JP2895890B2 - チラシ・カタログ類の割付装置 - Google Patents
チラシ・カタログ類の割付装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野」 本発明はチラシ・カタログ類の割付装置、特にディス
プレイ画面を見ながら対話形式で割付作業を行うチラシ
・カタログ類の割付装置に関する。
プレイ画面を見ながら対話形式で割付作業を行うチラシ
・カタログ類の割付装置に関する。
チラシ・カタログ等の印刷物では、多数の商品につい
ての写真や文字列、あるいは所望の図形を1枚の印刷物
中にうまく割り付ける必要がある。最近では、このよう
な割付作業をコンピュータを利用して行うことのできる
割付装置が用いられている。この種の装置では、各商品
についての写真や文字列は、デジタルデータとしてコン
ピュータに入力される。そして、ディスプレイ画面上
に、これらのデータに基づく画像を表示させて割付作業
を行うことができる。オペレータは、ディスプレイ画面
を見ながら、特定の商品についての写真や文字列を配置
する位置を指定することができ、必要に応じて倍率や傾
きを変えて割り付けることができる。また、図形につい
ては、所定の指示を入力することにより、ディスプレイ
画面上に所望の図形を所望の割付位置に作成することが
できる。このようにして得られた割付結果は、コンピュ
ータのメモリ上に記憶されたデータの形で保持されてい
るため、割付修正作業も容易に行うことができ、オペレ
ータはコンピュータとの対話形式で割付作業を進めてゆ
くことができる。
ての写真や文字列、あるいは所望の図形を1枚の印刷物
中にうまく割り付ける必要がある。最近では、このよう
な割付作業をコンピュータを利用して行うことのできる
割付装置が用いられている。この種の装置では、各商品
についての写真や文字列は、デジタルデータとしてコン
ピュータに入力される。そして、ディスプレイ画面上
に、これらのデータに基づく画像を表示させて割付作業
を行うことができる。オペレータは、ディスプレイ画面
を見ながら、特定の商品についての写真や文字列を配置
する位置を指定することができ、必要に応じて倍率や傾
きを変えて割り付けることができる。また、図形につい
ては、所定の指示を入力することにより、ディスプレイ
画面上に所望の図形を所望の割付位置に作成することが
できる。このようにして得られた割付結果は、コンピュ
ータのメモリ上に記憶されたデータの形で保持されてい
るため、割付修正作業も容易に行うことができ、オペレ
ータはコンピュータとの対話形式で割付作業を進めてゆ
くことができる。
しかしながら、従来の割付装置には、ディスプレイ装
置の表示速度が遅いために操作性が悪いという問題があ
る。チラシ・カタログ類の印刷に用いるための文字は、
かなり高密度なフォントデータによって表現される。し
たがって、ディスプレイ装置上に、このフォントデータ
を用いて文字を表示させると、かなりの表示時間がかか
る。また、図形についても、従来装置は幅をもった線か
らなる図形として扱っており、ディスプレイ装置上には
ラスターデータを用いた表示が行われている。このた
め、図形を表示させるにも、かなりの時間がかかる。
置の表示速度が遅いために操作性が悪いという問題があ
る。チラシ・カタログ類の印刷に用いるための文字は、
かなり高密度なフォントデータによって表現される。し
たがって、ディスプレイ装置上に、このフォントデータ
を用いて文字を表示させると、かなりの表示時間がかか
る。また、図形についても、従来装置は幅をもった線か
らなる図形として扱っており、ディスプレイ装置上には
ラスターデータを用いた表示が行われている。このた
め、図形を表示させるにも、かなりの時間がかかる。
この種の割付装置の特色は、オペレータがコンピュー
タと対話形式で操作を進めてゆくことができる点であ
り、表示速度の低下は操作性を悪くする大きな要因とな
る。
タと対話形式で操作を進めてゆくことができる点であ
り、表示速度の低下は操作性を悪くする大きな要因とな
る。
そこで本発明は、文字や図形のディスプレイ装置上で
の表示速度を向上させ、操作性の良いチラシ・カタログ
類の割付装置を提供することを目的とする。
の表示速度を向上させ、操作性の良いチラシ・カタログ
類の割付装置を提供することを目的とする。
(1)本願第1の発明は、チラシ・カタログ類の割付装
置において、 掲載する商品に関する文字データを入力する文字デー
タ入力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装
置と、 この入力した割付指示に基づいて、文字データに対す
る割付作業を行う割付処理装置と、 この割付作業の結果を、割付結果として出力する割付
結果出力装置と、 この割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ
装置と、 文字を表示するためのモードとして、実フォントモー
ド、線表示モード、輪郭モード、の3つのモードのうち
のいずれかを指定する文字表示モード指定装置と、 割付処理装置によって割り付けられた文字データに基
づいて、ディスプレイ装置に文字を表示する機能を有
し、実フォントモードが指定されたときには、文字ごと
に用意されたフォントデータに基づいて高精度な画像で
文字を表示し、線表示モードが指定されたときには、文
字を線画で表示するために用意された線表示データに基
づいて文字を速く表示し、輪郭モードが指定されたとき
には、一群の文字全体の輪郭のみを非常に速く表示する
文字表示装置と、 を設けたものである。
置において、 掲載する商品に関する文字データを入力する文字デー
タ入力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装
置と、 この入力した割付指示に基づいて、文字データに対す
る割付作業を行う割付処理装置と、 この割付作業の結果を、割付結果として出力する割付
結果出力装置と、 この割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ
装置と、 文字を表示するためのモードとして、実フォントモー
ド、線表示モード、輪郭モード、の3つのモードのうち
のいずれかを指定する文字表示モード指定装置と、 割付処理装置によって割り付けられた文字データに基
づいて、ディスプレイ装置に文字を表示する機能を有
し、実フォントモードが指定されたときには、文字ごと
に用意されたフォントデータに基づいて高精度な画像で
文字を表示し、線表示モードが指定されたときには、文
字を線画で表示するために用意された線表示データに基
づいて文字を速く表示し、輪郭モードが指定されたとき
には、一群の文字全体の輪郭のみを非常に速く表示する
文字表示装置と、 を設けたものである。
(2)本願第2の発明は、チラシ・カタログ類の割付装
置において、 掲載する図形に関する図形データを、線の情報と、こ
の線に関する幅の情報と、に分け入力する図形データ入
力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装
置と、 この入力した割付指示に基づいて、図形データに対す
る割付作業を行う割付処理装置と、 この割付作業の結果を、割付結果として出力する割付
結果出力装置と、 この割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ
装置と、 図形を表示するためのモードとして、ラスターモード
とベクトルモードとの2つのモードのうちのいずれかを
指定する図形表示モード指定装置と、 割付処理装置によって割り付けられた図形データに基
づいて、ディスプレイ装置に図形を表示する機能を有
し、ラスターモードが指定されたときには、線の情報と
幅の情報とによって作成されたラスターデータによって
高精度な画像で図形を表示し、ベクトルモードが指定さ
れたときには、線の情報のみによって作成されたベクト
ルデータによって図形を速く表示する図形表示装置と、 を設けたものである。
置において、 掲載する図形に関する図形データを、線の情報と、こ
の線に関する幅の情報と、に分け入力する図形データ入
力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装
置と、 この入力した割付指示に基づいて、図形データに対す
る割付作業を行う割付処理装置と、 この割付作業の結果を、割付結果として出力する割付
結果出力装置と、 この割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ
装置と、 図形を表示するためのモードとして、ラスターモード
とベクトルモードとの2つのモードのうちのいずれかを
指定する図形表示モード指定装置と、 割付処理装置によって割り付けられた図形データに基
づいて、ディスプレイ装置に図形を表示する機能を有
し、ラスターモードが指定されたときには、線の情報と
幅の情報とによって作成されたラスターデータによって
高精度な画像で図形を表示し、ベクトルモードが指定さ
れたときには、線の情報のみによって作成されたベクト
ルデータによって図形を速く表示する図形表示装置と、 を設けたものである。
(1)本願第1の発明によれば、文字表示モードとして
3つのモードが用意される。実フォントモードで表示さ
せれば、従来装置と同様に、高密度なフォントを用いた
表示を行うことができ、オペレータは実際の印刷物に近
い高精度な画像で割付状態を確認することができる。ま
た、線表示モードで表示させれば、文字は線画として表
示されるため、正確な書体などを確認することはできな
いが、表示速度は速くなる。更に、輪郭モードで表示さ
せれば、文字そのものは表示されずに一群の文字列のお
およその割付位置だけが示されるが、表示速度は非常に
速くなる。オペレータは、これから行う割付操作に最も
適したモードを選択することができるため、操作性の向
上が図れる。
3つのモードが用意される。実フォントモードで表示さ
せれば、従来装置と同様に、高密度なフォントを用いた
表示を行うことができ、オペレータは実際の印刷物に近
い高精度な画像で割付状態を確認することができる。ま
た、線表示モードで表示させれば、文字は線画として表
示されるため、正確な書体などを確認することはできな
いが、表示速度は速くなる。更に、輪郭モードで表示さ
せれば、文字そのものは表示されずに一群の文字列のお
およその割付位置だけが示されるが、表示速度は非常に
速くなる。オペレータは、これから行う割付操作に最も
適したモードを選択することができるため、操作性の向
上が図れる。
(2)本願第2の発明によれば、図形表示モードとして
2つのモードが用意される。ラスターモードで表示させ
れば、従来装置と同様に、高密度なラスターデータを用
いた表示を行うことができ、オペレータは実際の印刷物
に近い高精度な画像で割付状態を確認することができ
る。これに対し、ベクトルモードで表示させれば、図形
は線画として表示されるため、幅をもった正確な形状な
どを確認することはできないが、表示速度は速くなる。
オペレータは、これから行う割付操作に最も適したモー
ドを選択することができるため、操作性の向上が図れ
る。
2つのモードが用意される。ラスターモードで表示させ
れば、従来装置と同様に、高密度なラスターデータを用
いた表示を行うことができ、オペレータは実際の印刷物
に近い高精度な画像で割付状態を確認することができ
る。これに対し、ベクトルモードで表示させれば、図形
は線画として表示されるため、幅をもった正確な形状な
どを確認することはできないが、表示速度は速くなる。
オペレータは、これから行う割付操作に最も適したモー
ドを選択することができるため、操作性の向上が図れ
る。
以下本発明を図示する実施例に基づいて説明する。
装置の基本構成 第1図は本発明のチラシ・カタログ類の割付装置の基
本構成を示すブロック図である。割付対象となる文字、
写真、図形は、それぞれ文字データ入力装置1、写真デ
ータ入力装置2、図形データ入力装置3から割付処理装
置4に入力される。割付処理装置4は、割付指示入力装
置5から与えられたオペレータの割付指示に基づいて、
入力した文字データ、写真データ、図形データに対する
割付作業を行い、その結果を記憶する。そして、最終的
な割付結果は、割付結果出力装置6によって出力され
る。
本構成を示すブロック図である。割付対象となる文字、
写真、図形は、それぞれ文字データ入力装置1、写真デ
ータ入力装置2、図形データ入力装置3から割付処理装
置4に入力される。割付処理装置4は、割付指示入力装
置5から与えられたオペレータの割付指示に基づいて、
入力した文字データ、写真データ、図形データに対する
割付作業を行い、その結果を記憶する。そして、最終的
な割付結果は、割付結果出力装置6によって出力され
る。
一方、割付作業の途中経過は、文字表示装置7、写真
表示装置8、図形表示装置9によって、ディスプレイ装
置10に逐次表示されてゆく。したがって、オペレータは
割付指示入力装置5に与えた表示に基づく割付結果を、
ディスプレイ装置10の表示画面によって直ちに確認する
ことができ、対話形式で割付作業を進めてゆくことがで
きる。
表示装置8、図形表示装置9によって、ディスプレイ装
置10に逐次表示されてゆく。したがって、オペレータは
割付指示入力装置5に与えた表示に基づく割付結果を、
ディスプレイ装置10の表示画面によって直ちに確認する
ことができ、対話形式で割付作業を進めてゆくことがで
きる。
本願第1の発明の特徴は、文字の表示に関して、文字
表示モード指定装置11を設け、文字表示装置7に3つの
モードでそれぞれ異なる文字表示を行う機能を付加した
点にあり、本願第2の発明の特徴は、図形の表示に関し
て、図形表示モード指定装置12を設け、図形表示装置9
に2つのモードでそれぞれ異なる図形表示を行う機能を
付加した点である。なお、第1図には、写真データにつ
いての入力装置や表示装置も便宜上示されているが、こ
れらの動作は本願の本質ではないので、ここでは詳しい
説明は省略する。
表示モード指定装置11を設け、文字表示装置7に3つの
モードでそれぞれ異なる文字表示を行う機能を付加した
点にあり、本願第2の発明の特徴は、図形の表示に関し
て、図形表示モード指定装置12を設け、図形表示装置9
に2つのモードでそれぞれ異なる図形表示を行う機能を
付加した点である。なお、第1図には、写真データにつ
いての入力装置や表示装置も便宜上示されているが、こ
れらの動作は本願の本質ではないので、ここでは詳しい
説明は省略する。
以上、この装置の基本構成を、機能ブロックで示した
が、具体的なハードウエアによる構成はたとえば次のよ
うになる。文字データ入力装置1としては、ワードプロ
セッサやパーソナルコンピュータを用いることができ、
写真データ入力装置2としては、入力スキャナ装置を用
いることができる。また、割付結果出力装置6として
は、プリンタ、フィルムプロッタ、あるいは出力スキャ
ナ装置を用いることができる。それから、ディスプレイ
装置10としては、コンピュータ用の一般的なディスプレ
イ装置を用いればよい。割付処理装置4をはじめとする
他の構成要素は、コンピュータとその入力機器(たとえ
ば、キーボードやマウス)によって構成できる。したが
って、割付指示入力装置5による指示入力操作、モード
指定装置11,12によるモード指定操作などは、キーボー
ドによる入力方法や、マウスを用いてディスプレイ装置
10上のコマンドメニューを選択する方法によって行うこ
とができる。実際には、各構成要素の個々の機能は、コ
ンピュータ内のソフトウエアによって実現される。
が、具体的なハードウエアによる構成はたとえば次のよ
うになる。文字データ入力装置1としては、ワードプロ
セッサやパーソナルコンピュータを用いることができ、
写真データ入力装置2としては、入力スキャナ装置を用
いることができる。また、割付結果出力装置6として
は、プリンタ、フィルムプロッタ、あるいは出力スキャ
ナ装置を用いることができる。それから、ディスプレイ
装置10としては、コンピュータ用の一般的なディスプレ
イ装置を用いればよい。割付処理装置4をはじめとする
他の構成要素は、コンピュータとその入力機器(たとえ
ば、キーボードやマウス)によって構成できる。したが
って、割付指示入力装置5による指示入力操作、モード
指定装置11,12によるモード指定操作などは、キーボー
ドによる入力方法や、マウスを用いてディスプレイ装置
10上のコマンドメニューを選択する方法によって行うこ
とができる。実際には、各構成要素の個々の機能は、コ
ンピュータ内のソフトウエアによって実現される。
文字の表示 それでは、本願第1の発明の要点となる文字の表示動
作について説明する。前述のように、文字データは文字
データ入力装置1から入力される。この文字データは、
文字そのものを示す文字コードと、文字の大きさや書体
などを示す機能コードと、によって構成される。機能コ
ードは、文字データ入力装置1において文字コードとと
もに入力することもできるし、割付指示入力装置5によ
って後から付加することもできる。いずれにしても、割
付処理装置4によって割り付けられた文字は、文字コー
ドと、その大きさや書体などを示す機能コードによって
表現される。
作について説明する。前述のように、文字データは文字
データ入力装置1から入力される。この文字データは、
文字そのものを示す文字コードと、文字の大きさや書体
などを示す機能コードと、によって構成される。機能コ
ードは、文字データ入力装置1において文字コードとと
もに入力することもできるし、割付指示入力装置5によ
って後から付加することもできる。いずれにしても、割
付処理装置4によって割り付けられた文字は、文字コー
ドと、その大きさや書体などを示す機能コードによって
表現される。
オペレータは、文字表示モード指定装置11によって、
文字の表示に関して3とおりのモードを指定することが
できる。以下、各モードにおける表示について詳述す
る。
文字の表示に関して3とおりのモードを指定することが
できる。以下、各モードにおける表示について詳述す
る。
(1)実フォントモード これは従来装置に備わっている表示モードであり、た
とえば、第2図に示すような表示になる。前述のよう
に、割付処理装置4によって割り付けられた文字は、文
字コードの他に、文字の大きさや書体などを示す機能コ
ードが付加されており、この文字コードと機能コードと
の組み合わせごとに、それぞれフォントデータが用意さ
れている。たとえば「リ」なる文字について文字コード
は1とおりであるが、明朝体の文字とゴシック体の文字
とでは、別々のフォントデータが用意されている。実フ
ォントモードでは、このフォントデータに基づく表示が
なされる。従って、この表示は、割付結果出力装置6に
出力される状態がそのまま表示されることになり、実際
のチラシ・カタログ類の印刷物に近い表示画面が得られ
る。ただし、表示速度が遅いという問題があることは前
述したとおりである。
とえば、第2図に示すような表示になる。前述のよう
に、割付処理装置4によって割り付けられた文字は、文
字コードの他に、文字の大きさや書体などを示す機能コ
ードが付加されており、この文字コードと機能コードと
の組み合わせごとに、それぞれフォントデータが用意さ
れている。たとえば「リ」なる文字について文字コード
は1とおりであるが、明朝体の文字とゴシック体の文字
とでは、別々のフォントデータが用意されている。実フ
ォントモードでは、このフォントデータに基づく表示が
なされる。従って、この表示は、割付結果出力装置6に
出力される状態がそのまま表示されることになり、実際
のチラシ・カタログ類の印刷物に近い表示画面が得られ
る。ただし、表示速度が遅いという問題があることは前
述したとおりである。
(2)線表示モード これは、文字を線画で表現した線表示データに基づく
表示であり、たとえば、第3図に示すような表示にな
る。線表示データは、細い線を連結してなるデータであ
り、明朝体、ゴシック体などの書体にかかわらず同じ文
字に対しては常に同じデータとなる。たとえば、第4図
上段に、「一」なる文字の明朝体の実フォントの一例を
示す。このように実フォントでは、輪郭線を多数の線分
で表現することになり、かなり多くのデータ量を必要と
する。これに対して、第4図下段に示すものが、線表示
データに基づく表示である。実フォントに比べて非常に
単純化され、しかもゴシック体についも全く同じ表示が
なされる。このように、線表示モードでは、オペシータ
は文字の認識を行うことはできるが、書体をも考慮した
デザインチェックは行うことはできない。ただ、表示速
度は実フォントモードよりも速くなる。
表示であり、たとえば、第3図に示すような表示にな
る。線表示データは、細い線を連結してなるデータであ
り、明朝体、ゴシック体などの書体にかかわらず同じ文
字に対しては常に同じデータとなる。たとえば、第4図
上段に、「一」なる文字の明朝体の実フォントの一例を
示す。このように実フォントでは、輪郭線を多数の線分
で表現することになり、かなり多くのデータ量を必要と
する。これに対して、第4図下段に示すものが、線表示
データに基づく表示である。実フォントに比べて非常に
単純化され、しかもゴシック体についも全く同じ表示が
なされる。このように、線表示モードでは、オペシータ
は文字の認識を行うことはできるが、書体をも考慮した
デザインチェックは行うことはできない。ただ、表示速
度は実フォントモードよりも速くなる。
(3)輪郭モード これは、一群の文字全体の輪郭のみの表示であり、た
とえば、第5図に示すような表示になる。この例では、
「リンゴ¥300」となる文字列が一群の文字として取り
扱われている。一般に、1つの商品についての説明文を
一群の文字として取り扱うと便利である。この実施例で
は、文字データ入力装置1から一群の文字を入力すると
きに、それぞれに識別番号を付している。第5図に示す
表示では、この一群の文字の輪郭を矩形で表示しその中
に斜線を入れ、更に、この識別番号(この例ではC25)
を表示するようにしている。オペレータは、文字が割り
付けられるおおまかな位置と、識別番号を認識すること
はできるが、実際にどのような文字が割り付けられるの
かを識別することはできない。ただ、表示速度は非常に
速くなる。
とえば、第5図に示すような表示になる。この例では、
「リンゴ¥300」となる文字列が一群の文字として取り
扱われている。一般に、1つの商品についての説明文を
一群の文字として取り扱うと便利である。この実施例で
は、文字データ入力装置1から一群の文字を入力すると
きに、それぞれに識別番号を付している。第5図に示す
表示では、この一群の文字の輪郭を矩形で表示しその中
に斜線を入れ、更に、この識別番号(この例ではC25)
を表示するようにしている。オペレータは、文字が割り
付けられるおおまかな位置と、識別番号を認識すること
はできるが、実際にどのような文字が割り付けられるの
かを識別することはできない。ただ、表示速度は非常に
速くなる。
このような3つのモードを設けておけば、オペレータ
は現在行っている作業に応じて、最も適当な表示モード
を選択することができ、操作性の向上が図れる。
は現在行っている作業に応じて、最も適当な表示モード
を選択することができ、操作性の向上が図れる。
図形の表示 続いて、本願第2の発明の要点となる図形の表示動作
について説明する。前述のように、図形データは図形デ
ータ入力装置3から入力される。チラシ・カタログ類で
は、図形は商品の写真や文字を割り付ける割付枠として
利用されたり、罫線として利用されたりする。したがっ
て、図形の形状も、多角形や円をはじめとして、線分や
自由曲線に至るまで様々である。このような図形は、線
のデータで表現できるが、実際に印刷を行う以上、必ず
幅をもった線となる。したがって、図形データ入力装置
3からは、線の情報とこの線に関する幅の情報として、
図形データの入力が行われ、割付処理装置4によって割
り付けられた図形データも、線の情報と幅の情報とをも
っていることになる。
について説明する。前述のように、図形データは図形デ
ータ入力装置3から入力される。チラシ・カタログ類で
は、図形は商品の写真や文字を割り付ける割付枠として
利用されたり、罫線として利用されたりする。したがっ
て、図形の形状も、多角形や円をはじめとして、線分や
自由曲線に至るまで様々である。このような図形は、線
のデータで表現できるが、実際に印刷を行う以上、必ず
幅をもった線となる。したがって、図形データ入力装置
3からは、線の情報とこの線に関する幅の情報として、
図形データの入力が行われ、割付処理装置4によって割
り付けられた図形データも、線の情報と幅の情報とをも
っていることになる。
オペレータは、図形表示モード指定装置によって、図
形の表示に関して2とおりのモードを指定することがで
きる。以下、各モードにおける表示について詳述する。
形の表示に関して2とおりのモードを指定することがで
きる。以下、各モードにおける表示について詳述する。
(1)ラスターモード これは従来装置に備わっている表示モードであり、た
とえば、第6図に示すような表示になる。前述のよう
に、割付処理装置4によって割り付けられた図形データ
は、線と幅の情報をもっているが、これらの情報からラ
スターデータが生成され、このラスターデータに基づい
て図形が表示される。すなわち、多数の画素の集合とし
て図形が表示されることになる。したがって、この表示
は、割付結果出力装置6に出力される状態がそのまま表
示されることになり、実際のチラシ・カタログ類の印刷
物に近い表示画面が得られる。ただし、表示速度が遅い
という問題があることは前述したとおりである。
とえば、第6図に示すような表示になる。前述のよう
に、割付処理装置4によって割り付けられた図形データ
は、線と幅の情報をもっているが、これらの情報からラ
スターデータが生成され、このラスターデータに基づい
て図形が表示される。すなわち、多数の画素の集合とし
て図形が表示されることになる。したがって、この表示
は、割付結果出力装置6に出力される状態がそのまま表
示されることになり、実際のチラシ・カタログ類の印刷
物に近い表示画面が得られる。ただし、表示速度が遅い
という問題があることは前述したとおりである。
(2)ベクトルモード これは、線の情報のみによって生成されたベクトルデ
ータに基づく表示であり、たとえば、たとえば、第7図
に示すような表示になる。幅の情報が表示されない状態
となるため、オペレータは図形の認識を行うことはでき
るが、図形の幅をも考慮したデザインチェックは行うこ
とはできない。ただ、表示速度はラスターモードよりも
速くなる。
ータに基づく表示であり、たとえば、たとえば、第7図
に示すような表示になる。幅の情報が表示されない状態
となるため、オペレータは図形の認識を行うことはでき
るが、図形の幅をも考慮したデザインチェックは行うこ
とはできない。ただ、表示速度はラスターモードよりも
速くなる。
このような2つのモードを設けておけば、オペレータ
は現在行っている作業に応じて、最も適当な表示モード
を選択することができ、操作性の向上が図れる。
は現在行っている作業に応じて、最も適当な表示モード
を選択することができ、操作性の向上が図れる。
以上のとおり本願発明によるチラシ・カタログ類の割
付装置によれば、文字や図形を表示させるために、表示
速度の異なるいくつかのモードを用意するようにしたた
め、操作性を向上させることができる。
付装置によれば、文字や図形を表示させるために、表示
速度の異なるいくつかのモードを用意するようにしたた
め、操作性を向上させることができる。
第1図は本発明に係るチラシ・カタログ類の割付装置の
基本構成を示すブロック図、第2図は第1図の装置によ
る実フォントモードの文字表示例を示す図、第3図は第
1図の装置による線表示モードの文字表示例を示す図、
第4図は実フォントデータと線表示データとの比較を示
す図、第5図は第1図の装置による輪郭モードの文字表
示例を示す図、第6図は第1図の装置によるラスターモ
ードの図形表示例を示す図、第7図は第1図の装置によ
るベクトルモードの図形表示例を示す図である。
基本構成を示すブロック図、第2図は第1図の装置によ
る実フォントモードの文字表示例を示す図、第3図は第
1図の装置による線表示モードの文字表示例を示す図、
第4図は実フォントデータと線表示データとの比較を示
す図、第5図は第1図の装置による輪郭モードの文字表
示例を示す図、第6図は第1図の装置によるラスターモ
ードの図形表示例を示す図、第7図は第1図の装置によ
るベクトルモードの図形表示例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 幸司 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 関口 隆 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−253473(JP,A) 特開 昭62−44884(JP,A) 特開 昭62−27743(JP,A) 特開 平3−107153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 1/00 - 1/06
Claims (2)
- 【請求項1】チラシ・カタログ類に掲載する商品に関す
る文字データを入力する文字データ入力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装置
と、 この入力した割付指示に基づいて、前記文字データに対
する割付作業を行う割付処理装置と、 前記割付作業の結果を、割付結果として出力する割付結
果出力装置と、 前記割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ装
置と、 文字を表示するためのモードとして、実フォントモー
ド、線表示モード、輪郭モード、の3つのモードのうち
のいずれかを指定する文字表示モード指定装置と、 前記割付処理装置によって割り付けられた文字データに
基づいて、前記ディスプレイ装置に文字を表示する機能
を有し、前記実フォントモードが指定されたときには、
文字ごとに用意されたフォントデータに基づいて高精度
な画像で文字を表示し、前記線表示モードが指定された
ときには、文字を線画で表示するために用意された線表
示データに基づいて文字を速く表示し、前記輪郭モード
が指定されたときには、一群の文字全体の輪郭のみを非
常に速く表示する文字表示装置と、 を備えることを特徴とするチラシ・カタログ類の割付装
置。 - 【請求項2】チラシ・カタログ類に掲載する図形に関す
る図形データを、線の情報と、この線に関する幅の情報
と、に分けて入力する図形データ入力装置と、 オペレータからの割付指示を入力する割付指示入力装置
と、 この入力した割付指示に基づいて、前記図形データに対
する割付作業を行う割付処理装置と、 前記割付作業の結果を、割付結果として出力する割付結
果出力装置と、 前記割付作業の作業経過を画面表示するディスプレイ装
置と、 図形を表示するためのモードとして、ラスターモードと
べクトルモードとの2つのモードのうちのいずれかを指
定する図形表示モード指定装置と、 前記割付処理装置によって割り付けられた図形データに
基づいて、前記ディスプレイ装置に図形を表示する機能
を有し、前記ラスターモードが指定されたときには、線
の情報と幅の情報とによって作成されたラスターデータ
によって高精度な画像で図形を表示し、前記ベクトルモ
ードか指定されたときには、線の情報のみによって作成
されたベクトルデータによって図形を速く表示する図形
表示装置と、 を備えることを特徴とするチラシ・カタログ類の割付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33528889A JP2895890B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | チラシ・カタログ類の割付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33528889A JP2895890B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | チラシ・カタログ類の割付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03194554A JPH03194554A (ja) | 1991-08-26 |
JP2895890B2 true JP2895890B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=18286847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33528889A Expired - Lifetime JP2895890B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | チラシ・カタログ類の割付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895890B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP33528889A patent/JP2895890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03194554A (ja) | 1991-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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