JP3049467B2 - 遠心式基板乾燥装置 - Google Patents

遠心式基板乾燥装置

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JP3049467B2
JP3049467B2 JP5349082A JP34908293A JP3049467B2 JP 3049467 B2 JP3049467 B2 JP 3049467B2 JP 5349082 A JP5349082 A JP 5349082A JP 34908293 A JP34908293 A JP 34908293A JP 3049467 B2 JP3049467 B2 JP 3049467B2
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隆行 野口
一夫 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板(ウエハ)
等の基板の液切り乾燥を行う、遠心式基板乾燥装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】このような遠心基板乾燥装置としては、
実開平5−23530号公報に記載されているものが知
られている。この遠心式基板乾燥装置の概略は、複数枚
のウエハを一対の基板保持部材と可動基板保持杆によっ
てキャリアレスで、回転軸を水平(横)としたロータに
保持し、このロータを高速回転して遠心力によって水滴
をウエハより分離させ乾燥させるものである。そしてこ
キャリアレスの遠心式基板乾燥装置において、図8に
示すような一部に位置決めのためのオリエンテーション
・フラット(以下オリフラという)25の面を有するウ
エハ22を使用するためには、ウエハ搬入時にウエハ2
2を傾きを矯正するための整列部材24が設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらにこのようなキャ
リアレスの遠心式基板乾燥装置では、基板保持部材23
と可動基板保持部材21のそれぞれに溝を設けることで
直接ウエハを整列保持しているが、ウエハを保持すると
きにウエハにストレスを与えないため若干の余裕をもっ
て保持しているので、ロータを回転させると図5に示す
ようにウエハ22がこの回転に連れ回りロータ内で回転
し、ウエハのオリフラ25が整列部材24に接触し、そ
の反動でウエハ22が可動基板保持部材21(図中左
側)および整列部材24の溝に食い込んでしまい、ウエ
ハ22の破損や、最悪はその食い込みによって可動基板
保持部材21が開かないようになっていた。
【0004】本発明の目的とするところは、以上の問題
を鑑み、ウエハ22の整列部材24や可動基板保持部材
21への食い込みや、ウエハ22の破損を防ぐことので
きる遠心式基板乾燥装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心式基板乾燥
装置は、円周の一部にオリエンテーション・フラットの
部分を有したウエハを複数枚保持する複数の基板保持部
材と、この基板保持部材に対向して基板保持部材と共に
ウエハを保持すると共に自体は移動自在に架せられ、基
板保持部材とは非対向位置に移動させたときにウエハ搬
入搬出の開口部を形成する可動基板保持部材と、この可
動基板保持部材による開口部と対向した位置にウエハの
オリエンテーション・フラットの傾きを矯正するウエハ
の整列部材とを備えたロータを高速回転させウエハの乾
燥をおこなう遠心式基板乾燥装置であって、前記基板保
持部材と可動保持部材のそれぞれに備えられた溝によ
り、ロータ内にウエハを整列かつ若干の遊嵌状態で保持
する遠心式基板乾燥装置において、前記可動基板保持部
材を移動させウエハをロータ内に保持させた状態で、
動基板保持部材の溝の底部よりウエハに近い位置でウエ
ハの円周上に軽く接する弾性部材を可動基板保持部材の
長手方向に沿って設けたことを特徴とし、さらにその弾
性部材は可動基盤保持部材の溝と同じ間隔で複数個の溝
を設けたくし歯状に形成されており、その溝によって分
割された複数の先端部がそれぞれウエハの円周上に接す
るように可動保持部材に設けられていることが望まし
い。
【0006】
【実施例】図1は遠心式基板乾燥装置のロータ部の正面
図で、図2は遠心式基板乾燥装置の側断面図で、図3は
ロータ内に保持されたウエハの状態図で、図4はウエハ
と弾性部材との状態を示す図である。
【0007】遠心式基板乾燥装置1のチャンバ2内には
モータ4によって回転軸5に動力を受け回転するロータ
3が設けられている。このロータ3は、一対の側板6
と、複数のシャフト7によって概略が構成され、更に、
ウエハ8を前記ロータ3内に保持するために、一対の可
動基板保持部材9と一対の基板保持部材10と整列部材
11と一対の弾性部材19を有している。
【0008】 前記可動基板保持部材9は、複数枚のウ
エハ8を整列して保持できるように一定の間隔で溝12
が設けられ、ロータ3に対して揺動自在に設けられた二
対の揺動板902にそれぞれ架せられている。また、こ
の揺動板91を上方に向け回動させると、ロータ3の上
方部が開口されウエハ8を挿入できるようになってお
り、この揺動板902を閉じてフック17をフックピン
18に掛けると、揺動板902がロータ回転中に開かな
いようになっている。
【0009】基板保持部材10は、図示しないロボット
ハンドによって搬送されてくるウエハ8を最初に受けて
保持し、ウエハ8のロータ3内での位置決めを行うため
のものであり、可動基板保持部材9と同じ間隔で溝13
を設けることで、複数枚のウエハ8を整列して保持でき
るようになっている。
【0010】整列部材11は、図示しないロボットハン
ドによってウエハ8のオリフラ14の面が傾いた状態で
搬送されても、その傾いたオリフラ14の面と接触して
この傾きを矯正し、ウエハ8をスムーズにロータ3内に
挿入させるためのものであり、可動基盤保持部材9や基
板保持部材10と同様に溝111を設けてウエハ8を整
列して保持でき、図3に示すようにオリフラ14が水平
にして可動基盤保持部材9と基盤保持部材10とにより
保持されているなら、その底部112とオリフラ14と
は接しないようになっている。
【0011】弾性部材19は、弾性を有し、かつ、ウエ
ハ8を傷付けない柔らかな材質が好ましく本実施例では
ゴムによって構成されており、図4に示すように可動基
板保持部材9の底部901よりウエハに近い位置で、こ
ウエハ8と軽く接するように可動基板保持部材9の長
手方向に沿って備えられており、この弾性部材19が接
することでウエハ8がロータ3の回転に連れ回らないよ
うにしている。
【0012】チャンバ2の下方部には排水口15が開け
られており、ロータ3の回転によりウエハ8から分離さ
れた水滴はこの穴を通り外部に排出される。また開閉蓋
16はチャンバ2の外周に沿って摺動するように設けら
れており、ウエハ8の装着および取りはずしのときは開
閉蓋16を開き、ロータ3の回転時はこれを閉じるよう
にしてある。
【0013】 次に、本実施例の作動について説明す
る。まず図示しないロボットハンドによってウエハ8は
オリフラ14を下方にしてロータ内3に搬送される。ロ
ータ3にウエハ8が設置されたら、可動基板保持部材9
を閉じ、フック17をフックピン18に掛けてウエハ8
をロータ3内に保持する。このとき弾性部材19がウエ
ハ8の円周上に接すると共に、弾性部材19が弾性変形
することでウエハ8にストレスを与えないようにしてい
る。
【0014】次に、開閉蓋16を閉じ、モータ4を起動
させロータ3を回転させる。この回転によってウエハ8
に付着する水滴がウエハ8から分離される。ここでロー
タ3の回転にともなうウエハ8の連れ回りは、弾性部材
19がウエハ8に接することで生じる抵抗によって防止
される。
【0015】このように本実施例では、ロータ3を回転
させたときにウエハ8が連れ回ることがないので、オリ
フラ14が整列部材11に接触し、この反動による可動
基板保持部材9および整列部材11の溝12、111へ
の食い込みを防止することができる。
【0016】図5から図7は、本発明の第2の実施例を
示すものであり、図5はロータ内に保持されたウエハの
状態図で、図6はウエハと弾性部材との状態を示す側断
面図で、図7はウエハと弾性部材との状態を正面から見
た拡大図である。
【0017】本実施例の弾性部材20は、その先端部2
01がウエハ8に対して斜め方向に可動基板保持部材9
の底部901より先に接触するよう可動基板保持部材9
に固設されており、その先端部201はウエハ8と接す
ると倒れるように変形して弾性を示すもので、例えばプ
ラスチック等によって構成されている。
【0018】また、この弾性部材20は図7に示すよう
に、可動基板保持部材9の溝12と同じ間隔で複数個の
溝202を設けたくし歯状の形状をしており、その溝2
02によって分割された複数の先端部201がウエハ一
枚、一枚に対して確実に接するようになっている。
【0019】なお、前記二つの実施例での弾性部材は可
動基板保持部材に設けられているので、この可動基板保
持部材の移動によってウエハに対して弾性部材を接触お
よび非接触とすることができ、弾性部材の移動のための
別途の構成を設ける必要がないといった効果が得られ
る。
【0020】 しかしながらこの弾性部材を可動基板保
持部材とは別の位置に設けても良く、例えば基板保持部
材側に設けたり、可動基板保持部材及び基板保持部材と
は別の位置に設けても良い、ただし前者の場合は、ウエ
ハのオリフラの傾きの矯正作用の邪魔にならないようウ
エハのロータ内への搬入時にはウエハとは接触しない位
置に移動させる構成に、後者の場合はウエハのロータ内
への搬入搬出の邪魔にならないように移動させる構成と
しなければならない。
【0021】なお、前記二つの実施例では弾性部材を二
つの可動基板保持部材のそれぞれに設けているが、どち
らか一方の可動基板保持部材だけに設けてもよい。また
可動基板保持部材が一つの構成であるならその可動基板
保持部材に設ければよい。
【0022】
【発明の効果】基板保持部材と可動基板保持部材のそれ
ぞれに溝を設け、若干の余裕をもって直接ウエハを保持
するキャリアレスの遠心式基板乾燥装置において、可動
基板保持部材の溝の底部よりウエハに近い位置でウエハ
の円周上に軽く接する弾性部材を可動基板保持部材の長
手方向に沿って設けることで、ウエハにストレスを与え
ることなくロータ回転中のウエハ連れ回りを防止するこ
とができ、ウエハの可動基板保持部材や整列部材の溝へ
の食い込みや、ウエハの破損を防ぐことができる。さら
にこの弾性部材をくし歯状に形成することで、複数に分
割された先端部がウエハ1枚、1枚の円周上に確実に接
触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心式基板乾燥装置のロータ部の正面図
【図2】遠心式基板乾燥装置の側断面図
【図3】ロータ内に保持されたウエハの状態図
【図4】ウエハと弾性部材との状態を示す図である。
【図5】第2の実施例におけるロータ内に保持されたウ
エハの状態図
【図6】第2の実施例におけるウエハと弾性部材との状
態を示す側断面図
【図7】第2の実施例におけるウエハと弾性部材との状
態を正面から見た拡大図
【図8】従来の遠心式基板乾燥装置でのロータ内に保持
されたウエハの状態図
【符合の説明】
1 遠心式基板乾燥装置 3 ロータ 8 ウエハ 9 可動基板保持部材 10 基板保持部材 11 整列部材 14 オリエンテーション・フラット(オリフラ) 19 弾性部材 20 弾性部材 201 先端部 202 溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周の一部にオリエンテーション・フラ
    ットの部分を有したウエハを複数枚保持する複数の基板
    保持部材と、この基板保持部材に対向して基板保持部材
    と共にウエハを保持すると共に自体は移動自在に架せら
    れ、基板保持部材とは非対向位置に移動させたときにウ
    エハ搬入搬出の開口部を形成する可動基板保持部材と、
    この可動基板保持部材による開口部と対向した位置にウ
    エハのオリエンテーション・フラットの傾きを矯正する
    ウエハの整列部材とを備えたロータを高速回転させウエ
    ハの乾燥をおこなう遠心式基板乾燥装置であって、前記
    基板保持部材と可動保持部材のそれぞれに備えられた溝
    により、ロータ内にウエハを整列かつ若干の遊嵌状態で
    保持する遠心式基板乾燥装置において、 前記可動基板保持部材を移動させウエハをロータ内に保
    持させた状態で、可動基板保持部材の溝の底部よりウエ
    ハに近い位置でウエハの円周上に軽く接する弾性部材を
    可動基板保持部材の長手方向に沿って設けたことを特徴
    とする遠心式基板乾燥装置。
  2. 【請求項2】 弾性部材は可動基盤保持部材の溝と同じ
    間隔で複数個の溝を設けたくし歯状に形成されており、
    その溝によって分割された複数の先端部がそれぞれウエ
    ハの円周上に接するように可動保持部材に設けられてい
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠心式基板乾燥装
    置。
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