JP3516865B2 - 光磁気記録媒体及び再生装置 - Google Patents
光磁気記録媒体及び再生装置Info
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Description
置に適用される光磁気ディスク、光磁気テープ、光磁気
カード等の光磁気記録媒体に関するものである。
て、光磁気記録媒体が広く使用されている。このような
光磁気記録媒体では、光磁気記録媒体上に集光された半
導体レーザから出射される光ビームのビーム径に対し
て、記録用磁区である記録ビット径及び記録ビット間隔
が小さくなってくると、再生特性が劣化してくるという
欠点がある。これは、記録ビット径及び記録ビット間隔
が小さくなることにより、目的とする記録ビット上に集
光された光ビームのビーム径内に隣接する記録ビットが
入り、個々の記録ビットを分離して再生することができ
なくなることによるものである。
tically InducedSuperresol
ution Using Interferentia
lIn−Plane Magnetization R
eadout Layer”(Jpn.J.Appl.
Phys.Vol.35(1996),pp.5701
−5704)において、室温で面内磁化状態で温度上昇
とともに垂直磁化状態となる再生層と、室温に補償温度
を有する記録層との間に非磁性中間層を配置し、上記再
生層と上記記録層とが静磁結合した構成により、温度上
昇していない部分に面内磁化マスクを形成し、レーザビ
ーム照射により温度上昇した部分のみの磁化情報を再生
する磁気的超解像再生が実現されることが記されている
(以下、従来例1と記す)。また、“面内磁化マスク層
を用いた磁気的超解像光磁気ディスク”(日本応用磁気
学会誌21,1076−1081(1997))には、
低キュリー温度の面内磁化マスク層をその再生層に付加
することにより、面内磁化マスクを強化し、さらに高い
再生分解能を実現できることが記されている。
記録媒体における再生時の状態を示す平面図,断面図で
ある。以下、これらの図に基づいて従来例1について説
明する。
中間層8,記録層9で構成されており、再生層7に光ビ
ーム6が、集光照射されることにより記録再生が行われ
る。図1,2では、案内溝1に沿って、記録磁区2,3
が記録されており、その再生時の状態を示している。ま
た、図2における矢印10は磁化の向きを、矢印11は
漏洩磁束の向きを表している。
あり、温度上昇してある臨界温度以上の温度となると垂
直磁化状態となるよう組成調整されており、再生時に、
基板の移動状態で光ビーム6が照射されると、光ビーム
スポット4より後方位置に再生層7が垂直磁化状態とな
る領域(臨界温度以上に加熱された領域)、すなわち、
リアアパーチャ領域5が形成される(図1参照)。
外の領域においては面内磁化状態であるため再生に寄与
せず、垂直磁化状態となるリアアパーチャ領域5内のみ
が再生に関与する。リアアパーチャ領域5内における磁
化の方向は、記録層9から発生する漏洩磁束11との静
磁結合によって決定される。つまり、再生層7に記録層
9の情報が転写される。
は、光ビームスポット内の一部の領域であるリアアパー
チャ領域5からの情報のみを再生すること、要するに磁
気的超臨界解像再生が可能である。
分解能をさらに高めることのできる光磁気記録媒体とし
て特開平10−40600号公報に記載の光磁気記録媒
体を提案している(以下、従来例2と記す)。
ー温度を記録層のキュリー温度より低く設定することに
より、再生層の上記面内磁化マスクをフロントマスクと
するとともに、再生層がキュリー温度以上に温度上昇し
た部分をリアマスクとしたダブルマスクにより、記録層
からの漏洩磁界を防止する。このため、さらに高い再生
分解能が得られる。
磁気記録媒体について詳しく説明する。図3,図4は従
来例2の光磁気記録媒体における再生時の状態を示す平
面図と断面図である。
7,非磁性中間層8,記録層9で構成されており、再生
層7に光ビーム6が、集光照射されることにより記録再
生が行われるが、図1,図2の場合と比べて、再生層7
のキュリー温度が、記録層のキュリー温度より低くなっ
ている点が大きく異なる。
の領域、即ち、領域5の外側の領域は再生層7の磁化方
向が面内であり、再生に関与しないフロントマスクとな
る。一方、再生層7の温度がキュリー温度以上に上昇し
た領域、即ち、領域12の内側の領域は、カー回転角が
ゼロのリアマスクとなる。このように、本光磁気記録媒
体では、面内磁化によるフロントマスクと、キュリー温
度以上に温度上昇したことによるリアマスクのダブルマ
スクによって磁気的超解像再生が可能となる。ここで、
記録磁区3と記録磁区13とが、静磁結合により再生層
7に転写されるが、転写された磁区13’は、光ビーム
スポット4の外側にあるため再生されず、再生層7に転
写された磁区3’のみが再生されることになる。このよ
うに、この磁気的超解像再生においては、領域5の内側
かつ領域12の外側で、さらに、光ビームスポット範囲
内の記録情報が再生されることにより、図1,図2の磁
気的超解像再生よりも高い分解能での再生が可能とな
る。
従来例2においては、0.3μm〜0.5μm程度の短
いマークにおける再生分解能を著しく改善することが可
能であるが、0.5μm〜2.0μm程度の長いマーク
に対する再生特性が悪化することが、新たに確認され
た。
を用いて、詳しく説明する。なお、ここでは長いマーク
の再生動作を始端部分,中央部分,終端部分にわけて説
明する。 (始端部分)図5,図6は、光磁気記録媒体の基板の回
転即ち基板の移動に伴い、長いマーク14の始端部分が
再生可能な領域、すなわち、領域5(磁化方向が面内か
ら垂直に変化する臨界温度以上に加熱された領域)の内
側に侵入してきた時の様子を示している。この場合、記
録層9から発生する漏洩磁束11と結合すべき領域は図
5中の斜線部分15であり、斜線部分15から発生する
漏洩磁束11と再生層7において垂直磁化状態となった
磁化16とが静磁結合することにより、長いマーク14
の始端部分が再生されることになる。ここで、再生層7
において垂直磁化状態となった磁化16は比較的大き
く、漏洩磁束11と十分な強度で静磁結合することがで
きるため、長いマークの始端部分は正確に検出すること
が可能である。
基板の光ビームスポット4に対する相対的な移動が起こ
ると、図7,図8に示すように、長いマーク14の中央
部分が再生可能な領域、すなわち、領域5の内側であ
り、かつ、領域12の外側に渡って長いマーク14が存
在するようになる。この場合、記録層9から発生する漏
洩磁束11と結合すべき領域は図7中の斜線部分17で
あり、斜線部分17から発生する漏洩磁束11と再生層
7において垂直磁化状態となった磁化18及び19とが
静磁結合することにより、長いマーク14が再生される
ことになる。ここで、再生層7において垂直磁化状態と
なった磁化19は、キュリー温度近傍まで温度上昇して
いるため、極めて小さくなっており、漏洩磁束11と十
分な強度で静磁結合することが困難であるが、キュリー
温度近傍まで温度上昇していない部分においては、再生
層7において垂直磁化状態となった磁化18が比較的大
きく、漏洩磁束11と十分な強度で静磁結合し、長いマ
ークのマーク中央部分も安定して検出することが可能で
ある。
基板の光ビームスポット4に対する相対的な移動が起こ
ると、図9,図10に示すように、長いマーク14の終
端部分が再生可能な領域5に掛かり、そこから出て行く
ようになる。このとき、記録層9から発生する漏洩磁束
11と結合すべき領域は図9中の斜線部分20であり、
斜線部分20から発生する漏洩磁束11と再生層7にお
いて垂直磁化状態となっている磁化21とが静磁結合す
ることにより、長いマーク14が再生されることにな
る。しかしながら、この場合、再生層7において垂直磁
化状態となった磁化21は、キュリー温度近傍まで温度
上昇しているため、極めて小さくなっており、漏洩磁束
11と十分な強度で静磁結合することが困難となる。し
たがって、長いマーク21の後端部分のマークエッジを
正確に検出することが不可能となる。
す光磁気記録媒体においては、短いマーク長での再生分
解能が向上するかわりに、長いマーク長での再生特性が
劣化するという問題点が存在する。ところが、高密度な
光磁気記録においては、一般にマークエッジ記録方式が
採用されており、短いマークも長いマークも同様に良好
な再生特性を得る必要があり、問題である。
記録媒体は、室温において面内磁化状態であり臨界温度
以上の温度で垂直磁化状態となる再生層と、該再生層と
交換結合し、室温において面内磁化状態であり上記臨界
温度以上の温度で垂直磁化状態となる再生補助層と、非
磁性中間層を介して前記再生層および前記再生補助層と
静磁結合し、垂直磁化膜からなる記録層と、を有し、前
記再生層のキュリー温度が前記再生補助層のキュリー温
度よりも低いことを特徴としている。
項1に記載の光磁気記録媒体において、前記再生補助層
に対して前記再生とは反対側に隣接して、前記臨界温度
近傍にキュリー温度を有する面内磁化層が形成されてな
ることを特徴としている。
項1に記載の光磁気記録媒体において、光磁気ディスク
基板上に透明誘電体層,前記再生層、前記再生補助層、
非磁性中間層、前記記録層、保護層がこの順に形成され
てなることを特徴としている。
項2に記載の光磁気記録媒体において、光磁気ディスク
基板上に透明誘電体層、前記再生層、前記再生補助層、
前記面内磁化層、非磁性中間層、前記記録層、保護層が
この順に形成されてなることを特徴としている。
て面内磁化状態であり臨界温度以上の温度で垂直磁化状
態となる再生層と、該再生層と交換結合し、室温におい
て面内磁化状態であり上記臨界温度以上の温度で垂直磁
化状態となる再生補助層と、非磁性中間層を介して前記
再生層および前記再生補助層と静磁結合し、垂直磁化膜
からなる記録層と、を少なくとも有する光磁気記録媒体
から、情報を再生する再生装置であって、再生時に、前
記光磁気記録媒体を、前記再生層のキュリー温度以上で
前記再生補助層のキュリー温度以下に加熱する強度の光
ビームを照射する再生光ビーム照射手段を有することを
特徴としている。
本発明について詳細に説明する。本発明の光磁気記録媒
体は、図12,図14の断面図に示すように、図3から
図10に示す再生層7と同様なダブルマスクによる超解
像再生が可能な再生層7と、室温で面内磁化状態であり
温度上昇して臨界温度以上になると垂直磁化状態とな
り、かつ、再生層7よりもキュリー温度の高い再生補助
層22とが交換結合しており、それら再生層7と再生補
助層22とが、非磁性中間層8を介して、記録層9と静
磁結合している。この構成によれば、後述するように、
短いマーク長での再生分解能を向上させるとともに、長
いマーク長で安定した再生特性を実現することが可能と
なる。
記録磁区2,3及び13を再生する際の平面図と断面図
を示すものである。図11は、再生層7側から見た平面
図であり、図3と同様にして、短いマーク長で記録され
た磁区3が高い再生分解能でもって再生される。
の磁化状態について説明する。この場合、記録層9から
発生する漏洩磁束11は、非磁性中間層8を介して、再
生補助層22の磁化と静磁結合する。ここで、再生補助
層22は、室温において面内磁化状態であり、温度上昇
とともに垂直磁化状態となるべく組成調整されており、
かつ、再生層7のキュリー温度よりも高いキュリー温度
を有している。そのため、再生温度領域(垂直磁化状態
に移行する温度以上に加熱された領域5の内側)におい
て、再生補助層22は比較的大きな磁化を持ち、記録層
9から発生する漏洩磁束11と強く静磁結合することに
なる。そして、再生層7は、再生補助層22と交換結合
することにより、再生補助層22の磁化状態がそのまま
転写され、再生層7において、領域5の内側であり且つ
領域12(キュリー温度以上に加熱された領域)の外側
のみの情報、すなわち、再生層7に転写された磁区3’
のみが再生されることになる。
れば光ビームスポット4内の一部の領域からの情報のみ
を再生できる。ここにおいて、記録層9と再生補助層2
2とが強く静磁結合しているため、短いマーク長の記録
磁区を再生する場合においても、図3及び図4に示すよ
うな再生補助層22が存在しない場合と比べて、より安
定した超解像再生を実現することが可能となる。
た長いマーク長の記録磁区を再生する場合の動作につい
て説明する。なお、ここでは長いマーク長の記録磁区の
終端部分を再生する場合についてのみ説明する。始端部
分及び中央部分については、従来の技術の項で説明した
図5〜図8と同様にして良好に再生できるため、説明を
省略する。
区14(終端部分)を再生する際の平面図と断面図を示
すものであり、再生補助層22が存在しない構成におけ
る図9及び図10に対応する図である。図9及び図10
の場合、領域20(キュリー温度以上に加熱された領域
12に隣接する領域)において、再生層7の磁化21が
極めて小さくなり、記録層9から発生する漏洩磁束11
と十分な強度で静磁結合することができなくなり、長い
マークの終端部分のマークエッジを正確に検出すること
が不可能となったのに対して、本発明の光磁気記録媒体
では、再生補助層22を設けることにより、この問題点
が解決される。以下に説明する。
再生補助層22を有し、その再生補助層22のキュリー
温度が、再生層7のキュリー温度よりも高く設定されて
いることにより、領域20(キュリー温度以上に加熱さ
れた領域12に隣接する領域)に存在する再生補助層2
2の磁化23は比較的大きく、記録層9から発生する漏
洩磁束11は、比較的大きな磁化23と安定して静磁結
合することになる。そして、再生層7と再生補助層22
とが交換結合していることにより、再生補助層22の磁
化23の状態が、安定して再生層7の磁化21へと転写
される。
層7におけるキュリー温度近傍に加熱された領域20に
おいても、安定した磁化21が形成されることになり、
長いマーク長の記録磁区の終端部分のマークエッジを確
実に再生することが可能となる。したがって、本光磁気
記録媒体によれば、短いマーク長の記録磁区の再生分解
能を向上させることができるとともに、長いマーク長の
記録磁区の安定した再生を行うことができる。
置は、再生層7をそのキュリー温度以上に加熱するが、
再生補助層22をそのキュリー温度まで加熱しないよう
な強度の再生光ビームを照射するものであることが望ま
しい。
について、図面に基づいて具体的に説明すれば以下の通
りである。なお、本実施の形態では、光磁気記録媒体と
して光磁気ディスクを適用した場合について説明する。
ように、光磁気ディスク基板24上に透明誘電体保護層
25、再生層7、再生補助層22、非磁性中間層8、記
録層9、保護層26が順次形成された構成を有してい
る。
方式としてキュリー温度記録方式が用いられており、半
導体レーザから出射される光ビーム6が基板24を通し
て、再生層7へ絞りこまれ、記録層9をキュリー温度以
上に温度上昇させると共に外部磁界を加えることによ
り、記録層9の磁化方向を制御することにより記録が行
われる。
も弱いパワーに設定し、極カー効果として知られる光磁
気効果によって、情報の再生が行われるようになってい
る。上記極カー効果とは、光入射表面に垂直な磁化の向
きにより、反射光の偏光面の回転の向きが逆方向になる
現象である。
透明な基材からなり、ディスク状に形成され、膜形成表
面に案内溝等を有している。
N,AlSiN,Ta2O3等の透明誘電体を用いること
が望ましく、その膜厚は、入射する光ビーム6に対し
て、良好な干渉効果が実現し、媒体の極カー回転角が増
大すべく設定される必要があり、光ビーム6の波長を
λ、透明誘電体保護層25の屈折率をnとした場合、透
明誘電体保護層25の膜厚はλ/(4n)程度に設定さ
れる。例えば、光ビーム6の波長を680nmとした場
合、透明誘電体保護層25の膜厚を40nm〜100n
m程度に設定すれば良い。
あり、温度上昇とともに垂直磁化状態となるべく組成調
整されており、かつ、記録層9のキュリー温度より低い
キュリー温度を有する希土類遷移金属合金を主成分とし
た合金薄膜であり、その膜厚が20〜80nmの範囲に
設定されている。再生層7の膜厚が20nmより薄くな
ると、透過する光量が大きくなることにより、良好なリ
アマスク効果が得られなくなり、再生層7の膜厚が80
nmより厚くなると、膜厚増加による記録感度劣化が顕
著となってくる。
化状態へと遷移する温度Tp1は、60℃以上200℃
以下であることが望ましい。Tp1<60℃では、比較
的低い温度で再生層7が垂直磁化状態となるため、再生
層7におけるフロントマスクが弱くなり、良好な再生分
解能が得られなくなる。さらに、Tp1>200℃の場
合、再生層7を垂直磁化状態とするために少なくとも2
00℃より高い温度まで温度上昇させることが必要とな
り、リアマスクを形成するためには、さらに大きな再生
パワーが必要となり、光源であるレーザ寿命の低下の原
因となる。
は、Tp1より大きいことが必要であり、かつ、150
℃以上250℃以下であることが望ましい。Tc1<1
50℃の場合、キュリー温度低下に伴うポーラーカー回
転角の低下が顕著となり、再生信号品質の維持が困難と
なる。また、Tc1>250℃の場合、再生層7にリア
マスクを形成するために少なくとも250℃より高い温
度まで温度上昇させることが必要となり、極めて大きな
再生パワーが必要となり、光源であるレーザ寿命の低下
の原因となる。
状態であり、温度上昇とともに垂直磁化状態となるべく
組成調整されており、かつ、再生層7のキュリー温度よ
り高いキュリー温度を有する希土類遷移金属合金を主成
分とした合金薄膜であり、その膜厚が20〜80nmの
範囲に設定されている。再生補助層22の膜厚が20n
mより薄くなると、記録層9との良好な静磁結合状態を
維持することが困難となり、再生補助層22の膜厚が8
0nmより厚くなると、膜厚増加による記録感度劣化が
顕著となってくる。
垂直磁化状態へと遷移する温度Tp2は、60℃以上2
00℃以下であることが望ましい。Tp2<200℃で
は、比較的低い温度で面内磁化層22が垂直磁化状態と
なるため、再生層7におけるフロントマスクが弱くな
り、良好な再生分解能が得られなくなる。さらに、Tp
2>200℃の場合、再生補助層22を200℃より高
い温度まで温度上昇させることが必要となり、極めて大
きな再生パワーが必要となり、光源であるレーザ寿命の
低下の原因となる。
が望ましい。Tp1とTp2を略一致させることによ
り、再生層7と再生補助層22とが同一温度で、面内磁
化状態から垂直磁化状態へと遷移して、再生層7におい
てより良好な面内磁化マスクが形成される。
2は少なくとも再生層7のキュリー温度Tc1よりも高
い必要があり、記録層9との良好な静磁結合を維持する
ためには、Tc2が200℃以上であることが望まし
い。
層22と記録層9との間に交換結合が働かないように設
けられており、Al,Si,Ti,Ta等の非磁性金
属、または、AlSi,AlTa,SiTa等の非磁性
金属合金、または、AlN,SiN,AlSiN,Ta
2O3等の非磁性誘電体を用いることが可能であり、その
膜厚は、0.5〜60nmの範囲に設定されている。非
磁性中間層8の膜厚が0.5nmより薄くなると、再生
補助層22と記録層9との交換結合を完全に遮断するこ
とが困難となり、安定した静磁結合状態を維持できなく
なる。また、非磁性中間層8の膜厚が60nmより厚く
なると、再生補助層22と記録層9とが離れることによ
り、両者の間に安定した静磁結合状態が得られなくな
る。
垂直磁化膜からなり、その膜厚が20nm〜80nmの
範囲に設定されている。記録層9の膜厚が20nmより
薄くなると、記録層9から発生する漏洩磁束が小さくな
ることにより、再生補助層22と記録層9との間に安定
した静磁結合状態が得られなくなり、記録層9の膜厚が
80nmより厚くなると、膜厚増加による記録感度劣化
が顕著となってくる。
温度Tcomp3が、−100℃以上100以下である
ことが望ましい。Tcomp3<−100℃の場合、室
温においても、記録層9から強い漏洩磁束が発生し、再
生分解能の低下を招くことになる。また、Tcomp3
>100℃の場合、記録層9から発生する漏洩磁束が小
さくなることにより、再生層7との安定した静磁結合を
維持することが困難となる。
は、少なくともTc1より高い温度である必要があり、
200℃以上300℃以下であることが望ましい。Tc
3<200℃の場合、再生層7にリアマスクが形成され
る温度とTc3が近接することにより、再生パワーマー
ジンが極めて小さくなってしまう。一方、Tc3>30
0℃の場合、記録を行なうために、記録層9の温度を3
00℃以上に温度上昇させることが必要となり、再生層
7・再生補助層22・記録層9等の磁性薄膜が温度上昇
にともない熱劣化してしまう。
N,Ta2O3等の透明誘電体、または、Al,Ti,T
a,Ni等の金属からなる非磁性金属合金からなり、再
生層7及び再生補助層22及び記録層9に用いる希土類
遷移金属合金の酸化を防止する目的で形成されるもので
あり、その膜厚が5nm〜60nmの範囲に設定されて
いる。
紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂または潤滑層が形成さ
れることもある。
スクの形成方法及び記録再生方法の具体例を説明する。
る。まず、AlターゲットとGdFeAl合金ターゲッ
トとGdFeCo合金ターゲットとTbFeCo合金タ
ーゲットとをそれぞれ備えたスパッタ装置内に、プリグ
ルーブ及びプリピットを有しディスク状に形成されたポ
リカーボネート製の基板24を配置する。そして、スパ
ッタ装置内を1×10-6Torrまで真空排気した後、
アルゴンと窒素の混合ガスを導入し、Alターゲットに
電力を供給して、ガス圧4×10-3Torrの条件で、
基板24にAlNからなる透明誘電体保護層25を膜厚
80nmで形成する。
Torrまで真空排気した後、アルゴンガスを導入し
て、GdFeAl合金ターゲットに電力を供給して、ガ
ス圧4×10-3Torrの条件で、上記透明誘電体保護
層9上に、(Gd0.30Fe0.70)0.82Al0.18からなる
再生層7を膜厚25nmで形成する。その再生層7は、
室温において面内磁化状態であり、温度上昇とともに垂
直磁化状態となり、そのキュリー温度は180℃であっ
た。
力を供給して、ガス圧4×10-3Torrの条件で、上
記再生層7上に、Gd0.31(Fe0.75Co0.25)0.69か
らなる再生補助層22を膜厚25nmで形成する。その
再生補助層22は、室温において面内磁化状態であり、
温度上昇とともに垂直磁化状態となり、そのキュリー温
度は340℃であった。
し、Alターゲットに電力を供給して、ガス圧4×10
-3Torrの条件で、上記再生補助層22上にAlNか
らなる非磁性中間層8を膜厚3nmで形成する。
Torrまで真空排気した後、アルゴンガスを導入し
て、TbFeCo合金ターゲットに電力を供給して、ガ
ス圧4×10-3Torrの条件で、上記非磁性中間層8
上に、Tb0.25(Fe0.88Co0.12)0.75からなる記録
層9を膜厚40nmで形成する。その記録層9は、補償
温度が25℃であり、キュリー温度が240℃であっ
た。
し、Alターゲットに電力を供給して、ガス圧4×10
-3Torrの条件で、上記記録層9上にAlNからなる
保護層10を膜厚20nmで形成する。
を用いた光ピックアップで測定したCNR(信号対雑音
比)のマーク長依存性を実施例1として図16に示す。
この測定は、線速を5m/sとし、再生パワーを2.5
mWとして行われた。なお、比較のため、実施例1の構
成において再生補助層22を設けていない光磁気ディス
クにおけるCNRを比較例1として同図に示す。また、
ここで示すCNRのマーク長依存性は、マーク長に対応
する長さの記録磁区をマーク長の2倍の長さのピッチ
で、磁界変調記録方式により連続形成した時の再生信号
の信号対雑音比を表わすものである。
長が500nm以下の範囲においては、両者のCNRが
ほぼ同一であり、両者とも短いマーク長において高い再
生分解能が得られている。しかし、マーク長500nm
以上の範囲においては、実施例1のCNRが比較例1の
CNRより大きくなっていることがわかる。
ク長800nmの場合の実施例1と比較例1との再生波
形を比較するものである。実施例1の場合、図17
(a)に示すように、記録磁区の始点と終点に対応した
位置において再生信号が立ち上がり及び立ち下がってお
り、記録磁区の長さが安定して検出できる。一方、図1
7(b)に示すように、比較例1の場合、記録磁区の始
点ではその位置に対応して再生信号が安定して立ち上が
っているが、記録磁区の終点ではその位置で再生信号が
安定して立ち下がっていない。比較例1では、このよう
な不安定性が存在することにより、長いマークでのCN
Rが短いマークに比して低くなるとともに、長いマーク
の後方エッジを安定して検出することができなくなる。
これに対して、実施例1においては、再生補助層22を
用いることにより、短いマーク長での再生分解能を向上
させるとともに、長いマーク長で安定した再生特性を実
現することが可能となる。
発明の第2の実施の形態の再生原理について図面を用い
て詳細に説明する。図18及び図19は、上記した従来
例2(特開平10−40600号公報)の光磁気記録媒
体における再生時の状態を示す平面図と断面図である。
光磁気記録媒体は、再生層7・面内磁化層27・非磁性
中間層8・記録層9で構成されており、再生層7に光ビ
ーム6が、集光照射されることにより記録再生が行われ
るが、面内磁化層27が存在することにより、図3及び
図4の場合と比べて、再生層7における面内磁化マスク
が強化され、より強力なフロントマスクが形成され、短
いマーク長において、図3及び図4の場合と比較して、
より高い再生分解能が得られることになる。しかし、こ
の図18及び図19の場合においても、図9及び図10
において説明したように、長いマーク長において安定し
た再生ができなくなるという問題がある。
9に対して、実施の形態1と同様に再生補助層22を設
けることにより、短いマーク長での再生分解能を向上さ
せるとともに、長いマーク長で安定した再生特性を実現
するものである。具体的には、図20及び図21に示す
ように、再生層7と面内磁化層27との間に再生補助層
22を配置する。
その再生補助層22のキュリー温度が、再生層7のキュ
リー温度よりも高く設定されていることにより、キュリ
ー温度以上に加熱された領域に隣接する領域に存在する
再生補助層22の磁化が比較的大きくなり、記録層9か
ら発生する漏洩磁束11は、その比較的大きな磁化3と
安定して静磁結合することになる。そして、再生層7と
再生補助層22とが交換結合していることにより、再生
補助層22の磁化の状態が、安定して再生層7の磁化へ
と転写される。
層7におけるキュリー温度近傍に加熱された領域におい
ても、安定した磁化が形成されることになり、長いマー
ク長の記録磁区の終端部分のマークエッジを確実に再生
することが可能となる。したがって、本光磁気記録媒体
によれば、短いマーク長の記録磁区の再生分解能を向上
させることができるとともに、長いマーク長の記録磁区
の安定した再生を行うことができる。
について、図面に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。本実施の形態では、光磁気記録媒体として光磁気デ
ィスクを適用した場合について説明する。
ように、光磁気ディスク基板24上に透明誘電体保護層
25、再生層7、再生補助層22、面内磁化層27、非
磁性中間層8、記録層9、保護層26が順次形成された
構成を有している。
誘電体保護層25、再生層7、再生補助層22、非磁性
中間層8、記録層9、保護層26は、実施の形態1に記
載の材料を同様にして用いることが可能である。
は、室温からそのキュリー温度Tc4まで常に面内磁化
状態である必要がある。そして、Tc4は、60℃以上
200℃以下であることが望ましく、かつ、再生層7が
面内磁化状態から垂直磁化状態へと遷移する温度Tp
1、及び、再生補助層22が面内磁化状態から垂直磁化
状態へと遷移する温度Tp2、及び、Tc4をそれぞれ
ほぼ同一の温度に設定することが望ましい。このような
設定を行なうことにより、面内磁化状態から垂直磁化状
態へのより急峻な遷移を実現することが可能となり、よ
り高い再生分解能を得ることができる。
例2(特開平10−40600号公報)に記載している
ようなGdFe,GdFeAl,GdFeTi,GdF
eTa,GdFePt,GdFeAu,GdFeCu,
NdFe,NdFeAl,DyFe,DyFeAl等の
材料を採用することが可能である。
スクの形成方法及び記録再生方法の具体例を説明する。
まず、実施例1と同様にして、基板24上に膜厚80n
mのAlNからなる透明誘電体保護層25、膜厚25n
mの(Gd0.30Fe0.70)0.82Al0.18からなる再生層
7、膜厚25nmのGd0.31(Fe0.75Co0.25)0.69
からなる再生補助層22を形成する。
に電力を供給して、ガス圧4×10-3Torrの条件
で、上記再生補助層22上に、(Gd0.11Fe0.89)
0.82Al0.18からなる面内磁化層27を膜厚20nmで
形成する。その面内磁化層24は、キュリー温度が12
0℃であり、そのキュリー温度まで、膜面に対して面内
方向に磁化を有する膜であった。
と同様にして、膜厚3nmのAlNからなる非磁性中間
層8、膜厚40nmのTb0.25(Fe0.88Co0.12)
0.75からなる記録層9、膜厚20nmのAlNからなる
保護層10を形成する。
を用いた光ピックアップで測定したCNR(信号対雑音
比)のマーク長依存性を実施例2として図23に示す。
この測定は、線速を5m/sとし、再生パワーを2.8
mWとして行われた。比較のため、実施例2の構成にお
いて再生補助層22を設けていない光磁気ディスクにお
けるCNRを比較例2として同図に示す。また、ここで
示すCNRのマーク長依存性は、マーク長に対応する長
さの記録磁区をマーク長の2倍の長さのピッチで、磁界
変調記録方式により連続形成した時の再生信号の信号対
雑音比を表わすものである。
れ、実施例1及び比較例1のCNRと比較すると、実施
例2及び比較例2のCNRが2〜3dB高くなっている
ことがわかる。これは、面内磁化層27を設けたことに
より、再生層7における面内磁化マスク(フロントマス
ク)が強化され、再生分解能が向上したことによるもの
である。
マーク長500nm以下の範囲においては、両者のCN
Rがほぼ同一であり、両者とも短いマーク長において高
い再生分解能が得られている。しかし、マーク長500
nm以上の範囲においては、実施例2のCNRが比較例
2のCNRより大きくなっていることがわかる。これ
は、実施例1と比較例1において、図17(a),
(b)で説明したと同様な理由によるものである。即
ち、長いマーク長において、実施例2の場合、記録磁区
の始点と終点に対応した位置において再生信号の立ち上
がり,立ち下がりが生じ、安定して記録磁区の長さが検
出できるのに対して、比較例2の場合、記録磁区の始点
に対応した位置では再生信号が安定して立ち上がるが、
記録磁区の終点に対応した位置では再生信号が安定して
立ち下がらない。このような不安定性が存在することに
より、比較例2においては、長いマークの後方エッジを
安定して検出することができなくなる。これに対して、
実施例2においては、再生補助層22を用いることによ
り、長いマークの終端部分を安定して検出でき、短いマ
ーク長での再生分解能を向上させるとともに、長いマー
ク長で安定した再生特性を実現できる。
再生層7としてGdFeAlを、再生補助層22として
GdFeCoを、面内磁化層27としてGdFeAl
を、記録層9としてTbFeCoを用いた場合の結果に
ついて記述しているが、必要とされる磁気特性を満足す
れば、これらの材料に限られるものではない。
以外に、GdFe、及び、GdFeD、または、GdF
eCoD(Dは、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,S
iの中から選ばれる元素、または、それら2種類以上の
元素からなる。)、及び、GdHRFe、または、Gd
HRFeCo、または、GdHRFeCoD(HRは重
希土類金属であり、Tb,Dy,Ho,Erの中から選
ばれる元素、または、それら2種類以上の元素からな
り、Dは、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,Al,S
iの中から選ばれる元素、または、それら2種類以上の
元素からなる。)、及び、GdLRFe、または、Gd
LRFeCo、または、GdLRFeCoD(LRは軽
希土類金属であり、Ce,Pr,Nd,Smの中から選
ばれる元素、または、それら2種類以上の元素からな
り、Dは、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,Al,S
iの中から選ばれる元素、または、それら2種類以上の
元素からなる。)等の材料を採用することが可能であ
る。
キュリー温度を得る必要があるため、GdFeCoが最
も望ましい。
外に、GdFe、及び、GdFeD、または、GdFe
CoD(Dは、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,Si
の中から選ばれる元素、または、それら2種類以上の元
素からなる。)、及び、GdHRFe、または、GdH
RFeCo、または、GdHRFeCoD(HRは重希
土類金属であり、Tb,Dy,Ho,Erの中から選ば
れる元素、または、それら2種類以上の元素からなり、
Dは、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,Al,Siの
中から選ばれる元素、または、それら2種類以上の元素
からなる。)、及び、GdLRFe、または、GdLR
FeCo、または、GdLRFeCoD(LRは軽希土
類金属であり、Ce,Pr,Nd,Smの中から選ばれ
る元素、または、それら2種類以上の元素からなり、D
は、Y,Ti,V,Cr,Pd,Cu,Al,Siの中
から選ばれる元素、または、それら2種類以上の元素か
らなる。)等の材料の面内磁化膜を採用することが可能
である。
DyFeCo、TbDyFeCo、GdTbFeCo、
GdDyFeCo等の材料を採用することが可能であ
る。
にGdFeCoからなる記録補助層を積層して形成して
も良い。
接して再生補助層を設けたため、再生層におけるキュリ
ー温度以上に加熱された部分に隣接する領域の磁化を、
再生補助層における比較的大きな磁化と結合させて、安
定化することができる。これにより、長いマークに対し
ても、良好な再生を実現でき、マークエッジ記録方式に
対応可能な磁気的超解像光磁気記録媒体を提供すること
が可能となる。
設けることで、温度上昇していない部位を安定に面内磁
化状態にすることができ、再生分解能を向上できる。
面模式図である。
面模式図である。
生原理を説明する平面模式図である。
生原理を説明する断面模式図である。
端部分での再生原理を説明する平面模式図である。
端部分での再生原理を説明する断面模式図である。
央部分での再生原理を説明する平面模式図である。
央部分での再生原理を説明する断面模式図である。
端部分での再生原理を説明する平面模式図である。
終端部分での再生原理を説明する断面模式図である。
る平面模式図である。
る断面模式図である。
の終端部分での再生原理を説明する平面模式図である。
の終端部分での再生原理を説明する断面模式図である。
る断面図である。
存性を示す図である。
る。
する平面模式図である。
断面模式図である。
説明する平面模式図である。
説明する断面模式図である。
る断面図である。
存性を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 室温において面内磁化状態であり臨界温
度以上の温度で垂直磁化状態となる再生層と、 該再生層と交換結合し、室温において面内磁化状態であ
り上記臨界温度以上の温度で垂直磁化状態となる再生補
助層と、非磁性中間層を介して 前記再生層および前記再生補助層
と静磁結合し、垂直磁化膜からなる記録層と、を有し、 前記再生層のキュリー温度が前記再生補助層のキュリー
温度よりも低いことを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光磁気記録媒体におい
て、前記再生補助層に対して前記再生とは反対側に隣接
して、前記臨界温度近傍にキュリー温度を有する面内磁
化層が形成されてなることを特徴とする光磁気記録媒
体。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光磁気記録媒体におい
て、 光磁気ディスク基板上に透明誘電体層,前記再生層、前
記再生補助層、非磁性中間層、前記記録層、保護層がこ
の順に形成されてなることを特徴とする光磁気記録媒
体。 - 【請求項4】 請求項2に記載の光磁気記録媒体におい
て、 光磁気ディスク基板上に透明誘電体層、前記再生層、前
記再生補助層、前記面内磁化層、非磁性中間層、前記記
録層、保護層がこの順に形成されてなることを特徴とす
る光磁気記録媒体。 - 【請求項5】 室温において面内磁化状態であり臨界温
度以上の温度で垂直磁化状態となる再生層と、該再生層
と交換結合し、室温において面内磁化状態であり上記臨
界温度以上の温度で垂直磁化状態となる再生補助層と、
非磁性中間層を介して前記再生層および前記再生補助層
と静磁結合し、垂直磁化膜からなる記録層と、を少なく
とも有する光磁気記録媒体から、情報を再生する再生装
置であって、 再生時に、前記光磁気記録媒体を、前記再生層のキュリ
ー温度以上で前記再生補助層のキュリー温度以下に加熱
する強度の光ビームを照射する再生光ビーム照射手段を
有することを特徴とする再生装置。
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