JP2908396B1 - カムシャフトのロータ取り付け機構 - Google Patents

カムシャフトのロータ取り付け機構

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Abstract

【要約】 【課題】 カムシャフトの加工が容易であり、また、セ
ンサロータ取り付けおよび取り替えのための特別な治具
を必要とせずに容易になし得るロータ取り付け機構の提
供。 【解決手段】 カムシャフト1の軸方向の中央空洞1a
と、該中央空洞内に嵌挿される係合体2と、カムシャフ
トの前記中央空洞に嵌挿された係合体とカムシャフトと
を軸方向に交差する方向に貫通して係合体を係止するた
めのピン12と、被検出用突起10を有し且つカムシャ
フトの端面1eに当接しうるセンサロータ8と、該セン
サロータに形成された、カムシャフトの端面に形成され
た切欠き部1cに係合しうる係合突起8aと、前記セン
サロータの貫通孔を貫通して係合体に螺着される頭付き
ボルト11とを備えており、該頭付きボルトの締め込み
によってセンサロータと係合体とを近接する方向に付勢
することによってセンサロータを固定するように構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカムシャフトのロー
タ取り付け機構に関する。さらに詳しくは、4サイクル
エンジンのカムシャフトの端部にカムシャフトの回転角
度を検出するためのロータを取り付けるための機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−68346号公報にも
開示されているとおり、点火プラグによるエンジンの良
好な点火時期を得るため、カムシャフトを有する4サイ
クルエンジンにおいてはカムシャフトの回転を検出して
いるものがある。
【0003】たとえば、図6に示すようなセンサロータ
51が当該カムシャフト52の一端部に備えられている
ものがある。図6のセンサロータ51はカムシャフト5
2と一体に形成されたものであり、被検出部たる突起5
1aが突設されたものである。このカムシャフトの回転
に伴う突起51aの回転を図示しない角度センサ等によ
って検出するものである。
【0004】図示のカムシャフト52は、二本のカムシ
ャフトを有する(ダブルオーバーヘッドカムシャフト)
4バルブ4気筒エンジンの排気系のカムシャフトであ
る。カムシャフト52には各シリンダごとに二個の排気
弁(図示しない)に対応して二個のカム部が形成されて
おり(以下、この二個のカム部をカム対ともいう)、合
計で八個のカム部が形成されている。521bは第一シ
リンダ用のカム対である。522bは前記第一シリンダ
用カム対521bから角度位置(位相)が90゜ずれた
第二シリンダ用のカム対である。523bは前記第一シ
リンダ用カム対522bから位相が180゜ずれた第三
シリンダ用のカム対である。524bは前記第一シリン
ダ用カム対521bから位相が270゜ずれた第四シリ
ンダ用のカム対である。また、各カム対の中間にはシリ
ンダブロックの軸受け対応部52cが形成されている。
52dは鍔状に形成されたスラスト受け部である。
【0005】このセンサロータ51は鋳鉄製のカムシャ
フトでは一体に鋳造した後に前記突起51a、カム部5
21b、522b、523b、524b、軸受け対応部
52c、スラスト受け部52d等を仕上げ加工する。鍛
造品等のカムシャフトではセンサロータ51は研削加工
によって形成されるのが一般的である。また、このセン
サロータ51の回転を検出するためのセンサ53がシリ
ンダヘッドHに配設されている。なお、カムシャフト5
2にはその軸方向に潤滑油通路としての中央空洞51b
が形成されている。
【0006】前記カムシャフト52は図示しないクラン
クシャフトから図示しないタイミングベルト等を介して
回転駆動され、一般にクランクシャフトの1/2の回転
数で回転させられる。
【0007】そうすることにより、前記センサ53がセ
ンサロータ51の回転を検出することによってたとえば
エンジンコントロールユニットへ圧縮行程の上死点の時
期を知らせることができる。その結果、エンジンの圧縮
行程のみにおいて点火を行い、排気行程では点火しない
ように制御することができる。さらに、良好な燃料噴射
開始時期を得ることができ、さらに、エンジン回転数を
検出することもできる。
【0008】前記センサロータ51のカムシャフト52
への配設方法として、図6の一体形成の他、図7に示す
ように、カムシャフト55の中央空洞55aの端部を若
干拡径し、別体のセンサロータ56をこの拡径部に圧入
したものがある。
【0009】さらに、図8に示すように、カムシャフト
57の中央空洞57aを下穴として雌ねじ58を刻設
し、センサロータ59にはボルト貫通孔59aを穿孔し
ておき、頭付きボルト60をこの貫通孔59aを通して
カムシャフト57の雌ねじ58に螺着することによって
センサロータ59をカムシャフト57に取り付けたもの
もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
ロータ51をカムシャフト52と一体に形成するもの
(図6)では加工工数が増大する。したがって、ダブル
オーバーヘッドカムシャフトのエンジンではセンサロー
タ51を備えた方のカムシャフト、一般に排気系のカム
シャフト、と吸気系のカムシャフトとの製造工数に大き
な差が生じ、工程管理上好ましいものではない。さら
に、センサロータ51の突起部51aの位置を変更する
場合、すなわち、カム部52bとの位相を変更する場合
にはカムシャフト全体を新たに製造する必要がある。
【0011】また、センサロータ56をカムシャフト5
5に圧入するもの(図7)にあっては、カムシャフト5
5を鋳鉄製にした場合に良好な圧入状態を得にくい。さ
らに、圧入のために特別の治具や設備が必要となる。加
えて、上記センサロータ51(図6)と同様に、センサ
ロータ56の位相を変更する場合にはセンサロータ56
の取り外しおよび再取り付けにも特別の治具を必要とす
る。
【0012】つぎに、中央空洞57aを下穴とした雌ね
じ58に頭付きボルト60を螺着してセンサロータ59
を取り付けたもの(図8)にあっては、ボルト径が中央
空洞57aの内径に応じて大きいものとなるため、螺着
するときに大きな締め付けトルクが必要となる。その結
果、ボルト締め付けのために特別な治具が必要となる。
かかる事態を避けるためにボルト径および対応雌ねじサ
イズを中央空洞57aの内径より小さくしようとする
と、カムシャフト57の一端側を閉塞状態にしておいて
から雌ねじを形成する必要がある。その場合、カムシャ
フト57の他端側からのみ中央空洞57aを形成せなば
ならず、長い寸法のドリル加工となって現実的ではな
い。
【0013】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、加工が容易であり、また、特別な治具
を必要とせず、センサロータの位相の変更も容易になし
得るロータ取り付け機構を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のロータ取り付け
機構は、カムシャフトの端面に開口した軸方向の中央空
洞と、該中央空洞内に前記開口から嵌挿される係合体
と、カムシャフトの前記中央空洞に嵌挿された係合体と
カムシャフトとを軸方向に交差する方向に貫通する軸支
部材と、被検出部を有し且つカムシャフトの前記端面に
当接しうるロータと、該ロータと前記係合体とに係合す
る引っ張り部材とを備えており、該引っ張り部材の張力
によってロータと係合体とを近接する方向に付勢するこ
とによってロータを固定するように構成されている。
【0015】したがって、ロータ取り付けのためには、
カムシャフトには少なくとも軸支部材が貫通する穴を形
成するだけでよい。したがって、ロータを取り替える場
合にもカムシャフトを新たに製造する必要がなく、特別
な治具を必要とすることがない。さらに、ロータ取り付
けに際して大径ボルト締め付けに伴うトルク管理の必要
もない。
【0016】かかるロータ取り付け機構において、引っ
張り部材がボルトであり、前記係合体に前記ボルトが螺
合するねじ穴が形成されており、前記ロータにボルト貫
通孔が穿孔されたものにあっては、構造が簡素化され且
つ材料入手が容易となる。
【0017】さらに、前記引っ張り部材が、係合体に形
成された雄ねじ部材から構成されてなるロータ取り付け
機構にあっては、部品点数が減少し、それに伴い作業工
数も減少する点で好ましい。
【0018】加えて、カムシャフトの前記端面におけ
る、そのカム部と関連づけられた角度位置に切欠き部が
形成されており、前記ロータに該切欠き部に係合しうる
係合突起が形成されてなるロータ取り付け機構にあって
は、ロータの被検出部と前記係合突起との角度位置関係
からカム部と被検出部との角度位置関係が定まるので、
かかるロータを取り替えるだけでカム部に対する所望の
角度位置に被検出部を位置させることが容易に行いう
る。
【0019】なお、特許請求の範囲でいう角度位置と
は、カムシャフトやロータの横断面における点のある半
径同士のなす角度に基づく位置をいう。
【0020】
【発明の実施の形態】添付図面に示される実施形態に基
づいて本発明のロータ取り付け機構を説明する。
【0021】図1(a)は本発明のロータ取り付け機構
の一実施形態が適用されたカムシャフトの一例を示す一
部切欠き正面図であり、図1(b)はその側面図であ
る。図2は図1のロータ取り付け機構の組立前断面図で
ある。図3および図4はそれぞれ本発明のロータ取り付
け機構の他の実施形態を示す断面図である。図5は図1
のロータ取り付け機構が適用されたエンジンのシリンダ
ヘッドの一例を示す側面図である。
【0022】図1および図2に示されるカムシャフト1
は、4バルブダブルオーバーヘッドカムシャフト4気筒
エンジン用の排気系カムシャフトを例示したものであ
る。ロータ取り付け機構の部分を除いて図6に示す従来
のカムシャフトと同様の構成を有しているため、その部
分については説明を省略する。
【0023】カムシャフト1の端部において、その中央
空洞1aは若干拡径されている(以下、この部分を拡径
部1bという。カムシャフト1の端面の外周寄りには円
弧状の切欠き部1cが形成されている。この切欠き部1
cはカム部1dの形成時の角度位置合わせのためのマー
ク(位置決め)となるものである。
【0024】2で示すのは係合体であり、大径部3と小
径部4とからなる段付き円柱状を呈する部材である。係
合体2はカムシャフト1に、その小径部4がカムシャフ
ト1の中央空洞1aに、大径部3が前記拡径部1bにそ
れぞれ嵌挿された状態で組み込まれる。また、係合体2
にはその軸方向に沿ってねじ穴5が形成されており、後
述の頭付きボルト11が螺着されうるようにされてい
る。さらに、係合体2の小径部4にはその軸方向に垂直
な方向にピン孔6が穿孔されている。係合体2の大径部
3の軸方向長さは前記拡径部1bの軸方向長さより長く
されており、係合体をつまんだ状態で前記中央空洞1a
へ挿入しうる。
【0025】一方、カムシャフト1における係合体2の
小径部4が嵌挿される部分には、係合体2の小径部4が
嵌挿されたときにそのピン孔6に一致する位置に中央空
洞1aを軸方向に垂直な方向に通過するようにピン穴7
が形成されている。このピン穴7はカムシャフト1を全
体に貫通してはおらず、中央空洞1aを挟む一方の壁の
途中までしか形成されていないが、とくにそのように限
定はされず、貫通したものでもよい。また、ピン孔6お
よびピン穴7は係合体2の小径部4に対応する位置に形
成されているが、これもそのように限定はされず、大径
部3に対応する位置に形成されてもよい。
【0026】センサロータ8は有底短円筒状を呈した部
材であり、その内径は係合体2の大径部3が嵌挿されう
る大きさにされている。また、その底部中央には後述の
頭付きボルト11が貫通する貫通孔9が穿孔されてい
る。さらに、センサロータ8の外周には、その半径方向
外方に向けて回転被検出部たる被検出突起10が突設さ
れている。さらに、センサロータ8の開口端側の一カ所
には前記カムシャフト1の端面の切欠き部1cに係合し
うる係合突起8aが形成されている。係合突起8aと被
検出突起10との位置関係の調節により、前記被検出突
起10と各カム部1dとの対応位置の変更が可能とな
る。すなわち、係合突起8aと被検出突起10との角度
位置の異なる複数個のセンサロータを用意しておくこと
により、適宜取り替えて被検出突起10と各カム部1d
との対応位置を変更することができる。
【0027】如上のとおり構成されたロータ取り付け機
構を組む場合、まず係合体2を、そのカムシャフト1端
面からの突出部分をつまんでカムシャフト1の中央空洞
1aに挿入し、その小径部4が中央空洞1aに、大径部
3が前記拡径部1bにそれぞれ嵌挿された状態にする。
そして、係合体2のピン孔6をカムシャフト1のピン孔
7に一致させる。ついでピン(特許請求の範囲でいう軸
支部材に該当する)12をピン穴7およびピン孔6に挿
入する。その状態でセンサロータ8を、その開放端縁8
aがカムシャフト1の端面1eに当接するように前記係
合体2の大径部3に外嵌する。その後、前記頭付きボル
ト11をセンサロータ8の貫通孔9を通して係合体2の
ねじ穴5に螺合して締め付ける。そうすれば、頭付きボ
ルト11に生じた張力により、センサロータ8はカムシ
ャフト1の端面1eに圧接されて固定され、係合体2は
ピン12を介してカムシャフト1のピン孔7に係合され
て固定され、ピン12はカムシャフト1のピン孔7に係
合されて固定された状態となる。かかる構成によれば、
頭付きボルト11はセンサロータ8をカムシャフト1の
端面1eに固定するに十分な強度があればよいので小さ
いサイズのものを選択しうる。
【0028】図3に示すロータ取り付け機構は、前述の
ごとき拡径部1bは設けず、頭付きボルト11(図1参
照)も用いずに、カムシャフト13の中央空洞13aの
内径とほぼ同一の外径を有する係合体14を用いたもの
であり、この係合体14の端面中央に植え込みボルト1
5を植設したものである。この植え込みボルトも前記頭
付きボルト11と同様に比較的小径のものである。係合
体14にはその軸方向に垂直な方向にピン孔16が穿孔
されている。この係合体14の軸方向長さは図示のごと
く、ピン12を係合させた状態では完全に中央空洞13
aないに隠れる長さである。したがって、センサロータ
17は基本的に円盤状でよく、その中央部に植え込みボ
ルト15用貫通孔17aを穿孔し、その外周に被検出突
起17bを形成し、その一端面の外周寄りにはカムシャ
フト13端面の円弧状切欠き部13bに係合しうる係合
突起17cを形成すればよい。
【0029】カムシャフト13へのセンサロータ17の
組み込み時には、その植え込みボルト15をつまんで前
記中央空洞13aに挿入し、ピン12を嵌挿したうえで
センサロータ17をその貫通孔17aに植え込みボルト
15が貫通する状態でカムシャフト13の端面に当接さ
せ、ナット18で締め付ければよい。
【0030】図4に示すロータ取り付け機構は、前記ロ
ータ取り付け機構(図3)の植え込みボルト15に代え
て係合体19の端面中央に突出するねじ棒部19aを一
体に形成したものであり、製造工数を短縮したものであ
る。その他の構成およびカムシャフト13への取り付け
手順は図3の機構と同一である。このねじ棒19aも比
較的小径のものである。
【0031】図5には、如上のロータ取り付け機構を有
するカムシャフト1、13(以下、1で代表させる)を
備えたエンジンの要部が示されている。図5では二本の
カムシャフトのうちの排気系のカムシャフトにセンサロ
ータ8、17(以下、8で代表させる)が取り付けられ
ているものが例示されているが、吸気系カムシャフトに
取り付けてもよい。
【0032】Hはシリンダヘッドであり、その上端面に
形成された半円状断面の溝にカムシャフト1が載置され
ており、同じく半円状断面の溝を有する図示しないベア
リングキャップによってカムシャフト1は回転自在に挟
持される。なお、ヘッドカバーは図示していない。
【0033】カムシャフト1と一体に回転するセンサロ
ータ8の回転を検出するためのセンサSもシリンダヘッ
ドHのボス部Bに取り付けられている。このセンサSは
磁気コイルを有する検出用ピックアップを備えており、
センサロータ8に対して磁界を作用させる。そしてセン
サSは、鉄鋼などの磁性体材料からなるセンサロータ8
の回転により、前記突起10が繰り返し磁界を通過する
ことによる磁界変化を受信信号として繰り返し受信する
ものである。かかる受信信号に基づいてセンサ8から出
力される信号はカム部によるバルブ開閉時期に対応す
る。
【0034】
【発明の効果】本発明のロータ取り付け機構によれば、
ロータ取り付けのためのカムシャフトの加工が容易であ
り、また、取り付けのための特別な治具を必要とせず、
センサロータの位相の変更も容易になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のロータ取り付け機構の一
実施形態が適用されたカムシャフトの一例を示す一部切
欠き正面図であり、図1(b)はその側面図である。
【図2】図1のロータ取り付け機構の組立前断面図であ
る。
【図3】本発明のロータ取り付け機構の他の実施形態を
示す断面図である。
【図4】本発明のロータ取り付け機構のさらに他の実施
形態を示す断面図である。
【図5】図1のロータ取り付け機構が適用されたエンジ
ンのシリンダヘッドの一例を示す側面図である。
【図6】図6(a)は従来のロータ取り付け機構の一例
が適用されたカムシャフトの一部切欠き正面図であり、
図6(b)はその側面図である。
【図7】図7(a)は従来のロータ取り付け機構の他の
例を示す一部切欠き正面図であり、図7(b)はその側
面図である。
【図8】図8(a)は従来のロータ取り付け機構のさら
に他の例を示す一部切欠き正面図であり、図8(b)は
その側面図である。
【符号の説明】
1・・・カムシャフト 1a・・中央空洞 1b・・拡径部 1c・・切欠き 1d・・カム部 1e・・端面 2・・・係合体 2a・・開放端縁 3・・・大径部 4・・・小径部 5・・・ねじ穴 6・・・ピン孔 7・・・ピン穴 8・・・センサロータ 8a・・係合突起 9・・・貫通孔 10・・・突起 11・・・頭付きボルト 12・・・ピン 13・・・カムシャフト 13a・・中央空洞 13b・・切欠き部 14・・・係合体 15・・・植え込みボルト 16・・・ピン孔 17・・・センサロータ 17a・・貫通孔 17b・・被検出部 17c・・係合突起 18・・・ナット 19・・・係合体 19a・・ねじ棒部 B・・・ボス部 H・・・シリンダヘッド S・・・センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 7/067 F02P 7/10 F01L 1/04 F02D 35/00 362

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトの端面に開口した軸方向の
    中央空洞と、該中央空洞内に前記開口から嵌挿され
    係合体と、カムシャフトの前記中央空洞に嵌挿された係
    合体とカムシャフトとを軸方向に交差する方向に貫通す
    る軸支部材と、被検出部を有し且つカムシャフトの前記
    端面に当接しうるロータと、該ロータと前記係合体とに
    係合する引っ張り部材とを備えており、該引っ張り部材
    の張力によってロータと係合体とを近接する方向に付勢
    することによってロータを固定するように構成されたカ
    ムシャフトのロータ取り付け機構。
  2. 【請求項2】 前記引っ張り部材がボルトであり、前記
    係合体に前記ボルトが螺合するねじ穴が形成されてお
    り、前記ロータにボルト貫通孔が穿孔されてなる請求項
    1記載のカムシャフトのロータ取り付け機構。
  3. 【請求項3】 カムシャフトの端面に開口した軸方向の
    中央空洞と、該中央空洞内に嵌挿される係合体と、カム
    シャフトの前記中央空洞に嵌挿された係合体とカムシャ
    フトとを軸方向に交差する方向に貫通する軸支部材と、
    被検出部を有し且つカムシャフトの前記端面に当接しう
    るロータと、該ロータと前記係合体とに係合する引っ張
    り部材とを備えており、該引っ張り部材の張力によって
    ロータと係合体とを近接する方向に付勢することによっ
    てロータを固定するように構成されており、 前記引っ張り部材が、係合体に形成された雄ねじ部材か
    ら構成されてなるカムシャフトのロータ取り付け機構。
  4. 【請求項4】 カムシャフトの前記端面における、その
    カム部と関連づけられた角度位置に切欠き部が形成され
    ており、前記ロータに該切欠き部に係合しうる係合突起
    が形成されてなる請求項1から3のうちいずれか一の項
    に記載のカムシャフトのロータ取り付け機構。
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