JP2888218B2 - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気相互作用に
よって情報ビット(磁区)の読み出しがなされる光磁気
記録媒体に係わる。 【0002】 【従来の技術】レーザー光照射による局部的加熱によっ
て情報ビットすなわちバブル磁区を形成し、これを光磁
気相互作用によって読み出す光磁気記録再生方法をとる
場合、その光磁気記録の記録密度を上げるには、そのビ
ット長の短縮化すなわち情報磁区の微小化をはかること
になるが、この場合通常一般の光磁気記録再生方式で
は、その再生時のS/Nを確保する上で再生時のレーザ
ー波長、レンズの開口数等によって制約を受けている。
例えば現状では、0.2μmの情報ビット(磁区)の読
み出しを、スポット径が1μmのレーザー光ではその読
み出しは不可能である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した再生
時の条件から規定される記録密度の制約の問題点を解決
し、記録情報ビットの微小化をはかった場合においても
充分な再生信号出力を得ることのできる、したがってS
/N(C/N)の向上を図ることができる光磁気記録媒
体を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】光磁気記録媒体の磁性膜
にレーザ光を照射し、該レーザ光と上記磁性膜の記録磁
区との光磁気相互作用によって記録情報の読み出しを行
う光磁気記録媒体であって、室温TRTで互いに磁気的に
結合した、少なくとも信号再生磁性膜となる第1の磁性
膜と、第2の磁性膜と、記録保持磁性膜となる第3の磁
性膜とを有する構成とする。 【0005】そして、その第1,第2及び第3の各磁性
膜のキュリー温度をTc1 ,Tc2及びTc3 とすると
き、Tc2 >TRTで、かつTc2 <Tc1 ,Tc3 とさ
れ、第1の磁性膜の保磁力Hc1 は、上記第2の磁性膜
のキュリー湿度Tc2 近傍で充分小さく、また、第3の
磁性膜の保磁力Hc3 は、上記室温TRTから上記第2の
磁性膜のキュリー温度Tc3 より高い所要の温度TPBま
での範囲では、再生時に印加する外部磁場より充分大き
い保磁力を有する構成とする。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による光磁気記録媒体の一例の概略断面
図を示す。図1に示すように、光透過性基体1上に必要
に応じて同様に光透過性の保護膜ないしは干渉膜として
の誘電体膜2を被着形成し、この誘電体膜2上に室温T
RTで互いに磁気的に結合する、主として信号再生に寄与
する第1の磁性膜11と、中間膜となる第2の磁性膜1
2、主として記録保持に寄与する第3の磁性膜13の各
垂直磁化膜の積層構造による磁性膜を形成する。そし
て、第1、第2および第3の各磁性膜11,12および
13の各キュリー温度をTC1,TC2およびTC3とすると
き、TC2>TRTで、かつTC2<TC1,TC3とされ、第1
の磁性膜11の保磁力HC1が第2の磁性膜12のキュリ
ー点TC2近傍で充分小さく、第3の磁性膜13の保磁力
HC3が、室温TRTから第2の磁性膜12のキュリー温度
TC2より高い所要の温度TPBまでの温度範囲で所要の磁
場よりも充分大きくされる。第3の磁性膜13上には必
要に応じて表面保護膜4を被着形成する。 【0007】そして、この磁気記録媒体からの記録情報
の再生においては、第2の磁性膜12のキュリー温度T
C2以上の上述の所要温度TPBで第1の磁性膜11の記録
磁区すなわち情報ビットを、これに加わる反磁場等と、
更に必要に応じて与える外部印加磁場とによる磁場によ
って縮小させつつこれを読み出す。また、この第1の磁
性膜11は、カー回転角ないしはファラデー回転角が大
きい磁性膜を用いる。 【0008】上述の光磁気記録媒体Sに対する記録すな
わち情報磁区の形成は、通常のように、例えば初期状態
における第3の磁性膜13の記録温度付近の磁化方向と
逆向きのバイアス磁界を印加した状態でレーザー光をフ
ォーカシングさせて照射し、これによって第3の磁性膜
13を、そのキュリー温度以上に加熱し、かつレーザー
光走査が去った後の冷却時に外部磁場および浮遊磁場等
による方向に反転されたバブル磁区の形成によって例え
ば“1”の情報の記録を行う。つまり、この情報バブル
磁区の有無によって“1”,“0”の2値の情報の記録
を行う。 【0009】そして、この情報の記録がなされた光磁気
記録媒体Sからの情報の読み出し、すなわち、その再生
は、レーザー光照射によってその磁区の有無による光磁
気相互作用によるカー回転角ないしはファラデー回転角
によってその記録の読み出しを行うに当たっては、その
読み出し部の温度を所要の温度TPBに、つまり、第2の
磁性膜12のキュリー点TC2を超える温度としたことに
よって、第1および第3の磁性膜11および13間の磁
気的結合が切断される。したがってこの状態で、第1の
磁性膜11は、第3の磁性膜13による磁気的制約を受
けることなく、この記録情報磁区は、これに与えられる
反磁場と、更にこのとき必要に応じて与えられる外部印
加磁場等の和による所要の磁場によって、更にこの第1
の磁性膜11がこの温度TPBで保磁力が低下しているこ
とによって縮小させることができる。 【0010】そしてその再生後すなわちレーザー光の走
査によりその照射部が移動した後、読み出し部が冷却さ
れれば、第1〜第3の磁性膜11〜13が例えば室温T
RTに低下冷却する過程で、高保磁力の第3の磁性膜13
が磁気記録保持膜として作用し、第2の磁性膜12がそ
の磁気的結合によって同一方向に転写磁化され、更にこ
の第2の磁性膜12と磁気的に結合する第1の磁性膜1
1に磁化が転写され、初期の記録状態の情報ビット磁区
を再び形成し記録状態に復元される。 【0011】上述の構成によれば、その光磁気記録媒体
Sの中間層としての第2の磁性膜12が、第1および第
3の磁性膜11および13間の磁気的結合状態および断
絶状態の両態様を採ることによって、再生時において
は、この中間層の第2の磁性膜12が、第1および第3
の磁性膜11および13間の磁気的結合を分離して第1
の磁性膜11の記録情報磁区の縮小を可能にするもので
あり、第3の磁性膜13はその磁化状態を保持する磁気
記録保持層としての機能を保持させることができる。 【0012】更に図2を参照して第1〜第3の磁性膜1
1〜13がそれぞれフェロ磁性膜である場合の磁化状態
を説明する。今図2Aに示すように各磁性膜11〜13
が未記録状態においてその磁化の向きが矢印で示すよう
に一方向の垂直磁化状態にある場合を想定すると、これ
に今情報“1”の記録がなされることによって図2Bに
示すように初期の状態とは逆向きの磁化による情報ビッ
トすなわち情報磁区BM が形成される。この情報磁区B
M に対する読み出しについて説明すると、この場合前述
したように図2Cに示すようにその情報磁区BM に対し
てレーザー光LB を照射した状態において、その例えば
中心部において前述した所要の温度TPBが得られるよう
にする。このとき、第2の磁性膜12は、そのキュリー
温度TC2以上とされることによってその磁性が失われ第
1および第3の磁性膜11および13間の磁気的結合が
遮断された状態にある。この状態で、記録時の外部バイ
アス磁場の方向、つまり磁区BM の本来の磁化方向、つ
まり記録時での磁化の方向とは逆方向の外部印加磁場H
exを与えることによってこの磁場と反磁場との兼ね合い
によって、この温度TPBで保磁力HC1が小さい状態にあ
る第1の磁性膜11の磁区BM は例えば幅W2 に縮小す
る変化が与えられる。 【0013】したがって、この磁区BM による読み出し
を例えばカー回転角の変化の微分量による出力としてと
り出すことができる。このように第1の磁性膜11は再
生時にその磁区を縮小させて再生出力を向上する再生層
としての機能を有するようにしたので記録密度を向上さ
せてビット情報としての磁区を微細化しても充分な再生
出力を得ることができ、記録の高密度化をはかることが
できる。 【0014】なお、実際上、第1〜第3の磁性膜11〜
13が希土類−遷移金属磁性膜であってその遷移金属の
副格子磁化と希土類金属の副格子磁化が互いに逆向きの
フェリ磁性を有する場合、各磁性膜が遷移金属副格子磁
化優勢膜であるか、希土類副格子磁化優勢膜であるかに
よって再生時に与える外部印加磁場Hexの向きを選定す
る必要がある。 【0015】これについて説明するに、今この場合にお
いて再生時の外部印加磁場方向Hex方向を記録時の外部
バイアス磁場方向を基準として考え、この場合記録の方
向を支配する第3の磁性膜13のキュリー点TC3直下で
の飽和磁化が遷移金属副格子磁化優勢膜であるか希土類
副格子磁化優勢膜であるかについて分離して考察する。
ここで第1の磁性膜11における情報磁区BM に加わる
浮遊磁場および反磁場については除外して考える。 【0016】〔1〕第3の磁性膜13の磁化がキュリー
点TC3直下で遷移金属副格子磁化優勢である場合、 (1−a)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優勢である場合
は、その再生時の外部印加磁場方向は記録時の外部バイ
アス磁場方向と逆方向に与えることによって情報記録磁
区BM を縮小できる。 (1−b)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が零に近い場合は、その再生時の
温度を第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍より更に
上昇させて第1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優
勢になる状態において再生して、この場合記録時の外部
磁場と逆方向の外部印加磁場Hex下でバブル磁区BM を
縮小ができる。 (1−c)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が希土類副格子優勢の場合、再生
時の外部印加磁場Hexは記録時のそれと同方向に設定す
ることによって磁区BM の縮小ができる。 【0017】〔2〕第3の磁性膜13の磁化がそのキュ
リー点TC3直下で希土類副格子優勢である場合、 (2−a)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優勢の場合、再
生時の外部印加磁場Hexは、記録時のそれと同方向に選
定することによってバブル磁区BM の縮小もしくは反転
ができる。 (2−b)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が零に近い場合は、再生時の温度
TPBを第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍より更に
上昇させて第1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優
勢になる状態にしてその外部印加磁場Hexを記録時のそ
れと同方向にすることによって磁区BM を縮小できる。 (2−c)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が希土類副格子優勢の場合、再生
時の外部バイアス磁場Hexは記録時のそれと逆方向とす
ることによってバブル磁区BM を縮小できる。 【0018】更に、本発明による光磁気記録媒体の具体
的構成を説明する。基体1は、光透過性の例えばガラス
板、或いは例えばアクリル板等の樹脂板等よりなり、図
示しないが一方の面にトラッキングサーボ用のトラック
溝が例えば1.6μmピッチをもって形成され、これの
上に例えばSi3 N4 膜よりなる誘電体膜2と、さらに
第1〜第3の磁性膜11〜13と、さらにそれの上に保
護膜4とが例えばマグネトロンスパッタ装置による連続
スパッタリングあるいは蒸着等によって連続的に被着形
成される。 【0019】第1の磁性膜11としては、例えばGdC
o,GdFeCo,GdFeによって構成し得、第2の
磁性膜12は、例えばDyFe,DyFeCo,TbF
eによって構成し得、第3の磁性膜13は、TbFe,
TbFeCo,DyFeCo等によって形成し得、これ
ら第3の磁性膜13によれば0.1μm以下の直径の磁
区BM を形成することができる。 【0020】〔実施例1〕トラックピッチ1.6μmの
トラック溝を有するガラス基板上にSi3 N4 より成る
誘電体膜2と、GdFeCo膜より成る第1の磁性膜1
1と、DyFeCo膜より成る第2の磁性膜12と、D
yFeCo膜より成る第3の磁性膜13と、Si3 N4
膜より成る保護膜4とを順次マグネトロンスパッタ装置
によって連続スパッタリングによって被着形成して、光
磁気記録媒体すなわち光ディスクSを作製した。この場
合の各磁性膜11〜13の各単層膜としての厚さおよび
磁気特性を表1に示す。 【0021】 【表1】 【0022】上記表1においてFeCoリッチとは室温
でFeCo副格子磁化優勢膜を示すものであり、Dyリ
ッチとは室温でDy副格子磁化優勢膜を示す。 【0023】この実施例1による光磁気記録媒体Sの第
1の磁性膜11の磁区縮小をなす反転磁界の温度特性を
図3に示す。また、この媒体Sのキャリアレベル対ノイ
ズレベル(C/N)の記録周波数依存性の測定結果を図
4に示す。図4中実線曲線は、対物レンズの開口数N.
A.=0.50,レーザ波長780nmのピックアップ
を用いてその線速度を7.5m/sec,記録パワー
7.0mW,記録外部磁場500(Oe)とし、再生時
外部印加磁場を記録時の外部磁界と同方向の600(O
e)とし、再生パワー3.5mWとしたものであり、図
4中破線図示は、その再生パワーを1.5mWとした場
合である。このように再生パワーを1.5mWとした場
合は、その磁性膜全体をTbFeCoの単層膜によって
構成した場合の光ディスクにおけるC/Nの周波数依存
性と同等の結果を示した。これはこの程度の再生パワー
では、第2の磁性膜12のキュリー点TC2まで加熱温度
が達しておらず記録された磁区は再生時において変形し
ていないものと考えられる。これに比し再生パワーが
3.5mWの場合、再生パワーが1.5mWの場合に比
して磁区長すなわちビット長l<0.7μmでC/Nは
著しく増加した。またl=0.3μmでもC/Nは低い
ものの信号成分は得られた。またl>0.7μmでは逆
にC/Nは減少しているが、これはノイズNの増加によ
るものである。また、図4中1点鎖線の曲線は、再生パ
ワー3.5mW(l<0.5μm)で、Hex=0(O
e)とした場合で、l<0.5μmでは、Hex=600
(Oe)の方がHex=0に比し高いC/Nが得られてい
る。 【0024】また再生パワー3.5mWで再生した場所
を再び再生した場合、再生パワー1.5mW,3.5m
Wの何れでもC/Nは再現されていることが確かめられ
た。 【0025】また、上述の実施例1において再生時のレ
ーザー光のパワーを一定とした場合、媒体S中の熱拡散
のために、温度プロファイルが広がり、微小情報ビット
(磁区)の再生分解能が低下するが、この温度プロファ
イルを急峻にするためには例えば最小ビット長に対応す
る周波数の間隔で幅の狭いパルスレーザー光で再生を行
えば良いことになる。更に、磁性膜に吸収された熱エネ
ルギーが速やかに放熱されるように熱伝導性の良い例え
ばAl放熱膜を第3の磁性膜13上(第2の磁性膜12
と接する側とは反対側)に被着することもできる。 【0026】上述の構成によれば、磁性膜が第1〜第3
の磁性膜11〜13が積層された構造として常温におい
ては、すなわち常態においては3者が磁気的に結合常態
を保持できるようにするも、再生時においての加熱にお
いて第2の磁性膜2が第1および第3の磁性膜11およ
び13の磁気的結合を分断させる効果を得るようにして
第1の磁性膜11の情報磁区の縮小をはかるようにした
ことによって再生出力のS/N(C/N)の向上をはか
ることができるにもかかわらず、その第3の磁性膜13
に関しては記録状態が保持できるようにするので、再生
終了後においては再び記録状態に復元でき、くり返しの
再生を害うことなく良好な再生特性を得ることができ
る。 【0027】 【発明の効果】上述の本発明構成によれば、記録保持磁
性膜すなわち第3の磁性膜13と、信号再生磁性膜すな
わち第1の磁性膜11との共働により、記録磁区(記録
ビット)の縮小と、繰り返し再生を確実に行うことがで
きるものであり、その再生出力のS/N(C/N)の向
上をはかることができる。 【0028】そして、上述したように本発明によれば、
充分な再生出力を得ることができることからその記録状
態での情報磁区BM を充分縮小することができ、このこ
と自体で記録密度の向上をはかることができると共に、
更にその光磁気記録媒体としては、その基板にトラック
溝が形成された構成をとる場合においても、情報磁区B
M の縮小化が充分はかられることによって、通常のよう
にランド部にのみその記録磁区の形成を行うに限られる
ものではなく、ランド部とトラック溝内との双方に記録
磁区の形成を行うことができることによって、更に情報
の記録密度を向上することができる。
よって情報ビット(磁区)の読み出しがなされる光磁気
記録媒体に係わる。 【0002】 【従来の技術】レーザー光照射による局部的加熱によっ
て情報ビットすなわちバブル磁区を形成し、これを光磁
気相互作用によって読み出す光磁気記録再生方法をとる
場合、その光磁気記録の記録密度を上げるには、そのビ
ット長の短縮化すなわち情報磁区の微小化をはかること
になるが、この場合通常一般の光磁気記録再生方式で
は、その再生時のS/Nを確保する上で再生時のレーザ
ー波長、レンズの開口数等によって制約を受けている。
例えば現状では、0.2μmの情報ビット(磁区)の読
み出しを、スポット径が1μmのレーザー光ではその読
み出しは不可能である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した再生
時の条件から規定される記録密度の制約の問題点を解決
し、記録情報ビットの微小化をはかった場合においても
充分な再生信号出力を得ることのできる、したがってS
/N(C/N)の向上を図ることができる光磁気記録媒
体を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】光磁気記録媒体の磁性膜
にレーザ光を照射し、該レーザ光と上記磁性膜の記録磁
区との光磁気相互作用によって記録情報の読み出しを行
う光磁気記録媒体であって、室温TRTで互いに磁気的に
結合した、少なくとも信号再生磁性膜となる第1の磁性
膜と、第2の磁性膜と、記録保持磁性膜となる第3の磁
性膜とを有する構成とする。 【0005】そして、その第1,第2及び第3の各磁性
膜のキュリー温度をTc1 ,Tc2及びTc3 とすると
き、Tc2 >TRTで、かつTc2 <Tc1 ,Tc3 とさ
れ、第1の磁性膜の保磁力Hc1 は、上記第2の磁性膜
のキュリー湿度Tc2 近傍で充分小さく、また、第3の
磁性膜の保磁力Hc3 は、上記室温TRTから上記第2の
磁性膜のキュリー温度Tc3 より高い所要の温度TPBま
での範囲では、再生時に印加する外部磁場より充分大き
い保磁力を有する構成とする。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による光磁気記録媒体の一例の概略断面
図を示す。図1に示すように、光透過性基体1上に必要
に応じて同様に光透過性の保護膜ないしは干渉膜として
の誘電体膜2を被着形成し、この誘電体膜2上に室温T
RTで互いに磁気的に結合する、主として信号再生に寄与
する第1の磁性膜11と、中間膜となる第2の磁性膜1
2、主として記録保持に寄与する第3の磁性膜13の各
垂直磁化膜の積層構造による磁性膜を形成する。そし
て、第1、第2および第3の各磁性膜11,12および
13の各キュリー温度をTC1,TC2およびTC3とすると
き、TC2>TRTで、かつTC2<TC1,TC3とされ、第1
の磁性膜11の保磁力HC1が第2の磁性膜12のキュリ
ー点TC2近傍で充分小さく、第3の磁性膜13の保磁力
HC3が、室温TRTから第2の磁性膜12のキュリー温度
TC2より高い所要の温度TPBまでの温度範囲で所要の磁
場よりも充分大きくされる。第3の磁性膜13上には必
要に応じて表面保護膜4を被着形成する。 【0007】そして、この磁気記録媒体からの記録情報
の再生においては、第2の磁性膜12のキュリー温度T
C2以上の上述の所要温度TPBで第1の磁性膜11の記録
磁区すなわち情報ビットを、これに加わる反磁場等と、
更に必要に応じて与える外部印加磁場とによる磁場によ
って縮小させつつこれを読み出す。また、この第1の磁
性膜11は、カー回転角ないしはファラデー回転角が大
きい磁性膜を用いる。 【0008】上述の光磁気記録媒体Sに対する記録すな
わち情報磁区の形成は、通常のように、例えば初期状態
における第3の磁性膜13の記録温度付近の磁化方向と
逆向きのバイアス磁界を印加した状態でレーザー光をフ
ォーカシングさせて照射し、これによって第3の磁性膜
13を、そのキュリー温度以上に加熱し、かつレーザー
光走査が去った後の冷却時に外部磁場および浮遊磁場等
による方向に反転されたバブル磁区の形成によって例え
ば“1”の情報の記録を行う。つまり、この情報バブル
磁区の有無によって“1”,“0”の2値の情報の記録
を行う。 【0009】そして、この情報の記録がなされた光磁気
記録媒体Sからの情報の読み出し、すなわち、その再生
は、レーザー光照射によってその磁区の有無による光磁
気相互作用によるカー回転角ないしはファラデー回転角
によってその記録の読み出しを行うに当たっては、その
読み出し部の温度を所要の温度TPBに、つまり、第2の
磁性膜12のキュリー点TC2を超える温度としたことに
よって、第1および第3の磁性膜11および13間の磁
気的結合が切断される。したがってこの状態で、第1の
磁性膜11は、第3の磁性膜13による磁気的制約を受
けることなく、この記録情報磁区は、これに与えられる
反磁場と、更にこのとき必要に応じて与えられる外部印
加磁場等の和による所要の磁場によって、更にこの第1
の磁性膜11がこの温度TPBで保磁力が低下しているこ
とによって縮小させることができる。 【0010】そしてその再生後すなわちレーザー光の走
査によりその照射部が移動した後、読み出し部が冷却さ
れれば、第1〜第3の磁性膜11〜13が例えば室温T
RTに低下冷却する過程で、高保磁力の第3の磁性膜13
が磁気記録保持膜として作用し、第2の磁性膜12がそ
の磁気的結合によって同一方向に転写磁化され、更にこ
の第2の磁性膜12と磁気的に結合する第1の磁性膜1
1に磁化が転写され、初期の記録状態の情報ビット磁区
を再び形成し記録状態に復元される。 【0011】上述の構成によれば、その光磁気記録媒体
Sの中間層としての第2の磁性膜12が、第1および第
3の磁性膜11および13間の磁気的結合状態および断
絶状態の両態様を採ることによって、再生時において
は、この中間層の第2の磁性膜12が、第1および第3
の磁性膜11および13間の磁気的結合を分離して第1
の磁性膜11の記録情報磁区の縮小を可能にするもので
あり、第3の磁性膜13はその磁化状態を保持する磁気
記録保持層としての機能を保持させることができる。 【0012】更に図2を参照して第1〜第3の磁性膜1
1〜13がそれぞれフェロ磁性膜である場合の磁化状態
を説明する。今図2Aに示すように各磁性膜11〜13
が未記録状態においてその磁化の向きが矢印で示すよう
に一方向の垂直磁化状態にある場合を想定すると、これ
に今情報“1”の記録がなされることによって図2Bに
示すように初期の状態とは逆向きの磁化による情報ビッ
トすなわち情報磁区BM が形成される。この情報磁区B
M に対する読み出しについて説明すると、この場合前述
したように図2Cに示すようにその情報磁区BM に対し
てレーザー光LB を照射した状態において、その例えば
中心部において前述した所要の温度TPBが得られるよう
にする。このとき、第2の磁性膜12は、そのキュリー
温度TC2以上とされることによってその磁性が失われ第
1および第3の磁性膜11および13間の磁気的結合が
遮断された状態にある。この状態で、記録時の外部バイ
アス磁場の方向、つまり磁区BM の本来の磁化方向、つ
まり記録時での磁化の方向とは逆方向の外部印加磁場H
exを与えることによってこの磁場と反磁場との兼ね合い
によって、この温度TPBで保磁力HC1が小さい状態にあ
る第1の磁性膜11の磁区BM は例えば幅W2 に縮小す
る変化が与えられる。 【0013】したがって、この磁区BM による読み出し
を例えばカー回転角の変化の微分量による出力としてと
り出すことができる。このように第1の磁性膜11は再
生時にその磁区を縮小させて再生出力を向上する再生層
としての機能を有するようにしたので記録密度を向上さ
せてビット情報としての磁区を微細化しても充分な再生
出力を得ることができ、記録の高密度化をはかることが
できる。 【0014】なお、実際上、第1〜第3の磁性膜11〜
13が希土類−遷移金属磁性膜であってその遷移金属の
副格子磁化と希土類金属の副格子磁化が互いに逆向きの
フェリ磁性を有する場合、各磁性膜が遷移金属副格子磁
化優勢膜であるか、希土類副格子磁化優勢膜であるかに
よって再生時に与える外部印加磁場Hexの向きを選定す
る必要がある。 【0015】これについて説明するに、今この場合にお
いて再生時の外部印加磁場方向Hex方向を記録時の外部
バイアス磁場方向を基準として考え、この場合記録の方
向を支配する第3の磁性膜13のキュリー点TC3直下で
の飽和磁化が遷移金属副格子磁化優勢膜であるか希土類
副格子磁化優勢膜であるかについて分離して考察する。
ここで第1の磁性膜11における情報磁区BM に加わる
浮遊磁場および反磁場については除外して考える。 【0016】〔1〕第3の磁性膜13の磁化がキュリー
点TC3直下で遷移金属副格子磁化優勢である場合、 (1−a)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優勢である場合
は、その再生時の外部印加磁場方向は記録時の外部バイ
アス磁場方向と逆方向に与えることによって情報記録磁
区BM を縮小できる。 (1−b)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が零に近い場合は、その再生時の
温度を第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍より更に
上昇させて第1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優
勢になる状態において再生して、この場合記録時の外部
磁場と逆方向の外部印加磁場Hex下でバブル磁区BM を
縮小ができる。 (1−c)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が希土類副格子優勢の場合、再生
時の外部印加磁場Hexは記録時のそれと同方向に設定す
ることによって磁区BM の縮小ができる。 【0017】〔2〕第3の磁性膜13の磁化がそのキュ
リー点TC3直下で希土類副格子優勢である場合、 (2−a)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優勢の場合、再
生時の外部印加磁場Hexは、記録時のそれと同方向に選
定することによってバブル磁区BM の縮小もしくは反転
ができる。 (2−b)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が零に近い場合は、再生時の温度
TPBを第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍より更に
上昇させて第1の磁性膜11の磁化が遷移金属副格子優
勢になる状態にしてその外部印加磁場Hexを記録時のそ
れと同方向にすることによって磁区BM を縮小できる。 (2−c)第2の磁性膜12のキュリー点TC2近傍で第
1の磁性膜11の磁化が希土類副格子優勢の場合、再生
時の外部バイアス磁場Hexは記録時のそれと逆方向とす
ることによってバブル磁区BM を縮小できる。 【0018】更に、本発明による光磁気記録媒体の具体
的構成を説明する。基体1は、光透過性の例えばガラス
板、或いは例えばアクリル板等の樹脂板等よりなり、図
示しないが一方の面にトラッキングサーボ用のトラック
溝が例えば1.6μmピッチをもって形成され、これの
上に例えばSi3 N4 膜よりなる誘電体膜2と、さらに
第1〜第3の磁性膜11〜13と、さらにそれの上に保
護膜4とが例えばマグネトロンスパッタ装置による連続
スパッタリングあるいは蒸着等によって連続的に被着形
成される。 【0019】第1の磁性膜11としては、例えばGdC
o,GdFeCo,GdFeによって構成し得、第2の
磁性膜12は、例えばDyFe,DyFeCo,TbF
eによって構成し得、第3の磁性膜13は、TbFe,
TbFeCo,DyFeCo等によって形成し得、これ
ら第3の磁性膜13によれば0.1μm以下の直径の磁
区BM を形成することができる。 【0020】〔実施例1〕トラックピッチ1.6μmの
トラック溝を有するガラス基板上にSi3 N4 より成る
誘電体膜2と、GdFeCo膜より成る第1の磁性膜1
1と、DyFeCo膜より成る第2の磁性膜12と、D
yFeCo膜より成る第3の磁性膜13と、Si3 N4
膜より成る保護膜4とを順次マグネトロンスパッタ装置
によって連続スパッタリングによって被着形成して、光
磁気記録媒体すなわち光ディスクSを作製した。この場
合の各磁性膜11〜13の各単層膜としての厚さおよび
磁気特性を表1に示す。 【0021】 【表1】 【0022】上記表1においてFeCoリッチとは室温
でFeCo副格子磁化優勢膜を示すものであり、Dyリ
ッチとは室温でDy副格子磁化優勢膜を示す。 【0023】この実施例1による光磁気記録媒体Sの第
1の磁性膜11の磁区縮小をなす反転磁界の温度特性を
図3に示す。また、この媒体Sのキャリアレベル対ノイ
ズレベル(C/N)の記録周波数依存性の測定結果を図
4に示す。図4中実線曲線は、対物レンズの開口数N.
A.=0.50,レーザ波長780nmのピックアップ
を用いてその線速度を7.5m/sec,記録パワー
7.0mW,記録外部磁場500(Oe)とし、再生時
外部印加磁場を記録時の外部磁界と同方向の600(O
e)とし、再生パワー3.5mWとしたものであり、図
4中破線図示は、その再生パワーを1.5mWとした場
合である。このように再生パワーを1.5mWとした場
合は、その磁性膜全体をTbFeCoの単層膜によって
構成した場合の光ディスクにおけるC/Nの周波数依存
性と同等の結果を示した。これはこの程度の再生パワー
では、第2の磁性膜12のキュリー点TC2まで加熱温度
が達しておらず記録された磁区は再生時において変形し
ていないものと考えられる。これに比し再生パワーが
3.5mWの場合、再生パワーが1.5mWの場合に比
して磁区長すなわちビット長l<0.7μmでC/Nは
著しく増加した。またl=0.3μmでもC/Nは低い
ものの信号成分は得られた。またl>0.7μmでは逆
にC/Nは減少しているが、これはノイズNの増加によ
るものである。また、図4中1点鎖線の曲線は、再生パ
ワー3.5mW(l<0.5μm)で、Hex=0(O
e)とした場合で、l<0.5μmでは、Hex=600
(Oe)の方がHex=0に比し高いC/Nが得られてい
る。 【0024】また再生パワー3.5mWで再生した場所
を再び再生した場合、再生パワー1.5mW,3.5m
Wの何れでもC/Nは再現されていることが確かめられ
た。 【0025】また、上述の実施例1において再生時のレ
ーザー光のパワーを一定とした場合、媒体S中の熱拡散
のために、温度プロファイルが広がり、微小情報ビット
(磁区)の再生分解能が低下するが、この温度プロファ
イルを急峻にするためには例えば最小ビット長に対応す
る周波数の間隔で幅の狭いパルスレーザー光で再生を行
えば良いことになる。更に、磁性膜に吸収された熱エネ
ルギーが速やかに放熱されるように熱伝導性の良い例え
ばAl放熱膜を第3の磁性膜13上(第2の磁性膜12
と接する側とは反対側)に被着することもできる。 【0026】上述の構成によれば、磁性膜が第1〜第3
の磁性膜11〜13が積層された構造として常温におい
ては、すなわち常態においては3者が磁気的に結合常態
を保持できるようにするも、再生時においての加熱にお
いて第2の磁性膜2が第1および第3の磁性膜11およ
び13の磁気的結合を分断させる効果を得るようにして
第1の磁性膜11の情報磁区の縮小をはかるようにした
ことによって再生出力のS/N(C/N)の向上をはか
ることができるにもかかわらず、その第3の磁性膜13
に関しては記録状態が保持できるようにするので、再生
終了後においては再び記録状態に復元でき、くり返しの
再生を害うことなく良好な再生特性を得ることができ
る。 【0027】 【発明の効果】上述の本発明構成によれば、記録保持磁
性膜すなわち第3の磁性膜13と、信号再生磁性膜すな
わち第1の磁性膜11との共働により、記録磁区(記録
ビット)の縮小と、繰り返し再生を確実に行うことがで
きるものであり、その再生出力のS/N(C/N)の向
上をはかることができる。 【0028】そして、上述したように本発明によれば、
充分な再生出力を得ることができることからその記録状
態での情報磁区BM を充分縮小することができ、このこ
と自体で記録密度の向上をはかることができると共に、
更にその光磁気記録媒体としては、その基板にトラック
溝が形成された構成をとる場合においても、情報磁区B
M の縮小化が充分はかられることによって、通常のよう
にランド部にのみその記録磁区の形成を行うに限られる
ものではなく、ランド部とトラック溝内との双方に記録
磁区の形成を行うことができることによって、更に情報
の記録密度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光磁気記録媒体の一例の略線的構
成図である。 【図2】A 本発明による光磁気記録媒体の説明に供す
る磁化状態を示す図である。B 本発明による光磁気記
録媒体の説明に供する磁化状態を示す図である。C 本
発明による光磁気記録媒体の説明に供する磁化状態を示
す図である。 【図3】磁性膜の反転磁界の温度特性曲線図である。 【図4】記録周波数に対する再生特性曲線図である。 【符号の説明】 1 基体、11,12,13 第1〜第3の磁性膜、S
光磁気記録媒体
成図である。 【図2】A 本発明による光磁気記録媒体の説明に供す
る磁化状態を示す図である。B 本発明による光磁気記
録媒体の説明に供する磁化状態を示す図である。C 本
発明による光磁気記録媒体の説明に供する磁化状態を示
す図である。 【図3】磁性膜の反転磁界の温度特性曲線図である。 【図4】記録周波数に対する再生特性曲線図である。 【符号の説明】 1 基体、11,12,13 第1〜第3の磁性膜、S
光磁気記録媒体
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.光磁気記録媒体の磁性膜にレーザ光を照射し、該レ
ーザ光と上記磁性膜の記録磁区との光磁気相互作用によ
って記録情報の読み出しを行う光磁気記録媒体におい
て、 上記光磁気記録媒体は、室温TRTで互いに磁気的に結合
した、少なくとも信号再生磁性膜となる第1の磁性膜
と、第2の磁性膜と、記録保持磁性膜となる第3の磁性
膜とを有してなり、 上記第1,第2及び第3の各磁性膜のキュリー温度をT
c1 , Tc2 及びTc3 とするとき、Tc2 >TRTで、
かつTc2 <Tc1 ,Tc3 とされ、 上記第1の磁性膜の保磁力Hc1 は、上記第2の磁性膜
のキュリー温度Tc2近傍で充分小さく、 上記第3の磁性膜の保磁力Hc3 は、上記室温TRTから
上記第2の磁性膜のキュリー温度Tc2 より高い所要の
温度TPBまでの範囲では、再生時に印加する外部磁場よ
り充分大きい保磁力を有することを特徴とする光磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33591196A JP2888218B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33591196A JP2888218B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光磁気記録媒体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30192387A Division JP2762445B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 光磁気記録媒体の信号再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171643A JPH09171643A (ja) | 1997-06-30 |
JP2888218B2 true JP2888218B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18293752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33591196A Expired - Lifetime JP2888218B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2888218B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP33591196A patent/JP2888218B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09171643A (ja) | 1997-06-30 |
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