JP2896714B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2896714B2
JP2896714B2 JP980591A JP980591A JP2896714B2 JP 2896714 B2 JP2896714 B2 JP 2896714B2 JP 980591 A JP980591 A JP 980591A JP 980591 A JP980591 A JP 980591A JP 2896714 B2 JP2896714 B2 JP 2896714B2
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藤井義雄
坂本守一
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の前部車体構
造、特にダッシュロアパネル近傍の車体構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体前部を構成する部材とし
て、車体の車室前面下部を構成するダッシュロアパネル
や、このダッシュロアパネルの側縁部に固着されたカウ
ルサイドパネル、およびホイールハウスを構成するホイ
ールエプロンや、車室側面下端部において車体前後方向
に延設されたサイドシル等がある。
【0003】従来、車体の強度を向上させるために、ホ
イールエプロンを補強するエプロンレインフォースメン
トを設け、このエプロンレインフォースメントと、カウ
ルサイドパネルとが、カウルサイドパネルの車幅方向外
側において閉断面を構成するようにしたものがある。
【0004】また、例えば特開昭63-97473号公報で開示
されているように、サイドシルをそれぞれ車体前後方向
に延びるサイドシルアウタパネルとサイドシルインナパ
ネルとで閉断面を形成するように構成してサイドシルを
補強し、車体の強度を向上させたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動車の車体に
おいては、上記したようにそれぞれ別々にホイールエプ
ロンを補強したり、サイドシルを補強したりして、自動
車の衝突時の衝撃に耐えうるように車体の強度を向上さ
せていた。
【0006】ところで、自動車によっては、前輪の車体
前後方向の位置をフロントドア開口部の直前に配置する
ことも考えられる。特にこのような自動車の車体におい
ては、ホイールエプロンをより強固にして、車体の強度
をさらに向上させることが望ましい。ところが、ホイー
ルエプロンをより補強するには、補強部材による車体重
量の増加、および車体構成が複雑になるなど問題もあ
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑み、簡単な構成に
よってホイールエプロンの補強を強固にでき、車体の強
度向上に有用な自動車の前部車体構造を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による自動車の前
部車体構造は、車体の車室前面下部を構成するダッシュ
ロアパネルの側縁部に固着されたカウルサイドパネル
と、前記ダッシュロアパネルの立上り部より後方の前記
カウルサイドパネルの車幅方向外側において該カウルサ
イドパネルと閉断面を形成するように該カウルサイドパ
ネルに固着されたエプロンレインフォースメントと、車
室側面下端部において車体前後方向に延設されたサイド
シルインナパネルとを備えてなる自動車の前部車体構造
において、前記サイドシルインナパネルの前端部は、前
記ダシュロアパネルの立上り部より後方の前記カウルサ
イドパネルの車幅方向内側において前記エプロンレイン
フォースメントと略対向する位置まで延設され、該カウ
ルサイドパネルと閉断面を形成するように該カウルサイ
ドパネルに固着されてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記したように本発明による自動車の前部車体
構造は、前記ダッシュロアパネルの立上り部より後方の
カウルサイドパネルの、車幅方向外側においてはエプロ
ンレインフォースメントが、カウルサイドパネルと閉断
面を構成し、車幅方向内側においてはサイドシルインナ
パネルがカウルサイドパネルと閉断面を構成し、前記両
閉断面がカウルサイドパネルを挾んで車体前後方向にオ
ーバーラップして二重の閉断面を形成しているので、自
動車の衝突時の前方からの衝撃をエプロンレインフォー
スメント、サイドシルインナパネルを介して車体後方に
伝達して支持することができる。このように、ホイール
エプロンの補強と、サイドシルの補強とを、機能的に結
びつけることによって、ホイールエプロンをより強固に
することができ、車体の強度を効果的に向上させること
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による自動車の前部車体構造の
実施例について図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例による自動車の
前部車体構造の構成を示す図で、同図(a) は、その全体
構成を車室斜め後方より見た時の斜視図、同図(b) は、
同図(a) のIa-Ia 線端面図、図2は、本発明の一実施例
による自動車の前部車体構造の構成を示す端面図で、同
図(a) は、図1(a) におけるIIa-IIa 線端面図、同図
(b) は、図1(a) におけるIIb-IIb 線端面図、同図(c)
は、図1(a) におけるIIc-IIc 線端面図、および図3
は、本発明の一実施例による前部車体構造の各構成部品
の斜視図である。
【0012】図1に示すように、本実施例の車体構造
は、フロントドア1のドア開口部2直前にフロントホイ
ールを配設する自動車の車体に関するもので、車室前面
下部を構成するダッシュロアパネル3は、ホイールエプ
ロン4の上面部に溶着されている。各図に示すようにダ
ッシュロアパネル3の立上り部3aの側縁部3bにはカウル
サイドパネル5が溶着され、カウルサイドパネル5の車
幅方向外方には車体前方へ延びるフロントフェンダ6が
設けられている。また、カウルサイドパネル5の車幅方
向内面後部にはヒンジピラインパネル7が溶着されてお
り、カウルサイドパネル5は、ダッシュロアパネル3の
立上り部3aから車体後方のドア開口部2の前縁部まで延
設されている。
【0013】ドア開口部2の下縁部には車体前後方向に
延びるサイドシル8が設けられており、このサイドシル
8は、サイドシルアウタパネル9、サイドシルインナパ
ネル10、サイドシルレインフォースメント11、およびフ
ェンダアーチレインフォースメント12によって閉断面を
形成するように構成されている。そして、図2(c) に示
すようにサイドシルアウタパネル9の前縁部はカウルサ
イドパネル5の後縁部に溶着されている。
【0014】図1(a) 、図1(b) に示すように、カウル
サイドパネル5の車幅方向外面には、車体前方よりダッ
シュロアパネル3の立上り部3aの後方まで延設されたエ
プロンレインフォースメント13が、カウルサイドパネル
5と閉断面Aを形成するように溶着されている。一方、
サイドシルインナパネル10の前端部10a は、カウルサイ
ドパネル5を挾んでエプロンレインフォースメント13と
略対向する位置まで前方へ延設され、カウルサイドパネ
ル5と閉断面Bを構成するようにカウルサイドパネル5
に溶着されている。このように閉断面A、Bを形成して
いることにより、この部分の剛性を高めるとともに車体
前方からの荷重をエプロンレインフォースメント13、カ
ウルサイドパネル5、およびサイドシルインナパネル10
を介して車体後方へ伝達するようにしている。
【0015】また図2(a) 、図2(b) に示すようにサイ
ドシルインナパネル10は、閉断面Bを形成する前端部10
a より後方部分においても、サイドシルレインフォース
メント11またはカウルサイドパネル5と閉断面を形成し
ており、これらの部分においてもその剛性を高めてい
る。
【0016】なお、図1(b) 、図2(a) に示すようにダ
ッシュロアパネル3は、ホイールエプロン4との一部で
閉断面Eを構成しており、この部分における剛性を高め
ている。また図1(b) に示すようにダッシュロアパネル
の水平部3cの側縁部には、車体前後方向に延びるステッ
プパネル14の一端が溶着されステップパネル14の他端部
はサイドシルインナパネルに溶着されている。
【0017】以上、本発明による自動車の前部車体構造
について一実施例に基づいて説明したが、本発明による
自動車の前部車体構造は、かかる実施例に限定されるも
のではない。例えば前記実施例の自動車の車体はフロン
トドア開口部の直前にフロントホイールを配設するよう
に構成されたものであるが、本発明の対象となる車体
は、このような車体に限らず、フロントホイールとフロ
ントドア開口部がより離れた自動車の車体でもよい。
【0018】すなわち、本発明は、自動車の車体によっ
てその細かな部品構成が変わっても、その本質を変える
ことなくそれらの車体に適応可能である。
【0019】
【発明の効果】上記したように本発明による自動車の前
部車体構造によれば、ダッシュロアパネルの立上り部よ
り後方のカウルサイドパネルの、車幅方向外側において
はエプロンレインフォースメントが、カウルサイドパネ
ルと閉断面を構成するようにこのカウルサイドパネルに
固着され、車幅方向内側においてはサイドシルインナパ
ネルの前端部が、前記エプロンレインフォースメントと
略対向する位置まで延設されこのカウルサイドパネルと
閉断面を構成するようにこのカウルサイドパネルに固着
されているので、自動車の衝突時の衝撃を車体後方へ伝
達し支持することができる。
【0020】このように本発明は、簡単な構成により従
来の自動車の車体構造においてはそれぞれ別々に行なわ
れていたホイールエプロンの補強とサイドシルとの補強
とを機能的に結びつけることができ、車体の強度を効果
的に向上させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の構成を示す斜視図および断面図
【図2】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の構成を示す端面図
【図3】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の各構成部品の斜視図
【符号の説明】
3 ダッシュロアパネル 3a 立上り部 5 カウルサイドパネル 10 サイドシルインナパネル 10a 前端部 13 エプロンレインフォースメント A、B 閉断面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−97473(JP,A) 実開 昭52−38819(JP,U) 実開 昭63−79280(JP,U) 実開 昭61−3076(JP,U) 実開 昭59−120671(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08 B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の車室前面下部を構成するダッシュ
    ロアパネルの側縁部に固着されたカウルサイドパネル
    と、前記ダッシュロアパネルの立上り部より後方の前記
    カウルサイドパネルの車幅方向外側において該カウルサ
    イドパネルと閉断面を形成するように該カウルサイドパ
    ネルに固着されたエプロンレインフォースメントと、車
    室側面下端部において車体前後方向に延設されたサイド
    シルインナパネルとを備えてなる自動車の前部車体構造
    において、前記サイドシルインナパネルの前端部は、前
    記ダシュロアパネルの立上り部より後方の前記カウルサ
    イドパネルの車幅方向内側において前記エプロンレイン
    フォースメントと略対向する位置まで延設され、該カウ
    ルサイドパネルと閉断面を形成するように該カウルサイ
    ドパネルに固着されてなることを特徴とする自動車の前
    部車体構造。
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