JP2894572B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2894572B2 JP2247844A JP24784490A JP2894572B2 JP 2894572 B2 JP2894572 B2 JP 2894572B2 JP 2247844 A JP2247844 A JP 2247844A JP 24784490 A JP24784490 A JP 24784490A JP 2894572 B2 JP2894572 B2 JP 2894572B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機などにおいて複写機の原稿
を複写する場合の用紙搬送装置に関し、特に用紙の紙詰
まり発生時の対処が容易な用紙搬送装置に関する。
従来の技術 第6図は、従来例における原稿供給装置(RDH)を備
える転写形静電式複写機の循環式原稿供給装置(以下、
原稿供給装置と記す)の断面図である。原稿供給装置10
2によって原稿収納手段108に載置されてある原稿101
を、給紙手段109および第1搬送手段103を用いて第1露
光領域104に搬送して原稿101の一方表面を露光し、次に
第2搬送手段105によって原稿101の他方表面を第2露光
領域106に搬送して露光を行い、この両表面が露光され
た後の原稿101は再び原稿収納手段108の積重ねられた複
数枚の原稿1の最下部に、挿入搬送手段107によって搬
送挿入されて戻される。
発明が解決しようとする課題 従来例において、たとえば第2搬送手段105に紙詰ま
りが生じた場合、この搬送経路105を開放しなければな
らない。したがって、原稿供給装置102の外壁を開き、
第1搬送手段103を開いた後に、第2搬送手段105を開
く。紙詰まりを処理した後、前記開放動作と逆の閉鎖動
作を繰り返し、原稿供給装置102を動作状態に復帰する
操作を行わなければならず、工程が複雑になっている。
本発明の目的は、紙詰まりなどに処理を行うために搬
送経路を開放する操作が簡単な動作で行えるようにした
用紙搬送装置を提供することである 課題を解決するための手段 本発明は、用紙の表裏を反転させるように用紙を搬送
し、湾曲した入口側案内部材を含む略U字状の第1搬送
経路と、 前記入口側案内部材の凹部側に設けられ、第1搬送経
路から出紙された用紙をスイッチバックし、略円弧状案
内部材を含むスイッチバック経路とを有し、 前記入口側案内部材と円弧状案内部材とを一体的に構
成し、両部材を一体的に開成可能に形成したことを特徴
とする用紙搬送装置である。
作用 本発明に従えば、第1経路の湾曲した入口側案内部材
の凹部側に、スイッチバック経路の略円弧状案内部材が
設けられ、入口側案内部材と、略円弧状案内部材とが一
体に構成され、かつこれらの両部材が一体的に開成でき
るので、紙詰まりなどによって用紙搬送装置が停止した
ときは、入口側案内部材と略円弧状案内部材とを1回の
開成動作で開成して紙詰まりした用紙を取除くことがで
きる。また略円弧状案内部材が入口側案内部材の湾曲し
た凹部側に隣接して設けられているので、入口側案内部
材下の空間を有効に利用して装置を小型化できる。
実施例 第1図は本発明の用紙搬送装置50の一実施例であり、
第2図は本件用紙搬送装置50を原稿供給装置として備え
る転写形静電式複写機39の全体の構成を示す断面図であ
り、第3図は用紙搬送装置50の要部拡大斜視図である。
露光手段8は、第1および第2露光ガラス4,6にある
原稿像を直円筒状の感光体9上に結像して、コロナ放電
器10によって帯電された感光体9の表面に静電潜像を形
成する。露光手段8において光源11と反射鏡12とを備え
る移動体13は、第1露光ガラス4および第2露光ガラス
6にそれぞれ変位し、原稿1の反射光は反射鏡14,15、
レンズ16、および反射鏡17を経て前述のように感光体9
上に結像される。
感光体9上の静電潜像は現像装置18によってトナー像
に顕像化され、転写用コロナ放電器19によって記録紙20
の一方表面に転写される。記録紙20は搬送手段21によっ
て搬送され、転写用コロナ放電器19による転写が行われ
る転写領域27に導かれる。転写用コロナ放電器19によっ
てトナー像が転写された記録紙20は、搬送手段22から定
着装置23に導かれて定着される。定着装置23によってト
ナー像が定着された記録紙20は、方向変換手段24によっ
て記録紙20の搬送方向が反転され、搬送路44を経て容器
25上に導かれる。容器25内の記録紙20は、搬送手段26に
よって再び転写領域27に導かれ、前記方向変換手段24に
よって搬送方向が反転された記録紙20の他方表面に転写
が行われる。転写が終了した記録紙20は、搬送手段22、
定着装置23、および搬送路80を経てトレイ28に排出され
る。
ここで、原稿1の一方表面が露光されるときには移動
体13は第1露光ガラス4の直下に位置され、他方表面が
露光されるときには第2露光ガラス6の直下に位置され
る。こうして原稿1の両面が、対応する記録紙20の両面
にそれぞれ複写される。記録紙供給手段29,30,31から
は、相互に異なるサイズを有する記録紙が転写領域27に
選択的に搬送される。
用紙搬送装置50の原稿供給方向矢符A1の上流側に、原
稿収納手段2が設けられており、原稿1が配置されてい
る。原稿供給方向上流側にブロア68が設けられており、
原稿1に風を吹きつけることで最上部の原稿1を原稿収
納手段2上に設けられた供給手段3によって1対のロー
ラ66a,66bに搬送する。1対のローラ66a,66bの原稿供給
方向下流側には案内部材51および1対のローラ52a,52b
がこの順序で配置されている。ここから原稿供給方向下
流側が本用紙搬送装置50であり、複写機側が凹に湾曲し
た入口側案内部材53が配置され、さらにその下流側には
1対のローラ54a,5b、案内部材56が順次配置されてお
り、案内部材56の中程に1対のレジストローラ57a,57b
が設置されている。この案内部材56の先端は、複写機に
設置された第1露光ガラス4につながっている。第1露
光ガラス4の原稿供給装置方向の下流には逆V字状の案
内部材58が配置され、その上端部付近に1対のレジスト
ローラ59a,59bが配置されている。さらに下流には方向
規則部材60が配置されている。入口側案内部材53は、後
述する一方の略円弧状案内部材62bと対をなし、また案
内部材56、第1露光ガラス4、案内部材58および方向規
制部材60と対をなして略長円筒状の案内部材55が配置さ
れている。入口側案内部材53から方向規制部材60まで
は、略U字状に形成され、第1搬送経路90を構成する。
方向規制部材60の下流には、1対のローラ61a,61bと
1対の略円弧状案内部材62a,62bとがあり、これらはス
イッチバッグ経路69を構成する。略円弧状案内部材62a,
62bは、入口側案内部材53と同一方向に湾曲し、その先
端は閉じている。
供給手段3から第1搬送経路90を経てスイッチバック
経路69に送られた原稿1は、スイッチバックして矢符A2
の方向に搬送される。スイッチバック経路69の下流側に
は方向規制部材60、1対のレジストローラ59b,59c、逆
V字状の案内部材58、第2の露光ガラス6、案内部材6
4、案内部材70および1対のローラ67a,67bが順次配置さ
れている。また案内部材64の中程に1対のローラ65a,65
bが配置され、第2の露光ガラス6と対をなして略U字
状の案内部材63が配置されている。方向規制部材60から
1対のローラ67a,67bまでは、第2搬送経路を構成す
る。
本発明の用紙搬送装置50は、入口側案内部材53と、そ
れと対をなす第2の略円弧状案内部材62bとによって構
成される第1搬送経路90の入口側部分、1対の略円弧状
案内部材62a,62bによって構成されるスイッチバック経
路69、1対のローラ54a,54bおよび1対のローラ61a,61b
を含み、第3図に示すように入口側案内部材53の両側は
第2の略円弧状案内部材62bと連結片53aによって相互に
一体に連結されている。そして1対の略円弧状案内部材
62a,62bは、先端で連結されている。さらに入口側案内
部材53は、ローラ54aの両端から突出している軸53bの各
々に、略U字状の結合部材53cによって回転自在に結合
されている。また、第1の略円弧状案内部材62aは、ロ
ーラ61bの両端から突出している軸61cの各々に、略U字
状の結合部材62cによって回転自在に結合されている。
第4図は、本発明の用紙搬送装置50を原稿供給に用い
た一例の原稿1の一般的な経路図である。原稿収納手段
2からブロア68と供給手段3によって原稿1は、経路B1
を経て、用紙搬送装置50の第1搬送経路90と1対のロー
ラ54a,54bとの間を通り、1対のレジストローラ57a,57b
の間を経て第1露光ガラス4上において露光される。次
に1対のレジストローラ59a,59bを経て、用紙供給装置5
0の1対のローラ61a,61bの間からスイッチバック経路C1
に入る。1対のローラ61a,61bが逆回転することによっ
て原稿1はスイッチバック経路から反転した状態で1対
のローラ61a,61bの間を通って、1対のレジストローラ5
9b,59cを通り第2露光ガラス6上において露光される。
次に1対のローラ65a,65b;67a,67bを通り、原稿収納手
段2内に配置されている原稿1の最下部に配置される。
原稿1が前記経路のいずれかにおいて紙詰まりを生じ
たときには、本発明の用紙搬送装置50を開放する必要が
生じる。第5図は、本発明の一実施例である用紙搬送装
置50の循環経路を開放した図である。入口側案内部材53
は、ローラ54aを軸として回転させることができる。こ
の回転に伴って連結片53aによって連結されている1対
の略円弧状案内部材62a,62bおよび第1略円弧状案内部
材62aに結合部材62cによって結合されているローラ61b
が持ち上がる。これによって原稿1の経路全体を見るこ
とができる。案内部材55および案内部材63は、原稿1に
対して充分小さいため、紙詰まりを生じた原稿1は案内
部材55および案内部材63に隠れることなく、発見するこ
とができる。第1または第2の露光ガラス4,6で紙詰ま
りが生じているときは、紙詰まりを生じた案内部材5ま
たは63に覆われていない部分を引き出すことによって、
紙詰まりを生じた原稿1を容易に取出すことができる。
紙詰まりした原稿1を取除いた後に、入口側案内部材53
を第1図の状態に戻すことによって、容易に用紙搬送装
置50を位置決め状態に固定することができる。
また1対の略円弧状案内部材62a,62bを入口側案内部
材53の凹部側に設けることによって、第1搬送経路90の
凹部にできる空間を有効に利用でき、用紙供給装置を小
型化できる。
発明の効果 本発明によれば、第1搬送経路の入口側案内部材とス
イッチバック経路の略円弧状案内部材とが一体化され、
これらの両部材が一体的に1回の開成動作で開成するこ
とができるので、紙詰まりした用紙を容易に取除くこと
ができる。また略円弧状案内部材が入口側案内部材の凹
部側に設けられているので、第1搬送経路下の空間を有
効に利用でき、装置の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例の用紙搬送装置の断面
図、第2図は本件用紙搬送装置によって原稿を供給する
転写形静電式複写機の全体の構成を示す断面図、第3図
は用紙搬送装置の要部拡大斜視図、第4図は本発明の用
紙搬送装置を原稿供給に用いた一例の原稿の経路図、第
5図は本発明の用紙搬送装置を開放した図、第6図は従
来技術の用紙搬送装置を備えた循環式原稿供給装置の断
面図である。 4…第1露光ガラス、6…第2露光ガラス、50…用紙搬
送装置、53…入口側案内部材、62a,62b…略円弧状案内
部材、69…スイッチバック経路、90…第1搬送経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/58 B65H 15/00 B65H 29/52 B65H 5/36 - 5/38 G03G 15/00 107 G03G 15/00 510 - 534

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙の表裏を反転させるように用紙を搬送
    し、湾曲した入口側案内部材を含む略U字状の第1搬送
    経路と、 前記入口側案内部材の凹部側に設けられ、第1搬送経路
    から出紙された用紙をスイッチバックし、略円弧状案内
    部材を含むスイッチバック経路とを有し、 前記入口側案内部材と円弧状案内部材とを一体的に構成
    し、両部材を一体的に開成可能に形成したことを特徴と
    する用紙搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58144542U (ja) * 1982-03-19 1983-09-29 株式会社リコー フアクシミリ装置
JPH02117570A (ja) * 1988-10-25 1990-05-02 Sharp Corp 原稿供給装置

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