JP2894187B2 - 昇圧電源ic - Google Patents

昇圧電源ic

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JP2894187B2
JP2894187B2 JP31926293A JP31926293A JP2894187B2 JP 2894187 B2 JP2894187 B2 JP 2894187B2 JP 31926293 A JP31926293 A JP 31926293A JP 31926293 A JP31926293 A JP 31926293A JP 2894187 B2 JP2894187 B2 JP 2894187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、さ
らに詳しくは昇圧電源IC(step-up powerIC)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昇圧電源装置は、小型ラジオやテーププ
レイヤおよびCDプレイヤなど、バッテリによって電力
を供給される携帯電子機器の電源として用いられてき
た。前記昇圧電源装置は、前記電子機器に組みこまれた
マイクロコンピュータICなど、最低動作電圧が前記バ
ッテリ−よりも高い装置が駆動できるように昇圧された
電力を供給する。昇圧電源装置は、最も単純な形態で
は、昇圧回路及び前記昇圧回路に結合され、それを制御
する発振器によって構成される。従来の技術において
は、発振器はDC電圧源に接続され、これが前記電子機
器においてはバッテリとなる。電圧源により電力が供給
され、発振器がオンになると、昇圧回路は、電圧源から
受け取る電圧を元の電圧の2倍または3倍などの整数倍
に増加させる。図1は、CMOS発振器の発振周波数と
電源電圧のグラフである。このグラフは、発振器の電源
電圧の低いときは発振器の周波数が低下することを示
す。図1のデータを用いると、約3Vから電源電圧を下
げていった時、まず発振周波数がわずかに増加して0.
9ないし1ボルトにおいて周波数がピークとなり、電源
電圧がより低くなると発振周波数は再び下がり始める。
発振の周波数は、発振器がノイズを発するので重要であ
る。人間の耳にきこえる可聴周波数は最大で約20kH
zである。図1に示すように、発振回路の電源電圧が1
V以上の領域では発振周波数は20kHzより高いため
ノイズは可聴範囲外にある。しかし、電源電圧が低下し
発振周波数が下がると、ノイズは可聴範囲に入る。発振
器から発する可聴ノイズにより、小型プレイヤの所望の
伝送が損なわれる。図1の左側に見られるように、周波
数の低下はバッテリ電圧の低下により起こる。バッテリ
がエレクトロニクス装置に対する電力供給を継続するた
めの充分な電力を持っていても、低電力により起こった
ノイズにより結果的に望ましくない音が起こり、バッテ
リを交換しなければならなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発振器に電力を供給す
る従来の方法を用いると、電圧源を形成するバッテリは
効率的に利用されない。発振器の周波数が可聴範囲まで
下がり、エレクトロニクス・プレーヤの出力の品質を妨
害するようになると、バッテリを交換しなければならな
い。この問題がなければエレクトロニクス装置を動作す
るために充分な電力はまだあるので、これはバッテリの
非効率的な使用法である。
【0004】必要とされるのは、電源内に蓄積された全
電力を利用して、発振器の周波数を可聴範囲より上に維
持する方法である。同時に、スタンバイ期間中には発振
回路で消費する電力は低く維持することができなければ
ならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により企図される
ように、発振周波数を可聴範囲より上に維持するために
発振器に供給される電力を増大する簡単な手段は、昇圧
回路の出力から発振器への電源電圧を供給することによ
り達成される。昇圧回路からの電圧は、ある係数だけ増
大され、発振器に帰還される。そのため、電源は図1に
示される0.9Vのカットオフ・レベル未満まで下って
も可聴範囲内まで発振周波数を低下させることはない。
昇圧回路からの電源電圧供給は、エレクトロニクス装置
の動作モード中のみ用いられて、発振周波数の低下を防
止する。スタンバイ・モードの間は、発振器の電力消費
を節約するため発振器は電源に直接接続される。
【0006】
【発明の利点】他の利点に加え、本発明の主要な利点
は、電源の寿命が長くなることである。電源が、発振器
にノイズを起こすレベルまで下がっても、エレクトロニ
クス装置を動作する電力はまだ持っている。昇圧回路か
らの出力を電源電圧として発振器内に帰還させることに
より、発振器の発振周波数は可聴範囲より上に維持さ
れ、電源はより長い時間使うことができる。電源はより
効率的に用いられることになる。
【0007】
【発明の好適な実施例】図2は、本発明の実施例を示
し、1は昇圧電源ICを、2は昇圧回路3を駆動する発
振器を表す。4は電源またはバッテリVccを表し、5は
スイッチを表す。バッテリ4の出力電圧が低下し始め
て、特に前記出力電圧が0.9V未満まで下がると、発
振器2の発振周波数は20kHz以下に下がる。この周
波数は、人間の耳に聞こえる可聴周波数として認識され
る。バッテリによって電力を供給されるラジオや携帯用
テープ・プレーヤまたはディスク・プレーヤなどの携帯
式のサウンド・システムでは、望ましくない音が放出さ
れるために、この点は重要である。
【0008】一般に、携帯用ラジオまたはテープ/ディ
スク・プレーヤで用いられるバッテリは、1.5Vの電
源を有する。バッテリの寿命の間、電力は徐々になくな
って行く。約0.9Vでは、バッテリはまだ携帯式ユニ
ットを動作させ続けるだけの充分な電力を蓄積してい
る。しかし、約0.9Vより低い電圧で発生される周波
数が望ましくないノイズを起こす。
【0009】図2に見られるように、発振器2はスイッ
チ5を通じて2つの異なる電源から電力を引き出すこと
ができる。全面動作モード(スイッチ5のA側)の間
は、発振器2は昇圧回路3またはVo から電力を引き出
す。昇圧回路3のVo 出力は、VCCを所定の係数a倍し
たもの、すなわちVcc(a)となる。ただしaは整数で
ある。好適な実施例においては、昇圧回路3はVccを2
倍するので、発振器2に供給される電力は2xVccとな
る。図1を参照すると、2倍のVccが発振器2に供給さ
れる重要性がわかる。グラフ中で電圧が上がると、約
1.0ボルトにピークを持つ周波数は、次第に下がり始
める。電圧が高すぎると発振器2は可聴周波数に入る。
周波数は20kHzより上に維持しなければならない。
1.5Vのバッテリを用いると、電圧を2倍にすること
で周波数は20kHzより高く良好に維持される。昇圧
回路3が電源電圧を2倍以上大きくしてしまうと、図1
の曲線は電圧の上昇と共に可聴範囲に入るので可聴ノイ
ズの可能性が大きくなる。このために、好適な実施例は
Vccを2倍増加させる場合である。
【0010】Vccの2倍の増加によりバッテリ4は、約
0.45Vまで下がってから交換することができるよう
になる。
【0011】発振器2が電力を引き出す第2電源は、ス
イッチ5のB側を通じてバッテリ4から直接供給され
る。電力が2倍のVccである昇圧回路3から常時電力を
引き出すことは可能である。しかし、スタンバイ・モー
ド中にも2倍の電力を常時引き出すと、バッテリ4に蓄
積された電力は急速になくなる。携帯用ラジオまたはテ
ープ/ディスク・プレーヤは大半の時間スタンバイ・モ
ードにあるので、バッテリ4から連続して電力を放出し
浪費することは非効率的である。そのため、スイッチ5
により発振器2がスタンバイ・モード中はVccから引き
出せるようにして、バッテリ4に蓄積された電力を保存
する。
【0012】スイッチ5には、スイッチ5に対してスタ
ンバイ・モードから全面動作モードに切り替わることを
指示する外部のスイッチ制御信号が与えられる。
【0013】図3は、スイッチ5および、発振器2の実
施例を表す。発振器2の詳細な説明は、本発明の範囲外
であり、本発明の理解に必要ではない。そのため図3で
は発振器2の回路例を図示するにとどめる。
【0014】スイッチ5は好適な実施例においては、2
個のMOSゲート10,11を用いる。ノード12は外
部スイッチ制御信号入力を表す。ノード14は、Vccの
接続部である。ノード13は、Vo の接続部である。全
面動作モードを表すlow信号がノード12に受信され
ると、MOSゲート10はオンになり、電力は昇圧回路
3から流れる。ノード12にhigh信号が受信される
と、MOSゲート10はオフになり、MOSゲート11
がオンになる。このときバッテリ4からの電力は発振器
2に流れる。
【0015】図4はスイッチ5のPMOS−PMOS設
定を示す。この設定では、ノード12は2個の入力信号
経路12a,12bに分岐される。ノード12aのlo
w信号は電力をノード13またはVo から伝える。同様
に、図5はスイッチ5のNMOS−NMOS設定を示
す。図5ではノード12aのhigh信号が電力をノー
ド13またはVo から伝える。
【0016】好適な実施例においては他の組合せのMO
Sゲートと外部制御信号を用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】前述のように、発振器を昇圧電源ICの
昇圧回路の出力に結合させると、DC電源またはバッテ
リの有用性を延長する。昇圧回路からの電力を用いて発
振器に電力を供給すると、発振器の発振周波数が可聴周
波数範囲内に下がるのを防ぐ。携帯用ラジオまたはテー
プ/ディスク・プレーヤを動作させるための電力をまだ
有しているバッテリの寿命は、はるかに長くなる。さら
に、発振器に結合したスイッチを切り替えることによ
り、発振器はスタンバイ期間中は直接バッテリ源に結合
される。これによって、バッテリの寿命が永くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発振器の電源電圧と発振周波数の
グラフである。
【図2】本発明により改良された昇圧電源ICの要素を
示す。
【図3】本発明による発振器に結合されたスイッチの好
適な実施例である。
【図4】本発明による図3のスイッチの別の実施例であ
る。
【図5】本発明による図3のスイッチの別の実施例であ
る。
【符号の説明】
1 昇圧電源IC 2 発振器 3 昇圧回路 4 電源またはVcc 5 スイッチ 10 MOSゲート 11 MOSゲート 12 外部信号ノード 13 Vo に接続されたノード 14 Vccに接続されたノード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧源に結合された昇圧電源ICであっ
    て: 前記電圧源に結合され、前記電圧源からの電圧を昇圧し
    て出力する昇圧回路; 前記昇圧回路に結合され、前記昇圧回路の動作を制御す
    る発振器;および 前記昇圧電源ICがスタンバイ・モードにある場合は前
    記発振器を第1ノードに結合し、前記昇圧電源ICが動
    作モードにある場合は前記発振器を第2ノードに結合す
    るスイッチであって、前記第1ノードは前記電圧源に結
    合され、前記第2ノードは前記昇圧回路の出力に結合さ
    れるスイッチ; から構成されることを特徴とする昇圧電源IC。
  2. 【請求項2】 発振器と昇圧回路とを有する昇圧電源I
    Cにおいて電力を節約する方法であって: スタンバイ・モード中は電圧源に発振器を直接結合し
    て、発振器を駆動する電力を電圧源から取得する段階;
    および 動作モード中は昇圧回路の出力に発振器を結合して、発
    振器を駆動する電力を昇圧回路の出力から取得する段
    階; によって構成されることを特徴とする方法。
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