JPH0715400Y2 - 茸及び野菜兼用栽培装置 - Google Patents

茸及び野菜兼用栽培装置

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JPH0715400Y2
JPH0715400Y2 JP1989055483U JP5548389U JPH0715400Y2 JP H0715400 Y2 JPH0715400 Y2 JP H0715400Y2 JP 1989055483 U JP1989055483 U JP 1989055483U JP 5548389 U JP5548389 U JP 5548389U JP H0715400 Y2 JPH0715400 Y2 JP H0715400Y2
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JP
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transparent
engaging
synthetic resin
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water storage
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JP1989055483U
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JPH02145045U (ja
Inventor
貞夫 鈴木
Original Assignee
株式会社スズテック
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Publication date
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    • Y02P60/216

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  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、茸及び野菜兼用栽培装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知の、実開昭56−86969号公報には、内部中央に
形成した載置部および該載置部の周囲に形成した環状貯
水凹部を有する円形受皿と、前記載置部の中央部上面に
載置される円柱状の菌床について記載されている。
また、従来公知の、実公昭57−16439号公報には、内部
中央に形成した載置部および該載置部の周囲に形成した
環状貯水凹部を有する合成樹脂製円形受皿と、前記円形
受皿の周縁部上に載置される蓋付の透明円筒とからなる
茸栽培装置について記載されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記公知のもののうち前者は、透明円筒と蓋の部分につ
いて考案がなされていない。後者のものは、蓋付の透明
円筒に形成してあるので、荷造り運搬が大変である。
(問題を解決するための手段) よって、本考案は、内部中央に形成した載置部8および
該載置部8の周囲に形成した環状貯水凹部10を有する合
成樹脂製円形受皿2と、長四角状の合成樹脂製透明平板
11の一側縁に係合突起12、13を他側縁に係合孔14、15を
有し前記係合突起12、13を前記係合孔14、15に係合させ
て形成した前記円形受皿2の周縁部上に載置される透明
円筒3と、該透明円筒3上に載置される空気抜き調節孔
17と調節弁18とを持つ合成樹脂製透明蓋4と、前記載置
部8の中央部上面に載置される円柱状の菌床9と、前記
環状貯水凹部10に嵌合させた所望数に分割形成し上面に
種子24を播種しうる水耕栽培用スポンジ21とからなる茸
及び野菜兼用栽培装置としたものである。
(実施例) 本考案の一実施例を図面により説明すると、1は茸の栽
培器具全体であり、円形受皿2と、該円形受皿2上に載
置する透明円筒3と、該透明円筒3の上縁に嵌合させる
透明蓋4とからなる。
前記円形受皿2は、合成樹脂等により円形皿状に形成さ
れ、円形受皿2の底板5の周縁には全周に亘って、斜め
上方に起立する起立壁6を形成する。実施例は斜め上方
に起立する起立壁6であるが、斜め上方でなくともよく
垂直起立でもよい。
起立壁6の内周面には、円周方向に所定間隔を置いて、
略水平に内側に突出る係合段部7を形成する。該係合段
部7上には、前記透明円筒3の下端縁を載置する。即
ち、係合段部7は前記透明円筒3の下端縁を支持するも
のであるから、僅かに傾斜していてもよく、大きさは前
記透明円筒3の下端縁を支持できればよい。
又、本実施例では、起立壁6の外周に商標等のラベルを
張ることができるように、前記係合段部7を所定間隔を
置いて形成している。
前記底板5の中央部分には、同芯状に所定間隔を置いて
前記底板5より高い複数の載置部8を形成する。該載置
部8の上面に菌床9を載置する。菌床9は、このぎり屑
等に茸(椎茸・滑子・しめじ・榎茸等)の種菌を植付け
て固めて形成される。
外側の前記載置部8と前記起立壁6との間の底板5の上
方には、水を溜める貯水凹部10を形成する。
前記透明円筒3は、透明の合成樹脂等により形成された
透明平板11の一側縁に係合突起12、13を形成し、平板11
の他側縁には前記係合突起12、13を係合させる係合孔1
4、15を形成し、平板11を丸めるように折曲げて係合突
起12、13を係合孔14、15にそれぞれ係合させて円筒形状
に形成するが、場合によっては、係合突起12、13と係合
孔14、15のそれぞれの係合部にテープを接着させて固定
してもよい。
前記透明円筒3を前記の構成にしたのは、格納運搬を容
易にするためのものである。最初から円筒にしておいて
も、栽培には影響ないが、嵩ばって、運搬コストに影響
する。
前記透明円筒3は、前記円形受皿2の起立壁6の内径よ
り稍小径に形成し、透明円筒3の下端部と前記係合段部
7の無い部分の起立壁6との間に空気が入る空気流入部
16を形成する。
しかして、前記透明蓋4は、透明の合成樹脂により形成
され、中央には、前記空気流入部16より入った空気が抜
ける空気抜き用調節孔17を形成する。空気抜き用調節孔
17の上面には、該空気抜き用調節孔17の大きさを変更し
うる調節弁18を設ける。調節弁18は平板により形成さ
れ、ピン19により透明蓋4の上面に回動自在に取付け
る。
前記透明蓋4の空気抜き用調節孔17の周囲には、常時開
口している空気抜き用孔20を設ける。本実施例では3個
の空気抜き用孔20を形成しているが、栽培器具1内の雰
囲気湿度が栽培に必要な湿度になるように適宜の大きさ
に形成する。
即ち、透明である透明円筒3及び透明蓋4を透視して茸
の育成を観察するが、栽培器具1内の湿度が高過ぎる
と、すぐに透明円筒3及び透明蓋4の内面に結露して透
視できなくなるので、空気抜き用調節孔17により栽培器
具1内の湿度を調節するのである。
又、空気抜き用調節孔17は、指が入る大きさとし、透明
蓋4を外す孔としても兼用する。
しかして、前記円形受皿2の貯水凹部10には、水耕栽培
用スポンジ21を嵌合させる。該スポンジ21は、前記貯水
凹部10に併せた環状のスポンジ部材を放射方向に切断し
て所望数のブロック22に分割して形成する。
前記水耕栽培用スポンジ21を前記の構成にしたのは、格
納運搬を容易にするためのものである。最初から円筒に
しておいても、栽培には影響ないが、嵩ばって、運搬コ
ストに影響する。各ブロック22の上面には、播種溝23を
形成し、該播種溝23内に種子24を播種する。該種子24
は、カイワレダイコン、ソバ等の水耕栽培に適したもの
で、かつ短期間で収穫できるものであればよい。
また、各ブロック22の上面に、直接種子24を播種しても
よいが、播種溝23内に播種した方が、発芽およびその後
の成長が良好となる。
(作用) 次に作用を述べる。
本考案は、前記の構成であり、円形受皿2の貯水凹部10
に載置部8、8が漬からない程度に水を入れ、円形受皿
2の載置部8、8上に菌床9を載置する。
しかして、透明平板11を折曲げて一端の係合突起12、13
を他端の係合孔14、15に係合させることにより透明円筒
3とし、これを前記円形受皿2の係合段部7上に載置す
る。そして、透明円筒3の上縁に透明蓋4を上方より嵌
合させると、栽培器具1の組立てが完了する。
しかして、茸の成育には、菌床9の適度な水分及び雰囲
気湿度と、空気の流通を必要とするが、前記透明円筒3
は前記円形受皿2の起立壁6の内径より小径に形成さ
れ、透明円筒3の下端部と前記係合段部7の無い部分の
起立壁6との間に空気流入部16が形成されており、前記
透明蓋4の中央には、空気抜き用調節孔17が設けられ、
空気抜き用調節孔17の周囲には空気抜き用孔20が設けら
れているから、前記空気流入部16より流入した空気は空
気抜き用調節孔17及び空気抜き用孔20より流出して常に
空気が流通し、その間、円形受皿2の貯水凹部10の水は
蒸発して透明円筒3内を充満するから、透明円筒3内の
雰囲気湿度は常時最適湿度に保持される。
したがって、公知のように霧吹き等による水分の補給を
しなくとも、茸は円滑に成長し、又湿度不足による茸表
面のひび割れも発生しない。
しかして、前記透明円筒3及び透明蓋4は、透明部材に
より形成されているから、茸の成育状態は、上からも横
からも思いどおり観察することができ、楽しみを倍加さ
せる。
この場合、栽培器具1内の湿度が高過ぎると、透明円筒
3及び透明蓋4の内面に結露して、茸の育成状況を観察
することができなくなるが、本考案では、空気抜き用調
節孔17の上面には、該空気抜き用調節孔17の大きさを変
更しうる調節弁18が設けられているから、調節弁18によ
り空気抜き用調節孔17の開度を調節して、栽培器具1内
の湿度を調節することができる。
したがって、最初は調節弁18により空気抜き用調節孔17
を完全に閉じ、栽培器具1内の湿度を高く保持し発芽を
促がすが、発芽後は、それ程高い湿度は必要なくなるの
で、調節弁18により空気抜き用調節孔17を少しずつ透明
円筒3及び透明蓋4の内面の結露が消えるまで開くと、
透明円筒3及び透明蓋4を透視して栽培器具1内を観察
することができる。
この場合、透明蓋4には、調節弁18のある空気抜き用調
節弁17及び調節弁18のない空気抜き用孔20の2種類の調
節孔を形成したから、調節弁18のある空気抜き用調節孔
17を閉めたままでも、調節弁18のない空気抜き用孔20に
より換気できるので、失敗は少ない。
しかして、前記円形受皿2の貯水凹部10には、茸の栽培
に必要な雰囲気湿度を保持するための水が入れてあるか
ら、貯水凹部10に水耕栽培用スポンジ21を嵌合させる
と、該スポンジ21のブロック22の播種溝23内の種子24は
前記スポンジ21が吸水している水分により発芽し、成長
する。
したがって、茸の栽培をしながら、カイワレダイコン等
の収穫も楽しめる。
又、茸の栽培は、収穫後、菌床9を休息させるため、栽
培器具1内に一定期間放置し、その後、該菌床9を水中
に浸漬させ、再び、円形受皿2の載置部8、8上に前記
菌床9を載置すると、次の収穫量が低下しない。そこ
で、菌床9を休息させる間を利用して、カイワレダイコ
ン等の栽培をすると、無駄なく栽培器具1を使用でき
る。
(効果) 本考案は、内部中央に形成した載置部8および該載置部
8の周囲に形成した環状貯水凹部10を有する合成樹脂製
円形受皿2と、長四角状の合成樹脂製透明平板11の一側
縁に係合突起12、13を他側縁に係合孔14、15を有し前記
係合突起12、13を前記係合孔14、15に係合させて形成し
た前記円形受皿2の周縁部上に載置される透明円筒3
と、該透明円筒3上に載置される空気抜き調節孔17と調
節弁18とを持つ合成樹脂製透明蓋4と、前記載置部8の
中央部上面に載置される円柱状の菌床9と、前記環状貯
水凹部10に嵌合させた所望数に分割形成し上面に種子24
を播種しうる水耕栽培用スポンジ21とからなる茸及び野
菜兼用栽培装置としたものであるから、 イ、内部中央に形成した載置部8および該載置部8の周
囲に形成した環状貯水凹部10を有する合成樹脂製円形受
皿2と、長四角状の合成樹脂製透明平板11の一側縁に係
合突起12、13を他側縁に係合孔14、15を有し前記係合突
起12、13を前記係合孔14、15に係合させて形成した前記
円形受皿2の周縁部上に載置される透明円筒3と、該透
明円筒3上に載置される空気抜き調節孔17と調節弁18と
を持つ合成樹脂製透明蓋4とにより形成したので、最も
嵩張る透明円筒3を平板に伸ばして荷造りできるので、
荷造りが容易である。
ロ、透明蓋4には空気抜き調節孔17と調節弁18とを形成
したので、最適状態に調節できる。
ハ、前記載置部8の中央部上面に円柱状の菌床9を載置
し、前記環状貯水凹部10に所望数に分割形成し上面に種
子24を播種しうる水耕栽培用スポンジ21を嵌合させたか
ら、茸と野菜を栽培できる。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断側面図、第2図は円形受皿の平面図、第3
図はI−I縦断面図、第4図は透明円筒の分解状態図、
第5図は同組立状態図、第6図は透明蓋の斜視図、第7
図は貯水凹部に水耕栽培用スポンジを嵌合させる状態図
である。 符号の説明 1…栽培器具、2…円形受皿、3…透明円筒、4…透明
蓋、5…底板、6…起立壁、7…係合段部、8…載置
部、9…菌床、10…貯水凹部、11…透明平板、12、13…
係合突起、14、15…係合孔、16…空気流入部、17…空気
抜き用調節孔、18…調節体、19…ピン、20…空気抜き用
孔、21…水耕栽培用スポンジ、22…ブロック、23…播種
溝、24…種子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01G 31/00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部中央に形成した載置部8および該載置
    部8の周囲に形成した環状貯水凹部10を有する合成樹脂
    製円形受皿2と、長四角状の合成樹脂製透明平板11の一
    側縁に係合突起12、13を他側縁に係合孔14、15を有し前
    記係合突起12、13を前記係合孔14、15に係合させて形成
    した前記円形受皿2の周縁部上に載置される透明円筒3
    と、該透明円筒3上に載置される空気抜き調節孔17と調
    節弁18とを持つ合成樹脂製透明蓋4と、前記載置部8の
    中央部上面に載置される円柱状の菌床9と、前記環状貯
    水凹部10に嵌合させた所望数に分割形成し上面に種子24
    を播種しうる水耕栽培用スポンジ21とからなる茸及び野
    菜兼用栽培装置。
JP1989055483U 1989-05-15 1989-05-15 茸及び野菜兼用栽培装置 Expired - Lifetime JPH0715400Y2 (ja)

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JPH02145045U JPH02145045U (ja) 1990-12-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5716439U (ja) * 1980-06-20 1982-01-27

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JPS5686969U (ja) * 1979-12-07 1981-07-11

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JPS5716439U (ja) * 1980-06-20 1982-01-27

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