JPH07184370A - 電池駆動の音響機器 - Google Patents

電池駆動の音響機器

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JPH07184370A
JPH07184370A JP5347681A JP34768193A JPH07184370A JP H07184370 A JPH07184370 A JP H07184370A JP 5347681 A JP5347681 A JP 5347681A JP 34768193 A JP34768193 A JP 34768193A JP H07184370 A JPH07184370 A JP H07184370A
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JP
Japan
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output
battery
voltage
amplifier
driven
Prior art date
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Application number
JP5347681A
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English (en)
Inventor
Yukito Horiuchi
幸人 堀内
Hiroyuki Ishikawa
裕之 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07184370A publication Critical patent/JPH07184370A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信号歪を低減でき、左右の分離が確保でき、出
力アンプに外付けする電解コンデンサが不要な電池1本
駆動の音響機器を提供することにある。 【構成】1本の電池の電圧と極性が反対でほぼ同じ電圧
の電力を発生する20kHz以上の周波数で動作するD
C/DCコンバータを設けることにより、オーディオ出
力アンプを正負の2電源駆動のアンプとしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電池駆動の音響機器
に関し、詳しくは、ポータブルの磁気テーププレーヤや
ポータブルCD(コンパクトディスク)プレーヤなどに
おいて、乾電池1本で駆動されるような場合に、出力ア
ンプの外付けの大きな容量の出力コンデンサが不要で出
力信号の歪を低減できるような電池1本で駆動される携
帯用の音響機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポータブル磁気テーププレーヤや
ポータブルCDプレーヤでは、乾電池で駆動され、その
本数は、1本から2本程度である。従って、内蔵される
オーディオ回路の電源電圧は、1.2Vあるいは2.4
V程度でしかない。しかも、多くの場合ステレオ機能を
備えていて、その出力段の回路は、2系統になってい
る。しかも、このようなポータブル形の音響機器では、
駆動電源を電池1本とするような要請が強く、長時間演
奏が要求される。
【0003】図2は、電池1本で駆動されるこの種のス
テレオオーディオ回路10の例であって、左右の音を再
生するために左側に対応する出力アンプ11(L側)と
右側に対応する出力アンプ12(R側)を有している。
13は、このオーディオ回路10に電力を供給する電源
としての乾電池である。この種の回路構成の場合には、
各出力アンプ11,12の基準電位が接地電位に採ら
れ、出力側には、イヤホーン(スピーカ)16と結合す
る比較的大きな容量の電解コンデンサ13,14が設け
られている。ここでの電解コンデンサ13,14は、容
量が大きいので外付け部品としては、基板上に占める面
積が大きく小型化の障害になる。
【0004】そこで、このような出力コンデンサを用い
ることなく、出力段アンプを構成するために、図3に示
すような3アンプ式の回路が用いられる。この回路は、
左右の出力アンプ11,12に協動してこれらアンプか
ら吐き出される電流をシンクする、仮想的に両アンプに
接地の電位を補償するアンプ15を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のコンデ
ンサを使用するものでは、比較的大きな容量の電解コン
デンサが2つも集積回路の外付け部品となる上に、電池
1本で駆動する回路では、大きな信号レベルのときに歪
が生じ易い。後者の仮想接地アンプを追加する回路で
は、このアンプの動作能力によっては、左右の分離が十
分でなく、チップの占有面積が増加して周辺回路が集積
化し難い欠点がある。また、電池1本の駆動による場合
には、出力信号が大きくなると信号歪が発生し易い。こ
の発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決す
るものであって、信号歪を低減でき、左右の分離が確保
でき、出力アンプに外付けする電解コンデンサが不要な
電池1本駆動の音響機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の電池駆動の音響機器の特徴は、所定
の電圧の1本の電池と、この電池から電力を受けて前記
電圧とは逆極性でほぼ等しい電圧の電力を発生する動作
周波数が20kHz以上のDC−DCコンパタータと、
このコンバータと電池とからほぼ等しい正負の電圧の電
力を受け2電源で駆動されてオーディオ信号を増幅して
直結で出力する出力増幅器とを備えるものである。
【0007】
【作用】このように、1本の電池の電圧と極性が反対で
ほぼ同じ電圧の電力を発生する20kHz以上の周波数
で動作するDC/DCコンバータを設けることにより、
オーディオ出力アンプを正負の2電源駆動のアンプにす
ることができる。これによりイヤホーン出力あるいはス
ピーカ出力を出力アンプに直結することができるので、
出力段との結合電解コンデンサが不要となる。しかも、
出力アンプは、左右の系統それぞれに独立になってい
て、第3のアンプも不要である。また、出力側に電解コ
ンデンサがなく、信号の振幅は従来の2倍程度まで大き
く採れ、スピーカ側と直結結合になるので、信号出力レ
ベルが大きくなっても電池1本の駆動で増幅歪を低減す
ることができる。仮想接地の出力アンプの規模とDC/
DCコンバータとを比較すれば、20kHz以上の周波
数で動作するDC/DCコンバータは、その動作周波数
に応じて、−1.2V程度では、その周辺回路を含めて
も出力アンプの集積面積程度であるが、これに外付けさ
れる部品が、小さなインダクタンスのコイルと小さな容
量のコンデンサで済み、これらは、外付け部品は、従来
の出力段とスピーカ等に結合する電解コンデンサよりも
占有面積が少ない。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の電池駆動の音響機器を適
用した場合の一実施例のオーディオ出力回路を中心とし
たブロック図である。図1において、1は、電池1本で
駆動されるこの種のステレオオーディオ回路であって、
出力段のアンプは、左右の音を再生するために左側に対
応する出力アンプ2(L側)と右側に対応する出力アン
プ3(R側)とを備えている。4は、オーディオ信号発
生回路であり、ICとしては同時に集積化されてもよい
し、別体のICに内蔵されていてもよい。13は、図
2,図3に示したように、このオーディオ回路1に電力
を供給する電源としての1本の乾電池である。なお、出
力段アンプ2,3は、それぞれ1.2Vと−1.2Vの
プラス−マイナスの2電源駆動のアンプである。
【0009】電圧検出回路9は、電池13の出力電圧を
検出する検出器であって、電池13の電圧に応じた検出
信号をPWM制御回路8に送出する。PWM制御回路8
は、電圧検出回路9の検出信号と出力ライン7の電圧と
を比較して出力ラインの電圧が電池13の電圧と等しく
極性が逆になるような電圧に維持されるようPWMパル
スを発生する。
【0010】5は、PWM制御回路8と前記電圧検出回
路9とを含むDC/DCコンバータであって、電池13
の電力を受けて−1.2Vの電圧の電力を発生する。こ
の回路は、電池13の1.2Vの電源ライン6にそのエ
ミッタ側が接続され、そのコレクタ側が出力端子5a に
接続されたスイッチングトランジスタQと、出力端子5
a と接地間に挿入された外付けのコイルL、出力端子5
a と負電圧側の出力ライン7が接続された接続端子5b
との間に逆方向で接続されたダイオードD、接続端子5
b と接地間に接続されたコンデンサCとからなる。そし
て、スイッチングトランジスタQのベースにはPWM制
御回路8から500kHzパルスが加えられ、ダイオー
ドDのアノード側に接続された出力ライン7(接続端子
5b )に−1.2Vの電圧が取り出される。この出力ラ
イン7から出力アンプ2,3の電源端子のうち負側電源
入力にこの−1.2Vの電力が供給される。正側電源入
力には、電源ライン6から正の電圧の電力が同時に供給
される。
【0011】ここで、コイルLとコンデンサCとは、こ
のステレオオーディオ回路1のICの外付け部品になる
が、PWM制御回路8の発振周波数が500kHzと高
いので、コイルLは10μH程度で済み、1つのコンデ
ンサCは、数μFないし10μF程度で済むので、比較
的小さな外付け部品になる。これは、図2で示したよう
な電解コンデンサ13,14の2つよりも小さなもので
ある。しかも、出力アンプ2,3は、±1.2Vの2電
源アンプになり、その信号振幅レベルが2.4V程度ま
で大きく採れる。その上、出力側にコンデンサがなく、
スピーカ側と直結結合になるので、信号出力レベルが大
きくなっても、また、電池1本の駆動でも増幅歪の低減
を図ることができ、出力信号の歪は低減される。DC/
DCコンバータ5の動作周波数は、前記のように20k
Hz以上であるので、再生されるオーディオ信号にほと
んど影響することはない。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にあ
っては、1本の電池の電圧と極性が反対でほぼ同じ電圧
の電力を発生する20kHz以上の周波数で動作するD
C/DCコンバータを設けることにより、オーディオ出
力アンプを正負の2電源駆動のアンプにすることができ
る。これによりイヤホーン出力あるいはスピーカ出力を
出力アンプに直結することができるので、出力段との結
合電解コンデンサが不要となる。しかも、出力アンプ
は、左右の系統それぞれに独立になっていて、第3のア
ンプも不要である。また、出力側にコンデンサがなく、
信号の振幅は従来の2倍程度まで大きく採れ、スピーカ
側と直結結合になるので、信号出力レベルが大きくなっ
ても電池1本の駆動で増幅歪の低減を図ることができ
る。その結果、出力信号の歪が低減でき、左右の分離が
確保でき、外付けされる部品としても小さなインダクタ
ンスのコイルと小さな容量のコンデンサで済むので、回
路規模全体的に小さくなり、機器の小型化が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の電池駆動の音響機器を適用
した場合の一実施例のオーディオ出力回路を中心とした
ブロック図である。
【図2】図2は、従来の電池駆動の音響機器のオーディ
オ出力回路を中心としたブロック図である。
【図3】図3は、従来の電池駆動の音響機器の他のオー
ディオ出力回路を中心としたブロック図である。
【符号の説明】
1,10…ステレオオーディオ回路、2,3,11,1
2…出力アンプ、5…DC/DCコンバータ、6…電源
ライン、7…出力ライン、8…PWM制御回路、9…電
圧検出回路、13…電池、C…コンデンサ、D…ダイオ
ード、L…コイル、Q…スイッチングトランジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電圧の1本の電池と、この電池から
    電力を受けて前記電圧とは逆極性でほぼ等しい電圧の電
    力を発生する動作周波数が20kHz以上のDC−DC
    コンバータと、このコンバータと前記電池とからほぼ等
    しい正負の電圧の電力を受け2電源で駆動されてオーデ
    ィオ信号を増幅して直結で出力する出力増幅器とを備え
    る電池駆動の音響装置。
JP5347681A 1993-12-24 1993-12-24 電池駆動の音響機器 Pending JPH07184370A (ja)

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Cited By (5)

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