JP2888765B2 - ゲームソフトカセットの内装用ケース - Google Patents

ゲームソフトカセットの内装用ケース

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JP2888765B2
JP2888765B2 JP6271270A JP27127094A JP2888765B2 JP 2888765 B2 JP2888765 B2 JP 2888765B2 JP 6271270 A JP6271270 A JP 6271270A JP 27127094 A JP27127094 A JP 27127094A JP 2888765 B2 JP2888765 B2 JP 2888765B2
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cassette
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるコンピュー
タゲームのゲームソフトカセットを包装用箱に収納する
際に用いられる内装ケースに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】コンピュータゲームのゲームソフ
トカセットには、7cm四方大のものがあるが、この大
きさのカセットの包装用箱をカセットが直接きっちり収
納される大きさとすると、小型であるがために、在庫管
理上、取扱い難いことがあったり、、衣服のポケットに
楽々入ってしまって、販売店等では盗難が起こりやすか
ったりするので、カセットを12cm四方大の内装ケー
スに収納した後、該内装ケースを包装用箱に収納した状
態としている。そして、従来、この種の内装ケースとし
ては、ポリスチロールからなる真空成型トレーが用いら
れていたが、ポリスチロールを含む合成樹脂は、自然放
置すると分解しないし、焼却する場合には、黒煙や不快
臭が発生したり、焼却炉を痛めやすい等、廃棄処理上の
種々の問題があるために、最近では、廃棄処理上の問題
の少ない紙製のものとするニーズが起きてきている。
【0003】この発明は、このようなニーズに応えるべ
くなされたもので、廃棄処理上の問題が少なくかつ製作
も容易に行え、使用に際しては組み立てが簡単に行える
内装ケースを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、こ
の発明に係る内装ケースは、1枚の腰のある厚紙から作
製され、折目を介して連設された天板部、前壁、底板
部、後壁及び胴貼用重合貼着片と、前記天板部または底
板部の側縁から折目を介して連設された左右両側壁とを
備え、前記天板部の前壁側にゲームソフトカセット嵌め
込み用凹部が設けられると共に、該凹部の周縁から折目
を介してカセット移動防止片が連設されてなるゲームソ
フトカセットの内装用ケースであって、後壁に対向する
カセット移動防止片は、底板部に切り起し形成された起
立補助用重合片に貼着される構成を採用している。
【0005】このように、後壁に対向するカセット移動
防止片が底板部に切り起し形成された起立補助用重合片
に貼着されているので、後壁(2)に対向するカセット
移動防止片(10)の揺動が確実に防止され、かつカセッ
ト移動防止片(10)との協働により天板部(3)が支持
されると共に、内装ケースの起立組立時にカセット移動
防止片が所期する起立姿勢に自動的に起立させられかつ
起立姿勢が保持される。
【0006】また、請求項の発明においては、左右両
側壁に対向するカセット移動防止片は、底板部に切り起
し形成された揺動規制片に揺動規制されるものとなさ
れ、カセットの左右方向への移動が阻止されうるものと
なされている。
【0007】請求項の発明においては、後壁に対向す
るカセット移動防止片の下端縁から折目を介して上げ底
板部が連設されると共に、該上げ底板部が折目を介して
前側壁に連設され、カセットが持上げ状態に保持されて
より大きな包装状態を実現しうるものとなされている。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基いて説明す
る。
【0009】この発明に係るゲームソフトカセットの内
装用ケース(1)は、図3に展開状態で示すように1枚
の腰のある厚紙から作製され、後壁(2)、天板部
(3)、前壁(4)、底板部(5)、胴貼用重合貼着片
(6)が折目(31)(32)(33)(34)を介して順次連
設されている。天板部(3)は、左右両側縁から折目
(35)(36)を介して一対の側壁(7)(8)が連設さ
れると共に、前壁側にゲームソフトカセット嵌め込み用
凹部(9)が設けられている。このゲームソフトカセッ
ト嵌め込み用凹部(9)は、その周縁に、内装ケース
(1)の後壁(2)に対向するカセット移動防止片(1
0)と、内装ケース(1)の左右両側壁(7)(8)に
対向するカセット移動防止片(11)(12)とが折目(3
7)(38)(39)を介して連設されている。
【0010】後壁(2)に対向するカセット移動防止片
(10)は、底板部(5)に切り起し形成された起立補助
用重合片(13)に貼着されると共に、下端縁から折目
(40)を介して上げ底板部(16)が連設されている。該
上げ底板部(16)は前壁(4)の高さ方向中間部に設け
られた折目(41)を介して前壁(4)に連設され、内装
ケース(1)の組立時に、後壁(2)に対向するカセッ
ト移動防止片(10)及び前壁(4)が起立すると同時に
底板部(5)の上方に持ち上げられ、上げ底状態を実現
する。
【0011】左右両側壁(7)(8)に対向するカセッ
ト移動防止片(11)(12)は、底板部(16)に切り起し
形成された揺動規制片(14)(15)に係止されるものと
なされている。この揺動規制片(14)(15)は、底板部
(5)より僅かに上方に位置する係止部(14a)(15
a)を有し、上方から折り曲げられたカセット移動防止
片(11)(12)の下端縁が前記係止部に圧接係止するこ
とにより、カセット移動防止片(11)(12)の揺動が規
制されるものとなされている。また、この揺動規制片
(14)(15)は、上端に連設された重合貼着部(14b)
(15b)が天板部下面に貼着され、内装ケース(1)の
組立時に自動的に起立するものとなされている。
【0012】図中、(20)は起立補助用重合片(13)を
切り起し形成するための切目、(21)(22)は、揺動規
制片(14)(15)を切り起し形成するための切目、(2
3)(24)は上げ底板部(16)と左右両側壁(7)
(8)に対向するカセット移動防止片(11)(12)との
間の切目、(25)(26)は上げ底板部(16)と前壁
(4)との間の斜状切目、(27)(28)は、左右両側壁
(7)(8)に対向するカセット移動防止片(11)(1
2)との間の切目である。また、(42)(43)は、揺動
規制片起立用折目、(44)(45)は、揺動規制片の重合
貼着部折曲用折目、(46)は、起立補助用重合片起立用
折目、(50)は、胴貼用重合貼着片(10)における接着
剤塗布部、(51)は後壁(2)に対向するカセット移動
防止片(10)の裏面における接着剤塗布部、(52)(5
3)は、揺動規制片(14)(15)の重合貼着部(14b)
(15b)裏面における接着剤塗布部である。
【0013】而して、上記構成を有する内装ケースは、
図3に示す展開状態から底板部(5)を胴貼用重合貼着
片(10)と一緒に折目(33)から天板部(3)の裏面側
に折り返し、同じく後壁(2)を天板部(3)の裏面側
に折り返して前記胴貼用重合貼着片(10)に貼着し、全
体を二つ折り状とする。この際、予め後壁(2)に対向
するカセット移動防止片(10)の裏面における接着剤塗
布部(51)及び揺動規制片(14)(15)の重合貼着部
(14b)(15b)裏面における接着剤塗布部(52)(5
3)にも接着剤を塗布することにより一挙に所要箇所の
貼着を行える。
【0014】上記構成を有する内装ケース(1)は、使
用に供する迄は、上記偏平折り畳み状態で輸送、保管さ
れ、使用に際しては、次のような簡単な操作により、所
期する使用形態に組立てられる。すなわち、上記二つ折
り状態から、前後壁(4)(2)を起立させると、後壁
(2)に対向するカセット移動防止片(10)も自動的に
起立し、天板部(3)と底板部(5)とが平行になった
際に、左右両側壁(7)(8)を天板部(3)と底板部
(5)との間に、差し入れるように折目(35)(36)か
ら折り曲げることにより、内装ケースの所期する薄い本
状の箱形態が保持される。この状態においては、揺動規
制片(14)(15)も自動的に起立しているので、左右両
側壁(7)(8)に対向するカセット移動防止片(11)
(12)を下方に折り曲げると、カセット移動防止片(1
1)(12)の下端縁が係止部(14a)(15a)の上縁に
当接し、裏面が揺動規制片(14)(15)の側縁に当接す
ることにより、カセット移動防止片(11)(12)の天板
部下面側への揺動が規制される。そこで、カセットを凹
部(9)に嵌め込み収納すると、カセットの周面が前記
カセット移動防止片(10)(11)(12)及び前壁(4)
の一部に当接することにより、カセット(C)が凹部内
に拘束されることになる。
【0015】なお、上記実施例の内装ケースは、上げ底
板部が設けられているが、この上げ底板部は必須不可欠
のものではなく、要すれば省略してもよい。また、その
場合には、例えば、カセット移動防止片(10)(11)
(12)の高さを天板部(3)と底板部(5)との上下間
隔より僅かに高さのあるものと設定し、各カセット移動
防止片(10)(11)(12)の下端縁が底板部に圧接する
ようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】この発明に係る内装ケース(1)は、上
述の次第で、後壁(2)に対向するカセット移動防止片
(10)が底板部(5)に切り起し形成された起立補助用
重合片(13)に貼着されているから、後壁(2)に対向
するカセット移動防止片(10)の揺動を確実に防止する
ことができると共に、起立補助用重合片(13)とカセッ
ト移動防止片(10)とが協働して天板部(3)を支持し
て天板部(3)又は底板部(5)の外面から加えられる
荷重に対する強度を増大させることができる。そのた
め、凹部(9)に嵌め込まれたカセット(C)の移動を
確実に阻止し、内装ケース内に安定よく固定することが
できるという効果を奏する
【0017】また、後壁(2)に対向するカセット移動
防止片(10)に貼着された起立補助用重合片(13)を押
圧するだけのワンタッチ作業で、該カセット移動防止片
(10)の所期形態を実現できる。そのため、予め所定箇
所を接着しておくことにより、使用に際しては、所要部
分を折り曲げるだけの操作で簡単かつ迅速に組み立てる
ことができると共に、使用後は簡単かつ迅速に偏平折畳
み状態とすることができ、ひいては輸送、保管スペース
を可及的小とすることができる
【0018】さらに、カセット移動防止片(10)の揺動
を防止する起立補助用重合片(13)は底板部(5)を切
り起こして形成され、余分な厚紙を使用していないの
で、コストを低くおさえることができ経済的である。
【0019】請求項の発明においては、左右両側壁に
対向するカセット移動防止片(10)が底板部(5)に切
り起し形成された揺動規制片(14)(15)に揺動規制さ
れているから、カセットの左右方向への移動を阻止する
ことができるという効果を奏する。
【0020】請求項の発明においては、後壁(2)に
対向するカセット移動防止片(10)が、その下端縁から
折目を介して上げ底板部(16)が連設されると共に、該
上げ底板部が折目を介して前壁(4)に連設されている
から、凹部(9)の上げ底状態を内装ケース(1)の組
み立てと同時に簡単に実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るゲームソフトカセットの内装用
ケースの使用状態の斜視図である。
【図2】(イ)は図1のII−II線断面図、(ロ)は図1
のIII −III 線断面図、(ハ)は図1のIV−IV線断面図
である。
【図3】この考案に係るゲームソフトカセットの内装用
ケースの展開状態の平面図である。
【符号の説明】
1…内装用ケース 2…後壁 3…天板部 4…前壁 5…底板部 6…胴貼用重合貼着片 7、8…側壁 9…カセット嵌め込み用凹部 10、11、12…カセット移動防止片 31、32、33、34、35、36、37、38、39…折目

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の腰のある厚紙から作製され、折目
    を介して連設された天板部、前壁、底板部、後壁及び胴
    貼用重合貼着片と、前記天板部または底板部の側縁から
    折目を介して連設された左右両側壁とを備え、前記天板
    部の前壁側にゲームソフトカセット嵌め込み用凹部が設
    けられると共に、該凹部の周縁から折目を介してカセッ
    ト移動防止片が連設されてなるゲームソフトカセットの
    内装用ケースであって、 後壁に対向するカセット移動防止片は、底板部に切り起
    し形成された起立補助用重合片に貼着されてなる ことを
    特徴とするゲームソフトカセットの内装用ケース。
  2. 【請求項2】 左右両側壁に対向するカセット移動防止
    片は、底板部に切り起し形成された揺動規制片に揺動規
    制されるものとなされてなることを特徴とする請求項1
    記載のゲームソフトカセットの内装用ケース。
  3. 【請求項3】 後壁に対向するカセット移動防止片は、
    その下端縁から折目を介して上げ底板部が連設されると
    共に、該上げ底板部が折目を介して前側壁に連設されて
    なる請求項1又は請求項2に記載のゲームソフトカセッ
    トの内装用ケース。
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KR200468938Y1 (ko) * 2013-03-20 2013-09-12 윤정현 식품포장용 트레이 및 그것을 포함하는 식품포장 용기

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