JP2888268B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents
ディスプレイ装置Info
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Description
の表示画面を有するディスプレイ装置に関する。
来のアスペクト比4:3の映像と比較してより臨場感の
得られるアスペクト比16:9の映像が登場し、普及し
つつある。これに伴って、アスペクト比16:9の表示
画面を有するディスプレイ装置が商品化され、このアス
ペクト比16:9の表示画面を有するディスプレイ装置
にアスペクト比16:9の映像信号を表示させたり、従
来のアスペクト比4:3の映像信号を表示させたりする
ことが行われるようになってきた。
有するディスプレイ装置にアスペクト比4:3の映像信
号を表示させる場合には、アスペクト比16:9の表示
画面に対し、垂直方向ではフルに表示し、水平方向では
左右に映像を表示しない部分を残し、映像のアスペクト
比を4:3に保った状態で表示画面の水平方向ほぼ中央
部に表示させたり、アスペクト比16:9の表示画面に
対し、水平方向ではフルに表示し、垂直方向では上下の
一部分の映像を欠落させて、映像のアスペクト比を4:
3に保った状態で表示画面全体に表示させたり、あるい
は、アスペクト比16:9の表示画面に対し、水平方向
及び垂直方向共にフルに表示し、映像のアスペクト比
4:3を保たず、垂直方向に縮み、水平方向に伸びた映
像を表示させたりしていた。
小さくなってしまったり、映像が表示される部分と表示
されない部分との境界でラスタ歪が目立ったり、映像が
表示される部分と表示されない部分との間に表示画面上
の輝度差(焼き付き)が生じたり、あるいは、垂直方向
上下の一部分の映像が欠落してその部分の映像を見るこ
とができなかったり、さらには、映像のアスペクト比が
4:3を保たないと、垂直方向に縮み、水平方向に伸び
た映像となり、歪んだ映像となるという問題点があっ
た。
決するため、特願平4−255871号により、図4
(A)に示すクロスハッチ信号の表示例より分かるよう
に、アスペクト比16:9の表示画面を有するディスプ
レイ装置の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示
させる際に、水平方向の表示サイズを、表示画面の水平
方向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡
大させることにより、アスペクト比4:3の映像をアス
ペクト比16:9の表示画面に略一致させて表示する方
法を提案した。
願で示されている表示方法によれば、アスペクト比4:
3の映像を表示画面全体に、映像の一部を欠くことなく
表示することができ、また、表示画面の中央部での映像
のアスペクト比はほぼ4:3に保つことができるので、
前述した従来の表示方法の種々の問題点は良好に解決さ
れるのであるが、図4(B)に示すモノスコープ信号の
表示例より分かるように、表示画面の左右端部において
映像のアスペクト比は4:3ではなく、横長に表示され
るという問題点があった。
ものであり、アスペクト比16:9の表示画面にアスペ
クト比4:3の映像を表示させる際に、表示画面の中央
部及び左右端部双方で映像のアスペクト比をほぼ4:3
に保つことできるディスプレイ装置を提供することを目
的とする。
の技術の課題を解決するため、アスペクト比16:9の
表示画面を有するディスプレイ装置において、前記表示
画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる際に、水
平方向の表示サイズを、前記表示画面の水平方向中央部
に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大させる第
1の手段と、前記表示画面にアスペクト比4:3の映像
を表示させる際に、垂直方向の表示サイズを、前記表示
画面の水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付く
に従って拡大させる第2の手段とを備え、前記第1の手
段及び前記第2の手段によって、前記アスペクト比4:
3の映像を前記アスペクト比16:9の表示画面に略一
致させて表示することを特徴とするディスプレイ装置を
提供するものである。
添付図面を参照して説明する。図1は本発明のディスプ
レイ装置で用いる表示方法を実現するための一実施例を
示す回路図、図2は本発明のディスプレイ装置を説明す
るための波形図、図3は本発明のディスプレイ装置で用
いる表示方法を示す図である。
表示方法について説明する。本発明のディスプレイ装置
で用いる表示方法は、図3(A)に示すクロスハッチ信
号の表示例より分かるように、アスペクト比16:9の
表示画面を有するディスプレイ装置に、アスペクト比
4:3の映像信号を表示させる際に、表示画面上の単位
時間当たりの水平方向の表示サイズを、水平方向中央部
に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大させると
共に、表示画面上の単位時間当たりの垂直方向の表示サ
イズを、水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付
くに従って拡大させて表示するものである。この場合、
図3(B)に示すモノスコープ信号の表示例のように、
表示画面の中央部及び左右端部双方で映像のアスペクト
比はほぼ4:3に保たれる。
方法を実現するための一実施例の回路構成について説明
する。なお、本実施例は、画像表示装置として陰極線管
を用いた場合を示しており、図1において、(A)は表
示画面上の単位時間当たりの水平方向の表示サイズを、
水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従っ
て拡大させるための回路構成であり、(B)は表示画面
上の単位時間当たりの垂直方向の表示サイズを、水平方
向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大
させるための回路構成である。
タ1,ダンパーダイオード2,共振コンデンサ3,水平
偏向コイル4,S字補正コンデンサ5,フライバックト
ランス(または水平出力トランス)6よりなる水平出力
回路に、新たに、S字補正コンデンサ5と並列にS字補
正コンデンサ7と、S字補正コンデンサ7の導通・非導
通を切り換えるためのスイッチ8を設ける。そして、ス
イッチ8をオフ(切断)し、トランス6に印加する電源
電圧Vccを適度に選択することにより、アスペクト比
4:3の映像を水平方向及び垂直方向共にフルに表示さ
せた時に、S字補正コンデンサ5の容量を表示画面上に
おける表示サイズが水平方向で一定となるように選ぶ。
さらに、スイッチ8をオン(投入)し、水平方向の表示
範囲が表示画面と略一致するように電源電圧Vccを増加
させる。スイッチ8がオンすると、S字補正コンデンサ
5とS字補正コンデンサ7との合成容量によりS字補正
コンデンサの容量が増大し、水平偏向コイル4に流れる
水平偏向電流は、図2(A)に実線で示すように、表示
画面上の左右端部ほど電子ビームの走査速度が上昇する
よう変調され、水平方向の表示サイズは左右端部ほど拡
大する。
1,垂直偏向コイル12,結合コンデンサ17,検出抵
抗18は周知の垂直偏向回路を構成しており、この垂直
偏向回路に新たに、可飽和リアクタ13,可変コイル1
4,ダンピング抵抗15,チューニングコンデンサ1
6,スイッチ19を設け、可飽和リアクタ13の一方の
巻線の一方の端子に図示のような水平(H)周期の負極
性のパルスを印加する。なお、これはカラーテレビジョ
ン受像機で一般的に用いられる上下糸巻歪補正を可飽和
リアクタで行う方法と同様であり、水平変調の位相を上
下糸巻歪補正に対して180°変化させたものである。
これにより、垂直偏向コイル12に流れる垂直偏向電流
は、図2(B)に示すように、表示画面上の単位時間当
たりの垂直方向の表示サイズは、水平方向中央部に対し
相対的に左右端部に近付くに従って拡大するように変調
される。
は、S字補正コンデンサ5とS字補正コンデンサ7を並
列に接続し、スイッチ8のオン・オフによりS字補正コ
ンデンサの容量を変えることにより、アスペクト比4:
3の映像を水平方向及び垂直方向共にフルに表示させる
(水平方向の表示サイズは一定)表示方法と図3に示す
水平方向の表示サイズを左右端部ほど拡大させる表示方
法を実現するよう構成しているが、水平方向の表示サイ
ズを左右端部ほど拡大させる表示方法のみでよいのであ
れば、S字補正コンデンサの容量を予めその表示方法に
最適な容量値(S字補正コンデンサ5とS字補正コンデ
ンサ7との合成容量に相当)に選べばよい。また、図1
(B)の構成においても、スイッチ19をオフとすれ
ば、可飽和リアクタ13,可変コイル14,ダンピング
抵抗15,チューニングコンデンサ16による変調作用
をオフとすることができるので、表示画面上の単位時間
当たりの垂直方向の表示サイズを一定とすることがで
き、よって、表示画面上の単位時間当たりの垂直方向の
表示サイズを一定とする表示方法と水平方向中央部に対
し相対的に左右端部に近付くに従って拡大する表示方法
とを選択できる。
回路によって水平偏向を調整することにより、表示画面
上の単位時間当たりの水平方向の表示サイズを、水平方
向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大
させ、さらに、垂直偏向回路によって垂直偏向を調整す
ることにより、表示画面上の単位時間当たりの垂直方向
の表示サイズを、水平方向中央部に対し相対的に左右端
部に近付くに従って拡大させているが、本発明はこれに
限定されず、デジタル信号処理回路を用いて表示させる
映像信号の時間軸を変調させることにより上記した表示
方法を実現してもよい。
クロスハッチ信号の表示例によると、左右端部では映像
がかなり歪むことになるが、映像情報の重要な内容は表
示画面における内側の80%程度の表示範囲にあると考
えられ、本発明では表示画面の中央部では映像のアスペ
クト比はほぼ4:3に保たれるので、実際の映像を表示
した際には映像の歪はほとんど目立たない。また、本発
明による表示方法によれば、左右端部では拡大された映
像が表示されることになるので、中央部が遠くにあるよ
うな遠近感が視覚上現れるという効果もある。本発明の
ディスプレイ装置は、画像表示装置として陰極線管を用
いた場合のみに限定されず、液晶表示装置,プラズマデ
ィスプレイ等の画像表示装置を用いた場合にも応用でき
る。本発明は、上述した本実施例に限定されることはな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
ィスプレイ装置は、アスペクト比16:9の表示画面を
有するディスプレイ装置において、表示画面にアスペク
ト比4:3の映像を表示させる際に、水平方向の表示サ
イズを、表示画面の水平方向中央部に対し相対的に左右
端部に近付くに従って拡大させると共に、垂直方向の表
示サイズを、表示画面の水平方向中央部に対し相対的に
左右端部に近付くに従って拡大させることにより、アス
ペクト比4:3の映像をアスペクト比16:9の表示画
面に略一致させて表示するよう構成したので、アスペク
ト比4:3の映像を表示画面全体に、表示画面の中央部
及び左右端部双方で映像のアスペクト比をほぼ4:3に
保つことできるので、従来の表示方法の問題点は良好に
解決される。
施例を示す回路図である。
Claims (1)
- 【請求項1】アスペクト比16:9の表示画面を有する
ディスプレイ装置において、 前記表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる
際に、水平方向の表示サイズを、前記表示画面の水平方
向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大
させる第1の手段と、 前記表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる
際に、垂直方向の表示サイズを、前記表示画面の水平方
向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大
させる第2の手段とを備え、 前記第1の手段及び前記第2の手段によって、前記アス
ペクト比4:3の映像を前記アスペクト比16:9の表
示画面に略一致させて表示することを特徴とするディス
プレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18204493A JP2888268B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18204493A JP2888268B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715615A JPH0715615A (ja) | 1995-01-17 |
JP2888268B2 true JP2888268B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=16111365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18204493A Expired - Lifetime JP2888268B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2888268B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP18204493A patent/JP2888268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0715615A (ja) | 1995-01-17 |
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