JP2893870B2 - 調光付き螢光管照明装置 - Google Patents
調光付き螢光管照明装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、熱陰極蛍光管,冷陰極蛍光管等の蛍光管
(この発明はいずれにも使用することができる。以下
「ランプ」という)の照明をするにあたり、点灯・消灯
期間の比率を変化させて調光する調光付き蛍光管照明装
置に係わるものであり、特に調光特性の改善を図った調
光付き蛍光管照明装置に関するものである。
(この発明はいずれにも使用することができる。以下
「ランプ」という)の照明をするにあたり、点灯・消灯
期間の比率を変化させて調光する調光付き蛍光管照明装
置に係わるものであり、特に調光特性の改善を図った調
光付き蛍光管照明装置に関するものである。
<従来の技術> 従来、この種の調光付き蛍光管照明装置として、ラン
プの調光を、一定周期で点灯・消灯してその点灯期間と
消灯期間の比で平均的な明るさを調整するデューティー
調光方式が一般的に行なわれている。第5図は従来にお
ける調光付き蛍光管照明装置の構成例を示した図であ
る。
プの調光を、一定周期で点灯・消灯してその点灯期間と
消灯期間の比で平均的な明るさを調整するデューティー
調光方式が一般的に行なわれている。第5図は従来にお
ける調光付き蛍光管照明装置の構成例を示した図であ
る。
第5図においては、1はランプで、ここでは冷陰極蛍
光管を例示している。
光管を例示している。
2は自励型インバータ(以下「インバータ」という)
で、トランジスタ回路2a、トランスT1、コンデンサC1か
らなる。ランプ1の電極(熱陰極の場合は電極はフィラ
メントである)の一端がコンデンサC1を介してトランス
T1の2次巻線の一方に接続され、ランプ1の電極の他端
がトランスT1の2次巻線の他方に接続される。
で、トランジスタ回路2a、トランスT1、コンデンサC1か
らなる。ランプ1の電極(熱陰極の場合は電極はフィラ
メントである)の一端がコンデンサC1を介してトランス
T1の2次巻線の一方に接続され、ランプ1の電極の他端
がトランスT1の2次巻線の他方に接続される。
3は調光制御信号発生回路であり、一定周期でデュー
ティー比が制御されたパルス信号(調光制御信号,デュ
ーティコントロール信号)を出力してスイッチ回路4を
オン/オフ制御する。この結果、スイッチ回路4のオン
オフにより、直流電源E1がインバータ2に供給され、イ
ンバータ2のトランジスタ回路2aをオン/オフ駆動(発
振・停止)させることにより、ランプ印加電圧をオンオ
フして点灯・消灯の比率の変化を制御(デューティコン
トロール)し、ランプ1の照明の調光をする。
ティー比が制御されたパルス信号(調光制御信号,デュ
ーティコントロール信号)を出力してスイッチ回路4を
オン/オフ制御する。この結果、スイッチ回路4のオン
オフにより、直流電源E1がインバータ2に供給され、イ
ンバータ2のトランジスタ回路2aをオン/オフ駆動(発
振・停止)させることにより、ランプ印加電圧をオンオ
フして点灯・消灯の比率の変化を制御(デューティコン
トロール)し、ランプ1の照明の調光をする。
<発明が解決しようとする課題> この従来例にあっては、スイッチ回路を制御してイン
バータ供給電圧をオンオフすることでランプ印加電圧を
オン/オフし、ランプの点灯/消灯が行われている(点
灯/消灯はランプ及びインバータの状態に無関係に行わ
れる)。このとき、調光範囲を広くするために、パルス
信号のジッタをなくすようにしたり、ランプの点灯/消
灯による負荷変動に対するインバータ出力の安定化やラ
ンプ特性の改善等が行われているが、このような回路構
成における蛍光管照明装置では、(照射光の最小光度)
/(照射光の最大光度)は数百分の1が限界である。こ
こで、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光度)が
小さいほど、照射光を小さな光度から大きな光度まで調
整できることになり、調光可能な範囲が広がる。
バータ供給電圧をオンオフすることでランプ印加電圧を
オン/オフし、ランプの点灯/消灯が行われている(点
灯/消灯はランプ及びインバータの状態に無関係に行わ
れる)。このとき、調光範囲を広くするために、パルス
信号のジッタをなくすようにしたり、ランプの点灯/消
灯による負荷変動に対するインバータ出力の安定化やラ
ンプ特性の改善等が行われているが、このような回路構
成における蛍光管照明装置では、(照射光の最小光度)
/(照射光の最大光度)は数百分の1が限界である。こ
こで、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光度)が
小さいほど、照射光を小さな光度から大きな光度まで調
整できることになり、調光可能な範囲が広がる。
一方、船舶や航空等の分野の各種内照装置として使用
するにあたっては、(照射光の最小光度)/(照射光の
最大光度)として数千分の1が要求されている。従っ
て、従来例の調光付き蛍光管照明装置はこの要求に対し
て不十分であるという問題点があった。
するにあたっては、(照射光の最小光度)/(照射光の
最大光度)として数千分の1が要求されている。従っ
て、従来例の調光付き蛍光管照明装置はこの要求に対し
て不十分であるという問題点があった。
本発明は、従来例の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、インバータの出力がゼロクロスす
るタイミングと同期して蛍光管の点灯と消灯を行うこと
によって、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光
度)を数千分の1にまで低下させ、船舶や航空等の分野
の各種内照装置に適用可能にした調光付き蛍光管照明装
置を提供することを目的とする。
なされたものであり、インバータの出力がゼロクロスす
るタイミングと同期して蛍光管の点灯と消灯を行うこと
によって、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光
度)を数千分の1にまで低下させ、船舶や航空等の分野
の各種内照装置に適用可能にした調光付き蛍光管照明装
置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は次のとおりの構成になった調光付き蛍光管照
明装置である。
明装置である。
(1)熱陰極蛍光管を一定周期で点灯及び消灯し、点灯
期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付き蛍光管
照明装置において、 直流電源と、 この直流電源が接続され、トランジスタをオンオフさ
せることにより直流電源の電圧を交流電圧に変換するト
ランジスタ回路、及び、1次側に前記交流電圧が印加さ
れ2次側には前記熱陰極蛍光管が接続されたトランスを
有する自励型インバータと、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロク
ロスのタイミングと同期したデューティーコントロール
信号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号により開閉するス
イッチ機構を有し、このスイッチ機構の開閉により熱陰
極蛍光管の電極間の開放と短絡を行い、熱陰極蛍光管の
点灯と消灯を行う調光スイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。
期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付き蛍光管
照明装置において、 直流電源と、 この直流電源が接続され、トランジスタをオンオフさ
せることにより直流電源の電圧を交流電圧に変換するト
ランジスタ回路、及び、1次側に前記交流電圧が印加さ
れ2次側には前記熱陰極蛍光管が接続されたトランスを
有する自励型インバータと、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロク
ロスのタイミングと同期したデューティーコントロール
信号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号により開閉するス
イッチ機構を有し、このスイッチ機構の開閉により熱陰
極蛍光管の電極間の開放と短絡を行い、熱陰極蛍光管の
点灯と消灯を行う調光スイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。
(2)冷陰極蛍光管を一定周期で点灯及び消灯し、点灯
期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付き蛍光管
照明装置において、 直流電源と、 トランジスタをオンオフさせることにより前記直流電
源の電圧を交流電圧に変換するトランジスタ回路、及
び、1次側に前記交流電圧が印加され2次側には前記蛍
光管が接続されたトランスを有する自励型インバータ
と、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロク
ロスのタイミングと同期したデューティーコントロール
信号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号によりオンオフす
るスイッチング素子により前記直流電源の前記トランジ
スタ回路への接続と切り離しを行い、冷陰極蛍光管の点
灯と消灯を行うスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。
期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付き蛍光管
照明装置において、 直流電源と、 トランジスタをオンオフさせることにより前記直流電
源の電圧を交流電圧に変換するトランジスタ回路、及
び、1次側に前記交流電圧が印加され2次側には前記蛍
光管が接続されたトランスを有する自励型インバータ
と、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロク
ロスのタイミングと同期したデューティーコントロール
信号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号によりオンオフす
るスイッチング素子により前記直流電源の前記トランジ
スタ回路への接続と切り離しを行い、冷陰極蛍光管の点
灯と消灯を行うスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。
(3)前記ゼロクロス検出回路の検出信号の周波数のて
い倍周波数になったてい倍パルスを生成して出力するて
い倍回路を具備し、 前記調光制御信号発生回路は、前記てい倍パルスのタ
イミングと同期したデューティーコントロール信号を生
成して出力することを特徴とする(1)または(2)記
載の調光付き蛍光管照明装置。
い倍周波数になったてい倍パルスを生成して出力するて
い倍回路を具備し、 前記調光制御信号発生回路は、前記てい倍パルスのタ
イミングと同期したデューティーコントロール信号を生
成して出力することを特徴とする(1)または(2)記
載の調光付き蛍光管照明装置。
<実施例> 実施例について図面を参照して説明する。
尚、以下の図面において、前出の図と重複する部分は
同一番号を付して説明を省略する。
同一番号を付して説明を省略する。
第1図は本発明の一実施例の回路構成図、第2図は第
1図の回路の各信号のタイムチャートである。
1図の回路の各信号のタイムチャートである。
第1図では、ランプ10は熱陰極蛍光管である。
第1図の実施例の構成上の特徴は、ランプ10の調光
を、点灯/消灯し、点灯期間と消灯期間の比により平均
的な明るさを調整するにあたり、ランプ10を駆動するイ
ンバータ20の出力電圧がゼロ電位の時に同期してランプ
10の点灯又は消灯或はその両方を行うようにできる構成
としたことである。
を、点灯/消灯し、点灯期間と消灯期間の比により平均
的な明るさを調整するにあたり、ランプ10を駆動するイ
ンバータ20の出力電圧がゼロ電位の時に同期してランプ
10の点灯又は消灯或はその両方を行うようにできる構成
としたことである。
具体的構成は次のとおりである。
直流電源E1がインバータ20の電源端子に常時供給され
る。トランスT1の2次側巻線の一端はコンデンサC1を介
してランプ10の一方の電極(フィラメント)と接続さ
れ、他端はランプ10の他方の電極(フィラメント)と直
接接続されている。
る。トランスT1の2次側巻線の一端はコンデンサC1を介
してランプ10の一方の電極(フィラメント)と接続さ
れ、他端はランプ10の他方の電極(フィラメント)と直
接接続されている。
更に、トランスT1の2次側に設けられた補助巻線には
ゼロクロス検出回路5が接続されている。ゼロクロス検
出回路5は、インバータ出力電圧(ランプ電圧)のゼロ
クロスを検出してそれに同期したパルス列(ゼロクロス
同期パルス)を発生する。ゼロクロス検出回路5からの
ゼロクロス同期パルス信号Z1が調光制御信号発生回路30
に導かれる。
ゼロクロス検出回路5が接続されている。ゼロクロス検
出回路5は、インバータ出力電圧(ランプ電圧)のゼロ
クロスを検出してそれに同期したパルス列(ゼロクロス
同期パルス)を発生する。ゼロクロス検出回路5からの
ゼロクロス同期パルス信号Z1が調光制御信号発生回路30
に導かれる。
6は調光制御信号発生回路30からのデューティーコン
トロール信号により開閉動作するスイッチ機構で構成さ
れている。このスイッチ機構は、例えば一対のFET等で
構成されたスイッチ要素Q1,Q2からなる。スイッチ機構
がランプ10の電極に接続され、スイッチ機構の開閉動作
によりランプの調光を行う。
トロール信号により開閉動作するスイッチ機構で構成さ
れている。このスイッチ機構は、例えば一対のFET等で
構成されたスイッチ要素Q1,Q2からなる。スイッチ機構
がランプ10の電極に接続され、スイッチ機構の開閉動作
によりランプの調光を行う。
この様な構成においてその動作は以下のようになる。
これを第2図を用いながら説明する。
これを第2図を用いながら説明する。
インバータ20が常に発振している時、時刻t0〜t1間に
おいては、デューティコントロール信号がローとなって
いるので、調光用スイッチ回路6のスイッチ動作は
“開”となり、ランプ10の電極間にはインバータ20の電
圧が印加され、ランプ10は放電し点灯状態となる。時刻
t1〜t3間においてデューティコントロール信号がハイと
なるとスイッチ動作は閉となるため、ランプの電極間は
短絡され、このためランプは放電できず消灯状態とな
る。以下これの繰返しとなり、調光用スイッチ回路6の
動作をデューティコントロール信号により開閉すること
でランプの点灯・消灯の比率の変化を制御し調光を行う
ことができる。そしてこの時に調光制御信号発生回路30
は、第2図(iv),(v)に示すようなインバータ出力
電圧のゼロクロスに同期して立上がる(又は立下がる)
ゼロクロス同期パルス信号Ziを発生するゼロクロス検出
回路5から信号を受けて、ランプ点灯及び消灯がインバ
ータ電圧がゼロ電位となると同時に行うようなデューテ
ィコントロール信号を調光用スイッチ回路6に出力(発
生)することとなる。
おいては、デューティコントロール信号がローとなって
いるので、調光用スイッチ回路6のスイッチ動作は
“開”となり、ランプ10の電極間にはインバータ20の電
圧が印加され、ランプ10は放電し点灯状態となる。時刻
t1〜t3間においてデューティコントロール信号がハイと
なるとスイッチ動作は閉となるため、ランプの電極間は
短絡され、このためランプは放電できず消灯状態とな
る。以下これの繰返しとなり、調光用スイッチ回路6の
動作をデューティコントロール信号により開閉すること
でランプの点灯・消灯の比率の変化を制御し調光を行う
ことができる。そしてこの時に調光制御信号発生回路30
は、第2図(iv),(v)に示すようなインバータ出力
電圧のゼロクロスに同期して立上がる(又は立下がる)
ゼロクロス同期パルス信号Ziを発生するゼロクロス検出
回路5から信号を受けて、ランプ点灯及び消灯がインバ
ータ電圧がゼロ電位となると同時に行うようなデューテ
ィコントロール信号を調光用スイッチ回路6に出力(発
生)することとなる。
このように、ランプ10の調光は、ランプを点灯・消灯
する時の点灯期間と消灯期間の比率によるデューティー
比コントロールにより行われ、平均的な明るさを調整す
る。この調光方式は、ランプを駆動するインバータの出
力電圧がゼロ電位の時に同期してランプの点灯又は消灯
及びその両方を行うことができるから、(照射光の最小
光度)/(照射光の最大光度)が従来回路の数百分の1
から数千分の1へと1桁改善することが実験より確認で
きている。
する時の点灯期間と消灯期間の比率によるデューティー
比コントロールにより行われ、平均的な明るさを調整す
る。この調光方式は、ランプを駆動するインバータの出
力電圧がゼロ電位の時に同期してランプの点灯又は消灯
及びその両方を行うことができるから、(照射光の最小
光度)/(照射光の最大光度)が従来回路の数百分の1
から数千分の1へと1桁改善することが実験より確認で
きている。
<その他の実施例> 第3図は本発明の他の実施例の回路構成図である。第
3図の実施例はランプが冷陰極蛍光管になった実施例で
ある。
3図の実施例はランプが冷陰極蛍光管になった実施例で
ある。
第3図において、調光制御信号発生回路30からの調光
制御信号でスイッチ回路4をオンオフし、インバータ20
へ供給する供給電圧E1をオン/オフしてインバータ20の
発振をオン/オフしてランプの点灯・消灯を行う。この
構成においても、発振オフをインバータ電圧がゼロ電位
となると同時に行うような調光ができる。
制御信号でスイッチ回路4をオンオフし、インバータ20
へ供給する供給電圧E1をオン/オフしてインバータ20の
発振をオン/オフしてランプの点灯・消灯を行う。この
構成においても、発振オフをインバータ電圧がゼロ電位
となると同時に行うような調光ができる。
ところで前記した第1図乃至第2図におけるデューテ
ィーコントロール信号は、ゼロクロス同期パルスを基準
クロックとしてこれをカウンタ等で計数して作っている
ので、デューティーコントロール信号の分解能(D)が
例えば1/2000で制限を受けることとなる。その理由は次
のとおりである。
ィーコントロール信号は、ゼロクロス同期パルスを基準
クロックとしてこれをカウンタ等で計数して作っている
ので、デューティーコントロール信号の分解能(D)が
例えば1/2000で制限を受けることとなる。その理由は次
のとおりである。
分解能Dは次式で与えられる。
D=fD/fZ 調光時にはフリッカの無いことから、例えばfD≧100H
zになる。また、ランプインバータの発振周波数に限界
があるため、例えばfZ≦200kHzとなる。従ってD≧1/20
00となる。このように、分解能がまだ粗いため(言替え
ればデューティーコントロール信号のパルス幅はデジタ
ル的に変化するため)、調光時(特に低輝度時)輝度の
デジタル的な変化が目立ち、滑かな調光ができなくなる
恐れがある。そこで、この様な場合においては次のよう
にすることで、デューティーコントロール信号の分解能
を向上させて低輝度時も滑かな調光ができるようにする
ことができる。
zになる。また、ランプインバータの発振周波数に限界
があるため、例えばfZ≦200kHzとなる。従ってD≧1/20
00となる。このように、分解能がまだ粗いため(言替え
ればデューティーコントロール信号のパルス幅はデジタ
ル的に変化するため)、調光時(特に低輝度時)輝度の
デジタル的な変化が目立ち、滑かな調光ができなくなる
恐れがある。そこで、この様な場合においては次のよう
にすることで、デューティーコントロール信号の分解能
を向上させて低輝度時も滑かな調光ができるようにする
ことができる。
即ち、第1図に破線で示すように、ゼロクロス検出回
路5に、このゼロクロス検出回路5からのパルスに同期
した“てい倍周波数のパルス"Tiを発生するてい倍回路
7を接続し、このてい倍回路7からの信号(てい倍パル
ス)Tiを調光制御信号発生回路30に導くようにする。従
って、この様な構成とした場合の調光制御信号発生回路
30は、2つの信号、即ち、てい倍回路7からのてい倍パ
ルスTi及びゼロクロス検出回路5からのゼロクロス同期
パルス信号Ziが導かれることとなるから、ランプ10の調
光は、インバータ出力がゼロ電位の時に同期して点灯又
は消灯いずれか一方を行うように、スイッチ回路6のス
イッチ機構を開閉動作させる信号を出力することにな
る。
路5に、このゼロクロス検出回路5からのパルスに同期
した“てい倍周波数のパルス"Tiを発生するてい倍回路
7を接続し、このてい倍回路7からの信号(てい倍パル
ス)Tiを調光制御信号発生回路30に導くようにする。従
って、この様な構成とした場合の調光制御信号発生回路
30は、2つの信号、即ち、てい倍回路7からのてい倍パ
ルスTi及びゼロクロス検出回路5からのゼロクロス同期
パルス信号Ziが導かれることとなるから、ランプ10の調
光は、インバータ出力がゼロ電位の時に同期して点灯又
は消灯いずれか一方を行うように、スイッチ回路6のス
イッチ機構を開閉動作させる信号を出力することにな
る。
つまり、この場合、ランプ10の調光を点灯/消灯して
その期間(点灯−消灯期間)の比により平均的な明るさ
を調整するにあたっては、調光制御信号発生回路30のデ
ィユーティコントロール信号をゼロクロス検出回路5に
同期したより高い周波数のてい倍パルスによって発生さ
せて、インバータ20の出力電圧がゼロ電位の時に同期し
て、ランプ10を点灯(又は消灯)させて、消灯(又は点
灯)を先のてい倍パルスに同期させて行うこととなる。
第4図はてい倍回路7を設けた実施例における各信号の
タイムチャートである。
その期間(点灯−消灯期間)の比により平均的な明るさ
を調整するにあたっては、調光制御信号発生回路30のデ
ィユーティコントロール信号をゼロクロス検出回路5に
同期したより高い周波数のてい倍パルスによって発生さ
せて、インバータ20の出力電圧がゼロ電位の時に同期し
て、ランプ10を点灯(又は消灯)させて、消灯(又は点
灯)を先のてい倍パルスに同期させて行うこととなる。
第4図はてい倍回路7を設けた実施例における各信号の
タイムチャートである。
調光制御信号発生回路30は、インバータ出力電圧のゼ
ロクロスに同期して立上がる(又は立下がる)第4図
(v)に示すようなゼロクロス同期パルス信号Ziを発生
するゼロクロス検出回路5から信号を受けて、ランプ点
灯(又は消灯)がインバータ電圧がゼロ電位となると同
時に行うようにし、且つ、第4図(vi)に示すようなゼ
ロクロス同期パルス信号に同期したてい倍回路7からの
てい倍パルス信号を受けて、消灯(又は点灯)をてい倍
パルスに同期して行うような、デューティコントロール
信号を調光用スイッチ回路6に出力(発生)することと
なる。従ってランプ10の調光は、ランプを点灯・消灯す
る時の点灯−消灯期間の比によるデューティー比コント
ロールにより行われることとなる。この調光方式は、ラ
ンプを駆動するインバータの出力電圧がゼロ電位の時に
同期してランプの点灯(又は消灯)を行うことができる
点は、第1図と同じであるため、高い調光比を維持した
まま、ゼロクロス同期パルスに同期したてい倍パルスに
より、より高分解能のパルス幅を実現できるから、前記
した調光時輝度のデジタル的な変化が目立つことによる
滑かな調光ができなくなる恐れがある点について解決で
きることとなる。
ロクロスに同期して立上がる(又は立下がる)第4図
(v)に示すようなゼロクロス同期パルス信号Ziを発生
するゼロクロス検出回路5から信号を受けて、ランプ点
灯(又は消灯)がインバータ電圧がゼロ電位となると同
時に行うようにし、且つ、第4図(vi)に示すようなゼ
ロクロス同期パルス信号に同期したてい倍回路7からの
てい倍パルス信号を受けて、消灯(又は点灯)をてい倍
パルスに同期して行うような、デューティコントロール
信号を調光用スイッチ回路6に出力(発生)することと
なる。従ってランプ10の調光は、ランプを点灯・消灯す
る時の点灯−消灯期間の比によるデューティー比コント
ロールにより行われることとなる。この調光方式は、ラ
ンプを駆動するインバータの出力電圧がゼロ電位の時に
同期してランプの点灯(又は消灯)を行うことができる
点は、第1図と同じであるため、高い調光比を維持した
まま、ゼロクロス同期パルスに同期したてい倍パルスに
より、より高分解能のパルス幅を実現できるから、前記
した調光時輝度のデジタル的な変化が目立つことによる
滑かな調光ができなくなる恐れがある点について解決で
きることとなる。
尚、てい倍回路7は、第3図についても、破線で示す
ように設けることができ、同様の効果を得ることができ
ることはいうまでもない。
ように設けることができ、同様の効果を得ることができ
ることはいうまでもない。
<発明の効果> 本発明によれば次の効果が得られる。
インバータの出力電圧がゼロクロスするタイミングを
検出し、検出したタイミングと同期したデューティーコ
ントロール信号を生成し、生成したデューティーコント
ロール信号で蛍光管の点灯と消灯を行っている。これに
よって、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光度)
が数千分の1にまで低下させられるため、調光できる光
度の範囲が広がり、船舶や航空等の分野の各種内照装置
に適用可能になる。
検出し、検出したタイミングと同期したデューティーコ
ントロール信号を生成し、生成したデューティーコント
ロール信号で蛍光管の点灯と消灯を行っている。これに
よって、(照射光の最小光度)/(照射光の最大光度)
が数千分の1にまで低下させられるため、調光できる光
度の範囲が広がり、船舶や航空等の分野の各種内照装置
に適用可能になる。
ゼロクロス検出回路の検出信号の周波数のてい倍周波
数になったてい倍パルスを生成し、てい倍パルスのタイ
ミングと同期したデューティーコントロール信号を生成
することによって、(照射光の最小光度)/(照射光の
最大光度)が更に低下し、調光できる光度の範囲をより
広げることができる。
数になったてい倍パルスを生成し、てい倍パルスのタイ
ミングと同期したデューティーコントロール信号を生成
することによって、(照射光の最小光度)/(照射光の
最大光度)が更に低下し、調光できる光度の範囲をより
広げることができる。
第1図は本発明の一実施例の回路構成図、第2図は第1
図の回路の各信号のタイムチャート、第3図は本発明の
他の実施例の示す回路構成図、第4図は本発明の他の実
施例における各信号のタイムチャート、第5図は従来に
おける調光付き蛍光管照明装置の構成例を示した図であ
る。 1,10……ランプ、20……自励型インバータ、2a……トラ
ンジスタ回路、30……調光制御信号発生回路、4……ス
イッチ回路、5……ゼロクロス検出回路、6……調光用
スイッチ回路、7……てい倍回路、T1……トランス、E1
……直流電源。
図の回路の各信号のタイムチャート、第3図は本発明の
他の実施例の示す回路構成図、第4図は本発明の他の実
施例における各信号のタイムチャート、第5図は従来に
おける調光付き蛍光管照明装置の構成例を示した図であ
る。 1,10……ランプ、20……自励型インバータ、2a……トラ
ンジスタ回路、30……調光制御信号発生回路、4……ス
イッチ回路、5……ゼロクロス検出回路、6……調光用
スイッチ回路、7……てい倍回路、T1……トランス、E1
……直流電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−140993(JP,A) 特開 昭58−54594(JP,A) 特開 昭58−87798(JP,A) 特開 昭63−244591(JP,A) 特開 昭63−33072(JP,A) 特開 昭59−138199(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 41/38 - 41/42
Claims (3)
- 【請求項1】熱陰極蛍光管を一定周期で点灯及び消灯
し、点灯期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付
き蛍光管照明装置において、 直流電源と、 この直流電源が接続され、トランジスタをオンオフさせ
ることにより直流電源の電圧を交流電圧に変換するトラ
ンジスタ回路、及び、1次側に前記交流電圧が印加され
2次側には前記熱陰極蛍光管が接続されたトランスを有
する自励型インバータと、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロクロ
スのタイミングと同期したデューティーコントロール信
号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号により開閉するスイ
ッチ機構を有し、このスイッチ機構の開閉により熱陰極
蛍光管の電極間の開放と短絡を行い、熱陰極蛍光管の点
灯と消灯を行うスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。 - 【請求項2】冷陰極蛍光管を一定周期で点灯及び消灯
し、点灯期間と消灯期間の比率により調光を行う調光付
き蛍光管照明装置において、 直流電源と、 トランジスタをオンオフさせることにより前記直流電源
の電圧を交流電圧に変換するトランジスタ回路、及び、
1次側に前記交流電圧が印加され2次側には前記蛍光管
が接続されたトランスを有する自励型インバータと、 前記トランスの2次側に設けられた補助巻線に接続さ
れ、前記インバータの出力電圧のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路と、 このゼロクロス検出回路の検出信号をもとに、ゼロクロ
スのタイミングと同期したデューティーコントロール信
号を生成して出力する調光制御信号発生回路と、 前記デューティーコントロール信号によりオンオフする
スイッチング素子により前記直流電源の前記トランジス
タ回路への接続と切り離しを行い、冷陰極蛍光管の点灯
と消灯を行うスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする調光付き蛍光管照明装置。 - 【請求項3】前記ゼロクロス検出回路の検出信号の周波
数のてい倍周波数になったてい倍パルスを生成して出力
するてい倍回路を具備し、 前記調光制御信号発生回路は、前記てい倍パルスのタイ
ミングと同期したデューティーコントロール信号を生成
して出力することを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
たは第2項記載の調光付き蛍光管照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14277190A JP2893870B2 (ja) | 1989-10-31 | 1990-05-31 | 調光付き螢光管照明装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28451289 | 1989-10-31 | ||
JP1-284512 | 1989-10-31 | ||
JP14277190A JP2893870B2 (ja) | 1989-10-31 | 1990-05-31 | 調光付き螢光管照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03205791A JPH03205791A (ja) | 1991-09-09 |
JP2893870B2 true JP2893870B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=26474671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14277190A Expired - Fee Related JP2893870B2 (ja) | 1989-10-31 | 1990-05-31 | 調光付き螢光管照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893870B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109782889A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-21 | 廖金群 | 拔电后快速熄屏的处理方法、装置、电子设备和存储介质 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP14277190A patent/JP2893870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03205791A (ja) | 1991-09-09 |
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