JP2895769B2 - パンチング金型 - Google Patents

パンチング金型

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JP2895769B2
JP2895769B2 JP7095171A JP9517195A JP2895769B2 JP 2895769 B2 JP2895769 B2 JP 2895769B2 JP 7095171 A JP7095171 A JP 7095171A JP 9517195 A JP9517195 A JP 9517195A JP 2895769 B2 JP2895769 B2 JP 2895769B2
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパンチング金型に係わ
り、さらに詳細にはパンチング加工時に発生する騒音を
減少させると共にワーク表面に生ずる打圧痕の発生を防
止したパンチング金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プレスまたはパンチプレス等
において、下部金型(ダイ)上に載置された板状のワー
クに、上部金型(パンチ)を押圧してワークを打抜くパ
ンチング加工が行われている。このパンチング加工の時
に発生する騒音源のひとつに上部金型(パンチ)または
パンチガイド(下端部にストリッパプレートを設けたも
のもある)とワークとの瞬間的衝突により発生する打撃
音がある。
【0003】また、パンチをワークの中から引抜くため
の強力なスプリング(通常ストリッパスプリングと呼ば
れている)には、コイルスプリング、皿ばねおよびウレ
タンスプリングなどの圧縮スプリングが用いられてお
り、特に大きな力を必要とする場合には、短いストロー
クで大荷重が出せる皿ばねがよく用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、大径穴加工用の
上部金型(パンチ)には、一般的に大きな打抜き力を必
要とし、ストリップ力もこれに比例して大きくなるの
で、ストリッパスプリングには大荷重が出せる皿ばね等
を使用するのが普通である。しかし皿ばね等を使用した
場合には、長時間の使用または厚板のパンチング加工で
は、「ばね」を大きく撓ませるので、「ばね」の破損ま
たは「へたり」を生じるなどの問題があると共に、これ
らの「ばね」の大きな取付荷重が衝撃的にワークに作用
するため、ワーク表面に打痕を生じることがあるという
問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、パンチプレスにおける金型ホルダにリフタース
プリング機構によって上下動自在に保持される筒状のパ
ンチガイド内に、下端部に切刃部を備えたパンチボディ
を上下動可能に設け、上記パンチガイド上に配置したガ
ススプリングにおけるシリンダを上下動可能に貫通した
ピストンロッドと前記パンチボディとを連結して設け、
前記パンチガイドの上面と前記シリンダの下面との間
に、弾性部材を設けてなるパンチング金型である。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ガススプリングにおけるシリンダの下
面に、下方に開放したU字断面を有する環状の弾性保持
体を設け、この弾性保持体内に弾性部材を設けると共
に、上記弾性保持体とパンチガイドの上面との間に、前
記弾性部材の撓み代の間隔を設けてなるパンチング金型
である。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ガススプリングにおけるピスト
ンロッドは、シリンダから上方向に突出した大径部とシ
リンダから下方向に突出した小径部とを備えた構成であ
り、かつ上記大径部の上面に被打圧部を備えた構成であ
るパンチング金型である。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ガススプリングにおけるシ
リンダの外径は、パンチガイドの外径にほぼ等しい径で
あるパンチング金型である。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明は、筒状のパンチガイド
内に、下端部に切刃部を備えたパンチボディを上下動可
能に設け、上記パンチガイド上に配置したガススプリン
グにおけるシリンダを上下動可能に貫通したピストンロ
ッドと前記パンチボディとを連結して設け、前記パンチ
ガイドの上面と前記シリンダの下面との間に、弾性部材
を設けてなるものであるから、パンチプレスにおけるス
トライカでもってガススプリングにおけるピストンロッ
ドを打圧すると、ガススプリングとパンチガイドとの間
に設けた弾性部材が打圧時の衝撃を吸収するので、騒音
が低減されると共に前記打圧時の衝撃がそのままワーク
に付与されることがなく、ワーク表面に圧痕を生じるこ
とがないものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ガススプリングにおけるシリンダの下
面に、下方に開放したU字断面を有する環状の弾性保持
体を設け、この弾性保持体内に弾性部材を設けると共
に、上記弾性保持体とパンチガイドの上面との間に、前
記弾性部材の撓み代の間隔を設けてなるものであるか
ら、弾性部材の変形撓み量は、予め設定してある撓み代
によって常に所定の撓み量に規制され、過大に撓ませら
れるようなことがなく、弾性部材の寿命の向上を図るこ
とができるものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ガススプリングにおけるピスト
ンロッドは、シリンダから上方向に突出した大径部とシ
リンダから下方向に突出した小径部とを備えた構成であ
り、かつ上記大径部の上面に被打圧部を備えた構成であ
るから、ストライカによってピストンロッドを打圧し、
ピストンロッドの大径部をシリンダ内に押し込むと、シ
リンダ内のガスがより高圧になり、ピストンロッドを上
昇復帰しようとする圧力がより強大となるので、ワーク
に対するパンチボディの切刃部のストリップ作用をより
確実に行うことができるものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ガススプリングにおけるシ
リンダの外径は、パンチガイドの外径にほぼ等しい径で
あるから、ガススプリングがパンチガイドから径方向へ
大きく突出するようなことがなく、全体的構成のコンパ
クト化を図ることができるものである。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1を参照するにパンチプレスの一種であるタレ
ットパンチプレス(図示省略)の金型ホルダとしての、
上部タレット1と下部タレット3の金型支持穴(5,
7)に、本発明の好適な1実施例であるパンチング金型
(上部金型)9と下部金型(ダイ)11とを装着した例
が示してある。
【0014】前記パンチング金型(上部金型)9は、パ
ンチ部13、ガススプリング部15および緩衝体17と
を備えており、前記パンチ部13の中空円筒状のパンチ
ガイド19の上端には、内フランジ21Aと外フランジ
21Bとが設けてあり、下端部には、ストリッパプレー
ト33が取付けてあり、前記パンチガイド19内を上下
動自在のパンチボディ25には、下端部に適宜形状の切
刃部27を設け、上端部に取付用のねじ穴31が設けて
ある。
【0015】また前記パンチガイド19の下端部には、
前記ストリッパプレート33が複数のボルトなどにより
適宜に取付られており、このストリッパプレート33に
は、前記パンチボディ25の適宜形状の切刃部27と相
似形の適宜なクリアランスを有する係合穴35が設けて
ある。
【0016】前記ガススプリング部15は、シリンダ4
5を上下動可能に貫通したピストンロッドとしてのパン
チドライバ37を備えている。このパンチドライバ37
は、一体に備えたフランジ部39の上部にピストンロッ
ド大径部41を設けると共に、前記フランジ部39の下
部にピストンロッド小径部43を設け、シリンダ45の
上下両端部の案内部(47A,47B)に上記大径部4
1及び小径部43が摺動可能に貫通支持されている。
【0017】上記シリンダ45両端部の案内部(47
A,47B)には、シリンダ内外を気密にするシール部
材(49A,49B)が、また下側に設けたシリンダエ
ンド51と前記シリンダ内径との間にもシール部材49
Cが設けてある。そして、シリンダ内部空間53には適
宜なガス例えば、空気、窒素ガスなどをガススプリング
が要求される力が出せるような適宜な圧力で充填封入さ
れている。なお、本実施例では、圧力150kg/cm2
窒素ガスを用いている。
【0018】前記シリンダエンド51と前記シリンダ4
5は適宜な固定手段で固定されており、また前記パンチ
ドライバ37の軸心部には座ぐり穴71が設けてあり、
その穴の中には前記パンチボディ25を連結固定するた
めのボルト73が予め挿入してある。また前記パンチド
ライバ37の上端面には、被打圧部が備えられている。
すなわち本実施例においては、中心部にねじ穴75を有
するパンチヘッド部材77がパンチドライバ37の上面
に取付られている。
【0019】前記パンチドライバ37が最上昇した位置
にあるとき、ピストンロッド小径部43は、シリンダ4
5の下端の案内部47Bから下方向へ突出し、前記パン
チガイド19の内フランジ21Aの下方の位置まで延伸
して設けられており、その下端面に前記パンチボディ2
5より若干小径の円盤状のパンチキー保持体55が取付
けられている。
【0020】前記シリンダ45の外径は、前記パンチガ
イド19の外径にほぼ等しい径であり、このシリンダ4
5の下端部を備えた案内部47Bの外径は、シリンダ4
5の外径より小径になっており、シリンダ45の下面か
ら若干下方向へ突出して設けられ、その先端部は、前記
パンチガイド19の上端の内径部に上下動可能に嵌合し
てある。
【0021】そしてこの突出した下端の案内部47Bの
外周に、下方に開放したU字状断面を有する円環状の弾
性部材保持体57を嵌合して設け、このU字状断面の環
状溝59に弾性変形可能な弾性部材61(例えば適宜な
硬度を有するゴムその他)を撓み代Cだけ突出させて介
装してある。この弾性部材61は前記外フランジ21B
の上面との間に一定の取付荷重(圧縮荷重)を与えて取
付けられている。
【0022】上記の構成において、前記シリンダエンド
51と前記パンチガイド19は前記弾性部材61の反発
力により上下に力を受けた状態となる。その結果、前記
パンチドライバ37は、シリンダ内部の高圧のガスを介
して上方に力を受けた状態となり、内フランジ21A部
は前記パンチキー保持体55と弾性部材61とで挟持さ
れた状態になる。
【0023】さらに前記パンチガイド19の円筒部外周
には、前記上部タレット1に設けられた金型ガイドキー
63と前記パンチキー保持体55に取付けられたパンチ
キー65との双方に係合する金型ガイド溝67が設けら
れている。また前記パンチボディ25の上端には、前記
パンチキー65に係合するパンチキー溝69が設けられ
ている。
【0024】上記の構成において、前記パンチボディ2
5のパンチキー溝69を前記パンチキー65に係合する
ようにセットし、前記ボルト73でパンチボディ25を
前記パンチキー保持体55に連結固定する。なお前記上
部金型(パンチ)9と同様に金型の方向性を規制するた
め前記下部金型(ダイ)11にはキー溝が、下部タレッ
ト3にはダイキーが設けられているが、本願発明に直接
的に関係がないので図示省略してある。
【0025】上述のようにして、前記パンチボディ25
の取付が完了したパンチング金型9を前記上部タレット
1の上部金型支持穴5に装着すると共にパンチング金型
9に対応する下部金型(ダイ)11を前記下部タレット
3の下部金型支持穴7に装着してパンチング加工の金型
の準備が終了する。その後、パンチング金型9と下部金
型(ダイ)11との間に位置決めされたワークWに、パ
ンチプレスの打撃子(ストライカ)81が前記パンチヘ
ッド77を打撃することによりパンチング加工がなされ
る。
【0026】なお前記上部金型(パンチ)9は、タレッ
トパンチプレスの上部金型支持穴5の周囲に設けられた
上下動自在のリフタースプリング機構79により、上限
位置が一定の高さに保持されるようになっている。
【0027】以上のごとき構成において、パンチプレス
におけるストライカ81を下降せしめてパンチヘッド部
材77を打圧し下降せしめると、シリンダ45内の高圧
ガス及び弾性部材61を介して、先ず、リフタースプリ
ング機構79に抗してパンチガイド19が下降される。
【0028】パンチガイド19が下降されて、下端部に
備えたストリッパプレート33がワークWに当接する
と、パンチガイド19の下降は停止する。その後、前記
ストライカ81がさらに下降すると、次に弾性部材61
が圧縮されて、シリンダ45、パンチドライバ37及び
パンチボディ25等がパンチガイド19に対してさらに
下降する。
【0029】上述のごとくシリンダ45等が撓み代Cだ
け下降して、弾性部材保持体57がパンチガイド19の
上面に当接すると、シリンダ45の下降が停止する。
【0030】その後、前記ストライカ81がさらに下降
して、シリンダ45に対してパンチドライバ37を押し
下げると、シリンダ45内に大径部41が押し込まれる
ことになり、シリンダ45内の高圧ガスが圧縮されてさ
らに高圧になると共に、前記パンチボディ25がワーク
Wに打抜き加工(パンチング加工)を行う。
【0031】ワークWの打抜き加工を行った後、前記ス
トライカ81を上昇せしめると、シリンダ45内の高圧
ガスの作用によってパンチドライバ37が上昇され、ワ
ークWからパンチボディ25の切刃部27が引き抜かれ
る。その後、弾性部材61が元の状態に復帰すると共
に、リフタースプリング機構79の作用によってパンチ
ガイド19等は元の位置に上昇復帰される。
【0032】さて、図2を参照するに、図2には、パン
チング金型でパンチング加工を行った場合、ストリッパ
プレート33がワークWに接触してからパンチボディ2
5の切刃部27がワークWに接触するまでの間にストリ
ッパプレート33にかかる荷重の変化を示してあり、曲
線Bは、ガススプリングのみで緩衝体17がない場合を
示してある。曲線Aは、本発明の緩衝体17がある場合
を示してある。
【0033】この図2のグラフから明らかなように、曲
線Bの場合は、ガススプリングの取付荷重(約数千kg)
が衝撃的にストリッパプレート33にかかることが判
る。その結果ストリッパプレート33とワークWとの衝
突時の騒音も大となり、またストリッパプレート33の
打痕がワークWの表面に生じることになる。
【0034】曲線Aの場合は、緩衝体17の効果によ
り、衝撃的荷重がかなり緩和されていることが判る。前
記緩衝体17の取付荷重はガススプリングに比較すれば
十分に小さく、無視できる程度にしてある。また撓み量
Cにおいてガススプリングの取付荷重にほぼ一致するよ
うにバネ定数を選定してある。
【0035】したがって、本実施例に係るパンチング金
型においては、衝撃的衝突により発生する打撃音の低減
と緩衝部材(弾性部材)の長寿命化とを図ることができ
ると共に、ワークの表面に打痕が生じることがないもの
である。
【0036】なお本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の技術思想に含まれる範囲内におい
て、適宜の態様で実施できるものである。例えば本実施
例で、パンチボディ25をパンチドライバ37に取付け
るのに、パンチドライバ37内に設けたボルト73によ
りパンチボディ25を引き込んで取付ているが、これを
逆にして、パンチボディ25内に取付ボルトを設けてパ
ンチドライバ37に取付けることも可能である。この場
合複数のボルトを使用すれば、取付の時の回転力がキー
およびキー溝部分に及ばないので、キーおよびキー溝部
分の精度が狂わないという効果がある。
【0037】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1に記載の発明は、パンチプレスにお
ける金型ホルダにリフタースプリング機構によって上下
動自在に保持される筒状のパンチガイド内に、下端部に
切刃部を備えたパンチボディを上下動可能に設け、上記
パンチガイド上に配置したガススプリングにおけるシリ
ンダを上下動可能に貫通したピストンロッドと前記パン
チボディとを連結して設け、前記パンチガイドの上面と
前記シリンダの下面との間に、弾性部材を設けてなるも
のであるから、パンチプレスにおけるストライカでもっ
てガススプリングにおけるピストンロッドを打圧する
と、ガススプリングとパンチガイドとの間に設けた弾性
部材が打圧時の衝撃を吸収するので、騒音が低減される
と共に前記打圧時の衝撃がそのままワークに付与される
ことがなく、ワーク表面に圧痕を生じることがないもの
である。
【0038】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ガススプリングにおけるシリンダの下
面に、下方に開放したU字断面を有する環状の弾性保持
体を設け、この弾性保持体内に弾性部材を設けると共
に、上記弾性保持体とパンチガイドの上面との間に、前
記弾性部材の撓み代の間隔を設けてなるものであるか
ら、弾性部材の変形撓み量は、予め設定してある撓み代
によって常に所定の撓み量に規制され、過大に撓ませら
れるようなことがなく、弾性部材の寿命の向上を図るこ
とができるものである。
【0039】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ガススプリングにおけるピスト
ンロッドは、シリンダから上方向に突出した大径部とシ
リンダから下方向に突出した小径部とを備えた構成であ
り、かつ上記大径部の上面に被打圧部を備えた構成であ
るから、ストライカによってピストンロッドを打圧し、
ピストンロッドの大径部をシリンダ内に押し込むと、シ
リンダ内のガスがより高圧になり、ピストンロッドを上
昇復帰しようとする圧力がより強大となるので、ワーク
に対するパンチボディの切刃部のストリップ作用をより
確実に行うことができるものである。
【0040】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、ガススプリングにおけるシ
リンダの外径は、パンチガイドの外径にほぼ等しい径で
あるから、ガススプリングがパンチガイドから径方向へ
大きく突出するようなことがなく、全体的構成のコンパ
クト化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパンチング金型の実施例をタレッ
トパンチプレスに装着した状態で示した断面図である。
【図2】本発明に係るパンチング金型を使用したときに
ストリッパプレートに生ずる荷重と緩衝体およびガスス
プリングの撓みとの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
9 パンチング金型 13 パンチ部 15 ガススプリング部 17 緩衝体 19 パンチガイド 27 切刃部 37 パンチドライバ 39 フランジ部 41 ピストンロッド大径部 43 ピストンロッド小径部 45 シリンダ 53 シリンダ内部空間 57 弾性部材保持体 59 環状溝 61 弾性部材 77 パンチヘッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 28/34 B21D 28/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスにおける金型ホルダにリフ
    タースプリング機構(79)によって上下動自在に保持
    される筒状のパンチガイド(19)内に、下端部に切刃
    部(27)を備えたパンチボディ(25)を上下動可能
    に設け、上記パンチガイド(19)上に配置したガスス
    プリング(15)におけるシリンダ(45)を上下動可
    能に貫通したピストンロッドと前記パンチボディ(2
    5)とを連結して設け、前記パンチガイド(19)の上
    面と前記シリンダ(45)の下面との間に、弾性部材
    (61)を設けてなることを特徴とするパンチング金
    型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ガスス
    プリング(15)におけるシリンダ(45)の下面に、
    下方に開放したU字断面を有する環状の弾性保持体(5
    7)を設け、この弾性保持体(57)内に弾性部材(6
    1)を設けると共に、上記弾性保持体(57)とパンチ
    ガイド(19)の上面との間に、前記弾性部材(61)
    の撓み代(C)の間隔を設けてなることを特徴とするパ
    ンチング金型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    ガススプリング(15)におけるピストンロッドは、シ
    リンダ(45)から上方向に突出した大径部(41)と
    シリンダ(45)から下方向に突出した小径部(43)
    とを備えた構成であり、かつ上記大径部(41)の上面
    に被打圧部を備えた構成であることを特徴とするパンチ
    ング金型。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の発明におい
    て、ガススプリング(15)におけるシリンダ(45)
    の外径は、パンチガイド(19)の外径にほぼ等しい径
    であることを特徴とするパンチング金型。
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