JP2887999B2 - 複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置 - Google Patents
複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置Info
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Description
る補助ボイラの燃料制御装置に関するものである。
コージェネレーション設備であり、ガスタービン1で発
電機2を駆動して施設3内の電力供給設備4へ電気を供
給すると共に、ガスタービン1の排ガスの熱を利用して
排熱回収ボイラ5で蒸気を発生させ、施設3内の熱供給
設備6へ蒸気を送給するようにしたものである。
は、一般的に電力主導型となっているため、発電量の変
化に応じて蒸気量が変動することになるので、更に補助
ボイラ7を設けて蒸気量を一定化できるようにしてあ
る。
ボイラ7から熱供給設備6へ蒸気を送るための主蒸気管
である。
主蒸気管8の補助ボイラ7出側に圧力検出器9を設け
て、圧力検出器9で検出された圧力検出信号10を制御
装置11内部の減算器12へ送り、減算器12で設定器
13からの圧力設定信号14と比較して偏差を取り、得
られた偏差信号15を比例積分制御器等の制御器16で
燃料流量信号17に変換して燃料流量調整弁18の開度
を調整することにより、主蒸気管8内部の蒸気の圧力を
一定に保持するように制御されている。
路、42はガスタービン1の燃料供給路である。又、複
数ボイラ設備は上記のコージェネレーション設備以外に
も各種存在する。
来の複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置
には、以下のような問題があった。
ら、排熱回収ボイラ5の蒸発量が変わって主蒸気管8の
蒸気圧力に変化が現れるまでに相当の時間を要するた
め、主蒸気管8内部の蒸気の圧力の変化を検出してから
燃料流量調整弁18の開度を調整していたのでは、到底
ガスタービン1の出力変化そのものに対応することがで
きず、結果として応答遅れを起してしまう。
か安定しないという問題がある。
なくし得るようにした複数ボイラ設備における補助ボイ
ラの燃料制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
を含む複数のボイラ43,7を備え、各ボイラ43,7
の蒸気出口部を主蒸気管8で接続して成る複数ボイラ設
備において、主蒸気管8の最も下流側の位置に圧力検出
器9を設けて、該圧力検出器9で検出された圧力検出信
号10と設定器13に設定した圧力設定信号14とを比
較して偏差を取る減算器12を設け、得られた偏差信号
15を燃料流量信号17に変換する制御器16を設ける
と共に、各ボイラ43,7の蒸気出口部に個別に蒸気流
量検出器20,21を設け、各蒸気流量検出器20,2
1で検出した蒸気流量22,23を加算して合計蒸気流
量24を求める加算器25を設け、合計蒸気流量24を
出熱側の燃料相当量26に換算する関数発生器27を設
け、更に、各ボイラ43,7の燃料供給路42,19に
燃料流量検出器28,29を設け、各燃料流量検出器2
8,29で検出した燃料流量30,31を各ボイラ4
3,7ごとに蒸発に有効に使用される有効燃料流量3
2,33に換算する関数発生器34,35を設け、各有
効燃料流量32,33を加算して入熱側の合計有効燃料
流量36を求める加算器37を設け、且つ、前記出熱側
の燃料相当量26から入熱側の合計有効燃料流量36を
減算して燃料先行投入信号38を求める減算器39を設
け、燃料流量信号17に燃料先行投入信号38を加算し
て補助ボイラ7の燃料流量調整弁18の開度を調整する
ための補正燃料流量信号40を求める加算器41を設け
たことを特徴とする複数ボイラ設備における補助ボイラ
の燃料制御装置にかかるものである。
イラ43,7を備え、各ボイラ43,7の蒸気出口部を
主蒸気管8で接続して成る複数ボイラ設備において、主
蒸気管8の最も下流側の位置に設けた圧力検出器9で主
蒸気管8内部の蒸気の圧力を検出し、減算器12で圧力
検出器9からの圧力検出信号10と設定器13に設定し
た圧力設定信号14との偏差を取り、得られた偏差信号
15を制御器16で燃料流量信号17に変換する。
に蒸気流量検出器20,21を設けて、各蒸気流量検出
器20,21で検出した蒸気流量22,23を加算器2
5で加算して合計蒸気流量24を求め、合計蒸気流量2
4を関数発生器27で出熱側の燃料相当量26に換算す
る。
2,19に燃料流量検出器28,29を設けて、各燃料
流量検出器28,29で検出した燃料流量30,31を
関数発生器34,35で各ボイラ43,7ごとに蒸発に
有効に使用される有効燃料流量32,33に換算し、各
有効燃料流量32,33を加算器37で加算して入熱側
の合計有効燃料流量36を求める。
入熱側の合計有効燃料流量36を減算器39で減算して
燃料先行投入信号38を求め、加算器41で燃料流量信
号17に燃料先行投入信号38を加算して補正燃料流量
信号40を求め、該補正燃料流量信号40に基づいて補
助ボイラ7の燃料流量調整弁18の開度を調整する。
明する。
ついては同一の符号を付すことによって説明を省略する
ものとし、以下、本発明に特有の構成についてのみ説明
して行く。
コージェネレーション設備を例とした場合、ガスタービ
ン1と排熱回収ボイラ5とを組合せたものを機能上一つ
のボイラ43として数え、補助ボイラ7も一つのボイラ
として数える)の蒸気出口部に蒸気流量検出器20,2
1を設け、各蒸気流量検出器20,21で検出した蒸気
流量22,23を加算して合計蒸気流量24を求める加
算器25を設け、合計蒸気流量24を出熱側の燃料相当
量26に換算する関数発生器27を設ける。
19に燃料流量検出器28,29を設け、各燃料流量検
出器28,29で検出した燃料流量30,31を各ボイ
ラ43,7ごとに蒸発に有効に使用される燃料の量、即
ち、有効燃料流量32,33に換算する関数発生器3
4,35を設け、各有効燃料流量32,33を加算して
入熱側の合計有効燃料流量36を求める加算器37を設
ける。
熱側の合計有効燃料流量36を減算して燃料先行投入信
号38を求める減算器39を設け、燃料流量信号17に
燃料先行投入信号38を加算して補正燃料流量信号40
を求める加算器41を設ける。
してから燃料流量調整弁18の開度を調整するまでの過
程については図3・図4と同様なので説明を省略する。
出口部に設けた蒸気流量検出器20,21で各ボイラ4
3,7の蒸気流量22,23を検出し、該蒸気流量2
2,23を加算器25で加算して合計蒸気流量24を求
め、該合計蒸気流量24から関数発生器27で出熱側の
燃料相当量26に換算する。
19に設けた燃料流量検出器28,29で各ボイラ4
3,7の燃料流量30,31を検出し、該燃料流量3
0,31を関数発生器34,35で各ボイラ43,7ご
とに蒸発に有効に使用される燃料の量、即ち、有効燃料
流量32,33に換算し、各有効燃料流量32,33を
加算器37で加算して入熱側の合計有効燃料流量36を
求める。
入熱側の合計有効燃料流量36を減算器39で減算して
燃料先行投入信号38を求める。
燃料先行投入信号38を加算して補正燃料流量信号40
を求め、該補正燃料流量信号40に基づいて補助ボイラ
7の燃料流量調整弁18の開度を調整する。
燃料相当量26と入熱側の合計有効燃料流量36との偏
差を取って燃料先行投入信号38を求め、該燃料先行投
入信号38で補助ボイラ7の燃料流量調整弁18への燃
料流量信号17を補正するようにしたことにより、補助
ボイラ7の応答遅れを防止することかでき、よって、主
蒸気管8内部の圧力を常に一定に保つことができる。
れるものではなく、出熱側の燃料相当量26と入熱側の
合計有効燃料流量36を個別に燃料流量信号17に加算
及び減算してもよいこと、複数のボイラを備えた設備一
般に有効であること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
ラ設備における補助ボイラの燃料制御装置によれば、補
助ボイラ7の応答遅れを防止することかできるという優
れた効果を奏し得る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 補助ボイラ7を含む複数のボイラ43,
7を備え、各ボイラ43,7の蒸気出口部を主蒸気管8
で接続して成る複数ボイラ設備において、主蒸気管8の
最も下流側の位置に圧力検出器9を設けて、該圧力検出
器9で検出された圧力検出信号10と設定器13に設定
した圧力設定信号14とを比較して偏差を取る減算器1
2を設け、得られた偏差信号15を燃料流量信号17に
変換する制御器16を設けると共に、各ボイラ43,7
の蒸気出口部に個別に蒸気流量検出器20,21を設
け、各蒸気流量検出器20,21で検出した蒸気流量2
2,23を加算して合計蒸気流量24を求める加算器2
5を設け、合計蒸気流量24を出熱側の燃料相当量26
に換算する関数発生器27を設け、更に、各ボイラ4
3,7の燃料供給路42,19に燃料流量検出器28,
29を設け、各燃料流量検出器28,29で検出した燃
料流量30,31を各ボイラ43,7ごとに蒸発に有効
に使用される有効燃料流量32,33に換算する関数発
生器34,35を設け、各有効燃料流量32,33を加
算して入熱側の合計有効燃料流量36を求める加算器3
7を設け、且つ、前記出熱側の燃料相当量26から入熱
側の合計有効燃料流量36を減算して燃料先行投入信号
38を求める減算器39を設け、燃料流量信号17に燃
料先行投入信号38を加算して補助ボイラ7の燃料流量
調整弁18の開度を調整するための補正燃料流量信号4
0を求める加算器41を設けたことを特徴とする複数ボ
イラ設備における補助ボイラの燃料制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34816491A JP2887999B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34816491A JP2887999B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05157204A JPH05157204A (ja) | 1993-06-22 |
JP2887999B2 true JP2887999B2 (ja) | 1999-05-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34816491A Expired - Fee Related JP2887999B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 複数ボイラ設備における補助ボイラの燃料制御装置 |
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JP3943457B2 (ja) * | 2002-07-22 | 2007-07-11 | 株式会社サムソン | 排熱ボイラとバックアップボイラを設けたシステム |
JP4865269B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2012-02-01 | 三菱重工業株式会社 | 複合ボイラシステム及びその運転方法 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP34816491A patent/JP2887999B2/ja not_active Expired - Fee Related
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