JP3258333B2 - 伸長性が相違する領域を有する再固定可能なファスナーデバイスのための雌部材 - Google Patents

伸長性が相違する領域を有する再固定可能なファスナーデバイスのための雌部材

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、再固定可能なフックとループ式のファスナ
ーデバイスのための雌部材に関し、特に、伸長が相違す
る領域を有するフックとループ式のファスナーデバイス
のための低コストな雌部材に関する。
発明の背景 フックとループ式の再固定可能なファスナーデバイス
は現在、多数の状況において広く用いられている。その
様な再固定可能なファスナーデバイスは、衣料品、使い
捨て吸収製品などにおいて特に有用である。2以上の製
品の間または同一製品の幾つかの表面の間の再固定可能
な結合を作り出すことが所望されるとき、その様なデバ
イスは用いられる。ある種の応用においては、これらの
再固定可能なファスナーデバイスは通常のバックル、ジ
ッパー、ボタン、スナップ、紐のファスナー、および縫
製と置き換わる。
再固定可能な結合を作り出すために機械的な縺れを利
用する現在広く用いられている人気のあるタイプの機械
的ファスナーは、「ベルクロ(VELCRO)」の商標の下に
販売されている。ベルクロ・ファスナーデバイスは、米
国特許第2,717,437号、米国特許第3,009,235号、米国特
許第3,266,113号、米国特許第3,550,837号、米国特許第
4,169,303号、米国特許第4,984,339号において極めて詳
細に記載されている。
ベルクロ・ファスナーは2つの部材を利用する。雄部
材と雌部材である。雄部材および雌部材はしばしば、そ
れぞれフック部材およびループ部材と称される。雄部材
は、複数の弾力のある直立したフック形状の要素を含
む。ファスナーデバイスの雌部材は、一般的にその表面
上に複数の直立したループを含む布帛からなる。ファス
ナーデバイスを閉じるために対面関係で雄部材とループ
部材とを互いに押し合わせるとき、個々のフックおよび
ループの間の複数の機械的結合を形成してフックはルー
プとの縺れを生じる。これらの結合が作られたとき、部
材は一般的に通常の条件にもとでは離れないであろう。
それは、1度にすべてのフックを引き離すことを試みる
ことにより部材を分離することが極めて困難であるから
である。しかしながら、部材に剥離力が徐々に掛けられ
ると、剥離は容易にもたらされる。剥離力の下で、フッ
クは弾力性材料からなるので、それはループを解放する
ように容易に開くであろう。
このタイプのファスナーデバイスは、使い捨て着衣、
使い捨ておむつ、使い捨てパッケージ、カートンなどの
ような使い捨て製品において特に有用であることが見出
された。その様なファスナーデバイスは安全な閉鎖手段
を提供する。しかしながら、使い捨て製品についてのこ
のタイプの存在するファスナーデバイスの用途は、その
様なファスナーデバイスが比較的コストが高いという事
実により限定されてきた。その様なファスナーデバイス
がコスト高である主要な理由は、それらが高い製造コス
トを有するということである。その高い製造コストは、
そのデバイスのフックおよびループ部材の両方と関係が
ある。
通常のフックおよびループ部材は典型的に、裏打ち材
から外側に伸びる多数の織られたループを有する布帛を
作ることにより形成される。ループは、ループを形成す
るための補充の糸を含む基礎布帛を織ることによるかま
たはループを布帛に編みこむことにより与えられうる。
他のフックおよびループ部材において、ループは、ひだ
付けまたはしわ寄せプロセスにより形成されうる。その
様なファスナーデバイスの雄部材は典型的に、後にルー
プを切断することにより形成される。切断されたループ
は、雄部材のフックとして働く。
相対的に遅いため、これらのプロセスは一般的に、コ
スト高のフックとループファスナー材料を製造する。そ
の様なファスナーデバイスのフックおよびループ部材も
また通常、同一の比較的高価な材料から作られる。この
材料は比較的高価である。というのは、デバイスが開放
されるときフックはループ部材から離れうるように雄部
材において用いられる材料は弾力性を有する必要がある
からである。
ファスナーデバイスについての別のタイプの雌部材を
作るために幾つかの試みがなされてきた。しかしなが
ら、その様な試みは一般的に、多数の欠点に遭遇してい
る。
1972年10月3日にスタンプ(Stumpf)に発行された米
国特許第3,694,867号は、「ハイロフト」不織布および
固められた可撓性接着剤の裏打ち層を含む雌部材を有す
る「セパラブルクラスプ(分離できる留め金)」を開示
する。しかしながら、スタンプ特許において開示されて
いるループ部材は、(1)繊維が埋め込まれている開放
パターン接着剤を活性化させる工程と、(2)接着剤を
実質的に連続的な裏打ち層に固める工程と、(3)繊維
が裏打ち材から外側に伸びる個々のループを形成するよ
うに繊維の一部を同時にループ化する工程とを実施する
ことにより製造される。この特許において開示される雌
部材は、それがループの形状において繊維を機械的に操
作することに関わるプロセスにより作られるという欠点
に遭遇する。従って、それにおいて記載される雌部材
は、通常のループ部材より製造する上で顕著により廉価
であるようには思われない。
1988年8月2日にオット(Ott)らに発行された米国
特許第4,761,318号は、同時に両方が形成され、また縫
製またはそれを基材に押し付けるための感圧接着剤の利
用のようないずれの付加的工程をも必要とせず基材に接
着されうるループファスナーを開示する。しかしなが
ら、オットのループファスナーは、熱可塑性樹脂の層に
接着された多数のループを有する繊維性構造を含む。従
って、この特許において開示されるプロセスでは、繊維
性構造を裏打ち材に結合するために熱が掛けられねばな
らないという欠点に遭遇する。
1973年1月9日にリビック(Ribich)らに発行された
米国特許第3,708,833号は、裏打ち層に固定された網状
のウレタンフォームを含む雌部材を有する再固定可能な
ファスナーデバイスを開示する。リビックらの特許にお
いて開示された雌部材では、フォームが典型的には、貫
通する通常の雄部材のフックについて十分な開放性を有
さないという欠点に遭遇する。加えて、網状のフォーム
は一般的に、力がファスナーデバイスに掛けられると
き、その様なフックを保持するのに十分な強度を有さな
い。さらに、網状のフォームの製造は、比較的高価なプ
ロセスである。
1991年7月16日にノエル(Noel)らに発行された米国
特許第5,032,122号は、配向可能な材料の裏打ち材およ
び裏打ち材から伸びる多数の繊維性要素を有するループ
ファスナー材料を開示する。繊維は裏打ち材に固定さ
れ、一方、裏打ち材は寸法上不安定な状態にある。次い
で裏打ち材はその寸法上安定な状態に変換させられ、そ
れによりループ材料の捕獲領域を形成するように繊維性
要素を剪断する。ノエル特許は受け入れ可能な低コスト
ループファスナー材料を開示するが、より経済的なルー
プファスナー材料およびそのような材料を製造するため
の方法について調査は続いている。
従って、本発明の目的は、使い捨て製品のための改善
されたファスナーデバイスを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、再固定可能なフックとル
ープ式のファスナーデバイスの改善された雌部材を提供
することである。
本発明の更なる目的は、低コストループファスナー材
料を形成するためにループの形態に繊維を形成せずに、
エラストマー性接着剤の裏打ち材上に複数のフィラメン
トを配置することにより形成されうるフックとループ式
ファスナーデバイスのための雌部材を提供することであ
る。
本発明のもう1つの目的は、弾性を有する個別のフッ
クを有する商業的に入手可能な雄部材、ならびにより壊
れやすいフックを有する現在使用されているものよりも
より廉価の雄部材の両方について用いられうるファスナ
ーデバイスのための雌部材を提供することである。
本発明のこれらのおよび他の目的は、続く記載を参照
して考慮し、添付した図面に関連させてとらえたとき、
より容易に明らかとなるであろう。
発明の概要 本発明は、伸長の相違する領域を有するエラストマー
性ループファスナー材料を提供する。そのループファス
ナー材料は好ましくは、エラストマー性接着剤の裏打ち
材および裏打ち材から伸びる多数の繊維性要素を有す
る。裏打ち材が伸長された配向にあるとき、繊維性要素
は、裏打ち材上に位置するフィラメントにより形成され
る。フィラメントは、裏打ち材上に、本質的に互いに平
行に、および裏打ち材料の応答の経路に対して本質的に
平行または垂直であるように位置することが好ましい。
フィラメントは、固定された領域がその間に捕獲領域を
規定するように、離間され、固定された領域において互
いに断続的に固定されることが好ましい。従って、繊維
性要素は、裏打ち材料がその弛緩された配向に戻された
とき、捕獲領域でのフィラメントのシャーリングにより
形成される。
また、本発明は、フックファスナー材料およびループ
ファスナー材料を有するファスナーデバイスにも関す
る。ループファスナー材料は、本発明の改良されたルー
プファスナー材料を含む。フックファスナー材料は、当
該技術において既知であり、基礎およびその基礎から伸
びる多数のかみ合わせ要素を有する周知のフックファス
ナー材料のいずれかを含む。ループファスナー材料およ
び相補的なフックファスナー材料は、使用時に遭遇する
剪断応力および剥離力に抵抗する確実な閉鎖手段を提供
する。
本発明は、使い捨て製品、特に、その様な改善された
ファスナーデバイスを有する使い捨ておむつにもまた関
する。
図面の簡単な説明 図1は、フィラメントが裏打ち材上に配置されるかま
たは載置される(laid down)前に本発明を形成するた
めに用いられるフィラメントおよび裏打ち材の斜視図で
ある。
図2は、裏打ち材がその伸長された配向状態であると
きの本発明の雌部材の斜視図である。
図3は、裏打ち材がその弛緩した配向状態であるとき
の本発明の雌部材の斜視図である。
図4は、本発明によるファスナーデバイスの斜視図で
ある。
図5は、本発明の雌部材の繊維性要素の非常に拡大さ
れた側面図である。
図6は、本発明の別の3重積層体態様の非常に拡大さ
れた側面図である。
図7は、本発明のファスナーデバイスを含む使い捨て
おむつの概観図である。
図8は、本発明のファスナーデバイスを含む使い捨て
おむつの概観図である。
図9は、本発明の雌部材を作るためのプロセスの模式
的側面図である。
図10は、本発明の雌部材を作るためのプロセスの1部
の模式的上面図である。
図11は、本発明の雌部材を作るためのプロセスの別の
態様の模式的上面図である。
図12は、本発明の雌部材を作るためのプロセスの別の
態様の模式的上面図である。
図13は、本発明の雌部材を作るためのプロセスの1部
の等大図である。
図14は、本発明の3重積層体態様を作るためのプロセ
スの1態様の模式的側面図である。
図15は、本発明の3重積層体態様を作るためのプロセ
スの別の態様の模式的側面図である。
発明の詳細な説明 再固定可能なファスナーデバイスの全体的特徴 本発明の再固定可能なファスナーデバイスの好ましい
態様であるファスナーデバイス20が図4において示され
る。ファスナーデバイス20は、不織の雌部材22および相
補的なフックファスナー部材24を含む。
デバイスの雌部分、特に不織の雌部材(または単に
「雌部材」)22は雄部材のフック28を受け入れ、係合す
る。図3および4において示される雌部材22は、裏打ち
材34に固定された少なくとも1つの不織ウエブ30を含
む。図1において示される様に、不織ウエブ30は、外側
に面する表面21およびその外側に面する表面21の反対側
の内側に面する表面23を有する。不織ウエブ30は、雄部
材24のフック28と絡まる複数のフィラメント(又は繊
維)36を含む。裏打ち材は第1の表面31およびその第1
の表面31の反対側の第2の表面33を有し、エラストマー
性接着剤を含むことが好ましい。
デバイスの雄部材、特にフックファスナー部材(また
は単に「フック部材」)24は、第1の表面27および第2
の表面29を有する基部26を含む。基部26は、第1の表面
27から伸びている複数の立ち上がっている係合要素、す
なわち「フック」28を具備する。「フック」という術語
は、当該係合要素が本発明の相補的なループファスナー
部材、すなわち雌部材22と係合することに適合する限
り、係合要素が当該技術において知られるいかなる形状
でもありうるという意味で非限定的である。フック28は
一般的に、柄の頂部に位置する頭部38(すなわち係合手
段)または雄部材24の第1の表面27から伸びる茎部(st
em)40を有する。
本発明のファスナーデバイス20は次の様式において機
能する。ファスナーデバイス20は、雌部材22および雄部
材24が互いに対して対面で圧接されるとき閉じられる。
このことが起こるとき、フック28は、不織ウエブ30の繊
維36によりからめとられる。ファスナーデバイス20が閉
じられるとき、不織ウエブ30は、フック、特にフックの
頭部38が占める空間を与える。裏打ち材34は、不織ウエ
ブ30のための支持基盤を与える。フック28が繊維36に機
械的に絡め取られた、すなわち「フックされた」状態で
(図4において右側についてファスナーデバイス20の部
分において示される)、部材間の結合は、ファスナーデ
バイス20に及びうる力に抵抗する。
ファスナーデバイス20は、雌部材22から雄部材24をは
がすことにより(又は雄部材24から雌部材22をはがすこ
とにより)開かれる。もし雄部材24が弾性フックを有す
るならば、剥離作用は、フックが不織ウエブ30の繊維36
との絡まりから外されるようにフックが曲げられるよう
に働きうる。他の場合において(特にもしフック28が比
較的非可撓性であれば)、フック28は雌部材22の繊維36
を破壊することにより分離されうる。どちらの場合にお
いても、フック28は外され、雄部材24は雌部材22から完
全に分離される。次いでファスナーデバイス20は上記の
様式において止め直されることができる。
雌ファスナー部材 ここで用いられるものとしての「不織雌部材」という
術語は、裏打ち材に結合された不織ウエブを含む再固定
可能なファスナーデバイスについての雌部材を称する。
(不織雌部材は、ループファスナー材料または単にルー
プファスナーともまた称されうる。)「不織ウエブ」と
いう術語は、織られたり、編まれたり、フェルト化され
たりなどされていない、重なり合いまたは繊維間結合に
より互いに保持された繊維で作られた布帛を指称する。
しかしながら、ここで称される不織ウエブは、最初は実
質的に結合されず、続いて互いに結合される繊維を含
む。
図1は、それらが係り合う前の、雌部材22を形成する
ために用いられる裏打ち材34および不織ウエブ30を示
す。裏打ち材34は、好ましくはエラストマー性接着剤で
あり、伸長された配向において示される(A−Aで示さ
れる線に平行な方向において伸長されている)。ここで
用いられるものとして、「エラストマー性」という術語
は、力が掛けられるとき少なくとも1方向において伸長
し、力から解放された後ほぼその元の寸法に戻る材料を
指称する。図1において示されるものとしての不織ウエ
ブ30は、裏打ち材34と結合される前に繊維間結合32によ
り互いに結合される多数のフィラメント36を含むことが
好ましい。ここで用いられるものとして、「結合された
(joined)」という術語は、1つの要素が直接にもう1
つの要素に固定される形態および1つの要素を介在成員
に固着され、それが今度はもう1つの要素に固着される
ことによりもう1つの要素に間接的に固定される形態を
包含する。「繊維間結合」という術語は、1以上のフィ
ラメントを1以上の他のフィラメントに結合する結合を
称する。
図2は、不織ウエブ30が裏打ち材34の第1の表面31上
に位置し、結合された後に裏打ち材34がその伸長された
配向において存在する雌部材22の好ましい態様を示す。
不織ウエブ30のフィラメント36は、互いに対して本質的
に平行で、裏打ち材34の応答の経路に対して本質的に垂
直をなすように配列されることが好ましい。しかしなが
ら、フィラメント36が裏打ち材34の応答の経路に本質的
に平行であるかまたはランダムであるかまたはさもなけ
れば互いに対しておよび裏打ち材34の応答の経路に関し
て配向される、他の形状が考慮される。(「本質的に平
行」という術語は、フィラメント36の大半が一般的に互
いにまたは応答の経路に対して垂直に伸びる限り、複数
のフィラメント、いずれかの個々のフィラメントまたは
いずれかのフィラメントの部分は互いにまたは応答の経
路に対して完全に平行に伸びる必要がないことを意味す
るものとしてここでは用いられる。「本質的に垂直」
は、フィラメント36の大半が一般的に互いにまたは応答
の経路に対して垂直に伸びる限り、複数のフィラメン
ト、いずれかの個々のフィラメント、またはいずれかの
フィラメントの部分が互いにまたは応答の経路に対して
完全に垂直に伸びる必要のないことを示すものとしてこ
こでは用いられる。ここで用いられるものとして、「応
答の経路」という術語は、エラストマー性材料を伸長す
るように作用する力が除去されるとき伸長された配向に
あるエラストマー性材料が応答するであろう方向を指称
する。さらに、不織ウエブ30のフィラメント36は、それ
らが伸長された裏打ち材34に結合されるとき、張力を掛
けられていない状態にあることが好ましい。)フィラメ
ント36が互いに対して本質的に平行で、裏打ち材34の応
答の経路に対して本質的に垂直である上記の態様は、裏
打ち材34がその弛緩された配向に縮まるときフィラメン
ト36が「シャーリングされる」ようになるであろうこと
を保証することを促進する(図3において示される)。
ここで用いられるものとしての「シャーリングされる」
という術語は、裏打ち材34または他のフィラメント36に
固定されていないフィラメント36の部分が裏打ち材34の
第1の表面31から曲がって離れるような、その伸長され
た配向からその弛緩された配向への裏打ち材34の収縮に
より引き起こされる不織ウエブ30のフィラメント36の集
まりを指称する。シャーリングされたフィラメント36
は、相補的な雄ファスナー部材24のフック28に絡まるこ
とが可能である固定されていない捕獲領域37(ループ)
を形成する。
図3は、不織ウエブ30および裏打ち材34が結合され
て、裏打ち材34がその弛緩された配向に収縮するように
裏打ち材34を伸長するように作用する力が除去された後
の本発明の好ましい態様を示す。シャーリングされたフ
ィラメント36は、裏打ち材34の第1の表面31から外側に
伸びる多数の繊維性要素35を形成する。繊維性要素35の
それぞれは、1対の固定された領域42(裏打ち材34に結
合される)および固定された領域42の対の間に配置され
た固定されていない捕獲領域37を含む。捕獲領域37は、
ファスナーデバイス20を提供するように相補的なフック
ファスナー部材のフックにしっかりとかみ合うことが可
能であり、そのことは図4において示される。
図6は、3重積層体85を形成するようにエラストマー
性接着剤の裏打ち材34の第2の表面33に結合された第2
の薄層80を含む本発明の雌部材22の別の態様を示す。エ
ラストマー性接着剤の裏打ち材34に第2の薄層80を結合
させることにより追加の利点を有する雌ファスナー部材
が提供される。例えば、3重積層体材料85は、相補的な
雄ファスナー部材のフックに係合可能なエラストマー性
ウエストバンドとしておむつのような使い捨て吸収製品
に組み込まれうる。さらに、3重積層体85は、2つの反
対側の表面について相補的な雄ファスナー部材24のフッ
ク28に係合可能なエラストマー性雌ファスナー部材22を
提供する。
本発明の特に好ましい別の態様において、第2の薄層
80は、雌ファスナー部材22について上記の不織ウエブ30
のような不織ウエブを含む。しかしながら、適切な薄層
は、プラスチックフィルム、天然繊維(例えば木材もし
くは綿)、合成繊維(例えばポリエステルもしくはポリ
プロピレン)、もしくは天然繊維と合成繊維との組み合
わせの製織ウエブ、フォーム、または天然ゴムもしくは
合成ゴムを含む広い範囲の材料から製造されうる。
第2の薄層80は、不織ウエブ30について記載された様
式または当該技術において既知のいずれかの他の方法に
おいてエラストマー性接着剤の裏打ち材34に結合されう
る。さらに、第2の薄層80は、裏打ち材34が伸長された
配向におけるとき又は接着剤の裏打ち材34が形成された
後のいずれか他の時間に不織ウエブ30と同時に裏打ち材
34に結合されうる。3重積層体85が伸長の相違する領域
を含む下記の裏打ち材を含む態様もまた考慮される。し
かしながら、好ましい態様において、不織ウエブ30が裏
打ち材34に結合され、裏打ち材34が少なくとも部分的に
弛緩された後に薄層80は裏打ち材34に結合される。(エ
ラストマー性材料を伸長させる力が減少し、材料を収縮
させるがしかし完全には弛緩させないとき、伸長された
配向におけるエラストマー性材料は、「部分的に弛緩さ
れる」。従って、部分的に弛緩された条件におけるエラ
ストマー性材料は、力が完全に除去された後にその弛緩
された配向に更に収縮することがいまだ可能である。)
裏打ち材34が少なくとも部分的に弛緩された後に第2の
薄層80を結合することは、雌ファスナー部材22が伸長さ
れるときに不織ウエブ30の繊維性要素35がシャーリング
されたままであることを保証する。このことは、不織ウ
エブ30がこのように不織ウエブ30のフィラメント36にお
いて少なくともいくらかのシャーリングを維持する前に
第2の薄層80がその弾性的限界まで完全に伸長されるよ
うになるであろうからである。従って、第2の薄層80が
完全に伸長される点まで雌部材22が伸長される後でさえ
相補的な雄ファスナー部材24のフック28に絡まるその能
力を維持するであろう弾性的不織雌部材22が提供され
る。(裏打ち材34がその完全に弛緩された配向における
ときに第2の薄層80が裏打ち材34に結合されるならば、
雌部材22はその弾性的な性質を喪失するであろう。従っ
て、雌部材が伸長することが可能でなければならない場
合はその様な態様は好ましくない。) 図11および12は、クロスマシン(横)方向において異
なる程度の伸長が掛けられる2以上の領域を含む本発明
の裏打ち材34を示す。(図11において、裏打ち材34は領
域34aおよび34bを有し、図12において、裏打ち材34は領
域34a、34bおよび34cを有する。)相違する伸長は、雌
部材22に多数の独特の特性を与えうる。(ここで用いら
れるものとして、「相違する伸長」(“differential
elongation")または「相違する伸び」(“differentia
l stretch")という術語は、不等量の伸長を掛けられ
た材料の領域を指称する。)裏打ち材34を相違的に伸長
することにより与えられうる1つの独特の特性は、ある
引張り力が加えられるとき異なる程度に伸長する領域を
有する雌部材22である。例えば、図11において示される
様に、裏打ち材34の領域34aはより少ない抵抗を与えう
るし、したがって、横方向において雌部材22を伸長する
ように加えられるいずれかの与えられる力について領域
34bより伸長する。同様に、図12において示される様
に、領域34bは、雌部材22に加えられるいずれかの与え
られる力について裏打ち材34の領域34aまたは34bのいず
れかより一般的に伸長するであろう。従って、エラスト
マー性雌部材22は、ある部分が、今度は対になる雄部材
24について異なる係合特性を与えうるであろう他の部分
より伸長するように構成されうるであろう。
裏打ち材34を相違的に伸長することにより与えられる
もう1つの独特の特性は、異なるロフトの捕獲領域37を
含む領域を有する雌部材22である。(ここで用いられる
ものとして、「ロフト」という術語は、フィラメント36
のある部分が裏打ち材34から離れている高さまたは距離
を指称する。)裏打ち材34が伸長された形状における間
に不織物30が裏打ち材に結合されるとき、伸長力が除去
されるとき不織物のあるウィラメントがシャーリングさ
れるようになるであろう。フィラメント36の部分が結び
つくパターンが裏打ち材の相違的に伸長された領域を通
して均一であるならば、裏打ち材34のもっとも伸長され
た部分を含む雌部材のそれらの部分はもっとも大きなロ
フトを有するシャーリングされたフィラメント36を含む
はずである。(裏打ち材へのフィラメント36の結合の不
均一なパターンは、雌部材の異なる領域により達成され
るロフトにおける差異を拡大するかまたは減少させるた
めに用いられうる。)従って、例えば、もし同様なパタ
ーンが不織物を裏打ち材34全体に結合させるために用い
られたならば、領域34aに結合されたフィラメント36
は、一般的に、図11において示される裏打ち材の領域34
bに結合されるフィラメント36より大きなロフトを有す
るであろう。このことにより、対になる雄部材24につい
て異なる係合特性を有するエラストマー性雌部材22が与
えられうるであろう。
裏打ち材34を相違的に伸長することにより可能となる
さらにもう1つの独特の特性は、伸長力が加えられると
き対になる雄部材24と係合するその能力を維持すること
を可能とする弾性的な雌部材22である。上記の様に、不
織ウエブ30が伸長の相違的な領域を有する裏打ち材34と
結合するとき、フィラメント36のロフトは雌部材22の全
体にわたって変化しうる。従って、フィラメント36がよ
り小さなロフトを有する場合、横方向において雌部材22
を伸長するように力が加えられるとき、より大きなロフ
トの領域に先立って雌部材22のその部分が一般的にその
弾性限界に達するであろう。(ここで用いられるものと
して、「弾性限界」という術語は、フィラメント36およ
び/または裏打ち材34の破裂、引裂きまたは実質的な変
形なしに材料がもはや伸長され得ない点に材料が伸長さ
れた点を指称する。)いくつかの例において、フィラメ
ント36のシャーリングに関わるロフトを除くようにシャ
ーリングされたフィラメント36を含む捕獲領域37が伸長
されたため、伸長されたエラストマー性雌部材またはエ
ラストマー性雌部材の一部が対になる雄部材24と効果的
に係合する能力を喪失するであろう。それゆえ、他のよ
り高いロフト領域が対になる雄部材24と係合する能力を
喪失することを、より高いロフト領域が防止する前に、
ある指定された低ロフト領域がその弾性限界まで伸長す
るようにエラストマー性雌部材22を構成することを可能
とすることが有利である。(上記の例はいかなる意味に
おいても本発明の範囲を限定するものと考えられるべき
ではない。雌部材は、より高いロフト領域のいくつかま
たはすべてが伸長するより小さい力で、低ロフト領域が
その弾性限界に伸長するような形状とされうることが理
解される。従って、どの領域が最小の力でその弾性限界
に達するかは重要でなく、しかし、むしろ雌部材の全体
または部分が受けるであろう力を考慮する特定された必
要についての適切な絡まり帯域を提供するように少なく
とも1つの領域が十分にロフトを有するフィラメント36
を有するものである。
1. 不織ウエブ 本発明の繊維性要素35は、裏打ち材34上に位置し固定
されているフィラメント36から形成されることが好まし
い。ここで用いられるものとして、「フィラメント」と
いう術語は、長さ対直径または幅の高い比を有する部材
を定義する。(図5は、フィラメント36を詳細に示すた
めに非常に拡大された雌ファスナー部材22の一部を示
す。)それゆえ、フィラメントとは、繊維、糸、ストラ
ンド、ヤーン、当該技術において既知である不織ウエブ
において互いに前接着された(preattached)フィラメ
ントを含むいずれか他の部材またはこれら部材の組み合
わせでありうる。その様なフィラメント36についての適
切な材料には、綿または羊毛のような天然繊維、ナイロ
ン、ポリアミド、ポリエステル、またはポリオレフィン
である合成繊維、紡糸されたヤーン、ポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、不織ウエブ、
または当該技術において既知でありここでの使用にとっ
て適切であるいずれか他の材料または材料の組み合わせ
が含まれる。
フィラメント36は、フィラメントが紡糸され、ブロー
されるなどのようなものを含む多数の製造技術を用いて
製造されうる。それぞれのフィラメント36は、約2ない
し約15デニールのポリプロピレン繊維を含むことが好ま
しい。個々のフィラメント36は、約10g/yd2ないし約40g
/yd2(約12g/m2から約48g/m2)、より好ましくは、約15
g/yd2ないし約25g/yd2(約18g/m2ないし約30g/m2)の坪
量を有する不織ウエブ30において含まれることが好まし
い。不織ウエブ30は、同様のまたは異なるデニールおよ
び長さを有するフィラメント36を含みうる。さらに、不
織ウエブ30は、異なる材料を含むフィラメント36の混合
物を含みうる。適切なフィラメントを含む不織ウエブの
中には、商品名P−11の下でのマサチューセッツ州ウォ
ルポール(Walpole)のインターナショナル・ペーパー
・カンパニーのベラテック(Veratec)・ノンウーブン
・グループにより製造されたカーディングによるポリプ
ロピレン不織ウエブ、紡糸結合されたポリプロピレン不
織ウエブP−9、およびカーディングによるポリプロピ
レン不織ウエブP−8が含まれる。適切なフィラメント
を含む他の適切な不織ウエブには、ドイツのコロビン
(Corovin)GmbHにより製造されたコロボン(COROVON)
紡糸結合ポリプロピレンおよびジェームズ・リバー・コ
ーポレーション(James River Corporation)により
製造されたセレストラ(CELESTRA)が含まれる。
不織ウエブ30におけるフィラメント36の長さは、不織
ウエブ30を製作するために用いられる方法のタイプに依
存する。例えば、もしカーディングされた不織ウエブが
用いられる場合、その様なウエブを構成するフィラメン
ト36は、約0.5インチから約5インチ(約1cmから約13c
m)の範囲の長さを有しうる。好ましいカーディングさ
れた不織ウエブにおいて、フィラメントは、約1インチ
ないし約3インチ(約2.5cmないし約8cm)長である。代
わりに、もし紡糸結合された不織ウエブが用いられるな
らば、その様なウエブのフィラメント36は、典型的には
連続長となるであろう。(ここで用いられるものとし
て、「連続」という術語は、不織ウエブの全長となる相
対的に長いフィラメントを指称する。) 好ましいフィラメント36は、少なくとも1つの完全な
繊維性要素35を作る長さを有する。従って、例えば、フ
ィラメント36は、繊維性要素35がフィラメント36全体か
ら形成されるようにその末端に隣接して位置する、1対
の固定された領域42のみを有しうる。より好ましくは、
フィラメント36は、それぞれのフィラメント36に沿って
複数の繊維性要素35を形成するようにその長さに沿って
位置する多数の固定された領域42を有する。もしフィラ
メント36が短いかまたはステープルである場合には、2
つの固定された領域42および捕獲領域37を有する完全な
繊維性要素35は形成され得ない。得られる不完全な繊維
性要素35は、相補的なフックファスナー材料24のフック
28にしっかりとは噛み合い得ないであろう。従って、確
実な閉鎖を与えるための不織雌部材22の能力は消失しう
る。
不織ウエブ30のフィラメント36の間の繊維間結合の量
もまた、相補的なフックファスナー部材24に絡まる本発
明の雌部材22の能力と関連がある重要な要因である。不
織ウエブ30においてフィラメント36の間に作り出される
過剰数の結合部位は、不織ウエブ30へのフック28の入り
こみを妨害する傾向があり、したがって、ファスナーデ
バイスの剪断強度を減少させる。(一般的に、ファスナ
ーデバイスの強度は、より多くのフックが不織ウエブに
入り、係合しうるとともに増加するであろう。)代わり
に、少なすぎる繊維間結合32は、緩い(結合していな
い)末端を有するフィラメント36の数を増加させ得、従
って、相補的なフックファスナー部材24のフック28と絡
まる雌部材22の能力を減少させる。
本発明の好ましい態様において、繊維間結合32の全平
面面積(total plan view area)は、不織ウエブ30
の全面積の約1パーセントないし約35パーセントであ
る。特に、繊維間結合の全平面面積は、不織ウエブの全
面積の約5パーセントないし約25パーセントである。繊
維間結合のパーセンテージは、顕微鏡下で不織ウエブの
典型試料を試験することにより計測されることが好まし
い。試料は、不織ウエブ30の外側に面する表面21上を直
接に観察される。それぞれの繊維間結合32の平面面積が
計測される。結合の面積の合計は試料の面積により割ら
れる。その結果が繊維間結合により占められる面積パー
センテージである。
不織ウエブの中の繊維間結合のパターンは、雌部材の
強度および全有効性に関するもう1つの重要要因であ
る。繊維間結合32は、結合の連続線または断続的領域で
ありうる。不織ウエブ30のフィラメント36が相対的に少
なくしか結合していない緩んだ末端を有しないように、
繊維間結合32は、互いに十分に近接していることが好ま
しい。従って、繊維間結合32の間の距離は、不織ウエブ
30におけるフィラメント36の平均長より小さいことが好
ましく、不織ウエブ30におけるフィラメント36の平均長
の約2分の1より小さいことがより好ましい。
本発明の好ましい態様において、繊維間結合32は、規
則的なパターンにおいて構成される。ここで用いられる
ものとして、「規則的な」という術語は、不織ウエブ30
の外側に面する表面21の直接上から観察されるとき、不
織ウエブ30の面積全体にわたって一般的に同様である結
合パターンを指称する。適切な繊維間結合パターンに
は、直線または曲線の列、または正方形、長方形、6角
形、ひし形、および円のような異なる幾何学的形状を規
定するグリッド(grid)を形成する繊維間結合32の配列
が含まれる。その様な規則的なパターンは、比較的均一
な保持特性を有する雌部材22を提供するであろう。
本発明の雌部材22において特に良好に働くことが見出
された1つの結合パターンは、図1および2において示
される断続的ひし形形状パターンである。ひし形形状パ
ターンにおける「ひし形」は、一般的に正方形の形状の
領域の端部を規定する線において規則正しく配置される
多数の断続的な繊維間結合32を含む。(フィラメント36
がシャーリングされるようになる前の不織ウエブ30の繊
維間結合32の好ましい配列は、図2に左側において示さ
れる。フィラメント36がシャーリングされるようになっ
た後の不織ウエブ30の繊維間結合32の好ましい配列は、
図4の左側において示される。)ひし形の外観を与える
ようにパターンはほぼ45度回転されている。パターンの
寸法は、ひし形形状領域の辺の間の領域の少なくともい
くつかの部分において、繊維間結合32の間の距離が相補
的な雄部材24のフック28の突き出した概観寸法より大き
いようであることが好ましい。(相補的雄部材の概観寸
法は、以下でより詳細に考察される。)本発明の雌部材
22における使用にとって適切なひし形形状結合パターン
の非限定的な例には、約1/2インチ×1/2インチ(約1.3c
m×1.3cm)ないし約1/8in×1/8in.(約0.3cm×0.3c
m)、より好ましくは約1/4インチ×1/4インチ(約0.6cm
×0.6cm)ないし約3/8インチ×3/8インチ(約1cm×1c
m)およびもっとも好ましくは約1/4インチ×1/4インチ
(約0.6cm×0.6cm)の寸法を有する辺を有するパターン
が含まれる。ひし形形状パターンにおいて配列された繊
維間結合32を含む適切な不織ウエブ30は、商品名P−11
の下で、マサチューセッツ州ウォルポールのインターナ
ショナル・ペーパー・カンパニーのベラテック(Verate
c)・ノンウーブン・グループから入手可能である。
繊維間結合32は、当該技術において既知であるいずれ
の方法によっても作り出されうる。好ましい態様におい
て、繊維間結合32は、不織ウエブ30に含まれるフィラメ
ント36の融点近くに加熱された1対のローラーに不織ウ
エブ30を通過させることにより作り出される。ローラー
の1つは平滑表面を有することが好ましく、相補的なロ
ーラーは、上記のひし形形状パターンにおいてその表面
から伸びるピンのパターンを有する。不織ウエブ30がロ
ーラーの間を通過するとき、ローラーの熱および圧力
は、好ましいひし形形状パターンに繊維間結合32を作っ
て溶融するフィラメント36の異なった領域の原因とな
る。
裏打ち材34は伸長された配向にあり、フィラメント36
は張力が掛けられていない条件にある間に、不織ウエブ
30は裏打ち材34上に位置し結合されることが好ましい。
フィラメント36を張力の掛けられたかまたは不安定な状
態で裏打ち材34上に位置させることは多分可能であろう
が、フィラメント36の最大のシャーリングを提供するた
めにはその様なことは好ましくない。さらに、フィラメ
ント36が裏打ち材34上に位置するとき、裏打ち材34は弛
緩された配向にあることも可能ではあろうが、裏打ち材
34が伸長されるようになることを引き起こすことにおい
て、繊維性要素35がフックファスナー部材に係合するこ
とにおいて有効でないであろう様に十分なフィラメント
36が裏打ち材34について位置がずれ、混乱し、歪み、ま
たは結合するのでこのことは好ましくない。
フィラメント36が裏打ち材34上に位置し、または載置
される形状は、有効なファスナーデバイスを提供するル
ープファスナー部材22のサイズおよび能力を決定する。
フィラメント36が重なり合うかまたは多くの異なる方向
に伸びるようにフィラメント36を裏打ち材34上にランダ
ムに位置させうるが、フィラメント36は、均一方向にお
いて形状を有する繊維性要素35を与える様に、一般的に
互いに平行に位置することが好ましいことが見出され
た。加えて、フィラメント36はいずれの方向においても
裏打ち材34上に縦に位置しうるが、最大高さの繊維性要
素35を形成して裏打ち材34の最大シャーリング効果を利
用するために、フィラメント36は、裏打ち材34の応答の
経路に対して本質的に垂直な方向において裏打ち材34上
に位置することが好ましい。(しかしながら、応答の経
路に本質的に平行に位置するフィラメント36もまた適切
な絡まり能力を与えることが見出された。)フィラメン
ト36は、当該技術において既知であるいずれの方法また
は手段によっても裏打ち材34上に位置し、または載置さ
れうる。
2. 裏打ち材 本発明の裏打ち材34は、不織ウエブ30が固定される雌
ファスナー部材22の1部である。裏打ち材34は、不織雌
部材22を形成するように不織ウエブ30に容易に結合しう
るように、エラストマー性感圧接着剤から構成されるこ
とが好ましい。ここで用いられるものとして、「エマス
トマー性」という術語は、力が加えられるとき少なくと
も1つの方向において伸長し、力が除去されるのちほぼ
そのもとの寸法に回復する材料を指称する。従って、エ
ラストマー性材料は、伸長した配向(力が加えられると
き)および弛緩した配向(力が除去されるとき)を有す
る。「接着剤」という術語は、他の材料の表面に張りつ
け、または粘着することによりもう1つの材料に結合す
ることを可能とする材料を指称する。「感圧接着剤」
は、圧力に反応する接着剤であり、すなわち、圧力のみ
の影響の下で接着することを可能とするものである。
本発明の裏打ち材34を構成するエラストマー性接着剤
は、多数の異なる形態を取りうる。例えば、裏打ち材34
は、均一または変化する厚さ、スリット、穴、変形など
を有する薄いフィルム、2以上のフィルムの積層体、エ
ラストマー性接着剤のウエブ、エラストマー性接着剤の
単独または多数のストランド、ランダムまたは規則正し
いパターンに形成されたエラストマー性接着剤の分離し
た領域、または上記のいずれかの組み合わせを含みう
る。1つの好ましい態様において、裏打ち材34は、約0.
03mmから約1.0mm(約0.001in.から約0.04in.)の薄いフ
ィルムの形態において押し出しされたエラストマー性接
着剤を含む。特に好ましい態様において、弾性的フィル
ムは、約0.025mmないし約0.38mm(約0.001in.ないし約
0.015in.)の厚さを有する。
裏打ち材34として選択されるエラストマー性接着剤
は、当該技術において既知である多数の異なるエラスト
マー性接着剤のいずれかを含みうる。エラストマー性接
着剤は、好ましくは約1ないし約30PSIの弾性率を有
し、より好ましくは約5ないし約15PSIを有する。(弾
性率計算は、弾性率を決定するために試料を緊張させる
前に試料の元の断面積を用いていずれかの便利な基準長
の約50%から約150%伸長の緊張間隔について決定され
ることが好ましい。)さらに、エラストマー性接着剤
は、破裂することなく少なくとも1つの方向において約
500から約1000パーセントの伸長が可能であるべきであ
る。より好ましくは、エラストマー性接着剤は、伸長さ
れたとき過剰な狭小化(necking)または薄層化(thinn
ing)を示さず、または伸長に際して過剰なヒステリシ
スまたは離層(delamination)を示さず、破裂すること
なく約500パーセントないし約1000パーセントの伸張を
可能とするべきである。
適切なエラストマー性接着剤を規定することを助ける
他の特性は、本発明がなされる方法に関する。下記の様
に、エラストマー性接着剤は、不織物をエラストマー性
接着剤の裏打ち材に付ける前に伸ばされたフィルムを形
成することが好ましい。伸張を誘発する1つの好ましい
方法は、エラストマー性接着剤のフィルムの一部を、フ
ィルムを伸張するように離れる張り枠ベルトに接着する
ことである。フィルムと張り枠ベルトとの間の重なり合
いは、「ラップジョイント」を形成する。(「離れる
(diverge)」という術語は、ここでは動いて離れるこ
とを意味するように用いられる。「ラップジョイント」
という術語は、2つの重なり合う材料が互いに結合され
ている領域を指称する。)好ましくは、フィルムの引張
り強度は、フィルムと張り枠ベルトとの間の重なり剪断
結合強度より小さくあるべきである。(ここで用いられ
るものとして、「引張り強度」という術語は、与えられ
た試料を破壊するために必要とされる引張り応力を指称
する。「重なり剪断結合強度」という術語はラップジョ
イントを分裂させるのに必要とされる力を指称し、その
とき加えられる力は、エラストマー性接着剤のフィルム
および張り枠ベルトに隣接する表面に本質的に平行であ
る。)従って、張り枠ベルトが離れ、フィルムを伸張す
るとき、フィルムと張り枠ベルトとの間の結合は損なわ
れないままである。
商品名198−338の下でウイスコンシン州ワウワトサ
(Wauwatosa)のフィンドレー・アドヒーシブ・コーポ
レーション(Findley Adhesive Corporation)により
販売される感圧弾性接着剤がこの目的のために特に良好
に適していることが見出された。しかしながら、他の適
切なエラストマー性材料にはH2206およびHS2206が含ま
れ、そのそれぞれは、フィンドレー・アドヒーシブ・コ
ーポレーションから入手可能である。
3.相補的な雄部材 ここで用いられるものとして、「雄部材」という術語
は、フック28のような係合要素を有するファスナーデバ
イス20の部分を称するために用いられる。本発明の不織
雌部材22とともに用いられる雄部材24は、通常の商業的
に入手可能なフック材料でありうる。しかしながら、雄
部材24は、可撓性の弾性フック28を有する従来の材料に
限定されない。適切な雄部材は、より高価でなく、比較
的可撓性が低く、より壊れやすいフックを有しうる。さ
らに、係合要素は、フック、「T」型、マッシュルーム
またはいずれか他の形状のような当該技術において既知
のいずれかの形状を有しうる。1つの適切な雄部材24
は、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・
アンド・マニュファクチャリング・カンパニーから入手
可能な「スコッチメート(SCOTCHMATE)」ブランドNo.F
J3402と称される商業的に入手可能な材料のような、製
織裏打ち材から突き出す多数の形状を有する係合要素を
含みうる。好ましい雄部材は、1989年7月11日にC.L.ス
クリップス(Scripps)に発行された「改良されたファ
スナーデバイスを有する使い捨ておむつ(Disposable
Diaper Having An Improved Fastening Devic
e)」という表題の米国特許第4,846,815号において記載
される。他の特に好ましい雄部材およびそれを作るため
の方法は、1991年10月22日にトマス(Thomas)らに発行
された「機械的ファスナー部分(Mechanical Fastenin
g Prong)」という表題の米国特許第5,058,247号、199
2年5月26日にトマスらに発行された「機械的ファスナ
ーを製造するための方法(Process for Producing
a Mechanical Fastener)」という表題の米国特許第
5,116,563号、1993年1月19日にトマスらに発行された
「再固定可能な機械的ファスナーシステムを製造する方
法(Process of Manufacturing A Refastenable
Mechanical Fastening System)」という表題の米国
特許第5,180,534号、および1993年7月27日にトマスに
発行された「再固定可能なファスナーシステムを製造す
る方法(Process of Manufacturing a Refastenab
le Fastening System)」という表題の米国特許第5,2
30,851号において記載される部分である。これらの特許
のそれぞれは、このようにして、ここに参照により組み
込まれる。
雄部材24は、広範な材料から製造されうる。その様な
適切な材料には、これらには限定されないが、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリプロピレン、またはこれらのま
たは他の材料のいずれかの組み合わせが含まれる。
再固定可能なファスナーデバイスの使用の例 本発明の再固定可能なファスナーデバイスは使い捨て
吸収製品にとってのファスナーデバイスとして特に有用
である。ここで用いられるものとして、「使い捨て吸収
製品」という術語は、身体滲出物を吸収し、含有する製
品を指称する。特に、この術語は、身体から排出される
さまざまな滲出物を吸収し、含有する、着用者の身体に
当接または近接して位置する製品を指称する。「使い捨
て」という術語は、その様な製品が1回の使用の後に廃
棄されることが意図されていることを意味する(すなわ
ち、それらは、洗濯されることかさもなければ使用され
ることは意図されていない)。使い捨て吸収製品の例に
は、おむつ、失禁用着衣、生理用ナプキン、包帯などが
含まれる。
図7および8は、本発明の不織雌ファスナー部材22を
含むファスナーシステム72を具備する典型的な使い捨て
おむつ50を示す。おむつ50は、ボディ部分51および第1
の腰領域56および第2の腰領域58の2つの腰領域を具備
することが好ましい。ボディ部分51は、液体透過性トッ
プシート64、液体不透過性バックシート68、および吸収
性コア66を具備することが好ましい。
図7において示される様に、おむつ50のファスナーシ
ステム72は、他の要素の間に、本発明の雌ファスナー部
材22を含む。ファスナーシステム72は、多数の形状およ
び構造を取りうる。1つの好ましい態様において、第1
のファスナー要素72aは、雄部材24を含む。雄部材24
は、第2の腰領域58において配置されるタブ74から伸び
るフック28を与える。本発明の不織雌部材22は、第1の
腰領域56において配置される第2のファスナー要素72b
を含む。しかしながら、本発明のファスナーデバイス20
の部材の位置は、第1のファスナー要素72aが不織雌部
材22を含み、第2のファスナー要素72bが雄部材24を含
むように入れ替えられうるであろう。
使い捨ておむつ50の特に好ましい態様において、雌部
材22の不織ウエブ30におけるフィラメント36は、1方向
においてならべられる。雌部材22は、不織ウエブ30にお
けるフィラメント36がおむつ50の縦方向縁部60に本質的
に平行ぬ伸びるように配向される。この配向は、使用の
間にファスナーデバイス20に対して加えられる剪断力の
方向に対して一般的に垂直にフィラメント36を整列させ
る。この形状において、フィラメント36は、最大の剥離
および剪断力抵抗を与える。
本発明が容易に受け入れられうる周知のおむつ形状の
幾つかの例は、それぞれ1992年9月29日および1993年6
月22日にケネスB.ビュエル(Kenneth B.Buell)らに発
行されたともに表題が「予備配置された屈曲性ヒンジを
有する動的で弾性のある腰部特徴を有する吸収製品(Ab
sorbent Article with Dynamic Elastic Waist F
eature Having A Predisposed Flexural Hing
e)」という米国特許第5,151,092号および第5,221,274
号、1993年11月19日に出願された「多方向伸長性サイド
パネルを有する吸収製品(Absorbent Article With
Multi−Directional Extensible Side Panels)」と
いう表題のともに係属する米国特許出願シリアル番号第
08/155,048号、および1994年2月28日に出願された「多
数のゾーン構造の弾性的であるようなフィルムウエブの
伸長性の腰部特徴を有する吸収製品(Absorbent Artic
le With Multiple Zone Structural Elastic−Lik
e Film Web Extensible Waist Feature)」という
表題のもとに係属する米国特許出願シリアル番号第08/2
03,456号において記載される。上記特許およびともに係
属する特許出願のそれぞれはこのようにしてここに参照
により組み込まれる。しかしながら、本発明のファスナ
ーデバイスは、いずれの特定のおむつ構造または形状で
の使用に限定されないことが理解されるべきである。
本発明の雌ファスナー部材22もまた、相補的な雄ファ
スナー部材24のフック28との係合が可能である。高価で
ないウエストバンドまたは吸収製品のいずれか他のエラ
ストマー性要素(又はその一部)を提供するために用い
られうる。(ここで用いられるものとして、「ウエスト
バンド」という術語は、着用者の腰部を部分的にまたは
全体的に取り囲む吸収製品の部分を指称する。)図8
は、本発明の雌ファスナー部材22を含むウエストバンド
62を有するおむつ50を示す。さらに、本発明での使用に
とって適切なおむつの例は、1987年10月13日にJ.W.トゥ
ーサント(Toussant)らに発行された「改良された側面
閉鎖を有する使い捨ておむつ「Disposable Diaper Ha
ving An Improved Side Closure)」という表題の
米国特許第4,699,622号、1991年5月28日にスクリップ
ス(Scripps)に発行された「組み合わせの機械的およ
び接着性テープファスナーシステムを有する使い捨て吸
収製品(Disposable Absorbent Article With Comb
ination Mechanical and Adhesive Tape Fastener
System)」という表題の米国特許第5,019,065号、お
よび1993年9月7日にベイル(Weil)らに発行された
「動的で弾性を与えるウエストバンドの適合を与えるフ
ァスナーシステムを有する吸収製品(Absorbent Artic
le With Fastening System Providing Dynamic E
lasticized Waistband Fit)」という表題の米国特許
第5,242,436号において記載され、それらのそれぞれは
このようにしてここに参照により組み込まれる。
雌ファスナー部材を作る方法 本発明の雌ファスナー部材22は、エラストマー性感圧
接着剤フィルムを繊維間結合を含む不織ウエブに接触す
ることによりなされる。不織ウエブとの接触にもたらさ
れる前に少なくとも横方向において接着剤フィルムは形
成され伸長される。接着剤フィルムおよび不織ウエブは
互いについての接触にもたらされるとき、それらは不織
ウエブおよびエラストマー性接着剤の裏打ち材を含む積
層体を形成するように結合される。次いで積層体は、不
織ウエブの領域がシャーリングされるようになりしたが
って相補的な雄ファスナー部材のフックと絡まることが
可能となるように収縮する。
以下は、本発明の雌ファスナー部材22を作るための方
法の詳細な説明である。記載は、「接着剤フィルム」と
してのエラストマー性接着剤の裏打ち材に言及するが、
このターミノロジーは、本発明の範囲を限定するように
解釈されるべきではない。上記の様に、接着裏打ち材34
は、フィルム、積層体、ウエブ、ストランドなどを含む
多数の異なる形状を取りうる。
本発明の雌部材22は、図9において示される様に、例
示された装置110上で製造されうる。装置110は、エラス
トマー性接着剤の裏打ち材34(すなわち「接着剤フィル
ム」)のためのプロセスモジュール111、および不織ウ
エブ30のためのプロセスモジュール112の2つの分離し
たプロセスモジュールを含む。プロセスモジュール111
は、押し出しヘッド116およびエラストマー性接着剤の
裏打ち材フィルム34を形成するための形成ベルト117の
ようなそこで押し出しされた接着剤が形成される解放表
面を具備する。(別の態様においては、エラストマー性
接着剤の裏打ち材は、予備形成されてロールからライン
に供給されうるであろう。このことにより押し出しヘッ
ド116および形成ベルト117が除かれるであろう。) プロセスモジュール111をより詳しく詳細に調べる
と、押し出しヘッド116は、それを通って接着剤フィル
ム34の溶融したエラストマー性接着剤が厚さにおいて約
0.03から約1.0ミリメートル(約0.001in.から約0.04i
n.)であり、いずれか所望の幅の薄膜を形成ベルト117
上に形成するように押し出しされるスロットを有する。
約0.025から約0.38ミリメートル(0.001−0.015イン
チ)の厚さを有する接着剤フィルム34は特に好ましい。
一般的に、不織ウエブ30の厚さおよび堅さが増加すると
きはより厚い接着剤フィルム34が好ましい。接着剤フィ
ルム34の厚さを増加させることは、一般的に、雌ファス
ナー部材22の最終的な強度における比例的な増加を与え
るであろうことは当業者にとって明らかであろう。約8.
4g/cm2の接着剤フィルム34が適切であることが見出され
た。
押し出しヘッド116は、溶融した接着剤を、加工につ
いて適切な接着剤フィルム34に溶融した接着剤を冷却
し、接着剤フィルム34を張り枠ベルト135に移送する形
成ベルト117上に押し出しする。ロールは、付加的な冷
却および接着剤フィルム34の圧縮のためのニップを与え
るようにベルト117と連結して利用されうる。さらに、
接着剤フィルム34は、ドクターブレード(図示せず)に
より形成ベルト117から分離されうる。
形成ベルト117から除かれた後に、アプリケーション
ロール131は、接着剤フィルム34の離間された領域を張
り枠ベルト135の表面上に誘導する。(ここで用いられ
るものとして、「離間された」という術語は、互いを形
成するクロスマシン方向において離間された接着剤フィ
ルム34の領域を指称する。)接着剤フィルム34の接着性
は、当該技術において一般的に用いられるいずれかの付
加的な固定手段なしで、接着剤フィルム34が張り枠ベル
ト135に固定されることを可能とする。好ましくは、接
着剤フィルム34の端部の約1/4インチから約3/4インチの
みがそれぞれの張り枠ベルト135の機能表面に固定され
るべきである。(しかしながら、張り枠ベルトは、張り
枠ベルトとの接触におけるフィルムの保持において真空
の補助のようなものが企図されうるであろうことが注意
されるべきである。)接着剤フィルム34の離間された領
域は、連続のラップジョイントを形成する張り枠ベルト
135の機能表面に接着される。(ここで用いられるもの
として、「連続の」という術語は、相対的に破壊されて
いないことかまたは中断のないことを意味する。)ラッ
プジョイントの連続的性質は、接着剤フィルム34が、個
別的な機械的係留装置からなる伸張手段により伸張され
るフィルムより、より均等に伸張されるであろうことを
確実にすることを助ける。
張り枠ベルト135は、横方向において離間され、それ
らがマシン(縦)方向において動くときに拡張する。張
り枠ベルト135は、接着剤フィルム34が接着される実質
的に平坦な機能表面および縦および横方向の両方におい
てベルトの積極的な制御を与えることを促進する部材を
含むことが好ましい。それぞれの張り枠ベルト135の機
能表面は、接着剤フィルム34が接着剤フィルム34を伸張
する剪断力において十分に接着し、それが除かれるとき
接着剤フィルム34が接着剤フィルム34を損傷することな
く剥離されうるテフロンのようないずれかの材料から構
成されることが好ましい。適切な機能表面を有するベル
トの1つは、ベルトスタイル(Belt Style)No.3W11−
2Aとして、ケンタッキー州アーランジャー(Erlanger)
のF.M.シェパード(Sheppard)&Co.から入手可能であ
る。
それぞれの張り枠ベルト135は1対のプーリーについ
て動く。図13において示される様に、ベルト140および1
42は、プーリー141aおよび141bについて動く。プーリー
141aは、ベルト140および142の収束末端146を規定し、
一方プーリー141bはベルトの拡張末端144を規定する。
1つの好ましい態様において、クロスマシン方向におけ
るベルトの縦方向の制御を与えるために、プーリー141a
および141bはV形状の溝を具備し、張り枠ベルト140お
よび142は、プーリー141aおよび141bの相補的なV形状
の溝に乗るV形状の拡張を具備する。
張り枠ベルト135は、当該技術において周知のいずれ
かの駆動手段により駆動されうるが、接着剤フィルム34
により駆動されることは好ましくない。1つの好ましい
態様において、それぞれの張り枠ベルト135は、前方に
駆動されるとき、ベルトのクロスマシン方向の制御を与
える様に、相補的な駆動手段とともに働く歯および溝を
具備する。
図10において示される様に、本発明の1つの態様は、
第1のベルト140および第2のベルト142の2つの張り枠
ベルト135を含む。接着剤フィルム34の第2の表面33の
第1の領域159は第1のベルト140に接着され、接着剤フ
ィルム34の第2の表面33の第2の領域160は第2のベル
ト142に接着される。それらがマシン方向において動く
とき、第1のベルト140および第2のベルト142は発散
し、クロスマシン方向において接着剤フィルム34を伸張
させる。(クロスマシン方向は、図10において矢印Cに
より示される。)接着剤フィルム34が均一に伸張される
ことが所望されるときこの形状が好ましい。(2以上の
張り枠ベルトを含む別の態様は以下で考察される。) 図9において示される様に、不織ウエブ30は離解(un
wind)ロール126から取られ、好ましくは、適切な張力
を与え、不織ウエブ30のしわ形成またはひだ形成を防止
するためにS−ラップ張力ロール128を通過する。ガイ
ドロール130は、結合ロール124の間のニップに不織ウエ
ブ30を誘導する。もし必要であれば、通常使用され、当
該技術において既知である軌道系(a tracking syst
em)(図示せず)が、最適に跡をたどり、結合ロール12
4の間のニップに不織ウエブ30のウエブを調節するため
にプロセスモジュール112において用いられうる。オク
ラホマ州オクラホマシティのファイン・コーポレーショ
ン(Fife Corporation)により製造され、モデルOp6LR
Aとして販売される軌道系が適切であろう。
結合ロール124の間のニップは不織ウエブ30を弾性接
着剤の裏打ち材34との重畳接触関係に圧縮し、感圧接着
剤の裏打ち材34の不織ウエブ30への結合を引き起こし、
雌ファスナー部材22を形成するように2つの材料を結合
する。ここで用いられるものとして、「重畳」(“supe
rpose"or“superposing")という術語は、材料の2層の
すべての同様な部分が実質的に一致するように実質的に
同様な幾何学的形状を有するもう1つの層の材料上に配
置される特定の幾何学的形状を有する1層の材料を称す
る。
結合ロール124は、当該技術において既知である、あ
る数の異なる形状を取りうる。例えば、結合ロール124
は、平滑表面を有しうるし、またはその表面上に溝、歯
または刻み目および/または高くされた領域のいずれか
のパターンを有しうる。さらに、結合ロール124は、上
記の様に、同一でありうるし、異なる表面の特徴を有し
うる。
一度不織ウエブ30とエラストマー性接着剤の裏打ち材
34が雌ファスナー部材22を形成するように結合される
と、積層体90は弛緩した状態に戻される。この形状にお
いて、不織ウエブ30は、相補的な雄ファスナー部材24の
フック28に絡まることが可能である雌部材22の第1の表
面31から外側に伸びる隆起部、しわ、または筋を形成す
るであろう接着剤フィルム34の応答の経路に対して少な
くとも平行な方向において集められるようになるであろ
う。弾性的積層体90は、ほぼ不織ウエブ30の自由長まで
接着剤フィルム34の応答の経路に平行な方向において弾
性的に伸張可能であろう。
弛緩した状態に積層体90を収縮させることは、単に積
層体90を張り枠ベルト135から除去してそれが収縮する
ことを可能とすることを含めて多数の方式において達成
されうる。しかしながら、より好ましくは、図13におい
て示される様に、ベルトがそのサイクルについて拡張末
端144から収束末端146に向かって移動するときに積層体
90はベルト140および142に接着されたままでありうる。
ベルト140および142が拡張末端144から収束末端146に向
かって移動するとき、ベルト140および142は収束し、従
って積層体90を収束させる。(ここで用いられるものと
して、収束(“converge"and“converging")という術
語は互いにより接近して動くことを意味する。)代わり
に、図11において示される様に、積層体90は、ベルト14
0および142から除去され、収束ベルト158の分離した形
態に輸送されうる。収束ベルト158は多数の異なる形状
を取りうるが、収束ベルトの1つの好ましい態様の詳細
な説明は、ここに参照により組み込まれる、L.ジョン・
ビルトロ(L.John Viltro)らの名義において1994年6
月6日に出願された「2対の対向する非平面状ベルトを
用いてウエブを連続的に伸張するかまたはウエブから伸
長力を連続的に解放する装置(Apparatus For Contin
uously Stretching or Continuously Releasing S
tretching Forces From A Web Using Two Pair
s of Opposing Non−Planar Belts)」という表題
のともに係属する米国出願シリアル番号第08/254,812号
において記載される。
積層体90が収縮した後、接着剤の裏打ち材34の第2の
表面33の感圧接着剤を暴露したままで、張り枠ベルト13
5または収束ベルト158のいずれかからそれが除去され
る。暴露された表面は、吸収製品またはいずれか他の所
望の製品に雌ファスナー部材22を結合するために用いら
れうるし、またはエラストマー性接着剤の裏打ち材34の
接着剤が、エラストマー性接着剤の裏打ち材34の感圧特
性を通して他の材料に結合しないように当該技術におい
て通常知られているブロッキングにより不活性化されう
る。ブロッキングは、エラストマー性接着剤の裏打ち材
34の暴露された面に樹脂の粉末を与える接着剤不活性化
系(図示せず)により達成される。適切な樹脂粉末に
は、タルカムパウダー、ポリオレフィンの粉末、および
好ましくは不織ウエブ30について用いられるものと同様
の樹脂が含まれる。代わりに、エラストマー性接着剤の
裏打ち材34の暴露された面は、非接着性エラストマー性
フィルム、不織布、フォームまたはさらにいずれか他の
適切な非接着性材料を与えることにより不活性化されう
る。1つの適切な非接着剤エラストマー性フィルムの例
は、ウイスコンシン州ワウワトサのフィンドレー・アド
ヒーシブズ・コーポレーションにより製造されるH2901
である。
本発明の1つの好ましい別の態様は、図11において示
される様に、接着剤フィルム34全体にわたって相違する
伸長の領域を与え、第1のベルト140a、第2のベルト14
2a、および第3のベルト143aの3つの張り枠ベルトを含
む。上記の様に、接着剤34の第2の表面33の離間した領
域は張り枠ベルトのそれぞれに接着される。この特定の
態様において、接着剤フィルム34の第1の領域159aは第
1のベルト140aに接着され、接着剤フィルム34の第2の
領域160aは第2のベルト142aに接着され、および接着剤
フィルムの第3の領域161aは第3のベルト143aに接着さ
れる。ベルトがマシン方向において移動するとき、第1
のベルト140aおよび第2のベルト142aは、第2のベルト
142aおよび第3のベルト143aが拡張する速度とは異なる
速度で拡張し、従って接着剤フィルム34において伸長の
相違する2つの領域を作り出す。
図12において示される様に、もう1つの好ましい別の
態様は、ベルト182および184を含む張り枠ベルトの第1
の対180およびベルト187および189を含む張り枠ベルト
の第2の対185を含む。前記ベルトのそれぞれは、接着
剤フィルム34の第2の表面33の異なる離間した領域に接
触する。ベルトの対がマシン方向において動くとき、そ
れらは、接着剤フィルム34の全体にわたって伸長の相違
する領域を作り出しながら異なる速度で拡張する。(も
ちろん、第1の対180は張り枠ベルト184および187を含
みうるであろうし、第2の対185は張り枠ベルト182およ
び189を含みうるであろう。)さらに、張り枠ベルトの
幾つかが拡張し、他が互いに平行に走る多数の他の形態
が考えられ、このようにして拡張ベルトの間で伸長され
る部分および平行なベルトの間で伸長されないで残され
た他の部分を有する接着剤フィルム34を作り出す。(い
くつかの好ましい態様が考察されてきたが、いずれかの
数の張り枠ベルトが接着剤フィルム34の全体にわたって
伸長された領域と弛緩された領域のいずれかの組み合わ
せを作り出すために用いられうることが注意されるべき
である。) 本発明のさらにもう1つの他の態様は、多方向性伸長
を有する雌ファスナー部材22を提供する。この態様にお
いて、接着剤フィルム34は、1対の張力ロールの間に形
成されるニップを通して引かれうる。張力ロールは、張
り枠ベルト135に与えられる前に接着剤フィルム34にマ
シン方向の伸長を与え、このことにより、2方向、すな
わち、マシン方向およびクロスマシン方向において弾性
的に伸長可能である積層体が与えられる。マシン方向に
弾性的に伸長可能である積層体およびその様な積層体を
形成する方法は、参照によりここに組み込まれる、マリ
ー、E.フリーランド(Mary E.Freeland)およびパトリ
ック J.アレン(Patrick J.Allen)に1991年7月16日
に発行された「改良された脚回りを有する使い捨て吸収
製品(Disposable Absorbent Article Having Impr
oved Leg Cuffs)」という表題の米国特許第5,032,12
0号において非常に詳細に記載されている。
3重積層体態様を作る方法 エラストマー性接着剤フィルム34の第1の表面31に結
合された単一の不織ウエブ30を含む雌ファスナー部材を
製造する上記の方法はまた、裏打ち材34の第1の表面31
に結合された不織ウエブ30および裏打ち材34の第2の表
面33に結合された第2の薄層80を含む3重積層体雌ファ
スナー部材を製造するためにも用いられうる。上記の様
に、不織ウエブ30および裏打ち材34は積層体90を形成す
るように結合される。しかしながら、積層体90が結合ロ
ール124の間のニップを出て行くとき、接着剤の裏打ち
材34の暴露された面は上記のようには不活性化されてい
ない。むしろ、図14において示される様に、積層体80
は、張り枠ベルト135がそのサイクルの発散末端144から
そのサイクルの収束末端146に向かって動くとき、張り
枠ベルト135の上にととまることが可能とされる。代わ
りに、図15において示される様に、積層体90は、分離し
た収束ベルト158に輸送されうる。両方の場合におい
て、積層体90は、第2の薄層80を加える前に部分的にま
たは完全に弛緩されうる。
第2の薄層80は、図14および15において示されるよう
に、付加的なプロセスモジュール113により供給され
る。第2の薄層80は、離解ロール150から取られ、適切
な張力を与え、薄層80のしわ形成またはひだ形成を防止
するためにS−ラップ張力ロール152を通過することが
好ましい。ガイドロール156は第2の薄層80を結合ロー
ル162に誘導する。もし必要であれば、図示されていな
い、通常利用され当該技術において既知である軌道系
が、第2の薄層80を結合ロール162に最適に軌道を付け
て調節するためにプロセスモジュール113において用い
られうる。
不織布30およびエラストマー性接着剤の裏打ち材34を
含む積層体90が収束ベルト158を出て行く後に、接着剤
の裏打ち材34の第2の表面33が第2の薄層80との接触に
もたらされる。積層体90および第2の薄層80は、接着剤
34が薄層80に接着するのに十分な圧力の下で結合ロール
162のニップを通過し、したがって3重積層体雌ファス
ナー部材100を形成する。
好ましい態様において、第2の薄層80は、積層体90が
少なくとも部分的に、しかし完全には弛緩されてしまわ
ない後に、接着剤の裏打ち材34に結合される。(このこ
とは、図6において示されるような本発明の1つの別の
態様について上記の特性および利点を有する3重積層体
を作り出す。)好ましくは、第2の薄層80は、収束後に
積層体90の横の寸法が完全に伸長されたときの薄層22の
横の寸法の約90%ないし約50%であるように、積層体90
が弛緩された後に接着剤の裏打ち材34に結合される。特
に好ましい態様において、第2の薄層80は、収束後に積
層体90の横の寸法が完全に伸長されたときの積層体90の
横の寸法の約70%であるように、積層体90が弛緩された
後に接着剤の裏打ち材34に結合される。しかしながら、
第2の薄層80が、積層体90が完全に弛緩された後または
積層体90が完全に伸長されている間に結合される態様が
考えられる。
上記のように、3重積層体100が形成された後、その
3重積層体100は吸収製品またはいずれか他の所望の対
象に接着されうる。3重積層体100を形成するプロセス
は、張り枠ベルト35に接着された第2の表面33の一部を
暴露されたままにする。従って、張り枠ベルト35に接着
された接着剤フィルムの第2の表面33の一部は、いずれ
の付加的な接着剤を使用することなく何れかの所望の対
象に3重積層体100を結合するために用いられうる。
本発明の特定の態様が例示され記述されてきたが、当
業者にとっては、さまざまな他の変更および改変が本発
明の精神および範囲から逸脱することなくなされうるこ
とが明白であろう。それゆえ、本発明の範囲にあるすべ
てのその様な変更および改変を添付された請求の範囲に
おいて包含することが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレン、 パトリック・ジェイ アメリカ合衆国、オハイオ州 45249、 シンシナチ、アークトゥラス・ドライブ 8667 (56)参考文献 国際公開95/33390(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 18/00 A61F 5/44 A61F 13/49 A61F 13/56 D04H 1/42

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相補的なフックファスナー部材と係合し得
    る、再固定可能なファスナー部材の雌部材であって、エ
    ラストマー性接着剤の裏打ち材、および不織ウエブを備
    え、 該裏打ち材は、伸長された配向と、弛緩された配向と、
    応答の経路であってそれに沿って該裏打ち材が該伸長配
    向から該弛緩配向に収縮するところの応答の経路と、少
    なくとも2つの伸長の相違する領域を有し、 該不織ウエブは、裏打ち材と接触しそれにより該裏打ち
    材に固定され、および該裏打ち材が該伸長配向にあると
    き、該裏打ち材に固定され、かつフィラメントを含む複
    数の繊維性要素を備え、 該フィラメントは、各対の固定領域の間に未固定捕獲領
    域を規定するように各フィラメントの長さ方向に沿う離
    間した固定領域において繊維間結合により互いに結合さ
    れ、 該繊維性要素は、該裏打ち材が該弛緩配向へと収縮する
    ときシャーリングされるフィラメントを含む ことを特徴とする再固定可能なファスナーデバイスの雌
    部材。
  2. 【請求項2】相補的なフックファスナー部材と係合し得
    る、再固定可能なファスナー部材の雌部材であって、エ
    ラストマー性接着剤の裏打ち材、不織ウエブおよび第2
    の薄層を備え、 該裏打ち材は、第1の表面と、第2の表面と、伸長され
    た配向と、弛緩された配向と、応答の経路であってそれ
    に沿って該裏打ち材が該伸長配向から該弛緩配向に収縮
    するところの応答の経路と、少なくとも2つの伸長の相
    違する領域を有し、 該不織ウエブは、裏打ち材と接触しそれにより該裏打ち
    材の第1の表面に固定され、および該裏打ち材が該伸長
    配向にあるとき、該裏打ち材に固定され、かつフィラメ
    ントを含む複数の繊維性要素を備え、 該フィラメントは、各対の固定領域の間に未固定捕獲領
    域を規定するように各フィラメントの長さ方向に沿う離
    間した固定領域において繊維間結合により互いに結合さ
    れ、 該繊維性要素は、該裏打ち材が該弛緩配向へと収縮する
    ときシャーリングされるフィラメントを含み、 該第2の薄層は、該バッキング材の第2の表面と接触
    し、それにより該バッキング材の第2の表面に結合され
    る ことを特徴とする再固定可能なファスナーデバイスの雌
    部材。
  3. 【請求項3】前記第2の薄層が、前記裏打ち材が前記伸
    長された配向にある間に前記エラストマー性接着剤の裏
    打ち材に結合されるか、または前記裏打ち材が部分的に
    弛緩された後に前記エラストマー性接着剤の裏打ち材に
    結合される請求項2記載の雌部材。
  4. 【請求項4】前記第2の薄層が、前記エラストマー性接
    着剤の裏打ち材の前記応答の経路に本質的に垂直に前記
    裏打ち材上に位置する複数の繊維性要素を含む第2の不
    織ウエブを含み、該繊維性要素はフィラメントを含む複
    数の繊維性要素を備え、該フィラメントは、各対の固定
    領域の間に未固定捕獲領域を規定するように各フィラメ
    ントの長さ方向に沿う離間した固定領域において繊維間
    結合により互いに結合され、該繊維性要素は、該裏打ち
    材が該弛緩配向へと収縮するときシャーリングされるフ
    ィラメントを含み、該繊維間結合はひし形形状パターン
    に配列されている請求項2または3記載の雌部材。
  5. 【請求項5】前記フィラメントが、前記エラストマー性
    接着剤の裏打ち材の前記応答の経路に対して本質的に垂
    直であるかまたは本質的に平行に前記裏打ち材上に位置
    している請求項1記載の雌部材。
  6. 【請求項6】前記不織ウエブが、カーディングされたポ
    リプロピレンフィラメントからなる請求項1記載の雌フ
    ァスナー部材。
  7. 【請求項7】前記繊維間結合が、ひし形形状パターンに
    おいて配列されている請求項1記載の雌ファスナー部
    材。
  8. 【請求項8】使い捨て吸収製品であって、液体透過性ト
    ップシート、該トップシートと結合した液体不透過性バ
    ックシート、該トップシートとバックシートの間に位置
    する吸収性コア、および着用者の周りに前記使い捨て吸
    収製品を固定するためのファスナーシステムを具備し、
    前記ファスナーシステムは請求項1記載の雌部材を備え
    る使い捨て吸収製品。
  9. 【請求項9】ウエストバンドをさらに備え、該ウエスト
    バンドは請求項1記載の雌部材を備える請求項8記載の
    使い捨て吸収製品。
  10. 【請求項10】前記フィラメントが、前記エラストマー
    性接着剤バッキング材の応答の経路に本質的に垂直にも
    しくは本質的に平行に前記バッキング材上に配置されて
    いるか、前記エラストマー性接着剤バッキング材の上に
    ランダムに配置されている請求項2または3記載の雌部
    材。
  11. 【請求項11】前記不織ウエブが、カーディングされた
    ポリプロピレンフィラメントを含む請求項2または3記
    載の雌部材。
  12. 【請求項12】前記繊維間結合が、ひし形形状パターン
    に配置されている請求項2または3記載の雌部材。
  13. 【請求項13】使い捨て吸収製品であって、液体透過性
    トップシート、該トップシートと結合した液体不透過性
    バックシート、該トップシートとバックシートの間に位
    置する吸収性コア、および着用者の周りに前記使い捨て
    吸収製品を固定するためのファスナーシステムを具備
    し、前記ファスナーシステムは請求項2または3記載の
    雌部材を備える使い捨て吸収製品。
  14. 【請求項14】ウエストバンドをさらに備え、該ウエス
    トバンドは請求項2または3記載の雌部材を備える請求
    項13記載の使い捨て吸収製品。
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