JP3074207B2 - 吸着播種器及び種子の吸着方法 - Google Patents

吸着播種器及び種子の吸着方法

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JP3074207B2 JP03306862A JP30686291A JP3074207B2 JP 3074207 B2 JP3074207 B2 JP 3074207B2 JP 03306862 A JP03306862 A JP 03306862A JP 30686291 A JP30686291 A JP 30686291A JP 3074207 B2 JP3074207 B2 JP 3074207B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物の種子を連続播種
するのに適し、しかも種子の吸着状態及び播種状態が外
部から観察可能な構造を有する吸着播種器に関するもの
である。又、本発明は、このような吸着播種器の種子吸
着孔へ植物の種子を確実に吸着させることが可能な吸着
方法に関するものでもある。
【0002】
【従来の技術】これまで、シクラメン等の植物の種子
を、用土を充填したプラグトレーへ播種する際には、人
間の手による手播きが主に行われてきており、種子を1
個1個プラグトレーのセルへ播種していた。ところが、
このような手播きによる方法は、播種に時間がかかり、
作業能率が悪いという問題があった。そこで、今日まで
に、種子を一度にプラグトレーの複数個のセルへ播種可
能な、吸引式の播種器が種々提案されてきており、最も
一般的なものとしては、播種器を構成する中空状の吸引
箱の吸着面に、プラグトレーの各セルのピッチに対応し
たピッチで種子吸着孔が穿設されたものがある。しかし
ながら、このような構造を有する吸着播種器にあって
は、吸引箱が金属や透明性を有さない合成樹脂等からな
るために、吸着面を下側にして使用すると、種子吸着孔
への種子の吸着状態を観察することができず、又、プラ
グトレーの各セルへの播種位置の確認が容易にできない
という問題点がある。
【0003】更に、このような吸着播種器の種子吸着孔
へ種子を吸着させる際の方法としては、吸引箱の吸着面
を上方に向け、そこに種子をばら播きながら吸着面全体
に均等に種子が行き渡るように揺する方法や、吸着面を
下側に向けて、種子が充填されたトレーや箱に入れる方
法や、種子が入れられた種子ケースを移動させながら吸
着させる方法があるが、これらの方法では、種子が吸着
孔に吸着しにくく、種子を全ての吸着孔に吸着させるの
に時間がかかり、作業が煩雑で、作業能率が悪い。又、
種子吸着孔への種子の吸着が不確実となることも多く、
種子の吸引には強い吸引力が必要であった。従って、吸
着播種器の吸引箱の内部を吸引するのに使用される吸引
ポンプは、吸着播種器専用の吸引ポンプや真空ポンプで
あって、非常に高価なものとなっていた。
【0004】又、最近では、特公平1−第37081号
に開示されるような、種子繰出口を有し、吸着面の一端
側から他端側へ移動可能な種子ケースと、この種子ケー
スの移動と共に種子吸着孔の閉塞を解除する閉塞体とが
設けられた種子吸着装置も提案されているが、このよう
な装置は、種子を確実に吸着保持するための構造が複雑
である。しかも、この種子吸着装置を用いた場合には、
装置の構造上、一度の操作で同種の種子しか播種できな
いため、プラグトレーへ播種した際、同一植物に画一化
され、異なる種類の種子を一つのプラグトレー内に区分
して播種することができないという欠点がある。従っ
て、このような装置を使用して播種を行った場合には、
播種した後、育成した植物を植え替える必要があった。
【0005】このように、これまでの吸着播種器は、種
子吸着孔への種子の吸着状態や、プラグトレーの各セル
への播種位置の確認が容易にできないものや、異なる種
類の種子を同時に一つのプラグトレー内に区分して播種
することができないものであって、これらの装置は、い
ずれも連続播種に適したものではない。よって、このよ
うな吸着播種器を使用してプラグトレーへの播種をシス
テム化することも困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の吸着
播種器の欠点を改良し、植物の種子を連続播種するのに
適し、しかも種子の吸着状態及び播種状態が外部から観
察可能な構造を有する吸着播種器を提供することを課題
とする。又、本発明は、このような吸着播種器の種子吸
着孔へ、植物の種子を確実に、しかも容易に吸着させる
ことが可能な吸着方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の吸着播種器は、
複数個の種子吸着孔が碁盤目状に穿設された吸着面を有
する中空状の吸引箱からなり、しかも上記吸引箱には吸
引用筒体及び内部圧力調整バルブが取り付けられている
ものであって、上記吸引箱が透明性を有する材料で形成
されていることを特徴とする。
【0008】まず、本発明の吸着播種器の一例を図面に
示し、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の吸着
播種器の好ましい一例を示す斜視図であり、図2は、図
1に示される吸着播種器をA−B線で切断した際の断面
構造図である。
【0009】図1に示される本発明の吸着播種器(I)
は、水平方向に細長く延びた中空状の吸引箱1からなる
ものであって、この吸引箱1が透明性を有する材料で形
成されており、この吸引箱1の上面には、吸引箱1の内
部を減圧にするための吸引用筒体4と、吸引箱1の内部
の圧力を調整するための内部圧力調整バルブ5が取り付
けられている。一方、この吸引箱1の下側面は、種子が
吸着される吸着面2となっており、この吸着面2の全面
には、複数個の種子吸着孔3が碁盤目状に穿設されてい
る。尚、図1に例示される吸着播種器(I) にあっては、
吸引箱1の内部中央部に、吸引箱1の強度を高めるため
の支持部材6が設けられている。
【0010】本発明の吸着播種器(I) を構成する吸引箱
1の材質は、透明性を有する材料であれば特に限定され
ないが、メタクリル樹脂やスチレン樹脂等が好ましい。
このような吸引箱1を成形する際には、樹脂板を接着剤
で貼り合わせて成形しても良いし、あるいは射出成形法
等で成形しても良い。又、吸引箱1の大きさについて
は、使用するプラグトレーの大きさに応じて適宜選定す
れば良い。
【0011】又、本発明の吸着播種器(I) では、上述の
吸引箱1に、吸引箱1の内部を減圧にするための吸引用
筒体4が取付けられるが、この吸引用筒体4は、図2に
示されるように、筒状のものであって、吸引箱1の中空
部分と連結されている。本発明では、吸引用筒体4の取
付け位置や形状については特に限定されるものではない
が、図1のように折曲形成されたものが好ましく、この
場合には、播種を行う際、4aの部分を手で持って使用
することができるので便利である。尚、吸引用筒体4の
開口側端部4bは、使用時において真空ポンプと連通連
結される。
【0012】更に、本発明の吸着播種器(I) には、吸引
箱1に、吸引箱1の内部の圧力を調整するための内部圧
力調整バルブ5が取り付けられているが、この内部圧力
調整バルブ5は、吸引される種子の大きさ、形状、重さ
等に応じて、吸引力を種々変化させるためのものであ
り、市販品が利用できる。尚、図1に示される吸着播種
器では、2個の内部圧力調整バルブ5が取付けられてい
るが、内部圧力調整バルブ5の数は特に限定されるもの
ではない。
【0013】又、本発明では、吸引箱1の吸着面2に穿
設される種子吸着孔3は、碁盤目状に配列されるが、こ
の種子吸着孔3間のピッチは、使用されるプラグトレー
の各セルのピッチに応じて適宜調整されるものである。
特に、本発明では、種々のプラグトレーに対応し得る構
造とするために、吸着面2の部分を取り外し可能な構造
とし、使用するプラグトレーのセルのピッチに応じて、
種子吸着孔のピッチが一致するものと交換できるように
することが好ましい。又、種子吸着孔のピッチと、プラ
グトレーのセルのピッチとが一致する場合であっても、
使用するプラグトレーを構成するセルの数が少ない場合
には、適宜、不必要な種子吸着孔3を粘着テープ等で目
止めして使用すれば良い。尚、各種子吸着孔3の大きさ
は、吸引する種子の粒径等に応じて適宜調整されるもの
ではあるが、一般的にはその内径は0.2〜0.5mm
である。
【0014】このように、本発明の吸着播種器は、吸引
箱1が透明性を有することにより、種子吸着孔が設けら
れた吸着面を下にして種子を吸着保持した直後において
も、プラグトレーの播種面上においても、容易に種子の
吸着状態が目視でき、確実な播種が可能である。又、内
部圧力調整バルブ5の開閉により、種子の吸着保持の調
節が極めて容易に、かつ迅速に行える。
【0015】更に、本発明は、複数個の種子吸着孔が碁
盤目状に穿設された吸着面を有する中空状の吸引箱から
なり、しかも上記吸引箱には吸引用筒体及び内部圧力調
整バルブが取り付けられている吸着播種器の種子吸着孔
へ、種子を確実に、しかも容易に吸着させることが可能
な吸着方法でもあり、この吸着方法は、上記の吸着播種
器を、種子が充填された種子保留用トレー上に載置し、
上記吸引箱の内部を減圧して上記種子吸着孔へ種子を吸
着させるものであって、上記吸引箱が透明性を有する材
料で形成されていること、上記種子保留用トレーは、容
器状のセルが碁盤目状に複数個配列されて一体化された
構造を有し、上記各セルのピッチと上記各種子吸着孔の
ピッチが同じであること、及び吸引される種子が、上記
各セルの内部に充填されることを特徴とする。
【0016】即ち、本発明の吸着方法においては、透明
性を有する材料で形成された吸引箱からなる吸着播種器
と、複数個の小さな容器状のセルが碁盤目状に配列され
て一体化された構造を有し、各セルのピッチが、吸着播
種器の各種子吸着孔のピッチと同じである種子保留用ト
レーが使用される。そして、吸引箱に穿設された種子吸
着孔に種子を吸着する際には、上述の種子保留用トレー
の各セルの内部に種子を充填した後、種子保留用トレー
上に吸着播種器を載置し、吸引ポンプ等で吸引箱の内部
を減圧にして、種子を種子吸着孔に吸着保持する。
【0017】図3は、本発明の吸着方法に使用される種
子保留用トレーの一例を示す斜視図であり、図4は、図
3に示される種子保留用トレーの断面図である。図3に
示されるように、本発明に使用される種子保留用トレー
(II)は、容器状のセル7が碁盤目状に複数個配列されて
一体化された構造を有し、各セル7は、図4に示される
ように、下方が徐々に小さくなった形状のものであって
も良い。そして、この種子保留用トレー(II)を構成する
各セル7のピッチは、前述の吸着播種器(I) の各種子吸
着孔3のピッチと一致しており、本発明では、種子保留
用トレー(II)として、使用するプラグトレーの底部に設
けられた開孔を密封したものを使用することができる。
このため、本発明では、市販のいろいろなプラグトレー
の底孔を塞ぐことにより、誰でも容易に、しかも安価
で、種子保留用トレー(II)を製造することができ、経済
的でもある。
【0018】図5及び図6には、本発明の吸着方法によ
り、用土が充填されたプラグトレーへ、種子が播種させ
る際の状態が示されており、図5は、吸着播種器(I) の
種子吸着孔3へ、種子8が吸着保持された際の状態を表
す図である。又、図6は、図5により、種子吸着孔3に
吸着保持された種子8が、用土11が充填されたプラグ
トレー(III) の各セル9へ播種された際の状態を表す図
である。
【0019】図5に示されるように、本発明の吸着方法
では、前述の種子保留用トレー(II)のセル7の内部に複
数個の種子8が充填されており、このセル7の位置と、
前述の吸着播種器(I) の種子吸着孔3の位置が合うよう
にして、吸着播種器(I) を種子保留用トレー(II)上に載
置し、吸引用筒体4と連結された吸引ポンプ等を作動さ
せて、吸引箱1の内部を減圧にして種子8を、全ての種
子吸着孔3にそれぞれ同時に吸着保持させる。この際、
吸引される種子の大きさや重さ等に応じて、内部圧力調
整バルブ5を開閉させ、吸引力を適宜調整する。
【0020】その後、この吸引箱1を、用土11が充填
されたプラグトレー(III) の上に載置するが、この際、
種子吸着孔3に吸着保持された種子8の位置が、プラグ
トレー(III) の各セル9の位置と合うようにする。そし
て、吸引ポンプを作動を停止させたり、吸引箱1に取付
けられた内部圧力調整バルブ5を全開にする等して、種
子吸着孔3における吸引力を解除し、種子8を下方に落
下させると、図6に示されるような播種状態が得られ
る。
【0021】このように、本発明では、図5に示される
ように、吸着播種器(I) の吸着面2に穿設される種子吸
着孔3のピッチと、種子保留用トレー(II)のセル7のピ
ッチが同じであるために、1個の種子吸着孔3に対して
1個のセル7が対応し、種子8を確実に各種子吸着孔3
へ吸着させることができる。このように、本発明では、
種子の吸着保持が確実なものとできるために、吸着され
ない種子吸着孔からの空気漏れによる吸引力の低下が起
こらず、種子を吸引するための吸引ポンプとして、手持
ちの家庭用掃除機を利用することができる。従って、特
別な吸引ポンプを必要としないために、装置が安価なも
のとなる。しかも、本発明では、吸着播種器(I) の吸引
箱1が透明性を有する材料で形成されているので、種子
の吸着状態及び播種状態を外部から容易に観察できると
いう利点がある。
【0022】又、本発明の吸着方法においては、図3に
示されるような、複数の独立したセル7からなる種子保
留用トレー(II)が使用されるために、各セル7に充填さ
れる種子の種類を自由に区分することができ、異なる種
類の種子を、所望に位置に播種することが可能である。
更に、本発明の吸着方法にあっては、吸着方式で種子を
保持し播種するようにしたものでありながら、種子の吸
着保持が極めて簡単で確実に行えるので、プラグトレー
へ連続播種することもでき、作業能率の点においても優
れ、システム化にも適している。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 厚さ5mmの透明なメタクリル樹脂板を用いて、約25
cm×50cm×5cmの大きさの中空状の吸引箱を作
製した。この際、吸引箱の中心内部には、図1に示され
るようにして、強度を高めるための支持部材を設けた。
そして、約25cm×50cmの底面部分(吸着面)に
は、2.5cmのピッチをあけて、碁盤目状に内径約
0.5mmの種子吸着孔を穿設した。又、吸着面と相対
する面には、図1に示される位置に、吸引用筒体と内部
圧力調整バルブを取り付け、本発明の吸着播種器を作製
した。このようにして作製した吸着播種器の、吸引用筒
体の開口側端部を、家庭用掃除機に連結して、シクラメ
ンの種子(10ml中に700〜1200粒)を吸引し
たところ、吸着面における種子の吸着状態が観察でき、
又、プラグトレーの各セルへの位置合わせが非常に容易
であった。
【0024】実施例2 2.5cmのピッチで、容器状のセルが碁盤目状に複数
個配列されて一体化された構造を有する、プラスチック
製のプラグトレーを準備し、各セルに充填される種子が
保留できるように、各セルの底面に設けられた開孔を密
閉して、種子保留用トレーとした。そして、この種子保
留用トレーの各セルの内部に、実施例1と同様のシクラ
メンの種子を10〜20個ずつ入れた。そして、実施例
1記載の吸着播種器の種子吸着孔の位置と、上記の種子
保留用トレーのセルの位置とが合うようにして、吸着播
種器を種子保留用トレー上に載置し、吸引用筒体と連結
された家庭用掃除機を作動させて、全ての種子吸着孔へ
種子をそれぞれ吸着保持させた。この際、吸引箱に取付
けられた内部圧力調整バルブを適宜開閉させ、吸引力を
調整した。一方、上記の種子保留用トレーを作製するの
に使用したプラグトレーと同じものを準備し、これに、
用土を充填し、このプラグトレーの上に、種子吸着孔に
吸着保持された種子の位置がプラグトレーの各セルの位
置と合うようにして、上記の吸着播種器を載置した。そ
して、家庭用掃除機の作動を停止させて、種子吸着孔に
おける吸引力を解除し、種子を下方に落下させて播種し
た。このような、本発明の吸着方法を用いた場合には、
吸着播種器の種子吸着孔へ種子を確実に吸着することが
でき、作業時間の短縮を図ることができた。
【0025】
【発明の効果】本発明の吸着播種器は、吸引箱が透明性
を有する材料で形成されているために、種子を吸着保持
した直後においても、プラグトレーへ播種する際におい
ても、容易に種子の吸着状態が外部から観察でき、確実
な播種が可能な上、作業性に優れたものである。
【0026】又、このような吸着播種器を使用する、本
発明の種子の吸着方法においては、吸着させる前の種子
が充填される種子保留用トレーとして、播種に使用する
プラグトレーの底孔を塞いだものを使用することがで
き、種子吸着孔と種子保留用トレーの各セルとが1:1
で対応するために、種子の吸着が確実なものとなり、吸
着に要する時間を短縮できる。このため、連続播種にも
適し、システム化することも可能である。又、種子の吸
着保持が確実に実施できるために、吸引ポンプとして、
手持ちの家庭用掃除機を利用することができるので非常
に便利であり、装置自体が安価に提供できる。更には、
種子保留用トレーの各セルに異なる種類の種子を充填す
ることにより、1回の播種で、異種異品種の種子を同時
播種することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着播種器の好ましい一例を示す斜視
図である。
【図2】図1に示される吸着播種器をA−B線で切断し
た際の断面構造図である。
【図3】本発明に使用される種子保留用トレーの一例を
示す斜視図である。
【図4】図3に示される種子保留用トレーの断面図であ
る。
【図5】吸着播種器(I) の種子吸着孔3へ、種子8が吸
着保持された際の状態を表す図である。
【図6】図5により、種子吸着孔3に吸着保持された種
子8が、用土11が充填されたプラグトレー(III) の各
セル9へ播種された際の状態を表す図である。
【符号の説明】
(I) 吸着播種器 (II) 種子保留用トレー (III) プラグトレー 1 吸引箱 2 吸着面 3 種子吸着孔 4 吸引用筒体 5 内部圧力調節バルブ 6 支持部材 7 セル 8 種子 9 セル 10 開孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−36307(JP,A) 特開 昭53−22022(JP,A) 実開 平3−41512(JP,U) 実開 平2−148219(JP,U) 実開 昭62−144416(JP,U) 実開 昭56−86915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の種子吸着孔3が碁盤目状に穿設
    された吸着面2を有する中空状の吸引箱1からなり、し
    かも上記吸引箱1には吸引用筒体4及び内部圧力調整バ
    ルブ5が取り付けられているものであって、上記吸引箱
    1が透明性を有する材料で形成されていることを特徴と
    する吸着播種器。
  2. 【請求項2】 複数個の種子吸着孔3が碁盤目状に穿設
    された吸着面2を有する中空状の吸引箱1からなり、し
    かも上記吸引箱1には吸引用筒体4及び内部圧力調整バ
    ルブ5が取り付けられている吸着播種器(I) を、種子が
    充填された種子保留用トレー(II)上に載置し、上記吸引
    箱1の内部を減圧して上記種子吸着孔3へ種子を吸着さ
    せるものであって、 上記吸引箱1が透明性を有する材料で形成されているこ
    と、 上記種子保留用トレー(II)は、容器状のセル7が碁盤目
    状に複数個配列されて一体化された構造を有し、上記各
    セル7のピッチと上記各種子吸着孔3のピッチが同じで
    あること、及び吸引される種子が、上記各セル7の内部
    に充填されることを特徴とする種子の吸着方法。
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