JP2892678B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2892678B2
JP2892678B2 JP1107663A JP10766389A JP2892678B2 JP 2892678 B2 JP2892678 B2 JP 2892678B2 JP 1107663 A JP1107663 A JP 1107663A JP 10766389 A JP10766389 A JP 10766389A JP 2892678 B2 JP2892678 B2 JP 2892678B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動分析装置に係り、特に被検試料と試薬を
反応させて複数の分析項目を分析する自動分析装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、実開昭56−31358号公報に記載のよう
に1つの試薬ポジションにセットされた試薬に対して1
つの分析条件しか設定することができなかった。実開昭
56−31358号は、試薬ホルダーを識別することによりそ
の試薬ホルダーに対応する分析条件を読み出して所望の
複数の分析項目の自動分析を行うもので、試薬(試薬ホ
ルダー)と分析条件が1:1に対応している。
また、特開昭57−82769号公報は、多数の試薬を分注
する場合に、個々の試薬ボトル内の試薬液の残量を分注
に際して測定することを示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、自動分析装置で分析される対象試料として尿の
依頼が増加しており、血清と尿を同一の装置で測定する
ことも多い。尿中成分濃度は一般に血清中成分濃度の数
倍から数百倍であり、大幅に濃度範囲が異なる。従来装
置を用いて同一試薬で分析条件の異なった複数項目を同
時に測定するためには、試薬を複数のボトルに小分けに
してセットし、各々のボトルについて分析条件を設定し
てから測定することが考えられるが、この場合、試薬の
準備に手間がかかる、ボトル間差が生ずる可能性があ
る、各々のボトルにデットボリュームがあるため試薬が
余分にかかり不経済である、試薬ボトルをセットできる
チャンネル数には限りがあるため同時にセットできる項
目数が減少する等の問題が生ずる。
さらに、酵素反応のミカエリス定数(Km)等を求める
ような基礎実験を行うことについても配慮されていなか
ったため、基質濃度の異なる複数の試薬を準備して同一
分析条件で測定するか、同じ基質濃度の試薬を複数の試
薬ボトルに準備し分析条件を違えて測定するか、いずれ
かの方法によらなければならない。
このように、従来技術は同一ポジションにセットされ
た試薬を用いて異なった複数の測定条件で、測定するこ
とについて配慮がされていなかった。
本発明の目的は、限られた試薬ボトル設置数の中で、
所定数の分析項目に使用される試薬ボトルの数を減らす
ことができ、その分だけ別の分析項目のための試薬を増
設でき、同一試薬を複数分析項目に用いる場合の試薬管
理を適正に行うことができる自動分析装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、被検試料を反応容器に分注する試料分注部
と、複数の試薬ボトルが設置される試薬ボトル装填部
と、被検試料の分析項目に応じた試薬を試薬ピペッタノ
ズルにより試薬ボトルから対応する反応容器に分注する
試薬分注部と、該対応する反応容器内の液を測定する測
定部とを備えた自動分析装置において、複数の分析項目
に関し試薬ボトル装填部上の同一の試薬ポジションの指
定が可能な入力部と、同一試薬ポジションが指定された
ときに、上記複数の分析項目のそれぞれに応じて該当す
る試薬ポジションにある同一試薬ボトル内の特定試薬を
所定量吸引して分注するように試薬分注部を制御する制
御部と、特定試薬が複数の分析項目に使用される場合
に、各分析項目に応じて特定試薬の残量を出力する試薬
残量出力部と、を備えたことを特徴とする。
〔作用〕
分析条件入力部から複数の分析項目の分析のための試
薬として1つの試薬が選択されると、各分析項目に関し
試薬ボトル装填部の同じポジションが記憶部に記憶され
る。設置数の限られた試薬ボトルの内のいくつかが複数
分析項目のために共用された場合には、試薬ボトル装填
部におけるボトル設置数を減らすことができる。それに
よってボトル装填部における設置場所に余裕ができるか
ら、そこに新しい分析項目のための試薬を増設できる。
また、1つの試薬ボトルに対し複数分析項目が指定され
ている場合には、それらの分析項目に応じて該当試薬ボ
トル内の試薬液の残量が出力されるので、試薬管理上の
トラブルを回避できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図は、本発明に基づく自動分析装置の全体構成を示
す。この実施例では、自動分析装置に各測定項目ごとの
第1試薬……第n試薬に対応して入力された試薬ポジシ
ョンを記憶する部分を設け、記憶された入力情報を依頼
された項目名を照合することにより、複数の分析項目に
ついて同一の試薬ポジションにセットされた試薬を定義
できるようにしたものである。自動分析装置は、本体1
に主要な機械構成要素が収納され、それぞれの機械構成
要素は、インターフェイス2を介して、中央制御部(CP
U)3により制御される。試料を分析しようとする場
合、個々の試料の分析条件は、キーボード4より入力さ
れ、磁気記憶部(フロッピディスク)5に保存される。
分析条件に従って測定された結果は表示装置(CRT)6
に表示されると共にプリンタ7より結果報告のために印
字される。
測定対象の試料は、試料カップ8に入れられて試料デ
ィスク9に並べて置かれる。試料カップが所定の試料採
取位置に到達すると、試料ピペッタ10により一定量の試
料が吸引され反応容器11に吐出される。反応容器には、
試薬ピペッタ12によって試薬が添加され化学反応が進行
する。試薬は試薬ボトル13に収納され、試薬ディスク14
上に試薬ホルダ15を介して並べられる。試薬ホルダは中
空になっており、試薬はその空洞部を通って試薬ノズル
16の下部に達している。試薬ピペッタは試薬ノズルを先
端部に装置した後一定量の試薬を吸引し、反応容器に吐
出する。反応容器は反応ディスク17の外周に配置され、
一定時間毎に一反応容器分ずつ進行し、その間に試料添
加,試薬添加,ミキサ18による撹拌を経過する。反応容
器は常に反応槽19の中に満たされた温度制御された水に
浸漬されており、光学的測定も温度制御された水を介し
た反応容器直接測光によりなされる。光源より発した光
は、反応容器内の被検反応液を透過後、グレーティング
21によって分光され、特定の波長の吸光度として、検知
器22によって測定されたデジタル信号に変換され、CPU
によって濃度換算された後出力される。
本発明は、上述した次々に異なった分析項目を測定し
ていく従来の自動分析装置に、同一ポジションにセット
された試薬を用いて異なった複数の測定条件で分析操作
を実行できる機能を付加するものである。
第2図は、第1図の分析装置で同一試薬を複数分析項
目のために用いる処理のフローチャートである。分析条
件の1つとして試薬ボトル装填部の試薬ポジションすな
わち試薬の種類を設定する欄が設けてあり、従来までの
試料ピペッティング量,測光波長,データ演算方法等の
他に、試薬ピペッティング量及び試薬ポジションを入力
できるようになっている。2試薬系の試薬の場合、第1
試薬,第2試薬のそれぞれについて、又、n試薬系の場
合、各々の試薬について試薬ピペッティング量及び試薬
ポジション(試薬の種類)を入力する必要がある。分析
項目が依頼され、分析が開始されると、上記分析条件に
従って、試料が吸引吐出され、第1試薬,第2試薬……
及び第n試薬が指定された試薬ポジションから指定され
た量だけ吸引吐出され、前述のように分析が行われるた
め同一試薬で分析条件の異なる複数項目の測定を行うこ
とが可能である。又、各測定項目の分析条件の試薬量に
応じた試薬残量を印字することも可能である。これは、
指定された試薬ポジションで複数項目分析するかどうか
判別し、複数項目測定する場合は、各項目の分析条件に
応じて試薬ボトル内の試薬残量を計算して出力するとい
うものである。
本実施例によれば、血清試料中の別々の複数分析項目
のために同じ試薬ボトルを用いる場合に限られず、例え
ば血清と尿のように含有成分の濃度範囲が著しく異なる
試料を測定する場合、あらかじめ血清用と尿用を別の項
目として登録し、それぞれの分析条件を設定することに
より、同一試薬を用いて異なる二つの分析条件での測定
が行えるようになる。又、自動分析装置で試薬の最適分
析条件の検討をする際にも同一ボトルの同一試薬に対し
て複数の分析条件を設定することができるようになる。
そのため、従来、上述のような測定をするために行って
いた調製した試薬を試薬ボトルに小分けにする操作の必
要がなくなり省力化につながると共に、ボトル間差が生
ずる可能性もなくなり正確な測定が行えるようになっ
た。さらに、試薬の節約もでき、同時分析を行える項目
の数も増加した。
又、酵素反応の基礎実験においても本法は応用でき
る。酵素反応のミカエリス定数Km値は、基質濃度におけ
る反応速度を測定することにより求めることができる。
例えば2試薬系の試薬において、第1試薬が緩衝液,第
2試薬が基質液(第1試薬の緩衝液で溶解)である場
合、表1に示すように第1試薬ピペッティング量と第2
試薬ピペッティング量以外のすべての分析条件を等しく
設定し、第2試薬(基質液)のピペッティング量は段階
的に、第1試薬のピペッティング量は試薬の送料が等し
くなるように入力する。ある試料について、項目1〜6
の吸光度(又は吸光度変化率)と分析条件の基質量から
最小二乗法によりKm値が自動的に計算され出力される。
基質としてパラニトロフェニルα・D−グルコンドを用
いた時のアミラーゼのKm値を求める実験結果を第3図に
示す。第3図において、横軸は基質濃度を、縦軸は基質
濃度/初期速度を示しており、グラフより求められたKm
値は出力されたKm値1.1×10-3Mと一致した。
上述した実施例によれば、同一ポジションにセットさ
れた試薬を用いて分析条件の異なった複数項目の測定が
行えるので、分析対象の含有濃度が異なる複数の試料の
測定が容易にできる。又、試薬の最適条件の検討,酵素
反応の基礎実験が、迅速に、効率良く、正確にかつ経済
的に行える。さらに、1つのポジションの試薬で複数項
目の測定が行えるので、限られた試薬ボトル設置数の試
薬ディスクを用いた際に全体として分析に使用できる分
析項目の数が従来以上に多くできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来と同数の分析項目を分析するに
必要な試薬ボトルの数を減らすことができるので、限ら
れたボトル設置数を有する試薬ボトル装填部にその減っ
た分に相応する新たな分析項目用の試薬を増設でき、結
局全体としての分析可能な分析項目の数を増加できるよ
うになる。また、同一試薬ボトルの試薬液を複数の分析
項目のために共用しても、試薬残量の管理を適正に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成図、第2図は一実
施例に従って測定を行う際の1分析ごとの処理フローチ
ャート、第3図は一実施例の酵素反応のミカエリス定数
を求める図である。 1……装置本体、2……インタフェース、3……CPU、
4……キーボード、5……記憶装置、6……表示部、7
……プリンタ、8……試料容器、9……試料ディスク、
10……試料ピペッタ、11……反応容器、12……試薬ピペ
ッタ、13……試薬ビン、14……試薬ディスク、15……試
薬ホルダ、16……試薬チップ、17……反応ディスク、18
……ミキサ、19……恒温槽、20……光源、21……分光
器、22……検知器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)被検試料を反応容器に分注する試料
    分注部と、複数の試薬ボトルが設置される試薬ボトル装
    填部と、被検試料の分析項目に応じた試薬を試薬ピペッ
    タノズルにより上記試薬ボトルから対応する反応容器に
    分注する試薬分注部と、上記対応する反応容器内の液を
    測定する測定部とを備えた自動分析装置において、 (B)複数の分析項目に関し上記試薬ボトル装填部上の
    同一の試薬ポジションの指定が可能な入力部と、 (C)同一試薬ポジションが指定されたときに、上記複
    数の分析項目のそれぞれに応じて該当する試薬ポジショ
    ンにある同一試薬ボトル内の特定試薬を所定量吸引して
    分注するように上記試薬分注部を制御する制御部と、 (D)上記特定試薬が上記複数の分析項目に使用される
    場合に、各分析項目に応じて上記特定試薬の残量を出力
    する試薬残量出力部と、 を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、測定対象の
    試薬の種類が異なる場合は同種の分析項目であっても別
    の分析項目として登録されることを特徴とする自動分析
    装置。
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