JP2894047B2 - ロータリエンコーダ - Google Patents
ロータリエンコーダInfo
- Publication number
- JP2894047B2 JP2894047B2 JP3294100A JP29410091A JP2894047B2 JP 2894047 B2 JP2894047 B2 JP 2894047B2 JP 3294100 A JP3294100 A JP 3294100A JP 29410091 A JP29410091 A JP 29410091A JP 2894047 B2 JP2894047 B2 JP 2894047B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- encoder
- poles
- motor
- signal
- signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の回転位置を検
出するためのロータリエンコーダに関し、特にACサー
ボモータに組み込まれて使用されるインクリメンタルエ
ンコーダに関する。
出するためのロータリエンコーダに関し、特にACサー
ボモータに組み込まれて使用されるインクリメンタルエ
ンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】各種機械の駆動用に使われるサーボモー
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。サーボ系の位置検出器にもさまざまな
種類があるが、近年サーボモータに組み込まれて使用さ
れるロータリエンコーダが普及している。ACサーボモ
ータに組み込まれるエンコーダはインクリメンタルエン
コーダとアブソリュートエンコーダに大別される。アブ
ソリュートエンコーダは1回転内の絶対位置が判別でき
るエンコーダで、原点復帰動作が不要なことから多関節
ロボットをはじめとする大型のロボット用サーボモータ
などに普及している。一方インクリメンタルエンコーダ
は各種機械のACサーボモータに取り付けられ広く使用
されており、ACサーボ用エンコーダとして主流を占め
ている。
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。サーボ系の位置検出器にもさまざまな
種類があるが、近年サーボモータに組み込まれて使用さ
れるロータリエンコーダが普及している。ACサーボモ
ータに組み込まれるエンコーダはインクリメンタルエン
コーダとアブソリュートエンコーダに大別される。アブ
ソリュートエンコーダは1回転内の絶対位置が判別でき
るエンコーダで、原点復帰動作が不要なことから多関節
ロボットをはじめとする大型のロボット用サーボモータ
などに普及している。一方インクリメンタルエンコーダ
は各種機械のACサーボモータに取り付けられ広く使用
されており、ACサーボ用エンコーダとして主流を占め
ている。
【0003】以下に従来のインクリメンタルエンコーダ
について説明する。図7は従来のインクリメンタルエン
コーダの構成を示すもので、71は発光素子、72は回
転スリット板、73は受光素子、74は波形整形回路で
ある。出力信号は図8に示すように、回転方向が判別で
きるように90度位相差を有するA,B2相の信号と、
1回転1パルスの基準Z信号と、ACサーボモータの通
電相切り替えのためのコミュテーション信号u,v,w
を備えている。
について説明する。図7は従来のインクリメンタルエン
コーダの構成を示すもので、71は発光素子、72は回
転スリット板、73は受光素子、74は波形整形回路で
ある。出力信号は図8に示すように、回転方向が判別で
きるように90度位相差を有するA,B2相の信号と、
1回転1パルスの基準Z信号と、ACサーボモータの通
電相切り替えのためのコミュテーション信号u,v,w
を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、パルス数が同じエンコーダでもACサーボ
モータの極数に応じてコミュテーション信号の出力形態
を変えてそれぞれ専用のエンコーダを準備する必要があ
るので、エンコーダの種類も増え量産性に適していない
という問題点があった。
の構成では、パルス数が同じエンコーダでもACサーボ
モータの極数に応じてコミュテーション信号の出力形態
を変えてそれぞれ専用のエンコーダを準備する必要があ
るので、エンコーダの種類も増え量産性に適していない
という問題点があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エンコーダのパルス数が同じならば1種類で極数の
ことなるACサーボモータに対応できるロータリエンコ
ーダを提供することを目的とする。
で、エンコーダのパルス数が同じならば1種類で極数の
ことなるACサーボモータに対応できるロータリエンコ
ーダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のロータリエンコーダは、90度位相差のA,
B2相のインクリメンタル信号を出力する手段と、この
エンコーダが取り付けられるモータの極数を指定する手
段と、このエンコーダが取り付けられるモータの相数プ
ラス1以上の個数の相励磁切り替え原信号を発生する手
段と、この相励磁切り替え原信号を上記指定されたモー
タの極数に適合する相励磁切り替え信号に変換して出力
する手段とを備えている。
に本発明のロータリエンコーダは、90度位相差のA,
B2相のインクリメンタル信号を出力する手段と、この
エンコーダが取り付けられるモータの極数を指定する手
段と、このエンコーダが取り付けられるモータの相数プ
ラス1以上の個数の相励磁切り替え原信号を発生する手
段と、この相励磁切り替え原信号を上記指定されたモー
タの極数に適合する相励磁切り替え信号に変換して出力
する手段とを備えている。
【0007】
【作用】この構成によって、ACサーボモータの極数違
いは1種類のロータリエンコーダで対応できる。
いは1種類のロータリエンコーダで対応できる。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は4極と8極
の両方のACサーボモータに対応するエンコーダの構成
を示すブロック図である。図1において、11は発光素
子、12は回転スリット板、13は受光素子、14は波
形整形回路、15はデコーダ回路、16は極数切り替え
回路で、このエンコーダが取り付けられるモータの極数
を指定する手段である。以上のように構成される4極/
8極共用のエンコーダについて図2を用いてその動作を
説明する。オリジナル信号はA,B,Z(図示せず)の
他に相励磁切り替え原信号u4,v4,w4,i48の4つ
の信号である。相励磁切り替え原信号の個数は一般的に
はこのエンコーダが取り付けられるモータの相数プラス
1以上である。4極用の場合は、u4,v4,w4がその
まま極数切り替え回路16により選択されて4極用の信
号となる。一方、8極用の場合には、u4,v4,w4,
i48の信号をデコーダ回路15で合成して8極用信号u
8,v8,w8を作る。i48はu4,v4,w4の1/3周期
の信号で、8極用信号に必要なエッジ情報を提供してい
る。デコーダ回路15の内部回路を図3に示し、真理値
表を図2(B)に示す。以上のように本実施例によれ
ば、エンコーダの極数を切り替えることによってACサ
ーボモータの極数違いにも1種類のエンコーダで対応で
きる。
いて、図面を参照しながら説明する。図1は4極と8極
の両方のACサーボモータに対応するエンコーダの構成
を示すブロック図である。図1において、11は発光素
子、12は回転スリット板、13は受光素子、14は波
形整形回路、15はデコーダ回路、16は極数切り替え
回路で、このエンコーダが取り付けられるモータの極数
を指定する手段である。以上のように構成される4極/
8極共用のエンコーダについて図2を用いてその動作を
説明する。オリジナル信号はA,B,Z(図示せず)の
他に相励磁切り替え原信号u4,v4,w4,i48の4つ
の信号である。相励磁切り替え原信号の個数は一般的に
はこのエンコーダが取り付けられるモータの相数プラス
1以上である。4極用の場合は、u4,v4,w4がその
まま極数切り替え回路16により選択されて4極用の信
号となる。一方、8極用の場合には、u4,v4,w4,
i48の信号をデコーダ回路15で合成して8極用信号u
8,v8,w8を作る。i48はu4,v4,w4の1/3周期
の信号で、8極用信号に必要なエッジ情報を提供してい
る。デコーダ回路15の内部回路を図3に示し、真理値
表を図2(B)に示す。以上のように本実施例によれ
ば、エンコーダの極数を切り替えることによってACサ
ーボモータの極数違いにも1種類のエンコーダで対応で
きる。
【0009】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は4極と8
極の両方のACサーボモータに対応するエンコーダの本
発明の第2の実施例の機能ブロック図である。図4にお
いて、41は発光素子、42は回転スリット板、43は
受光素子、44は波形整形回路、45はデコーダ回路、
46は極数切り替え回路である。以上のように構成され
る4極/8極共用のエンコーダについて図5を用いてそ
の動作を説明する。オリジナル信号はA,B,Z(図示
せず)の他に図5(A)に示すu8,v8,w8,i84の
4つの信号である。8極用の場合は、u8,v8,w8が
そのまま極数切り替え回路46により選択されて8極用
の信号となる。一方、4極用の場合には、u8,v8,w
8,i84の信号をデコーダ回路45で合成して4極用信
号v4,w4を作る。i84はそのままu4として使用す
る。デコーダ回路45の内部回路を図6に示し、真理値
表を図5(B)に示す。以上のようにこの第2の実施例
によれば、エンコーダの極数を切り替えることによって
ACサーボモータの極数違いにも1種類のエンコーダで
対応できる。また、第1の実施例に比べ、i84とu8が
共用できるためコンパクトな回路構成になる。なお、第
1の実施例,第2の実施例において4極と8極の例を示
したが、他の極数との兼用も同じ考え方で実現できるこ
とは言うまでもない。
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は4極と8
極の両方のACサーボモータに対応するエンコーダの本
発明の第2の実施例の機能ブロック図である。図4にお
いて、41は発光素子、42は回転スリット板、43は
受光素子、44は波形整形回路、45はデコーダ回路、
46は極数切り替え回路である。以上のように構成され
る4極/8極共用のエンコーダについて図5を用いてそ
の動作を説明する。オリジナル信号はA,B,Z(図示
せず)の他に図5(A)に示すu8,v8,w8,i84の
4つの信号である。8極用の場合は、u8,v8,w8が
そのまま極数切り替え回路46により選択されて8極用
の信号となる。一方、4極用の場合には、u8,v8,w
8,i84の信号をデコーダ回路45で合成して4極用信
号v4,w4を作る。i84はそのままu4として使用す
る。デコーダ回路45の内部回路を図6に示し、真理値
表を図5(B)に示す。以上のようにこの第2の実施例
によれば、エンコーダの極数を切り替えることによって
ACサーボモータの極数違いにも1種類のエンコーダで
対応できる。また、第1の実施例に比べ、i84とu8が
共用できるためコンパクトな回路構成になる。なお、第
1の実施例,第2の実施例において4極と8極の例を示
したが、他の極数との兼用も同じ考え方で実現できるこ
とは言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、エンコーダのパ
ルス数が同じならば1種類のエンコーダで極数のことな
るACサーボモータに対応できるものであり、量産性に
すぐれたロータリエンコーダを実現できるものである。
ルス数が同じならば1種類のエンコーダで極数のことな
るACサーボモータに対応できるものであり、量産性に
すぐれたロータリエンコーダを実現できるものである。
【図1】本発明のロータリエンコーダの第1の実施例の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図2】(A)第1の実施例のデコーダ回路のタイミン
グ図 (B)第1の実施例のデコーダ回路の真理値表を示す図
グ図 (B)第1の実施例のデコーダ回路の真理値表を示す図
【図3】第1の実施例のデコーダの回路図
【図4】本発明のロータリエンコーダの第2の実施例の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図5】(A)第2の実施例のデコーダ回路のタイミン
グ図 (B)第2の実施例のデコーダ回路の真理値表を示す図
グ図 (B)第2の実施例のデコーダ回路の真理値表を示す図
【図6】第2の実施例のデコーダの回路図
【図7】従来のインクリメンタルエンコーダの構成を示
すブロック図
すブロック図
【図8】従来のインクリメンタルエンコーダの出力タイ
ミング図
ミング図
14 波形整形回路(90度位相差のA,B2相のイン
クリメンタル信号を出力する手段)(モータの相数プラ
ス1以上の個数の相励磁切り替え原信号を発生する手
段) 15 デコーダ回路(相励磁切り替え原信号を指定され
たモータの極数に適合する相励磁切り替え信号に変換し
て出力する手段) 16 極数切り替え回路(モータの極数を指定する手
段)
クリメンタル信号を出力する手段)(モータの相数プラ
ス1以上の個数の相励磁切り替え原信号を発生する手
段) 15 デコーダ回路(相励磁切り替え原信号を指定され
たモータの極数に適合する相励磁切り替え信号に変換し
て出力する手段) 16 極数切り替え回路(モータの極数を指定する手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 6/16 G01D 5/245 102 H03M 1/30
Claims (1)
- 【請求項1】90度位相差のA,B2相のインクリメン
タル信号を出力する手段と、このエンコーダが取り付け
られるモータの極数を指定する手段と、このエンコーダ
が取り付けられるモータの相数プラス1以上の個数の相
励磁切り替え原信号を発生する手段と、この相励磁切り
替え原信号を上記指定されたモータの極数に適合する相
励磁切り替え信号に変換して出力する手段とを備えたロ
ータリエンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294100A JP2894047B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ロータリエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294100A JP2894047B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ロータリエンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137379A JPH05137379A (ja) | 1993-06-01 |
JP2894047B2 true JP2894047B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=17803289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3294100A Expired - Fee Related JP2894047B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ロータリエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4600748B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2010-12-15 | 株式会社安川電機 | サーボモータの制御方法 |
JP5570326B2 (ja) * | 2010-07-05 | 2014-08-13 | ローム株式会社 | モータ駆動装置およびそれを用いた冷却装置、回転数信号の生成方法 |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP3294100A patent/JP2894047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05137379A (ja) | 1993-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |