JP2891076B2 - ワークの姿勢変換装置 - Google Patents

ワークの姿勢変換装置

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JP2891076B2
JP2891076B2 JP5316826A JP31682693A JP2891076B2 JP 2891076 B2 JP2891076 B2 JP 2891076B2 JP 5316826 A JP5316826 A JP 5316826A JP 31682693 A JP31682693 A JP 31682693A JP 2891076 B2 JP2891076 B2 JP 2891076B2
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    • B62D65/00Designing, manufacturing, e.g. assembling, facilitating disassembly, or structurally modifying motor vehicles or trailers, not otherwise provided for
    • B62D65/02Joining sub-units or components to, or positioning sub-units or components with respect to, body shell or other sub-units or components
    • B62D65/024Positioning of sub-units or components with respect to body shell or other sub-units or components
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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組み立て工程
においてワークの姿勢を変換する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の組み立てラインは、車
体にワークを組み付けるメインラインと、組み付けるワ
ークを準備するサブラインとに大別され、ワークはサブ
ラインからメインラインへ順次供給される。このとき、
サブライン上のワーク数はメインラインの組み付け速度
に応じて設定され、常時所定数のワークがサブライン上
に蓄えられる。そして、サブラインからメインラインへ
ワークを供給する際には、容易に組み付け可能な姿勢に
ワークを変位させた後にワークをメインラインへ供給す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すように、自動車のリアサスペンションとして広く採用
されているトーションビーム9を供給するサブラインで
は、筒状部9Aの両端から平行に突出したアーム90を
水平にした状態でメインラインへ供給し、図示しない車
体へ組み付けている。
【0004】しかしながら、トーションビーム9等の大
型のワークを水平にした状態でメインラインの速度に応
じた数量をサブラインに蓄えると、サブラインの全長が
長くなって工場の拡大が必要となり、一方、アーム90
を垂直にした状態でサブラインで取り扱えばサブライン
の全長を短縮することができるが、トーションビーム9
の姿勢を水平から垂直及び垂直から水平に変換する手段
が必要となるが、トーションビーム9等大型のワークの
姿勢を変換するには多数のアクチュエータが必要となっ
て装置が複雑化する場合があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、サブラインの小型化を推進可能かつ、簡易
な構成で大型のワークを取り扱い可能なワークの姿勢変
換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、所定の間
隔で基端をフレームで回動自在に連結される一方、連結
部材を介して自由端を前記所定の間隔に等しく連結され
た回動自由かつ等長な第1及び第2のリンクと、前記連
結部材に形成されてワークを所定の位置に支持する係合
部と、前記第1及び第2リンクの少なくとも一方を駆動
するアクチュエータと、前記第1リンクに軸支されて回
転自在な第1ギヤと、前記第2リンクに固定されて前記
第1ギヤと歯合する第2ギヤと、基端を前記第1ギヤに
固設されて回動自由なアームと、このアームに設けられ
てワークを支持可能な係合部材とを備える。
【0007】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記第1ギヤの歯数が前記第2ギヤより小さい所定
の歯数に設定される。
【0008】また、第3の発明は、フレームに配設した
アクチュエータに駆動されて上下方向に変位自由な支持
部材と、支持部材に形成されてワークを所定の位置に支
持する係合部と、フレームの所定の位置で回動自由に支
持されたリンクと、基端を前記リンクの自由端と連結す
るとともに、途中を前記支持部材の所定の位置で揺動自
由に連結されたアームと、このアームの自由端に形成さ
れてワークを所定の位置に支持可能な係合部材とを備え
る。
【0009】
【作用】したがって、第1の発明は、第1及び第2のリ
ンクは基端及び自由端をそれぞれフレーム及び連結部材
を介して所定の間隔で回動自由な平行リンクを形成す
る。第1及び第2のリンクはアクチュエータの駆動によ
って回動し、この回動に伴って第1のリンクに軸支され
た第1ギヤは第2のリンクに固定された第2ギヤの外周
を転動し、第1ギヤに基端を固設されたアームが回動
し、連結部材に形成した係合部とアームに設けた係合部
材で支持されたワークは一端を連結部材の係合部で所定
の位置に支持され、連結部材は第1及び第2のリンクで
構成される平行四辺形の一辺をなすために常時所定の角
度を保持しており、アームの回動に応じてワークは連結
部材の係合部を軸に回動し、姿勢を容易に変換すること
ができる。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、第1ギヤの歯数を第2ギヤより小さい所定の歯数
に設定したため、第1及び第2のリンクの回動角度に比
してアームの回動角度を増大することができる。
【0011】また、第3の発明は、アクチュエータの駆
動によって支持部材の上下方向への直線運動を行い、こ
の直線運動に伴って途中を支持部材に連結したアームは
リンクの自由端を軸に揺動する。リンクは基端をフレー
ムの所定の位置で回動自由に支持されるため、アームは
途中に連結した支持部材の上下方向への直線運動に追従
しながら基端の揺動軸を変位させながら回動することが
でき、支持部材に形成した係合部とアームに設けた係合
部材で支持されたワークは一端を支持部材の係合部で所
定の位置に支持されるため、アームの回動に応じて支持
部材の係合部側を軸に回動して姿勢を変換することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0013】図1〜図2に示すように、1は自動車のト
ーションビーム9を図示しないサブラインへ送る姿勢変
換装置10のフレームで、フレーム1の幅方向(図1に
おける左右方向、以下同じ)の両端からはトーションビ
ーム9を案内する側板11が立設される。
【0014】フレーム1の上面には板状部材で形成され
た第1のリンクとしてのリンク2、2が姿勢を変換する
トーションビーム9の幅に応じた所定の間隔で(フレー
ム1の幅方向)ブラケット14、14を介して平行に配
設される。
【0015】リンク2、2の基端は軸21を介してブラ
ケット14で回動自由に支持されており、前記左右に配
設されたリンク2、2はその途中をメンバ12で結合さ
れて一体となって回動する。
【0016】リンク2、2の間のメンバ12に突設され
たブラケット13にはブラケット15を介してフレーム
1に基端を揺動自由に支持された油圧シリンダ8から伸
縮するロッド80が連結され、ロッド80の伸縮に応じ
てリンク2は軸21を中心に回動する。図1、図2に示
すロッド80は最大伸長位置を示しており、この位置で
リンク2は直立するよう設定される。以下、フレーム1
の片側について説明するが、他方も同様に構成される。
【0017】図2において、リンク2を支持する軸21
から所定の間隔を置いたブラケット14には板状部材で
形成されてリンク2の長さに等しい第2のリンクとして
のリンク3が基端側で軸31を介して回動自由に支持さ
れる。
【0018】リンク2、3の自由端には板状部材で形成
されてトーションビーム9を支持する連結部材としての
ワーク受け4が軸41、42を介して揺動自由に支持さ
れる。このワーク受け4の上面にはトーションビーム9
を支持するとともに、トーションビーム9の前後方向
(図2における左右方向、以下同じ)の変位を規制する
ための係合部としての凹部40が形成される。
【0019】軸41はリンク2の自由端と、軸42はリ
ンク3の自由端とそれぞれ連結しており、軸41、42
の間隔はリンク2、3の間隔と等しい、すなわち、軸2
1、31の間隔と等しく設定され、軸21、31、4
1、42を結ぶ線は平行四辺形を形成し、リンク2、3
は油圧シリンダ8の最収縮位置で図2に示す2A、3A
の位置まで回動する。
【0020】側板11に面したリンク2の途中の所定の
位置には第1のギヤとしてのギヤ6が軸61を介して回
動自由に支持される一方、同じく側板11に面したリン
ク3の途中の所定の位置には第2のギヤとしてのギヤ7
が軸71で固定されてギヤ6に歯合する。
【0021】これら軸61と軸71の配設位置は軸2
1、31を結ぶ線及び軸41、42を結ぶ線と平行とな
るよう設定されており、リンク2、3の回動角度に拘わ
らずギヤ6、7は常時歯合することができ、リンク2、
3の回動に伴ってギヤ6は固定されたギヤ7の外周を回
動する。
【0022】そして、ギヤ6の歯数はギヤ7の歯数より
小さい歯数、例えば1/2等に設定されると、ギヤ6の
回動角度はリンク2、3の回動角度に比して2倍の回動
角度を得ることができる。
【0023】ここで、ギヤ6には板状部材で形成された
アーム5の基端が固設され、アーム5はギヤ6の回動に
伴って回動する。
【0024】アーム5は油圧シリンダ8の最伸長位置で
直立したリンク2、3と所定の角度をなす一方、油圧シ
リンダ8の最収縮位置では水平より所定の上方へ向けた
5Aまで回動する。
【0025】アーム5の自由端にはトーションビーム9
を支持可能なローラ50が側板11に向けて突設され、
ワークとしてのトーションビーム9はフレーム1の幅方
向の左右に配設されたリンク2、2及びリンク3、3を
介してワーク受け40の凹部40、40とアーム5、5
のローラ50の4カ所で支持される。
【0026】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0027】図5は完成したワークとしてのトーション
ビーム9をハンガ18で垂直方向に蓄積するとともに、
メインラインへ順次搬送するサブラインとしての搬送装
置19の入口に姿勢変換装置10を配設した例を示し、
図示しないホイストなどで水平方向で送られてきたトー
ションビーム9を垂直方向に姿勢変換する場合について
説明する。
【0028】リンク2、3の直立位置である油圧シリン
ダ8の最伸長位置からロッド80を最収縮位置まで収縮
させると、図3に示すように、リンク2、3は反時計方
向へそれぞれ2A、3Aの位置までθ度だけ回動する。
【0029】このリンク2、3の2A、3Aまでの回動
に伴って、リンク3に固定されたギヤ7の外周をリンク
2に軸支されたギヤ6が時計方向へ回動し、基端をギヤ
6に固定されたアーム5も時計方向へ回動する。
【0030】ここで、ギヤ6の歯数がギヤ7の歯数の1
/2の場合、ギヤ6とギヤ7のギヤ比に応じてアーム5
の回動角度は2θ度となり、水平より所定の上方へ向け
た5Aの位置まで回動する。この回動に際して、リンク
2、3で揺動自由に支持されたワーク受け4は、軸4
1、42を結ぶ線が平行四辺形の一辺をなすため、リン
ク2A、3Aの位置での軸41A、42Aを結ぶ線とは
常時平行となる。
【0031】この油圧シリンダ8の最収縮位置で、図示
しないホイスト等によりアーム90をほぼ水平にした状
態でトーションビーム9を筒状部9Aがワーク受け4、
4の凹部40と係合すると共に、アーム90、90がロ
ーラ50、50にそれぞれ当接するよう載置する。
【0032】トーションビーム9は基端の筒状部9Aを
凹部40で、水平より所定の上方へ向けて傾斜したアー
ム5Aのローラ50、50によりアーム90、90をほ
ぼ水平にしてリンク2A、3Aで支持される。
【0033】次に、トーションビーム9の姿勢を水平か
ら垂直に変換するために最収縮位置にある油圧シリンダ
8を伸長駆動する。
【0034】トーションビーム9がほぼ水平である油圧
シリンダ8の最収縮位置からロッド80を最伸長位置ま
で伸長駆動すると、リンク2、3はそれぞれ2A、3A
の位置からθ度だけ時計方向へ回動して直立する。
【0035】このリンク2、3の2A、3Aから直立位
置までの時計方向への回動に伴って筒状部9Aを支持し
たワーク受け4はリンク2、3と共に時計回り、すなわ
ち、図3において斜め上方へ変位する一方、リンク3に
固定されたギヤ7の外周をリンク2に軸支されたギヤ6
が反時計方向へ回動するためアーム5も反時計方向へ回
動し、凹部40で支持された筒状部9Aを軸にしてトー
ションビーム9はローラ50に支持されたアーム90を
反時計方向へ回動する。
【0036】ギヤ6とギヤ7のギヤ比が上記したよう
に、1:2であればリンク2、3が油圧シリンダ8の最
収縮位置から最伸長位置までにθ度回動する間にアーム
5は5Aの位置から2θ度回動し、リンク2、3の直立
位置においてアーム5は垂直からさらに反時計方向へ回
転した所定の位置まで回動し、アーム5のローラ50で
支持されたアーム90はほぼ垂直となってトーションビ
ーム9の姿勢を水平から垂直に変換することができるの
である。
【0037】こうして、油圧シリンダ8の最伸長位置で
ワーク受け4から垂下されるように垂直に姿勢を変換し
たトーションビーム9は、図4、図5に示すように、斜
め下方から変位してきた搬送装置19のハンガ18に筒
状部9Aを係合した後にアーム90を垂下した垂直状態
で図示しないメインライン等の次工程へ送られるのであ
る。なお、図示はしないが、搬送装置19の出口にも上
記と同様のワークの姿勢変換装置を配設し、上記とは逆
にワーク受け4にトーションビーム9の筒状部9Aを係
合させてから油圧シリンダ8を収縮駆動することにより
トーションビーム9の姿勢を水平方向へ変換することが
できる。
【0038】このように、ワーク受け4を介してリンク
2、3で油圧シリンダ8に駆動される平行リンクを形成
するとともに、リンク2に軸支されたギヤ6がリンク3
に固定されたギヤ7の外周を転動するようにし、ギヤ6
に基端を固設されたアーム5とワーク受け4でワークと
してのトーションビーム9を支持するため、ワーク受け
4で支持されたトーションビーム9の筒状部9Aはリン
ク2、3とともに時計回りに回動して斜め上方へ変位す
る一方、反時計回りに回動するアーム5に支持されたア
ーム90は斜め下方へ変位してトーションビーム9の姿
勢を水平から垂直、あるいは、垂直から垂直に容易に変
換することができ、大型のワークであるトーションビー
ム9を垂直方向で取り扱うことでサブラインの全長を縮
小することができ、トーションビーム9の姿勢変換はひ
とつの油圧シリンダ8で行うことが可能となって装置を
簡易かつ小型に構成することが可能となるのである。
【0039】図6〜図8は他の実施例を示し、101は
ワークとして前記第1の実施例と同様に自動車のトーシ
ョンビーム9をサブラインとしての搬送装置19へ送る
姿勢変換装置のフレームで、フレーム101の幅方向
(図6における左右方向、以下同じ)のほぼ中央には支
持部材としてのリフタ104を上下方向に駆動する油圧
シリンダ108のロッド180が取り付けられる。
【0040】リフタ104は油圧シリンダ108の両側
でフレーム101に立設されたガイド106、106に
より上下方向へ案内され、上面にはトーションビーム9
の筒状部9Aを所定の位置に支持する係合部としての凹
部140、140を幅方向の所定の間隔で上方に向けて
固設する。なお、これら凹部140、140の間隔は筒
状部9Aの全長より短い所定の間隔で配設される一方、
リフタ104の幅方向の両端にはトーションビーム9の
筒状部9Aの全長より長い所定の間隔で水平方向(図7
の左右方向、以下同じ)に側板141、141が設けら
れ、この側板141、141の内側には凹部140、1
40で筒状部9Aを支持されたトーションビーム9が配
設され、トーションビーム9のアーム90が回動可能な
ようにリフタ104を構成する凹部140と側板141
との間には所定の間隙が形成される。
【0041】リフタ104と一体となって上下する側板
141、141の所定の位置には板状部材をほぼ「く」
の字状に形成したアーム105の途中が軸120を介し
て回動自由に連結される。
【0042】フレーム101の所定の位置には軸131
を介して水平方向へ回動自由に支持されたリンク103
が配設され、アーム105の基端とリンク103の自由
端とは軸130を介して揺動自由に連結される。
【0043】一方、途中を軸120で側板141に連結
されたアーム105の自由端は軸120を中心に回動
し、油圧シリンダ108の最伸長位置で側板141より
所定の上方に突出する一方、油圧シリンダ108の最収
縮位置で真下まで回動するよう設定され、このアーム1
05の自由端にはトーションビーム9のアーム90を支
持する係合部材としてのローラ150が設けられる。こ
こで、アーム105は軸120とローラ150を結ぶ直
線と軸120と軸130とを結ぶ直線が所定の角度をな
すようあらかじめ設定され、これら直線の長さも(軸間
距離)も後述するアーム105の回動角度に応じて予め
設定されたものである。
【0044】油圧シリンダ108によるリフタ104の
上下動に伴ってアーム105はローラ150側の自由端
を軸120の変位に応じて回動させる一方、リンク10
3が回動することによって軸120の上下動を許容する
ようアーム105の基端を揺動させる。
【0045】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0046】ワークとしてのトーションビーム9をハン
ガ18で垂直方向に蓄積するとともに、メインラインへ
順次搬送するサブラインとしての搬送装置19の入口に
上記姿勢変換装置を配設した例を示し、図示しないホイ
ストなどで水平方向に送られてきたトーションビーム9
を垂直方向に姿勢変換する場合について図9を参照しな
がら説明する。
【0047】油圧シリンダ108の最伸長位置ではアー
ム105のローラ150側は側板1より上方へ突出し、
このローラ150にトーションビーム9のアーム90
を、筒状部9Aがリフタ104の凹部140に係合する
よう載置する。
【0048】次に、油圧シリンダ108を収縮させると
リフタ104及び側板141は下降し、この下降によっ
て軸120もリフタ104の変位方向と平行な鉛直軸1
20C上を下降する。
【0049】軸120の変位に応じてアーム105の自
由端側、すなわち、ローラ150側は反時計回りに回動
する一方、軸130で連結されたアーム105の基端側
はリンク103を図9において時計回りに回動させて、
軸130を鉛直軸120Cから図中右方向に離れるよう
変位させることで軸120の鉛直方向への直線運動を許
容する。
【0050】アーム105の自由端の反時計回りへの回
動によって凹部140に筒状部9Aを係合したトーショ
ンビーム9は、凹部140で水平方向への変位を規制さ
れるため筒状部9Aを軸にしてアーム90を反時計回り
へ回動し、トーションビーム9を徐々に下方へ傾ける。
【0051】軸120から基端側のアーム105が水平
となる105Bの位置に達すると、リフタ104び下降
に応じてアーム105の自由端はさらに反時計回りの回
動を続ける一方、軸130で連結されたアーム105の
基端側はリンク103を今度は反時計回りに回動させ
て、軸130を鉛直軸120C側へ近付けるよう変位さ
せることで軸120の鉛直方向への直線運動を許容す
る。
【0052】こうして、油圧シリンダ8の最収縮位置で
ある104Aまでリフタ104が下降すると、軸120
は120Aの位置まで変位し、アーム105の自由端は
軸線120C上まで回動して105Aの位置となり、ロ
ーラ150と軸120とを結ぶ線はほぼ垂直となり、ト
ーションビーム9は筒状部9Aを凹部140に垂下され
てほぼ垂直に姿勢を変換されるのである。
【0053】こうして、リフタ104から垂下されるよ
うに垂直に姿勢を変換したトーションビーム9は、前記
第1の実施例にも示したように斜め下方から変位してき
た搬送装置19のハンガ18に筒状部9Aを係合した後
にアーム90を垂下した垂直状態で図示しないメインラ
イン等の次工程へ送られるのである。なお、図示はしな
いが、搬送装置19の出口にも上記と同様のワークの姿
勢変換装置を配設し、上記とは逆にリフタ104にトー
ションビーム9の筒状部9Aを係合させてから油圧シリ
ンダ8を伸長駆動することによりトーションビーム9の
姿勢を垂直から水平方向へ変換することができる。
【0054】このように、途中を軸120で側板141
に連結したアーム105の基端をフレーム101で揺動
自由なリンク103で変位可能としたため、アーム10
5はリフタ104の上下方向の直線運動を許容しながら
自由端を回動させることができ、この自由端に設けたロ
ーラ150とリフタ104の凹部140とで支持したト
ーションビーム9の姿勢を変換することが可能となり、
大型のワークであるトーションビーム9を垂直方向で取
り扱うことでサブラインの全長を縮小することができ、
トーションビーム9の姿勢変換はひとつの油圧シリンダ
108で行うことが可能となって装置を簡易かつ小型に
構成することが可能となる。
【0055】なお、上記実施例においてアクチュエータ
として油圧シリンダ8および108を開示したが、これ
に限定されることはなく、図示はしないが空圧シリンダ
あるいはパルスモータなど空圧、電気回路で構成しても
よい。
【0056】また、前記第1実施例において、油圧シリ
ンダ8がリンク2を駆動するようにしたが、図示はしな
いがリンク3を駆動しても同様の作用を得ることができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、第1
及び第2のリンクは基端及び自由端をそれぞれフレーム
及び連結部材を介して所定の間隔で回動自由な平行リン
クを形成し、第1のリンクに軸支された第1ギヤを第2
のリンクに固定された第2ギヤの外周を転動させるとと
もに、第1ギヤに基端を固設されたアームの自由端と連
結部材に形成した係合部でワークを支持するようにした
ため、アームの回動に応じてワークは連結部材の係合部
側を軸に回動することができ、ワークの姿勢を容易に変
換することが可能となって、大型のワークを取り扱うラ
インの小型化を推進でき、さらに第1または第2のリン
クのうち少なくとも一方をアクチュエータで駆動すれば
よいので、ひとつのアクチュエータにより装置を簡易か
つ小型に構成することが可能となる。
【0058】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、第1ギヤの歯数を第2ギヤより小さい所定の歯数
に設定したため、第1及び第2のリンクの回動角度に比
してアームの回動角度を増大することが可能となり、第
1及び第2のリンクの回動角度を抑制しながらもワーク
の姿勢変化を大きく設定でき、装置の小型化を推進する
ことができる。
【0059】また、第3の発明は、アクチュエータの駆
動によって上下方向へ直線運動する支持部材にアームの
途中を回動自由に連結する一方、このアームの基端をフ
レームで揺動自由に支持されたリンクと連結したため、
支持部材に形成した係合部とアームの自由端に設けた係
合部材で支持されたワークは支持部材の上下方向の直線
運動に応じて回動することができ、ワークの姿勢を容易
に変換することが可能となって、大型のワークを取り扱
うラインの小型化を推進でき、ひとつのアクチュエータ
により装置を簡易かつ小型に構成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す姿勢変換装置の正面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】ワークの水平位置から垂直位置への変換動作を
示す概略図である。
【図4】同じく動作を示す概略図である。
【図5】サブラインを示す概略図である。
【図6】他の実施例を示す正面図である。
【図7】同じくB−B矢視図である。
【図8】同じく平面図である。
【図9】ワークの姿勢変換動作を示す概略図である。
【図10】トーションビームを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2、3 リンク 4 ワーク受け 5 アーム 6、7 ギヤ 8 油圧シリンダ 9 トーションビーム 14 ブラケット 40 凹部 50 ローラ 101 フレーム 103 リンク 104 リフタ 105 アーム 108 油圧シリンダ 140 凹部 141 側板 150 ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔で基端をフレームで回動自在
    に支持されて等長な第1及び第2のリンクと、これら第
    1及び第2のリンクの自由端を前記所定の間隔で連結し
    た連結部材と、この連結部材に形成されてワークを所定
    の位置に支持する係合部と、前記第1及び第2リンクの
    少なくとも一方を駆動するアクチュエータと、前記第1
    リンクに軸支されて回転自在な第1ギヤと、前記第2リ
    ンクに固定されて前記第1ギヤと歯合する第2ギヤと、
    基端を前記第1ギヤに固設されて回動自由なアームと、
    このアームに設けられてワークを支持可能な係合部材と
    を備えたことを特徴とするワークの姿勢変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ギヤの歯数が前記第2ギヤより
    小さい所定の歯数に設定されたことを特徴とする請求項
    1に記載のワークの姿勢変換装置。
  3. 【請求項3】 フレームに配設したアクチュエータに駆
    動されて上下方向に変位自由な支持部材と、支持部材に
    形成されてワークを所定の位置に支持する係合部と、フ
    レームの所定の位置で回動自由に支持されたリンクと、
    基端を前記リンクの自由端と回動自由に連結するととも
    に、途中を前記支持部材の所定の位置で回動自由に連結
    されたアームと、このアームの自由端に形成されてワー
    クを支持可能な係合部材とを備えたことを特徴とするワ
    ークの姿勢変換装置。
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