JP2890854B2 - 光学式ディスク装置 - Google Patents
光学式ディスク装置Info
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- JP2890854B2 JP2890854B2 JP1548691A JP1548691A JP2890854B2 JP 2890854 B2 JP2890854 B2 JP 2890854B2 JP 1548691 A JP1548691 A JP 1548691A JP 1548691 A JP1548691 A JP 1548691A JP 2890854 B2 JP2890854 B2 JP 2890854B2
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- tilt servo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヴィデオディスクプレ
ーヤ等の光学式ディスク装置に関するものである。
ーヤ等の光学式ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばヴィデオディスクの再生を行う光
学式ディスク装置において、ディスク面に反りなどによ
る傾斜が生じている場合に、光学式ピックアップの光軸
が常にディスク面に対して垂直となるように制御を行う
チルトサーボが提案されている(特公平2−19538
号公報参照)。
学式ディスク装置において、ディスク面に反りなどによ
る傾斜が生じている場合に、光学式ピックアップの光軸
が常にディスク面に対して垂直となるように制御を行う
チルトサーボが提案されている(特公平2−19538
号公報参照)。
【0003】ところがこのようなチルトサーボの採用さ
れている光学式ディスク装置において、ディスク再生の
開始時に光学式ピックアップに不要な振動が発生し、こ
の振動のためにフォーカスサーボ系の機構や駆動手段等
に悪影響を及ぼす場合が生じた。
れている光学式ディスク装置において、ディスク再生の
開始時に光学式ピックアップに不要な振動が発生し、こ
の振動のためにフォーカスサーボ系の機構や駆動手段等
に悪影響を及ぼす場合が生じた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の装置ではディスク再生の開始時に不要な振
動が発生し、フォーカスサーボ系の機構等に悪影響を及
ぼす場合が生じるというものである。
点は、従来の装置ではディスク再生の開始時に不要な振
動が発生し、フォーカスサーボ系の機構等に悪影響を及
ぼす場合が生じるというものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク面の
傾斜を検出する手段(チルトセンサー1)を有し、この
検出手段からの検出出力に基づいて光学式ピックアップ
の光軸が上記ディスク面に対して垂直となるように制御
(チルトメカ5)を行うチルトサーボの設けられた光学
式ディスク装置において、ディスクの再生時にフォーカ
スオンの状態となる(マイコン10)まで上記チルトサ
ーボを動作(スイッチ3がオン)させ、上記フォーカス
オンの状態となった後スピンドルロックの状態となる
(マイコン10)まで上記チルトサーボを不動作(スイ
ッチ3がオフ)となる(図3)ようにした光学式ディス
ク装置である。
傾斜を検出する手段(チルトセンサー1)を有し、この
検出手段からの検出出力に基づいて光学式ピックアップ
の光軸が上記ディスク面に対して垂直となるように制御
(チルトメカ5)を行うチルトサーボの設けられた光学
式ディスク装置において、ディスクの再生時にフォーカ
スオンの状態となる(マイコン10)まで上記チルトサ
ーボを動作(スイッチ3がオン)させ、上記フォーカス
オンの状態となった後スピンドルロックの状態となる
(マイコン10)まで上記チルトサーボを不動作(スイ
ッチ3がオフ)となる(図3)ようにした光学式ディス
ク装置である。
【0006】
【作用】これによれば、ディスクの回転速度が遅いとき
はチルトサーボが不動作とされているので、ディスクの
面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生じる恐れが
なくなり、起動時にも安定な駆動を行うことができる。
はチルトサーボが不動作とされているので、ディスクの
面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生じる恐れが
なくなり、起動時にも安定な駆動を行うことができる。
【0007】
【実施例】ところで上述のチルトサーボの採用されてい
る光学式ディスク装置において、ディスク再生の開始時
のディスクの回転速度が遅いときには、この回転による
ディスクの面振れの周波数がチルトサーボの帯域と重な
る期間がある。このためこの期間にはチルトサーボがデ
ィスクの面振れに追従する可能性がある。そしてこのよ
うにチルトサーボがディスクの面振れに追従した場合に
は、サーボの位相が遅れるためにサーボ機構の動作も面
触れに対して遅れ、光学式ピックアップに不要な振動が
発生し、この振動のためにフォーカスサーボ系の機構や
駆動手段等に悪影響を及ぼす場合が生じるものである。
る光学式ディスク装置において、ディスク再生の開始時
のディスクの回転速度が遅いときには、この回転による
ディスクの面振れの周波数がチルトサーボの帯域と重な
る期間がある。このためこの期間にはチルトサーボがデ
ィスクの面振れに追従する可能性がある。そしてこのよ
うにチルトサーボがディスクの面振れに追従した場合に
は、サーボの位相が遅れるためにサーボ機構の動作も面
触れに対して遅れ、光学式ピックアップに不要な振動が
発生し、この振動のためにフォーカスサーボ系の機構や
駆動手段等に悪影響を及ぼす場合が生じるものである。
【0008】そこで図1において、この図はチルトサー
ボの作用を説明するブロック図である。この図において
ディスク(図示せず)の角度θd(図2参照)がチルト
センサー1で検出される。この検出されたディスクの角
度θdは位相補償回路2、スイッチ3を介してチルトサ
ーボの駆動手段(モーター)4に供給されて、チルトサ
ーボの機構部(チルトメカ)5が駆動される。これによ
って光学式ピックアップの対物レンズ(図示せず)の角
度θl(図2参照)が制御される。そしてこの場合に対
物レンズとチルトセンサー1とは同じチルトメカ5上に
設けられており、従ってこの角度θlは角度θdから減
算(6)されてこの減算出力がゼロになるようにサーボ
ループが形成されている。
ボの作用を説明するブロック図である。この図において
ディスク(図示せず)の角度θd(図2参照)がチルト
センサー1で検出される。この検出されたディスクの角
度θdは位相補償回路2、スイッチ3を介してチルトサ
ーボの駆動手段(モーター)4に供給されて、チルトサ
ーボの機構部(チルトメカ)5が駆動される。これによ
って光学式ピックアップの対物レンズ(図示せず)の角
度θl(図2参照)が制御される。そしてこの場合に対
物レンズとチルトセンサー1とは同じチルトメカ5上に
設けられており、従ってこの角度θlは角度θdから減
算(6)されてこの減算出力がゼロになるようにサーボ
ループが形成されている。
【0009】さらにこの図において、システム制御用の
マイコン10が設けられる。このマイコン10には、デ
ィスクローディング機構からのローディングの完了を示
す信号、フォーカスサーボ系からのフォーカスオンの状
態を示す信号、スピンドルサーボ系からのスピンドルロ
ックの状態を示す信号等が供給される。そしてこのマイ
コン10からスピンドルサーボ系に供給されるスピンド
ルキックの信号等と共に、上述のスイッチ3のオン/オ
フの制御信号が出力される。
マイコン10が設けられる。このマイコン10には、デ
ィスクローディング機構からのローディングの完了を示
す信号、フォーカスサーボ系からのフォーカスオンの状
態を示す信号、スピンドルサーボ系からのスピンドルロ
ックの状態を示す信号等が供給される。そしてこのマイ
コン10からスピンドルサーボ系に供給されるスピンド
ルキックの信号等と共に、上述のスイッチ3のオン/オ
フの制御信号が出力される。
【0010】すなわちこのマイコン10では、図3のA
に示すようなローディングの完了を示す信号が供給され
ると、同図のEに示すようにスイッチ3のオンの制御信
号が出力される。次に、同図のBに示すようなフォーカ
スオンの状態を示す信号が供給されると、同図のEに示
すようにスイッチ3のオフの制御信号が出力されると共
に、この後に同図のCに示すようにスピンドルキックの
信号が出力される。そして同図のDに示すようなスピン
ドルロックの状態を示す信号が供給されると、同図のE
に示すようにスイッチ3のオンの制御信号が出力され
る。
に示すようなローディングの完了を示す信号が供給され
ると、同図のEに示すようにスイッチ3のオンの制御信
号が出力される。次に、同図のBに示すようなフォーカ
スオンの状態を示す信号が供給されると、同図のEに示
すようにスイッチ3のオフの制御信号が出力されると共
に、この後に同図のCに示すようにスピンドルキックの
信号が出力される。そして同図のDに示すようなスピン
ドルロックの状態を示す信号が供給されると、同図のE
に示すようにスイッチ3のオンの制御信号が出力され
る。
【0011】従ってこの装置において、フォーカスオン
の状態を示す信号が供給された後のスピンドルキックの
信号が出力されている期間は、スピンドルロックの状態
を示す信号が供給されるまでスイッチ3がオフされるよ
うに制御が行われており、この期間にチルトサーボがデ
ィスクの面振れに追従する可能性が除去される。
の状態を示す信号が供給された後のスピンドルキックの
信号が出力されている期間は、スピンドルロックの状態
を示す信号が供給されるまでスイッチ3がオフされるよ
うに制御が行われており、この期間にチルトサーボがデ
ィスクの面振れに追従する可能性が除去される。
【0012】こうして上述の装置によれば、ディスクの
回転速度が遅いとき(マイコン10)はチルトサーボが
不動作(スイッチ3がオフ)とされているので、ディス
クの面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生じる恐
れがなくなり、起動時にも安定な駆動を行うことができ
るものである。
回転速度が遅いとき(マイコン10)はチルトサーボが
不動作(スイッチ3がオフ)とされているので、ディス
クの面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生じる恐
れがなくなり、起動時にも安定な駆動を行うことができ
るものである。
【0013】すなわちこの装置によれば、ディスク再生
の開始時に光学式ピックアップに不要な振動が発生し、
この振動のためにフォーカスサーボ系の機構や駆動手段
等に悪影響を及ぼす恐れを解消することができる。また
これによりフォーカスサーボ系の機構や駆動手段等の寿
命を延ばす可能性もある。
の開始時に光学式ピックアップに不要な振動が発生し、
この振動のためにフォーカスサーボ系の機構や駆動手段
等に悪影響を及ぼす恐れを解消することができる。また
これによりフォーカスサーボ系の機構や駆動手段等の寿
命を延ばす可能性もある。
【0014】なお上述の装置において、チルトサーボの
面振れへ追従はディスクの回転が例えば500rpm以
上になれば生じなくなる。従ってスイッチ3のオンのタ
イミングはスピンドルロックの状態を示す信号が供給さ
れるより前でもよいが、この信号を流用することによっ
て装置の構成を簡単にできるものである。またこの装置
は、ヴィデオディスクプレーヤに限らず、光磁気記録装
置等の回転系とチルトサーボ系を持つ全ての光学式ディ
スク装置に適用できる。
面振れへ追従はディスクの回転が例えば500rpm以
上になれば生じなくなる。従ってスイッチ3のオンのタ
イミングはスピンドルロックの状態を示す信号が供給さ
れるより前でもよいが、この信号を流用することによっ
て装置の構成を簡単にできるものである。またこの装置
は、ヴィデオディスクプレーヤに限らず、光磁気記録装
置等の回転系とチルトサーボ系を持つ全ての光学式ディ
スク装置に適用できる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、ディスクの回転速度
が遅いときはチルトサーボが不動作とされているので、
ディスクの面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生
じる恐れがなくなり、起動時にも安定な駆動を行うこと
ができるようになった。
が遅いときはチルトサーボが不動作とされているので、
ディスクの面振れ等によってチルトサーボに誤動作を生
じる恐れがなくなり、起動時にも安定な駆動を行うこと
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式ディスク装置の要部のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】その説明のための線図である。
【図3】動作の説明のための波形図である。
1 チルトセンサー 2 位相補償回路 3 スイッチ 4 チルトサーボの駆動手段(モーター) 5 チルトサーボの機構部(チルトメカ) 10 マイコン
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク面の傾斜を検出する手段を有
し、 この検出手段からの検出出力に基づいて光学式ピックア
ップの光軸が上記ディスク面に対して垂直となるように
制御を行うチルトサーボの設けられた光学式ディスク装
置において、ディスクの再生時にフォーカスオンの状態となるまで上
記チルトサーボを動作させ、 上記フォーカスオンの状態となった後スピンドルロック
の状態となるまで 上記チルトサーボを不動作となるよう
にした光学式ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1548691A JP2890854B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 光学式ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1548691A JP2890854B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 光学式ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04254921A JPH04254921A (ja) | 1992-09-10 |
JP2890854B2 true JP2890854B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=11890127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1548691A Expired - Fee Related JP2890854B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 光学式ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890854B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100457519B1 (ko) | 2002-05-17 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 틸트 보정 장치 및 방법 |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP1548691A patent/JP2890854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04254921A (ja) | 1992-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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