JP2731082B2 - ディスクプレーヤのチルトサーボ装置 - Google Patents

ディスクプレーヤのチルトサーボ装置

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JP2731082B2 JP17681192A JP17681192A JP2731082B2 JP 2731082 B2 JP2731082 B2 JP 2731082B2 JP 17681192 A JP17681192 A JP 17681192A JP 17681192 A JP17681192 A JP 17681192A JP 2731082 B2 JP2731082 B2 JP 2731082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号読み取り用ピック
アップをディスクに対して垂直に向けるべく前記ピック
アップの傾きを制御するディスクプレーヤのチルトサー
ボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップを用いて光ビームにより
ディスクに記録された信号を読み取る光学式ディスクプ
レーヤにおいては、映像信号を記録したディスクを再生
するビデオディスクプレーヤが知られている。前記ビデ
オディスクプレーヤにおいては、周知の如く、FM変調
されたアナログの映像信号を再生する関係上、及び径の
大きいディスクを再生する関係上、ディスクの径方向に
おいて、光ピックアップから出射される光ビームがディ
スク信号面に対して垂直に照射されるようにして前記光
ビームのディスク信号面上の光スポットが隣接トラック
にかからないように光ピックアップの傾きを変位させる
チルト機構が備えられ、該チルト機構を制御するチルト
サーボ装置が設けられている。
【0003】ところで、チルト機構は、光ピックアップ
をディスクの径方向に摺動支持する支持機構及び駆動機
構ごと、あるいは少なくとも光ピックアップ全体を変位
させる必要がある為、チルトサーボ装置はディスクの面
ブレ等の速い変化に追従させることが出来ない。ここ
で、面ブレが大となるディスクの外周側において、反り
の角度が概ね一定になることが知られている。その為、
径の異なるディスクごとにあらかじめ設定された設定位
置より外周側において、チルトサーボ装置のサーボをオ
フし、チルト機構の動作を以前の状態を保持したまま停
止させることにより光ピックアップからの光ビームの光
軸方向をディスク面に対して概ね垂直な状態を保持した
上で面ブレに応じてチルト機構が反応することが防止出
来る。
【0004】また、チルト機構には、可動範囲の上限及
び下限臨界点をそれぞれ検出する為にスイッチが2つ設
けられ、各スイッチが切換えられた際にチルトサーボ装
置のサーボをオフし、チルト機構を臨界点で停止させる
ことが行われ、チルト機構の限界で光ピックアップによ
る信号読み取りが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、再生位置が
ディスクの設定位置より外周側になり、チルトサーボ装
置がオフされた後にディスクの反り具合が大きく変化し
たり、あるいはチルト機構の誤動作が生じる場合や、外
部からの衝撃、あるいはディスクの反り角の誤検出によ
りディスクの反り角に関係なくチルト機構が変位してし
まうことによりチルト機構が可動範囲の臨界点に達して
チルトサーボ装置がオフされてしまう場合がある。これ
らの場合、光ピックアップからの光ビームの光軸角度が
ディスク面の垂直方向から著しく外れてしまい、ディス
クの信号読み取りが出来なくなるという問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決したディ
スクプレーヤのチルトサーボ装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生を行う為
にセットされたディスク径を判別する判別手段と、ピッ
クアップによるディスクの再生位置を示すアドレスコー
ドを検出するアドレスコード検出手段と、該アドレスコ
ード検出手段による検出出力及び前記判別手段による判
別出力に応じてチルトサーボをオフさせる判断を行うサ
ーボオフ判断手段と、ディスクから読み取られた信号の
再生が行えないことを検出する信号再生不能検出手段と
を備え、ディスクの再生位置が径の異なるディスクごと
に設定された設定位置より外周側になったときにチルト
サーボをオフするとともに、信号再生が不能であること
が検出されたときにディスクの再生位置にかかわらず優
先的にチルトサーボをオンするようにしている。
【0008】また、本発明は、チルト機構の可動範囲の
上限及び下限臨界点を検出する為の臨界検出手段と、該
臨界検出手段による検出出力に応じてチルトサーボをオ
フさせる判断を行うサーボオフ判断手段と、ディスクか
ら読み取られた信号の再生が行えないことを検出する信
号再生不能検出手段とを備え、前記臨界検出手段で臨界
点が検出されることによりチルトサーボがオフされてい
ても信号再生が不能であることが検出されたときにはチ
ルト機構を可動範囲中央に向けて強制的に変位させると
ともに、チルトサーボをオンするようにしている。
【0009】
【作用】本発明は、ディスクの再生位置が径の異なるデ
ィスクごとに設定された設定位置より外周側になった場
合であっても読み取り信号の劣化が生じ、信号再生が出
来ないような場合において、チルト機構の誤動作及びデ
ィスクの反り具合に大きな変化が生じたことを疑い、チ
ルトサーボをオンすることでチルトサーボ制御のやり直
しを行うようにして信号再生の再開を試みるものであ
る。
【0010】また、本発明は、チルト機構の可動範囲の
臨界点に達した場合であっても読み取り信号の劣化が生
じ、信号再生が継続出来ないような場合において、チル
トサーボによる制御が狂っていることを疑い、チルト機
構を可動範囲中央に向けて一旦強制的に変化させるとと
もに、チルトサーボをオンし、チルトサーボ制御のやり
直しを行うことにより信号再生の再開を試みるものであ
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す光学式ビデオ
ディスクプレーヤにおけるチルトサーボ装置を示す回路
ブロック図である。同図において、1は光ピックアップ
2に固定されたチルトセンサ、3は該チルトセンサ1に
備える2分割フォトダイオード(図示せず)の各受光面
から得られるセンサ出力を用いて光ピックアップ2から
の光ビーム2aのディスク面4に対する垂直からの傾き
角に応じた角度誤差出力を発生する角度誤差出力発生回
路、5はチルトサーボ系のオン・オフを切換える為のサ
ーボスイッチ、6は光ピックアップ2の傾きを変位させ
るチルト機構、7は該チルト機構6の駆動源となるチル
トモータ、8は前記サーボスイッチ5のオン状態におい
て前記角度誤差出力発生回路3から発生される角度誤差
出力に応じて前記チルトモータ7を駆動するチルトモー
タ駆動回路である。
【0012】9はディスクを回転駆動するスピンドルモ
ータ(図示せず)を制御するスピンドル制御回路であ
る。前記スピンドル制御回路9は、スピンドルモータに
直結したFG(Frequency Generato
r)から発生するパルスと基準クロックとの周波数比較
によりラフに前記スピンドルモータを制御するAFC制
御と、ディスクからの再生信号から抽出される水平同期
信号と基準クロックとの位相比較により高精度に前記ス
ピンドルモータを制御するPLL制御との2種類の制御
を備えており、ディスクの回転速度が規定速度から大き
く外れていることにより水平同期信号が抽出されない場
合はAFC制御を行い、AFC制御によりディスクの回
転速度が規定速度に近づけられることにより水平同期信
号が抽出され、PLL制御に引き込める状態になった場
合はPLL制御を行うように制御が選択的に切換えられ
る。
【0013】10は映像用ディスクの垂直帰線期間に記
録されており、1フレームごとの画像信号に対応して付
与されているピクチャ番号や経過時間、あるいは1段落
ごとの画像信号に対応して付与されているチャプタ番号
を示すアドレスコードを検出するアドレスコード検出回
路である。
【0014】11はスピンドル制御回路9がPLL制御
状態になっていないことを検知して、あるいはアドレス
コード検出回路10によりアドレスコードが所定回数連
続して検出できないことを検知することにより読み取ら
れた信号が再生できていないことを検出する信号再生不
能検出回路である。
【0015】12は再生を行う為にセットされたディス
クの径を判別する判別手段である。
【0016】13はチルト機構6の可動範囲の上限及び
下限臨界点をそれぞれ検出する可動範囲臨界検出手段で
あり、チルト機構6が上限及び下限臨界点にそれぞれ達
したときに切換えられる各スイッチ(図示せず)の切換
状態を検出することにより前記上限及び下限臨界点をそ
れぞれ検出する。
【0017】14は前記可動範囲臨界検出手段13によ
りチルト機構6の可動範囲の上限または下限臨界点が検
出されたときにチルトサーボ系をオフさせる判断を行
い、かつディスク径判別手段12により判別されたディ
スク径を考慮して径の異なるディスクごとにあらかじめ
設定されたアドレスコードよりディスクの外周側のアド
レスコードがアドレスコード検出回路10により検出さ
れたときにチルトサーボ系をオフさせる判断を行うサー
ボオフ判断回路である。
【0018】15は前記サーボオフ判断回路14の判断
出力及び信号再生不能検出回路11の検出出力に応じて
サーボスイッチ5を切換える制御を行うサーボ切換制御
回路である。
【0019】16は可動範囲臨界検出手段13によりチ
ルト機構6が上限または下限臨界点に達していることが
検出されている状態において信号再生不能検出回路11
により信号再生ができないことが検出されたときにチル
トモータ駆動回路8を制御してチルト機構6を可動範囲
中央に向けて強制的に変位させる強制駆動制御回路であ
る。
【0020】尚、信号再生不能検出回路11、サーボオ
フ判断回路14、サーボ切換制御回路15及び強制駆動
制御回路16は、単一のマイクロコンピュータ内に構成
されている。
【0021】次に図1の回路ブロック図の動作説明を行
う。
【0022】チルトセンサ1は、光ピックアップ2の光
ビーム2aの光軸とディスク面4とが垂直になった状態
において、角度誤差出力発生回路3からの出力電圧が
「0」になるように取付角度が調整されている。光ピッ
クアップ2によりディスクの信号読み取りを行っている
状態において、チルトセンサ1からは常時センサ出力が
発生され、角度誤差出力発生回路3からは光ピックアッ
プ2の光ビーム2aの光軸とディスク面4との垂直から
のズレ角、すなわちディスク面4に対する光ピックアッ
プ2の光ビーム2aの傾き角に応じた出力電圧の角度誤
差出力が発生される。
【0023】また、光ピックアップ2によりディスクの
信号読み取りが行われ、信号再生が行われている状態に
おいて、サーボスイッチ5はサーボ切換制御回路15に
よりオン状態に切換えられている。その為、角度誤差出
力発生回路3から発生された角度誤差出力は、サーボス
イッチ5を介してチルトモータ駆動回路8に印加され、
該チルトモータ駆動回路8がチルトモータ7を駆動する
ので、チルト機構6は前記角度誤差出力に応じて変位さ
れる。
【0024】したがって、角度誤差出力発生回路3から
の角度誤差出力の出力電圧が「0」になるように光ピッ
クアップ2の角度が変位され、ディスク面4に対して光
ピックアップ2の光ビーム2aの光軸が垂直になるよう
に保持される。
【0025】ところで、図1に示す装置においては、ア
ドレスコード検出回路10によりディスクの再生進行状
況に伴って次々に最新のアドレスコードが検出されてお
り、そのアドレスコードはサーボオフ判断回路14に供
給されている。そして、前記サーボオフ判断回路14に
は、ディスク径判別手段12から再生されているディス
クの径に応じた判別出力が供給されており、前記サーボ
オフ判断回路14は径の異なるディスクごとにあらかじ
め設定されたアドレスコードとアドレスコード検出回路
10で検出されたアドレスコードとを比較し、光ピック
アップ2によるディスクの再生位置が径の異なるディス
クごとに設定された設定位置よりディスクの外周側にな
ったことを検出している。
【0026】前記サーボオフ判断回路14により再生位
置が設定位置よりディスクの外周側になったことが検出
され、チルトサーボ系をオフさせる判断が行われると、
サーボ切換制御回路15は前記サーボオフ判断回路14
からの判断出力によりサーボスイッチ5をオフする制御
を行う。その為、光ピックアップ2によるディスクの再
生位置が径の異なるディスクごとに設定された設定位置
よりディスクの外周側になると、チルトサーボ系がオフ
され、チルト機構6はその後に角度誤差出力発生回路3
から発生される角度誤差出力に応じて変位されることが
なくなり、チルトサーボ系がオフされる直前の状態で保
持される。
【0027】したがって、反りによる傾き角が概ね一定
となり、かつ面ブレによる変位が大となるディスクの外
周側において、チルトサーボ系がオフされるので、光ピ
ックアップ2からの光ビーム2aの光軸方向をディスク
面4に対して概ね垂直な状態を保持した上で面ブレに応
じてチルト機構6が反応することが防止される。
【0028】一方、図1に示す装置においては、信号再
生不能検出回路11によりスピンドル制御回路9がPL
L制御状態になっていないこと、及びアドレスコード検
出回路10でアドレスコードが検出できない状態になっ
ていることが検出されている。そして、それらのことが
一方でも検出されると、前記信号再生不能検出回路11
はその旨の検出出力を発生し、サーボ切換制御回路15
によりサーボスイッチ5をオンさせる制御を行わせる。
その為、光ピックアップ2によるディスクの再生位置が
径の異なるディスクごとに設定された設定位置よりディ
スクの外周側になることによりチルトサーボ系がオフさ
れた状態であっても、信号再生が出来なくなる程、ディ
スクから読み取られる信号に誤りが頻繁に生じ、スピン
ドル制御回路9がPLL制御状態から外れたり、あるい
はアドレスコード検出回路10によりアドレスコードが
連続して検出できないと、再びチルトサーボ系がオンさ
れる。
【0029】したがって、ディスクの外周側であっても
再生が進行するにつれ、チルト機構6の変位位置が不適
当になり、ディスク面4に対して光ピックアップ2から
の光ビーム2aの角度が大きく傾いてしまった場合は、
再度チルトサーボ制御を行うことにより光ピックアップ
2の角度を調整し直し、再び信号再生が行われる様にな
る可能性を追求する。
【0030】尚、この場合、スピンドル制御回路9がP
LL制御状態に引き込める様になり、かつアドレスコー
ド検出回路10によりアドレスコードが検出される様に
なり、信号再生不能検出回路11により信号再生が不能
でない、すなわち信号再生が可能であると検出されたら
サーボ切換制御回路15により再びサーボスイッチ5が
オフされ、チルトサーボ系がオフされる。
【0031】次に、チルト機構6が可動範囲の上限ある
いは下限臨界点まで変位された場合に付いて説明する。
【0032】この場合、可動範囲臨界検出手段13によ
りチルト機構6が可動範囲の上限あるいは下限臨界点に
達したことが検出され、その旨の検出出力がサーボオフ
判断回路14に供給される。すると、前記サーボオフ判
断回路14は、アドレスコード検出回路10の検出出力
及びディスク径判別手段12の判別出力に関係なく、サ
ーボオフ判断出力を発生し、サーボ切換制御回路15に
よりサーボスイッチ5をオフさせる制御を行わせる。そ
の為、チルト機構6が可動範囲の上限あるいは下限臨界
点に達すると、チルトサーボ系がオフされ、前記チルト
機構6は可動範囲の上限あるいは下限臨界点に達した状
態で保持される。
【0033】一方、可動範囲臨界検出手段13によりチ
ルト機構6が可動範囲の上限あるいは下限臨界点に達し
ていることが検出された状態において、信号再生不能検
出回路11によりスピンドル制御回路9がPLL制御状
態になっていないこと、あるいはアドレスコード検出回
路10でアドレスコードが検出できない状態になってい
ることが検出され、信号再生が出来ていない状態である
旨の検出出力が発生されると、強制駆動制御回路16が
作動する。前記強制駆動制御回路16は、可動範囲臨界
検出手段13の検出出力による変位位置を考慮してチル
ト機構6を可動範囲中央に向けて強制的に変位させるべ
くチルトモータ駆動回路8を制御する。その為、チルト
機構6が可動範囲の上限あるいは下限臨界点に達した状
態において、信号再生が出来ない状態になると、チルト
機構6は可動範囲中央に向けて強制的に変位される。
【0034】また、前述した如く、信号再生不能検出回
路11により信号再生が出来ていない状態であるとして
その旨の検出出力が発生されると、サーボ切換制御回路
15によりサーボスイッチ5をオンさせる制御が行われ
る。その為、チルト機構6が可動範囲の上限あるいは下
限臨界点に一度達することによりチルトサーボ系がオフ
された状態であってもディスクから読み取られる信号に
誤りが頻繁に生じ、スピンドル制御回路9がPLL制御
状態から外れたり、あるいはアドレスコード検出回路1
0によりアドレスコードが連続して検出できないと、再
びチルトサーボ系がオンされる。
【0035】チルトサーボ系がオンされるとき、チルト
機構6の可動範囲中央に向けての変位は行われており、
可動範囲臨界検出手段13によりチルト機構6が可動範
囲の上限及び下限臨界点に変位している状態が検出され
なくなると、強制駆動制御回路16から制御信号が発生
されるのが停止される。その為、チルト機構6が可動範
囲の上限あるいは下限臨界点から可動範囲中央に向けて
少許駆動されると、前記チルト機構6の変位が停止され
るとともに、チルトサーボ系がオンされ、再び光ピック
アップ2の角度調整をやり直す状態になる。
【0036】ここで、ディスクの反りに応じてチルト機
構6が可動範囲の上限あるいは下限臨界点に達してしま
った場合であれば、チルト機構6を可動範囲中央に向け
て変位させた後に、チルトサーボ系をオンすることによ
り光ピックアップ2の角度調整をやり直しても再び再生
可能な状態になることはないが、チルトサーボ系におけ
る誤検出や外部からの衝撃によりチルト機構6が可動範
囲の上限あるいは下限臨界点に達してしまった場合であ
れば、チルトサーボ系をオンし直すことにより再び信号
再生が可能になる。
【0037】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、ピッ
クアップによるディスクの再生位置が径の異なるディス
クごとに設定された設定位置よりディスクの外周側にな
ることによりチルトサーボがオフされた状態であって
も、信号再生が出来なくなることが検出されたときに再
びチルトサーボをオンすることによりチルトサーボ制御
のやり直しをしているので、チルト機構の誤動作やディ
スクの反り具合に大きな変化が生じた場合において信号
再生を再開させることが可能である。
【0038】また、本発明に依れば、チルト機構が可能
範囲の上限あるいは下限臨界点に達することによりチル
トサーボがオフされた状態であっても、信号再生が出来
なくなることが検出されたときにチルト機構を可動範囲
中央に向けて強制的に駆動するとともに、再びチルトサ
ーボをオンすることによりチルトサーボ制御のやり直し
をしているので、チルトサーボの誤検出や外部からの衝
撃によりチルト機構が変位されてしまった場合において
信号再生を再開させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 チルトセンサ 3 角度誤差出力発生回路 5 サーボスイッチ 6 チルト機構 8 チルトモータ駆動回路 10 アドレスコード検出回路 11 信号再生不能検出回路 12 ディスク径判別手段 13 可動範囲臨界検出手段 14 サーボオフ判断回路 15 サーボ切換制御回路 16 強制駆動制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チルト機構を有し、チルトサーボのオン
    ・オフの制御が選択的に行われるディスクプレーヤにお
    いて、再生を行う為にセットされたディスクの径を判別
    する判別手段と、ピックアップによるディスクの再生位
    置を示すアドレスコードを検出するアドレスコード検出
    手段と、該アドレスコード検出手段による検出出力及び
    前記判別手段による判別出力に応じてチルトサーボをオ
    フさせる判断を行うサーボオフ判断手段と、ディスクか
    ら読み取られた信号の再生が行えないことを検出する信
    号再生不能検出手段とを備え、ディスクの再生位置が径
    の異なるディスクごとに設定された設定位置より外周側
    になったときにチルトサーボをオフしてそのオフする直
    前の状態にチルト機構を保持するとともに、信号再生が
    不能であることが検出されたときにディスクの再生位置
    にかかわらず優先的にチルトサーボをオンすることを特
    徴とするディスクプレーヤのチルトサーボ装置。
  2. 【請求項2】 チルト機構を有し、チルトサーボのオン
    ・オフの制御が選択的に行われるディスクプレーヤにお
    いて、前記チルト機構の可動範囲の上限及び下限臨界点
    を検出する為の臨界検出手段と、該臨界検出手段による
    検出出力に応じてチルトサーボをオフさせる判断を行う
    サーボオフ判断手段と、ディスクから読み取られた信号
    の再生が行えないことを検出する信号再生不能検出手段
    とを備え、前記臨界検出手段で臨界点が検出されること
    によりチルトサーボをオフしてそのチルトサーボをオフ
    する直前の状態にチルト機構を保持し、そのチルトサー
    ボのオフ状態において信号再生が不能であることが検出
    されたときにはチルト機構を可動範囲の中央に向けて強
    制的に変位させるとともに、チルトサーボをオンするこ
    とを特徴とするディスクプレーヤのチルトサーボ装置。
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