JP3550385B2 - 回転乾燥装置におけるウエハ保持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板や液晶用又はフォトマスク用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に「ウエハ」という。)の水洗い後の表面乾燥処理などに用いる回転乾燥装置におけるウエハ保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ウエハをキャリアに収容せずに、洗浄後に直接回転乾燥装置に設置してウエハの表面乾燥処理を行うウエハの回転乾燥装置がある。この種の回転乾燥装置は、図6に示すようにチャンバ52と、チャンバ52内に設置され、ウエハ54を回転させるロータ56と、ロータ56にウエハ54を下方から保持する固定保持部材58と、ロータ56にウエハ54を上方から保持する可動保持部材60と、ウエハ54を昇降させる昇降装置62と、を備え、固定保持部材58と可動保持部材60によってウエハ54を狭持させることによってウエハ54をロータ56に保持させるよう構成されている。
【0003】
チャンバ52の上部には蓋部材52Aが開閉自在に取り付けられており、固定保持部材58は、保持溝58Aがロータ56に対して垂直な方向に複数形成されている。また、可動保持部材60は、ロータ56上のP点を中心に回動し、ウエハ54を保持する保持状態でロック機構によってロックされるよう構成されている。
【0004】
ロック機構は、例えば、図7に示すように、先端に可動保持部材60が設けられ、回転軸62を中心に回転可能な保持アーム64と、ロータ56に作動軸66を中心に回転可能に設けられた作動アーム68と、一端が保持アーム64の中ほどに設けられたピン64Aを中心に回転可能に設けられ、他端が作動アーム68の先端に設けられたピン68Aを中心に回転可能に設けられた作動リンク70と、を備えており、作動リンク70は、先端から直線状に形成された係合部材70Aと他端からコの字状に形成されたアーム部材70Bとから構成されている。このロック機構において、作動リンク70の係合部材70Aは、ロータ56に設けられた係合ピン72に係合してその動きが阻止されて可動保持部材60をロックするよう構成されている。このロック機構を解除する場合、作動アーム68を矢印Xの方向に移動させることにより、作動リンク70の係合部材70Aが係合ピン72から離れ、図8に示すように作動リンク70が上方に押し上げられて、保持アーム64が右側に大きく開き、可動保持部材60のウエハへのロック状態が解除される。また、作動軸66を回動させるには、ロータ56の背面に突出された作動軸66の作動ヘッドに可動保持部材60の駆動手段の駆動ヘッドを係合させ、駆動手段を作動させて作動軸66を回転させる。そして、この作動ヘッドを駆動ヘッドとは、ロータ56の回転時には軸方向に離間させ、停止時には係合させるように構成されている(実開平5−23530号)。
【0005】
また、昇降装置62は、チャンバ52の上方から固定保持部材58までウエハ54を降下させ、乾燥後のウエハ54を固定保持部材58からチャンバ52の上方まで上昇させるよう構成されている。
【0006】
このような回転乾燥装置50において、ウエハ54をロータ56に保持させる場合、先ず、チャンバ52の蓋部材52Aを開けて、昇降装置62を上昇させ、これにウエハ54を供給する。次いで、昇降装置62を下降させて供給されたウエハ54を固定保持部材58に支承させる。次いで、ウエハ54を固定保持部材58とともにロータ56に保持する保持状態まで可動保持部材60を移動させ、ロック機構によって可動保持部材60をロックすることによって、ウエハ54をロータ56に保持させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の回転乾燥装置においては、可動保持部材をウエハの保持状態まで回転させた後、ロック機構を用いてロータにウエハを固定させているが、このロック機構の構造が複雑で、部品数が多いため、ロータのバランスが悪くなるという問題がある。
【0008】
また、従来の回転乾燥装置においては、可動保持部材とそれを回動する回転手段は、ロータが回転している際は、ロータの軸方向に離間されており、ロータを停止させて可動保持部材を回動させる際には、可動保持部材と回転手段を係合させているので、この両者の係合・離間と回転を伝える格別な機構を必要としている。
【0009】
そこで、本発明は、少ない部品数でロック機構を作動せることができるウエハ保持機構を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、可動保持部材と、これを回転させる回転手段との接続をロータの回転・停止とは関係なく、ロータを接続位置に停止させるのみで接続させることができるウエハ保持機構を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、本発明は、ウエハを少なくとも下方から保持する固定保持部材と、ウエハを上方から保持する保持状態及びウエハを取り外し可能な取外状態との間を変位可能な可動保持部材と、を備え、前記固定保持部材と前記可動保持部材によりウエハを挟持させることによって、ウエハの回転乾燥装置のロータにウエハを保持・固定させるウエハ保持機構において、一端を中心に前記ロータに対して回転可能に設置されるとともに、他端には前記可動保持部材が取付けられ、前記一端を中心に回転させることにより、前記保持状態と前記取外状態との間を変位させるように前記可動保持部材を回転させる保持アームと、略逆L字状に形成されるとともに、一端を中心に前記ロータに対して揺動可能に設置され、逆L字の隅角部の内側部分が前記保持状態にある前記可動保持部材に当接するように付勢手段によって付勢されたロックピンと、を備え、前記ロックピンは、前記ロータが静止状態の際、前記可動保持部材が前記保持状態から前記取外状態に移動するのを妨げず、前記ロータが回転状態の際、その遠心力によって逆L字の隅角部の内側部分が可動保持部材を押圧して係合し、前記可動保持部材が前記保持状態から前記取外状態に回動するのを阻止するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
以上のように本発明に係るウエハの保持機構によれば、ロックピンは、可動保持部材に当接するように付勢されており、ロータの回転による遠心力によって可動保持部材に係合するよう構成されているので、ロック機構の部品数を少なくすることでき、ロータのバランスに影響を与えることはない。また、ロック機構の部品数を少なくすることにより、稼動部分も少なくなることから、塵埃が生じるのを少なくすることができる。
【0012】
また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、ウエハを少なくとも下方から保持する固定保持部材と、ウエハを上方から保持する保持状態及びウエハを取り外し可能な取外状態との間を変位可能な可動保持部材と、を備え、前記固定保持部材と前記可動保持部材によりウエハを挟持させることによって、ウエハの回転乾燥装置のロータにウエハを保持・固定させるウエハ保持機構において、一端を中心に前記ロータに対して回転可能に設置されるとともに、他端には前記可動保持部材が取付けられ、前記一端を中心に回転することにより、前記保持状態と前記取外状態との間を変位させるように前記可動保持部材を回転させる保持アームと、前記保持アームの一端部と衝合し、前記保持アームを回転させる回転手段と、を備え、前記保持アームの一端及び前記回転手段のいずれかの衝合部には、ロータの回転方向に切欠溝が形成されており、他方の衝合部には、前記ロータが回転している際に前記切欠溝内を非接触な状態で通過可能であり、前記ロータが停止している際に前記切欠溝に衝合可能な突起が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
以上のように、本発明によれば、保持アームとそれを回転させる回転手段の衝合部には、相互に非接触な切欠溝と突起が形成されているので、可動保持部材と、これを回転させる回転手段との接続をロータの回転・停止とは関係なく、ロータを接続位置に停止させるのみで接続させることができる。
本発明に係るウエハの保持機構において、これら突起と切欠溝は、ロータの回転方向に沿って延成され、ロータの回転軸を中心とする同心円に沿って弧状に形成されていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るウエハの回転乾燥装置におけるウエハ保持機構の実施例について説明する。図1は、本実施例に係るウエハ保持機構を備えた回転乾燥装置の蓋部材を外した状態の平面図であり、図2は、図1のA−A線に沿った蓋部材を装着した状態の断面図であり、図3は、図1のB−B線に沿った蓋部材を取外した状態の要部の一部断面図である。
【0015】
本実施例に係るウエハ保持機構を備えた回転乾燥装置10は、チャンバ12と、チャンバ12内に設置され、ウエハ14を回転させるロータ16と、ロータ16にウエハ14を下方及び側方から保持する固定保持部材18と、ロータ16にウエハ14を上方から保持する可動保持部材20と、ウエハ14を昇降させる昇降装置22と、を備えている。
【0016】
チャンバ12の上部は、ウエハ14の搬入が可能な開口部12Aが形成されており、この開口部12Aには、蓋部材24が開閉可能に設けられている。
【0017】
ロータ16は、回転軸26を介してモータ28に接続されており、このモータ28の回転によって固定保持部材18と可動保持部材20によりロータ16に保持・固定されたウエハ14を回転させて乾燥させるよう構成されている。
【0018】
固定保持部材18は、ウエハ14を下方から保持する一対及びウエハ14を側方から保持する一対が、一対のロータ16、16に対して垂直に交わる方向に固定されて設けられており、これらの固定保持部材18には、それぞれ保持溝18Aがロータ16と平行に複数形成されている。この保持溝18Aにウエハ14を挿入することにより複数のウエハ14を下方及び側方から保持することができる。可動保持部材20は、ロータ16に対して垂直な方向で左右の上方に一対設けられており、周面が合成ゴムなどの弾性部材20Aで覆われるとともに円柱状に形成されている。また、可動保持部材20は、ロータ16に回転自在に軸支されている回転軸30に基端が固定された保持アーム32の先端に設けられている。したがって、保持アーム32が回転軸30を中心に回転されることによって、可動保持部材20は、ウエハ14を上方から保持する保持状態と、ウエハ14を取り外すことができる取外状態の間を回動させることができる。
【0019】
また、保持アーム32が固定されている回転軸30の一端には、図1及び図4(2)に示すように略長方形の突起30Aが形成されており、この突起30Aがロータ16よりも外側に突出するように設けられている。また、回転軸30の軸方向には、係合軸34Bの先端部が上記突起30Aと衝合するジョイント34を介してアクチュエータ36が取付けられている。この突起30Aと衝合するジョイント34の係合軸34Bの先端部には、ロータ16の回転方向に突起30Aが遊嵌可能な切欠溝34Aが形成されており、図4(1)に示すように、切欠溝34Aと突起30Aの間には、ロータ16が回転して突起30Aが切欠溝34A内を通過する際に、突起30Aの両側端部が接触しない程度の間隙37が形成されている。また、突起30Aと切欠部34Aは、ロータ16の回転方向に沿って延成されるとともに、ロータ16の回転軸を中心とする同心円に沿って弧状に形成されている。したがって、ロータ16の回転時には、突起30Aは切欠溝34A内を接触することなく通過することができるので、回転乾燥装置10を稼動させるに際してアクチュエータ36のジョイント34の係合軸34Bを回転軸30の突起30Aの回動範囲外に後退させる格別な機構を設けなくても良い。
【0020】
図2において、符号38は、ロータ16が回転中に可動保持部材20を前述の保持状態でロックするロックピンである。ロックピン38は、略逆L字状に形成されており、その基端38Aがロータ16に固定された揺動軸40を中心に揺動可能に設置されている。このロックピン38の揺動範囲は、ロックピン38の左右側方に設けられたストッパ45によって規制されるよう構成されている。また、ロックピン38は、常時外側のストッパ45に当接するようにばね(図示省略)によって付勢されている。さらに、このロックピン38は、ロータ16が回転状態の際、その遠心力によって逆L字の隅角部38Bから先端38Cの内側部分が可動保持部材20を強力に押圧して係合し、可動保持部材20がウエハ14の保持状態から取外状態に移動するのを阻止するよう構成されている。すなわち、図5に示すように、ロータ16が回転すると、回転軸40を中心として、ロックピン38の先端38Cに可動保持部材20の方(図5(4)の矢印Aの方向)への遠心力が加わるので、ロックピン38の逆L字の隅角部38Bの内側部分が、可動保持部材20に強力に係合し、可動保持部材20は、前述の保持状態でロックされる。逆に、ロータ16が静止状態の場合は、ロックピン38は、可動保持部材20が保持状態から取外状態に移動するのを妨げる遠心力の作用は働かないので、図示されていないばねの弾性に抗して可動保持部材20を保持状態から取外状態に移動させることにより、可動保持部材20をロックピン38との当接状態から容易に解放させることができる。
【0021】
昇降装置22は、ウエハ14を下方から保持する固定保持部材18の下方に設置されており、昇降装置22の上方には、ウエハ保持部42が設けられている。昇降装置22は、このウエハ保持部42をチャンバ12の開口部12A近傍と固定部材18の下方の間を昇降させるよう構成されている。ウエハ保持部42は、ウエハが挿入可能な複数の保持溝42Aがロータ16の回転軸26の方向に沿って形成されており、このウエハ保持部42の保持溝42Aは、固定保持部材18の保持溝18Aと整合するように形成されている。ウエハ14をチャンバ12内に搬入する際、昇降装置22は、図示されていないシリンダ機構により、ウエハ保持部42をチャンバ12の開口部12A近傍まで上昇させ、ウエハ14が保持溝42Aに挿入されて保持されると、同様にシリンダ機構によりウエハ保持部42を固定部材18の下方まで下降させるよう構成されている。この際、ウエハ保持部42の保持溝42Aは、固定保持部材18の保持溝18Aに整合するように形成されているので、ウエハ14は、各固定保持部材18の保持溝18Aに挿入され、保持される。逆に、ウエハ14をチャンバ12から取り出す場合、昇降装置22は、ウエハ保持部42を固定保持部材18の下方からチャンバ12の開口部12Aまで上昇させる。この際、固定保持部材18の保持溝18Aに挿入されているウエハ14は、ウエハ保持部42の保持溝42Aに挿入され、固定保持部材18から取り出されて、ウエハ保持部42とともに上昇する。
【0022】
次に、本実施例に係る回転乾燥装置の動作について説明する。先ず、チャンバ12の蓋部材24を開け、複数のウエハ14を既知の搬入手段によってチャンバ12の開口部12Aからチャンバ12内に搬入させて、上昇しているウエハ保持部42の保持溝42Aに挿入して保持させる。複数枚のウエハ14を保持させた後、昇降装置22により、ウエハ保持部42を下降させて、ウエハ14をチャンバ12内の固定保持部材18の下方まで下降させる。この際、ウエハ42の保持溝42Aと固定保持部材18の保持溝18Aが整合されているので、ウエハ14は、下降すると、固定保持部材18の保持溝18Aに挿入されて、固定保持部材18によって下方及び側方から保持される。次に、アクチュエータ36を稼動させて、ジョイント34、係合軸34B及び回転軸30を介して保持アーム32を回転させ、可動保持部材20を前述の取外し状態からウエハ14を上方から保持する保持状態に移動させる。この際、図5(1)及び(2)に示すように、先ず、可動保持部材20がロックピン38の先端38Cに当たり、ロックピン38は、図5(3)に示すように、ばねの弾性力に抗し矢印方向に揺動する。さらに可動保持部材20がをロックピン38の内側面に沿って移動させると、図5(4)に示すように、可動保持部材20は、ロックピン38の逆L字の隅角部38Bの内側にばねの弾性で係止される。
【0023】
次いで、チャンバ14の蓋部材24を閉じ、モータ28を駆動させ、回転軸26を介してロータ16を回転させると、ロックピン38の先端38Cに遠心力が加わり、ロックピン38の逆L字の曲部38Bから先端38Cの内側部分が可動保持部材20に強力に係合し、可動保持部材20が保持状態でロックされる。この際、保持アーム32の回転軸30の突起30Aがジョイント34の切欠溝34Aに当たることはなく、アクチュエータ36を定位置に設置させた状態でロータ16を回転させることができる。そして、所定時間経過後、ロータ16の回転を停止させる。この際、既知の機構によって、保持アーム32の回転軸30の突起30Aがジョイント34の係合軸34Bの切欠溝34Aに位置するようにロータ16を停止させる。そして、アクチュエータ36を稼動させてジョイント34、係合軸34B及び回転軸30を介して保持アーム32を逆回転させ、可動保持部材20をウエハ14の保持状態から取外し状態に移動させる。この際、ロックピン38は、可動保持部材20をばねによる付勢力によって当接しているだけなので、そのばねの弾性力に抗して保持アーム32を回動させれば、可動保持部材20とロックピン38との当接状態は容易に解除できる。次いで、チャンバ12の蓋部材24を開け、昇降装置22によってウエハ保持部42を上昇させることによってウエハ14を開口部12Aの近傍まで上昇させ、ウエハ14を既知の搬出手段によってチャンバ12から搬出すれば良い。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ロックピンは、保持アームに当接するように付勢されており、しかもロータの回転による遠心力によって固定保持部材を強力に係合するよう構成されているので、少ない部品数でロック状態とすることができるウエハ保持機構を提供することができる。
【0025】
また、本発明によれば、保持アームとそれを回転させる回転手段との衝合部には、切欠溝と、切欠溝内を非接触状態で通過可能な突起が形成されているので、ロータを回転させるに際して保持アームの回転軸や該回転軸を回転させる回転手段のいずれかをその軸方向に移動させる格別な機構を必要とせず、構造が簡潔なウエハ保持機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエハの回転乾燥装置におけるウエハ保持機構の実施例を示すもので、チャンバの蓋部材を外した状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った蓋部材を装着した状態の断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿った蓋部材を外した状態の一部断面図である。
【図4】(1)は図1のC−C線に沿った断面図であり、(2)は回転軸の凸部とジョイントの凹部の分解斜視図である。
【図5】(1)、(2)、(3)及び(4)は可動保持部材とロックピンが係合・離脱する状態を示した説明図である。
【図6】従来のウエハの回転乾燥装置の概念図である。
【図7】従来のウエハ保持機構のロック状態の概念図である。
【図8】従来のウエハ保持機構の解除状態の概念図である。
【符号の説明】
10 回転乾燥装置
12 チャンバ
14 ウエハ
16 ロータ
18 固定保持部材
20 可動保持部材
22 昇降装置
30 回転軸
30A 突起
32 保持アーム
38 ロックピン
38B 隅角部
38C 先端
40 揺動軸
34A 凹部
Claims (1)
- ウエハを少なくとも下方から保持する固定保持部材と、ウエハを上方から保持する保持状態及びウエハを取り外し可能な取外状態との間を変位可能な可動保持部材と、を備え、前記固定保持部材と前記可動保持部材によりウエハを挟持させることによって、ウエハの回転乾燥装置のロータにウエハを保持・固定させるウエハ保持機構において、
一端を中心に前記ロータに対して回転可能に設置されるとともに、他端には前記可動保持部材が取付けられ、前記一端を中心に回転させることにより、前記保持状態と前記取外状態との間を変位させるように前記可動保持部材を回動させる保持アームと、
前記保持アームの一端と衝合し、前記保持アームを回転させる回転手段と、を備え、
前記保持アームの一端及び前記回転手段のいずれかの衝合部には、ロータの回転方向に延びる切欠溝が形成されており、他方の衝合部には、前記ロータが回転している際に前記切欠溝内を非接触な状態で通過可能であり、前記ロータが停止している際に前記切欠溝に衝合される突起が形成されていることを特徴とするウエハ保持機構。
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