び現像して半導体基板のゲート電極が形成される領域
以外の領域にのみ残存させる工程と、前記フォトレジス
トをマスクとして前記絶縁膜とバッファ層を選択的に除
去して半導体基板のゲート電極形成領域を露出させる工
程と、前記フォトレジストを除去する工程と、前記露出
された半導体基板領域上に第1ゲート絶縁膜を形成する
工程と、前記第1ゲート絶縁膜及び絶縁膜の全面に導電
物質を蒸着した後、エッチングバックして前記絶縁膜の
側面にスペーサ形態の第1導電層を形成する工程と、前
記絶縁膜及び第1導電層をマスクとして用いて前記第1
ゲート絶縁膜を選択的にエッチングする工程と、前記第
1ゲート絶縁膜のエッチングにより露出された半導体基
板領域と第1導電層上に第2ゲート絶縁膜を形成する工
程と、第1導電型の不純物を低濃度でイオン注入して第
2ゲート絶縁膜下部の半導体基板内にパンチスルー防止
領域を形成する工程と、前記第2ゲート絶縁膜上に第2
導電層を形成する工程と、前記第2ゲート絶縁膜の所定
部分を除去して前記第1導電層の上部を露出させる工程
と、前記露出された第1導電層上部及び第2導電層上に
第3導電層を形成する工程と、前記絶縁膜及びバッファ
層を順次に除去する工程と、第2導電型の不純物を低濃
度でイオン注入して半導体基板内の低濃度で不純物を形
成する工程と、前記第1導電層及び第3導電層の側面に
絶縁膜側壁スペーサを形成する工程と、及び第2導電型
の不純物を高濃度でイオン注入して半導体基板内の所定
領域に高濃度のソース及びドレイン領域を形成する工程
とを含むことを特徴とする。
明する。図7に本発明のLDD構造を有するMOSFE
T構造を示す。本発明のMOSFETは、図7のよう
に、第1導電型の半導体基板1内に第2導電型の高濃度
ソース領域とドレイン領域26が互いに離隔して形成さ
れ、この高濃度ソース領域とドレイン領域26の相対す
る側にソース領域及びドレイン領域それぞれに隣接して
第2導電型の低濃度不純物領域24が形成され、その低
濃度不純物領域24間であって半導体基板領域上部の双
方の領域24側の部分に第1ゲート絶縁膜16が形成さ
れ、その第1ゲート絶縁膜16間の半導体基板領域上部
に第2ゲート絶縁膜18が形成されている。さらに、前
記第1ゲート絶縁膜16上には側壁スペーサ形態の第1
導電層17が形成され、前記第2ゲート絶縁膜18上に
は第2導電層21が前記側壁スペーサ形態の第1導電層
17間の空間を埋めるように形成され、前記第1導電層
17及び第2導電層21上部には第3導電層22が形成
されることにより、前記第1導電層17と第2導電層2
1と、そして第3導電層22とが連結されてゲート電極
を形成している。そして、前記第1導電層17及び第3
導電層22の側面に絶縁膜の側壁スペーサ25が形成さ
れている。
縁膜18は異なる厚さを有し、共にゲート絶縁膜として
用いられる。従って、トランジスターのしきい値電圧を
前記第1ゲート酸化膜と第2ゲート酸化膜においてそれ
ぞれ異なるようにすることが出来る。すなわち、第2ゲ
ート酸化膜18の厚さを調節することにより、しきい値
電圧が低下することを防止し得るようになる。
FET製造方法を図8〜図15を参照して説明する。ま
ず、図8のように第1導電型の半導体基板として、例え
ばp型半導体基板1上の所定領域にフィールド酸化膜2
を形成してトランジスターが形成されるアクティブ領域
を形成した後、基板全面にバッファ層として、例えばシ
リコン窒化膜12を化学気相蒸着方法により形成して、
この上に絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜13を化
学気相蒸着(CVD;Chemical Vapor
Deposotion)方法を用いて形成する。この
時、前記絶縁膜13は、後続工程で形成されるゲート電
極を成す導電物質層とはウェットエッチングに対してエ
ッチングの選択性のある物質により形成する。
13上にフォトレジスト14を塗布した後、フォトエッ
チング工程により選択的に露光及び現像し、ゲート電極
が形成される領域15以外の領域にのみフォトレジスト
を残す。
として前記シリコン酸化膜13とシリコン窒化膜12を
ドライエッチングにより順次にエッチングし、ゲート電
極が形成される領域の基板部分を露出させる。
14を除去した後、熱酸化工程を施し、ゲート電極形成
領域の露出された基板上にゲート絶縁膜として第1ゲー
ト酸化膜16を形成する。そして、前記第1ゲート酸化
膜16及びシリコン酸化膜13の全面に導電物質とし
て、例えばポリシリコンを化学気相蒸着方法により蒸着
した後、エッチングバックして前記シリコン酸化膜13
の側面に側壁スペーサ形態の第1導電層17を形成す
る。
13及び第1導電層17をマスクとして用いて前記第1
ゲート酸化膜16を選択的にエッチングしてから、熱酸
化工程を施し、前記第1ゲート酸化膜16のエッチング
により露出された基板領域と第1導電層17上にゲート
絶縁膜として、第2ゲート酸化膜18を形成する。この
時、第2ゲート酸化膜18は、前記第1ゲート酸化膜1
6より厚く形成する。このように、ゲート酸化膜を厚さ
の異なる第1ゲート酸化膜16と第2ゲート酸化膜18
で構成することにより、トランジスターのしきい値電圧
を前記第1ゲート酸化膜と第2ゲート酸化膜においてそ
れぞれ異なるようにすることが出来る。すなわち、第2
ゲート酸化膜18の厚さを調節することにより、しきい
値電圧を調節することが可能になるので、短チャネルを
有するトランジスターにおいてしきい値電圧が低下する
ことを防止し得るようになる。
ー効果を改善するためのパンチスルー防止領域20を形
成するために、第1導電型の不純物としてp型不純物を
約E12/cm2 の低濃度でイオン注入19することによ
り、図12のようにゲート領域の下部にパンチスルー防
止領域20を形成する。次に、前記第2ゲート酸化膜1
8及びシリコン酸化膜13の全面に導電物質として、例
えばポリシリコンを蒸着した後、これの凹んだ部分にの
みポリシリコンを残存させて第2導電層21を形成する
ためにエッチングバックし、さらに前記第2ゲート酸化
膜18の上部を除去し、前記第1導電層17の上部を露
出させる。そして、第3導電層として、例えばサリサイ
ドの形成方法を用いて前記露出された第1導電層17及
び第2導電層21上にサリサイド層22を形成し、この
サリサイド層22により第1導電層17と前記第2導電
層21を電気的に連結されるようにすることにより、第
1導電層17と第2導電層21及び第3導電層22から
なるゲート電極を形成する。前記第3導電層であるサリ
サイド層22は、その特性により図12のように絶縁膜
であるシリコン酸化膜13上には形成せず、導電物質で
ある第1導電層17及び第2導電層21上に自己整合
(Self−aline)され、形成するようになる。
により前記シリコン酸化膜13及びシリコン窒化膜12
を順次に除去する。この時、前記シリコン窒化膜12
は、シリコン酸化膜13のエッチングの時、フィールド
酸化膜2が共にエッチングされることを防止する役割を
果たす。
純物を約E13/cm2 低濃度でイオン注入23して図1
4のように低濃度不純物領域(n- 領域)24を形成す
る。そして、基板全面に絶縁膜として、例えば化学気相
蒸着方法によりシリコン酸化膜を蒸着した後、第2導電
型の不純物として、n型不純物を約E15/cm2 の高濃
度でイオン注入し、図15のように高濃度のソース及び
ドレイン領域26を形成する。
の場合を説明したが、本発明をPMOSトランジスター
の製造に適用することも勿論可能である。
半導体基板を使用し、パンチスルー防止領域形成のため
のイオン注入の時、n型不純物を約E12/cm2 位の低
濃度で注入する。
p型不純物を約E13/cm2 位の低濃度でイオン注入を
し、高濃度ソース及びドレイン領域形成の時には、p型
不純物を約E15/cm2 位の高濃度でイオン注入を行
う。以外の異なる工程は、上記したNMOS製造工程と
同一である。
MOSトランジスターにおいてゲート酸化膜を、それぞ
れ厚さが異なるゲート両端部分の第1ゲート酸化膜と中
心部分の第2ゲート酸化膜で形成することにより、しき
い値電圧値を第1ゲート酸化膜と第2ゲート酸化膜の部
分においてそれぞれ異なるようにする。従って、厚さが
より厚いゲート中心部の前記第2ゲート酸化膜を第1ゲ
ート酸化膜とは別に厚さを調節することが可能になり、
これにより、第2ゲート酸化膜の厚さを調節してしきい
値電圧を調節できるようになるので、短チャネルを有す
るトランジスターにおいてもチャネルの長さが短くなる
につれて、しきい値電圧が低下する短チャネル効果を改
善し得るようになる。
部、すなわち、前記第2ゲート酸化膜下部にのみ形成さ
れるようになるので、高濃度ソース及びドレイン領域と
パンチスルー防止領域との直接接続が防止できるように
なり、寄生キャパシタンスを減少させることができるよ
うになる。
スターの製造方法を示す工程順序図である。
スターの製造方法を示す工程順序図である。
スターの製造方法を示す工程順序図である。
スターの製造方法を示す工程順序図である。
スターの製造方法を示す工程順序図である。
Sトランジスターの製造方法を示す工程順序図である。
MOSトランジスターの断面構造図である。
MOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図であ
る。
MOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図であ
る。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
るMOSトランジスターの製造方法を示す工程順序図で
ある。
ート絶縁膜、17…第1導電層、18…第2ゲート絶縁
膜、20…パンチスルー防止領域、21…第2導電層、
22…第3導電層、24…低濃度の不純物領域、26…
高濃度のソース及びドレイン領域。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板(1)と、 前記第1導電型の半導体基板(1)内に互いに離隔して
形成した第2導電型の高濃度ソース領域及びドレイン領
域(26)と、 前記第2導電型の高濃度ソース領域とドレイン領域の相
対する側にソース領域及びドレイン領域それぞれに隣接
して形成した第2導電型の低濃度不純物領域(24)
と、 前記第2導電型の低濃度不純物領域(24)間であっ
て、半導体基板領域上部の両端部分に形成した第1ゲー
ト絶縁膜(16)と、 前記第1ゲート絶縁膜(16)間の半導体基板領域上部
に形成した、前記第1ゲート絶縁膜(16)の厚さより
厚い第2ゲート絶縁膜(18)と、 前記第1ゲート絶縁膜(16)上に形成した側壁スペー
サ形態の第1導電層(17)と、 前記第2ゲート絶縁膜(18)上に形成した第2導電層
(21)と、 前記第1導電層(17)及び第2導電層(21)の上部
に形成した第3導電層(22)と、 前記第2導電層(17)及び第3導電層(22)の側面
に形成した絶縁膜側壁スペーサ(25)と、 前記第2ゲート絶縁膜(18)下部の半導体基板領域内
に形成したパンチスルー防止領域(20)を含んでなる
ことを特徴とする半導体素子。 - 【請求項2】 前記第1ゲート絶縁膜(16)と第2ゲ
ート絶縁膜(18)は、異なる厚さを有することを特徴
とする請求項1記載の半導体素子。 - 【請求項3】 前記第1導電層(17)と第2導電層
(21)、及び第3導電層(22)とは、互いに接続し
てゲート電極を成すことを特徴とする請求項1記載の半
導体素子。 - 【請求項4】 前記第2ゲート絶縁膜(18)は、前記
第1ゲート絶縁膜(16)間の半導体基板領域上部及び
前記第1導電層(17)上に形成されることを特徴とす
る請求項1記載の半導体素子。 - 【請求項5】 第1導電型の半導体基板(1)上にバッ
ファ層(12)を形成する工程と、 前記バッファ層(12)上に絶縁膜(13)を形成する
工程と、 前記絶縁膜(13)上にフォトレジスト(14)を塗布
する工程と、 前記フォトレジスト(14)をフォトエッチング工程に
より選択的に露光及び現像して半導体基板のゲート電極
が形成される領域(15)以外の領域にのみ残存させる
工程と、 前記フォトレジスト(14)をマスクとして前記絶縁膜
(13)とバッファ層(12)を選択的に除去して半導
体基板のゲート電極の形成領域を露出させる工程と、 前記フォトレジストを除去する工程と、 前記露出された半導体基板領域上に第1ゲート絶縁膜
(16)を形成する工程と、 前記第1ゲート絶縁膜(16)及び絶縁膜(13)の全
面に導電物質を蒸着した後、エッチングバックして前記
絶縁膜(13)の側面にスペーサ形態の第1導電層(1
7)を形成する工程と、 前記絶縁膜(13)及び第1導電層(17)をマスクと
して用いて前記第1ゲート絶縁膜(16)を選択的にエ
ッチングする工程と、 前記第1ゲート絶縁膜(16)のエッチングにより露出
された半導体基板領域と第1導電層(17)上に第2ゲ
ート絶縁膜(18)を形成する工程と、 第1導電型の不純物を低濃度でイオン注入して第2ゲー
ト絶縁膜下部の半導体基板内にパンチスルー防止領域
(20)を形成する工程と、 前記第2ゲート絶縁膜(18)上に第2導電層(21)
を形成する工程と、 前記第2ゲート絶縁膜(18)の所定部分を除去して前
記第1導電層(17)の上部を露出させる工程と、 前記露出された第1導電層(17)上部及び第2導電層
(21)上に第3導電層(22)を形成する工程と、 前記絶縁膜(13)及びバッファ層(12)を順次に除
去する工程と、 第2導電型の不純物を低濃度でイオン注入して半導体基
板内の所定領域に低濃度の不純物領域を形成する工程
と、 前記第1導電層(17)及び第3導電層(22)の側面
に絶縁膜の側壁スペーサを形成する工程、及び第2導電
型の不純物を高濃度でイオン注入して半導体基板内の所
定領域に高濃度のソース及びドレイン領域(26)を形
成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体素子製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109171A JP2896960B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 半導体素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109171A JP2896960B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 半導体素子及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07297398A JPH07297398A (ja) | 1995-11-10 |
JP2896960B2 true JP2896960B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=14503465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109171A Expired - Lifetime JP2896960B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 半導体素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JPH04133435A (ja) * | 1990-09-26 | 1992-05-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JPH05283425A (ja) * | 1992-04-02 | 1993-10-29 | Nippon Steel Corp | Mis型半導体装置の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP6109171A patent/JP2896960B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH07297398A (ja) | 1995-11-10 |
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