JPS6214775Y2 - - Google Patents

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JPS6214775Y2
JPS6214775Y2 JP7701981U JP7701981U JPS6214775Y2 JP S6214775 Y2 JPS6214775 Y2 JP S6214775Y2 JP 7701981 U JP7701981 U JP 7701981U JP 7701981 U JP7701981 U JP 7701981U JP S6214775 Y2 JPS6214775 Y2 JP S6214775Y2
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voltage
circuit
high voltage
resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブラウン管のカソード電流の増減に伴
なつて発生する種々の弊害、例えば画像の縦線曲
り等の幣害を補正するようにしたブラウン管の偏
向回路に関するものである。
一般のテレビジヨン受像機の高圧回路は水平出
力回路で発生するフライバツクパルスをフライバ
ツクトランスにて昇圧整流してブラウン管のアノ
ードに高圧を印加する様に構成されているが、こ
の高圧回路の出力のインピーダンスは通常1〜
2MΩあり、カソード電流の増減に応じてその高
圧出力は大きく変動する。そのため種々の幣害が
生じるが、その代表的なものは画像の縦線曲りで
ある。
第3図は送信側の映像内容を示し、第5図は、
カソード電流の急激な変化により発生する画像の
縦線曲りをもつテレビジヨン受像機の映像内容を
示す。図において24は小電流領域、23は大電
流領域である。第5図の縦線の画像曲りは大きく
下記の2つの要因に分けることができ、A領域は
AFCループの応答性不足による歪(以下AFC曲
りという)であり、B領域は高圧の低下により水
平幅の広がりとして表われる歪(以下ハの字曲り
という)である。
従来の縦線曲り補正回路を第1図について説明
する。同期分離回路1からの水平同期信号a及び
フライバツクトランス3から得たAFC(自動周
波数制御)パルスbの積分電圧c(積分回路2に
よりAFCパルスbが鋸歯状波に変換された電
圧)が位相検波回路4に入力され、水平同期信号
aとフライバツクパルスbの位相差に応じたパル
ス電圧dが水平周期の帰線期間に端子5より出力
され、コンデンサ6及び抵抗7により積分され、
直流電圧dに変換される。電圧制御発振回路8の
電圧制御入力には発振回路8の自走周波数を決定
するバイアス電圧が、抵抗10を介して直流電源
11より加えられるとともに、位相検波回路4の
出力電圧dが抵抗9を介して加えられる。このよ
うにして電圧制御発振回路8の発振周波数が決定
し、この周波数によつて水平出力回路12は励振
され、その負荷であるフライバツクトランス3と
水平偏向コイル13に高圧及び偏向電圧等を供給
する。フライバツクトランス3の2次側は高圧出
力がCRT19のアノード端子20に加えられる
とともに、高圧出力の一部をフオーカスボリウム
15、スクリーンボリウム16及び検出抵抗17
で分圧して、各々CRT19のフオーカス電極1
9aとスクリーン電極19bに印加されている。
水平偏向コイル13にはラスターの左右糸巻歪を
補正するための可飽和リアクトル(左右糸巻歪補
正トランス)35の水平巻線35bが接続されて
おり、この可飽和リアクトル35の垂直巻線35
aには、垂直同期のパラボラ電流が流される。3
4はその駆動増幅器であり、抵抗32を介して駆
動電圧源33により駆動される。なお第1図中、
18はコンデンサ、25はCRT19をテレビジ
ヨン受像機のキヤビネツトに取付けるための取付
金具、27はCRT19の外部導電膜、28はシ
ヤーシアースである。
今、第3図の様な黒地24に白23の映像を画
面22に出すと、CRT19のアノード電圧は第
4図に示す様に1垂直周期1Vで高圧が変動す
る。これにより高圧の急激な変動部分でフライバ
ツクパルスbの共振モードが変わり、水平偏向コ
イル13には位相のずれた偏向電流が流れるため
に、第5図に示す様に白の映像23の上部Aは曲
る。この位相すなわち周波数のずれは、AFCパ
ルスの位相のずれとなり、位相検波回路4により
電圧に変換されて、電圧制御発振回路8の周波数
を元に戻すが、位相検波回路4は抵抗7及びコン
デンサ6で構成される積分回路をもつため、位相
の急激な変化には追従できず、この結果A領域の
AFC曲りが発生する。又第4図の様に高圧が低
下するので、第5図に示すB領域で画面下部にな
る程水平幅が広がりハの字曲りが発生する。
従来、位相歪すなわちAFC曲りの補正には、
高圧の変動を抵抗17で検出し、この電圧を抵抗
14、コンデンサ6、抵抗9を介して電圧制御発
振回路8に加える方法がとられていた。これによ
り高圧の変動による位相変化は電圧制御発振回路
8の発振周波数を元に戻すように作用するので、
位相の補正がある程度可能である。一方位相の変
化は高圧の変動の急激な時に大きいので、AFC
曲り補正用の電圧は高圧の変動を微分した波形が
最も良い。しかしながら従来の補正方式において
はスクリーン電極19bには、雑音が誘起しない
ようにコンデンサ18が接続されており、このた
め抵抗17に得られる電圧は高圧変動波形に対し
積分されたものになつてしまう。このため、どう
しても時間遅れが生じ、水平方向の位相のずれを
正しい垂直位置で、適当な量だけ補正することが
不十分であつた。
又高圧の低下による水平幅の広がり、すなわち
ハの字曲りについては、従来、高圧の変動を抵抗
17で同様に検出し、この電圧を左右糸巻歪補正
用駆動増幅器34に入力することにより補正して
いた。
すなわち高圧が低下して水平幅が広がろうとす
る時に、可飽和リアクトル35の垂直巻線35a
に流す電流を減じて、水平巻線35bのインダク
タンスを大きくし、水平偏向電流を減少させ、水
平幅を減じるものである。
この補正による水平偏向電流の変化と、高圧の
変動波形は同相であることが望ましいが、そのた
めには増幅器34に加えられるハの字補正用電圧
波形は、高圧の変動をやや微分したものが良い。
その理由は垂直巻線35aに流れる電流は、垂直
巻線35aに印加される電圧をやや積分したもの
だからであり、これは左右糸巻歪補正として流す
パラボラ電流と同じ原理である。しかし、前述の
理由で抵抗17で得られる検出電圧は高圧変動を
積分したものなので、どうしても補正に時間遅れ
が生じ、水平幅の変動を正しい垂直位置で適当量
補正することが不十分であつた。それらの対策と
して、抵抗17の検出電圧を十分微分した後、
AFC曲りあるいはハの字曲りを補正することが
考えられるが、得られる補正電圧のレベルが小さ
くなり、フライバツクパルス等のノイズの影響が
大きくなつてくる問題があつた。
すなわち、従来の画面曲り補正用の検出電圧
は、電圧レベルが小さく、また高圧の変動に対し
て積分された波形であり、補正をするには不十分
なものであつた。特に高圧変動が時間的に早い映
像内容では全く効果がなかつた。
一方、別の高圧変動を検出する他の手段として
アノード20から抵抗器を2つ直列にアース間に
接続し、その分割点から検出電圧を取り出すこと
も考えられるが、これを実現するには、高耐圧の
大型抵抗器が必要であり、コストが高くなり、か
つ消費電力の増加が著しくなるため、実用性に乏
しい。また所望の微分波形を得にくいのも欠点で
ある。
本考案は、以上のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、縦線曲り補正用の
検出電圧を、ブラウン管のキヤビネツトへの取付
部絶縁用CR複合部品(以下キヤプリスタとい
う)の両端から得ることにより、前述の欠点を解
消するようにしたブラウン管の偏向回路を提供す
ることを目的としている。
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。
第2図は本考案の一実施例による縦線曲り補正
回路を含む偏向回路のブロツク図を示す。図中第
1図と同一個所は同一符号にて示し、従来の第1
図の回路と異なるところは、縦線曲り補正用のア
ノード電圧変動検出電圧をキヤプリスタ21の両
端から得ている点である。キヤプリスタ21は、
CRT19をテレビジヨン受像機のキヤビネツト
(図示せず)に取付金具25により取り付ける際
に、キヤビネツトとシヤーシのアース28との間
の絶縁をとるために用いられるものであり、通
常、コンデンサと抵抗器と放電ギヤツプの並列接
続されたもので構成されている。一般に木製キヤ
ビネツトに直接CRTを取付ける時はシヤーシと
キヤビネツトとの絶縁性を高める目的で、このキ
ヤプリスタを用いている。
第6図にCRT19とキヤプリスタ21の結線
の概略図を示す。図において、26はブラウン管
の内部導電膜であり、CRT19のアノード端子
20に接続されており、高圧が印加される。27
はブラウン管の外部導電膜で、シヤーシのアース
28に接続されるが、内部導電膜26との間で静
電容量C1を形成する。また、25は防爆金具を
含む取付金具であるが、これも内部導電膜26と
の間で静電容量C2を形成する。この状態を等価
回路で表わしたものが第7図であり、図中V0
キヤプリスタ21の検出電圧である。すなわち、
キヤプリスタ21には高圧変動をC2及びキヤプ
リスタ21で分圧して高圧変動波形をやや微分し
た電圧波形が得られ、適当なコンデンサと抵抗の
値を選ぶことにより、非常に良好かつ都合の良い
大振幅の検出電圧が得られることになり、例えば
第2図に示す抵抗30を経てAFC回路の電圧制
御発振回路8もしくは増幅器34へ帰還をかける
ことにより、AFC曲り及びハの字曲りの補正を
正確に行なうことが可能となる。また上記検出電
圧は振幅も非常に大きいため、補正回路において
増幅器34を省略することも可能となり、あるい
は波形整形も自由に行なうことができる。さらに
上記検出電圧を得るのにはコンデンサもしくは抵
抗器単体あるいはその複合部分があればよく、絶
縁用キヤプリスタを用いているテレビジヨン受像
機においては、何ら部品を追加することなく、
AFC曲りやハの字曲りを補正することができ
る。
なおこの考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、高圧変動に追従して変化させる必要のあ
る例えばダイナミツク・フオーカス補正用電源回
路等にも利用でき、また本検出電圧は画面の縦線
曲りの補正以外にも高圧変動によつて生ずる種々
の幣害の補正等にも利用できるものである。
以上のように、本考案によれば、CRTのキヤ
ビネツトに対する取付金具とシヤーシアースとの
間に設けたキヤプリスタ等の抵抗またはコンデン
サを有する絶縁素子の両端電圧をアノード電圧変
動検出電圧としてAFC回路もしくは左右糸巻歪
補正用トランスに帰還するようにしたので、従来
の高圧検出方式では高圧変動に対して積分された
検出電圧しか得られなかつたのに比較して、補正
に都合の良い微分波形であり、しかも振幅の大き
い検出電圧が得られ、画面の縦線曲りの良好な補
正を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブラウン管の偏向回路の回路
図、第2図は本考案の一実施例によるブラウン管
の偏向回路の回路図、第3図は放送内容を示す画
像を示す図、第4図はその時の高圧変動の一例を
示す図、第5図は実際のテレビジヨン受像機に得
られる画像の一例を示す図、第6図はブラウン管
とキヤプリスタの接続状態を示す図、第7図はそ
の電気的な等価回路を示す図である。 4……位相検波回路、8……電圧制御発振回
路、3……フライバツクトランス、12……水平
出力回路、13……水平偏向コイル、19……ブ
ラウン管、35……左右糸巻歪補正用トランス、
21……キヤプリスタ(アノード電圧変動検出素
子)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラウン管の防爆金具もしくは取付ラグを、抵
    抗もしくはコンデンサの少くとも1つの素子でシ
    ヤーシアースに接続する手段を備え、上記素子の
    両端に発生する電圧をアノード電圧変動検出電圧
    としてシヤーシ側回路に帰還するようにしたこと
    を特徴とするブラウン管の偏向回路。
JP7701981U 1981-05-26 1981-05-26 Expired JPS6214775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7701981U JPS6214775Y2 (ja) 1981-05-26 1981-05-26

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JP7701981U JPS6214775Y2 (ja) 1981-05-26 1981-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS57188466U JPS57188466U (ja) 1982-11-30
JPS6214775Y2 true JPS6214775Y2 (ja) 1987-04-15

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ID=29872679

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JP7701981U Expired JPS6214775Y2 (ja) 1981-05-26 1981-05-26

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