JPH0641423Y2 - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JPH0641423Y2
JPH0641423Y2 JP6865689U JP6865689U JPH0641423Y2 JP H0641423 Y2 JPH0641423 Y2 JP H0641423Y2 JP 6865689 U JP6865689 U JP 6865689U JP 6865689 U JP6865689 U JP 6865689U JP H0641423 Y2 JPH0641423 Y2 JP H0641423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、水平偏向(走査)周波数が可変されるマルチ
(フル)スキャン対応の水平偏向回路に関するものであ
る。
従来の技術 一般に、マルチスキャン対応のテレビジョン受像機にお
いて最大の課題となるのは水平偏向回路で、例えばその
水平偏向周波数が15KHZから34KHZまで変化した際にも、
水平偏向回路の水平出力回路部によるアノード用の高電
圧出力が一定で且つ水平画面振幅が一定であることが必
要になる。
即ち、水平偏向回路の水平出力回路部における水平帰線
パルスの振幅値Vcpは、 で表わされ、その水平帰線期間TRは、 で表される。ここで、偏向部分のインダクタンスLyと共
振部分のキャパシタンスCyは固定定数値を持ち水平偏向
周波数に応じてリニアに変化させることが非常に難しい
ので、(2)式より水平帰線時間TRを固定としても、水
平偏向周波数が変化した時にその水平走査時間THに応じ
て変化する水平出力回路部の電源電圧Vccを供給するよ
うにすれば(1)式より水平帰線期間パルスの振幅値Vc
pを一定値に保つことが出来、従ってこのVcpを昇圧整流
して得られる高電圧も一定にすることが出来る。一方、
水平画面振幅は水平出力回路部に供給される電源電圧Vc
cに比例し、この電源電圧Vccが一定であれば高電圧と同
じ様に水平偏向周波数に反比例する特性がある。従っ
て、水平偏向周波数に応じて水平出力回路部に供給する
電源電圧Vccを変化させるようにすれば、高電圧,水平
画面振幅とも一定にすることが出来ることになる。
そのため、従来ではその水平偏向回路を第2図に示す如
く構成しており、(1)は水平同期信号の信号周波数、
即ち水平偏向周波数に応じて水平発振回路部(2)の発
振周波数と位相を位相調整部(3)と自動周波数制御
(AFC)部(4)により制御する偏向プロセッサ部、
(5)は水平発振回路部(2)の発振出力を増幅する水
平駆動回路部、(6)は偏向電流(のこぎり波電流)を
供給する水平出力回路部、(7)は水平出力回路部
(6)に生じる帰線期間パルスを昇圧整流しアノード用
の高電圧として受像管(8)に供給するフライバックト
ランス、(9)は水平偏向周波数の可変に伴なう高電圧
の変動をフライバックトランス(7)の二次側の検知用
巻線(10)にて検知する検知回路部、(11)は商用交流
電圧を整流して通常の固定した電源電圧を出力する固定
電源部(12)と検知回路部(9)の検知電圧に応じて変
化する電源電圧Vccを出力する可変電源部(13)とでな
るメインスイッチング電源部で、可変電源部(13)から
の電源電圧Vccをフライバックトランス(7)の一次側
巻線を介して水平出力回路部(6)に供給するようにな
っている。
次に、このように構成された回路の動作を第3図の具体
例に基づいて説明する。ここで、水平駆動回路部(5)
は水平駆動トランジスタ(14)と駆動トランス(15)で
構成され、水平出力回路部(6)は水平出力トランジス
タ(16),共振用コンデンサ(17)と偏向コイル(18)
等で構成されている。そして、検知回路部(9)は検知
用巻線(10)の誘起電圧を高電圧の整流方式と同じ方式
により整流するためのダイオード(19)とその充電用コ
ンデンサ(20)等で構成され、可変電源部(13)は検知
回路部(9)から検知電圧に基づいてホトカプラ(21)
により発振部(22)の発振制御を行なう誤差検出部(2
3),発振部(22)からの発振出力に基づいてスイッチ
ング部(24)をON・OFF駆動するドライブ部(25),ス
イッチングトランス(26)の二次側に生じる誘起電圧を
整流して電源電圧Vccを出力する二次側整流部(27)等
で構成されている。
従って、水平同期信号の信号周波数、即ち水平偏向周波
数の変化に伴なって水平発振回路部(2)の発振周波数
が変化すると、例えば発振周波数が高くなると水平出力
回路部(6)の水平走査時間THが小さくなって帰線期間
パルスの振幅値Vcpが小さくなることになる。そのた
め、この帰線期間パルスを昇圧整流して得られる高電圧
も小さくなると共に、水平画面振幅もその水平偏向周波
数に反比例するため小さくなり、また検知回路部(9)
の検知電圧も小さくなることになる。そして、この検知
電圧の低下が誤差検出部(23)で検出されると、ホトカ
プラ(21),発振部(22),ドライブ部(25)を通じ
て、二次側整流部(27)から出力される電源電圧Vccが
高くなるようスイッチング部(24)のON・OFF制御が行
なわれることになる。そして、この電源電圧Vccが高く
なることによって帰線期間パルスの振幅値Vcpが大きく
なり、水平偏向周波数が高くなることに伴なう高電圧と
水平画面振幅の低下が防止され一定に保たれることにな
る。尚、水平偏向周波数が低くなった場合には、逆に二
次側整流部(27)からの電源電圧Vccが低下して高電圧
と水平画面振幅が一定となるよう動作することになる。
考案が解決しようとする課題 ところが、斯る従来構成では、例えばその水平帰線時間
TRをTR=5.5μsecに固定してその水平偏向周波数を15KH
Zから34KHZまで変化させた場合、その水平偏向周波数に
応じた電源電圧Vccを約2.5倍〜3倍に可変する必要があ
り、それ以上の水平偏向周波数の変化に対応させようと
すると回路構成が複雑で高コストになり、性能面におい
ても限界が生じていた。更に、フライバックトランスの
二次側から取り出した検知電圧をメインスイッチング電
源部にフィードバックしている構成上、所謂ホット電位
部であるスイッチングトランスの一次側とコールド電位
部であるフライバックトランスの二次側を絶縁する手
段、即ちホトカプラを必要とすることで回路設計上の制
約があった。
本考案はこのような点に鑑みなされたものであって、低
コスト且つ簡単な回路構成で、水平出力回路部に供給す
る電源電圧Vccを水平偏向周波数に応じて精度良く変化
させるようにした水平偏向回路を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため本考案では、水平偏向周波数
が可変されるマルチスキャン対応の水平偏向回路であっ
て、水平発振回路部と水平駆動回路部と水平出力回路部
等より成りその水平出力回路部に生じる帰線期間パルス
を昇圧整流しアノード用の高電圧として受像管に供給す
る第1回路手段と、前記第1回路手段と同一またはそれ
に近い回路方式の発振回路部と駆動回路部と出力回路部
等よりなりその発振回路部の発振周波数に応じて出力回
路部に生じる帰線期間パルスを変圧整流し電源電圧とし
て前記第1回路手段の水平出力回路部に供給する第2回
路手段と、水平偏向周波数の可変に伴なう高電圧の変動
を検知しその検知出力に基づいて前記第2回路手段の発
振回路部の発振周波数を制御する検知手段とより構成し
たものである。
作用 このような構成によると、水平偏向周波数が種々変化し
ても、そのアノード用の高電圧と水平画面振幅が一定に
保たれよう第2回路手段が働く。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面と共に説明する。
尚、従来と同一部分については同一符号を付すと共にそ
の説明を省略する。
本実施例では水平偏向動作と高電圧供給に必要な水平発
振回路部(2),水平駆動回路部(5)水平出力回路部
(6)及びフライバックトランス(7)等を第1回路手
段(28)とし、この第1回路手段(28)と同一またはそ
れに近い回路方式の発振回路部,駆動回路部及び出力回
路部等よりなる第2回路手段を別途設けてこの第2回路
手段を第1回路手段(28)の水平出力回路部(6)への
電源電圧供給に用いるようにしたものである。具体的に
は、第1図に示す如く第2回路手段(29)を構成し、
(30)は水平発振回路部(2)と同一又はそれに近い可
変発振周波数領域を持つ発振回路部、(31)は駆動トラ
ンジスタ(32)と駆動トランス(33)等で構成され水平
駆動回路部(5)と同一の駆動回路方式の駆動回路部、
(34)は出力トランジスタ(35)と共振用コンデンサ
(36)とダミーコイル(37)等で構成され水平出力回路
部(6)と同一のパルス発生回路方式の出力回路部、
(38)は出力回路部(34)に生じる帰線期間パルスを変
圧整流し電源電圧として水平出力回路部(6)に供給す
る出力トランスである。そして、その発振回路部(30)
の発振制御入力端(30a)には検知回路部(9)からの
検知電圧が入力されるようになっており、その発振周波
数が検知電圧により水平発振回路部(2)の発振周波数
の変化と相反する方向に変化するようになっている。
従って、水平同期信号の信号周波数、即ち水平偏向周波
数の変化に伴なって水平発振回路部(2)の発振周波数
が変化すると、例えば発振周波数が高くなれば水平出力
回路部(6)の水平走査時間THが小さくなって帰線期間
パルスの振幅値Vcpが小さくなることになる。そのた
め、この帰線期間パルスを昇圧整流して得られる高電圧
も小さくなると共に、その水平偏向周波数に反比例する
水平画面振幅も小さくなり、また検知回路部(9)の検
知電圧も小さくなる。そのため、発振回路部(30)の発
振制御入力端(30a)の電位が低下し、その発振周波数
は低くなる方向に変化することになる。その結果、出力
回路部(34)で生じる帰線期間パルスの振幅値が大きく
なり、それに伴なって出力トランス(38)の二次側より
出力される電源Vccが高くなることによって、高電圧と
水平画面振幅を一定に保つよう、即ち水平偏向周波数が
高くなることに伴なう低下を防止するよう帰線期間パル
スの振幅値Vcpが大きくなる。そして、水平偏向周波数
が低くなった場合には、逆に出力トランス(38)の二次
側より出力される電源電圧Vccが低下して、高電圧と水
平画面振幅が一定となるよう動作することになる。
尚、本実施例では水平偏向周波数の変化に応じた電源電
圧Vccの可変電圧特性や可変電圧領域が、出力トランス
の設計仕様により任意に設定出来る。
考案の効果 上述した如く本考案マルチスキャン対応の水平偏向回路
に依れば、その水平偏向周波数が種々変化しても、その
アノード用の高電圧と水平画面振幅を、低コスト且つ簡
単な回路構成で常に一定に保つことが出来、効率的な回
路設計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的な回路構成例を示す図、第2図
は従来例を示す図、第3図はその具体的な回路構成例を
示す図である。 (2)……水平発振回路部,(6)……水平出力回路
部, (28)……第1回路部,(29)……第2回路部, (30)……発振回路部,(30a)……発振制御入力端, (34)……出力回路部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏向周波数が可変されるマルチスキャ
    ン対応の水平偏向回路であって、水平発振回路部と水平
    駆動回路部と水平出力回路部等より成りその水平出力回
    路部に生じる帰線期間パルスを昇圧整流しアノード用の
    高電圧として受像管に供給する第1回路手段と、前記第
    1回路手段と同一またはそれに近い回路方式の発振回路
    部と駆動回路部と出力回路部等よりなりその発振回路部
    の発振周波数に応じて出力回路部に生じる帰線期間パル
    スを変圧整流し電源電圧として前記第1回路手段の水平
    出力回路部に供給する第2回路手段と、水平偏向周波数
    の可変に伴なう高電圧の変動を検知しその検知出力に基
    づいて前記第2回路手段の発振回路部の発振周波数を制
    御する検知手段とより構成したことを特徴とする水平偏
    向回路。
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