JP2891840B2 - 遠心乾燥装置 - Google Patents

遠心乾燥装置

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JP2891840B2
JP2891840B2 JP34353292A JP34353292A JP2891840B2 JP 2891840 B2 JP2891840 B2 JP 2891840B2 JP 34353292 A JP34353292 A JP 34353292A JP 34353292 A JP34353292 A JP 34353292A JP 2891840 B2 JP2891840 B2 JP 2891840B2
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晴彦 古川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠心乾燥装置、詳しくは
洗浄後のシリコンウエハー等基板の表面に付着している
水分を遠心力により飛散させることにより基板を乾燥す
る遠心乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心乾燥装置として、図
9に示すものが知られている。
【0003】この従来の遠心乾燥装置は、水平面に沿っ
て回転駆動されるターンテーブル1と、該ターンテーブ
ル1の外周部適宜位置に取り付けられた複数個のクレー
ドル2とを備え、洗浄後のシリコンウエハー等の基板3
がその主面同士が平行となるように整列して複数枚収納
されたカセット4を各クレードル2に上方からセット
し、各クレードル2をその支軸5を中心として鉛直面に
沿って90o 下方へ回動して各半導体基板3の主面を水
平状態に、すなわちターンテーブル1の回転中心1aに
対して直交する状態に保ち、その後ターンテーブル1を
回転させるように構成されている。なお、ターンテーブ
ル1にはスピンドル6の上端部が結合され、該スピンド
ル6の他端部にはプーリ7が嵌着されている。そして、
モータ8の出力軸に嵌着された他のプーリ9とこのプー
リ7とにベルト10が掛け回され、モータ8のトルクが
ターンテーブル1に付与されて回転駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の遠心乾
燥装置においては、上述したような占有スペースが比較
的大きいカセット4を使用し、しかもこれらを大径のタ
ーンテーブル1上に分散して配置しているため、大径化
してきたシリコンウエハー例えば8インチサイズのシリ
コンウエハーの乾燥用として利用するためには装置全体
を大型化しなければならないという欠点がある。
【0005】また、カセット4の乾燥も考慮して、ター
ンテーブル1を長時間回転することが行われており、乾
燥の迅速化が要望されている。
【0006】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてな
されたものであって、大径の基板の乾燥用としても十分
に小型であると共に、乾燥時間の短縮を達成した遠心乾
燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による遠心乾燥装
置は、ターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転駆
動する駆動手段と、複数枚の基板の主面同士を平行に整
列保持し得て該基板の主面が前記ターンテーブルの回転
中心に対して略直交する状態になる位置と略平行となる
位置との間で移動可能な基板保持手段を前記ターンテー
ブルの回転中心に対して対称に少なくとも2以上設け、
前記基板の主面が前記ターンテーブルの回転中心に対し
て略平行な状態となる位置に前記基板保持手段があると
きに、搬送手段に保持されてなる前記複数枚の基板を直
接受け取って収納する遠心乾燥装置であって、前記基板
保持手段は、前記本体及び前記本体に対して開閉自在に
設けられた蓋体とからなる基体部と、前記基体部に固着
されて前記基板の整列方向に延在して前記基板の外周部
と直接係合する複数の受け溝が長手方向に並設されてな
る略棒状で同じ構成からなる複数の基板保持部材とから
なり、前記本体及び前記蓋体各々が有する前記基板保持
部材は、前記蓋体が前記基板の主面が前記ターンテーブ
ルの回転中心に対して略直交する閉位置に位置するとき
に互いに協働して前記基板を直接挾持してなるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例としての遠心乾燥装置
について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、本発
明に係る遠心乾燥装置は、以下に説明する部分以外は図
9に示した従来の装置と同様に構成されているので、装
置全体としての説明は省略し要部の説明に留める。ま
た、以下の説明において、該従来の遠心乾燥装置の構成
部材と同一又は対応する構成部材については同じ参照符
号を用いている。
【0009】図1に示すように、本発明に係る遠心乾燥
装置においては、ターンテーブル1上に基板保持手段と
してのクレードル12が例えば2つ取り付けられてい
る。
【0010】なお、ターンテーブル1は上部にて開口し
たケーシング14により囲繞されており、該開口部を開
閉する蓋体15が設けられている。また、この蓋体15
は装置の本体部分を構成するフレーム16にヒンジ17
により揺動自在(矢印Lにて示している)に取り付けら
れており、図示せぬシリンダーによって駆動力を付与さ
れて開閉動作を行う。
【0011】図2は図1に関するA−A断面を示すもの
であるが、該両図から明らかなように、上記クレードル
12は、複数枚の基板3を該各基板の主面同士が互いに
平行となるように整列して保持する。そして、図1にお
いて実線及び二点鎖線にて示すように、各クレードル1
2は、その保持する基板3の主面がターンテーブル1の
回転中心1aに対して略直交する状態になる位置と略平
行となる他の位置との間で揺動可能(図において矢印M
にて示している)となっている。詳しくは、クレードル
12はその端部にてシャフト18に嵌着されており、該
シャフト18がターンテーブル12を上記2つの位置に
位置決めする位置決め手段としてのシリンダが設けられ
ている。
【0012】ここで、クレードル12の構成について詳
述する。
【0013】図1及び図2に示すように、クレードル1
2は、枠状の本体20及び蓋体21から成って上記シャ
ト18に固着された基体部と、夫々略棒状に形成され
て基板3の整列方向において延在すべくこの基体部に取
り付けられて基板3の外周部に係合してこれらを受ける
例えば6本の基板保持部材23とを有している。
【0014】図3及び図4に示すように、基板保持部材
23は略円柱状に形成されている。そして、各々基板3
の外周部分が係合し得る受け溝23aが複数条、等しい
ピッチにて並設されている。なお、これら各受け溝23
aの断面形状はV字状となっている。また、基板保持部
分23は、該各受け溝23aが並ぶ方向に対して垂直に
断面形状が円形となっている。そして、図4から明らか
なように、各受け溝23aは、基板保持部材23の一部
を切り欠いた状態にて形成されており、該受け溝23a
の低面はこれに係合する基板3の半径(約100m/m )
と等しい曲率半径を有している。
【0015】上述したように、クレードル12の基体部
は本体20と該本体20に対して開閉自在(図1におい
て矢印Nにて示す)に取り付けられた蓋体21とから成
るが、上記基板保持部材23は該本体20と共にこの蓋
体21にも設けられている。そして、蓋体21が閉位置
にあるときに、本体20及び蓋体21に夫々設けられた
基板保持部材23が互いに協働して基板3を挾持する状
態となる。このように、基板3をしっかりと挾持する構
成のため、保持された基板3のがたつきが防止されてい
る。
【0016】なお、上記蓋体21は、本体20に回転可
能に取り付けられたシャフト25に嵌着されたフレーム
26と、該フレーム26に一端部にて取り付けられた基
板保持部材23自体と、該基板保持部材23の他端部に
固着されたブロック27とから成る。また、図示しては
いないが、この蓋体21を開閉動作させるためのシリン
ダが設けられている。
【0017】次に、上記した構成の遠心乾燥装置の動作
を図5をも参照しつつ説明する。
【0018】まず、ケーシング14上に設けられた蓋体
15をこれを作動させるシリンダにより開かせる。そし
て、他のシリンダの作動を以て各クレードル12を上方
に揺動させて待機させると共に、該クレードル12が具
備する蓋体21も専用のシリンダによって開状態とす
る。
【0019】この状態において、図5に示す搬送装置3
2によって乾燥すべき基板3を各クレードル12内に搬
入させる。具体的には、搬送手段32を図5に示す矢印
1のように接近移動させ、次に矢印a2 のように下降
させ、基板3をクレードル12内に納めさせる。基板3
を納めた後は、搬送手段32を矢印a3 のように上昇さ
せ、次に矢印a4 のように離間移動させる。この一連動
作を繰り返し、ターンテーブル1上のすべてのクレード
ル12に対して基板3を収納する。
【0020】次に、各種シリンダを作動させ、各クレー
ドル12の蓋体21を閉状態とすると共に該各クレード
ル12を下方に揺動させ、更にケーシング14上の蓋体
15を閉じる。このようにクレードル12が下方に揺動
することによって該クレードル12に保持されている各
基板3はその主面がターンテーブル1の回転中心1a
(図1参照)に対して略垂直となる。すなわち、蓋体2
1が前記ターンテーブルの回転中心に対して略直交して
閉位置となる状態で前記ターンテーブル1を回転駆動す
る。これによって各基板3に遠心力が作用し、基板3の
表面に付着している水分が飛散する。
【0021】各基板3の表面から水分が十分に取り除か
れたとき、ターンテーブル1を停止する。そして、クレ
ードル12を上方に揺動させると共に、各蓋体21、1
5を開く。この状態で、基板搬入時と同様、搬送手段3
2によりクレードル12内の乾燥状態の基板3を搬出
し、回収する。
【0022】なお、本実施例においては基板3を保持す
る基板保持部材23として円柱状のものを使用している
が、図6乃至図8に示すように矩形板状などの基板保持
部材33を採用してもよいことは言及するまでもない。
なお、図7及び図8において、参照符号33aはこの基
板保持部材23に形成された基板係合用の受け溝33a
を示している。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板を基板保持手段により直接保持して乾燥させる構成
のため、従来用いられている基板収納用のカセットが不
要になるなどの点から大径の基板の乾燥用としても十分
に小型化できるという効果がある。また、従来要してい
たカセットの乾燥時間分が短縮されることから、乾燥が
迅速に行われるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例としての遠心乾燥装置
の要部の縦断面図である。
【図2】図2は、図1に関するAーA断面図である。
【図3】図3は、図1に示した遠心乾燥装置が具備する
クレードルの構成部材である基板保持部材の側面図であ
る。
【図4】図4は、図3に関するBーB断面図である。
【図5】図5は、本発明に係る遠心乾燥装置の動作説明
図である。
【図6】図6は、図1に示した遠心乾燥装置が備えたク
レードルの変形例を示す縦断面図である。
【図7】図7は、図6に示したクレードルに設けられた
基板保持部材の一部の斜視図である。
【図8】図8は、図7に示した基板保持部材の縦断面図
である。
【図9】図9は、従来の遠心乾燥装置の縦断面図であ
る。
【符合の説明】
1 ターンテーブル 1a 回転中心 3 基板 8 モータ 12 クレードル(基板保持部材) 15、21 蓋体 18、25 シャット 20 本体 23 基板保持部材 23a 受け溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンテーブルと、 前記ターンテーブルを回転駆動する駆動手段と、 複数枚の基板の主面同士を平行に整列保持し得て該基板
    の主面が前記ターンテーブルの回転中心に対して略直交
    する状態になる位置と略平行となる位置との間で移動可
    能な基板保持手段を前記ターンテーブルの回転中心に対
    して対称に少なくとも2以上設け、前記基板の主面が前
    記ターンテーブルの回転中心に対して略平行な状態とな
    る位置に前記基板保持手段があるときに、搬送手段に保
    持されてなる前記複数枚の基板を直接受け取って収納す
    る遠心乾燥装置であって、 前記基板保持手段は、 前記本体及び前記本体に対して開閉自在に設けられた蓋
    体とからなる基体部と、 前記基体部に固着されて前記基板の整列方向に延在して
    前記基板の外周部と直接係合する複数の受け溝が長手方
    向に並設されてなる略棒状で同じ構成からなる複数の基
    板保持部材とからなり、 前記本体及び前記蓋体各々が有する前記基板保持部材
    は、前記蓋体が前記基板の主面が前記ターンテーブルの
    回転中心に対して略直交する閉位置に位置するときに互
    いに協働して前記基板を直接挾持してなること を特徴と
    する遠心乾燥装置。
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US6712577B2 (en) 1994-04-28 2004-03-30 Semitool, Inc. Automated semiconductor processing system
US6833035B1 (en) 1994-04-28 2004-12-21 Semitool, Inc. Semiconductor processing system with wafer container docking and loading station

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