JP2887499B2 - アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料

Info

Publication number
JP2887499B2
JP2887499B2 JP10823390A JP10823390A JP2887499B2 JP 2887499 B2 JP2887499 B2 JP 2887499B2 JP 10823390 A JP10823390 A JP 10823390A JP 10823390 A JP10823390 A JP 10823390A JP 2887499 B2 JP2887499 B2 JP 2887499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
polyvalent metal
amino acid
metal salt
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10823390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH045216A (ja
Inventor
龍太郎 篠原
利雄 野崎
修 立澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP10823390A priority Critical patent/JP2887499B2/ja
Priority to US07/683,153 priority patent/US5167709A/en
Priority to DE69103808T priority patent/DE69103808T2/de
Priority to EP91105803A priority patent/EP0455018B1/en
Publication of JPH045216A publication Critical patent/JPH045216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2887499B2 publication Critical patent/JP2887499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアシル化アミノ酸多価金属塩からなる
顔料及びこの顔料を含有し、皮膚への高い延展性(の
び)、強い付着性、平滑性、良好な仕上り、化粧もち、
成型性、使用感等を有する優れた化粧料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、水や油に不浴な化粧料粉末顔料としては、タル
ク、マイカ等の無機体質顔料;二酸化チタン、酸化亜鉛
等の無機着色顔料;有機タール系色素等の有機着色顔
料;雲母チタン等の複合化顔料;ナイロンパウダー等の
樹脂粉末;及びこれらの表面をシリコン等の公知のコー
ティング剤で処理したコーティング処理粉体等が使用さ
れてきた。
これらは化粧料ののび、つき、カバー力、成型性等を
勘案し、適量が化粧料に配合されているが、従来の粉末
を用いた化粧料では、のび、平滑性、付着性、仕上り、
化粧もち、安定性、成型性等の点で必ずしも満足できる
ものではなかった。例えば、タルク、マイカといった通
常用いられる体質顔料を基剤とする粉体化粧料の場合、
平滑性を増すために粒径の大きいタルクあるいはマイカ
等を用いることがあるが、これを配合するとザラつきを
感じるようになり、付着性、成型性、化粧もち等が失わ
れるという問題があった。また球状樹脂粉末のナイロン
パウダーやポリスチレンパウダーなども用いられるが、
かさつき感が強く、付着性が悪いために化粧料に柔軟
性、しっとり感を与えることができず、化粧料の皮膚へ
のつきを悪くし、その上成型性を低下させるという欠点
があった。
一方、付着性、成型性、化粧もちを改良する目的で金
属セッケンを化粧料中に配合する場合があるが、金属セ
ッケンでは平滑性、付着性等の面において、満足すべき
性能を付与しているとは言いがたい。
従って、化粧料に良好なのび、平滑性、付着性、仕上
り、化粧持ち、安定性、成型性等を付与し得る顔料、及
びこれを配合し、更に使用感に優れた化粧料が望まれて
いた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記実情に鑑み鋭意研究を行なった結
果、下記一般式(I)で表されるアシル化アミノ酸多価
金属塩からなる顔料を配合した化粧料が、のび、平滑
性、使用感等の諸性質に優れていることを見い出し、本
発明を完成した。
すなわち本発明は次の一般式(I) 〔式中、Rは炭素数7〜21の直鎖または分岐鎖のアルキ
ル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基を示し、X
は2、3、4、5、10、11のうちいずれかの数を示し、
Mは多価金属を示し、mはMの原子価を示し、nは1〜
4の整数を示す。〕 で表されるアシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及
びこの顔料を含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
一般式(I)中、Rで示されるアルキル基としては、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、
ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オ
クタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘニコシ
ル基等が挙げられ;アルケニル基としては、2−ヘプテ
ニル、2−オクテン−8−イニル基、3,4−ジプロピル
−1,3−ヘキサジエン−5−イニル基、5,5−ジメチル−
1−ヘキシル基、4−ビニル−1−ヘプテン−5−イニ
ル基、5−(3−ペンテニル)−3,6,8−デカトリエン
−1−イニル基、6−(1,3−ペンタジエニル)−2,4,7
−ドデカトリエン−9−イニル基、2−ノニル−2−ブ
テニル基等が挙げられ;ヒドロキシアルキル基として
は、ヒドロキシヘプチル基、ヒドロキシデシル基、ヒド
ロキシテトラデシル基、ヒドロキシノナデシル基等が挙
げられる。また、Mで示される多価金属原子としてはA
l、Ca、Zn、Zr、Mg、Fe、Ti等が挙げられる。
また、アシル化アミノ酸多価金属塩(I)は、化粧料
の顔料成分として用いられるものであることから、水不
溶性又は難溶性であることが必要である。
本発明のアシル化アミノ酸多価金属塩(I)は、例え
ば通常の金属セッケンの合成法と同様にして製造するこ
とができる。すなわち、例えばアシル化アミノ酸〔 ここでR及びXは前記と同じ〕の可溶性金属塩を水に溶
解し、この中に水溶性多価金属塩の水溶液をほぼ等量と
なるように加え、塩交換した後、十分撹拌し、濾過、水
洗し、次いで乾燥することにより、本発明のアシル化ア
ミノ酸多価金属塩の顔料が製造される。ここで用いられ
る水溶性多価金属塩としては、例えば硫酸アルミニウ
ム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミ
ニウムカリウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウ
ム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウムカリウム、塩
化カルシウム、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜
鉛、硫酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、オキシ硫酸
チタン、四塩化チタン等が挙げられる。
この水溶性多価金属塩の添加時間を長くするほど、粒
径の大きなアシル化アミノ酸多価金属塩を得ることがで
きる。
得られたアシル化アミノ酸多価金属塩の結晶粉末は反
応条件、塩の種類等により針状、たんざく状、板状結晶
となりえるが、特に板状結晶のものが化粧料に配合した
ときに、使用感に優れるために好ましい。
このようにして得たアシル化アミノ酸多価金属塩の顔
料(I)は、そのまま化粧料に配合しても良いし、また
他の顔料を疎水化するための処理粉末として用いても良
い。
本発明化粧料に用いるアシル化アミノ酸多価金属塩
(I)の顔料の粒径は得に限定されないが、平均粒径
(セイシン企業:SKレーザーで測定)で0.1〜50μmの範
囲が好ましい。0.1μmより細かいと平滑性が損なわ
れ、50μmより大きいとざらつきを感じる。アシル化ア
ミノ酸多価金属塩(I)は本発明化粧料中0.1〜99重量
%(以下単に「%」で示す)程度配合されることが好ま
しい。0.1%未満では上記した効果が充分発揮されな
い。
本発明の化粧料には上記のアシル化アミノ酸多価金属
塩(I)の顔料に加えて、通常化粧料に用いられる化粧
料粉体及び任意成分として各種油剤、界面活性剤、湿潤
剤、水、アルコール、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
化粧料用粉体としては、本発明の効果を損なわない限
り公知の何れのものも使用することができ、例えば、タ
ルク、カオリン、雲母、セリサイト、合成雲母等の無機
体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、群青、酸化クロム、
酸化鉄等の無機着色料;有機タール系色素、レーキ等の
有機着色料;雲母チタン、酸化鉄コーティッド雲母等の
複合化粧料;ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)、シリカビーズ等の球状粉体;及びこれら
化粧料用粉体の表面をシリコン、高級脂肪酸、高級アル
コール、エステル、ワックス等の公知のコーティング財
で処理したコーティング処理粉体等が挙げられる。これ
らは、1種又は2種以上混合して用いてもよい。これら
の化粧料用粉体の中でも、メイクアップ化粧料、ボディ
ー化粧料等の化粧料として用いる場合は、特にタルク、
カオリン、セリサイト、雲母、酸化チタン、酸化鉄、雲
母チタン、酸化鉄コーティッド雲母等の無機粉体が好ま
しい。
任意成分の油剤としては、流動パラフィン、ワセリ
ン、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、スク
ワラン、セレシンワックス、みつろう、カルナウバろ
う、キャンデリラろう、硬化ひまし油、オリーブ油、ラ
ノリン、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、高級ア
ルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エス
テル油、シリコン等が;界面活性剤としてはセッケン、
アルキル硫酸塩、モノアルキルリン酸塩等のアニオン界
面活性剤、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステルグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
硬化ひまし油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸
エステル等の非イオン界面活性剤が;湿潤剤としては、
ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、イ
ソプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
乳酸、乳酸ナトリウムポリエチレングリコール等が;防
腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、
安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシ
エタノール等が;酸化防止剤としては、トコフェロー
ル、セザモール、セザモリン、レシチン等が;紫外線吸
収剤としては、2,4−ジヒドロキシベゾフェノン、2,2′
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
本発明の化粧料の形態は特に制限はなく、上記の成分
等を任意に組み合せて常法により調製し、粉体系、油性
系、乳化系、可溶化系、水分散系等の化粧料とすること
ができる。具体的には、パウダーファンデーション、ア
イシャドー、乳化ファンデーション、口紅、化粧下地、
ネイルエナメル、アイライナー、ボディーパウダー、ベ
ビーパウダー、頬紅等の化粧料とすることができる。
〔発明の効果〕
本発明のアシル化アミノ酸の多価金属塩からなる顔料
は化粧料に配合したとき極めてすべりが良く、ざらつき
感がなく、透明性、撥水性等を有し、かつ付着力が強
く、更に皮膚上で伸ばしていくうちに、しっとりとし、
塗った感じが厚ぼったくなく、水をよく弾くという特性
を有する極めて優れた効果を発揮する。
また、滑りを良くする効果等を利用して、プラスチッ
ク成型加工用潤滑剤、塗料の体質顔料、紙・記録材料の
塗工用潤滑剤、金属の塑性加工用潤滑剤等に粉体として
用いることもできる。
〔実施例〕
以下に製造例、実施例及び試験例をあげて本発明を更
に詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではなく、すべてのメイク化粧料に応用できる
ものである。
製造例1 撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた1の4つ口フ
ラスコに、N−ラウロイル−β−アラニン50g、水酸化
ナトリウム7.4g、イオン交換水423gを入れ、撹拌しなが
ら60℃に加熱した。溶液を60℃に保ちながら滴下ロート
より64.7gの20%塩化カルシウム水溶液を2時間かけて
滴下した。滴下と同時にN−ラウロイル−β−アラニン
Ca塩の結晶が析出してきた。滴下終了後、さらに60℃で
1時間撹拌を行ない、塩交換を完結させた。撹拌終了
後、室温まで放冷した後、濾過、洗浄を行なった。得ら
れた結晶を室温にて乾燥を行い、目的物であるN−ラウ
ロイル−β−アラニンCa塩の白色結晶を52.7g得た。収
率98.5% このようにして得られたN−ラウロイル−β−アラニ
ンCa塩は、走査型電子顕微鏡写真により形状を調べると
図1に示すように板状結晶であった。
分析値 実測値 計算値 ・元素分析 Ca(%) 6.4 6.9 N(%) 4.15 4.8 ・IR(cm-1)CON 1640,1545 ・粒 径 平均粒径 11.3μm *平均粒径はセイシン企業(株)製SKLASER MICRON SIZ
ERを用いて測定した(以下同じ)。
粒度分布: 粒径(μm) 固定粒径体積累積分布(%) 1.0 0.6 1.5 1.3 2.0 3.1 3.0 6.8 4.0 12.0 6.0 21.7 8.0 34.1 12.0 53.1 16.0 68.7 24.0 89.1 32.0 100.0 48.0 100.0 64.0 100.0 96.0 100.0 128.0 100.0 192.0 100.0 製造例2 撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた1の4つ口フ
ラスコに、N−ラウロイル−β−アラニン50g、水酸化
ナトリウム7.4g、イオン交換水410gを入れ均一溶液と
し、この溶液を撹拌しながら60℃に加熱し、それに滴下
ロートより69gの20%塩化亜鉛水溶液を2時間かけて滴
下した。滴下と同時にN−ラウロイル−β−アラニンZn
塩の結晶が析出してきた。滴下終了後、さらに60℃で1
時間撹拌を行ない、塩交換を完結させた。撹拌終了後、
室温まで放冷した後、濾過、洗浄を行なった。得られた
結晶を室温にて乾燥を行ない、目的物であるN−ラウロ
イル−β−アラニンZn塩の白色結晶を54.8g得た。収率9
8.3% このものは平均粒径13.9μmの板状結晶であった。
粒度分布: 粒径(μm) 固定粒径体積累積分布(%) 1.0 0.6 1.5 1.3 2.0 2.8 3.0 5.9 4.0 10.0 6.0 17.5 8.0 27.4 12.0 42.9 16.0 57.5 24.0 79.4 32.0 93.0 48.0 99.3 64.0 99.3 96.0 99.9 128.0 100.0 192.0 100.0 製造例3 製造原料としてN−ラウロイルアミノヘキサン酸20
g、水酸化ナトリウム2.6g、イオン交換水180g、71gの10
%塩化カルシウム水溶液を用いて、製造例1、2と同様
の操作により、目的物であるN−ラウロイルアミノヘキ
サン酸Ca塩の白色結晶を21.2g得た。収率99.6% このものは平均粒径6.7μmの板状結晶であった。
粒度分布: 粒径(μm) 固定粒径体積累積分布(%) 1.0 3.6 1.5 6.9 2.0 12.4 3.0 20.9 4.0 29.7 6.0 44.2 8.0 60.1 12.0 78.5 16.0 87.6 24.0 97.2 32.0 100.0 48.0 100.0 64.0 100.0 96.0 100.0 128.0 100.0 192.0 100.0 試験例1 製造例1〜3で製造したN−アシル化アミノ酸の多価
金属塩粒子と体質顔料であるマイカ及びセリサイトの、
相対摩擦係数を測定した。相対摩擦係数は新東化学の表
面性試験器ヘイドン14型を用いて、サンプルをトレーシ
ングペーパーに一定量塗布したものの摩擦係数を測定
し、トレーシングペーパーそのものの摩擦係数との比を
相対摩擦係数とした。
その結果を表.1に示す。
この結果より、本発明品の摩擦係数は小さく、化粧料
に配合した場合、延展性が良好であることが判る。
実施例1 パウダーファンデーション <処方> (%) 製造例1のN−ラウロイル−β−アラニンCa塩 20 タルク 残量 セリサイト 10 酸化チタン 1 ベンガラ 1.5 黒酸化鉄 0.2 黄酸化鉄 2 微粉末ワックス(プレスエイド) 10 香 料 0.1 合 計 100 [製法] 粉体成分を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサー
に移し、油剤と香料を加えて均一になるように混合し
た。これを金皿にプレス成型して製品を得た。このよう
にして得たファンデーションは、のび等の感触に優れ、
撥水性もあり、肌へのなじみも優れたものであった。
実施例2 ルースタイプフェイスパウダー <処方> (%) 製造例2のN−ラウロイル−β−アラニンZn塩 50 タルク 残量 酸化チタン 0.5 ベンガラ 0.1 流動パラフィン 1 香 料 0.1 合計 100 [製法] 粉体成分を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサー
に移し、油剤と香料を加えて均一になるように混合した
後、ふるいを通し、製品とした。
このようにして得たルースタイプフェイスパウダー
は、のびが良く、また従来のルースタイプフェイスパウ
ダーにみられた粉っぽさもなく、優れたものであった。
実施例3 油性ファンデーション <処方> (%) 製造例3のN−ラウロイルアミノヘキサン酸Ca塩 20 タルク 残量 カオリン 5 酸化チタン 5 ベンガラ 1 黒酸化鉄 0.1 黄酸化鉄 0.6 スクワラン 25 パルミチン酸イソプロピル 15 セレシン 7 香 料 0.1 合 計 100 [製法] 粉体成分を混合粉砕して、これを別に加温して溶解し
た油相成分に撹拌しながら添加し、均一になるように混
合した。これを金皿に充填、冷却し製品を得た。このよ
うにして得た油性タイプフェイスパウダーは、のび等の
感触に優れ、撥水性もあり、肌へのなじみにも優れたも
のであった。
実施例4 クリーム状ファンデーション <処方> (%) 製造例2のN−ラウロイル−β−アラニンZn塩 5 製造例3のN−ラウロイルアミノヘキサン酸Ca塩 10 酸化チタン 5 ベンガラ 1 黒酸化鉄 0.1 黄酸化鉄 0.6 水 残量 防腐剤 0.1 トリエタノールアミン 1.2 ソルビット 3 ステアリン酸 5 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 セトステアリルアルコール 1 モノラウリン酸プロピレングリコール 3 スクワラン 25 オリーブ油 8 香 料 0.1 合 計 100 [製法] 粉体成分〜を混合粉砕した、別に水相成分〜
を混合した溶液を調整し、粉砕した顔料を加えて分散さ
せた後、75℃に加熱した。油性成分〜を80℃に加熱
溶解したものを、先に調整した水相に撹拌しながら加
え、乳化した。これを撹拌しながら冷却して50℃で香料
を加え、撹拌しながら冷却した。
実施例5 フィニッシングパウダー <処方> (%) マイカ 残量 製造例1のN−ラウロイル−β−アラニンCa塩 50 タルク 20 酸化チタン 0.5 ベンガラ 0.1 黄酸化鉄 0.1 黒酸化鉄 0.01 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに
移し、さらに成分〜を80℃で混合溶解したものを加
えて均一に混合する。この混合物に成分を加え混合し
た後再び粉砕し、ふるいを通す。これを金皿に圧縮成型
する。
実施例6 クリーム状ファンデーション <処方> (%) ステアリン酸 5.5 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 セトステアリルアルコール 1 モノラウリン酸プロピレングリコール 3 スクワラン 7 オリーブ油 8 水 残量 防腐剤 適量 トリエタノールアミン 1.2 ソルビット 3 酸化チタン 10 タルク 5 着色顔料 適量 製造例2のN−ラウロイル−β−アラニンZn塩 8 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を混合粉砕する。別に水相成分〜を混
合した溶液を調製し、粉砕した顔料を加えて分散した
後、75℃に加熱する。油相成分〜を80℃に加熱溶解
したものを、先に調製した水相に撹拌しながら加え乳化
する。これを撹拌しながら冷却して50℃で香料を加え
撹拌しながら冷却し、製品を得る。
実施例7 O/W型クリーム <処方> (%) ミツロウ 5.5 セタノール 4.5 水添ラノリン 7 スクワラン 33 脂肪酸グリセリン 3.5 親油型モノステアリイン酸グリセリン 2 ポリオキシエチレンソルビタン モノラウリル酸エステル(20E.O.) 2 製造例3のN−ラウロイルアミノヘキサン酸Ca塩 8 香 料 微量 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量 プロピレングリコール 5 水 適量 合 計 100 [製法] 成分、、及びの水相部を撹拌混合し、80℃に
保つ。他の成分を混合し、加熱溶解して80℃とする。こ
の油相部に前述の水相部を加えて予備乳化し、ホモミキ
サーで均一に乳化した後30℃まで冷却して製品を得る。
実施例8 固型おしろい <処方> (%) マイカ 残量 製造例1のN−ラウロイル−β−アラニンCa塩 50 タルク 20 酸化チタン 0.5 ベンガラ 0.1 黄酸化鉄 0.1 黒酸化鉄 0.01 流動パラフィン 8 ミツロウ 2 防腐剤 適量 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を混合粉砕する。これを高速ブレンダーに
移し、さらにこれに成分〜を80℃で混合溶解したも
のを加えて均一に混合する。この混合物に成分を加え
混合した後、再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧
縮成型する。
実施例9 頬紅 <処方> (%) マイカ 残量 製造例2のN−ラウロイル−β−アラニンZn塩 50 タルク 20 酸化チタン 4 ステアリン酸亜鉛 5 コメデンプン 5 色 材 3 流動パラフィン 3 防腐剤 適量 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を混合し、展色する。次に、混合機の中で
成分〜を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通
した後プレス機を使って金皿の中に圧縮し固める。
実施例10 アイシャドー <処方> (%) マイカ 残量 製造例3のN−ラウロイルアミノヘキサン酸Ca塩 50 タルク 5 雲母チタン 5 ステアリン酸亜鉛 5 ラウリン酸亜鉛 3 着色顔料 10 流動パラフィン 7.5 防腐剤 適量 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を混合し、展色する。次に、混合機の中で
成分〜を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通
した後プレス機を使って金皿の中に圧縮し固める。
実施例11 口紅 <処方> (%) 酸化チタン 1 赤色201号 1 赤色202号 2 黄色4号アルミニウムレーキ 1 赤色223号 0.1 製造例1のN−ラウロイル−β−アラニンCa塩 5 ヒマシ油 残量 オクチルドデカノール 15 ラノリン 5 液状ラノリン 5 ミツロウ 5 オゾケライト 4 キャンデリラロウ 7 カルナウバロウ 1 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量 香 料 微量 合 計 100 [製法] 成分〜を加熱融解し均一に混合する。これに〜
を加え、ロールミルで練り均一に分散させた後、再融
解して〜を加え、脱泡してから型に流し込み急冷し
て固める。固まったものを型から取り出し、容器に装填
する。次にスティックの外観を整えてから炎の中を通
し。表面を均一にする。
実施例12 アイライナー <処方> (%) カルナウバロウ 5 ミツロウ 1 マイクロクリスタリンワックス 10 白色ワセリン 1 軽質流動イソパラフィン 残量 有機ベントナイト 0.5 製造例3のN−ラウロイルアミノヘキサン酸Ca塩 10 酸化チタン 3 カーボンブラック 2 防腐剤 適量 合 計 100 [製法] の一部にを加え、コロイドミルを通して分散、ゲ
ル化させる。一方〜及びを混合し、加熱して溶解
し、〜を加えた後冷却してロールミルで練り、再び
加熱してとかした中に、ベントナイトゲルと残部のを
加え、撹拌しながら冷却する。
【図面の簡単な説明】
図1は、製造例1で得られたN−ラウロイル−β−アラ
ニンCa塩の結晶構造を示す走査型電子顕微鏡写真であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−87237(JP,A) 特開 昭61−73775(JP,A) 特開 昭58−72512(JP,A) 特開 昭61−7207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/02 CA,REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) 〔式中、Rは炭素数7〜21の直鎖または分岐鎖のアルキ
    ル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基を示し、X
    は2、3、5、10、11のうちいずれかの数を示し、Mは
    多価金属原子を示し、mはMの原子価を示し、nは1〜
    4の整数を示す〕 で表されるアシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の顔料を含有することを特徴
    とする化粧料。
JP10823390A 1990-04-11 1990-04-24 アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料 Expired - Fee Related JP2887499B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10823390A JP2887499B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料
US07/683,153 US5167709A (en) 1990-04-11 1991-04-10 Pigment consisting of polyvalent metal salt of acylated amino acid or amidosulfonic acid and cosmetic composition containing the same
DE69103808T DE69103808T2 (de) 1990-04-11 1991-04-11 Pigment aus polyvalentem Metallsalz von Amidosulfonsäure sowie kosmetische Zusammensetzungen davon.
EP91105803A EP0455018B1 (en) 1990-04-11 1991-04-11 Pigment consisting of polyvalent metal salt of amidosulfonic acid and cosmetic composition containing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10823390A JP2887499B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH045216A JPH045216A (ja) 1992-01-09
JP2887499B2 true JP2887499B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=14479441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10823390A Expired - Fee Related JP2887499B2 (ja) 1990-04-11 1990-04-24 アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2887499B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH045216A (ja) 1992-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100594548B1 (ko) 화장품 조성물
JPS5872512A (ja) メ−クアツプ化粧料
JP2572665B2 (ja) 被覆顔料及びこれを含有する化粧料
JP4214611B2 (ja) 無機顔料組成物
US5167709A (en) Pigment consisting of polyvalent metal salt of acylated amino acid or amidosulfonic acid and cosmetic composition containing the same
JP2544200B2 (ja) 化粧料
JPH02300109A (ja) メイクアップ用皮膚化粧料組成物
JP2887499B2 (ja) アシル化アミノ酸多価金属塩からなる顔料及びこれを含有する化粧料
JP3660484B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2649448B2 (ja) 撥水性粉体及び該粉体を含有する化粧料
JP3688859B2 (ja) 皮膚化粧料
JPH06102606B2 (ja) アミドスルホン酸多価金属塩から成る顔料及びこれを含有する化粧料
JPH10194912A (ja) 皮膚化粧料
JPH045215A (ja) 化粧料
JP3432933B2 (ja) 被覆粉体及びこれを含有する化粧料
JP3621459B2 (ja) 化粧料
JP3366674B2 (ja) フッ素処理硫酸バリウム粉体を含有する化粧料
JP3308177B2 (ja) 粉体化粧料
JPH06104609B2 (ja) 化粧料
JP2004315378A (ja) 皮膚親和性及び吸油性の撥水・耐油性粉体及びこれを含有する化粧料
JP3167423B2 (ja) 撥水・撥油性化粧用粉体及び該粉体を含有する化粧料
JPH0755890B2 (ja) 化粧料
JPH11152210A (ja) 化粧料
JP2024069747A (ja) 化粧料用粉体、及びその製造方法、並びに化粧料
JPH0446242B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees