JP2890682B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JP2890682B2 JP2890682B2 JP15014190A JP15014190A JP2890682B2 JP 2890682 B2 JP2890682 B2 JP 2890682B2 JP 15014190 A JP15014190 A JP 15014190A JP 15014190 A JP15014190 A JP 15014190A JP 2890682 B2 JP2890682 B2 JP 2890682B2
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- resistance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置、特に集積回路の製造におい
て、回路中に使用されるトランジスタ、抵抗器などの素
子単体の電気的特性を試験するための試験用回路の構造
及び配置に関する。
て、回路中に使用されるトランジスタ、抵抗器などの素
子単体の電気的特性を試験するための試験用回路の構造
及び配置に関する。
集積回路上には種々の素子が集積されているが、その
中には、基板上の不純物拡散層や各種の配線層、さらに
拡散層と配線層あるいは異なる二つの配線層同士を接触
させるために設けられた層間絶縁膜上の穴、即ちコンタ
クトホールなど、単独の抵抗値を評価する必要のあるも
のが多く含まれる。これらの抵抗値を直接評価するため
には、集積回路と同一の半導体基板上に単独の素子特性
の試験用の回路を設置することが一般的である。
中には、基板上の不純物拡散層や各種の配線層、さらに
拡散層と配線層あるいは異なる二つの配線層同士を接触
させるために設けられた層間絶縁膜上の穴、即ちコンタ
クトホールなど、単独の抵抗値を評価する必要のあるも
のが多く含まれる。これらの抵抗値を直接評価するため
には、集積回路と同一の半導体基板上に単独の素子特性
の試験用の回路を設置することが一般的である。
試作品評価だけでなく量産品の品質管理にも不可欠な
これら試験用抵抗器は、集積回路本体の高集積化の妨げ
にならないよう、また数の限られた探針を使って可能な
限り効率的に測定作業を行えるよう、第2図に例示した
ように、複数の素子を並べて測定用電極1の一部を共通
化して(1c)設置することが多い。
これら試験用抵抗器は、集積回路本体の高集積化の妨げ
にならないよう、また数の限られた探針を使って可能な
限り効率的に測定作業を行えるよう、第2図に例示した
ように、複数の素子を並べて測定用電極1の一部を共通
化して(1c)設置することが多い。
しかし、従来の技術によって第2図のような試験用回
路を構成した場合、配線金属層間のコンタクトホール連
鎖2のように抵抗値が比較的低い抵抗器を測定する際
に、測定用探針と電極1の間の接触抵抗が無視できない
外乱要因となり、測定結果の精度を損なうという問題が
生ずる。
路を構成した場合、配線金属層間のコンタクトホール連
鎖2のように抵抗値が比較的低い抵抗器を測定する際
に、測定用探針と電極1の間の接触抵抗が無視できない
外乱要因となり、測定結果の精度を損なうという問題が
生ずる。
第3図のように抵抗器の両端に二つずつの電極1a,1b
を接続し、両1b間に一定の電流を流して1a間の電圧を測
定する、所謂四端子抵抗測定法を用いるようにすれば、
電圧計に電流は流れないので、電極1αにおける接触抵
抗による電圧降下はゼロとなり、前記の探針−電極間の
接触抵抗による測定精度の低下を防ぐことができるが、
ひとつの抵抗器に専用の四つの電極と探針が必要にな
り、占有面積の増大と測定作業の効率の低下を招く結果
となる。
を接続し、両1b間に一定の電流を流して1a間の電圧を測
定する、所謂四端子抵抗測定法を用いるようにすれば、
電圧計に電流は流れないので、電極1αにおける接触抵
抗による電圧降下はゼロとなり、前記の探針−電極間の
接触抵抗による測定精度の低下を防ぐことができるが、
ひとつの抵抗器に専用の四つの電極と探針が必要にな
り、占有面積の増大と測定作業の効率の低下を招く結果
となる。
本発明は、このような従来の半導体集積回路の試験用
回路が持つ寄生接触抵抗による測定精度劣化、あるいは
それを避けようとした時に生ずる占有面積の増大と測定
作業効率の低下の問題を解決するもので、その目的とす
るところは、半導体集積回路の試験用回路評価データの
精度の向上を、占有面積の増大や作業効率の低下無しに
提供するところにある。
回路が持つ寄生接触抵抗による測定精度劣化、あるいは
それを避けようとした時に生ずる占有面積の増大と測定
作業効率の低下の問題を解決するもので、その目的とす
るところは、半導体集積回路の試験用回路評価データの
精度の向上を、占有面積の増大や作業効率の低下無しに
提供するところにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板表面に抵抗素子特
性試験のための試験用回路と、試験用回路を測定する際
の探針を受けるための測定用電極とを有する半導体装置
において、3個以上の試験用抵抗器が、1個以上の測定
用電極を各々の間に挾んで直列に接続されていることを
特徴とする。
性試験のための試験用回路と、試験用回路を測定する際
の探針を受けるための測定用電極とを有する半導体装置
において、3個以上の試験用抵抗器が、1個以上の測定
用電極を各々の間に挾んで直列に接続されていることを
特徴とする。
本発明の上記の構成によれば、前記試験用回路を構成
する直列に接続されていた3個以上の抵抗器のうち、比
較的抵抗値の低い抵抗器を回路中央に配置することによ
って、残りの抵抗器との間に挾まれた二つの電極を電圧
測定用電極とし、他の抵抗器を介して定電流を流すこと
で、前述の四端子抵抗測定法を用いて寄生接触抵抗を含
まない精度のよい抵抗測定が可能となる。
する直列に接続されていた3個以上の抵抗器のうち、比
較的抵抗値の低い抵抗器を回路中央に配置することによ
って、残りの抵抗器との間に挾まれた二つの電極を電圧
測定用電極とし、他の抵抗器を介して定電流を流すこと
で、前述の四端子抵抗測定法を用いて寄生接触抵抗を含
まない精度のよい抵抗測定が可能となる。
言うまでもなく、定電流を流すために流用した隣接す
る抵抗器の抵抗値は、電圧測定用電極の外側なので、測
定値には何ら影響しない。また、定電流を流すために使
用した二つの電極は、そのまま他の抵抗器を測定するた
めに使用できるので、前記の中央に配置した比較的抵抗
値の低い抵抗器に占有されるのでなく、その占有面積は
二端子抵抗測定法と同等であり、さらに、一度の探針作
業で測定可能な抵抗器の数も二端子抵抗測定法と同等で
ある。
る抵抗器の抵抗値は、電圧測定用電極の外側なので、測
定値には何ら影響しない。また、定電流を流すために使
用した二つの電極は、そのまま他の抵抗器を測定するた
めに使用できるので、前記の中央に配置した比較的抵抗
値の低い抵抗器に占有されるのでなく、その占有面積は
二端子抵抗測定法と同等であり、さらに、一度の探針作
業で測定可能な抵抗器の数も二端子抵抗測定法と同等で
ある。
第1図は、本発明の実施例における半導体装置の試験
用回路の配置を示す平面図であって、拡散層抵抗器、配
線金属間コンタクトホール連鎖抵抗、ポリシリコン抵抗
器の例を示す。
用回路の配置を示す平面図であって、拡散層抵抗器、配
線金属間コンタクトホール連鎖抵抗、ポリシリコン抵抗
器の例を示す。
1a及び1bは測定用電極、2は配線金属間コンタクトホ
ール連鎖抵抗、3は拡散層抵抗器、4はポリシリコン抵
抗器を表す。
ール連鎖抵抗、3は拡散層抵抗器、4はポリシリコン抵
抗器を表す。
拡散層抵抗器3とポリシリコン抵抗器4は、通常、抵
抗値が探針と電極間の接触抵抗の100倍以上あるので、
それぞれの抵抗器の両端に隣接する二つずつの電極を用
いて普通の二端子測定を行っても、接触抵抗に起因する
精度低下は1%未満であるため問題無い。しかし、配線
金属間コンタクトホール連鎖抵抗2は、100個以上直列
に連鎖するように配置しても、せいぜい接触抵抗の十数
倍程度にしかならず、二端子測定法では精度が著しく低
い。
抗値が探針と電極間の接触抵抗の100倍以上あるので、
それぞれの抵抗器の両端に隣接する二つずつの電極を用
いて普通の二端子測定を行っても、接触抵抗に起因する
精度低下は1%未満であるため問題無い。しかし、配線
金属間コンタクトホール連鎖抵抗2は、100個以上直列
に連鎖するように配置しても、せいぜい接触抵抗の十数
倍程度にしかならず、二端子測定法では精度が著しく低
い。
そこで、拡散層抵抗器3とポリシリコン抵抗器4を介
して回路の両端の電極1bから一定の貫通電流を流し、配
線金属間コンタクトホール連鎖抵抗2に隣接する電極1a
に現れる電位差を測定する、所謂、四端子抵抗測定を行
う。この時測定される電位差は、配線金属間コンタクト
ホール連鎖抵抗2のみによる電圧隣下分であり、拡散層
抵抗器3やポリシリコン抵抗器4の影響を受けない。ま
た、電圧計には電流は流れないため、電極1aにおける接
触抵抗に起因する電圧降下はゼロになり、測定値は接触
抵抗の影響を受けない。
して回路の両端の電極1bから一定の貫通電流を流し、配
線金属間コンタクトホール連鎖抵抗2に隣接する電極1a
に現れる電位差を測定する、所謂、四端子抵抗測定を行
う。この時測定される電位差は、配線金属間コンタクト
ホール連鎖抵抗2のみによる電圧隣下分であり、拡散層
抵抗器3やポリシリコン抵抗器4の影響を受けない。ま
た、電圧計には電流は流れないため、電極1aにおける接
触抵抗に起因する電圧降下はゼロになり、測定値は接触
抵抗の影響を受けない。
しかも、図より明らかに、本発明による第1図の試験
用回路は、測定用電極数においても占有面積において
も、第2図の従来の回路と同等であると言える。
用回路は、測定用電極数においても占有面積において
も、第2図の従来の回路と同等であると言える。
このような構造及び測定方法により、占有面積の増大
や作業効率の低下無しに、測定用探針と電極間の接触抵
抗の影響を除去することができる。
や作業効率の低下無しに、測定用探針と電極間の接触抵
抗の影響を除去することができる。
以上述べたように本発明によれば、半導体集積回路の
試験用抵抗回路の測定に際して、占有面積の増大や作業
効率の低下を招くこと無く、測定用探針と電極間の接触
抵抗の影響を除去し、測定精度を向上させることが可能
となる。
試験用抵抗回路の測定に際して、占有面積の増大や作業
効率の低下を招くこと無く、測定用探針と電極間の接触
抵抗の影響を除去し、測定精度を向上させることが可能
となる。
第1図は、本発明の実施例における半導体装置の試験用
回路の配置及び接続を示す平面図である。第2図は、従
来技術による試験用回路のスクライブ領域内の配置及び
接続の例を示す平面図であり、第3図は、従来技術によ
る四端子抵抗測定法用のパターン配置と接続の例を示す
平面図。 1……測定用電極(但し、1αは四端子測定時の電圧測
定端子を、1bは同じく定電流印加用電極を、1cは2端子
測定時の共通端子としての役割を担う) 2……配線金属間コンタクトホール連鎖抵抗 3……拡散層抵抗器 4……ポリシリコン抵抗器
回路の配置及び接続を示す平面図である。第2図は、従
来技術による試験用回路のスクライブ領域内の配置及び
接続の例を示す平面図であり、第3図は、従来技術によ
る四端子抵抗測定法用のパターン配置と接続の例を示す
平面図。 1……測定用電極(但し、1αは四端子測定時の電圧測
定端子を、1bは同じく定電流印加用電極を、1cは2端子
測定時の共通端子としての役割を担う) 2……配線金属間コンタクトホール連鎖抵抗 3……拡散層抵抗器 4……ポリシリコン抵抗器
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板表面に抵抗素子特性試験のため
の試験用回路と、試験用回路を測定する際の探針を受け
るための測定用電極とを有する半導体装置において、3
個以上の試験用抵抗器が、1個以上の測定用電極を各々
の間に挾んで直列に接続されていることを特徴とする半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15014190A JP2890682B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15014190A JP2890682B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0442552A JPH0442552A (ja) | 1992-02-13 |
JP2890682B2 true JP2890682B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=15490393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15014190A Expired - Fee Related JP2890682B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890682B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07201946A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Hitachi Ltd | 半導体装置等の製造方法及びその装置並びに検査方法及びその装置 |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP15014190A patent/JP2890682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0442552A (ja) | 1992-02-13 |
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Legal Events
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