JP2890527B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2890527B2 JP2890527B2 JP26044589A JP26044589A JP2890527B2 JP 2890527 B2 JP2890527 B2 JP 2890527B2 JP 26044589 A JP26044589 A JP 26044589A JP 26044589 A JP26044589 A JP 26044589A JP 2890527 B2 JP2890527 B2 JP 2890527B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はGaAs-MESFETのソース電極をバイアホールを
介して素子裏面に接続する、超高周波帯用半導体装置の
製造方法に関する。
介して素子裏面に接続する、超高周波帯用半導体装置の
製造方法に関する。
〔従来の技術〕 超高周波帯用のGaAs-MESFETにおいては、接地抵抗を
極限まで低減して信号遅延をなくす、バイアホール構造
あるいは、PHS(Plated Heat Sink)構造と称する、ソ
ース電極をバイアホール(スルーホール)を介して素子
裏面に接続する構造が一般的に採用されている。
極限まで低減して信号遅延をなくす、バイアホール構造
あるいは、PHS(Plated Heat Sink)構造と称する、ソ
ース電極をバイアホール(スルーホール)を介して素子
裏面に接続する構造が一般的に採用されている。
つぎにバイアホール構造の製造方法について、第2図
(a)〜(c)を参照して説明する。
(a)〜(c)を参照して説明する。
はじめに第2図(a)に示すように、イオン注入法な
どに半絶縁性GaAs基板1にFET能動層4を形成したの
ち、ゲート電極5、ソース電極6とドレイン電極7とを
形成し、全面に表面保護膜8を堆積する。
どに半絶縁性GaAs基板1にFET能動層4を形成したの
ち、ゲート電極5、ソース電極6とドレイン電極7とを
形成し、全面に表面保護膜8を堆積する。
つぎに第2図(b)に示すように、フォトレジスト2
をマスクとして硫酸過酸化水素水を用いて、半絶縁性Ga
As基板1の裏面をエッチングして、ソース電極に達する
バイアホール10を形成する。
をマスクとして硫酸過酸化水素水を用いて、半絶縁性Ga
As基板1の裏面をエッチングして、ソース電極に達する
バイアホール10を形成する。
最後に第2図(c)に示すように、金メッキなどによ
り、バイアホール10を被覆する裏面電極9を形成して素
子部が完成する。
り、バイアホール10を被覆する裏面電極9を形成して素
子部が完成する。
従来のバイアホール構造のGaAs-FETの製造方法は、製
造工程が複雑なうえ、取り扱いが難しい。
造工程が複雑なうえ、取り扱いが難しい。
チップの一部にバイアホールを有するため非常に破損
し易いという欠点があり、GaAs基板を厚くすると余計に
割れ易くなるという問題があった。
し易いという欠点があり、GaAs基板を厚くすると余計に
割れ易くなるという問題があった。
本発明の目的は、バイアホール開口部を設けることな
く、確実な接地電極を形成することにある。
く、確実な接地電極を形成することにある。
本発明のGaAs-MESFETの製造方法は、半絶縁性GaAs基
板表面のソース領域をエッチングする工程と、全面に高
濃度N型エピタキシャル層を形成する工程と、前記半絶
縁性GaAs基板表面から研磨により前記高濃度エピタキシ
ャル層を露出させる工程と、露出した前記高濃度エピタ
キシャル層にソース電極が対応するように半導体素子を
形成する工程とから構成されている。
板表面のソース領域をエッチングする工程と、全面に高
濃度N型エピタキシャル層を形成する工程と、前記半絶
縁性GaAs基板表面から研磨により前記高濃度エピタキシ
ャル層を露出させる工程と、露出した前記高濃度エピタ
キシャル層にソース電極が対応するように半導体素子を
形成する工程とから構成されている。
本発明の一実施例について、第1図(a)〜(d)を
参照して説明する。
参照して説明する。
はじめに第1図(a)に示すように、半絶縁性GaAs
(ガリムム砒素)基板1の裏面のソース領域を、フォト
レジスト2をマスクとして硫酸過酸化水素水で深さ数十
μm〜200μmエッチングする。
(ガリムム砒素)基板1の裏面のソース領域を、フォト
レジスト2をマスクとして硫酸過酸化水素水で深さ数十
μm〜200μmエッチングする。
つぎに第1図(b)に示すように、MOCVD法などによ
り、厚さ100μm〜300μmの高濃度N型エピタキシャル
層3を成長させる。
り、厚さ100μm〜300μmの高濃度N型エピタキシャル
層3を成長させる。
つぎに第1図(c)に示すように、半絶縁性GaAs基板
1の表面から研磨ポリッシングを行ない、高濃度N型エ
ピタキシャル層3を露出させる。
1の表面から研磨ポリッシングを行ない、高濃度N型エ
ピタキシャル層3を露出させる。
最後に第1図(d)に示すように、イオン注入法など
によりFET能動層4を形成したのち、ゲート電極5、ソ
ース電極6とドレイン電極7とを形成し、全面に表面保
護膜8を堆積して素子部が完成する。
によりFET能動層4を形成したのち、ゲート電極5、ソ
ース電極6とドレイン電極7とを形成し、全面に表面保
護膜8を堆積して素子部が完成する。
本発明によりバイアホールを形成することなく、高濃
度エピタキシャル層を介してソース電極と裏面電極とを
接続することにより、製造工程を簡略化することができ
た。
度エピタキシャル層を介してソース電極と裏面電極とを
接続することにより、製造工程を簡略化することができ
た。
チップを厚くすることが可能になり、従来技術による
バイアホール構造の素子と比較して破損に強くなった。
バイアホール構造の素子と比較して破損に強くなった。
さらにソース領域のエッチングには、実施例に挙げた
硫酸過酸化水素水によるウェットエッチングのほか、微
細加工に適したRIE法によるドライエッチングを用いる
ことも可能である。
硫酸過酸化水素水によるウェットエッチングのほか、微
細加工に適したRIE法によるドライエッチングを用いる
ことも可能である。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例によるGaAs-M
ESFETを工程順に示す断面図、第2図(a)〜(c)は
従来技術によるバイアホール構造のGaAs-MESFETを工程
順に示す断面図。 1……半絶縁性GaAs基板、2……フォトレジスト、3…
…高濃度N型エピタキシャル層、4……FET能動層、5
……ゲート電極、6……ソース電極、7……ドレイン電
極、8……表面保護膜、9……裏面電極、10……バイア
ホール。
ESFETを工程順に示す断面図、第2図(a)〜(c)は
従来技術によるバイアホール構造のGaAs-MESFETを工程
順に示す断面図。 1……半絶縁性GaAs基板、2……フォトレジスト、3…
…高濃度N型エピタキシャル層、4……FET能動層、5
……ゲート電極、6……ソース電極、7……ドレイン電
極、8……表面保護膜、9……裏面電極、10……バイア
ホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 27/095 - 27/098 H01L 29/775 - 29/778 H01L 29/80 - 29/812 H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 21/304 H01L 21/463
Claims (1)
- 【請求項1】半絶縁性GaAs基板裏面のソース領域をエッ
チングする工程と、全面に高濃度N型エピタキシャル層
を形成する工程と、前記半絶縁性GsAs基板表面から研磨
により前記高濃度エピタキシャル層を露出させる工程
と、露出した前記高濃度エピタキシャル層にソース電極
が対応するように半導体素子を形成する工程とを有する
ことを特徴とするGaAs-MESFETを含む半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26044589A JP2890527B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26044589A JP2890527B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120841A JPH03120841A (ja) | 1991-05-23 |
JP2890527B2 true JP2890527B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=17348037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26044589A Expired - Fee Related JP2890527B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890527B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-04 JP JP26044589A patent/JP2890527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120841A (ja) | 1991-05-23 |
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