JPH08331408A - ディスプレイ装置 - Google Patents
ディスプレイ装置Info
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- JPH08331408A JPH08331408A JP7130746A JP13074695A JPH08331408A JP H08331408 A JPH08331408 A JP H08331408A JP 7130746 A JP7130746 A JP 7130746A JP 13074695 A JP13074695 A JP 13074695A JP H08331408 A JPH08331408 A JP H08331408A
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- horizontal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイオード変調形の水平偏向出力回路を用い
た場合でも、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大
を安定に行なうことができるようにする。 【構成】 水平偏向出力回路23内の水平出力トランス
11の3次巻線11aから出力されるフライバックパル
スV3Jを積分回路21で積分することにより、水平パラ
ボラ波電圧VPを形成し、このパラボラ波電圧VPを比較
回路22で基準電圧VREFと比較することにより、水平
ブランキングパルスH−BLKが形成される。この基準
電圧VREFを適宜設定することにより、水平ブランキン
グパルスH−BLKのパルス幅を拡大することができ、
このパルス幅の拡大を安定に行なうことができる。
た場合でも、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大
を安定に行なうことができるようにする。 【構成】 水平偏向出力回路23内の水平出力トランス
11の3次巻線11aから出力されるフライバックパル
スV3Jを積分回路21で積分することにより、水平パラ
ボラ波電圧VPを形成し、このパラボラ波電圧VPを比較
回路22で基準電圧VREFと比較することにより、水平
ブランキングパルスH−BLKが形成される。この基準
電圧VREFを適宜設定することにより、水平ブランキン
グパルスH−BLKのパルス幅を拡大することができ、
このパルス幅の拡大を安定に行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
コンピュータの端末用ディスプレイ装置など陰極線管を
用いたディスプレイ装置に係り、特に、その水平ブラン
キングパルスの形成に関する。
コンピュータの端末用ディスプレイ装置など陰極線管を
用いたディスプレイ装置に係り、特に、その水平ブラン
キングパルスの形成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン受像機における表示
画面のアスペクト比(横縦比)は、通常4:3に設定さ
れている。これに対して、近年、より臨場感のある映像
を提供する目的から、表示画面のアスペクト比を16:
9にしたテレビジョン受像機、即ち、ハイビジョンテレ
ビやワイドテレビが登場している。また、コンピュータ
の端末用ディスプレイ装置としても、複数の映像を同時
に表示する、いわゆる、ウィンドウ表示に対応させるた
めに、ハイビジョンテレビやワイドテレビのように、画
面のアスペクト比を横長に設定することが有効になると
考えられる。
画面のアスペクト比(横縦比)は、通常4:3に設定さ
れている。これに対して、近年、より臨場感のある映像
を提供する目的から、表示画面のアスペクト比を16:
9にしたテレビジョン受像機、即ち、ハイビジョンテレ
ビやワイドテレビが登場している。また、コンピュータ
の端末用ディスプレイ装置としても、複数の映像を同時
に表示する、いわゆる、ウィンドウ表示に対応させるた
めに、ハイビジョンテレビやワイドテレビのように、画
面のアスペクト比を横長に設定することが有効になると
考えられる。
【0003】このように、表示画面のアスペクト比を横
長にしたディスプレイ装置は、従来との互換性を持たせ
るため、アスペクト比16:9の映像を表示するモード
と、従来のアスペクト比4:3の映像を表示するモード
とがとれるようにしている。そして、これら表示モード
の切換えを行なう一手法として、水平偏向コイルに流す
水平偏向電流の振幅をこれら表示モードに応じて切り換
える方法がある。
長にしたディスプレイ装置は、従来との互換性を持たせ
るため、アスペクト比16:9の映像を表示するモード
と、従来のアスペクト比4:3の映像を表示するモード
とがとれるようにしている。そして、これら表示モード
の切換えを行なう一手法として、水平偏向コイルに流す
水平偏向電流の振幅をこれら表示モードに応じて切り換
える方法がある。
【0004】この方法を用いて、表示画面のアスペクト
比が16:9のディスプレイ装置でアスペクト比4:3
の映像を表示する場合、映像の表示期間を適切に設定す
るために、水平ブランキングパルスのパルス幅を拡大す
る必要がある。
比が16:9のディスプレイ装置でアスペクト比4:3
の映像を表示する場合、映像の表示期間を適切に設定す
るために、水平ブランキングパルスのパルス幅を拡大す
る必要がある。
【0005】即ち、アスペクト比4:3の表示画面にア
スペクト比4:3の映像を表示する場合には、その映像
の全てが表示されるのではなく、その映像の左右両端部
が表示されないように、水平走査幅を画面の幅よりも若
干大きくしたオーバースキャンがなされている。これ
は、映像の水平幅全体を表示させると、映像の内容によ
って水平走査幅に若干の変動が生じるため、この映像表
示領域の左右輪郭線が垂直な直線状とはならず、歪んだ
ものとなってしまう。これを防止するために、上記のよ
うにオーバースキャンを行ない、映像表示領域の左右輪
郭線が垂直な直線状となるようにしている。
スペクト比4:3の映像を表示する場合には、その映像
の全てが表示されるのではなく、その映像の左右両端部
が表示されないように、水平走査幅を画面の幅よりも若
干大きくしたオーバースキャンがなされている。これ
は、映像の水平幅全体を表示させると、映像の内容によ
って水平走査幅に若干の変動が生じるため、この映像表
示領域の左右輪郭線が垂直な直線状とはならず、歪んだ
ものとなってしまう。これを防止するために、上記のよ
うにオーバースキャンを行ない、映像表示領域の左右輪
郭線が垂直な直線状となるようにしている。
【0006】アスペクト比16:9の表示画面にアスペ
クト比4:3の映像を表示する場合には、この映像がア
スペクト比で表示されるようにするために、この映像の
水平走査幅がこの表示画面の水平幅よりも小さくなるよ
うに水平偏向回路が制御されなければならない。このよ
うな走査をアンダースキャンという。
クト比4:3の映像を表示する場合には、この映像がア
スペクト比で表示されるようにするために、この映像の
水平走査幅がこの表示画面の水平幅よりも小さくなるよ
うに水平偏向回路が制御されなければならない。このよ
うな走査をアンダースキャンという。
【0007】ところで、アスペクト比4:3の表示画面
にオーバースキャンによってアスペクト比4:3の映像
を表示するときの水平ブランキングパルスを用いて表示
すると、この映像の水平幅全体が表示されることにな
り、上記の問題が生ずることになる。これを防止するた
めに、水平ブランキングパルスのパルス幅を拡大し、映
像の左右端部がブランキングがかけられて表示されない
ようにし、映像表示領域の左右輪郭線が垂直の直線状と
なるようにする必要があるのである。
にオーバースキャンによってアスペクト比4:3の映像
を表示するときの水平ブランキングパルスを用いて表示
すると、この映像の水平幅全体が表示されることにな
り、上記の問題が生ずることになる。これを防止するた
めに、水平ブランキングパルスのパルス幅を拡大し、映
像の左右端部がブランキングがかけられて表示されない
ようにし、映像表示領域の左右輪郭線が垂直の直線状と
なるようにする必要があるのである。
【0008】このように、水平ブランキングパルスのパ
ルス幅を拡大する一手法が、特開昭61−65667号
公報に示されている。
ルス幅を拡大する一手法が、特開昭61−65667号
公報に示されている。
【0009】この方法は、偏向ヨークの水平偏向コイル
とこれに直接接続されるS字補正コンデンサとの接続点
に発生する水平パラボラ波電圧を所定レベルの基準電圧
と比較することにより、水平ブランキングパルスを形成
するものであり、この所定レベルを適宜設定することに
より、パルス幅が拡大され水平ブランキングパルスを得
ることができる。
とこれに直接接続されるS字補正コンデンサとの接続点
に発生する水平パラボラ波電圧を所定レベルの基準電圧
と比較することにより、水平ブランキングパルスを形成
するものであり、この所定レベルを適宜設定することに
より、パルス幅が拡大され水平ブランキングパルスを得
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
水平ブランキングパルス形成技術をダイオード変調形の
水平偏向出力回路に用いても、水平ブランキングパルス
のパルス幅を適切に設定することはできない。以下、こ
のことを図10及び図11を用いて説明する。
水平ブランキングパルス形成技術をダイオード変調形の
水平偏向出力回路に用いても、水平ブランキングパルス
のパルス幅を適切に設定することはできない。以下、こ
のことを図10及び図11を用いて説明する。
【0011】図10はダイオード変調形の水平偏向出力
回路17の一例を示す回路図であり、1は水平ドライブ
パルスの入力端子、2は水平出力トランジスタ、3はダ
ンパダイオード、4は変調ダイオード、5は第1の共振
コンデンサ、6は第2の共振コンデンサ、7は水平偏向
コイル、8は第1のS字補正コンデンサ、9は変調コイ
ル、10は第2のS字補正コンデンサ、11は水平出力
トランス、12はダイオード、13はアノード電圧の出
力端子、14は電源電圧の入力端子、15は水平サイズ
電圧VHSの入力端子、16は増幅回路、18は電圧V
CS1の出力端子である。
回路17の一例を示す回路図であり、1は水平ドライブ
パルスの入力端子、2は水平出力トランジスタ、3はダ
ンパダイオード、4は変調ダイオード、5は第1の共振
コンデンサ、6は第2の共振コンデンサ、7は水平偏向
コイル、8は第1のS字補正コンデンサ、9は変調コイ
ル、10は第2のS字補正コンデンサ、11は水平出力
トランス、12はダイオード、13はアノード電圧の出
力端子、14は電源電圧の入力端子、15は水平サイズ
電圧VHSの入力端子、16は増幅回路、18は電圧V
CS1の出力端子である。
【0012】また、図11は図10での各部の電圧を示
す波形図であって、図10に対応する電圧には同一符号
を付けている。
す波形図であって、図10に対応する電圧には同一符号
を付けている。
【0013】図10において、水平偏向出力回路17
は、水平出力トランジスタ2、ダンパダイオード3、変
調ダイオード4、第1の共振コンデンサ5、第2の共振
コンデンサ6、水平偏向コイル7、第1のS字補正コン
デンサ8、変調コイル9、第2のS字補正コンデンサ1
0及び水平出力トランス11によって構成されており、
かかる構成の水平偏向出力回路は、一般に、ダイオード
変調形と呼ばれている。
は、水平出力トランジスタ2、ダンパダイオード3、変
調ダイオード4、第1の共振コンデンサ5、第2の共振
コンデンサ6、水平偏向コイル7、第1のS字補正コン
デンサ8、変調コイル9、第2のS字補正コンデンサ1
0及び水平出力トランス11によって構成されており、
かかる構成の水平偏向出力回路は、一般に、ダイオード
変調形と呼ばれている。
【0014】水平サイズ電圧入力端子15から入力され
る水平サイズ電圧VHSに基づいて、第2のS字補正コン
デンサ10の両端間電圧VCS2が変化し、これにより、
水平偏向コイル7に流れる水平偏向電流IDYの振幅が
制御されている。このとき、変調ダイオード4のカソー
ドには、図11(c)に示すように、図11(a)に示
す水平出力トランジスタ2のコレクタ電圧VCPと同様の
波形の変調電圧Vmが発生する。
る水平サイズ電圧VHSに基づいて、第2のS字補正コン
デンサ10の両端間電圧VCS2が変化し、これにより、
水平偏向コイル7に流れる水平偏向電流IDYの振幅が
制御されている。このとき、変調ダイオード4のカソー
ドには、図11(c)に示すように、図11(a)に示
す水平出力トランジスタ2のコレクタ電圧VCPと同様の
波形の変調電圧Vmが発生する。
【0015】そこで、表示画面のアスペクト比を16:
9とし、この画面にアスペクト比16:9の映像を表示
する場合とアスペクト比4:3の映像を表示する場合と
で、水平サイズ電圧VHSで水平偏向電流IDYの振幅を
異ならせることにより、この画面に夫々の映像をそれら
に対応するアスペクト比で表示することができる。
9とし、この画面にアスペクト比16:9の映像を表示
する場合とアスペクト比4:3の映像を表示する場合と
で、水平サイズ電圧VHSで水平偏向電流IDYの振幅を
異ならせることにより、この画面に夫々の映像をそれら
に対応するアスペクト比で表示することができる。
【0016】ところで、水平偏向コイル7と第1のS字
補正コンデンサ8の接続点に発生する電圧VCS1は、水
平偏向コイル7のインダクタンスと第1のS字補正コン
デンサの容量によって生じる水平パラボラ波電圧に変調
電圧Vmが重畳された電圧であって、その波形は図11
(b)に示すようになる。従って、この電圧VCS1の波
形は、水平パラボラ波電圧に変調電圧Vmが加算された
複合波形といえる。
補正コンデンサ8の接続点に発生する電圧VCS1は、水
平偏向コイル7のインダクタンスと第1のS字補正コン
デンサの容量によって生じる水平パラボラ波電圧に変調
電圧Vmが重畳された電圧であって、その波形は図11
(b)に示すようになる。従って、この電圧VCS1の波
形は、水平パラボラ波電圧に変調電圧Vmが加算された
複合波形といえる。
【0017】そこで、このような動作を行なうダイオー
ド変調形の水平偏向出力回路17では、水平ブランキン
グパルスのパルス幅の拡大を行なう上記特開昭61−6
5667号公報に示された方法と組み合わせた場合、水
平偏向コイル7と第1のS字補正コンデンサ8の接続点
に発生する端子18での電圧VCS1が、上記のように単
純な水平パラボラ波電圧でなく、パラボラ波電圧に変調
電圧Vmが重畳された波形となっているので、図11
(b)に示すように、これを所定のレベルの基準電圧V
REF'と比較して水平ブランキングパルスを形成すると、
正常な水平ブランキングパルスを発生されることができ
ない。即ち、上記の変調電圧Vmが重畳される水平帰線
期間で一部欠落したようなブランキングパルスが発生し
てしまい、ブランキング不良による不要映像が生じる可
能性がある。
ド変調形の水平偏向出力回路17では、水平ブランキン
グパルスのパルス幅の拡大を行なう上記特開昭61−6
5667号公報に示された方法と組み合わせた場合、水
平偏向コイル7と第1のS字補正コンデンサ8の接続点
に発生する端子18での電圧VCS1が、上記のように単
純な水平パラボラ波電圧でなく、パラボラ波電圧に変調
電圧Vmが重畳された波形となっているので、図11
(b)に示すように、これを所定のレベルの基準電圧V
REF'と比較して水平ブランキングパルスを形成すると、
正常な水平ブランキングパルスを発生されることができ
ない。即ち、上記の変調電圧Vmが重畳される水平帰線
期間で一部欠落したようなブランキングパルスが発生し
てしまい、ブランキング不良による不要映像が生じる可
能性がある。
【0018】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
ダイオード変調形の水平偏向出力回路を用いた場合で
も、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大を安定に
行なうことができるようにしたディスプレイ装置を提供
することにある。
ダイオード変調形の水平偏向出力回路を用いた場合で
も、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大を安定に
行なうことができるようにしたディスプレイ装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、水平偏向出力回路内の水平出力トランス
の3次巻線から出力されるフライバックパルスを積分し
て水平パラボラ波電圧を形成する積分回路と、該パラボ
ラ波電圧を基準電圧と比較することにより水平ブランキ
ングパルスを形成する比較回路とからなる水平ブランキ
ングパルス形成回路を設ける。
に、本発明は、水平偏向出力回路内の水平出力トランス
の3次巻線から出力されるフライバックパルスを積分し
て水平パラボラ波電圧を形成する積分回路と、該パラボ
ラ波電圧を基準電圧と比較することにより水平ブランキ
ングパルスを形成する比較回路とからなる水平ブランキ
ングパルス形成回路を設ける。
【0020】また、本発明は、水平偏向出力回路中の第
1のS字補正コンデンサの両端間電圧を検出して水平パ
ラボラ波電圧を形成する誤差増幅回路と、該誤差増幅回
路から出力される該水平パラボラ波電圧を基準電圧と比
較することにより水平ブランキングパルスを形成する比
較回路とからなる水平ブランキングパルス形成回路を設
ける。
1のS字補正コンデンサの両端間電圧を検出して水平パ
ラボラ波電圧を形成する誤差増幅回路と、該誤差増幅回
路から出力される該水平パラボラ波電圧を基準電圧と比
較することにより水平ブランキングパルスを形成する比
較回路とからなる水平ブランキングパルス形成回路を設
ける。
【0021】さらに、本発明は、水平偏向出力回路中の
水平出力トランジスタのコレクタ電圧を積分して水平パ
ラボラ波電圧を形成する積分回路と、この水平パラボラ
波電圧を基準電圧と比較することにより水平ブランキン
グパルスを形成する比較回路とからなる水平ブランキン
グパルス形成回路を設ける。
水平出力トランジスタのコレクタ電圧を積分して水平パ
ラボラ波電圧を形成する積分回路と、この水平パラボラ
波電圧を基準電圧と比較することにより水平ブランキン
グパルスを形成する比較回路とからなる水平ブランキン
グパルス形成回路を設ける。
【0022】さらに、本発明は、1次巻線の両端が第1
のS字補正コンデンサの両端子に接続され2次巻線の両
端間に水平パラボラ波電圧を発生する水平パラボラ波電
圧形成トランスと、この水平パラボラ波電圧を基準電圧
と比較することにより水平ブランキングパルスを形成す
る比較回路とからなる水平ブランキングパルス形成回路
を設ける。
のS字補正コンデンサの両端子に接続され2次巻線の両
端間に水平パラボラ波電圧を発生する水平パラボラ波電
圧形成トランスと、この水平パラボラ波電圧を基準電圧
と比較することにより水平ブランキングパルスを形成す
る比較回路とからなる水平ブランキングパルス形成回路
を設ける。
【0023】
【作用】上記手段を用いることにより、ダイオード変調
形の水平偏向出力回路を用いた場合でも、上記変調電圧
Vmが重畳されてない水平パラボラ波電圧を得ることが
できる。従って、この水平パラボラ波電圧と基準電圧と
比較することによって得られる水平ブランキングパルス
は、安定した矩形波になる。従って、水平パラボラ波電
圧と比較する上記の基準電圧の大きさを適切に設定する
ことにより、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大
を安定に行なうことができる。
形の水平偏向出力回路を用いた場合でも、上記変調電圧
Vmが重畳されてない水平パラボラ波電圧を得ることが
できる。従って、この水平パラボラ波電圧と基準電圧と
比較することによって得られる水平ブランキングパルス
は、安定した矩形波になる。従って、水平パラボラ波電
圧と比較する上記の基準電圧の大きさを適切に設定する
ことにより、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大
を安定に行なうことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0025】図1は本発明によるディスプレイ装置の第
1の実施例を示す回路図であって、11aは水平出力ト
ランス11の3次巻線、19は積分用コイル、20は積
分用コンデンサ、21は積分回路、22は比較回路、2
3は基準電圧形成手段、24は水平ブランキングパルス
H−BLKの出力端子であり、図10に対応する部分に
は同一符号を付けている。
1の実施例を示す回路図であって、11aは水平出力ト
ランス11の3次巻線、19は積分用コイル、20は積
分用コンデンサ、21は積分回路、22は比較回路、2
3は基準電圧形成手段、24は水平ブランキングパルス
H−BLKの出力端子であり、図10に対応する部分に
は同一符号を付けている。
【0026】次に、この実施例の動作を図3を用いて説
明する。
明する。
【0027】水平出力トランス11の3次巻線11aに
は、図2(d)に示したようなフライバックパルスV3J
が発生する。積分回路21は積分用コイル19と積分用
コンデンサ20とによって構成されており、フライバッ
クパルスV3Jを積分することにより、図2(e)に実線
で示すような水平パラボラ波電圧VPが形成される。こ
の積分回路21では、積分用コイル19と積分用コンデ
ンサ20とにより、フライバックパルスV3Jが二重に積
分されるものであり、作用的には、フライバックパルス
V3Jが1回目の積分で鋸歯状波電圧となり、2回目の積
分でこの鋸歯状波電圧が水平パラボラは電圧VP となる
のである。
は、図2(d)に示したようなフライバックパルスV3J
が発生する。積分回路21は積分用コイル19と積分用
コンデンサ20とによって構成されており、フライバッ
クパルスV3Jを積分することにより、図2(e)に実線
で示すような水平パラボラ波電圧VPが形成される。こ
の積分回路21では、積分用コイル19と積分用コンデ
ンサ20とにより、フライバックパルスV3Jが二重に積
分されるものであり、作用的には、フライバックパルス
V3Jが1回目の積分で鋸歯状波電圧となり、2回目の積
分でこの鋸歯状波電圧が水平パラボラは電圧VP となる
のである。
【0028】この水平パラボラ波電圧VPは比較回路2
2に供給されて、基準電圧形成手段23から出力される
基準電圧VREFと比較され、図2(f)に実線で示すよ
うな矩形波状の水平ブランキングパルスH−BLKが形
成される。この水平ブランキングパルスH−BLKによ
って映像信号に水平ブランキングがかけられる。
2に供給されて、基準電圧形成手段23から出力される
基準電圧VREFと比較され、図2(f)に実線で示すよ
うな矩形波状の水平ブランキングパルスH−BLKが形
成される。この水平ブランキングパルスH−BLKによ
って映像信号に水平ブランキングがかけられる。
【0029】このようにして得られた水平ブランキング
パルスH−BLKは、上記の基準電圧VREFの電圧値に
応じてパルス幅を任意に設定することができる。従っ
て、この基準電圧VREFを適切な値に設定することによ
り、水平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅の拡
大を安定に行なうことができて、アスペクト比16:9
の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示する場
合、この映像の表示期間を適切に設定することができ
る。
パルスH−BLKは、上記の基準電圧VREFの電圧値に
応じてパルス幅を任意に設定することができる。従っ
て、この基準電圧VREFを適切な値に設定することによ
り、水平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅の拡
大を安定に行なうことができて、アスペクト比16:9
の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示する場
合、この映像の表示期間を適切に設定することができ
る。
【0030】図3は本発明によるディスプレイ装置の第
2の実施例を示す回路図であって、25は位相補正回
路、26はコンデンサ、27は抵抗であり、図1に対応
する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
2の実施例を示す回路図であって、25は位相補正回
路、26はコンデンサ、27は抵抗であり、図1に対応
する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0031】同図において、この実施例は、図1に示し
た実施例において、積分回路21と比較回路22との間
に位相補正回路25を付加したものである。この位相補
正回路25はコンデンサ26及び抵抗27によって構成
されている。
た実施例において、積分回路21と比較回路22との間
に位相補正回路25を付加したものである。この位相補
正回路25はコンデンサ26及び抵抗27によって構成
されている。
【0032】位相補正回路25は積分回路21から出力
される水平パラボラ波電圧VPの位相を補正するもので
ある。これにより、比較回路22から出力される水平ブ
ランキングパルスH−BLKの位相が補正される。
される水平パラボラ波電圧VPの位相を補正するもので
ある。これにより、比較回路22から出力される水平ブ
ランキングパルスH−BLKの位相が補正される。
【0033】積分回路21では、積分用コイル19や積
分用コンデンサ20として、夫々インダクタンス値や容
量値が最も適切なものが使用されるが、実際には、これ
らインダクタンス値や容量値が目的の値に合致した積分
用コイル19や積分用コンデンサ20を製品の中から得
ることは難しく、従って、厳密には、水平ブランキング
期間のタイミングを所望とするために必要な位相の水平
パラボラ波電圧VPを積分回路21で得ることは困難で
ある。
分用コンデンサ20として、夫々インダクタンス値や容
量値が最も適切なものが使用されるが、実際には、これ
らインダクタンス値や容量値が目的の値に合致した積分
用コイル19や積分用コンデンサ20を製品の中から得
ることは難しく、従って、厳密には、水平ブランキング
期間のタイミングを所望とするために必要な位相の水平
パラボラ波電圧VPを積分回路21で得ることは困難で
ある。
【0034】この実施例では、位相補正回路25でこれ
を解決しており、コンデンサ26と抵抗27の値を適宜
選ぶことにより、比較回路22に入力される水平パラボ
ラ波電圧VPの位相を所望とする位相に高い精度で一致
させることができる。これにより、水平プランキング期
間がより正確に所望のタイミングに設定できることにな
り、映像の表示期間をさらに適切に設定することができ
る。
を解決しており、コンデンサ26と抵抗27の値を適宜
選ぶことにより、比較回路22に入力される水平パラボ
ラ波電圧VPの位相を所望とする位相に高い精度で一致
させることができる。これにより、水平プランキング期
間がより正確に所望のタイミングに設定できることにな
り、映像の表示期間をさらに適切に設定することができ
る。
【0035】位相補正回路25は、積分回路21からの
図4(e)に実線で示す水平パラボラ波電圧VPの位相
を、図4(e)に破線で示すように、進めるものであ
り、この結果、比較回路22から得られる水平ブランキ
ングパルスH−BLKも、図4(f)に実線で示す位相
に対し、同じく破線で示すように、位相が進むように補
正される。
図4(e)に実線で示す水平パラボラ波電圧VPの位相
を、図4(e)に破線で示すように、進めるものであ
り、この結果、比較回路22から得られる水平ブランキ
ングパルスH−BLKも、図4(f)に実線で示す位相
に対し、同じく破線で示すように、位相が進むように補
正される。
【0036】なお、位相補正回路25として、コンデン
サ26と抵抗27とを入れ替えた構成とすることによ
り、積分回路21からの水平パラボラ波電圧VPの位相
を遅らせ、従って、比較回路22から出力する水平ブラ
ンキングパルスH−BLKの位相を遅らせるようにする
ことができる。
サ26と抵抗27とを入れ替えた構成とすることによ
り、積分回路21からの水平パラボラ波電圧VPの位相
を遅らせ、従って、比較回路22から出力する水平ブラ
ンキングパルスH−BLKの位相を遅らせるようにする
ことができる。
【0037】以上のように、この第2の実施例では、図
1に示した第1の実施例の効果に加え、水平ブランキン
グパルスH−BLKの位相を補正し、映像の表示期間を
さらに適切に設定することができるという効果も得られ
る。
1に示した第1の実施例の効果に加え、水平ブランキン
グパルスH−BLKの位相を補正し、映像の表示期間を
さらに適切に設定することができるという効果も得られ
る。
【0038】図5は本発明によるディスプレイ装置の第
3の実施例を示す回路図であって、28は差動増幅回
路、29〜32は抵抗、33は演算増幅器であり、図3
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
3の実施例を示す回路図であって、28は差動増幅回
路、29〜32は抵抗、33は演算増幅器であり、図3
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
【0039】同図において、この実施例は、図3に示し
た第2の実施例において、積分回路21の代わりに誤差
増幅回路28を用いたものであり、この誤差増幅回路2
8は抵抗29〜32と演算増幅器33とによって構成さ
れている。
た第2の実施例において、積分回路21の代わりに誤差
増幅回路28を用いたものであり、この誤差増幅回路2
8は抵抗29〜32と演算増幅器33とによって構成さ
れている。
【0040】誤差増幅回路28では、水平偏向コイル7
と第1のS字補正コンデンサ8との接続点の電圧VCS1
が抵抗31,32によって分圧され、また、変調電圧V
mが抵抗29,30によって分圧されて、演算増幅器3
3でこれら2つの分圧電圧の差分がとられる。従って、
図2(b),(c)の波形の差分からから明らかなよう
に、水平パラボラ波電圧VPが生成されることになる。
この水平パラボラ波電圧VP が位相補正回路25で位相
補正されて比較回路22に供給され、水平ブランキング
パルスH−BLKが得られる。
と第1のS字補正コンデンサ8との接続点の電圧VCS1
が抵抗31,32によって分圧され、また、変調電圧V
mが抵抗29,30によって分圧されて、演算増幅器3
3でこれら2つの分圧電圧の差分がとられる。従って、
図2(b),(c)の波形の差分からから明らかなよう
に、水平パラボラ波電圧VPが生成されることになる。
この水平パラボラ波電圧VP が位相補正回路25で位相
補正されて比較回路22に供給され、水平ブランキング
パルスH−BLKが得られる。
【0041】この第3の実施例も、図3に示した第2の
実施例と同様の効果が得られる。
実施例と同様の効果が得られる。
【0042】図6は本発明によるディスプレイ装置の第
4の実施例を示す回路図であって、34は積分回路、3
5は積分用コイル、36は積分用コンデンサであり、図
3に対応する部分には同一符号を付けている。
4の実施例を示す回路図であって、34は積分回路、3
5は積分用コイル、36は積分用コンデンサであり、図
3に対応する部分には同一符号を付けている。
【0043】同図において、積分回路34は積分用コイ
ル35と積分用コンデンサ36とで構成されており、積
分用コイル35が水平出力トランジスタ2のコレクタに
接続されている。積分回路34では、水平出力トランジ
スタ2のコレクタ電圧VCP(図2(a))を積分用コイ
ル35と積分用コンデンサ36で積分することにより、
水平パラボラ波電圧VPを形成している。この水平パラ
ボラ波電圧VPは、図3に示した第2の実施例と同様
に、位相補正回路25で位相が補正されて比較回路22
に供給され、水平ブランキングパルスH−BLKが生成
される。
ル35と積分用コンデンサ36とで構成されており、積
分用コイル35が水平出力トランジスタ2のコレクタに
接続されている。積分回路34では、水平出力トランジ
スタ2のコレクタ電圧VCP(図2(a))を積分用コイ
ル35と積分用コンデンサ36で積分することにより、
水平パラボラ波電圧VPを形成している。この水平パラ
ボラ波電圧VPは、図3に示した第2の実施例と同様
に、位相補正回路25で位相が補正されて比較回路22
に供給され、水平ブランキングパルスH−BLKが生成
される。
【0044】ここで、図1や図3で示した実施例におい
て、水平出力トランス11の3次巻線11aで得られる
フライバックパルスV3Jは50V程度の電圧であるが、
図6に示す実施例のように、積分回路34で水平出力ト
ランジスタ2のコレクタ電圧VCPを積分する場合には、
このコレクタ電圧VCPが1000V程度と非常に高圧で
あることから、積分回路34を構成する積分要コイル3
5,積分用コンデンサ36としては、耐圧性に優れたも
のを使用する。
て、水平出力トランス11の3次巻線11aで得られる
フライバックパルスV3Jは50V程度の電圧であるが、
図6に示す実施例のように、積分回路34で水平出力ト
ランジスタ2のコレクタ電圧VCPを積分する場合には、
このコレクタ電圧VCPが1000V程度と非常に高圧で
あることから、積分回路34を構成する積分要コイル3
5,積分用コンデンサ36としては、耐圧性に優れたも
のを使用する。
【0045】このようにして、この実施例においても、
図3に示した第2の実施例と同様の効果が得られる。
図3に示した第2の実施例と同様の効果が得られる。
【0046】図7は本発明によるディスプレイ装置の第
5の実施例を示す回路図であって、37は水平パラボラ
波電圧形成トランス、37aはその1次巻線、37bは
その2次巻線、38はコンデンサであり、図3に対応す
る部分には同一符号を付けている。
5の実施例を示す回路図であって、37は水平パラボラ
波電圧形成トランス、37aはその1次巻線、37bは
その2次巻線、38はコンデンサであり、図3に対応す
る部分には同一符号を付けている。
【0047】同図において、水平パラボラ波電圧形成ト
ランス37の1次巻線37aの一方の端子は、水平偏向
コイル7と第1のS字補正コンデンサ8との接続点に接
続され、他方の端子は、コンデンサ38を介して変調ダ
イオード4のカソードに接続されている。
ランス37の1次巻線37aの一方の端子は、水平偏向
コイル7と第1のS字補正コンデンサ8との接続点に接
続され、他方の端子は、コンデンサ38を介して変調ダ
イオード4のカソードに接続されている。
【0048】かかる構成によると、水平パラボラ波電圧
形成トランス37では、水平偏向コイル7と第1のS字
補正コンデンサ8との接続点に得られる電圧VCS2と変
調電圧Vmとの差分に相当する水平パラボラ波電圧(第
1のS字補正コンデンサ8の両端間電圧)が検出され、
水平パラボラ波電圧形成トランス37の2次巻線37b
に安定した水平パラボラ波電圧VPが得られる。この水
平パラボラ波電圧VPは位相補正回路25で位相補正さ
れて比較回路22に供給され、水平ブランキングパルス
H−BLKが生成される。
形成トランス37では、水平偏向コイル7と第1のS字
補正コンデンサ8との接続点に得られる電圧VCS2と変
調電圧Vmとの差分に相当する水平パラボラ波電圧(第
1のS字補正コンデンサ8の両端間電圧)が検出され、
水平パラボラ波電圧形成トランス37の2次巻線37b
に安定した水平パラボラ波電圧VPが得られる。この水
平パラボラ波電圧VPは位相補正回路25で位相補正さ
れて比較回路22に供給され、水平ブランキングパルス
H−BLKが生成される。
【0049】この実施例においても、図3に示した本発
明の第2の実施例と同様の効果が得られる。
明の第2の実施例と同様の効果が得られる。
【0050】図8は本発明によるディスプレイ装置の第
6の実施例を示す回路図であって、39はバイアス設定
回路、40はコンデンサ、41,42は抵抗、43は電
源端子、44は最大値検出回路、45は最小値検出回
路、46は分圧回路、47,49はダイオード、48,
50はコンデンサ、51,52は抵抗であり、図1に対
応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
6の実施例を示す回路図であって、39はバイアス設定
回路、40はコンデンサ、41,42は抵抗、43は電
源端子、44は最大値検出回路、45は最小値検出回
路、46は分圧回路、47,49はダイオード、48,
50はコンデンサ、51,52は抵抗であり、図1に対
応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0051】同図において、バイアス設定回路39はコ
ンデンサ40と抵抗41,42とによって構成されてい
る。積分回路21から出力される水平パラボラ波電圧V
Pは、このバイアス設定回路39において、コンデンサ
40によって直流分がカットされ、電源端子43からの
電源電圧を抵抗41,42で分圧して得られる所定のバ
イアス電圧が付加される。従って、バイアス設定回路3
9からは、一定バイアスの水平パラボラ電圧VP'が得ら
れ、比較回路22に供給される。
ンデンサ40と抵抗41,42とによって構成されてい
る。積分回路21から出力される水平パラボラ波電圧V
Pは、このバイアス設定回路39において、コンデンサ
40によって直流分がカットされ、電源端子43からの
電源電圧を抵抗41,42で分圧して得られる所定のバ
イアス電圧が付加される。従って、バイアス設定回路3
9からは、一定バイアスの水平パラボラ電圧VP'が得ら
れ、比較回路22に供給される。
【0052】一方、基準電圧形成手段23は、この水平
パラボラ電圧VP'から比較回路22に供給に供給される
基準電圧VREFを形成する。これにより、水平ブランキ
ングパルスH−BLKが生成される。
パラボラ電圧VP'から比較回路22に供給に供給される
基準電圧VREFを形成する。これにより、水平ブランキ
ングパルスH−BLKが生成される。
【0053】この基準電圧形成手段23は、最大値検出
回路44と最小値検出回路45と分圧回路46とによっ
て構成されている。最大値検出回路44はダイオード4
7とコンデンサ48とによって構成され、バイアス設定
回路39からの水平パラボラ電圧VP'の最大値の電圧を
検出する。また、最小値検出回路45はダイオード49
とコンデンサ50とによって構成され、水平パラボラ電
圧VP'の最小値の電圧を検出する。この分圧回路46は
抵抗51,52の直列回路によって構成され、この直列
回路の一方の端子に最大値検出回路44の検出電圧が、
他方の端子に最小値検出回路45の検出電圧が夫々供給
され、これら抵抗51,52の接続点から基準電圧V
REF が得られる。
回路44と最小値検出回路45と分圧回路46とによっ
て構成されている。最大値検出回路44はダイオード4
7とコンデンサ48とによって構成され、バイアス設定
回路39からの水平パラボラ電圧VP'の最大値の電圧を
検出する。また、最小値検出回路45はダイオード49
とコンデンサ50とによって構成され、水平パラボラ電
圧VP'の最小値の電圧を検出する。この分圧回路46は
抵抗51,52の直列回路によって構成され、この直列
回路の一方の端子に最大値検出回路44の検出電圧が、
他方の端子に最小値検出回路45の検出電圧が夫々供給
され、これら抵抗51,52の接続点から基準電圧V
REF が得られる。
【0054】ここで、抵抗51,52の抵抗値をR73,
R74とし、最大値検出回路44の検出電圧をV66,最小
値検出回路45の検出電圧をV67とすると、基準電圧V
REFは次のように表わされる。
R74とし、最大値検出回路44の検出電圧をV66,最小
値検出回路45の検出電圧をV67とすると、基準電圧V
REFは次のように表わされる。
【0055】 即ち、検出電圧V66,V67がR74:R73の割合で加算さ
れて基準電圧VREFが生成される。
れて基準電圧VREFが生成される。
【0056】このようにして基準電圧VREFが形成され
ることにより、水平パラボラ波電圧VPの振幅が変化し
た場合でも、これと同じ割合で基準電圧VREFも変化す
ることになり、従って、比較回路22から出力される水
平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅をほぼ一定
とすることができる。
ることにより、水平パラボラ波電圧VPの振幅が変化し
た場合でも、これと同じ割合で基準電圧VREFも変化す
ることになり、従って、比較回路22から出力される水
平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅をほぼ一定
とすることができる。
【0057】従って、この第6の実施例では、積分用コ
イル19や水平出力トランス11の3次巻線11aのバ
ラツキなどによって水平パラボラ波電圧VPの振幅が変
化しても、水平ブランキングパルスH−BLKのパルス
幅の変化を抑えることができる。
イル19や水平出力トランス11の3次巻線11aのバ
ラツキなどによって水平パラボラ波電圧VPの振幅が変
化しても、水平ブランキングパルスH−BLKのパルス
幅の変化を抑えることができる。
【0058】また、水平走査周波数が異なる映像信号を
表示する場合には、水平走査周波数の違いによって水平
パラボラ波電圧VPの振幅が変化するが、基準電圧形成
手段23からの基準電圧VREF も同様に変化するため、
水平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅の変化を
抑えることができる。
表示する場合には、水平走査周波数の違いによって水平
パラボラ波電圧VPの振幅が変化するが、基準電圧形成
手段23からの基準電圧VREF も同様に変化するため、
水平ブランキングパルスH−BLKのパルス幅の変化を
抑えることができる。
【0059】以上のように、この第6の実施例では、図
1に示した第1の実施例の効果に加え、部品バラツキや
水平走査周波数の変化によって水平パラボラ波電圧VP
の振幅が変化しても、比較回路22から出力される水平
ブランキングパルスH−BLKのパルス幅を適切に保つ
ことができるという効果が得られる。
1に示した第1の実施例の効果に加え、部品バラツキや
水平走査周波数の変化によって水平パラボラ波電圧VP
の振幅が変化しても、比較回路22から出力される水平
ブランキングパルスH−BLKのパルス幅を適切に保つ
ことができるという効果が得られる。
【0060】図9は本発明によるディスプレイ装置全体
の構成を示すブロック図であって、60は入力端子、6
1は信号処理回路、62は水平偏向回路、63は水平ブ
ランキングパルス形成回路、64は加算回路、65はビ
デオ回路、66は垂直偏向回路、67は垂直ブランキン
グパルス形成回路、68は陰極線管、69は偏向ヨーク
である。
の構成を示すブロック図であって、60は入力端子、6
1は信号処理回路、62は水平偏向回路、63は水平ブ
ランキングパルス形成回路、64は加算回路、65はビ
デオ回路、66は垂直偏向回路、67は垂直ブランキン
グパルス形成回路、68は陰極線管、69は偏向ヨーク
である。
【0061】同図において、入力端子60から入力され
る複合映像信号は、信号処理回路61で処理されて映像
信号VIDと水平同期信号HDと垂直同期信号VDとに
分離される。水平偏向回路62は、先の各実施例で示し
たように、ダイオード変調形の水平偏向出力回路23と
水平出力トランス11とを備えており、信号処理回路6
1から水平同期信号HDが供給されて、陰極線管68の
偏向ヨーク69の水平偏向コイル7に水平偏向電流を流
し、また、陰極線管68のアノードに高圧電圧を供給す
る。
る複合映像信号は、信号処理回路61で処理されて映像
信号VIDと水平同期信号HDと垂直同期信号VDとに
分離される。水平偏向回路62は、先の各実施例で示し
たように、ダイオード変調形の水平偏向出力回路23と
水平出力トランス11とを備えており、信号処理回路6
1から水平同期信号HDが供給されて、陰極線管68の
偏向ヨーク69の水平偏向コイル7に水平偏向電流を流
し、また、陰極線管68のアノードに高圧電圧を供給す
る。
【0062】垂直偏向回路66は、信号処理回路61か
ら垂直同期信号が供給されて、陰極線管68の偏向ヨー
ク69の垂直偏向コイルに垂直偏向電流を流す。
ら垂直同期信号が供給されて、陰極線管68の偏向ヨー
ク69の垂直偏向コイルに垂直偏向電流を流す。
【0063】水平ブランキングパルス形成回路63は図
1,図3〜図8で示した実施例のいずれかであって、先
に説明したように、水平ブランキングパルスH−BLK
を形成出力する。また、垂直ブランキングパルス形成回
路67は、従来のディスプレイ装置と同様にして、垂直
偏向回路66の出力から垂直ブランキングパルスV−B
LKを形成する。これら水平ブランキングパルスH−B
LKと垂直ブランキングパルスV−BLKとは加算回路
64で加算され、ビデオ回路65に供給されて映像信号
VIDにブランキングをかける。
1,図3〜図8で示した実施例のいずれかであって、先
に説明したように、水平ブランキングパルスH−BLK
を形成出力する。また、垂直ブランキングパルス形成回
路67は、従来のディスプレイ装置と同様にして、垂直
偏向回路66の出力から垂直ブランキングパルスV−B
LKを形成する。これら水平ブランキングパルスH−B
LKと垂直ブランキングパルスV−BLKとは加算回路
64で加算され、ビデオ回路65に供給されて映像信号
VIDにブランキングをかける。
【0064】ここで、陰極線管68の表示画面のアスペ
クト比は16:9であり、入力端子60から入力される
映像信号がアスペクト比4:3の映像のものであって、
この表示画面にアスペクト比4:3の映像が表示される
とき、例えば図1において、入力端子15からの水平サ
イズ電圧VHSに応じてアンダースキャンが行なわれるこ
とにより、このアスペクト比4:3の映像が表示される
のであるが、上記のような水平ブランキングパルス形成
回路63の動作により、この映像の左右端部にブランキ
ングがかけられて、適正な表示領域で表示される映像が
得られることになる。
クト比は16:9であり、入力端子60から入力される
映像信号がアスペクト比4:3の映像のものであって、
この表示画面にアスペクト比4:3の映像が表示される
とき、例えば図1において、入力端子15からの水平サ
イズ電圧VHSに応じてアンダースキャンが行なわれるこ
とにより、このアスペクト比4:3の映像が表示される
のであるが、上記のような水平ブランキングパルス形成
回路63の動作により、この映像の左右端部にブランキ
ングがかけられて、適正な表示領域で表示される映像が
得られることになる。
【0065】なお、以上の各実施例では、アスペクト比
16:9の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示
する場合のものであったが、本発明は、これに限るもの
ではなく、アンダースキャンを行なう任意のディスプレ
イ装置に適用可能であることはいうまでもない。
16:9の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示
する場合のものであったが、本発明は、これに限るもの
ではなく、アンダースキャンを行なう任意のディスプレ
イ装置に適用可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイオード変調形の水平偏向出力回路を用いた場合で
も、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大やタイミ
ングの設定を安定に行なうことができる。
ダイオード変調形の水平偏向出力回路を用いた場合で
も、水平ブランキングパルスのパルス幅の拡大やタイミ
ングの設定を安定に行なうことができる。
【図1】本発明によるディスプレイ装置の第1の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】図1の各部の信号を示す波形図である。
【図3】本発明によるディスプレイ装置の第2の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】図3の各部の信号を示す波形図である。
【図5】本発明によるディスプレイ装置の第3の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図6】本発明によるディスプレイ装置の第4の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】本発明によるディスプレイ装置の第5の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図8】本発明によるディスプレイ装置の第6の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図9】本発明によるディスプレイ装置全体を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】ダイオード変調形水平偏向出力回路の一例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図11】図10の各部の電圧を示す波形図である。
2 水平出力トランジスタ 7 水平偏向コイル 8,10 S字補正コンデンサ 11 水平出力トランス 11a 3次巻線 21 積分回路 22 比較回路 23 基準電圧形成手段 25 位相補正回路 28 差動増幅回路 34 積分回路 37 水平パラボラ波電圧形成トランス 39 バイアス設定回路 44 最大値検出回路 45 最小値検出回路 46 分圧回路 62 水平偏向回路 63 水平ブランキングパルス形成回路 64 加算器 65 ビデオ回路 68 陰極線管 69 偏向ヨーク
Claims (9)
- 【請求項1】 ダイオード変調形の水平偏向出力回路を
用い偏向ヨークの水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
路と、該偏向ヨークの垂直偏向コイルを駆動する垂直偏
向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ回
路を備えたディスプレイ装置において、 該水平偏向出力回路内の水平出力トランスの3次巻線か
ら出力されるフライバックパルスを積分して水平パラボ
ラ波電圧を形成する積分回路と、 該パラボラ波電圧を基準電圧と比較することにより水平
ブランキングパルスを形成する比較回路とを有する水平
ブランキングパルス形成回路を設け、 該水平ブランキングパルスを該ビデオ回路に供給するこ
とを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記積分回路と前記比較回路との間に位相補正回路を設
け、 前記積分回路で形成された前記水平パラボラ波電圧を、
該位相補正回路で位相補正して前記比較回路に供給する
ことを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項3】 ダイオード変調形の水平偏向出力回路を
用い偏向ヨークの水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
路と、該偏向ヨークの垂直偏向コイルを駆動する垂直偏
向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ回
路を備えたディスプレイ装置において、 該水平偏向コイルに直接接続される該水平偏向出力回路
中の第1のS字補正コンデンサの両端間電圧を検出し
て、水平パラボラ波電圧を形成する誤差増幅回路と、 該水平パラボラ波電圧を基準電圧と比較することにより
水平ブランキングパルスを形成する比較回路とを有する
水平ブランキングパルス形成回路を設け、 該水平ブランキングパルスを該ビデオ回路に供給するこ
とを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記誤差増幅回路と前記比較回路との間に位相補正回路
を設け、 前記誤差増幅回路で形成された前記水平パラボラ波電圧
を、該位相補正回路で位相補正して前記比較回路に供給
することを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項5】 ダイオード変調形の水平偏向出力回路を
用い偏向ヨークの水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
路と、該偏向ヨークの垂直偏向コイルを駆動する垂直偏
向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ回
路を備えたディスプレイ装置において、 前記水平偏向出力回路中の水平出力素子のコレクタ電圧
を積分して、水平パラボラ波電圧を形成する積分回路
と、 該水平パラボラ波電圧を基準電圧と比較することにより
水平ブランキングパルスを形成する比較回路とを有する
水平ブランキングパルス形成回路を設け、 該水平ブランキングパルスを該ビデオ回路に供給するこ
とを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記積分回路と前記比較回路との間に位相補正回路を設
け、 前記積分回路で形成された前記水平パラボラ波電圧を該
位相補正回路で位相補正して前記比較回路に供給するこ
とを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項7】 ダイオード変調形の水平偏向出力回路
を用い偏向ヨークの水平偏向コイルを駆動する水平偏向
回路と、該偏向ヨークの垂直偏向コイルを駆動する垂直
偏向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ
回路を備えたディスプレイ装置において、 該水平偏向コイルに直接接続される該水平偏向出力回路
中の第1のS字補正コンデンサの両端間電圧が1次巻線
に供給され、2次巻線の両端間に水平パラボラ波電圧を
発生する水平パラボラ波電圧形成トランスと、 該水平パラボラ波電圧を基準電圧と比較することによ
り、水平ブランキングパルスを形成する比較回路とを有
する水平ブランキングパルス形成回路を設け、 該水平ブランキングパルスを該ビデオ回路に供給するこ
とを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記水平パラボラ波電圧形成トランスと前記比較回路と
の間に位相補正回路を設け、 前記水平パラボラ波電圧形成トランスで形成された前記
水平パラボラ波電圧を該位相補正回路で補正して前記比
較回路に供給することを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、 前記水平パラボラ波電圧の最大値を検出する最大値検出
回路と、 前記水平パラボラ波電圧の最小値を検出する最小値検出
回路と、 該最大値検出回路の検出出力電圧と該最小値検出回路の
検出出力電圧との間のこれら夫々の検出出力電圧に対し
て所定の比率となる電圧を形成して出力する分圧回路と
からなる基準電圧形成手段を設け、 該基準電圧形成手段の該出力電圧を、前記比較回路で前
記水平パラボラ波電圧と比較する基準電圧とすることを
特徴とするディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130746A JPH08331408A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130746A JPH08331408A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331408A true JPH08331408A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15041652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7130746A Pending JPH08331408A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08331408A (ja) |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7130746A patent/JPH08331408A/ja active Pending
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