JP2892551B2 - 屋根パネル体の吊り下げ構造 - Google Patents

屋根パネル体の吊り下げ構造

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JP2892551B2 JP17064592A JP17064592A JP2892551B2 JP 2892551 B2 JP2892551 B2 JP 2892551B2 JP 17064592 A JP17064592 A JP 17064592A JP 17064592 A JP17064592 A JP 17064592A JP 2892551 B2 JP2892551 B2 JP 2892551B2
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り下げ移動して建物
の屋根部に設置される屋根パネル体の吊り下げ構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の屋根部を施工するにあた
り、補強材1の上面に薄板材2を敷設し、この薄板材2
上に多数の瓦板3を葺設して屋根パネル体4を形成し、
この予め形成された屋根パネル体4をクレーン等によっ
て操作される吊り下げワイヤー8にて吊り下げ移動させ
て建物の屋根部に設置することが行なわれている。
【0003】そして、これらの屋根パネル体4を吊り下
げる場合、従来にあっては、図7に示されるように先端
に略L字状の係止フック20を有する吊り下げ部材21
の係止フック20を屋根パネル体4の端部にそれぞれ係
止するようにして吊り下げるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、吊り下げ部材21が係止される屋根
パネル体4の端部に局所的に荷重が加わることとなり、
吊り下げ移動時に屋根パネル体4の端部が破損するとい
う問題があり、強度の低い屋根パネル体4は吊り下げ移
動することができないものであり、また、吊り下げ部材
21は先端の係止フック20を屋根パネル体4の端部に
引っかけるようにしているだけであるために吊り下げ保
持が不確実なものとなって吊り下げ移動時の危険性が高
くなるという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、屋根パネル体を破損させたりするようなこと
なく高い安全性を確保しながら吊り下げ保持することが
できる屋根パネル体の吊り下げ構造を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、複数並設される補強材1の上面に薄板
材2を敷設し、薄板材2上に多数の瓦板3を葺設して屋
根パネル体4を形成し、屋根パネル体4の長手方向に沿
う両端部にそれぞれ長尺の支持部材5を載設し、支持部
材5の上面に複数の連結部材6を配置し、連結部材6の
下部に設けられた係止フック7を屋根パネル体4の下面
側において補強材1に係止固定して支持部材5を屋根パ
ネル体4に連結固定し、クレーン等の吊り下げ装置より
垂下された吊り下げワイヤー8を支持部材5に設けられ
た係止部9に係止して屋根パネル体4を吊り下げ保持す
るようにしたものである。
【0007】また、上部に吊り下げワイヤー8が連結固
定されることとなる係止部分10を備えた連結部材6を
用いるようにしてもよい。
【0008】
【作用】しかして、連結部材6によって長尺な支持部材
5を屋根パネル体4の上面側に取着し、この支持部材5
を吊り下げワイヤー8によって吊り下げることで屋根パ
ネル体4が吊り下げ保持される。そして、屋根パネル体
4は長尺な支持部材5によって吊り下げ支持されるよう
になっているために吊り下げ時に局所的に荷重が加わる
ようなことがなく、強度の低い屋根パネル体4であって
も破損したりするようなことなく、安全に吊り下げ保持
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。屋根パネル体4は、図1に示されるように複
数隣合わせて並設される補強材1と、補強材1上に敷設
される薄板材2と、薄板材2上に多数枚葺設される瓦板
3とによって主体が構成されている。
【0010】瓦板3は、薄板材2の長手方向に沿う両端
を除くようにして薄板材2の中央部分に葺設されてお
り、屋根パネル体4を構成する薄板材2の瓦板3が葺設
されていない部分には縦片5aと横片5bとで断面L字
状に形成される支持部材5が載置されるようになってい
る。薄板材2上に設置される支持部材5の横片5bには
連結部材6が設置されており、この連結部材6によって
支持部材5が屋根パネル体4に連結固定されるようにな
っている。
【0011】連結部材6は、図2に示されるようにL字
状に形成された係止フック7と、係止フック7を上下方
向に昇降移動させるための操作部11とで主体が構成さ
れている。係止フック7は、縦棒材7aの下端より縦棒
材7aと直交する方向に向けて横棒材7bを突設してL
字状に形成されており、横棒材7bの先端には上方に向
けて係止突起7cが突設されている。この係止フック7
は、補強材1に係止することができるように横棒材7b
の長さ寸法を補強材1の巾寸法よりもやや大きめにして
あり、係止突起7cを補強材1の側面に当接すると共に
横棒材7bを補強材1の下面に当接するようにして補強
材1に係止することができるようになっている。
【0012】係止フック7を上下方向に移動させるため
の操作部11は、縦棒材7aが挿通される基台12と、
基台12に設けられた連結リンク13と、連結リンク1
3に連結固定された操作把手14とで主体が構成されて
いる。基台12の下面側にはコイルスプリングや弾性ゴ
ム等の弾性を有する弾性材15が設けられており、弾性
材15の下面には板材16が設けられている。基台12
に設けられた連結リンク13は、一対の操作片13aを
連結片13bにて連結固定して形成されており、一端を
基台12の側面にそれぞれ回動自在に連結すると共に他
端を操作把手14の下端に回動自在に連結固定してあ
る。連結リンク13が回動自在に連結固定された操作把
手14の下端からは側方に向けて操作突片14aが突設
されており、操作突片14aの先端は縦棒材7aの上部
に回動自在に連結固定されている。そして、図3(a)
に示される状態から図3(b)に示されるように操作把
手14を下方に押し下げることで縦棒材7aが上方に引
き上げられることとなり、係止フック7が図2に示され
るように補強材1に係止固定され、これと同時に基台1
2の下方に配された板材16が支持部材5の横片5b上
に圧接されることとなり、これによって支持部材5と屋
根パネル体4とが連結部材6によって連結固定されるよ
うになっている。
【0013】支持部材5の縦片5aにはクレーン等の吊
り下げ装置より垂下された吊り下げワイヤー8が連結さ
れる係止部9が設けられており、この係止部9は縦片5
aに通孔9aを穿設することで形成されている。ここ
で、吊り下げられることとなる屋根パネル体4として強
度が高いものである場合には、図6に示されるような基
台12の上方に環状の係止リング10aにて形成される
係止部分10を有する連結部材6を用いるようにし、こ
の係止部分10に吊り下げワイヤー8を連結して屋根パ
ネル体4を連結部材6によって直接吊り下げ支持するよ
うにしてもよいものである。
【0014】しかして、屋根パネル体4を吊り下げ支持
するにあたっては、支持部材5及び薄板材2に挿通され
た連結部材6の係止フック7を図2に示されるように屋
根パネル体4を構成する補強材1の下面側に配置し、図
3(b)に示されるように操作把手14を下方に押し下
げて係止フック7を上方に引き上げることで係止フック
7が補強材1の下面に引っかけ係止され、これによって
支持部材5と屋根パネル体4とが連結固定されるもので
あり、支持部材5の縦片5aに設けられた係止部9に吊
り下げワイヤー8を連結して引き上げることで屋根パネ
ル体4を吊り下げ支持することができるものである。そ
して、吊り下げ支持される屋根パネル体4は建物の屋根
部に移動され、図5に示されるように隣合うように配置
されるものであり、隣合う屋根パネル体4間には防水シ
ート18を介して後葺き瓦17が設置されるものであ
る。
【0015】そして、吊り下げワイヤー8による屋根パ
ネル体4の吊り下げ支持は、屋根パネル体4の長手方向
の全長に亙って配置されると共に連結部材6によって連
結固定された支持部材5を介して全体的に行なわれるこ
とによって、屋根パネル体4を支持する荷重が屋根パネ
ル体4に対して局所的に加わるようなことがなく、破損
させたりするようなことなく屋根パネル体4を吊り下げ
支持することができるものである。また、支持部材5と
屋根パネル体4とは複数個の連結部材6にて連結される
ようになっているといえども、連結部材6による支持部
材5と屋根パネル体4との連結は、操作把手14を下方
に押し下げるだけで行なうことができるために連結作業
を手間取ることなく簡単に行なうことができるものであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数並設される
補強材の上面に薄板材を敷設し、薄板材上に多数の瓦板
を葺設して屋根パネル体を形成し、屋根パネル体の長手
方向に沿う両端部にそれぞれ長尺の支持部材を載設し、
支持部材の上面に複数の連結部材を配置し、連結部材の
下部に設けられた係止フックを屋根パネル体の下面側に
おいて補強材に係止固定して支持部材を屋根パネル体に
連結固定し、クレーン等の吊り下げ装置より垂下された
吊り下げワイヤーを支持部材に設けられた係止部に係止
して屋根パネル体を吊り下げ保持するようにしたので、
屋根パネル体は長尺な支持部材を介して吊り下げ支持さ
れるものであり、吊り下げ時に局所的に屋根パネル体の
一部に荷重が加わるようなことがなく、強度の低い屋根
パネル体であっても破損したりするようなことなく、連
結部材及び支持部材を介して安全に吊り下げ保持するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の連結部材の連結状態を示す斜視図であ
る。
【図3】連結部材の動作状態を示すものであり、(a)
は連結前の斜視図、(b)は連結後の斜視図である。
【図4】連結部材の全体構成を示す正面図である。
【図5】屋根パネル体の設置状態を示す断面図である。
【図6】連結部材の他の実施例を示す概略斜視図であ
る。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 補強材 2 薄板材 3 瓦板 4 屋根パネル体 5 支持部材 6 連結部材 7 係止フック 8 吊り下げワイヤー 9 係止部 10 係止部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数並設される補強材の上面に薄板材を
    敷設し、薄板材上に多数の瓦板を葺設して屋根パネル体
    を形成し、屋根パネル体の長手方向に沿う両端部にそれ
    ぞれ長尺の支持部材を載設し、支持部材の上面に複数の
    連結部材を配置し、連結部材の下部に設けられた係止フ
    ックを屋根パネル体の下面側において補強材に係止固定
    して支持部材を屋根パネル体に連結固定し、クレーン等
    の吊り下げ装置より垂下された吊り下げワイヤーを支持
    部材に設けられた係止部に係止して屋根パネル体を吊り
    下げ保持して成ることを特徴とする屋根パネル体の吊り
    下げ構造。
  2. 【請求項2】 上部に吊り下げワイヤーが連結固定され
    ることとなる係止部分を備えた連結部材を用いて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の屋根パネル体の吊り下げ
    構造。
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