JP2893174B2 - 点播装置 - Google Patents
点播装置Info
- Publication number
- JP2893174B2 JP2893174B2 JP9055121A JP5512197A JP2893174B2 JP 2893174 B2 JP2893174 B2 JP 2893174B2 JP 9055121 A JP9055121 A JP 9055121A JP 5512197 A JP5512197 A JP 5512197A JP 2893174 B2 JP2893174 B2 JP 2893174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seed
- adsorber
- pressure
- soil
- negative pressure
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01C—PLANTING; SOWING; FERTILISING
- A01C7/00—Sowing
- A01C7/20—Parts of seeders for conducting and depositing seed
- A01C7/201—Mounting of the seeding tools
- A01C7/203—Mounting of the seeding tools comprising depth regulation means
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01C—PLANTING; SOWING; FERTILISING
- A01C7/00—Sowing
- A01C7/04—Single-grain seeders with or without suction devices
- A01C7/042—Single-grain seeders with or without suction devices using pneumatic means
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Sowing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種装置に関し、詳し
くは、定間隔で水稲コーティング種子を一粒ずつ土壌の
一定深さに位置させる点播装置に関する。
くは、定間隔で水稲コーティング種子を一粒ずつ土壌の
一定深さに位置させる点播装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水稲の湛水直播栽培を実施する播
種作業においては、播種装置の一定高さからの自由落下
や、高速気流による加速打ち込みや、回転ディスクによ
る加速打ち込み等によって、水稲コーティング種子に一
定の初速度を与えて土壌に撒く技術を利用していた。
種作業においては、播種装置の一定高さからの自由落下
や、高速気流による加速打ち込みや、回転ディスクによ
る加速打ち込み等によって、水稲コーティング種子に一
定の初速度を与えて土壌に撒く技術を利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術においては、次に述べるような問題点があった。
来技術においては、次に述べるような問題点があった。
【0004】まず、水田の細かい凹凸や排水条件の良否
に起因して場所によって土壌硬度が変化する。そのた
め、同様な加速度を受けた種子が土壌の柔らかい場所で
は播種深さが深くなり、土壌の硬い場所では播種深さが
浅くなることから、土壌への播種深さを一定することが
できない。
に起因して場所によって土壌硬度が変化する。そのた
め、同様な加速度を受けた種子が土壌の柔らかい場所で
は播種深さが深くなり、土壌の硬い場所では播種深さが
浅くなることから、土壌への播種深さを一定することが
できない。
【0005】一般に、土壌への播種深さは10mm程度
が望ましい。播種深さが10mmより深い場合では、発
芽・苗立ちに時間的な遅れが発生し、さらに20mmを
超えると、発芽が不能となってしまう。一方、播種深さ
が浅くて例えば土壌の表面に留まるような場合では、水
流に流されて欠株になり、あるいは根が種子を持ち上げ
てタコ足苗になり、苗が倒伏状態になってしまう。
が望ましい。播種深さが10mmより深い場合では、発
芽・苗立ちに時間的な遅れが発生し、さらに20mmを
超えると、発芽が不能となってしまう。一方、播種深さ
が浅くて例えば土壌の表面に留まるような場合では、水
流に流されて欠株になり、あるいは根が種子を持ち上げ
てタコ足苗になり、苗が倒伏状態になってしまう。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
に案出されたものであり、水稲コーティング種子を土壌
の最適播種深さに位置させるように、土壌硬度の変化に
対応した初速を種子一粒毎に与える点播装置の提供を目
的としている。
に案出されたものであり、水稲コーティング種子を土壌
の最適播種深さに位置させるように、土壌硬度の変化に
対応した初速を種子一粒毎に与える点播装置の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、定間隔で種子を土壌の一定深さに位置さ
せる点播装置であって、正圧を発生するコンプレッサー
と、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を送出する土壌
硬度センサーと、上記圧力制御信号により上記正圧を調
整する圧力調整器と、上記正圧の流体を利用して負圧を
発生する負圧発生器と、上記圧力調整器からの正圧と上
記負圧発生器からの負圧とを交互に切り換える切り換え
バルブと、播種される種子を吸着する種子吸着器と、種
子吸着器を伸縮移動させる吸着器伸縮用の空気シリンダ
と、種子吸着器を種子吸着位置から種子放出位置へ往復
移動させる吸着器揺動用の空気シリンダと、を備えて構
成されており、上記吸着器は上記負圧および吸着器伸縮
用の空気シリンダにより種子を吸着して保持し、種子を
吸着保持した吸着器は、吸着器揺動用の空気シリンダに
より種子の加速放出位置へ移動し、さらに上記負圧は、
上記切り換えバルブによって、土壌硬度に応じた圧力制
御信号により調整された正圧に切り替えられて、種子を
加速して放出することで土壌の一定深さに位置させるこ
とを特徴とする。
めに本発明は、定間隔で種子を土壌の一定深さに位置さ
せる点播装置であって、正圧を発生するコンプレッサー
と、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を送出する土壌
硬度センサーと、上記圧力制御信号により上記正圧を調
整する圧力調整器と、上記正圧の流体を利用して負圧を
発生する負圧発生器と、上記圧力調整器からの正圧と上
記負圧発生器からの負圧とを交互に切り換える切り換え
バルブと、播種される種子を吸着する種子吸着器と、種
子吸着器を伸縮移動させる吸着器伸縮用の空気シリンダ
と、種子吸着器を種子吸着位置から種子放出位置へ往復
移動させる吸着器揺動用の空気シリンダと、を備えて構
成されており、上記吸着器は上記負圧および吸着器伸縮
用の空気シリンダにより種子を吸着して保持し、種子を
吸着保持した吸着器は、吸着器揺動用の空気シリンダに
より種子の加速放出位置へ移動し、さらに上記負圧は、
上記切り換えバルブによって、土壌硬度に応じた圧力制
御信号により調整された正圧に切り替えられて、種子を
加速して放出することで土壌の一定深さに位置させるこ
とを特徴とする。
【0008】さらに本発明は、上記した負圧発生器は、
正圧の流体流動に引っ張られて負圧を発生することをも
う一つの特徴とする。
正圧の流体流動に引っ張られて負圧を発生することをも
う一つの特徴とする。
【0009】また本発明は、上記種子を土壌の10mm
程度の深さに位置させるように、種子の一粒毎に、土壌
硬度の変化に対応した初速度を与えることを他の特徴と
する。
程度の深さに位置させるように、種子の一粒毎に、土壌
硬度の変化に対応した初速度を与えることを他の特徴と
する。
【0010】さらに本発明は、上記種子は、播種される
前に種子貯留用ホッパに貯留されて、種子吸着器により
該ホッパから吸着されることをもう一つの特徴とする。
前に種子貯留用ホッパに貯留されて、種子吸着器により
該ホッパから吸着されることをもう一つの特徴とする。
【0011】また本発明は、種子吸着器により種子貯留
用ホッパから吸着された種子は、ガイド管内に移動され
て、ガイド管の内面に沿って加速放出されることを他の
特徴とする。
用ホッパから吸着された種子は、ガイド管内に移動され
て、ガイド管の内面に沿って加速放出されることを他の
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の点播装置は、正圧を発生するコンプレ
ッサーと、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を送出す
る土壌硬度センサーと、上記圧力制御信号により上記正
圧を調整する圧力調整器と、上記正圧の流体を利用して
負圧を発生する負圧発生器と、上記圧力調整器からの正
圧と上記負圧発生器からの負圧とを交互に切り換える切
り換えバルブと、播種される種子を吸着する種子吸着器
と、種子吸着器を伸縮移動させる吸着器伸縮用の空気シ
リンダと、種子吸着器を種子吸着位置から種子放出位置
へ往復移動させる吸着器揺動用の空気シリンダとを備え
て構成されていることから、上記吸着器は上記負圧およ
び吸着器伸縮用の空気シリンダにより種子を吸着して保
持し、種子を吸着保持した吸着器は、吸着器揺動用の空
気シリンダにより種子の加速放出位置へ移動し、さらに
上記負圧は、上記切り換えバルブによって、土壌硬度に
応じた圧力制御信号により調整された正圧に切り替えら
れて、種子を加速して放出することで土壌の一定深さに
位置させることができるようになる。
ッサーと、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を送出す
る土壌硬度センサーと、上記圧力制御信号により上記正
圧を調整する圧力調整器と、上記正圧の流体を利用して
負圧を発生する負圧発生器と、上記圧力調整器からの正
圧と上記負圧発生器からの負圧とを交互に切り換える切
り換えバルブと、播種される種子を吸着する種子吸着器
と、種子吸着器を伸縮移動させる吸着器伸縮用の空気シ
リンダと、種子吸着器を種子吸着位置から種子放出位置
へ往復移動させる吸着器揺動用の空気シリンダとを備え
て構成されていることから、上記吸着器は上記負圧およ
び吸着器伸縮用の空気シリンダにより種子を吸着して保
持し、種子を吸着保持した吸着器は、吸着器揺動用の空
気シリンダにより種子の加速放出位置へ移動し、さらに
上記負圧は、上記切り換えバルブによって、土壌硬度に
応じた圧力制御信号により調整された正圧に切り替えら
れて、種子を加速して放出することで土壌の一定深さに
位置させることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2
(a)〜図2(g)に基づいて説明する。図1は、本発
明の点播装置における正圧および負圧の流れを示すフロ
ーチャートであり、図2(a)〜図2(g)は、本発明
の点播装置の作業動作を示す説明図である。
(a)〜図2(g)に基づいて説明する。図1は、本発
明の点播装置における正圧および負圧の流れを示すフロ
ーチャートであり、図2(a)〜図2(g)は、本発明
の点播装置の作業動作を示す説明図である。
【0014】図1において、本発明の点播装置は、正圧
を発生するコンプレッサー1と、コンプレッサー1に接
続されてコンプレッサー1からの圧力を定圧に制御する
圧力制御器2と、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を
送出する土壌硬度センサー5と、土壌硬度センサー5か
らの圧力制御信号を受けて圧力制御器2から送出される
一方の正圧を調整する圧力調整器4と、圧力制御器2か
ら送出される他方の正圧を利用して負圧を発生する負圧
発生器6と、圧力調整器4からの正圧と負圧発生器6か
らの負圧とを交互に切り替える切り替えバルブ3と、種
子を吸着する種子吸着器7と、吸着器揺動用の空気シリ
ンダ8と、吸着器伸縮用の空気シリンダ9とを備えてい
る。
を発生するコンプレッサー1と、コンプレッサー1に接
続されてコンプレッサー1からの圧力を定圧に制御する
圧力制御器2と、土壌の硬度を測定して圧力制御信号を
送出する土壌硬度センサー5と、土壌硬度センサー5か
らの圧力制御信号を受けて圧力制御器2から送出される
一方の正圧を調整する圧力調整器4と、圧力制御器2か
ら送出される他方の正圧を利用して負圧を発生する負圧
発生器6と、圧力調整器4からの正圧と負圧発生器6か
らの負圧とを交互に切り替える切り替えバルブ3と、種
子を吸着する種子吸着器7と、吸着器揺動用の空気シリ
ンダ8と、吸着器伸縮用の空気シリンダ9とを備えてい
る。
【0015】播種作業の操作時に、コンプレッサー1に
より発生した正圧は、圧力制御器2で例えば6kg/c
m2に制御される。そして、6kg/cm2に制御された
正圧は、符号Aで示されたところで、種子吸着のための
負圧発生用の正圧と種子加速放出のための正圧との2系
統に分岐されている。すなわち、負圧発生用の正圧は、
負圧発生器6に導入されるが、種子加速放出のための正
圧は、圧力調整器4に導入される。
より発生した正圧は、圧力制御器2で例えば6kg/c
m2に制御される。そして、6kg/cm2に制御された
正圧は、符号Aで示されたところで、種子吸着のための
負圧発生用の正圧と種子加速放出のための正圧との2系
統に分岐されている。すなわち、負圧発生用の正圧は、
負圧発生器6に導入されるが、種子加速放出のための正
圧は、圧力調整器4に導入される。
【0016】負圧発生器6は、正圧の流体流動に引っ張
られて負圧を発生するようになっている。また、種子加
速放出のための正圧は、圧力調整器4から送出されてい
るが、土壌センサ5からの制御信号が圧力調整器4に入
力されるので、圧力調整器4を通過している正圧流体の
圧力が調整されるようになっている。このように調整さ
れた正圧によって、種子を土壌の最適播種深さに位置さ
せるように種子に最適な初速を与えることができる。
られて負圧を発生するようになっている。また、種子加
速放出のための正圧は、圧力調整器4から送出されてい
るが、土壌センサ5からの制御信号が圧力調整器4に入
力されるので、圧力調整器4を通過している正圧流体の
圧力が調整されるようになっている。このように調整さ
れた正圧によって、種子を土壌の最適播種深さに位置さ
せるように種子に最適な初速を与えることができる。
【0017】また、図1に示すように、負圧発生器6か
らの負圧と圧力調整器4からの正圧が、切り替えバルブ
3に送られていて、切り替えバルブ3により必要に応じ
て切り替えられるようになっている。従って、切り替え
バルブ3からの負圧により、種子吸着器7は種子を吸着
することができ、切り替えバルブ3からの正圧により、
種子を土壌の最適播種深さに位置させるように種子に最
適な初速を付与できる。
らの負圧と圧力調整器4からの正圧が、切り替えバルブ
3に送られていて、切り替えバルブ3により必要に応じ
て切り替えられるようになっている。従って、切り替え
バルブ3からの負圧により、種子吸着器7は種子を吸着
することができ、切り替えバルブ3からの正圧により、
種子を土壌の最適播種深さに位置させるように種子に最
適な初速を付与できる。
【0018】そして、圧力制御器2から送出される他方
の正圧は、吸着器揺動用の空気シリンダ8と吸着器伸縮
用の空気シリンダ9とへも送られている。この正圧によ
り、吸着器揺動用の空気シリンダ8と吸着器伸縮用の空
気シリンダ9とが、所要に駆動されるようになる。
の正圧は、吸着器揺動用の空気シリンダ8と吸着器伸縮
用の空気シリンダ9とへも送られている。この正圧によ
り、吸着器揺動用の空気シリンダ8と吸着器伸縮用の空
気シリンダ9とが、所要に駆動されるようになる。
【0019】さらに図1に示すように、本発明の点播装
置にマイクロコンピュータ12を設けている。該マイク
ロコンピュータ12によって、種子を吸着するための負
圧と、種子を加速・放出するための正圧と、吸着器伸縮
用の空気シリンダ9の駆動用正圧と、吸着器揺動用の空
気シリンダ8の駆動用正圧とが、それぞれのバルブによ
りタイミング的にシーケンス制御されている。
置にマイクロコンピュータ12を設けている。該マイク
ロコンピュータ12によって、種子を吸着するための負
圧と、種子を加速・放出するための正圧と、吸着器伸縮
用の空気シリンダ9の駆動用正圧と、吸着器揺動用の空
気シリンダ8の駆動用正圧とが、それぞれのバルブによ
りタイミング的にシーケンス制御されている。
【0020】図2(a)〜図2(g)は、本発明の点播
装置の作業動作を示すと共に、装置の構造をも示してい
る。図2(a)〜図2(g)に示すように、本発明の点
播装置は詳しくは、播種されるコーティング種子15を
貯留するホッパ10と、種子15をホッパ10から吸着
する種子吸着器7と、種子吸着器7を搭載すると共にこ
れを伸縮させる吸着器伸縮用の空気シリンダ9と、空気
シリンダ9を保持するシリンダ保持部16と、その一端
がシリンダ保持部16に連結されていて種子吸着器7を
種子吸着位置から種子放出位置へ往復移動させる吸着器
揺動用の空気シリンダ8と、種子15を放出方向へガイ
ドするガイド管11とを備えて構成されている。
装置の作業動作を示すと共に、装置の構造をも示してい
る。図2(a)〜図2(g)に示すように、本発明の点
播装置は詳しくは、播種されるコーティング種子15を
貯留するホッパ10と、種子15をホッパ10から吸着
する種子吸着器7と、種子吸着器7を搭載すると共にこ
れを伸縮させる吸着器伸縮用の空気シリンダ9と、空気
シリンダ9を保持するシリンダ保持部16と、その一端
がシリンダ保持部16に連結されていて種子吸着器7を
種子吸着位置から種子放出位置へ往復移動させる吸着器
揺動用の空気シリンダ8と、種子15を放出方向へガイ
ドするガイド管11とを備えて構成されている。
【0021】図2(a)は、本発明における点播装置の
動作開始の初期位置を示す。この際、シリンダ保持部1
6が、吸着器揺動用の空気シリンダー8の伸張により支
点14を揺動中心にして揺動されることで、種子吸着器
7は種子ホッパ10の開口部上方に位置されるようにな
る。このとき、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は縮んだ
状態である。
動作開始の初期位置を示す。この際、シリンダ保持部1
6が、吸着器揺動用の空気シリンダー8の伸張により支
点14を揺動中心にして揺動されることで、種子吸着器
7は種子ホッパ10の開口部上方に位置されるようにな
る。このとき、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は縮んだ
状態である。
【0022】図2(b)は、種子吸着器7が種子15を
吸着した状態を示す。この際、吸着器伸縮用の空気シリ
ンダ9は伸びて一粒の種子15を捕まえ、切り替えバル
ブ3からの負圧により種子15を吸着している。このと
き、吸着器7に装着されているコイルバネ17の作用に
より、吸着器7は一定の圧力で種子15を確実に押して
吸着ミスを防ぐようにしている。
吸着した状態を示す。この際、吸着器伸縮用の空気シリ
ンダ9は伸びて一粒の種子15を捕まえ、切り替えバル
ブ3からの負圧により種子15を吸着している。このと
き、吸着器7に装着されているコイルバネ17の作用に
より、吸着器7は一定の圧力で種子15を確実に押して
吸着ミスを防ぐようにしている。
【0023】図2(c)は、種子吸着器7が種子15を
吸着した状態で種子ホッパ10から上方へ移動した様子
を示す。この際、吸着器伸縮用空気シリンダ9は縮み、
種子15を種子ホッパ10から取り出すことになる。
吸着した状態で種子ホッパ10から上方へ移動した様子
を示す。この際、吸着器伸縮用空気シリンダ9は縮み、
種子15を種子ホッパ10から取り出すことになる。
【0024】図2(d)は、種子吸着器7が種子15を
吸着した状態で種子ホッパ10からガイド管11へ移動
した様子を示す。この際、吸着器揺動用の空気シリンダ
8は、シリンダ保持部16の一端14を揺動中心にし
て、シリンダ保持部16を図中の右から左へ引っ張るよ
うに縮み、種子15を吸着した吸着器7をガイド管11
の上方に移動させる。
吸着した状態で種子ホッパ10からガイド管11へ移動
した様子を示す。この際、吸着器揺動用の空気シリンダ
8は、シリンダ保持部16の一端14を揺動中心にし
て、シリンダ保持部16を図中の右から左へ引っ張るよ
うに縮み、種子15を吸着した吸着器7をガイド管11
の上方に移動させる。
【0025】図2(e)は、種子吸着器7が種子15を
吸着した状態でガイド管11内部に移動した様子を示
す。この際、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は伸びて、
種子15をガイド管11の内部へ移動させる。
吸着した状態でガイド管11内部に移動した様子を示
す。この際、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は伸びて、
種子15をガイド管11の内部へ移動させる。
【0026】図2(f)は、吸着器7が種子15をガイ
ド管11の内面に沿って加速して放出している様子を示
す。この際、種子15を加速して放出するための正圧
は、土壌硬度に応じた制御信号によって圧力調整器4で
調整された正圧である。すなわち、種子を土壌の10m
m程度の深さに位置させるように、種子の一粒毎に、土
壌硬度の変化に対応した初速度を与えることができる。
このとき、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は、まだ伸び
た状態である。
ド管11の内面に沿って加速して放出している様子を示
す。この際、種子15を加速して放出するための正圧
は、土壌硬度に応じた制御信号によって圧力調整器4で
調整された正圧である。すなわち、種子を土壌の10m
m程度の深さに位置させるように、種子の一粒毎に、土
壌硬度の変化に対応した初速度を与えることができる。
このとき、吸着器伸縮用の空気シリンダ9は、まだ伸び
た状態である。
【0027】図2(g)は、吸着器7が種子15を放出
した後に吸着器伸縮用の空気シリンダ9が縮んだ状態を
示す。
した後に吸着器伸縮用の空気シリンダ9が縮んだ状態を
示す。
【0028】このように、種子の点播作業において、土
壌硬度に対応した初速度を種子一粒毎に与えて種子を加
速・放出するので、土壌硬度の硬軟にかかわらず土壌一
定の深さ(10mm)に種子を位置させることができる
ようになる。
壌硬度に対応した初速度を種子一粒毎に与えて種子を加
速・放出するので、土壌硬度の硬軟にかかわらず土壌一
定の深さ(10mm)に種子を位置させることができる
ようになる。
【0029】
【発明の効果】本発明の点播装置によれば、種子の点播
作業においては、土壌硬度に対応した初速度を種子一粒
毎に与えて種子を加速・放出するので、土壌硬度の硬軟
にかかわらず土壌一定の深さに種子を位置させることが
できるようになる。従って、水稲の湛水直播栽培におい
て、発芽・苗立ちの改善と安定化が得られ、従来の点播
装置に比較してより精密な点播が図れるようになる。
作業においては、土壌硬度に対応した初速度を種子一粒
毎に与えて種子を加速・放出するので、土壌硬度の硬軟
にかかわらず土壌一定の深さに種子を位置させることが
できるようになる。従って、水稲の湛水直播栽培におい
て、発芽・苗立ちの改善と安定化が得られ、従来の点播
装置に比較してより精密な点播が図れるようになる。
【図1】本発明の点播装置における正圧および負圧の流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
【図2】(a)〜(g)は、本発明の点播装置の作業動
作を示す説明図である。
作を示す説明図である。
1 コンプレッサー 2 圧力制御器 3 切り替えバルブ 4 圧力調整器 5 土壌硬度センサ 6 負圧発生器 7 種子吸着器 8 吸着器揺動用の空気シリンダ 9 吸着器伸縮用の空気シリンダ 10 種子ホッパ 11 ガイド管 12 マイクロコンピュータ 13 支点 14 支点 15 種子 16 シリンダ支持部 17 コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 健太郎 岩手県盛岡市下厨川字赤平4番地 農試 宿舎C47 (72)発明者 狢澤 信一 岩手県盛岡市湯沢12−9−2 (72)発明者 工藤 一博 岩手県盛岡市平賀新田字水道60−2 (72)発明者 田中 尚弥 岩手県盛岡市下厨川字赤平4番地 農試 宿舎A17 (56)参考文献 特開 平8−37808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 7/04
Claims (5)
- 【請求項1】定間隔で種子を土壌の一定深さに位置させ
る点播装置であって、正圧を発生するコンプレッサー
と、 土壌の硬度を測定して圧力制御信号を送出する土壌硬度
センサーと、 上記圧力制御信号により上記正圧を調整する圧力調整器
と、 上記正圧の流体を利用して負圧を発生する負圧発生器
と、 上記圧力調整器からの正圧と上記負圧発生器からの負圧
とを交互に切り換える切り換えバルブと、 播種される種子を吸着する種子吸着器と、 種子吸着器を伸縮移動させる吸着器伸縮用の空気シリン
ダと、 種子吸着器を種子吸着位置から種子放出位置へ往復移動
させる吸着器揺動用の空気シリンダと、 を備えて構成されており、 上記吸着器は上記負圧および吸着器伸縮用の空気シリン
ダにより種子を吸着して保持し、種子を吸着保持した吸
着器は、吸着器揺動用の空気シリンダにより種子の加速
放出位置へ移動し、さらに上記負圧は、上記切り換えバ
ルブによって、土壌硬度に応じた圧力制御信号により調
整された正圧に切り替えられて、種子を加速して放出す
ることで土壌の一定深さに位置させることを特徴とする
点播装置。 - 【請求項2】上記負圧発生器は、正圧の流体流動に引っ
張られて負圧を発生することを特徴とする請求項1記載
の点播装置。 - 【請求項3】上記種子を土壌の10mm程度の深さに位
置させるように、種子の一粒毎に、土壌硬度の変化に対
応した初速度を与えることを特徴とする請求項1記載の
点播装置。 - 【請求項4】上記種子は、播種される前に種子貯留用ホ
ッパに貯留されて、種子吸着器により該ホッパから吸着
されることを特徴とする請求項1記載の種子点播装置。 - 【請求項5】種子吸着器により種子貯留用ホッパから吸
着された種子は、ガイド管内に移動されて、ガイド管の
内面に沿って加速放出されることを特徴とする請求項1
記載の点播装置。
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