JP2885631B2 - オペレーティングシステム管理装置およびオペレーティングシステム管理方法 - Google Patents

オペレーティングシステム管理装置およびオペレーティングシステム管理方法

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JP2885631B2 JP6009649A JP964994A JP2885631B2 JP 2885631 B2 JP2885631 B2 JP 2885631B2 JP 6009649 A JP6009649 A JP 6009649A JP 964994 A JP964994 A JP 964994A JP 2885631 B2 JP2885631 B2 JP 2885631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオペレーティングシステ
ム(OS)管理装置に関し、特に機器組込用などの階層
構造を成す複数のOS管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機器組込用のOSは、様々な規模の機器
に適用されるため、これら組込対象機器の規模に応じた
多様なレベルの機能仕様が要求されるとともに、複数の
異なる機能に対応することもしばしば要求される。一
方、この種の機器ではメモリの容量が限られているの
で、OS対応プログラム格納用のメモリ領域の所要量は
できるだけ少なく抑える必要がある。
【0003】従来、複数の異なる機能対応のOSは、相
互に独立した複数の異なるOSとして設定されており、
それら複数例えば2つの機能を必要とする場合には、上
記2つの機能の各々に対応の2つのOSを準備するか、
あるいは、上記2つの機能を包含する仕様のOSを準備
する必要があった。
【0004】この種のOSの一例として、日本電気株式
会社が1990年6月に発行したRX116リアルタイ
ム・オペーレーティングシステム・ユーザズマニュアル
第3版(文献1)記載のリアルタイムOSは、システム
タイマを保有し、優先度によるタスクスケジューリング
機能を持ち、管理対象の優先度が0〜31の32レベル
であるOS仕様Aと、OS仕様Aの下位にありOS仕様
A上で管理対象の優先度が0〜255の256レベルで
あり例外発生時およびタスク異常終了時の処理プログラ
ムの定義が可能なOS仕様Bとの階層構造の2つのOS
を実装している。
【0005】文献1記載の従来のOS管理装置をブロッ
クで示す図6を参照すると、この従来のOS管理装置
は、管理対象のタスク1と、上述のOS仕様A5および
OS仕様B6と、OS仕様A5およびOS仕様B6の各
々のシステムの管理テーブル71,72を格納したメモ
リ7とを備える。
【0006】OS仕様A5およびOS仕様B6はそれぞ
れ管理テーブル情報を参照するための管理テーブル参照
手段51,52を備える。
【0007】管理テーブル71,72の内容をそれぞれ
示す図7(A),(B)を参照すると、管理テーブル7
1はOS仕様Aにおけるシステムタイム領域711と、
OS仕様Aの現在実行中のタスクのIDを示す現走行タ
スク領域712と、OS仕様Aにおける32レベル分の
タスク優先度検索マップ431と、これら32レベル分
のタスクレディキュー432とを含み、管理テーブル7
2はOS仕様Bにおけるシステムタイム領域721と、
OS仕様Bの現走行タスク領域722と、OS仕様Bの
実行時における256レベル分のタスク優先度検索マッ
プ441と、これら256レベル分のタスクレディキュ
ー442と、例外処理および終了処理対応の例外・終了
ハンドラ登録領域443とを含む。
【0008】次に、図6,図7を参照して、従来のオペ
レーティングシステム管理装置の動作について説明す
る。まず、OS仕様Aで動作する場合には、管理テーブ
ル参照手段51により管理テーブル71を操作する。シ
ステムタイム711はOSにタイマ割込が入力される毎
に次のようにカウントアップされる。タイマユニット
(図示省略)から、OSに対してタイマ割込が入力され
ると、このタイマ割込に対応した割込ハンドラすなわち
クロックハンドラ(図示省略)が起動される。上記クロ
ックハンドラは、システムタイム711の値をカウント
アップする。現走行中タスク712はこの割込処理対応
の実行中のタスクのIDを表示する。
【0009】次に、OS仕様Bで動作する場合には、管
理テーブル参照手段52により管理テーブル72を操作
する。上述のOS仕様Aの場合と同様にシステムタイム
領域721はOSにタイマ割込が入力される毎にカウン
トアップされる。現走行中タスク領域722はこの割込
処理対応の実行中のタスクのIDを表示する。
【0010】このように、2つの処理OS仕様A,Bに
対応のOSに対応して、動作に必要な管理テーブルも各
々個別に実装されており、これら個別の管理テーブルの
操作用の処理モジュールすわわち管理テーブル参照手段
も個々のOS毎に実装されていた。
【0011】このため、システムタイムや現走行中タス
クのような複数のOS間において共通であるべき情報も
全く別物として扱われ、したがって、管理テーブル内の
同種の情報やそれらに対する処理モジュールがOS毎に
設定されるという効率の悪い構成となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオペレ
ーティングシステム管理装置は、複数の機能を実現する
ためには複数のOSを必要とし、これら複数のOS毎に
対応のOS管理テーブルとそれらOS管理テーブルの操
作用の処理手段とを個別に備えていたので、OS対応プ
ログラム格納用のメモリ領域の所要量が増大するという
欠点があった。また、それら複数のOSの保有および管
理するための手間や費用も大きくなるという欠点があっ
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオペレーティン
グシステム管理装置は、1のオペレーティングシステ
仕様とこの第1のオペレーティングシステム仕様に含
まれる第2のオペレーティングシステム仕様とを有する
複合構造のオペレーティングシステムを管理するための
情報をテーブル状に生成した管理テーブル情報を格納す
る記憶手段を備えるオペレーティングシステム管理装置
において、前記記憶手段が前記第1および第2のオペ
レーティングシステム仕様の各々に共通の第1の管理テ
ーブル情報を格納する第1のテーブル領域と、前記第1
および第2のオペレーティングシステム仕様の各々に固
有の第2および第3の管理テーブル情報をそれぞれ格納
する第2および第3のテーブル領域と、前記第2および
第3のテーブル領域への前記第2および第3の管理テー
ブル情報の格納アドレスを保持するアドレス格納手段と
を備え、前記第1のオペレーティングシステム仕様
予め設定した前記第1または第2のオペレーティングシ
ステム仕様のいずれか一方の動作に応答して前記第1の
テーブル領域の前記第1の管理テーブル情報を参照する
第1のテーブル情報参照手段と、前記第2のテーブル領
域の前記第2の管理テーブル情報を参照する第2のテー
ブル情報参照手段とを備え、前記第2のオペレーティン
グシステム仕様前記第3のテーブル領域の前記第3
の管理テーブル情報を参照する第3のテーブル情報参照
手段を備えて構成されている。
【0014】本発明のオペレーティングシステム管理方
法は、第1のオペレーティングシステム仕様とこの第1
のオペレーティングシステム仕様に含まれる第2のオペ
レーティングシステム仕様とを有する複合構造のオペレ
ーティングシステムを管理するための前記第1および第
2のオペレーティングシステム仕様の各々に共通の第1
の管理テーブル情報を格納する第1のテーブル領域と、
前記第1および第2のオペレーティングシステム仕様の
各々に固有の第2および第3の管理テーブル情報をそれ
ぞれ格納する第2および第3のテーブル領域と、前記第
2および第3のテーブル領域への前記第2および第3の
管理テーブル情報の格納アドレスを保持するアドレス格
納手段とを有する記憶手段を備え、前記第1のオペレー
ティングシステム仕様が、予め設定した前記第1または
第2のオペレーティングシステム仕様のいずれか一方の
動作に応答して前記第1のテーブル領域の前記第1の管
理テーブル情報を参照する第1のテーブル情報参照手段
と、前記第2のテーブル領域の前記第2の管理テーブル
情報を参照する第2のテーブル情報参照手段とを有し、
前記第2のオペレーティングシステム仕様が、前記第3
のテーブル領域の前記第3の管理テーブル情報を参照す
る第3のテーブル情報参照手段を有するオペレーティン
グシステム管理装置のオペレーティングシステム管理方
法において、前記第1および第2のオペレーティングシ
ステム仕様のいずれか一方の動作に対応して前記アドレ
ス格納手段の指示アドレスを前記第2および第3の管理
テーブルのいずれか一方に設定するステップと、前記第
1のテーブル情報参照手段が、前記アドレス格納手段と
前記第1のテーブル領域とを参照し前記第1および第2
のオペレーティングシステム仕様の共通の処理を実行す
るステップと、前記第2のテーブル情報参照手段が、前
記第2のテーブル領域を参照し前記第1のオペレーティ
ングシステム仕様の固有の処理を実行するステップと、
前記第3のテーブル情報参照手段が、前記第3のテーブ
ル領域を参照し前記第2のオペレーティングシステム仕
の固有の処理を実行するステップとを含むことを特徴
とするものである。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本実施例のオペレーティングシステム管理
装置は、従来と同様の、階層構造のOS仕様A,Bの2
つのOSから成るシステムを想定する。
【0016】本発明の実施例をブロックで示す図1を参
照すると、この図に示す本実施例のオペレーティングシ
ステム管理装置は、従来と同様のタスク1と、OS仕様
B3を含むOS仕様A2と、OS仕様A2およびOS仕
様B3の各々のシステムに共通の情報を保有する管理テ
ーブル41と、管理テーブル43,44に対するポイン
タが格納されているポインタ領域42と、OS仕様A2
およびOS仕様B3の各々のシステム固有の情報をそれ
ぞれ保有する管理テーブル43,44とを格納したメモ
リ4とを備える。
【0017】OS仕様A2は管理テーブル41の共通管
理テーブル情報を参照するための共通情報参照手段21
と、OS仕様A2固有の管理テーブル情報を参照するた
めの管理テーブル参照手段22とを備え、OS仕様B3
はOS仕様B3固有の管理テーブル情報を参照するため
の管理テーブル参照手段31を備える。
【0018】メモリ4の内容を示す図2を参照すると、
管理テーブル41はOS仕様A2,OS仕様B3に共通
のシステムタイム領域411と、OS仕様A2,OS仕
様B3の現在実行中のタスクのIDを示す現走行タスク
領域412と、上述のポインタ領域42とを含み、管理
テーブル43は従来の管理テーブル71と同様の32レ
ベル分のタスク優先度検索マップ431と、タスクレデ
ィキュー432とを含み、管理テーブル44は従来の管
理テーブル72と同様の256レベル分のタスク優先度
検索マップ441と、タスクレディキュー442と、例
外・終了ハンドラ登録領域443とを含む。
【0019】次に、図1、図2および本実施例の処理の
フローチャートである図3を参照して本実施例の動作に
ついて説明する。まず、OS仕様A2で動作させる場合
(ステップS1)には、共通情報参照手段21を用いて
処理が行われ、ポインタ領域42のポインタの指示を管
理テーブル43とする(ステップS2)。システムタイ
ム領域411はOSにタイマ割込が入力される毎に次の
ようにカウントアップされる(ステップS3)。タイマ
ユニット(図示省略)からOSに対してタイマ割込が入
力されると、このタイマ割込に対応した割込ハンドラす
なわちクロックハンドラ(図示省略)が起動される。上
記クロックハンドラはシステムタイム領域411の値を
カウントアップする。現走行中タスク領域412はこの
割込処理対応の実行中のタスクのIDを表示する。ここ
までの処理はOS仕様A2,OS仕様B3に共通の処理
である。
【0020】次に、管理テーブル参照手段22を用いて
OS仕様A2固有の処理を行う。一例として、現走行中
タスクが待ち状態に遷移し、タスクディスパッチを生起
する場合の処理について説明する。このタスクディスパ
ッチが必要な状況になると、OS仕様A2はまず現走行
中タスク領域412,ポインタ領域42をそれぞれ参照
する(ステップS4)ことにより、現走行中タスク領域
412に記録されている現走行タスクをタスクレディキ
ュー432から削除する(ステップS5)。次に、タス
ク優先度検索マップ431を参照し、次にどの優先度の
タスクを走行状態としてディスパッチするかの検索を行
う(ステップS6)。最後に、得られた優先度に対応す
るタスクレディキュー432の先頭タスクを走行状態に
変更する(ステップS7)。
【0021】次に、OS仕様A2上でOS仕様B3を動
作させる場合(ステップS8)には、まず、共通情報参
照手段21を用いて処理が行われ、ポインタ領域42の
ポインタの指示を管理テーブル44とするよう変更する
(ステップS9)。次に、上述のOS仕様A2の場合と
同様にシステムタイム領域411はOSにタイマ割込が
入力される毎にカウントアップされる(ステップS1
0)。現走行中タスク領域412はこの割込処理対応の
実行中のタスクのIDを表示する。
【0022】まず、OS仕様A2と同様に、現走行中タ
スクが待ち状態に遷移し、タスクディスパッチを生起す
る場合の処理について説明する。このタスクディスパッ
チが必要な状況になると、OS仕様B3はまず現走行中
タスク領域412,ポインタ領域42をそれぞれ参照す
る(ステップS11)ことにより、現走行中タスク領域
412に記録されている現走行タスクをタスクレディキ
ュー442から削除する(ステップS12)。次に、タ
スク優先度検索マップ441を参照し、次にどの優先度
のタスクを走行状態としてディスパッチするかの検索を
行う(ステップS13)。最後に、得られた優先度に対
応するタスクレディキュー442の先頭タスクを走行状
態に変更する(ステップS14)。
【0023】次に、OS仕様B3固有の機能である例外
処理ハンドラを定義する処理について説明すると、プロ
グラムの実行中の一時的中断の生起要因となるイベント
や予期せぬデータ入力などのCPU例外が発生した場
合、OS仕様B3は、まず、ポインタ領域42を参照
し、このポインタ領域42が指示する管理テーブル44
の例外・終了ハンドラ登録領域443を参照して、対応
アドレスに配置されているCPU例外ハンドラ処理を実
行する。
【0024】以上述べたように、OS仕様A2上でOS
仕様B3対応の処理を実行する場合には、共通情報対応
の管理テーブルの情報はそのまま利用し、ポインタ領域
のポインタの指示をOS仕様B3固有情報の管理テーブ
ルとするように変更することにより、OS仕様B3固有
情報管理テーブルの内容として上記共通情報以外の固有
情報のみを有することにより実現できる。
【0025】次に、本発明のオペレーティングシステム
管理装置の第2の実施例をブロックで示す図4を参照す
ると、この図に示す本実施例の前述の第1の実施例に対
する相違点は、メモリ4の代りに、第1の実施例と同様
のOS仕様A2,OS仕様B3共通情報対応の管理テー
ブル41と、管理テーブル43に代ってポインタ領域8
1を含むOS仕様A固有情報対応の管理テーブル43A
と、管理テーブル44に代ってそれぞれOS仕様B3固
有情報対応のポインタ領域82を含む管理テーブル44
Bおよび管理テーブル83とを含むメモリ8を備えるこ
とである。
【0026】メモリ8の内容を示す図5を参照すると、
管理テーブル43Aは第1の実施例と同様のOS仕様A
2における32レベル分のタスク優先度検索マップ43
1と、これら32レベル分のタスクレディキュー432
とに加えてOS仕様A2固有情報に対応するポインタを
格納するポインタ領域81をさらに含み、管理テーブル
44は第1の実施例と同様のタスク優先度検索マップ
441と、タスクレディキュー442とに加えて、管理
テーブル83に保持されているOS仕様B3固有情報対
応のポインタ領域82を含む。管理テーブル83は、第
1の実施例と同様のCPUおよびシステムコールにそれ
ぞれ対応する例外・終了ハンドラ登録領域443を含
む。
【0027】本実施例は、第1の実施例と同様のタスク
優先度の検索マップおよびタスクレディキューのサイズ
がOS仕様B3の方が大きい階層構造のOS仕様A2,
OS仕様B3の2つのOSから成るシステムを想定して
いる。
【0028】第1の実施例と同様に、現走行中タスクが
待ち状態に遷移し、タスクディスパッチを生起する場合
の処理について説明する。OS仕様A2の実行の場合の
動作は前述の第1の実施例と同様であるので省略する。
【0029】次に、OS仕様A2上でOS仕様B3を動
作させる場合も、ポインタ領域42の指示がポインタ領
域82に、ポインタ領域82の指示が管理テーブル83
にそれぞれなるほかは、第1の実施例と同様であるので
省略する。
【0030】OS仕様B3実行中にCPU例外が発生し
た場合、OS仕様B3は、まず、ポインタ領域42を参
照し、このポインタ領域42が指示するポインタ領域8
2のOS仕様B固有情報対応の例外ハンドラ登録領域8
31のアドレスを参照し、そのアドレスに配置されてい
るCPU例外ハンドラを実行する。
【0031】ここで、OS仕様A2の実行中にCPU例
外が発生しても、ポインタ領域42が指示するポインタ
領域81にはOS仕様A2対応の固有情報として0のみ
が格納されているため、このOS仕様A2のOSは上記
CPU例外をスキップして動作を進めることにより、O
S仕様A2で処理不要の管理テーブル83対応の処理を
分離することができる。
【0032】本実施例は、OS仕様Bにおける使用頻度
の高いタスクとCPU例外処理のような使用頻度の低い
タスクとを分離することによりOS仕様B対応の管理テ
ーブルを分割でき、さらに管理テーブル領域対応のメモ
リ容量を低減できるので、従来技術よりも、OS動作用
のメモリ容量の削減が可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオペレー
ティングシステム管理装置は、第1,第2のOS仕様
共通の管理テーブル情報を格納する共通テーブル領域
と、上記第1,第2のOS仕様の各々に固有の管理テー
ブル情報をそれぞれ格納する第1,第2の固有テーブル
領域と、上記第1,第2の固有管理テーブル情報の格納
アドレスを保持するアドレス格納手段とを備え、上記
のOS仕様が共通テーブル情報参照手段と、第1のテ
ーブル情報参照手段とを備え、上記第2のOS仕様
のテーブル情報参照手段を備えることにより、共通管
理テーブル情報と、この共通管理テーブル情報以外の個
々の管理テーブル情報とを分割して格納できるので、個
々のOS対応の所要メモリ領域を削減できるという効果
がある。
【0034】また、それら個々のOSの保有および管理
するための手間や費用も節減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオペレーティングシステム管理装置の
第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のメモリの内容を示す図である。
【図3】本実施例の処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明のオペレーティングシステム管理装置の
第2の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4のメモリの内容を示す図である。
【図6】従来のオペレーティングシステム管理装置の一
例を示すブロック図である。
【図7】図6のメモリの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 タスク 2,5 OS仕様A 3,6 OS仕様B 4,7,8 メモリ 21 共通情報参照手段 22,31,51,61 管理テーブル参照手段 41,43,44,83,43A,44A 管理テー
ブル 42,81,82 ポインタ領域 411,711,721 システムタイム領域 412,712,722 現走行タスク領域 431,441 タスク優先度検索マップ 432,442 タスクレディキュー 443 例外・終了ハンドラ登録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−13634(JP,A) 特開 昭56−90361(JP,A) 特開 昭64−7142(JP,A) 特開 昭62−137642(JP,A) 特開 平4−217048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/46,9/06,12/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のオペレーティングシステム仕様と
    この第1のオペレーティングシステム仕様に含まれる第
    2のオペレーティングシステム仕様とを有する複合構造
    のオペレーティングシステムを管理するための情報をテ
    ーブル状に生成した管理テーブル情報を格納する記憶手
    段を備えるオペレーティングシステム管理装置におい
    て、 前記記憶手段が、前記第1および第2のオペレーティン
    グシステム仕様の各々に共通の第1の管理テーブル情報
    を格納する第1のテーブル領域と、前記第1および第2
    のオペレーティングシステム仕様の各々に固有の第2お
    よび第3の管理テーブル情報をそれぞれ格納する第2お
    よび第3のテーブル領域と、前記第2および第3のテー
    ブル領域への前記第2および第3の管理テーブル情報の
    格納アドレスを保持するアドレス格納手段とを備え、 前記第1のオペレーティングシステム仕様が、予め設定
    した前記第1または第2のオペレーティングシステム仕
    様のいずれか一方の動作に応答して前記第1のテーブル
    領域の前記第1の管理テーブル情報を参照する第1のテ
    ーブル情報参照手段と、前記第2のテーブル領域の前記
    第2の管理テーブル情報を参照する第2のテーブル情報
    参照手段とを備え、 前記第2のオペレーティングシステム仕様が、前記第3
    のテーブル領域の前記第3の管理テーブル情報を参照す
    る第3のテーブル情報参照手段を備えることを特徴とす
    るオペレーティングシステム管理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段が、前記第2のオペレーテ
    ィングシステム仕様に固有の第4の管理テーブル情報を
    格納する第4の管理テーブル領域をさらに備え、 前記第2および第3の管理テーブル領域の少なくとも一
    方が、前記第4の管理テーブル領域への前記第4の管理
    テーブル情報の格納アドレスを保持するアドレス格納手
    段をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1記載のオ
    ペレーティングシステム管理装置。
  3. 【請求項3】 第1のオペレーティングシステム仕様と
    この第1のオペレーティングシステム仕様に含まれる第
    2のオペレーティングシステム仕様とを有する複合構造
    のオペレーティングシステムを管理するための前記第1
    および第2のオペレーティングシステム仕様の各々に共
    通の第1の管理テーブル情報を格納する第1のテーブル
    領域と、前記第1および第2のオペレーティングシステ
    ム仕様の各々に固有の第2および第3の管理テーブル情
    報をそれぞれ格納する第2および第3のテーブル領域
    と、前記第2および第3のテーブル領域への前記第2お
    よび第3の管理テーブル情報の格納アドレスを保持する
    アドレス格納手段とを有する記憶手段を備え、前記第1
    のオペレーティングシステム仕様が、予め設定した前記
    第1または第2のオペレーティングシステム仕様のいず
    れか一方の動作に応答して前記第1のテーブル領域の前
    記第1の管理テーブル情報を参照する第1のテーブル情
    報参照手段と、前記第2のテーブル領域の前記第2の管
    理テーブル情報を参照する第2のテーブル情報参照手段
    とを有し、前記第2のオペレーティングシステム仕様
    が、前記第3のテーブル領域の前記第3の管理テーブル
    情報を参照する第3のテーブル情報参照手段を有するオ
    ペレーティングシステム管理装置のオペレーティングシ
    ステム管理方法において、 前記第1および第2のオペレーティングシステム仕様の
    いずれか一方の動作に対応して前記アドレス格納手段の
    指示アドレスを前記第2および第3の管理テーブルのい
    ずれか一方に設定するステップと、 前記第1のテーブル情報参照手段が、前記アドレス格納
    手段と前記第1のテーブル領域とを参照し前記第1およ
    び第2のオペレーティングシステム仕様の共通の処理を
    実行するステップと、 前記第2のテーブル情報参照手段が、前記第2のテーブ
    ル領域を参照し前記第1のオペレーティングシステム仕
    様の固有の処理を実行するステップと、 前記第3のテーブル情報参照手段が、前記第3のテーブ
    ル領域を参照し前記第2のオペレーティングシステム仕
    の固有の処理を実行するステップとを含むことを特徴
    とするオペレーティングシステム管理方法。
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