JP2888316B2 - 導電性接触子 - Google Patents

導電性接触子

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JP2888316B2 JP4309719A JP30971992A JP2888316B2 JP 2888316 B2 JP2888316 B2 JP 2888316B2 JP 4309719 A JP4309719 A JP 4309719A JP 30971992 A JP30971992 A JP 30971992A JP 2888316 B2 JP2888316 B2 JP 2888316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトプローブの
先端として用いるのに適する導電性接触子に関し、特
に、プリント配線板や電子素子等の信号を電気的に検査
するコンタクトプローブに適する導電性接触子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント配線板や電子素子等の
電気的検査を行うためのコンタクトプローブの先端に
は、ホルダ内に出没自在に受容されかつその一端から突
出する向きに弾発付勢された導電性針状体を有する導電
性接触子が用いられている。
【0003】例えば、図3に示される従来の接触子21
に於いて、検査装置の一部である絶縁基板22には、ホ
ルダとしての円筒形状をなすレセプタクル23が貫通状
態に固着されており、レセプタクル23内には有底筒状
をなすバレル26が同軸的に収容されている。このバレ
ル26は、レセプタクル23の中間部の一部を内向きに
突出するように形成された上部内向突部24により位置
決めされ、かつレセプタクル23の図に於ける下端部側
に同様に形成された下部内向突部25により外周面を押
圧されて固定されている。
【0004】バレル26内には、図に於ける下側の開口
端側から挿入された針状体27が軸線方向に往復動自在
に受容されている。針状体27は、中間部の外周部分を
或る程度切除されており、その図に於ける上端に、図に
於ける下部の突出部と同径のフランジ部28を残すよう
に形成されている。フランジ部28とバレル26内の底
面との間には、同軸的に圧縮コイルばね29が介装され
ており、バレル26の開口端から突出する向きに針状体
27が弾発付勢されていると共に、バレル26の中間部
に全周に亘って内向きに突出するように形成された環状
内向突部30にフランジ部28が衝当することにより、
針状体27が抜け止めされている。尚、レセプタクル2
3の図に於ける上端部には、図示されない装置の回路に
連結された信号伝送線としてのリード線32に接続され
たプラグ33が結合されている。
【0005】この構造によると、図4に示されているよ
うに、先ずバレル26の内部に圧縮コイルばね29及び
針状体27を挿着して、導電性接触子に於けるプローブ
本体31を構成し、そのプローブ本体31をレセプタク
ル23に図の矢印の向きに挿入することにより、上部内
向突部24により位置決めされ、かつ下部内向突部25
とバレル26とが弾発的に係合するため、プローブ本体
31を着脱自在に組付けることができる。
【0006】しかしながら、針状体27からリード線3
2に至る導通経路中には、針状体27及びバレル26、
バレル26及びレセプタクル23、レセプタクル23及
びプラグ33の間の各接触部があり、このように多数の
接触部を介していることから、検査時、接触子21の内
部抵抗が均一化しないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、内部抵抗を均一化
すると共に組み付け作業性を向上し得る導電性接触子を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、導電性針状体と、前記針状体を軸線方向に
出没自在に受容する筒状ホルダとを有し、前記針状体を
被測定部に接触させることにより取り出した信号を外部
回路に伝送するための信号伝送線を接続される導電性接
触子において、前記針状体が、前記ホルダの一端から弾
発的に突出し得るように、前記針状体の突出側及び没入
側にそれぞれ設けられた一対の抜け止め部間にて圧縮コ
イルばねを一体的に備えると共に、前記信号伝送線の一
端部に設けられた導電性筒状体を弾発的かつ着脱自在に
結合させるための突出部を前記没入側端に同軸的かつ概
ね全長に渡って先細りテーパ状に形成されており、前記
筒状体が前記ホルダ内に概ね受容されていることを特徴
とする導電性接触子を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、信号伝送線を針状体に結合
する際に、圧縮コイルばねを一体的に備える針状体をホ
ルダ内に受容し、その状態で信号伝送線の一端部に設け
られた導電性筒状体をホルダ及びテーパ状突出部により
案内して針状体の突出部に対して結合することができる
ため、針状体の組付け及び交換作業において信号伝送線
と針状体とを容易に結合することができる。また、筒状
体を突出部に弾発的に嵌合させるためには筒状体がラッ
パ状に拡開することになるが、突出部を概ね全長に渡っ
てテーパ状にしていることから、突出部の外周面に筒状
体の内周面を沿わせるようにして接触させることがで
き、両者間の電気的接続を好適に確実なものとすること
ができる。さらに、針状体と信号伝送線とが直接的に接
続されるため導通経路中の接触箇所を極力少なくし得
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明に基づく導電性接触子の一
実施例が示されている。この導電性接触子1は、図示省
略された自動検査装置の一部をなす絶縁基板2に貫通状
態にて保持されたホルダとしての円筒状のレセプタクル
3と、その内部に軸線方向に出没自在に受容された導電
性の針状体4とを有する。
【0012】針状体4は、突出側に形成された円柱状の
胴体部7と、その胴体部7から没入側に延出しかつ小径
に形成された軸部8とからなる。その胴体部7の突出方
向先端に、検査対象としての例えばプリント配線板5上
の導電パターン6に的確に当接し得るように尖鋭にされ
た針状体4の突出端4aが形成されている。また、胴体
部7は、レセプタクル3の内径よりも若干小径に形成さ
れており、レセプタクル3内を摺動自在にされていると
共に、軸部8には圧縮コイルばね9が巻回されている。
【0013】圧縮コイルばね9は、胴体部7の軸部8側
端面からなる肩部7aと、軸部8の没入側端部に上方に
半球形状をなすように形成された拡頭部11との間に、
抜け止めかつ所定量圧縮された状態に装着されている。
このようにして、一対の抜け止め部としての肩部7a及
び拡頭部11の両者により圧縮コイルばね9が抜け止め
されており、針状体4が圧縮コイルばね9を一体的に備
えるように構成されている。圧縮コイルばね9の拡頭部
11側端部には数巻分巻回された密着巻部9aが設けら
れている。一方、レセプタクル3の中間部には、全周に
亘って内向きに突出する環状内向突部12が形成されて
おり、そのに環状内向突部12に密着巻部9a側コイル
端が衝当して、没入方向に対して圧縮コイルばね9が位
置決めされている。
【0014】また、レセプタクル3の環状内向突部12
から突出側に若干離隔した位置には、外周面の一部を押
圧することにより内向きに突出する突部13が形成され
ている。その突部13に上記位置決めされた密着巻部9
aの一部が弾発的に係合することにより、突部13とそ
の対向内壁面との間で半径方向に密着巻部9aが弾性変
形し、その弾発力をもって密着巻部9aが保持される。
【0015】図2に示されるように、導電性接触子に於
いて針状体4と圧縮コイルばね9とからなるプローブ本
体14をレセプタクル3に組み付けるには、プローブ本
体14を、レセプタクル3の一端である図に於ける下側
開口端から図の矢印Aに示されるようにレセプタクル3
内に挿入して行う。すると、前記したように環状内向突
部12に衝当して密着巻部9aが位置決めされると共
に、突部13と対向内壁部との間にて密着巻部9aが弾
性変形してレセプタクル3にプローブ本体14が組み付
けられる。従って、圧縮コイルばね9が針状体4と一体
化されていることから、その圧縮コイルばね9を介し
て、レセプタクル3に針状体4が、位置決めされかつ出
没自在に支持される。なお、胴体部7の後端部がレセプ
タクル3にガイドされるようになっている。
【0016】ところで、軸部8の没入側端部に設けられ
た拡頭部11には、没入方向に向けて突出する円錐台形
状の突出部15が同軸的に形成されている。また、信号
伝送線としてのリード線16を、組み付け時にはレセプ
タクル3の他端である図に於ける上側開口端に図2の矢
印Bの向きに挿入するが、そのリード線16の一端に露
出している芯線16aには、導電性筒状体としてのパイ
プ状のプラグ17が、その軸線方向一方の端部をかしめ
等により固着されている。なお、リード線16の他端が
信号処理用の外部回路18に接続されている。
【0017】円錐台形状の突出部15に、弾性復元力を
もってパイプ状のプラグ17が弾発的かつ着脱自在に嵌
合し得ると共に、プラグ17の装着状態では図1に示さ
れるようにレセプタクル3内にプラグ17が概ね受容さ
れる。そのため、プラグ17を針状体4に結合する際
に、プラグ17をレセプタクル3の内周面により案内
得ると共に、針状体4の突出部15がその基端の拡頭部
11近傍から突出端に至る概ね全長に渡って先細りのテ
ーパ状に形成されていることから、プラグ17を針状体
4に容易に差し込むことができ、針状体4とリード線1
6とを互いに結合する組み付け作業及び保守時の交換作
業を容易に行うことができる。従って、細径化された導
電性接触子1に於いて、針状体4にリード線16を直接
的に結合する構造にすることが容易になることから、多
数の細径の導電性接触子を基板に配設した検査装置に於
ける交換作業性を向上し得る。また、突出部に筒状のプ
ラグを弾発的に嵌合させると筒状体がラッパ状に拡開す
ることになり、突出部が円柱状に形成されている場合に
はその角に筒状のプラグが接触する不安定な接触状態に
なるが、本発明によれば突出部15がテーパ状に形成さ
れていることから、突出部の外周面に筒状体の内周面を
沿わせるようにして接触させることができ、両者間の電
気的接続を好適に確実なものとすることができる。
【0018】なお、このようにして組み付けられた導電
性接触子1を用いて検査を行うには、絶縁基板2を下降
して、針状体4の突出端4aを導電パターン6に押付け
ると、圧縮コイルばね9が圧縮され、針状体4が、適度
なばね荷重をもって導電パターン6に当接するため、両
者間の電気的接触状態が確実になる。このとき、導電パ
ターン6とリード線16とが、上記したように互いに直
接的に電気的に導通するように結合されており、導通経
路中の接触箇所が極めて少ないため、導電性接触子1の
内部抵抗が低くかつ安定化する。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、圧縮コイル
ばねを一体的に備えた針状体をホルダ内に受容し、その
状態で、信号伝送線の一端部に設けられた導電性筒状体
をホルダの内面及び針状体のテーパ状突出部にて好適に
案内して針状体に弾発的に結合することができるため、
細い針状体に対しても組付け作業を容易に行うことがで
き、かつ導電性接触子に於ける導通経路中の接触箇所が
極力少なくなるため、導電性接触子の内部抵抗を低い状
態で均一化かつ安定化し得る。また、突出部をテーパ状
にしていることから、突出部の外周面に筒状体の内周面
を沿わせるように接触させることができ、両者間の電気
的接続を好適に確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく導電性接触子を示す要部縦断面
図。
【図2】図1に示す導電性接触子の組み付け要領を示す
図。
【図3】従来の導電性接触子を示す要部縦断面図。
【図4】図3に示す従来の導電性接触子の組み付け要領
を示す図。
【符号の説明】
1 導電性接触子 2 絶縁基板 3 レセプタクル 4 針状体 4a 突出端 5 プリント配線板 6 導電パターン 7 胴体部 7a 肩部 8 軸部 9 圧縮コイルばね 9a 密着巻部 11 拡頭部 12 環状内向突部 13 突部 14 プローブ本体 15 突出部 16 リード線 16a 芯線 17 プラグ 18 外部回路 21 接触子 22 絶縁基板 23 レセプタクル 24 内向突部 25 下部内向突部 26 バレル 27 針状体 28 フランジ部 29 圧縮コイルばね 30 環状内向突部 31 プローブ本体 32 リード線 33 プラグ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性針状体と、前記針状体を軸線方
    向に出没自在に受容する筒状ホルダとを有し、前記針状
    体を被測定部に接触させることにより取り出した信号を
    外部回路に伝送するための信号伝送線を接続される導電
    性接触子において、 前記針状体が、前記ホルダの一端から弾発的に突出し得
    るように、前記針状体の突出側及び没入側にそれぞれ設
    けられた一対の抜け止め部間にて圧縮コイルばねを一体
    的に備えると共に、前記信号伝送線の一端部に設けられ
    た導電性筒状体を弾発的かつ着脱自在に結合させるため
    の突出部を前記没入側端に同軸的かつ概ね全長に渡って
    先細りテーパ状に形成されており、 前記筒状体が前記ホルダ内に概ね受容されていることを
    特徴とする導電性接触子。
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