JP2896052B2 - セラミックフィルタの製造方法 - Google Patents

セラミックフィルタの製造方法

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JP2896052B2 JP5203003A JP20300393A JP2896052B2 JP 2896052 B2 JP2896052 B2 JP 2896052B2 JP 5203003 A JP5203003 A JP 5203003A JP 20300393 A JP20300393 A JP 20300393A JP 2896052 B2 JP2896052 B2 JP 2896052B2
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昇三 岩本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短冊形の圧電振動子を
用いた3端子型のセラミックフィルタの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のセラミックフィルタとし
ては、図7に示すようなものがある。これは、入力端子
1と出力端子2をベース3の下部に植設し、端子1、2
にそれぞれ形成した一対の突条1a、2aをベース3の
凹部3a内に突出させ、凹部3a内に取付けた圧電振動
子4の下面の電極を突条1a、2aに接触させるととも
に、アース端子5をベース3の上面に固定して突条5a
を圧電振動子4の上面の電極4aにアース端子5の弾性
を利用して接触させ、さらにケース6を被せてベース3
の突起3bを窓孔6aに嵌合した構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、端子1、2とベース3のインサート成形やア
ース端子5の組み込みなど、製造工程が複雑で組立が面
倒なうえ、圧電振動子と端子の接続状態が接触圧のバラ
ツキによる影響を受けやすい問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような従来の欠点を解消
し、組立の自動化が容易で生産性がよく、圧電振動子と
端子の接続状態の安定した信頼性の高いセラミックフィ
ルタが得られる製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、略L字形のフ
レーム部11にリード部12と接続片13が一体に設けられた
入力端子と、略L字形のフレーム部21にリード部22と接
続片23が一体に設けられた出力端子と、リード部32及び
接続部33を有し接続部33の一端が何れか一方のフレーム
部11又は21に一体的に繋がったアース端子とを、リード
フレーム70の支持枠から同じ側に突出させて同一のリー
ドフレーム70に一体に成形し、アース端子の接続部33を
フレーム部11、21から切り離してこのアース端子を屈曲
成形した後、入力端子のフレーム部11と出力端子のフレ
ーム部21で囲まれた略四角形の区域の中に、表面に入力
電極41及び出力電極42を有し裏面にアース電極43を有す
る圧電振動子を配置して、入力端子の接続片13を入力電
極41に、出力端子の接続片23を出力電極42にそれぞれ半
田付けし、次いで入力端子と出力端子のリード部12、22
を屈曲成形することによってアース端子の接続部33を圧
電振動子のアース電極43に対向させた後、接続部33をア
ース電極43に半田付けするセラミックフィルタの製造方
法を特徴とする。また、本発明は、略L字形のフレーム
部11にリード部12と接続片13が一体に設けられた入力端
子と、略L字形のフレーム部21にリード部22と接続片23
が一体に設けられた出力端子と、リード部32及び接続部
33を有し接続部33の一端が何れか一方のフレーム部11ま
たは21に一体的に繋がったアース端子とを、リードフレ
ーム70の支持枠から同じ側に突出させて同一のリードフ
レーム70に一体に成形した後、アース端子の接続部33を
フレーム部11または21から切り離してアース端子を屈曲
成形するとともに、入力端子と出力端子のリード部12、
22を屈曲成形することによって入力端子のフレーム部11
と出力端子のフレーム部21で囲まれた略四角形の区域に
アース端子の接続部33を対向させ、次いで表面に入力電
極41及び出力電極42を有し裏面にアース電極43を有する
圧電振動子を該区域の中に配置した後、入力端子の接続
片13を入力電極41に、出力端子の接続片23を出力電極42
に、アース端子の接続部33をアース電極43に、それぞれ
半田付けするセラミックフィルタの製造方法を特徴とす
る。
【0006】
【実施例】図1及び図2は、本発明に係るセラミックフ
ィルタの一実施例を示している。これらの図において、
10は略L字形の幅広いフレーム部11にリード部12と接続
片13を一体成形した入力端子、20はフレーム部11と同様
な略L字形のフレーム部21にリード部22と接続片23を一
体成形した出力端子である。リード部12はL字形のフレ
ーム部11の角から引き出され、リード部22はL字形のフ
レーム部21の一端から引き出されている。30は、リード
部32と接続部33を一体に成形したアース端子、40は表面
に入力電極41及び出力電極42を有し裏面にアース電極43
を有する圧電振動子である。圧電振動子40は長さ方向の
伸び振動を行う。入力端子10と出力端子20とアース端子
30は、アース端子30を中央にして、各端子のリード部1
2、22、32が同一平面上に位置し且つ互いに平行になる
ように配置してある。
【0007】フレーム部11とフレーム部21で囲まれた略
四角形の区域の中に、圧電振動子40が取付けてある。フ
レーム部11、21の対向面からは、それぞれ接続片13及び
接続片23が、圧電振動子40の振動の節であるその中央部
に向かって、各端子部12、22、32と平行に延びている。
そして、圧電振動子40の長手方向の中央部において、入
力端子10の接続片13を入力電極41に半田付けし、出力端
子20の接続片23を出力電極42に半田付けしてある。アー
ス端子30は、接続部33が圧電振動子40のアース電極43側
に位置するように屈曲成形してあり、接続部33の先端を
アース電極43に半田付けしてある。そして、圧電振動子
40の周りに空隙50を形成した状態で、リード部12、22、
32を除いた部分を熱硬化性樹脂等からなる樹脂層60で被
覆してある。
【0008】次に、このセラミックフィルタの製造方法
の一実施例について図3〜図6を参照して説明する。ま
ず、図3に示すように一枚の導電板を打抜き加工して、
入力端子10とアース端子30と出力端子20とをリードフレ
ーム70の支持枠から同じ側に突出させて同一のリードフ
レーム70に一体に成形する。アース端子30の接続部33の
一端は入力端子のフレーム部11に一体的に繋がってい
る。この後、図4のようにアース端子30の接続部33を入
力端子10のフレーム部11から切り離し、接続部33が図で
下方に位置するようにアース端子30を屈曲成形する。な
お、アース端子30の接続部33の一端をフレーム部11に一
体的に繋がった状態にリードフレーム70を成形したこと
により、屈曲加工前のアース端子は所定の位置に保持さ
れる。次いで、フレーム部11及びフレーム部21で囲まれ
た略四角形の区域80( 図4)の中に、圧電振動子40を取
付け、図5のように入力端子10の接続片13を入力電極41
に半田付けし、出力端子20の接続片23を出力電極42に半
田付けする。さらに、図6にリードフレーム70を裏返し
て示すように、入力端子10と出力端子20のリード部12、
22を屈曲成形し長さを短縮することによってアース端子
30の接続部33を圧電振動子40のアース電極43に対向させ
た後、接続部33をアース電極43に半田付けする。
【0009】なお、圧電振動子40の取付けは、入力端子
10と出力端子20のリード部12、22を屈曲成形して、アー
ス端子30の先端をフレーム部11とフレーム部21で囲まれ
た略四角形の区域の中に位置させた後に行ってもよい。
このときの圧電振動子40は、入力端子の接続片13と出力
端子の接続片23とアース端子の接続部33の間に挿入され
ることになる。このような順序で組立てた場合には、圧
電振動子40の入力電極41と接続片13、出力電極42と接続
片23、及びアース電極43と接続部33とのそれぞれの半田
付けを、リフロー半田等の手段によって同時に行うこと
が出来る利点がある。
【0010】以上のようにして圧電振動子40の取付けを
終えた後、例えば圧電振動子40をワックスで被覆してか
ら、外装用の溶融樹脂に浸漬して、リード部12、22、32
を除いた残りの部分を樹脂層60で被覆し、さらに樹脂層
60を加熱して硬化させると同時に、圧電振動子40の周り
のワックスを多孔質の樹脂層60を通して溶け出させる
か、あるいは樹脂層60に吸収させるなどして除去し、圧
電振動子40と樹脂層60の間に空隙50を形成する。そし
て、3本の端子10、20、30をリードフレーム70から切り
離せば、図1及び図2のようなセラミックフィルタが完
成する。なお、空隙50を形成する方法としては、紫外線
を照射することにより収縮する樹脂層60を用いるなど、
他の公知の手段を採ることができる。また、上記実施例
ではリードフレーム70の取扱いを容易にするために、ア
ース端子30の先端を入力端子10のフレーム部11に連結す
るようにしたが、アース端子30の先端はリードフレーム
70の打抜き成形時に初めからフレーム部11と切り離して
おいてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明による製造方法によれば、リード
フレーム上で連続して簡単に組み立てられ、生産性がよ
く自動化も容易である。また、端子に一体成形した接続
片を半田付け等の手段で圧電振動子に直接接続されるの
で、圧電振動子と端子の接続状態の安定した信頼性の高
いセラミックフィルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す図2のA−A線断面
【図2】 同、側面断面図
【図3】 同セラミックフィルタの製造方法を示す工程
【図4】 同セラミックフィルタの製造方法を示す工程
【図5】 同セラミックフィルタの製造方法を示す工程
【図6】 同セラミックフィルタの製造方法を示す工程
【図7】 従来例を示す分解斜視図
【符号の説明】
10 入力端子 11・21 フレーム部 12・22 リード部 20 出力端子 30 アース端子 32 リード部 40 圧電振動子 41 入力電極 42 出力電極 43 アース電極
フロントページの続き (72)発明者 沢田 稔 埼玉県比企郡玉川村大字玉川字日野原 828番地 東光株式会社 玉川工場内 (72)発明者 梅津 伸吉 埼玉県比企郡玉川村大字玉川字日野原 828番地 東光株式会社 玉川工場内 (56)参考文献 特開 昭59−212015(JP,A) 実開 昭61−44930(JP,U) 特公 平1−48691(JP,B2) 特公 昭63−28364(JP,B2) 実公 平1−24978(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03H 3/00 - 3/04 H03H 9/00 - 9/215 H03H 9/54 - 9/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略L字形のフレーム部(11)にリード部
    (12)と接続片(13)が一体に設けられた入力端子と、
    略L字形のフレーム部(21)にリード部(22)と接続片
    (23)が一体に設けられた出力端子と、リード部(32)
    及び接続部(33)を有し接続部(33)の一端が何れか一
    方のフレーム部(11、21)に一体的に繋がったアース端
    子とを、リードフレーム(70)の支持枠から同じ側に突
    出させて同一のリードフレーム(70)に一体に成形し、
    アース端子の接続部(33)をフレーム部(11、21)から
    切り離して該アース端子を屈曲成形した後、入力端子の
    フレーム部(11)と出力端子のフレーム部(21)で囲ま
    れた略四角形の区域の中に、表面に入力電極(41)及び
    出力電極(42)を有し裏面にアース電極(43)を有する
    圧電振動子を配置して、入力端子の接続片(13)を入力
    電極(41)に、出力端子の接続片(23)を出力電極(4
    2)にそれぞれ半田付けし、次いで入力端子と出力端子
    のリード部(12、22)を屈曲成形することによってアー
    ス端子の接続部(33)を圧電振動子のアース電極(43)
    に対向させた後、接続部(33)をアース電極(43)に半
    田付けすることを特徴とするセラミックフィルタの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 略L字形のフレーム部(11)にリード部
    (12)と接続片(13)が一体に設けられた入力端子と、
    略L字形のフレーム部(21)にリード部(22)と接続片
    (23)が一体に設けられた出力端子と、リード部(32)
    及び接続部(33)を有し接続部(33)の一端が何れか一
    方のフレーム部(11、21)に一体的に繋がったアース端
    子とを、リードフレーム(70)の支持枠から同じ側に突
    出させて同一のリードフレーム(70)に一体に成形した
    後、アース端子の接続部(33)をフレーム部(11、21)
    から切り離して該アース端子を屈曲成形するとともに、
    入力端子と出力端子のリード部(12、22)を屈曲成形す
    ることによって入力端子のフレーム部(11)と出力端子
    のフレーム部(21)で囲まれた略四角形の区域にアース
    端子の接続部(33)を対向させ、次いで表面に入力電極
    (41)及び出力電極(42)を有し裏面にアース電極(4
    3)を有する圧電振動子を該区域の中に配置した後、入
    力端子の接続片(13)を入力電極(41)に、出力端子の
    接続片(23)を出力電極(42)に、アース端子の接続部
    (33)をアース電極(43)に、それぞれ 半田付けする
    とを特徴とするセラミックフィルタの製造方法。
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