JP2896159B2 - シート材料およびその製造方法 - Google Patents

シート材料およびその製造方法

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JP2896159B2 JP1120214A JP12021489A JP2896159B2 JP 2896159 B2 JP2896159 B2 JP 2896159B2 JP 1120214 A JP1120214 A JP 1120214A JP 12021489 A JP12021489 A JP 12021489A JP 2896159 B2 JP2896159 B2 JP 2896159B2
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    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H11/00Non-woven pile fabrics
    • D04H11/04Non-woven pile fabrics formed by zig-zag folding of a fleece or layer of staple fibres, filaments, or yarns, strengthened or consolidated at the folds
    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、脱離自在に係合し得るかぎ部分とループと
を包含する形式のフアスナの細かく裁断したループ部分
を形成するようにされたシート材料および上記シート材
料を作る方法に関する。従来の技術及び発明が解決しよ
うとする問題点 脱離自在に係合し得るかぎ部分とループ部分とを含む
形式のフアスナの細かく裁断したループ部分を形成する
ようにされた数多くのシート材料が周知されている。こ
の種のシート材料は一般に基材と、基材に固定され且つ
上記フアスナのかぎ部分のかぎと脱離自在に係合し得る
ように基材の前面から突出する多数のループとを含み、
在来の製織や編成の技法を包含する数多くの方法によつ
て作ることができる。ループを基材に縫いとじるように
したシート材料が、米国特許第4,609,581号および米国
特許出願第760,999号の双方に記載されている。数多く
のこの種ループ材料で作られたループ・フアスナ部分は
数多くの異なつたかぎフアスナ部分と良好に作用する
が、それらを作るプロセスの多くは、とくにループ・フ
アスナ部分が、使い捨ておむつを乳児に着けさせたり、
研摩デイスクを、それを駆動する裏当てパツドに取り付
けるなどの限られた量の用途に志向された場合、望む以
上に費用が掛かる。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、脱離自在に係合し得るかぎ部分とル
ープ部材とを有する形式のフアスナの細かく裁断したル
ープ部分を形成するようにされたシート材料が得られ、
このシート材料によれば、製造が極めて安価でありなが
ら上記フアスナに対する効果的なループ・フアスナ部分
が得られ、従つてそれらはループ・フアスナ部分が、使
い捨てのおむつ若しくはその他の衣類を脱離自在に着け
させたり、研摩デイスクを、それを駆動する裏当てパツ
ドに取り付けるなどの限られた量の用途に志向された場
合、経済的に使用される。
本発明によれば、フアスナの細かく裁断したループ部
分を形成するようにされたシート材料にして、基材と、
隔置された接合個所で前面に沿つて基材へ接合されて接
合個所間の基材の前面から突出する繊維の弧状部分を形
成する部分を有する多数の繊維とを含むシート材料が得
られる。この弧状部分は約約0.64cm(0.250in)未満、
望ましくは約0.318cm(0.125in)未満、の基材からの高
さを有する。接合個所の幅は約0.127〜1.905mm(0.005
〜0.075in)であるべく、繊維の弧状部分の幅は約1.524
〜8.89mm(0.06〜0.35in)であるべきである。弧状部分
の繊維は前面上のほぼ同じ高さまで突出し、その高さは
接合個所間の距離の少なくとも3分の1、望ましくは半
分〜1倍半であり、個々の繊維はサイズが15デニール未
満であり、繊維は基材の前面に沿つて測られた5〜200g
/m2の範囲(望ましくは10〜75g/m2の範囲)の坪量を集
合的に有し、フアスナのかぎ部分による弧状部分に沿つ
た繊維の容易な係合をもたらすに充分な、弧状部分に沿
った繊維間の隔置(即ち約10〜70%のあきま)を備え
る。
本発明によるシート材料はなるべくなら、繊維を、繊
維のシートの隔置された固定部分から同じ方向へ突出す
る弧状部分を有する繊維のシートに形成し、且つ基材の
前面から弧状部分が突出するように繊維のシートの隔置
された固定部分を基材へ接合することにより、繊維と基
材とで作られることが望ましい。この繊維の形成はなる
べくなら、各々がその周囲を画定する均等に隔置された
複数の隆起を包含する概ね円筒状の第一および第二段付
け部材を準備する段階と、段付け部材の隆起の部分と軸
線方向に平行な関係にある段付け部材を互いにかみ合う
ように取り付ける段階と、段付け部材の少なくとも一方
を回転させる段階と、回転する段付け部材の隆起のかみ
合い部分の間に繊維のシートを給送して第一段付け部材
の周囲に繊維のシートを概ね合致させ、それにより第一
段付け部材の隆起と第一段付け部材の隆起の外面に沿つ
た繊維のシートの固定部分との間の空間に繊維のシート
の弧状部分を形成する段階と、形成された繊維のシート
を、それが隆起のかみ合い部分を通過した後、第一段付
け部材の周囲に沿つて保持する段階とによつてなされる
ことが望ましい。次いで繊維のシートの固定部分は、そ
れらが第一段付け部材の隆起の端面にある間に基材の前
面に接合され、こうして形成されたシート材料は第一段
付け部材から分離される。
隆起は細長く且つ概ね平行にすることができ、それに
より接合個所もまた細長く概ね平行で基材の前面を横切
つて一方向に連続し、従つて連続的な何列もの弧状部分
がシート材料の基材を横切つて延伸し、あるいはまた隆
起を細長く、概ね平行で、且つ不連続な特定長さ部分の
規則的なパターンをなすようにすることができ、それに
より平行な接合個所もまた不連続な特定長さ部分の規則
的なパターンをなして基材の前面に沿い不連続な何列も
の弧状部分の規則的なパターンを形成する。また、基材
の前面に沿つた繊維の弧状部分に対する対応的なパター
ンを形成するため、第一段付け部材の隆起が、組み合わ
された閉鎖パターン(例えば、円形、ひし形、八角形
等)を形成し得ることが予測されるが、その場合、第二
段付け部材には、閉鎖パターンの中心へ繊維を圧入する
ためのポスト状の隆起が形成されるであろう。
段付け部材の細長い隆起は、それらの軸線に対し0〜
90度の範囲内の何れかの角度に配向することができ、従
つて弧状部分の列は、連続または不連続の何れであろう
と、段付け部材の間に給送された繊維のシートに沿い若
しくはそれを横切つて、またはその間の何れかの角度
で、配向することができる。
基材は、より合わせた繊維の製織、編成、ランダム製
織、不織層またはその他の層であれば良いが、なるべく
なら、編んだ繊維から成る基材よりも一般に費用が掛か
らず、その大きな比率のあきまの故に繊維のループ部分
を透して見える(広告、説明、または位置決め記号のよ
うな)図形を在来の方法で基材へ、その面の一方に沿つ
てプリントすることのできる、厚さ約0.0025〜0.013cm
(0.001〜0.005in)の範囲の連続した高分子フイルムで
あることが望ましい。このフイルムは、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、若しくはポリアミドのような単層の
高分子材料であつても良く、あるいはポリエステルの如
き比較的高力な材料の中心層のような複数の層、エチレ
ン酢酸ビニル若しくはポリエチレンのような繊維へ一層
容易に接合される材料の第一面を画定する層や、基材を
ポリエチレンのような支持体へ接着させるようにされた
その第二面を画定する層、あるいは、ポリオレフイン層
をほとんど変形しないままにさせ且つ係合されたフアス
ナを分離するに要するそれより大きい力でポリオレフイ
ン層へフアスナを保持する、熱と圧力とでポリオレフイ
ン層へ接合できる、(使い捨ておむつに見られるよう
な)フアスナ部分をポリオレフイン層へ接着させるよう
にされた室温不粘着性の熱可塑性材料から成る接合層、
を備えても良く、この室温不粘着性の熱可塑性材料から
成る接合層は1987年11月30日提出の米国特許出願126,74
6号に記載されており、概ね120℃未満、望ましくは100
℃未満、の軟化点を有する約40〜約100%の熱可塑性材
料と、約105℃未満、望ましくは95℃未満、の軟化点を
有する粘着性付与樹脂とを包含することができる。適切
な熱可塑性材料には、エチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレンアクリル酸共重合体およびエチレンメタクリル酸
共重合体のような、エチレンおよびプロピレンをベース
とした共重合体が包含される。好適な熱可塑性材料に
は、とくに、約40〜約2500のメルトフローインデツクス
を有する、望ましくは約50〜約1000のメルトフローイン
デツクスを有する、エチレン酢酸ビニル共重合体が包含
される。上記の諸材料は、デラウエア(Delaware)州、
ウイルミントン(Wilmington)のイー・アイ・デユポン
・ドヌムール社(E.I.Dupont de Nemours and Co.)か
らのエルバツクス(Elvax)40W、エルバツクス(Elva
x)150、エルバツクス(Elvax)210W、エルバツクス(E
lvax)220W、エルバツクス(Elvax)310、エルバツクス
(Elvax)410およびエルバツクス(Elvax)4980W、テキ
サス(Texac)州、ヒユーストン(Houston)のエクソン
・ケミカル社(Exxon Chemical Co.)からのエスコレー
ヌ(Escorene)UL7710およびエスコレーヌ(Escorene)
UL7720、ならびにオハイオ(Ohio)州、シンシナテイ
(Cincinnati)のユーエスアイ・ケミカル社(USI Chem
ical Co.)から入手できるアルトラシーン(Ultrathen
e)639−35およびアルトラシーン(Ultrathene)649−0
4として商業的に入手可能である。適切な粘着性付与樹
脂は、なるべくなら固体または半固体であることが望ま
しいが、液体の粘着性付与樹脂を用いても良い。この粘
着性付与樹脂は、使用される場合、熱可塑性樹脂に対し
相溶性でなければならず、エステル・ガム、ロジン酸お
よびこれらの誘導体と、硬化エステル・ガム、ロジン酸
およびこれらの誘導体と、脂肪族炭化水素樹脂と、混合
された脂肪族/芳香族炭化水素樹脂およびポリテルペン
樹脂と、ジシクロペンタジエン供給流れの重合および水
素化により作られた樹脂と、ポリテルペン樹脂および芳
香族改質ポリテルペン樹脂と、C9炭化水素流の重合およ
び水素化により作られた樹脂と、アルフアメチル・スチ
レン、スチレン、ビニルトルエンの混合物の重合および
水素化により作られた樹脂とを包含することができる。
好適な粘着性付与樹脂には、テキサス(Texas)州、ヒ
ユーストン(Houston)のエクソン・ケミカル(Exxon C
hemical)から入手できるエスコレーツ(Escorez)1580
およびエスコレーツ(Escorez)1310、デラウエア(Del
aware)州、ウイルミントン(Wilmington)のハーキユ
リーズ・ケミカル社(Hercules Chemical co.)から入
手できるハーコタツク(Hercotac)95、ならびにオハイ
オ(Ohio)州、アクロン(Akron)のグツドイヤ・タイ
ヤ・ラバー社(Goodyear Tire and Rubber Company)か
ら入手できるウイングタツク・プラス(Wingtack Plu
s)およびウイングタツク(Wingtack)95のような脂肪
族炭化水素樹脂が包含される。そのほかの好適な固体の
粘着性付与樹脂には、グツドイヤ(Goodyear)から入手
できるウイングタツク(Wingtack)85、フロリダ(Flor
ida)州、パナマ・シテイ(Panama City)のアリゾナ・
ケミカル社(Arizona Chemical Co.)から入手できるゾ
ナタツク(Zonatac)105、およびハーキユリーズ(Herc
ules)から入手できるレス(Res)D−2083のような芳
香族改質ポリテルペン樹脂や、イリノイ(Illinois)
州、シカゴ(Chicago)のアラカワ・ケミカル社(Araka
wa Chemical Co.)USAから入手できるアルコン(Arko
n)P−90のようなC9炭化水素流の重合および水素化に
より作られた樹脂、ならびにハーキユリーズ(Hercule
s)から入手できるリーガルレーツ(Regalrez)1065、
リーガルレーツ(Regalrez)1078、およびリーガルレー
ツ(Regalrez)1094のようなアルフア・メチル・スチレ
ン、スチレン、ビニルトルエンの混合物の重合および水
素化により作られた樹脂が包含される。熱溶融性接着剤
への在来の添加物も、ワツクス、充てん剤、油、顔料、
酸化防止剤、紫外線安定剤、熱安定剤などを、それらに
限定はされないが、包含する接合層内に混合される。
個々の繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、若し
くはポリアミドのような数多くの高分子材料または、そ
のコア材料によつて比較的高い強度が得られ且つそのシ
ース材料によつて容易に接合されるようにしたポリエス
テルのコアやポリプロピレンのシースのような上記諸材
料の組合せであれば良い。単一材料の繊維や、異種の材
料の繊維や、材料の組合せを同一のシート材料に用いて
も良い。
繊維のシートは、繊維を一緒に接合できまたはできな
いようにした不織またはランダム製織のシートまたはウ
エブの形で、段付け部材のかみ合い隆起間に給送するこ
とができる。この種のシートにあつては、結果として生
成されるシート材料において隔置された接合個所に対し
種々の方向に繊維が配列されるように、段付け部材間に
繊維のシートが給送される方向に対して種々の方向に繊
維を配列することができる。隔置された平行な隆起を備
える段付け部材間に給送されるこの種のシートにあつて
は、結果として生成されるシート材料において大部分の
繊維が平行な接合個所に対し概ねほぼ直角に突出するよ
うに、なるべくなら大部分の(例えば90%を超える)繊
維がウエブに沿つて一方向に突出し且つウエブが段付け
部材の隆起に対しほぼ直角な方向で段付け部材間に給送
されることが望ましい。
あるいはまた、繊維を50〜300デニールの範囲の糸の
形で供給することもでき、糸はコームにそれを通過させ
ることにより概ね均等に配分された繊維のシートが得ら
れるように配分され、繊維のシートは、段付け部材の軸
線に対し0〜45°の範囲に配向される細長い平行な隆起
を有する段付け部材の間へ、それらの軸線に垂直な方向
に給送され、その結果として、繊維が全て、平行な接合
個所に対してほぼ同じ角度の方向に延伸するようにした
シート材料が生成される。
基材と繊維との接触部分が同じ熱可塑性材料から成る
場合には、繊維の基材への接合を、熱と圧力とを加えて
繊維を接合個所で基材に融着させる超音波溶接またはそ
の他の方法で行うことができる。その代りに、即ち基材
と繊維との接触部分が異なる材料から成る場合には、熱
と圧力とを加えて繊維を接合個所で基材に接着させる音
波エネルギまたはその他の方法で基材の熱可塑性接着層
を軟化させるなどして、繊維を基材へ粘着的に接合させ
ることができる。
実施例および作用 本発明を、幾つかの図の類似部分を同様な参照数字で
示すようにした添付図面について、更に説明する。
ここで図面について説明する。全体として参照数字10
で表示した本発明によるシート材料を第1図、第2図お
よび第3図に示してあるが、このシート材料10は,脱離
自在に係合し得るかぎ部分とループ部分とを有する形式
のフアスナの細かく裁断したループ部分を形成するよう
にされている。
一般にこのシート材料10は、前主要面13および後主要
面14ならびに、前面13に沿つて一方向に連続する隔置さ
れた細長い概ね平行な接合個所18で基材12の前面13に接
合されて(即ち融着されまたは粘着的に取り付けられ
て)、シート材料10を横方向に横切る連続的な列を成す
接合個所18の間の基材12の前面13から突出する繊維16の
弧状部分20を形成する部分を有する多数の繊維16を備え
る厚さ約0.0025〜0.013cm(0.001〜0.005in)の範囲の
透明な熱可塑性の(例えばポリプロピレンまたはポリエ
ステルの)フイルム基材12を含む。繊維16の弧状部分20
は約0.64cm(0.250in)未満、望ましくは約0.318cm(0.
125in)未満、の基材12からの概ね均等な高さを有し、
繊維16の高さは接合個所18間の距離の少なくとも3分の
1、望ましくは半分〜1倍半、であり、個々の繊維16は
15デニール未満(望ましくは1〜10デニールの範囲)の
サイズであり、基材12のない繊維16は第一面に沿つて測
られた5〜200g/m2の範囲(望ましくは10〜75g/m2の範
囲)の坪量を有し、フアスナのかぎ部分による弧状部分
20に沿つた繊維の容易な係合をもたらすに充分な、弧状
部分20に沿つた繊維間の間隔(即ち約10〜70%の間隔)
が得られる。
繊維16は平行な接合個所18に対し種々の方向に配設す
ることができ且つ弧状部分20の交錯点で一緒に接合して
もしなくても良く、大部分の(即ち90%を超える)繊維
16を接合個所18に対しほぼ直角の方向に延伸させて、平
行な接合個所18に対する種々の方向に配設することがで
き、あるいは全ての繊維16を、隔置された概ね平行な接
合個所18に対し概ね直角の方向へ延伸させることができ
る。
基材12には、その面13または14の一方若しくは双方の
何れかに沿い、在来のプリント技法で施されたプリント
22を備えることもでき、このプリント22は繊維16の弧状
部分20を通して容易に見える。
第4図は、繊維16を、シートの隔置された概ね平行な
固定部分24から同じ方向へ突出する弧状部分を有する繊
維のシートに形成し且つ、基材12の前面13から突出する
繊維16の弧状部分を備える基材12の前面13に繊維16のシ
ートの隔置された概ね平行な固定部分24を接合する、本
発明による方法を概略的に示す。この方法はなるべくな
ら、第一および第二の(例えば120℃(280゜F)に)加熱
された段付け部材またはローラ26,27にて各々が軸線を
有し且つ、その周囲を囲み且つ画定する円周方向に隔置
された概ね軸線方向に延びる複数の隆起28を包含する段
付け部材またはローラを準備し、隆起28が外面を有し且
つかみ合う隆起28間の繊維のシートと互いにかみ合う他
方の段付け部材の隆起28の部分を受容するようにされた
隆起28間の空間を画定し、段付け部材の隆起28と空間と
の間に歯車の歯のような転動係合をもたらすことにより
実施されることが望ましい。段付け部材26,27は、段付
け部材26,27の隆起28の部分を概ね歯車の歯のようにか
み合わせて、軸線方向へ互いに平行に取り付けられ、段
付け部材26または27の少なくとも一方が回転され、段付
け部材26,27の隆起28のかみ合い部分の間に繊維のシー
トが給送されて第一段付け部材26の周囲に繊維のシート
が概ね整合され、第一段付け部材26の隆起28と第一段付
け部材26の隆起28の外面に沿った繊維のシートの概ね平
行な固定部分24との間の空間に繊維16の弧状部分を形成
する。形成された繊維のシートは、それが隆起28のかみ
合い部分を通過した後、第一段付け部材26の周囲に沿つ
て保持され、基材12は、超音波溶接機30の作用により、
または第一段付け部材26の内部からの熱のような他の熱
源や圧力源によるなどして、第一段付け部材26の隆起28
の端面上の、繊維のシートの平行な固定部分24に接合さ
れ、接合された基材12と繊維16またはシートー材料10は
第一段付け部材26から分離される。
段付け部材26,27の隆起28のかみ合い部分の間に給送
される繊維のシートは、不織のウエブ若しくはシートの
形態でも良く、あるいは第4図に示す如く、コーム34に
糸33を通過させることにより均等に配分された繊維のシ
ートが得られるように配分され、全ての繊維16を段付け
部材26,27の軸線に対し概ね垂直に延伸させて段付け部
材26,27の隆起28のかみ合い部分の間に給送される糸33
の形態であつても良い。上記の繊維32のシートをその中
へ給送されるようにされた段付け部材26,27は、超音波
溶接機30が常に近接し且つ隆起28の少なくとも一方の部
分に沿つて繊維のシートの平行部分24を加熱して超音波
溶接機30のエネルギ出力を平準化するのに役立つよう
に、また平行な接合個所18に対しほぼ直角(即ち85°)
の方向にシート材料10の繊維16が全て延伸するように、
それらの隆起28をそれらの軸線に対して概ね0〜45°の
範囲に配向し、望ましくはそれらの隆起28をそれらの軸
線に対して約5°に配向することができる。
その上、この方法は更に、接合段階に先立つて基材の
面の一方に沿い、その後面14に沿つてプリンタ36による
などして、基材にプリントする段階を包含しているが、
これはなるべくなら段付け部材26,27から遠い位置でな
されることが望ましい。
第5図および第6図は、本発明によるシート材料40を
形成するための、本発明による方法を実施する第一代替
方法を概略的に示しており、この方法は一般に、繊維38
を、隔置された概ね平行なシートの固定部分から同じ方
向へ突出する弧状部分41を有するシートに形成する段階
と、弧状部分41を基材43の前面から突出させて繊維のシ
ートの隔置された固定部分を基材43の前面に沿つた繊維
と接合する段階とを含む。図示の如く、この方法は、第
一および第二の加熱された段付け部材またはローラ44,4
5にて、各々が軸線を有し且つ、その周囲を囲み且つ画
定する概ね環状の、円周方向に延伸する、軸線方向に隔
置された複数の隆起46を包含する段付け部材またはロー
ラを準備し、隆起46が外面を有し且つ隆起46のかみ合い
部分間の繊維のシートと互いにかみ合う他方の段付け部
材44または45の隆起46の部分を受容するようにされた隆
起46間の空間を画定することにより遂行できる。段付け
部材44,45は、段付け部材44,45の隆起46のかみ合い部分
に対し軸線方向へ互いに平行に取り付けられ、段付け部
材44または45の少なくとも一方が回転され、段付け部材
44,45の隆起46のかみ合い部分の間に繊維のシートが給
送されて第一段付け部材44の周囲に繊維のシートが概ね
整合され、第一段付け部材44の隆起46と隆起46の外面に
沿つた繊維の概ね平行な固定部分との間の空間に繊維の
弧状部分41を形成する。形成された繊維のシートは、隆
起46の分離後、第一段付け部材44の周囲に沿つて保持さ
れ、基材43は、超音波溶接機50の作用により、または第
一段付け部材44の内部からの熱のような他の熱源や圧力
源によるなどして、第一段付け部材44の隆起46の端面に
対応する隔置された細長い、概ね平行な接合個所で、第
一段付け部材44の隆起46の端面上の、繊維のシートの平
行な固定部分42に接合され、かくして完成されたシート
材料40は第一段付け部材44から分離される。
段付け部材44,45のかみ合つた隆起46間に給送される
繊維38は、繊維を一緒に接着することにより形成される
不織ウエブ、または繊維のシートが段付け部材44,45の
かみ合う隆起46間のすきまに引き入れられる際に、それ
が長手方向に波形となつて隆起46と整合するに充分な内
部強度を有する繊維で形成される別のシートの形態であ
つても良い。この種の繊維の不織シート内の繊維の大部
分は、結果として生成されるシート材料40の繊維が大部
分が平行な接合個所に対しほぼ直角な方向に延伸するよ
うに、段付け部材44,45間に繊維のシートが給送される
方向を横切るように配向されることが望ましい。その
上、この方法は更に、接合段階に先立つて基材の一方に
沿い、それにプリントする段階を包含することができる
(図示せず)。
シート材料10と同様に、第5図および第6図に示す方
法で作られるシート材料40は、(熱可塑性フイルムでも
良い)基材43と、前面に沿つて隔置された細長い概ね平
行な接合個所で基材43に接合された(即ち融着されまた
は粘着的に取り付けられた)繊維38とを含むが、この接
合個所は、シート材料10の場合における如くシート材料
を横方向に横切る代りにシート材料40に沿いシート材料
40内の弧状部分54の連続的な列が長手方向に延伸する点
を除き、シート材料40を横切つて一方向に連続して、連
続的な列を成す接合個所の間の基材43の前面から突出す
る繊維38の弧状部分54を形成する。
第7図および第8図は、第9図および第10図に示すシ
ート材料60を形成するための、本発明による方法を実施
する第二代替方法を概略的に示しており、第7図および
第8図に示す方法は一般に、繊維59を、隔置された概ね
平行な繊維のシートの固定部分62から同じ方向へ突出す
る弧状部分61を有するシートに形成する段階と、弧状部
分61を前面58から突出させて繊維のシートの隔置された
概ね平行な固定部分62を基材63の前面58に接合して接合
個所68を形成する段階とを含む。図示の如く、この方法
は、第一および第二の加熱された円筒状の段付け部材ま
たはローラ64,65にて、各々が軸線を有し且つ、その周
囲を囲み且つ画定する、円周方向に隔置された、概ね軸
線方向に延伸する、不連続複数の隆起66を包含する段付
け部材またはローラを準備し、各段付け部材64または65
の隆起66が外面を有し且つ隆起66のかみ合い部分間の繊
維59のシートと歯車の対の如く互いにかみ合う他方の段
付け部材64または65の隆起66の部分を受容するようにさ
れた隆起66間の空間を画定することにより遂行できる。
段付け部材64,65は、段付け部材64,65の隆起66のかみ合
い部分に対し、歯車の歯のように、軸線方向へ互いに平
行に取り付けられ、段付け部材64または65の少なくとも
一方が回転され、段付け部材64,65の隆起66のかみ合い
部分の間に繊維59のシートが給送されて第一段付け部材
64の周囲に繊維のシートが概ね整合され、第一段付け部
材64の隆起66と隆起66の外面に沿つた繊維のシートの概
ね平行な固定部分62との間の空間に繊維の弧状部分61を
形成する。形成された繊維のシートは、それが隆起66の
かみ合い部分を通過した後、第一段付け部材64の周囲に
沿つて保持され、基材63は、超音波溶接機67の作用によ
り、または第一段付け部材64の内部から熱のような他の
熱源や圧力源によるなどして、第一段付け部材64の隆起
66の端面上の繊維のシートの平行な固定部分62に接合さ
れ、かくして完成されたシート材料60は第一段付け部材
64から分離される。
繊維59は、コーム72に糸70を通過させることにより均
等に配分された繊維59のシートが得られるように配分さ
れ且つ全ての繊維を段付け部材64,65の軸線に対し概ね
垂直に延伸させて段付け部材64,65のかみ合つた隆起66
の間に給送される糸70の形態で段付け部材64,65の隆起6
6のかみ合い部分間に給送することができるが、この場
合、段付け部分64,65は、超音波溶接機67が常に近接し
且つ隆起66の一方の部分に沿つて繊維の平行な固定部分
62を加熱して溶接機67のエネルギ出力を平準化するのに
役立つように、またシート材料60において繊維が全て、
繊維59と基材63との間の平行な接合個所68に対しほぼ直
角(即ち85°)の方向へ延伸するように、それらの隆起
66をそれらの軸線に対して0〜45°の範囲に配向し、望
ましくはそれらの隆起66をそれらの軸線に対して約5°
に配向することができる。あるいはまた、段付け部材6
4,65のかみ合う隆起66間に給送される繊維59が、繊維を
一緒に接着しまたは結合されていない繊維を一緒に置く
ことにより形成される不織ウエブまたはランダム製織ウ
エブの形態であつても良い。その場合、隆起66は、段付
け部材64,65の軸線に対し何れの角度に配向されても良
いが、なるべくなら、結果として生成されたシート材料
60の大部分の繊維が平行な接合個所68に対しほぼ直角の
方向へ延伸するように、上記の繊維のシートの大部分の
繊維が隆起66に対し直角の方向へ配向されることが望ま
しい。その上、この方法は更に、接合段階に先立つて基
材の一方に沿い、それにプリントする段階を包含するこ
とができる(図示せず)。
シート材料10,40と同様に、第7図および第8図に示
され且つ第9図および第10図に示される方法によつて作
られるシート材料60は、(熱可塑性フイルムでも良い)
基材63と、隔置された細長い概ね平行な接合個所68で基
材63の前面58に接合されて(即ち融着されまたは粘着的
に取り付けられて)接合個所68の間で基材63の前面58か
ら突出する繊維59の何列もの弧状部分69を形成する繊維
59とを含むが、弧状部分69の列は、シート材料10,40の
場合における如くシート材料を横切つて一方向に連続す
る代りに、不連続であり且つシート材料60に沿つて規則
的なパターンを形成する。
以下は、上述の方法により形成された本発明によるシ
ート材料の説明的な実例である。
例1 本発明によるシート材料は、ニユーヨーク州、ニユー
ヨークのローズロン・インダストリーズ社(Roselon In
dustries)から80/2ヤーン、70/34デニールSolution−d
yed Stuffer Crimpedオレフイン・フアイバなる型式で
入手可能な2.4デニールの個々のポリプロピレン繊維
と、約50μの厚さを備える在来のポリプロピレン・フイ
ルム(その内の若干のものは片面にプリントされてい
る)から成る基材とを用いて作られた。1cm当たり6.3枚
(1in当たり16枚)の歯を有するコームにポリプロピレ
ン・フイラメントの糸を通過させて、均等に配分された
フイラメントのシートを形成し、次いでそれが第4図に
ついて上述した形式のかみ合う隆起を備えた2個の段付
けローラ間に給送され、段付けローラの第一のそれの周
囲に沿つて運ばれ、上述の方法により超音波で基材に融
着された隆起の外面に沿つて設けられた繊維のシートの
平行な固定部分が得られた。隆起と隆起間の空間とは、
フイルム基材のそれの約2倍の隆起のシートの送り速度
が生起され且つ結果として、全ての繊維に対して概ね垂
直な、平行で細長い接合個所を有し、約0.076cmの横幅
を有し且つシート材料に沿つて0.381cmのすきまを充分
にとり、平行な接合個所の間に約0.381cm(0.15in)の
高さを備えた、ほぼ半円形の形状をなす突出した繊維の
弧状部分を有するシート材料が生成されるように形作ら
れる。基材上のプリントは、繊維の弧状部分を通して容
易に見られる。このシート材料は、ミネソタ州、セント
・ポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニユフア
クチユアリング社(Minnesota Mining and Manufacturi
ng Co.)によりSJ−3492、「スコツチメート(SCOTCHMA
TE)」フアスナ(Fastener)なる商標名で市販されてい
るきのこ形頭部のかぎ材料と、1988年1月11日提出の米
国特許出願第142,551号の主旨に従い、基層と、形成さ
れるかぎ部分の断面形状を有する基層の上面の上方に突
出する隔置された隆起とを形成するように付形されたダ
イを通して熱可塑性樹脂を押し出し、隆起をその長さに
沿い隔置された個所で横方向に切断して隆起の別個の部
分を形成し、且つ、この場合は隔置されたかぎ部材とな
る隆起の部分を分離するために基材層を引張ることによ
り作られたかぎ部材(ここでは「押出しかぎ部材」と呼
称する)との双方の5.08cm×2.54cm(2in×1in)の大き
さの部片を用い、本明細書の末尾に記載した試験方法に
より、動的せん断およびT形はく離について試験された
が、このかぎ部材は各々が、一端で基材に取り付けられ
たステム部分と、基材と反対側のステム部の端にあるヘ
ツド部分とを含み、かぎ部材は各々、0.102cm(0.04i
n)の基材の上面からの高さ寸法を有し、ステムおよび
ヘツド両部分は各各、基材の面に平行な第一方向に約0.
025cm(0.01in)の概ね等しい厚さ寸法を有し、ステム
部分は各々、概ね第一方向に直角、且つ基材の面に平行
な第二方向に約0.027cm(0.01in)の幅寸法を有し、ヘ
ツド部分は各各、ステム部分の幅寸法よりも大きい約0.
066cm(0.026in)という第二方向での幅寸法と、約0.06
6cm(0.026in)の全幅とを有し、フアスナ部分は1cm2
当たり約70個(1in2当たり約450個)のかぎ部材を包含
しているが、上面に平行な平面のヘツド部分に占められ
る全断面積は、上面々積の約11.7%である。
得られた諸結果を下記の第1表に示す。
例2 本発明によるシート材料は、用いた個々の繊維がサウ
ス・カロライナ州、グリーンヴイル(Greenville)のフ
イリツプス・フアイバーズ社(Phillips Fibers Incorp
orated)から420/68ヤーンとして商業的に入手可能な6.
2デニールのポリプロピレン繊維であつた点を除き、例
1に記載された通りに作られた。シート材料の基材上の
プリントは、繊維の弧状部分を通して容易に見ることが
できた。シート材料は例1における如くに試験され、得
られた平均結果を下記第1表に示してある。
例3 本発明によるシート材料は、用いた個々の繊維がサウ
スカロライナ州、グリーンヴイル(Greenville)のフイ
リツプス・フアイバーズ社(Phillips Fibers Incorpor
ated)から420/68ヤーンとして商業的入手可能な6.2デ
ニールのポリプロピレン繊維であつた点を除き、例1に
記載された通りに作られ、段付けローラの隆起や隆起間
の空間は、約0.318cm(0.125in)の高さを有するほぼ半
円形の形状の突出した繊維の弧状部分を平行な接合個所
の間に生起させるように形作られた。基材上のプリント
は繊維の弧状部分を通して容易に見えることが認められ
た。シート材料は例1における如くに試験され、得られ
た平均結果を下記の第1表に示してある。
例4 本発明によるシート材料は、コームが全く使用され
ず、且つ用いた個々の繊維がバージニア州、ウイリアム
ズバーグ(Williamsburg)のBASF社(BASF Corporatio
n)から商業的に入手可能な11デニールのポリプロピレ
ン・シースおよびポリエステル・コア繊維であつた点を
除き、例1に記載された通りに作られ、約35g/m2の坪量
を有する不織ウエブが、標準カーデイング技法により大
部分即ち約90%の繊維を一方向へ配向した後に繊維から
形成され、この不織ウエブはローラの軸線に垂直な前記
一方向でローラ内へ給送され、段付けローラの隆起や隆
起間の空間は、約0.318cm(0.125in)の高さを有するほ
ぼ半円形の形状の突出した繊維の弧状部分を平行な接合
個所の間に生起させるように形作られた。シート材料は
例1における如くに試験され、得られた平均結果を下記
の第1表に示してある。
比較例5−19 本発明による一連のシート材料、例5−19、は、用い
た個々の繊維がバージニア州、ウイリアムズバーグ(Wi
lliamsburg)のBASF社(BASF Corpation)から商業的に
入手可能な65%の11デニールのポリプロピレン・シース
およびポリエステル・コア繊維と、デラウエア州、ウイ
ルミントン(Wilmington)のハーキユリーズ社(Hercul
es Inc.)から商業的に入手可能な35%の6デニールの
ポリプロピレン繊維との混合物である点を除き、例4に
記載された通りに作られた。それらの繊維から作られた
不織ウエブは、シート材料の基材の第一面に沿つて測ら
れる一連の繊維の坪量(基材を包含せず)を生成するた
め、それらの密度を変更される。
また、本発明によるシート材料、例14−19、は、用い
た個々の繊維がジヨージア州、アトランタ(Atlanta)
のアモコ・フアブリツクス・アンド・フアイバーズ社
(Amoco Fabrics and Fibers Company)から100/34ヤー
ンの形態で入手可能な2.9デニールのポリプロピレン繊
維であつた点を除き、例1に記載された通りに作られ、
シート材料の基材はプリントされず、シート材料の繊維
含量は、シート材料の基材の第一面に沿つて測られた繊
維(基材を包含せず)の一連の坪量を生成するため、幅
に対する糸の数を変化させることによりそれらの密度や
坪量を変えられた。
こうして作られたシート材料の全てが、ミネソタ州、
セント・ポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニ
ユフアクチユアリング社(Minnesota Mining and Manuf
acturing Co.)によりSJ−3492、「スコツチメート(SC
OTCHMATE)」フアスナ(Fastener)なる商標名で市販さ
れているきのこ形頭部のかぎ材料との双方の5.08cm×2.
54cm(2in×1in)の大きさの部片を用い、本明細書の末
尾に記載した試験方法により、T形はく離について試験
され、得られた平均結果を下記の第2表に示してある。
さらに、シート材料の若干につき、繊維の弧状部分が
6フイールド、2.2cm2のサイズのIBAS画像解析器でルー
チン#455を用いて各シート材料について測定され、あ
きま(%)について得られた平均結果を下記の第2表に
示してある。
例20 本発明によるシート材料が、繊維を基材へ粘着的に結
合することを立証するために作られた。シート材料は、
コームが全く使用されなかつた点を除き、例1に記載さ
れた通りに作られ、使用された繊維はジヨージア州、ノ
ークロス(Norcross)のハーキユリーズ社(Hercules I
ncorporated)から商業的に入手可能な9デニールのポ
リプロピレン・ステープル繊維であり、使用された基材
は、約0.005cm(0.002in)の低融点の粘着性付与エチレ
ン酢酸ビニルのホツトメルト接着剤で押出被覆された0.
0056cm(0.0022in)のポリプロピレン・フイルムであ
り、約17g/cm2の坪量を有する不織ウエブが、大部分即
ち約90%の繊維を一方向へ配向した後、繊維からそれら
を一緒に熱溶融して形成され、不織ウエブは段付けロー
ラに垂直な前記一方向に向かい段付けローラ内に給送さ
れ、基材は、超音波溶接によらずに第一ローラを加熱し
てエチレン酢酸ビニル被覆を軟化させることにより隆起
の外面に沿つて運ばれた繊維の平行部分へ粘着的に接合
され、段付けローラの隆起や隆起間の空間は、約0.318c
m(0.125in)の半径を有するほぼ半円形の形状の突出し
た繊維の弧状部分を平行な接合個所の間に生起させるよ
うに形作られた。このシート材料は上述のより良い例と
同様に作動するように見えたが、試験はされなかつた。
例21 本発明によるシート材料は、用いた繊維が10d T−181
繊維としてハーキユリーズ(Hercules)から商業的に入
手可能なものであつた点を除き、概ね例1に記載された
通りに作られた。約20〜25g/m2の坪量を有する極めて多
孔性の不織ウエブが、繊維をランダムに配向し且つ4〜
6%の繊維をそれらの交錯点で一緒に点接合することに
より、繊維から形成され、次いでそのウエブが、第4図
について上述した形式のかみ合う隆起を有する2個のロ
ーラの間に給送され、段付けローラの第一のそれの周囲
に沿つて運ばれ、上述の方法で基材に超音波で融着され
た隆起の外面に沿つて運ばれるウエブまたは繊維のシー
トの平行な固定部分が得られる。
例22 本発明によるシート材料は、このシート材料が、65.5
6℃(150゜F)の軟化点を有する低融点の粘着性付与エチ
レン酢酸ビニルの層と、例1のフイルムと類似のポリプ
ロピレンの層とを包含する二重膜フイルムであること
と、熱および圧力の付加によるエチレン酢酸ビニルの層
への繊維の粘着接合を達成するため、ソニツク・ホーン
の代りにラバー・ロールを用いたこととを除き、概ね例
1に記載された通りに作られた。
例23 本発明によるシート材料は、コームを全く使用しなか
つたことと、繊維のシートを形成するために用いられる
繊維の多くが9d T−101繊維としてハーキユリーズ(Her
cules)から商業的に入手可能なそれであつたことを除
き、例1に記載された通りに作られた。この繊維は繊維
のシートとして45g/m2の坪量を得るために可成り使用さ
れ、シート内の繊維の配向は、長手方向に約7、横方向
に1の比率と推定された。
はく離試験 装置 1.「CT」ロード・セルまたは引張試験(スウイング・ア
ルバート(Thwing Albert)モデル「インテレクト(Int
elect)」を装備した引張試験機インストロン(Instro
n)モデルTM 2.直径104.8mm(4 1/8″)、長さ76mm(3″)の5.0±
0.1kg(11±1/4lb)のローラ。
手動または機械力で転動できる。
3.供給された幅のかぎループ材料、51mm(2″)の幅を
超えないこと。幅が51mm(2″)を超える材料は51mm
(2″)の幅に切断すること。
4.はさみ 試料 幅が少なくとも178mm(7″)の長さの適当なかぎま
たはマツシユルーム材料のストリツプで、ループが丁度
合致する長さのもの。試料が材料のロールから外れた場
合には、ストリツプの所要数を選定する前に材料の外側
ラツプを取り去ること。各ストリツプにつき、ロールの
中心に最も近い端にマークを施すこと。これらのマーキ
ングは見本の方向性をマークするために用いられる。
計測作業の準備 1.「CT」ロードセルを使用するロードセル校正手順につ
いてはTM App.#3を参照のこと。
2.次の諸条件についてはInstron(インストロン)参
照。
a.クロスヘツド速度:305mm/min (12in/min) b.チヤート速度:127〜305mm/min (5〜12in/min) c.ゲージ長:76.2±3.2mm (3±1/8″) d.荷重範囲:44.5N(10lbs)全負荷 e.はく離距離:76.2mm(3″) 使用条件 全てのかぎおよびループの試料は機能面を上にして置
き、見本の試験に先立つて、少なくとも24hの間、21.1
±1.1℃(70±2゜F)の温度と65±2%の相対湿度の下
で状態調節をすること。
手順 1.かぎストリツプがループ・ストリツプを覆い、マーク
した両端部が合致するように、ループ・ストリツプの上
にかぎストリツプを注意深く合わせて重ねること。指の
力を軽く用いてストリツプを合わせること。
2.ローラを使用し、約305mm(12″)/minの速度で各方
向へ3回ずつ、表面上を転動させることにより、両スト
リツプの全長にわたり係合させること。次いで組み合わ
された見本を少なくとも63.5mm(2−1/2″)だけ、但
し76.2mm(3″)以下、手ではがすこと。
3.試験すべき見本の自由端を、かぎストリツプの端を上
方クランプに、ループ・ストリツプの自由端を下方クラ
ンプにしてそれぞれ置くこと。
4.ペンとチヤートを起動してはく離試験を開始するこ
と。
5.最初のピークを無視し、残余のピークから5個のピー
クを選定してはく離力の値に対する平均値を計算するこ
と。
6.全体で6組の別々の見本の組合せについて試験し、内
3組のマークした端を一緒にし、3組はマークした端を
反対にさせること。
7.6組のはく離試験につきkg/cm(幅)(lb/in(幅))
を最も近い1/10cm(1/10lb)毎に記録して置くこと。こ
の値は一つの見本の特性を示すものである。
せん断強さ試験 装置 1.「CT」ロード・セルまたは引張試験機(スウイング・
アルバート(Thwing Albert)モデル「インテレクト(I
ntelect)」を装備した引張試験インストロン(Instro
n)モデルTM 2.直径105mm(4 1/8″)、 長さ76mm(3″)の、5.0±0.1kg(11±1/4lb)のロー
ラ。
手動または機械力で転動できる。
3.供給された幅のかぎループ材料、51mm(2″)の幅を
超えないこと。幅が51mm(2″)を超える材料は51mm
(2″)の幅に切断すること。
4.はさみ 5.21℃(70゜F)で相対湿度を65%に保つための、水を底
に入れた酢酸マグネシウムの過飽和溶液の入つたベルジ
ヤー。
試料 幅が少なくとも102mm(4″)の長さの適当なかぎま
たはマツシユルーム材料のストリツプで、ループが丁度
合致する長さのもの。試料が材料のロールから外れた場
合には、ストリツプの所要数を選定する前に材料の外側
ラツプを取り去ること。各ストリツプにつき、ロールの
中心に最も近い端にマークを施すこと。これらのマーキ
ングは見本の方向性をマークするために用いられる。
計測作業の準備 1.ロード・セルを校正すること。
2.次の諸条件に対してインストロンを設定すること。
a.クロスヘツド速度:305mm (12″)/min b.チャート速度:127〜305mm (5〜12″)/min c.ゲージ長:76±3mm(3±1/8″) d.荷重範囲:445N(10lbs)全負荷 使用条件 全てのかぎおよびループの試料は機能面を上にして置
き、試験に先立つて、少なくとも24hの間、21±1℃(7
0±2゜F)の温度と65±2%の相対湿度の下で状態調節
をすること。
手順 1.ループ材料の長さ102mm(4″)のストリツプを、ル
ープ面を上にして、平たんな固い表面上に置くこと。移
動を防止するため感圧テープにより、ループの端を表面
に固定すること。
2.注意深く合致させてかぎストリツプの50±2mm(2±1
/16″)分のループ・ストリツプの上の重ねる。指の力
を軽く用いてストリツプを合わせること。
3.ローラを使用し、約305mm(12″)/minの速度で各方
向へ3回ずつ、表面上を転動させることにより、合わさ
れた両ストリツプを係合させる。
4.試験すべき見本の自由端を、かぎストリツプの端を上
方クランプに、ループ・ストリツプの自由端を下方クラ
ンプにしてそれぞれ置くこと。せん断線は中心に置くこ
と。
5.ペンとチヤートを起動する。そしてせん断試験を開始
する。
6.見本の組合せの各々の完全な分離中に得られた最大値
を観察し記録すること。
7.全体で4組の別々の見本を試験し、一つの見本の特性
を示すために平均値を計算する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシート材料の斜視図、第2図は第
1図のシート材料の極めて拡大された平面図、第3図は
第1図のシート材料の極めて拡大された端図、第4図は
第1図のシート材料を作るための本発明による装置およ
び方法を示す概略図、第5図および第6図は第4図の装
置の第一代替実施例をそれぞれ示す平面図および側面
図、第7図および第8図は第4図の第二代替実施例をそ
れぞれ示す平面図および側面図、第9図および第10図は
それぞれ、第7図および第8図の装置により作られる本
発明によるシート材料の代替実施例の平面図および側面
図である。 10,40,60:シート材料 12,43,63:基材 13,58:前主要面 14:後主要面 16,38,59:繊維 18,68:接合個所 20,54,69:弧状部分 26,44,64:第一段付け部材 27,45,65:第二段付け部材 28,46,66:隆起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B41B 13/02 B24D 9/08 A44B 18/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱離自在に係合し得るかぎ部分とループ部
    材とを有する形式のフアスナの細かく裁断したループ部
    分を形成するようにされたシート材料(10),(40),
    (60)にして、前主要面(13),(58)と後主要面(1
    4)とを有する基材(12),(43),(63)と、隔置さ
    れた接合個所(18),(68)で前記前主要面(13),
    (58)に沿つて前記基材(12),(43),(63)へ接合
    されて前記接合個所(18),(68)間の前記基材(1
    2),(43),(63)の前記前面(13),(58)から突
    出する繊維(16),(38),(59)の弧状部分(20),
    (54),(69)を形成する部分を有する多数の繊維(1
    6),(38),(59)とを含み、前記弧状部分(20),
    (54),(69)が約0.64cm未満の前記基材(12),(4
    3),(63)からの高さを有し、前記繊維(16),(3
    8),(59)が前記前主要面(13),(58)に沿つて測
    られた5〜200g/m2の範囲の坪量を有し、前記フアスナ
    のかぎ部分による前記弧状部分(20),(54),(69)
    に沿つた前記繊維(16),(38),(59)の容易な係合
    をもたらすに充分な、前記弧状部分(20),(54),
    (69)に沿つた前記繊維(16),(23),(59)間の間
    隔が得られるようにしたシート材料。
  2. 【請求項2】脱離自在に係合するかぎ部分とループ部分
    とを備える形式のフアスナの細かく裁断したループ部分
    を形成するようにされたシート材料(10),(40),
    (60)を形成する方法にして、繊維(16),(38),
    (59)ならびに前主要面(13),(58)および後主要面
    (14)を有する基材(12),(43),(63)を供給する
    段階と、繊維(16),(38),(59)を繊維(16),
    (38),(59)のシートの隔置された固定部分から同じ
    方向へ突出する弧状部分(20),(54),(69)を有す
    るシートに形成する段階とを含み、前記弧状部分(2
    0),(54),(69)が0.64cm未満の前記固定部分から
    の高さを有し、前記基材(12),(43),(63)の前主
    要面(13),(58)から突出する繊維(16),(38),
    (59)の弧状部分(20),(54),(69)を備える基材
    (12),(43),(63)の前主要面に繊維(16),(3
    8),(59)の前記シートの前記の隔置された固定部分
    を接合する段階を含み、繊維(16),(38),(59)に
    より形成されるシートが基材(12),(43),(63)の
    前主要面(13),(58)に沿つて測られた5〜200g/m2
    の範囲の坪量を有し、前記シート材料(10),(40),
    (60)の繊維(16),(38),(59)との前記フアスナ
    のかぎ部分の容易な係合をもたらすに充分な繊維(1
    6),(38),(59)間の間隔が得られるようにした、
    シート材料を形成する方法。
  3. 【請求項3】脱離自在に係合し得るかぎ部分とループ部
    分とを有するフアスナを包含する使い捨て衣類にして、
    前記ループ部分が、前主要面(13),(58)と後主要面
    (14)とを有する基材(12),(43),(63)と、隔置
    された接合個所(18),(68)で前記前主要面(13),
    (58)に沿つて前記基材(12),(43),(63)へ接合
    されて前記接合個所(18),(68)間の前記基材(1
    2),(43),(63)の前記前主要面(13),(58)か
    ら突出する繊維(16),(38),(59)の弧状部分(2
    0),(54),(69)を形成する部分を有する多数の繊
    維(16),(38),(59)とを含み、前記弧状部分(2
    0),(54),(69)が約0.64cm(0.250in)未満の前記
    基材(12),(43),(63)からの高さを有し、前記繊
    維(16),(38),(59)が前記前主要面(13),(5
    8)に沿つて測られた5〜200g/m2の範囲の坪量を有し、
    前記フアスナのかぎ部分による前記弧状部分(20),
    (54),(69)に沿つた前記繊維(16),(38),(5
    9)の容易な係合をもたらすに充分な、前記弧状部分(2
    0),(54),(69)に沿つた前記繊維(16),(3
    8),(59)間の間隔が得られるようにした使い捨て衣
    類。
  4. 【請求項4】第一および第二面を有する層と、前記第一
    面に沿つて接着された研摩材と、前記第二面に沿つて取
    り付けられたかぎループ・フアスナのループ部分とを含
    む研摩デイスクにして、前記ループ部分が、前主要面
    (13),(58)と後主要面(14)とを有し前記後主要面
    を前記層の第二面に沿つて取り付けた基材(12),(4
    3),(63)と、隔置された接合個所(18),(68)で
    前記前主要面(13),(58)に沿つて前記基材(12),
    (43),(63)へ接合されて前記接合個所(18),(6
    8)間の前記基材(12),(43),(63)の前記前主要
    面(13),(58)から突出する繊維(16),(38),
    (59)の弧状部分(20),(54),(69)を形成する部
    分を有する多数の繊維(16),(38),(59)とを含
    み、前記弧状部分(20),(54),(69)が約0.64cm
    (0.250in)未満の前記基材(12),(43),(63)か
    らの高さを有し、前記繊維(16),(38),(59)が前
    記前主要面(13),(58)に沿つて測られた1〜200g/m
    2の範囲の坪量を有し、前記フアスナのかぎ部分による
    前記弧状部分(20),(54),(69)に沿つた前記繊維
    (16),(38),(59)の容易な係合をもたらすに充分
    な、前記弧状部分(20),(54),(69)に沿つた前記
    繊維(16),(38),(59)間の間隔が得られるように
    した研摩デイスク。
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