JP2887622B2 - エンジンの動弁装置の組付方法 - Google Patents

エンジンの動弁装置の組付方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンのカムシャフトに可変バルブタイ
ミング機構を付設するエンジンの動弁装置の組付方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、エンジンの動弁装置でカムシャフトの駆動
機構に可変バルブタイミング機構を装着し、クランクシ
ャフトとカムシャフトとの回転位相を変更して排気弁も
しくは吸気弁のバルブタイミングを運転状態に対応して
変化させるようにした技術が、例えば、特開昭62−1916
06号公報に見られるように公知である。
また、前記カムシャフトの駆動を行うについて、クラ
ンクシャフトからタイミングベルトなどによって一方の
カムシャフトのみ駆動し、他方のカムシャフトは一方の
カムシャフトからカム間ギヤ等を介して駆動するように
した技術も知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかして、上記のような動弁装置の組付けを行うにお
いて、カムシャフトの端部側に可変バルブタイミング機
構を配設し、その内側部分で他方のカムシャフトに動力
を伝達するカム間駆動輪を配設する組付け作業が、各部
の位相合せを確実に行うこととの関係などで煩雑となる
ものである。
すなわち、吸気弁と排気弁との開閉タイミングを合せる
には、両側のカムシャフトの位相を各カムシャフトに取
り付けるカム間駆動輪の噛合における位相合せで行い、
また、このカムシャフトに装着する可変バルブタイミン
グ機構を上記カム間駆動輪とカムシャフトとの両方に位
相合せを行う必要がある。そして、上記可変バルブタイ
ミング機構の装着過程で2カ所の位相合せを行うについ
て、例えば、ピンと溝との係合による位置決めで位相を
合せる場合には、両者が確実に係合している状態でロッ
クナットおよび締結部材の締め付けを行わないと、ピン
等の変形によって位相がずれたまま組付けを行ってしま
う恐れがあり、所定のエンジン性能が得られないことに
なる。
また、上記位相合せの確認および組付けにおける作業
性が良好に行えるようにして処理能率を高めるについ
て、前記可変バルブタイミング機構を挿入締結する作業
が、複数の位相合せを伴うことから特に煩雑で効率が悪
いものとなっている。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、カムシャフトへの
カム間駆動輪と可変バルブタイミング機構の位相合せと
組付け性を改善するようにしたエンジンの動弁装置の組
付方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の動弁装置の組付方
法は、DOHC式エンジンの一方のカムシャフトに、他方の
カムシャフトに動力を伝達するカム間駆動輪とバルブタ
イミングを変更する可変バルブタイミング機構を配設す
るについて、この一方のカムシャフトに、他方のカムシ
ャフトのカム間駆動輪と位相合せしたカム間駆動輪と該
カム間駆動輪を固定するロックナットとを挿通し、さら
に上記一方のカムシャフトに可変バルブタイミング機構
を挿入する時、まず、上記機構本体とカム間駆動輪との
位置決めで可変バルブタイミング機構とカム間駆動輪と
の位相合せを行い、続いて、上記可変バルブタイミング
機構と一方のカムシャフトとの位相合せを行ってから、
前記ロックナットでカム間駆動輪を前記機構本体に取り
付けると共に、一方のカムシャフト端部に上記可変バル
ブタイミング機構を取り付けるものである。
また、前記可変バルブタイミング機構の機構本体とカ
ム間駆動輪との位相合せを行ってロックナットで該カム
間駆動輪を上記機構本体に仮締めし、続いて前記可変バ
ルブタイミング機構と一方のカムシャフトとの位相合せ
を行った後、該可変バルブタイミング機構を締結部材の
締め付けで一方のカムシャフト端部に取り付ける際に、
上記ロックナットの本締めを行うのが好適である。
(作用および効果) 上記のような動弁装置の組付方法では、一方のカムシ
ャフトに挿通し他方のカム間駆動輪と位相合せしたカム
間駆動輪に対して、可変バルブタイミング機構を挿入す
る時に、まず、内部側で可変バルブタイミング機構とカ
ム間駆動輪との位相合せを行うのに続いて、この可変バ
ルブタイミング機構とカムシャフトとの位相合せを端部
側で行って組み付けるようにしたことで、先ず前段の位
相合せが完了していないと次の位相合せが行えず、しか
も、後段の位相合せは前端側でその状態が目視確認可能
であり、全体として不完全な位相合せのままでの組み付
けによって、位置決め部材などの変形等を生じることな
く正確な位相合せを行って、作業性良く所定のエンジン
性能を確保することができる。
また、可変バルブタイミング機構の機構本体をカム間
駆動輪と位相合せ後にロックナットで仮締めし、続いて
可変バルブタイミング機構をカムシャフトと位相合せ後
に締結部材で締め付ける際に上記ロックナットの本締め
をも同時に行うことで、作業性の低いロックナットの締
め付けを容易に行うことができ、良好な組付け性を得る
ことができるものである。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。第1
図に本発明の一実施例による組付方法を適用する動弁装
置を備えたV型エンジンの概略正面構成を示し、第2図
に第1バンク(第1図では左側)の動弁装置の要部断面
側面構造を、第3図はその要部断面平面構造をそれぞれ
示す。
V型エンジン1は中央下部のシリンダブロック2上に
第1シリンダヘッド3および第2シリンダヘッド4が傾
斜配設されて第1および第2バンク1A,1Bが構成され、
各シリンダヘッド3,4上に動弁装置としてそれぞれ2本
のカムシャフト5,6が設置される。中央側は吸気用のカ
ムシャフト6で外側が排気用のカムシャフト5であり、
その駆動はクランクシャフト7からタイミングベルト8
を介して行われる。すなわち、シリンダブロック2下部
に配設されたクランクシャフト7の端部のクランクプー
リ7aと、両バンク1A,1Bの排気側のカムシャフト5,5の端
部の駆動力伝達輪9,9(カムプーリ)にアイドラ11a〜11
dを介してタイミングベルト8が掛けられ、吸気側のカ
ムシャフト6に対してカム間駆動輪12,13(カム間ギ
ヤ)によって駆動力が伝達され、エンジン回転に同期し
て駆動される。
図示のエンジンの場合、各気筒に4弁(吸気2弁、排
気2弁)ずつ配設され、例えば、排気側カムシャフト5
の各カム部5aによって排気弁10(第2図参照)が開閉駆
動される。
具体的に説明すれば、前記排気用カムシャフト5の先
端の軸部の外周には前記駆動力伝達輪9が設置される
が、該駆動力伝達輪9は、排気用カムシャフト5の回転
位相の変更で排気弁10の開閉時期を可変として吸気弁4
とのオーバーラップ期間を変更する可変バルブタイミン
グ機構16の機構本体15側に取り付けられている。
また、上記排気用カムシャフト5の外周に配設される
排気側カム間駆動輪12は、前記機構本体15の後端部側に
ロックナット14の締結によって取り付けられている。こ
の排気側カム間駆動輪12と噛合する吸気側カム間駆動輪
13が吸気側のカムシャフト6の端部に固着され、回転力
の伝達を行う。上記吸気側カム間駆動輪13にはバックラ
ッシュ低減用のフリクションギヤ17が付設される。
そして、上記のような排気側および吸気側カムシャフ
ト5,6は、シリンダヘッド3上面に装着されるものであ
って、該シリンダヘッド3には各カムシャフト5,6の前
端部を支承するための端部軸受部21a,21bが設けられ、
この両側の端部軸受部21a,21bに対しては軸受キャップ1
8(第2図参照)が上方から取り付けられ、また、カム
シャフト5,6の中間部を支承する中間軸受部22が配設さ
れ、この中間軸受部22にはカムキャップ19が取り付けら
れる。
前記排気側の端部軸受部21aは、前記可変バルブタイ
ミング機構16の機構本体15を介して排気用カムシャフト
5を支承するものであって、この機構本体15は前部がフ
ランジ状に広がって形成され、後部は排気用カムシャフ
ト5に沿って筒状に伸び、この筒状部分の中間部が上記
端部軸受部21aおよび軸受キャップ18による軸受部分に
支承されるジャーナル部15aに形成され、該ジャーナル
部15aの前方段部が前方から上記端部軸受部21aおよび軸
受キャップ18による軸受部分に当接している。また、上
記ジャーナル部15aより後方には前記排気側カム間駆動
輪12が嵌挿されるものであり、後端部外周に前記ロック
ナット14を螺合する螺合部15b(ネジ)が形成されてい
る。
一方、前記排気側カム間駆動輪12は、前記機構本体15
のジャーナル部15aより後方に嵌挿される中心側のボス
部12aを有し、該ボス部12aは前方に筒状に伸びて先端部
が機構本体15のジャーナル部15aの後端段部に当接した
状態で固着されるものである。また、この排気側カム間
駆動輪12のボス部12a先端は、前記軸受キャップ18とシ
リンダヘッド3の端部軸受部21aの後端部内周側に段状
に形成された筒部G内に挿入されている。そして、上記
構造によって、シリンダヘッド3の端部軸受部21aに対
して機構本体15の前後のスラスト移動が規制される。
さらに、上記機構本体15と排気側カム間駆動輪12のボ
ス部12aとの間には、相互の位相を合せる位置決めピン2
3と溝12bが形成されている。すなわち、機構本体15の後
部外周に位置決めピン23が立設される一方、排気側カム
間駆動輪12のボス部12aにこの位置決めピン23と係合す
る縦溝12bが所定の位置に形成されている。
また、前記軸受キャップ18とシリンダヘッド3の端部
軸受部21aの前端内周側のリング状凹部Fには、リング
状のシール部材24が挿入されている。さらに、前記軸受
キャップ18には前方に伸びるフランジ部18aが連接さ
れ、このフランジ部18aの先端にはシリンダヘッド3の
前方を覆うベルトカバー41が配設される。一方、軸受キ
ャップ18の後端部からシリンダヘッド3の上方を覆うよ
うにヘッドカバー42が配設されている。
上記のような機構本体15の内部に位置する排気用カム
シャフト5の先端軸部において、このカムシャフト5の
先端軸部が上記機構本体15の内面と当接する受け部5b
が、機構本体15の前記ジャーナル部15aとロックナット1
4が螺合する螺合部5bとの間に所定幅で形成されてい
る。すなわち、この受け部5bは機構本体15の内周面に小
さなクリアランスで接し、その他のカムシャフト5の先
端軸部はこれよりクリアランスが大きくなるように小径
に形成されている。
なお、上記排気用カムシャフト5の途中には、工具に
よって回転操作が可能なように、六角部5cが形成されて
いる。
ここで、前記可変バルブタイミング機構16は油圧作動
式であり、エンジンの図示しないオイルポンプからのエ
ンジン潤滑油がカムシャフト5の他端部から運転状態に
応じて送給されるもので、この可変バルブタイミング機
構16の詳細構造を説明する。
排気用カムシャフト5の先端軸部が嵌挿された機構本
体15のフランジ状の前端部には、筒状の前ケース25が固
着され、両者の接合フランジに前記駆動力伝達輪9(カ
ムプーリ)の内周部分が固定されている。前ケース25の
先端部にはリング部材26が装着され、このリング部材26
の先端に蓋部材38が固着されている。
また、上記排気用カムシャフト5の先端には、筒状の
スペーサ27が止め部材28を介し締結部材29(取付ボル
ト)によって一体に固定されている。この締結部材29は
可変バルブタイミング機構16をカムシャフト5に取り付
けることになる。
そして、前ケース25の内側には、前記スペーサ27との
間にリング状ピストン30が組み込まれいている。該ピス
トン30は軸方向に二分割された構造で、両分割部は円周
方向に等間隔で配置された複数のピン31によって相互に
固定されている。ピストン30の内側および外側には、互
いに逆方向のヘリカルスプラインが形成されている。そ
して、ピストン30内側のヘリカルスプラインに対応して
前記スペーサ27の外側にヘリカルスプラインが形成さ
れ、また、ピストン30外側のスプラインに対応して前ケ
ース25内周にヘリカルスプラインが形成されている。ま
た、上記ピストン30は前記機構本体15の端面との間に装
着されたスプリング36により先端側に付勢される。
さらに、前記排気用カムシャフト5と可変バルブタイ
ミング機構16のスペーサ27との間には、相互の位相を合
せるノックピン32と溝27aが形成されている。すなわ
ち、カムシャフト5先端に軸方向に突出したノックピン
32が立設される一方、スペーサ27の内周部分にノックピ
ン32と係合する縦溝27aが所定の位置に形成されてい
る。
一方、排気用カムシャフト5には、軸心に沿って図示
しないオイル通路が形成され、前記締結部材29の内部を
貫通して先端内方からリング部材26の溝部を通ってピス
トン30の頭部に油圧を導き、油圧の導入時にはピストン
30がスプリング36を圧縮して軸方向に移動すると、この
ピストン30の内周および外周に形成された逆方向のヘリ
カルスプラインと嵌合するスペーサ27は前ケース25すな
わち駆動力伝達輪9に対して相対的に回転する。これに
より、排気用カムシャフト5と駆動力伝達輪9との位相
すなわちバルブタイミングが変わる。
次に、シリンダヘッド3に対する上記動弁装置の組付
けを説明すれば、まず、排気用カムシャフト5の端部に
ロックナット14および排気側カム間駆動輪12を挿通した
後に、この排気用カムシャフト5をシリンダヘッド3に
仮セットする。そして、上記排気側カム間駆動輪12と吸
気用カムシャフト6に固着した吸気側カム間駆動輪13と
の位相合せを行った後、この吸気用カムシャフト6をシ
リンダヘッド3にセットする。上記位相合せは、予め排
気側カム間駆動輪12と吸気側カム間駆動輪13とに形成し
たポンチマークを合せることで行う。
続いて、シリンダブロック3の端部軸受部21a,21bに
対して軸受キャップ18を組み付けると共に、中間軸受部
22にカムキャップ19を取り付けて、前記各カムシャフト
5,6をシリンダヘッド3に固定する。このとき、前記ロ
ックナット14および排気側カム間駆動輪12は軸受キャッ
プ18より後方に位置しているが、組み付けられた軸受キ
ャップ18とシリンダブロック3の端部軸受部21aとによ
って、軸受キャップ18の後部側に筒部Gが形成され、こ
の筒部Gに上記排気側カム間駆動輪12のボス部12aの先
端部を挿入して、該カムシャフト5の外周に隙間を有す
るように同心状に支持しておく。
また、同様に軸受キャップ18とシリンダブロック3の
端部軸受部21aとによって、軸受キャップ18の前部側に
リング状凹部Fが形成され、このリング状凹部Fに前方
からリング状のシール部材24(オイルシール)を圧入嵌
合する。
その後、前記可変バルブタイミング機構16の機構本体
15をカムシャフト5の先端部に、軸受キャップ18の内周
側に挿入する。機構本体15の先端部は前記排気側カム間
駆動輪12が同心状に支持されていることから、その内方
にも簡易に挿入される。その際、機構本体15の先端の位
置決めピン23を排気側カム間駆動輪12の溝12bに係合す
るように、機構本体15すなわち可変バルブタイミング機
構16を回転させつつ排気側カム間駆動輪12との位相合せ
を行い、機構本体15の挿入により先端の螺合部15bのネ
ジにロックナット14が螺合可能となると仮締めを行う。
また、上記機構本体15の挿入に伴い排気側カム間駆動
輪12との位相合せの後、排気用カムシャフト5の先端の
ノックピン32がスペーサ27に接触し、カムシャフト5の
六角部5cに工具を適用して回転させつつ、スペーサ27の
溝27aにノックピン32を係合させることで、排気用カム
シャフト5と可変バルブタイミング機構16との位相合せ
を行う。その際、可変バルブタイミング機構16の蓋部材
38、締結部材29および止め部材28は外されており、上記
ノックピン32と溝27aとの係合を前方から目視確認する
ものであり、両者の係合を確認してから止め部材28を介
して締結部材29を締め付ける。
そして、前記ロックナット14に治具をセットして、該
ロックナット14の回転を固定する。その後、トルクレン
チを使用して締結部材29を所定のトルクで本締めし、こ
れによって可変バルブタイミング機構16をカムシャフト
5に取り付けると共に、ロックナット14の本締めも行っ
て排気側カム間駆動輪12を機構本体15に締結する。続い
て、蓋部材38を取り付けて、組付けを完了する。
前記油圧の導入は図示しないバルブ機構を操作するコ
ントローラの制御によって行い、エンジン負荷(例えば
スロットル開度)とエンジン回転数に基づいて、高回転
高負荷領域で可変バルブタイミング機構16に油圧を導入
し、この油圧導入時には、排気弁の開閉タイミングを遅
らせて排気弁と吸気弁の両方とも開いているオーバーラ
ップ期間を大きくするものである。また、低負荷低回転
領域で可変バルブタイミング機構16への油圧の導入を停
止し、排気弁の開閉タイミングを進めて吸気弁との両者
が同時に開いているオーバーラップ期間を小さくするも
のである。
なお、上記実施例では、排気用カムシャフト5に可変
バルブタイミング機構16を設置して排気弁の開閉タイミ
ングを変更するようにしているが、この可変バルブタイ
ミング機構を吸気用カムシャフト6に設置して吸気弁の
開閉タイミングを変更するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の組付方法を適用する動弁装
置を備えたV型エンジンの概略正面図、 第2図は第1のバンクの動弁装置の要部断面側面図、 第3図はその要部断面平面図である。 1……エンジン、3,4……シリンダヘッド、5,6……カム
シャフト、9……駆動力伝達輪、12,13……カム間駆動
輪、12b……溝、14……ロックナット、15……機構本
体、16……可変バルブタイミング機構、23……位置決め
ピン、27a……溝、29……締結部材、32……ノックピ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−245408(JP,A) 特開 平2−248608(JP,A) 特開 平2−123209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 1/34 F01L 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DOHC式エンジンの一方のカムシャフトに、
    他方のカムシャフトに動力を伝達するカム間駆動輪を設
    けると共に、バルブタイミングが変更可能な可変バルブ
    タイミング機構を配設するエンジンの動弁装置におい
    て、前記一方のカムシャフトに、他方のカムシャフトの
    カム間駆動輪と位相合せしたカム間駆動輪と該カム間駆
    動輪を固定するロックナットとを挿通し、さらに上記一
    方のカムシャフトに可変バルブタイミング機構を挿入す
    る時、まず、上記機構本体とカム間駆動輪との位置決め
    で可変バルブタイミング機構とカム間駆動輪との位相合
    せを行い、続いて、上記可変バルブタイミング機構と一
    方のカムシャフトとの位相合せを行ってから、前記ロッ
    クナットでカム間駆動輪を前記機構本体に取り付けると
    共に、一方のカムシャフト端部に上記可変バルブタイミ
    ング機構を取り付けることを特徴とするエンジンの動弁
    装置の組付方法。
  2. 【請求項2】前記可変バルブタイミング機構の機構本体
    とカム間駆動輪との位相合せを行って、ロックナットで
    該カム間駆動輪を上記機構本体に仮締めし、続いて前記
    可変バルブタイミング機構と一方のカムシャフトとの位
    相合せを行った後、該可変バルブタイミング機構を締結
    部材の締め付けで一方のカムシャフト端部に取り付ける
    際に、上記ロックナットの本締めを同時に行うことを特
    徴とする請求項1記載のエンジンの動弁装置の組付方
    法。
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